JP2005160431A - ペット用サークル、該サークルを備えたケージ及び両者の組み立て方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 組み立て、取り外しが容易で、且つ、剛性の高い組み立て式のペット用サークル、該サークルを備えたケージ及びこれらの組み立て方法。
【解決手段】 方形のトレーと、該トレーの４隅に配置された４本の支柱と、支柱間に装着されたワイヤーパネルと、支柱の上端部に固定される天面枠とを備え、トレーに設けられた複数個の固定具によりワイヤーパネルをトレー側に引っ張ることにより、前記支柱とワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に支柱の下端部をトレーに固定し、また前記トレーには、トレー枠内側にフラット面、四隅を除く不連続なワイヤーパネルを保持する突条を有し、また前記支柱の下端部には、トレー枠のコーナー上面に当接する第１支持面と、トレー枠の内側のフラット面に当接する第２支持面とが形成されており、これらの距離がトレー枠のコーナー上面とフラット面の距離と略同一であることを特徴とする。
【選択図】 図１

Description

本発明は、組み立て、取り外しが容易な、且つ、剛性に富む組み立て式のペット用サークル並びに該サークルを備えたペット用ケージ（以下、ペット用サークル等という）、及びこれらの組み立て方法に関するものである。
より詳細には、方形のトレーの四隅に支柱を配置した、いわゆる軸組み構造のペット用サークル等に関するものである。一般に、軸組み構造は、剛性構造の支柱にパネルを着脱可能に取付けたものであるが、本発明のペット用サークル等は、支柱側面にワイヤーパネルを抜き差し可能に装着した剛性構造のペット用サークル等の構造である。

ペット用サークル等の従来構造としては、パネル構造のものと軸組み構造のものがある。パネル構造のものは、側枠と網体（ワイヤパネル）とを一体的に形成した側面体をその側端で４枚連結して周囲壁を形成し、この周囲壁の下辺をトレーの溝に嵌合するものである（例えば、特許文献１参照）。
一方、軸組み構造のものは、トレーに固定され支柱に網体（ワイヤーパネル）を着脱可能に取付けて周囲壁を形成するものである（特許文献２）。
特許３１９３５６９号公報 実用新案公報平４−４４０６６号公報

支柱で網体を支持するもの（軸組み構造のもの）は、網体（ワイヤーパネル）が強度部材として機能しておらず、取り外しても支柱により外形形状を維持できるという特徴があり、網体を自由に取り替えることができ、各種変更が可能である。また、パネル構造のものに比べて重厚であり、見栄えがよいという外観的特徴を有している。しかしながら、軸組み構造で剛性の高いものを造ろうとすれば、支柱とトレー及び支柱相互の連結を堅牢なものとせざるを得ず、逆に組み立てや取り外しに手間を要するという問題が発生する。
一方、連結構造を簡単なものにして、組み立て取り外しが容易になるようにすると、軸組み構造、強いてはサークルやケージが脆弱なものになると問題がある。
上記のごとく、組み立て、取り外しが容易で、且つ、剛性の高い組み立て式ペット用サークル等が強く望まれている。

本願発明は、上記に鑑み、組み立て、取り外しが容易で、且つ、剛性が高いペット用サークル等を得ることを第１の目的としており、更にこのようなペット用サークル等の組み立て方法を提供するものである。

請求項１記載のペット用サークルは、方形のトレーと、該トレーの４隅に配置された４本の支柱と、各支柱の側面に抜き差し可能に装着されたワイヤーパネルと、各支柱の上端部に着脱可能に固定される天面枠とを備えたペット用サークルにおいて、前記支柱の下端部が前記トレーに設けられた複数個の固定具によってワイヤーパネルをトレー側に引っ張ることにより、前記支柱とワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に前記支柱の下端部をトレーに固定することを特徴とするものである。
各支柱の側面にワイヤーパネルを抜き差し可能に装着する構造としては、支柱側面に設けた取付孔にワイヤーパネルの側端面に形成したワイヤー突起を差し込む構造や、支柱側面に突設したダボにワイヤーパネルの側端面に形成したダボ孔を外挿する構造がある。

請求項２記載の発明は、請求項１記載のペット用サークルにおいて、前記トレーは、外周のトレー枠の内側に該トレー枠に沿ったフラット面を有しており、フラット面の反トレー枠側において四隅を除く不連続な突条（リブ）が設けられており、この突条（リブ）とトレー枠との間に支柱間に装着されたワイヤーパネルの下辺を着脱可能に保持する溝が形成されていることを特徴としている。
請求項３記載の発明は、請求項１又は２のペット用サークルにおいて、前記支柱の下端部には、トレー枠のコーナー上面に当接する第１支持面と、トレー枠の内側のフラット面に当接する第２支持面とが形成されており、第１支持面と第２支持面との距離がトレー枠内側部のコーナー上面とトレーのフラット面の距離と略同一であることを特徴としている。
請求項４記載のペット用ケージは、請求項１〜３のいずれか１項記載のペット用サークルを用い、前記天面枠に更に着脱可能なワイヤー天面を設けたことを特徴としたものである。

請求項５記載のペット用サークルの組み立て方法は、方形のトレーと、該トレーの４隅に配置された４本の支柱と、各支柱の側面に抜き差し可能に装着されるワイヤーパネルと、各支柱の上端部に着脱可能に連結される天面枠とを備えたペット用サークルにおける組み立て方法において、予め第１及び第２の支柱の対抗側面に設けられた第１の取付位置に第１のワイヤーパネルの両端に差し込んで第１の側面体を形成し、この第１の側面体の支柱下端部を対応するトレーの一側に遊嵌し、第２及び第３のワイヤーパネルの各々の一方側縁を第１の取付位置に対して９０度で隣接する第２の取付位置に差し込み、第３及び第４の支柱の対抗側面に設けられた第１の取付位置に第４のワイヤーパネルの両端を差し込んで第４の側面体（第１の側面体と反対側の側面体）を形成し、この第４の側面体の支柱の下端部を対応するトレーの他側に遊嵌すると共に、第２のワイヤーパネル及び第３のワイヤーパネルの他方側縁を第３及び第４の支柱側面の第１の取付位置に対して９０度で隣接する第２の取付位置に差し込んで第２の側面体（前面側面体）と第３の側面体（背面側面体）を形成し、前記第１〜４の側面体の中の対面する２個のワイヤーパネルを、前記トレー枠に設けられた複数の固定具（バックル）によってワイヤーパネルをトレー側に引っ張ることにより支柱とワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に支柱の下端部をトレーに固定することを特徴としたものである。

請求項６記載のペット用ケージの組み立て方法は、請求項５の方法によりペット用サークルを組み立てた後、更に天面枠に着脱可能なワイヤー天面を取付けることを特徴としたものである。

請求項１のペット用サークルは、前記支柱の下端部が前記トレーに設けられた複数個の固定具（バックル）によってワイヤーパネルをトレー側に引っ張ることにより、前記支柱とワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に前記支柱の下端部をトレーに固定しており、支柱とトレーとの結合に複雑な連結構造を必要とせず、組み立て、取り外しが容易で、剛性の高いペット用サークルを得ることができる。

請求項２のペット用サークルは、請求項１の効果に加えて、前記トレーは、外周のトレー枠の内側にトレー枠に沿ったフラット面を有しており、フラット面の反トレー枠側において四隅を除き不連続な突条（リブ）が設けられており、この突条（リブ）とトレー枠との間に支柱間に装架されたワイヤーパネルの下辺を着脱可能に保持する溝が形成されているので、ペット等によるワイヤーパネルの面直角方向の衝撃に対しワイヤーパネルの離脱を防止することができ、サークルの剛性を高めることができる。

請求項３のペット用サークルは、前記支柱の下端部に、トレー枠４隅のコーナーに当接する第１支持面と、トレー枠の内側のフラット面に当接する第２支持面とが形成されており、第１支持面と第２支持面との距離がトレー枠のコーナー上面とトレーのフラット面との距離と略同一であるから、支柱の下端部をトレー枠の内側に密接させることができ、見栄えがよく、内容積を最大限に広く取ることができ、支柱下端部の外側移動を強く規制することができより堅牢なペット用サークルを得ることができる。

請求項４のペット用ケージは、請求項１〜３のいずれか１項記載のペット用サークルの天面枠に、更に着脱可能なワイヤー天面を設けたものであるから、上記サークルの効果のほかに、ペットの上方への飛び出しを防止することができるペット用ケージを得ることができる。

請求項５のペット用サークルの組み立て方法は、支柱の下端部をトレーに遊動可能に取付け、その遊動動作を利用して支柱側面にワイヤーパネルを差し込んで組み立て、組み立て後は、支柱とワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に前記支柱の下端部をトレーに固定するものであるから、サークルの組み立て作業を迅速にすることができる。
また、取り外し時には各構成部品に細かく分解することができる。
請求項６のペット用ケージの組み立て方法は、ペット用サークルを組み立てた後、更に天面枠に着脱可能なワイヤー天面を取付けるものであるから、ペット用ケージの組み立て作業を迅速にすることができる。

本発明は、組み立て式のペット用サーク及びペット用ケージに採用することができ、ペット用サークルの天面枠にワイヤー天面を着脱自在に取付けることにより、ペット用ケージとすることができる。以下、ワイヤー天面を有する組み立て式ペット用ケージを例にとり、実施例１につき説明する。

図１は、本発明の実施例１におけるペット用ケージの１例を示す斜視図である。図２は、図１のＡ断面を示す図であり、図３は、本実施例１に使用されるトレーを示す図であり、図３（ａ）は、斜視図、図３（ｂ）は、該図３のＢ−Ｂ´部断面図である。
図４は、本実施例１に使用される支柱を示す図であり、図４（ａ）は、正面図であり、長手の一部分を省略して記載されている。図４（ｂ）は、支柱の底部を表す底面図、図４（ｃ）は、支柱の頂部を表す平面図である。図５は、左右側面の第１および第４のワイヤーパネルを示す図、図６は前面の第２のワイヤーパネルを示す図、図７は背面の第３のワイヤーパネルを示す図である。

各図において、総体的に示す１はペット用ケージ、２は、平面視で長方形の合成樹脂製トレー、２１は、トレーの外周に形成されたトレー枠、２２は、トレー枠の内側でトレー枠に沿って形成されたフラット面、２３は、フラット面の内側で更に低い位置に形成された底面、２４は、フラット面のトレー枠と反対側に断続的に形成された突条（リブ）、２５は、トレー枠の短辺に形成された凹部に設けられたバックル取付け部、１０は、固定具取付け部に操作可能に取付けられた固定具（バックル）、３は、トレーの四隅に配置された支柱であり、支柱の隣接する側面において上下に後述するワイヤー突出部を差し込む凹部が設けられており、固定具（バックル）１０によって後述するワイヤーパネルをトレー側に引っ張ることにより、支柱と各ワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に支柱の下端部がトレーの四隅に固定される。

また、３１は、トレーのコーナー内面に接触する支柱下部側面、３２は、支柱の下段面であり、トレーのフラット面２２と接触する。３３は、トレー枠の頂部（コーナー上面）に当接する支柱支持鍔部、３４は、支柱の側面に穿設された凹部であり、後述するワイヤー突出部と係合する。３５は、支柱の頂面に突設されたダボ、３６は、支柱の頂面にダボと平行に形成された天面枠取付用ネジ孔、４は、金属線材を格子状の溶接してなる第１のワイヤーパネル、５は、同様の溶接構造の第２のワイヤーパネルであり、左半部に入出用の扉を備えている。６は、第１のワイヤーパネルと同様の溶接構造の第３のワイヤーパネル、７は、同様の溶接構造の第４のワイヤーパネルであり、第１〜第４のワイヤーパネルの左右側辺及び上側辺には、ワイヤー突出部が形成されている。８は、同様の溶接構造のワイヤー天面、８１は、前記ダボ及び天面枠取付け用ネジ孔に螺合するネジにより支柱の上端に固定される天面枠であり、天面枠の下面にはワイヤーパネル上側辺のワイヤー突出部を差し込む取付け孔が形成されている。９は、ワイヤー天面の一側辺にスライド可能に設けられたバックルであり、前記ワイヤー天面８を天面枠８１に着脱可能に固定する。１１は、トレーの底面に固定されたキャスターである。

実施例１において、図１に示されるトレー２は、約６４０×４６０×６５ｍｍの長方形形状を有し、合成樹脂、特にはポリプロピレンの成型品である。また、４本の支柱３は、長さ約４７０ｍｍ、断面の最長経は約４５ｍｍ、トレー２のＬ形部との係合部、即ちトレーコーナーとの接触面３１の長さは約３０ｍｍであり、材料はラバーウッド集成材である。

該トレー２の４隅に配置された４本の支柱３と、各支柱間に装架された第１のワイヤーパネル４、第２のワイヤーパネル５、第３のワイヤーパネル６および反対側の側面の第４のワイヤーパネル７とにより、第１の側面体、第２の側面体（前面側面体）、第４の側面体、および第３の側面体（背面側面体）が形成され、各側面体の一連する上端面に天面枠８１を、各支柱３の上端面に設けられたダボ３５及びネジ孔３６、および各ワイヤーパネルの前記上側辺のワイヤー突出部を介してしっかりと固定して周囲壁が形成される。また、該周囲壁のトレー２に対する位置は、トレー枠のコーナー枠および４周辺の所要位置に存在するリブにより挟持され、更に該周囲壁は、固定具（バックル）１０により、更にトレー２にしっかりと固定され、総体としてペット用サークルを構成する。
更に、ワイヤー天面８は、その一側辺に設けた二股状保持具を外挿し、他側辺のスライドバックルを操作することにより天面枠８１に固定して、総体としてペット用ケージを構成する。 該ワイヤー天面８は、容易に取り外すことができる。

本発明の組み立て方法は、前記のように、第１の側面体、前部側面体、背面側面体、第４の側面体を順に形成する場合、支柱３乃至側面体が、トレー２におけるトレー枠２１のコーナー面とフラット面２２に対して、支柱３の下部が、遊動可能に支持されていることを利用している。
この支柱３乃至側面体が、トレー２の辺方向への適度の自由度を有することが、本発明のペット用ケージを容易に組み立て、または取り外し得る要因となっているものである。
２方向に対する移動を規制し、且つ、その部分の接触点を中心とした揺動の自由度を与えることにより組み立て、または取り外しが極めて容易となる。
更にトレーのコーナー枠とリブとにより第１のワイヤーパネルを挟持してやれば組み立て作業をより容易にすることができる。
また一旦、組み上がった周囲壁は、それ自体で堅牢な周囲壁として形成されている。

図５は、本実施例１に使用した側面の第１のワイヤーパネルを示す正面図である。本実施例の場合反対側の側面の第４のワイヤーパネルは本第１のワイヤーパネルと同一のものを使用した。
図６は、本実施例１に使用した第２のワイヤーパネルを示す正面図であり、第２のワイヤーパネルはペットの出入り口である扉がヒンジ開閉可能に設けられている。第２のワイヤーパネルは支柱と相俟って前面側面体を形成する。
図７は、本実施例１に使用した第３のワイヤーパネルを示す正面図であり、支柱と相俟って背面側面体を形成する。

図において、４は、第１のワイヤーパネル、４１は、第１のワイヤーパネル本体、４２は、ワイヤー突出部（側面）、４３は、ワイヤー突出部（上面）、４４は、固定具係止部、５は、第２のワイヤーパネル、５１は、第２のワイヤーパネル本体、５２はワイヤー突出部（側面）、５３はワイヤー突出部（上面）、５４は扉、６は、第３のワイヤーパネル、６１は、第３のワイヤーパネル本体、６２はワイヤー突出部（側面）、６３はワイヤー突出部（上面）である。

本実施例１における、各ワイヤーパネルは、直径４ｍｍφのスチール線材を用いて、溶接構造にて形成し、表面は、黒色ポリエステル塗装にて被覆した。なお、ワイヤー突出部（側面）４２、５２、６２およびワイヤー突出部（上面）４３、５３、６３は、いずれも間隔２０ｍｍ、高さ２５ｍｍ、半径１０ｍｍＲの逆Ｕ字形形状として突出させ、ワイヤーパネルに溶接固定した。
ワイヤー突出部（側面）４２、５２、６２は、支柱３の側面に設けられた、該ワイヤー突出部（側面）と係合するための凹部３４に、またワイヤー突出部（上面）４３、５３、６３は、各天面枠８１の下面に設けられた該ワイヤー突出部（上面）と係合するための取付け孔にそれぞれ嵌挿される。

実施例１におけるペット用サークルの組込み立て順序は下記によった。
即ち、予め第１及び第２の支柱３の対抗側面に設けられた第１の凹部に第１のワイヤーパネル４の両端を差し込んで第１の側面体を形成し、この第１の側面体の支柱下端部を対応する前記トレー２の一側に遊嵌し、且つ、第１のワイヤーパネルの下側辺をトレー枠とリブとの間でゆるく挟持し、
次いで、第２及び第３のワイヤーパネル５、６の各々の一方側縁を第１の凹部に対して９０度で隣接する第２の凹部に差し込んで装着し、
また、第３及び第４の支柱３の対抗側面に設けられた第１の凹部に第４のワイヤーパネル７の両端を差し込んで第４の側面体を形成して、この第４の側面体の支柱の下端部を対応する前記トレーの他側に遊嵌すると共に、第２のワイヤーパネル５及び第３のワイヤーパネル６の他方側縁を第３及び第４の支柱３側面の第１の凹部に対して９０度で隣接する第２の凹部に差し込んで取付けて第２の側面体と第３の側面体を形成し、
これら各支柱の上端部に天面枠８１を着脱可能に固着し、前記第１〜４の側面体の中の対面する２個のワイヤーパネルを、前記トレーに設けられた複数の固定具９によって、ワイヤーパネルをトレー側に引っ張ることにより、前記支柱とワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に支柱３の下端部をトレー２に固定した。
同時に第２〜４のワイヤーパネルの下側辺がトレー枠とリブとの間で挟持される。
なお、上記手順により、ペット用サークルを組み立てた後、ワイヤー天面の二股状保持具及びスライドバックルを操作して前記天面枠８１上に着脱可能にワイヤー天面８を取付けペット用ケージとして組み立てを完了した。

なお、実施例１においては、支柱３の下部のトレー２との遊動可能な固定構造について詳述したが、これに限定されるものではなく、本発明の他の実施例において、図８、または図９に示されるような、適度の嵌合代を与えた嵌合孔９１と嵌合突起９２の組み合わせにより、支柱３の遊動による自由度を期待することもできる。

本発明は、組み立て取り外しが容易であり、女子や高齢者のペット飼育用としての用途ばかりでなく、その構造が比較的堅牢であるところからペット以外の動物への適用や、また定置的な使用目的ばかりでなく、動物移動用のケージとして各種用途に使用することができる。

本発明の実施例１におけるペット用ケージの１例を示す斜視図である。 図１のＡ断面を示す図である。 本実施例１に使用されるトレーを示す図であり、図３（ａ）は斜視図、図３（ｂ）はコーナー部分をＢ断面で示す図である。 本実施例１に使用される支柱を示す図であり、図４（ａ）は、正面図であり、長手の一部分を省略して記載されている。図４（ｂ）は、支柱の底部を表す底面図、図４（ｃ）は、支柱の頂部を表す平面図である。 第１のワイヤーパネルを示す図である。 第２のワイヤーパネルを示す図である。 第３のワイヤーパネルを示す図である。 本発明の他の実施例における、支柱下部の係合方法の１例を示す参考図である。 本発明の他の実施例における、支柱下部の係合方法の他の例を示す参考図である。

符号の説明

１ ペット用ケージ、２ トレー、２１ トレー枠、２２ フラット面、２３ 底面、２４ リブ、２５ 固定具取付け部、３ 支柱、３１ トレーコーナー枠上面との接触面、３２ トレーフラット面との接触面、３３ 支柱支持鍔部、３４ ワイヤー突出部と係合する凹部、３５ ダボ、３６ 天面枠取付け用ネジ孔、４ 第１のワイヤーパネル、５ 第２のワイヤーパネル、８ ワイヤー天面、８１ 天面枠、９、１０ 固定具（バックル）、１１ キャスター、４１ 第１のワイヤーパネル本体、４２、５２，６２ ワイヤー突出部（側面）、４３、５３、６３ ワイヤー突出部（上面）、４４ 固定具係止部、５１ 第２のワイヤーパネル本体、５４ 扉、６ 第３のワイヤーパネル、６１ 第３のワイヤーパネル本体。

Claims (6)

1. 方形のトレーと、該トレーの４隅に配置された４本の支柱と、各支柱の側面に抜き差し可能に装着されたワイヤーパネルと、各支柱の上端部に着脱可能に固定される天面枠とを備えたペット用サークルにおいて、
   前記トレーに設けられた複数個の固定具によってワイヤーパネルをトレー側に引っ張ることにより、前記支柱とワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に支柱の下端部をトレーに固定することを特徴とする、ペット用サークル。
2. 前記トレーは、外周のトレー枠の内側にトレー枠に沿ったフラット面を有しており、フラット面の反トレー枠側において四隅を除く不連続な突条が設けられており、この突条とトレー枠との間に支柱間に装着されたワイヤーパネルの下辺を着脱可能に保持する溝が形成されていることを特徴とする、請求項１記載のペット用サークル。
3. 前記支柱の下端部には、トレー枠のコーナー上面に当接する第１支持面と、トレー枠の内側のフラット面に当接する第２支持面とが形成されており、第１支持面と第２支持面との距離が、トレー枠内側部のコーナー上面とフラット面の距離と略同一であることを特徴とする、請求項１又は２のペット用サークル。
4. 請求項１〜３のいずれか１項記載のペット用サークルを用い、前記天面枠に着脱可能なワイヤー天面を設けたことを特徴とする、ペット用ケージ。
5. 方形のトレーと、該トレーの４隅に配置された４本の支柱と、各支柱側面に抜き差し可能に装着されるワイヤーパネルと、各支柱の上端部に着脱可能に連結される天面枠とを備えたペット用サークルにおける組み立て方法において、
   予め第１及び第２の支柱の対抗側面に設けられた第１の取付位置に第１のワイヤーパネルの両端を差し込んで第１の側面体を形成し、
   この第１の側面体の支柱下端部を対応する前記トレーの一側に遊嵌し、
   第２及び第３のワイヤーパネルの各々の一方側縁を第１の取付位置に対して９０度で隣接する第２の取付位置に差し込んで装着し、
   第３及び第４の支柱の対抗側面に設けられた第１の取付位置に第４のワイヤーパネルの両端を差し込んで第４の側面体を形成し、
   この第４の側面体の支柱の下端部を対応する前記トレーの他側に遊嵌すると共に、第２のワイヤーパネル及び第３のワイヤーパネルの他方側縁を第３及び第４の支柱側面の第１の取付位置に対して９０度で隣接する第２の取付位置に差し込んで取付けて第２の側面体と第３の側面体を形成し、
   各支柱の上端部に天面枠を着脱可能に固着し、
   前記第１〜４の側面体の中の対面する２個のワイヤーパネルを、前記トレーに設けられた複数の固定具によってワイヤーパネルをトレー側に引っ張ることにより、前記支柱とワイヤーパネルとが離脱しない程度に遊動可能に支柱の下端部をトレーに固定することを特徴とする、ペット用サークルの組み立て方法。
6. 請求項５の方法でペット用サークルを組み立てた後、前記天面枠に着脱可能なワイヤー天面を取付けることを特徴とする、ペット用ケージの組み立て方法。
   

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