JP4749150B2 - ラックの中間棚取付け機構 - Google Patents

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Description

本発明は、組立式ラックの支柱に中間棚部材を取付ける棚取付け機構に関する。
複数の矩形状の棚部材の各コーナー部を4本の支柱の該棚部材取付部位に取り付けた組立式のラックにおける中間棚取付け機構であって、上記支柱に着脱自在に取り付けられる上側縮径の円錐面を有する一対の半割筒体からなる円筒状の係止部材を介して、矩形状の棚部材の各コーナー部を取付けるようにした棚取付け機構は、例えば、特許文献1に示すように、従来公知である。
該公知の棚取付け機構は、棚部材のコーナー部が上記係止部材に密接して外嵌可能な上側縮径の円錐面形状の内周面を有する貫通孔を備えているため、棚部材のコーナー部の貫通孔を支柱に取付けた係止部材に上方から外嵌させるだけで棚部材を上記係止部材に嵌合係止させることができ、また、棚部材を上方に持ち上げるだけで棚部材と上記係止部材との嵌合係止を解除することができるから、組立式のラックの支柱に棚部材を簡単に取付け・取外すことができる。
しかし、特許文献1に示されている公知の棚取付け機構は、支柱に取付けた係止部材に棚部材のコーナー部の貫通孔を上方から外嵌させるため、組立後において、既存する棚部材の間に新たに中間棚を設けたい場合や、既存する棚部材の中間に位置する中間棚を取外したい場合には、中間棚の取付位置よりも上方に位置する既存の棚部材の全てをラックの支柱から取外した後でなければ、新たに中間棚を取付けたり、既存する中間棚を取外すことができないという問題があった。
一方、中間棚を直接着脱できるようにした技術として、特許文献2に示す組立式ラックの棚板位置決め装置が従来公知である。
しかし、該特許文献2に示されている棚板位置決め装置は、網板を支持する環座本体と環座副材で組成され、該環座本体が水平ロッド部の末端に開口状套設環が連接されてなり、該開口状套設環の開口が支柱の外径より大きく、該支柱に取付けた位置決めシートの外径より小さく、該環座副材が連接棒の末端に封口部が形成されて該封口部に円弧形凸片が設けられ、該環座副材の連接棒が環座本体の水平ロッド部に枢着されて水平に回動可能とされ、回動中に該環座副材の封口部が環座本体の開口状套設環と接触して結合されて一つの套設環を形成可能で、該封口部の円弧形凸片が開口状套設環に向けて突出すると共に、該環座副材の連接点と套設環の円の中心とを結ぶ線を超過し、該開口状套設環と該封口部が形成する套設環が支柱に組付けられた位置決めシート外を被覆する時、該円弧形凸片が位置決めシートの別側外壁を係止して封口部を張開不能として、該開口状套設環に結合状態を維持させて、位置決めシートを緊迫して位置決めされるようにしているから、装置が大型で構成が複雑であり、また、環座副材の封口部の円弧形凸片が環座副材の連接点と套設環の円の中心とを結ぶ線を超過する際に円弧形凸片を弾性変形させているから、係合部が丈夫なものではない。
更に、特許文献2に示されている組立式ラックでは、網板が片持ちであり、矩形状の網板の各コーナー部(4箇所)の支柱に上記棚板位置決め装置を取付ける場合に簡単に適用することができず、つまり、網板に上記棚板位置決め装置を取付けた状態のままでは、ラックの4本の支柱に上記棚板位置決め装置を取付けることができない。
実公平7−53545号公報 登録実用新案第3058373号公報
本発明の技術的課題は、支柱に取付けた係止部材に保持させる中間棚部材のコーナー部品を、既存の棚部材をラックの支柱から取外さなくても上記係止部材に簡単に取付け・取外すことができる構造にすると共に、小型で丈夫で構造が簡単なものにしたラックの中間棚取付け機構を提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、矩形状の中間棚部材をラックの4本の支柱で囲まれた空間内に取り付けやすくすると共に、中間棚部材を工具等を用いることなしに上記支柱に取付けた係止部材に簡単に取付け・取外すことができるラックの中間棚取付け機構を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の矩形状の棚部材の各コーナー部を4本の支柱の該棚部材取付部位に取り付けたラックにおける中間棚取付け機構であって、上記支柱に着脱自在に取り付けられる上側縮径の円錐面を有する一対の半割筒体からなる円筒状の係止部材と、該係止部材の円錐面に対して嵌着孔を外嵌させることにより該円錐面で支持される中間棚部材のコーナー部品と、該コーナー部品が四隅に配設される上記中間棚部材とを備え、上記コーナー部品は、上記支柱を挟んで接合される少なくとも2分割された第1及び第2のコーナー部品を備え、上記第1のコーナー部品は、中間棚部材におけるコーナー部と連結されて4本の支柱に対してそれぞれ中間棚部材側に位置するように形成され、上記第2のコーナー部品は支柱の外側を覆うように配置されて、上記第1のコーナー部品との間に、上記係止部材の円錐面に外嵌して支持される断面半円状の円錐溝が形成されており、上記第1及び第2のコーナー部品の接合面に、上記係止部材に支持させた第2のコーナー部品に対し、第1のコーナー部品を上方から支柱の軸線方向にスライドさせることにより相互に嵌合係止する嵌合係止部を設け、該嵌合係止部での両コーナー部品の接合によりその接合面間に上記係止部材に対する嵌着孔を形成するように構成され、
上記中間棚部材は、4本の支柱と棚部材が組み付けられた状態で、それらの支柱間に挿入可能な大きさに形成され、上記嵌合係止部が、上記第1及び第2のコーナー部品の接合面の一方に設けられた支柱の軸線方向に沿って延びる係合溝と、上記接合面の他方に設けられた上記係合溝に嵌合係止する係合突条とで構成され、上記係合溝または係合突条の一端に、それらの嵌合状態において当接することにより中間棚部材の荷重を受ける当接壁を設け、上記係合突条が、外向き及び内向きに突き出た係止部を有し、上記係合溝がこれら係止部と相互に嵌合係止し合う形状に形成されていることにより、上記第1及び第2のコーナー部品が抜け止め可能に構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の他の好ましい実施形態においては、上記第2のコーナー部品の断面半円状の円錐溝の径方向開口部が、該第2のコーナー部品の接合面まで延びる一対の開口側壁を有し、該円錐溝内の空間と該一対の開口側壁の間の空間により、第1のコーナー部品との間に上記支柱に取付けた係止部材の嵌着孔が形成されたものとして構成される。
また、本発明の望ましい実施形態においては、第1のコーナー部品の接合面における上記嵌着孔の両側に設けた一対の係合突条の間に、4本の支柱間に傾斜状態で嵌入した中間棚部材を水平に向ける際に上記係合突条と支柱との干渉を避ける逃げ部が設けられる。
本発明に係る中間棚取付け機構の他の好ましい実施形態においては、上記第1のコーナー部品が、略板状をなし、その一方の面に上記第2のコーナー部品の係合溝に係合する係合突条を有し、その他方の面に上記中間棚部材のコーナー部に連結するためのねじ穴を有し、上記第1及び第2のコーナー部品が、互いに係合した状態で、上記第1のコーナー部品を底部側とした略直角2等辺三角形をしているものとして構成される。
この場合、上記第1のコーナー部品と第2のコーナー部品との間の嵌合係止部の軸線方向の上端側を隠蔽するプレートを備えることが望まれる。
本発明に係る中間棚取付け機構において、中間棚部材に第1のコーナー部材を固定的に取り付けておかない場合には、上記第1のコーナー部品に、上記棚部材のコーナー部を載置するための扇形の段部を備えるものとして構成できる。
上記構成を有する本発明の上記棚取付け機構においては、上記中間棚部材をラックの4本の支柱で囲まれた空間内に挿入しやすく、上記中間棚部材の各コーナー部に取付けられた上記第1のコーナー部品の接合面を上記4本の支柱に近接させることが可能になる。そのため、既存の棚部材をラックの支柱から取外さなくても、上記支柱上に保持させた係止部材に上記第1及び第2のコーナー部品を取付けたり取外すことができ、それによって中間棚部材を取付け・取外すことができ、しかも、そのためのコーナー部品を小型で構造が簡単、丈夫なものにすることができる。
また、上記棚取付け機構は、上記第1及び第2のコーナー部品の嵌合係止部が、それらを軸線方向に相対移動させるだけで着脱自在に係合するから、第1及び第2のコーナー部品の係合に工具等を用いることなしに、上記支柱に取付けた係止部材に簡単に取付け・取外しすることができる。
上述した本発明の中間棚取付け機構によれば、支柱に取付けた係止部材に保持させる中間棚部材のコーナー部品を、既存の棚部材をラックの支柱から取外さなくても上記係止部材に簡単に取付け・取外すことができる構造にすると共に、小型で丈夫で構造が簡単なものにすることができる。
また、矩形状の中間棚部材がラックの4本の支柱で囲まれた空間内に取り付けやすくなると共に、中間棚部材を工具等を用いることなしに上記支柱に取付けた係止部材に簡単に取付け・取外すことができる。
以下に、本発明の棚取付け機構を、図に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る第1及び第2実施例の棚取付け機構1,2を用いて第1及び第2の中間棚部材3,4をラック100の4本の支柱101に取り付けた状態を示している。
なお、図1に示すラック100の最上段の棚部材102及び最下段の棚部材103における棚取付け機構104は、従来から知られている棚取付け機構であり、本発明に係る上記第1及び第2実施例の棚取付け機構ではない。
図2は、本発明に係る第1実施例の棚取付け機構1の分解斜視図であり、図3は、該棚取付け機構1における第1のコーナー部品11及び第2のコーナー部品12を係合させた状態の平面図である。
上記第1実施例の棚取付け機構1では、図2に示すように、ラックの支柱101に取付けた上側縮径の円錐面を有する円筒状の係止部材110に、支柱101を挟んで接合される少なくとも2分割されたコーナー部品11,12を介して、中間棚部材3を取付けている。上記係止部材110は、ラック100の支柱101に着脱自在に外嵌する縦割りに2分割された一対の半割筒体111,111で構成され、該一対の半割筒体111,111は、同一形状で、その外周面が上側縮径の円錐面111aであり、その内周面に、上記支柱101の外周面に軸線方向に沿って等間隔で複数設けた環状係合溝106に係合する係合突条112を有し、縦割りに分割された軸線方向に延びる一方及び他方の側端面113に互いに着脱自在に係合する係合凹部114及び係合突部115を設けている。
上記係止部材110は、互いに着脱自在に係合可能な一対の半割筒体111,111で構成されているため、上記支柱101に着脱自在に取付けることができる。また、上記係合凹部114及び係合突部115は、互いに係合した状態で指の爪が入る程度の軸線方向の隙間116が残るように形成されており、該隙間116は上記支柱101に取付けた係合状態の一対の半割筒体111,111を軸と直交する方向に分離する際に役に立つ。
上記2分割されたコーナー部品11,12は、図2に示すように、上記中間棚部材3のコーナー部31が取付けられる第1のコーナー部品11と、該第1のコーナー部品11の上記中間棚部材3が取付けられる側と反対側の接合面22に支柱101を挟んで着脱自在に係合される第2のコーナー部品12とで構成されている。
上記第1及び第2のコーナー部品11,12は、図3に示すように、互いに係合した状態では、平面視で上記第1のコーナー部品11を底部側とした略直角2等辺三角形状をなし、上記第2のコーナー部品12は、上記第1のコーナー部品と分離した状態でも平面視で略直角2等辺三角形状をなしている。
上記中間棚部材3は、四隅にコーナー部31(図1及び図2参照)を有する矩形状をなしており、該コーナー部31は矩形の角から直角2等辺三角形の角を切欠いた状態に形成され、該中間棚部材3のコーナー部31に上記第2のコーナー部品12と係合した第1コーナー部品11を取付けると、上記切欠いた直角2等辺三角形の角が補填される。
図2に示すように、該中間棚部材3の各辺32及びコーナー部31は下方に一定幅で折り曲げられてフランジを構成している。また、上記中間棚部材3は、その各コーナー部31に取付けた上記第1のコーナー部品11の外側面(接合面22)をラックの4本の支柱101に近接できる大きさを有している。即ち、上記第1のコーナー部品11は、中間棚部材3におけるコーナー部31と連結されて、支柱間への組付時には、4本の支柱101に対してそれぞれ中間棚部材側においてほぼ接する位置にあるように形成されている。
上記第1のコーナー部品11は、図2に示すように略板状をなし、その一方の面(接合面22)に上記第2のコーナー部品12の係合溝41,41に係合する一対の係合突条23,23を有し、他方の面に上記中間棚部材3のコーナー部31が嵌入し接合する両側にテーパー面21aを備えた矩形状の凹部21を有し、該凹部21の底面21bに上記中間棚部材3のコーナー部31を取付けるためのボルト15,15が螺入される一対のねじ穴24,24を設けている。上記一対のねじ穴24,24は、図2、図6に示すように、上記係合突条23の背面側から該係合突条23の内部に達する深さを有している。
上記中間棚部材3は、そのコーナー部31の外面を上記第1のコーナー部品11の凹部21に接合させると共に該コーナー部31の内面に金属製の当板14を当て、該第1のコーナー部品11と当板14で中間棚部材3のコーナー部31をサンドイッチ状に挟んだ状態で、該当板14及びコーナー部31に設けた貫通孔14a及び31aを通るボルト15を第1のコーナー部品11の凹部21のねじ穴24に螺入することにより、上記第1のコーナー部品11に固着される。上記当板14は金属製である必要はなく、合成樹脂製等で形成することができる。
上記第2のコーナー部品12は、図2及び図3に示すように、上記支柱101の外側を覆うように配置され、上記支柱101に取付けた係止部材110に外嵌して支持される断面半円状で上側縮径(図4参照)の円錐溝42aと、上記支柱106の直径よりも大きく上記係止部材110の最大直径よりも小さい開口幅を備えた該円錐溝42aの径方向開口部42bとが形成され、これらにより、上記第1のコーナー部品11との間に、係止部材110に外嵌する嵌着孔42が形成されている。上記円錐溝42aの径方向開口部42bは、該第2のコーナー部品12の接合面45まで延びる一対の開口側壁42cの間の空間に形成されたものである。
上記第1及び第2のコーナー部品11,12は、図2及び図3に示すように、該第1及び第2のコーナー部品11,12の接合面22,45に、上記係止部材110に支持させた第2のコーナー部品12に対し、第1のコーナー部品11を上方から支柱101の軸線方向にスライドさせることにより、弾性変形を伴うことなく、互いに着脱自在に嵌合係止する嵌合係止部40が設けられている。これらの嵌合係止部40は、上記第2のコーナー部品12の接合面45に設けられた、上記支柱101の軸線方向に沿って延びる係合溝41と、上記第1のコーナー部品11の接合面22に設けられた上記係合溝41に嵌合係止する係合突条23とで構成され、上記係合溝41は、軸線方向の上端側が係合突条23の挿入のために開放され、軸線方向の下端側が上記第1のコーナー部品11及びこれに取付けられた上記中間棚部材3の荷重を上記係合突条23を介して支持できるように当接壁46で閉じられている。
そして、上記嵌合係止部40での両コーナー部品11,12の接合により、それらの接合面間に上記係止部材110に対する嵌着孔42が形成されるように構成している。
なお、上記係合溝41と係合突条23は、上記第1及び第2のコーナー部品の接合面のいずれに設けても差し支えないが、上記当接壁46は、上記係合溝41または係合突条23の一端に、それらの嵌合状態において中間棚部材3の荷重を受ける状態で設ける必要がある。
上記係合突条23は、図6に示すように、外向きに突き出た係止部25aを有し軸線方向に延びる第1の係合突条25と、内向きに突き出た係止部26aを有し軸線方向に延びる第2の係合突条26とを有し、該第1及び第2の係合突条25,26は、上記係合溝41に挿入し易くするために、図5に示すように、その軸線方向の下端側(係合溝に挿入される側)にテーパー部25a,25b,25c,26aをそれぞれ設けている。
上記係合突条23には、その軸線方向の上端に後述するプレート13を係止するためのピン穴27が設けられると共に、第1のコーナー部品11の上面に対し該プレート13の厚さ分だけ低くした段差が設けられている。
上記プレート13は、上記第1のコーナー部品11の係合突条23と上記第2のコーナー部品12の係合溝41との間の嵌合係止部40の軸線方向の上端側を隠蔽するためのものであり、図2に示すように、上記支柱101に取付けられた係止部材110に外嵌可能な半円形の開口13aと、上記ピン穴27に挿入される一対の係合ピン13bとを有している。
そして、上記第2のコーナー部品12にも、図2に示すように、上記プレート13で覆われる上端側に該プレートの厚さ分だけ低くした段差が設けられている。
なお、上記第1及び第2のコーナー部品11,12及び上記プレート13は、射出成形により製作された硬質の合成樹脂で構成されており、外力がかかっても弾性変形することはない。
上記中間棚部材3は、4本の支柱101に前記棚部材102,103が組み付けられた状態で、それらの支柱101間に挿入可能な大きさに形成されるが、該中間棚部材を予め組み付けられている棚部材102,103と同程度の大きさにする場合には、4本の支柱101間に中間棚部材3を嵌入する際に傾斜状態で嵌入し、そのうえで水平にする必要がある。しかしながら、中間棚部材3の四隅の第1のコーナー部材11は、それらがそれぞれ支柱101にほぼ当接する状態にする必要があり、その場合に、該第1のコーナー部材11に支柱101が嵌合するような半円筒状の凹溝を設けておくと、該凹溝の口縁が支柱と干渉して中間棚部材3を水平に向けることができなくなる。
そのため、第1のコーナー部品11の接合面22における上記嵌着孔42の両側に設けた一対の係合突条23の間には、図7に示すように、4本の支柱101間に傾斜状態で嵌入した中間棚部材3を水平に向ける際に上記係合突条23と支柱101との干渉を避けるための逃げ部44を設けている。前記係合突条23におけるテーパー部25c,26a(図5)も上記逃げ部44と同様に機能するものである。これらの逃げ部44の存在により、中間棚部材3は支柱101間に傾斜した状態で嵌入して水平に向きを変えることが可能になり、棚部材102,103を支柱に組み付けた状態でも、それらと同等の大きさの中間棚部材3を支柱間に取り付けることができる。
上記構成を有する棚取付け機構1においては、上記中間棚部材3をラックの4本の支柱101で囲まれた空間内に挿入しやすく、上記中間棚部材3の各コーナー部31に取付けられた上記第1のコーナー部品11の接合面22を上記4本の支柱101に近接させることが可能になる。そのため、既存の棚部材102,103をラックの支柱101から取外さなくても、上記支柱上に保持させた係止部材110に上記第1及び第2のコーナー部品11,12を取付けたり取外すことができ、それによって中間棚部材3を取付け・取外すことができ、しかも、そのためのコーナー部品を小型で構造が簡単、丈夫なものにすることができる。
また、上記棚取付け機構1は、上記第1及び第2のコーナー部品11,12の嵌合係止部40が、それらを軸線方向に相対移動させるだけで着脱自在に係合するから、第1及び第2のコーナー部品の係合に工具等を用いることなしに、上記支柱101に取付けた係止部材110に簡単に取付け・取外しすることができる。
なお、上記棚取付け機構1は、二つのラック相互間においても、両ラックの各2本の支柱101を利用してそれらの間に中間棚部材3を支持させることができ、この場合にも二つのラックにおける棚部材102,103を取り付けたままで中間棚部材3を装着することができる。
図8及び図9は、本発明に係る第2実施例の棚取付け機構2を示している。
この棚取付け機構2は、支柱101に取付けた上側縮径の円錐面を有する円筒状の係止部材110に着脱自在に取付けられる2分割された第1及び第2のコーナー部品51,52を有している。この2分割されたコーナー部品51,52は、中間棚部材4のコーナー部49が取付けられる第1のコーナー部品51と、該第1のコーナー部品51の外側の接合面61に着脱自在に係合される第2のコーナー部品52とで構成され、上記第2のコーナー部品52に上記支柱101に取付けた係止部材110に外嵌する断面半円状の円錐溝54が形成されると共に、上記第1のコーナー部品51にも上記係止部材110に外嵌する同様の円錐溝53がそれぞれ設けられ、これらによって嵌着孔55が形成され、該第1及び第2のコーナー部品51,52の接合面61,62に、上記係止部材110に支持させた第2のコーナー部品52に対し、第1のコーナー部品51を上方から支柱101の軸線方向にスライドさせることにより、互いに着脱自在に嵌合係止する係合溝63と係合突条64がそれぞれ設けられている。また、上記円錐溝53及び54は、上記支柱101に取付けた係止部材110の外周面に密接可能で、上記支柱の直径よりも大きく上記係止部材の最大直径よりも小さい開口幅を備えた上記半内周面の径方向開口部を有している。
上記中間棚部材4は、その各コーナー部49に第1のコーナー部品51を固定的に取り付ける場合には、外注間棚部材4に取り付けられ上記第1のコーナー部品51を上記4本の支柱101に近接できる大きさに形成する必要があるが、この場合は第1実施例と同様に構成すればよい。
また、図示しているように、上記第1のコーナー部品51に、上記中間棚部材4のコーナー部49を載置するため扇形の段部51aと、上記コーナー部49の両側辺から垂下するフランジ49a,49aが挿入される一対の係合溝51b,51bとを設け、中間棚部材4と第1のコーナー部品51を着脱自在にしている場合には、中間棚部材4の装脱を容易に行うことができる。
上記係合溝63は、上記第1のコーナー部品51の接合面61に設けた上記円錐溝55の軸線方向に沿って延び、その下端側が係合突条64との挿入用に開放され、上端側が荷重支持可能に当接壁65で閉じられたものであり、上記係合突条64は、上記第2のコーナー部品52の接合面62に設けた上記円錐溝54の軸線方向に沿って延びるもので、その上端部には上記第1のコーナー部品51の当接壁65の厚さ分だけ低い段差が設けられている。
また、上記支柱101及び係止部材110は、図2で説明した支柱101及び係止部材110と同じ構成である。
上記棚取付け機構2は、上述した構成を有するため、既存する棚部材102(図1参照)をラックの支柱101から取外さなくても、上記第1及び第2のコーナー部品51,52を上記支柱101に取付けた係止部材110に取付けたり取外すことができ、また、上記コーナー部品51,52を小型で構造が簡単で係合箇所が壊れにくい丈夫なものにすることができる。
なお、上記第2実施例のその他の構成及び作用は第1実施例の場合と実質的に相違するところがない。
以上において、本発明の棚取付け機構の実施の形態について詳述したが、本発明は、ここで説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々の変更ができるものである。
本発明に係る棚取付け機構(第1及び第2実施例)を用いて中間棚部材をラックの支柱に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施例における棚取付け機構の分解斜視図である。 本発明の第1実施例における第1及び第2のコーナー部品の係合状態を示す平面図である。 図3のA−A断面図である。 本発明の第1実施例における第1のコーナー部品の正面図である。 図5のB−B断面図である。 本発明の第1実施例における第1のコーナー部品を支柱に対して傾けて装着する態様を説明するための説明図である。 本発明の第2実施例における棚取付け機構の分解斜視図である。 本発明の第2実施例における第1のコーナー部品を別の角度から見た斜視図である。
符号の説明
1,2 棚取付け機構
3,4 中間棚部材
11,51 第1のコーナー部品
12,52 第2のコーナー部品
13 プレート
22,45,61,62 接合面
23,64 係合突条
24 ねじ穴
31 コーナー部
40 嵌合係止部
41,63 係合溝
42,55 嵌着孔
42a 円錐溝
42b 径方向開口部
42c 開口側壁
44 逃げ部
46 当接壁
51a 段部
100 ラック
101 支柱
102,103 棚部材
110 係止部材
111 半割筒体
111a 円錐面

Claims (6)

  1. 複数の矩形状の棚部材の各コーナー部を4本の支柱の該棚部材取付部位に取り付けたラックにおける中間棚取付け機構であって、
    上記支柱に着脱自在に取り付けられる上側縮径の円錐面を有する一対の半割筒体からなる円筒状の係止部材と、該係止部材の円錐面に対して嵌着孔を外嵌させることにより該円錐面で支持される中間棚部材のコーナー部品と、該コーナー部品が四隅に配設される上記中間棚部材とを備え、
    上記コーナー部品は、上記支柱を挟んで接合される少なくとも2分割された第1及び第2のコーナー部品を備え、
    上記第1のコーナー部品は、中間棚部材におけるコーナー部と連結されて4本の支柱に対してそれぞれ中間棚部材側に位置するように形成され、上記第2のコーナー部品は支柱の外側を覆うように配置されて、上記第1のコーナー部品との間に、上記係止部材の円錐面に外嵌して支持される断面半円状の円錐溝が形成されており、
    上記第1及び第2のコーナー部品の接合面に、上記係止部材に支持させた第2のコーナー部品に対し、第1のコーナー部品を上方から支柱の軸線方向にスライドさせることにより相互に嵌合係止する嵌合係止部を設け、該嵌合係止部での両コーナー部品の接合によりその接合面間に上記係止部材に対する嵌着孔を形成するように構成され、
    上記中間棚部材は、4本の支柱と棚部材が組み付けられた状態で、それらの支柱間に挿入可能な大きさに形成され
    上記嵌合係止部が、上記第1及び第2のコーナー部品の接合面の一方に設けられた支柱の軸線方向に沿って延びる係合溝と、上記接合面の他方に設けられた上記係合溝に嵌合係止する係合突条とで構成され、上記係合溝または係合突条の一端に、それらの嵌合状態において当接することにより中間棚部材の荷重を受ける当接壁を設け、
    上記係合突条が、外向き及び内向きに突き出た係止部を有し、上記係合溝がこれら係止部と相互に嵌合係止し合う形状に形成されていることにより、上記第1及び第2のコーナー部品が抜け止め可能に構成されている、
    ことを特徴とするラックの中間棚取付け機構。
  2. 上記第2のコーナー部品の断面半円状の円錐溝の径方向開口部が、該第2のコーナー部品の接合面まで延びる一対の開口側壁を有し、該円錐溝内の空間と該一対の開口側壁の間の空間により、第1のコーナー部品との間に上記支柱に取付けた係止部材の嵌着孔が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のラックの中間棚取付け機構。
  3. 第1のコーナー部品の接合面における上記嵌着孔の両側に設けた一対の係合突条の間に、4本の支柱間に傾斜状態で嵌入した中間棚部材を水平に向ける際に上記係合突条と支柱との干渉を避ける逃げ部を設けた、
    ことを特徴とする請求項またはに記載のラックの中間棚取付け機構。
  4. 上記第1のコーナー部品が、略板状をなし、その一方の面に上記第2のコーナー部品の係合溝に係合する係合突条を有し、その他方の面に上記中間棚部材のコーナー部に連結するためのねじ穴を有し、
    上記第1及び第2のコーナー部品が、互いに係合した状態で、上記第1のコーナー部品を底部側とした略直角2等辺三角形をしている、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラックの中間棚取付け機構。
  5. 上記第1のコーナー部品と第2のコーナー部品との間の嵌合係止部の軸線方向の上端側を隠蔽するプレートを備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラックの中間棚取付け機構。
  6. 上記第1のコーナー部品に、上記棚部材のコーナー部を載置するための扇形の段部を備えている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のラックの中間棚取付け機構。
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