JP4747354B2 - 洗浄液を使用するスクリーン版清掃装置 - Google Patents

洗浄液を使用するスクリーン版清掃装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4747354B2
JP4747354B2 JP2001094332A JP2001094332A JP4747354B2 JP 4747354 B2 JP4747354 B2 JP 4747354B2 JP 2001094332 A JP2001094332 A JP 2001094332A JP 2001094332 A JP2001094332 A JP 2001094332A JP 4747354 B2 JP4747354 B2 JP 4747354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
screen plate
unit
cleaning liquid
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001094332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002240248A (ja
Inventor
秀穂 稲澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tani Electronics Corp
Original Assignee
Tani Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tani Electronics Corp filed Critical Tani Electronics Corp
Priority to JP2001094332A priority Critical patent/JP4747354B2/ja
Publication of JP2002240248A publication Critical patent/JP2002240248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4747354B2 publication Critical patent/JP4747354B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Screen Printers (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーン印刷に不可欠のスクリーン版の清掃装置に係り、殊に、基板に対するクリーム半田等のペーストの印刷に使用して汚れたスクリーン版を洗浄液を使用してクリーニングする洗浄型のスクリーン版清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリント回路基板等の基板に対するクリーム半田等のペースト印刷材料の印刷に使用したスクリーン版に洗浄液を噴霧状にして吹き付けて該スクリーン版をクリーニングする装置は、例えば、実開平5−13745号公報、特開平10−71705号公報等に開示されているように公知である。また、そのような装置に超音波振動装置を付加したものも公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スクリーン印刷においては、印刷に使用されるペーストの粘性が高ければ高い程、印刷工程終了後にスクリーン版、特にそのパターン開孔内やその周辺にペーストが付着し、残渣として残留し易くなり、これらの残渣を放置したまま印刷を続行すると、印刷にじみや、かすれ、断線等の印刷不良を惹起する。そのため、残渣が発生したときは、これをスクリーンから除去してやる必要がある。前記した従来公知の洗浄型クリーニング装置は、洗浄液の使用によりスクリーン版の上下両面に付着した残渣の除去のみならず、そのパターン開孔内に付着した残渣の除去も可能となるので、クリーニングスキージないしスクレーパ・ブレード等をスクリーン版に接触させた状態で摺動させてその上面又は下面に付着した残渣を除去するようにした摺動除去方式を採用する他の公知のクリーニング装置と比較すると有利である。
しかし乍ら、近年、電子機器の一層の小型化、高密度化、高集積化等の傾向の増大に伴って、プリント回路基板等に対する電子部品の表面実装作業に先行して行われるスクリーン印刷に用いられるスクリーン版のパターン開孔についても益々高精細化、高密度化の傾向が増大してきており、現にそのパターン開孔の孔径が約100ミクロン前後のスクリーン版さえ登場してきているのが実状である。
このように、高精細化、高密度化されたパターン開孔を有するスクリーン版を使用してするスクリーン印刷では、人の肉眼では見えないような微細な残渣や異物でもそれがパターン開孔に付着している場合には印刷結果に悪影響を及ぼすばかりでなく、そのような微細なパターン開孔に詰まった残渣や異物は単に洗浄液を噴霧状にして吹き付けて洗浄しただけ、又はそれと同時にスクリーン版に超音波振動を付与するだけでは除去が容易ではなく、また、目詰まりした粘性の高いペーストの残渣や硬化したペースト残渣の除去も困難である、
本発明は、上記の如き問題点に着目してなされたものであり、基板に対するクリーム半田等のスクリーン印刷に使用して汚れたスクリーン版、すなわちクリーム半田等のペーストが付着してそのパターン開孔等に残渣として残留するスクリーン版を洗浄液を使用して容易かつ極めて効率的にクリーニングすることができるようにしたスクリーン版の清掃装置を提供することをその主たる目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るスクリーン版清掃装置は、スクリーン版を着脱自在に保持する保持枠と、該保持枠に水平に保持されたスクリーン版に振動を付与する超音波振動子を内部に備えると共に、該スクリーン版の上面に向けて開口し、かつ該スクリーン版上面に当接してこれを一定の範囲に亘って密閉し得る開口部及び洗浄液の注入手段並びに排出手段を備えた第1の洗浄部を具備する上部清掃ユニットと、該スクリーン版の下面に向けて開口し、かつ該スクリーン版下面に当接してこれを一定範囲に亘って密閉し得る開口部及び洗浄液の注入手段並びに排出手段を備えた第2の洗浄部を具備する下部清掃ユニットと、それら上下2つの清掃ユニットを昇降可能かつ前後方向に一体に移動可能に担持する支持体とからなっていて、前記スクリーン版をその上面側及び下面側から前記第1洗浄部の開口部と前記第2洗浄部の開口とで挟んでその上下両面を一定範囲に亘って密閉すると共に、それら第1及び第2洗浄部内にそれぞれの洗浄液注入手段を介して洗浄液をそれぞれ注入して該スクリーン版の密閉された部分を洗浄液中に浸漬し、その状態において前記各清掃ユニットを一体に移動させながら前記超音波振動子を振動させ、これにより該スクリーン版の上下両面及びパターン開孔内に付着したペーストによる汚れを除去して洗浄液中に流出させるように構成したこと、前記上部清掃ユニットにはその移動方向と直交する方向に前記超音波振動子を往復移動させる駆動機構を設けたこと、前記超音波振動子の底部には前記スクリーン版にその振動を直接伝達する複数個の振動伝達板を設けたこと、前記第1及び第2の洗浄部の各後部側には前記上下2つの清掃ユニットの移動に伴って前記スクリーン版の上面及び下面にそれぞれ付着して残存するペーストの残渣を洗浄液に浸漬した状態で摺動除去するための摺動除去手段をそれぞれ設けたこと、前記第1及び第2の洗浄部の各後部側にはその内部にそれぞれ注入された洗浄液を吸引する吸引手段をそれぞれ設け、該吸引手段に使用済み洗浄液を濾過して循環させる装置を接続したこと、前記第1及び第2の洗浄部の各後方には前記スクリーン版に付着した洗浄液を乾燥空気を吹き付けて乾燥させるための乾燥手段をそれぞれ設けたこと、及び前記下部清掃ユニットにおける前記摺動除去手段と前記乾燥手段との間にはスクリーン版下面に付着した汚れた洗浄液の水切り及び拭き取りを行う水切り用ブレード及び拭き取り用スキージをそれぞれ設けたことを特徴とするものである
本発明に係るスクリーン版清掃装置の他の構成上の特徴については請求項2〜の各記載事項を参照されたい。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき、その実施の形態の一例を示した添付図面を参照して詳細に説明する。
【0006】
図面は、本発明をプリント回路基板に対するクリーム半田のスクリーン印刷に使用してその残渣で汚れたスクリーン版の清掃に実施して好適なスクリーン版清掃装置の一例を示したもので、該スクリーン版清掃装置は、スクリーン版1を着脱自在に保持する保持手段としての保持枠2と清掃時に該保持枠に水平に保持されたスクリーン版1をその上面側及び下面側から挟むように操作される上部清掃ユニット及び下部清掃ユニットBと、それら上下2つの清掃ユニットを昇降可能かつ前後方向に一体に移動可能に担持する支持体Cとで大略構成されている
【0007】
本発明に係るスクリーン版清掃装置においては、上部清掃ユニットAは、保持枠2に水平に保持されたスクリーン版1に振動を付与する超音波振動子3を内部に備えると共に、該スクリーン版の上面1Aに向けて開口し、かつ該スクリーン版上面1Aに当接してこれを一定の範囲に亘って密閉し得る開口部4A及び洗浄液の注入手段4B並びに排出手段4Cを備えた第1の洗浄部4を具備し、下部清掃ユニットBは、スクリーン版1の下面1Bに向けて開口し、かつ該スクリーン版下面1Bに当接してこれを一定の範囲に亘って密閉し得る開口部5Aおよび洗浄液の注入手段5B並びに排出手段5Cを備えた第2の洗浄部5を具備しており、スクリーン版1をその上面側及び下面側から前記第1洗浄部4の開口部4Aと前記第2洗浄部5の開口部5Aとで挟んでその上下両面1A、1Bを一定の範囲に亘って密閉すると共に、それら第1及び第2洗浄部4、5内にそれぞれの洗浄液注入手段4B、5Bを介して洗浄液をそれぞれ注入してスクリーン版1の密閉された部分を洗浄液中に浸漬し、その状態において前記各清掃ユニットA、Bをクリーニング方向である矢印Xの方向、すなわち前方に一体に移動させながら前記超音波振動子3を振動させることにより、該スクリーン版の上下両面1A、1B及びパターン開孔1C内に付着したペーストによる汚れを除去して洗浄液中に拡散、流出させるように構成されている。
【0008】
図示の例にあっては、前記第1洗浄部4及び第2洗浄部5は前記上下2つの清掃ユニットA、Bのスクリーン版1を挟んで互いに対向する部位に配設されており、該第1及び第2洗浄部4、5の各後部側には、それら2つの清掃ユニットA、Bの前方への移動に伴って該第1及び第2洗浄部4、5と一体に移動しながらスクリーン版1の上面1A及び下面1Bに前記超音波振動子3による超音波振動洗浄後もなお残存するペースト残渣を前記洗浄液中に浸漬した状態で摺動除去するための摺動除去手段6、7がそれぞれ配設されている。これらの摺動除去手段6、7は、耐食性、剛性、弾性等に富む硬質材料(合金、硬質樹脂等)で比較的薄いへら状に製出することが望ましい。図示の例にあっては、それらはいずれも比較的薄い帯状鋼板で製出されたへら状体からなっており、上部清掃ユニットAの摺動除去手段6としてのへら状体6Aは第1洗浄部4の後部に連接された第1の吸引部8に前方斜め下方に向けて、また、下部清掃ユニットBの摺動除去手段7としてのへら状体7Aは第2洗浄部5の後部側に連接された第2の吸引部9に前方斜め上方に向けてそれぞれ延設されている。そして、各吸引部8、9の後部側ないし後方には、洗浄によってスクリーン版1に付着した洗浄液を乾燥空気を吹き付けて乾燥させるための乾燥手段としての第1の空気噴出ノズル部10と第2の空気噴出ノズル部11がそれぞれ配設されている。
【0009】
前記した第1洗浄部4、第1吸引部8及び第1空気噴出ノズル部10は、支持体Cに昇降可能に取り付けた枠体12と一体のブラケットアーム13に固定され、単一の構造体としての上部清掃ユニットAを構成している。同様に、前記した第2洗浄部5、第2吸引部9及び第2空気噴出ノズル部11も支持体Cに昇降可能に取付けた枠体14と一体のブラケットアーム15に固定され、単一の構造体としての下部清掃ユニットBを構成している。
【0010】
第1洗浄部4は、図示の例にあっては、図5〜8に示すように、前壁16A及び左右の側壁16B、16C並びに後壁としての機能も併有する前記へら状体6Aからなる左右方向に延在する長方形のフレーム16を有し、その底面が該洗浄部4の開口部5Aを画成している。そして、前記側壁16B、16Cの後端面の下部と該後端面に隣接する前記吸引部8の前壁8Aの下部との間に前記した洗浄液の排出手段としての排液口4Cが形成されている。また、前記前壁16Aには、前記した洗浄液の注入手段としての注入口4Bが内側に向けて開口している。第2洗浄部5は、図8及び9に示すように、底の浅い平面長方形の皿形容器状に形成されており、その開口部5Aは、前記第1洗浄部4と同様に、前壁部17A及び左右の側壁部17B、17Cならびに後壁部としての機能も併有する前記したへら状体7Aによって画成されている。そして、該洗浄部5の前部には洗浄液の注入手段としての注入口5Bが内側に向けて開口している一方、その後部には洗浄液の排出手段としての排液口5Cが上方に向けて開口している。この排液口5Cは第2吸引部9の吸引口9Aを兼ねている。これに対し、第1吸引部8の吸引口8Aは該第1吸引部の前壁8Aの下端と前記へら状体6Aとの間に形成され、前記排出口4Cに連通している。
【0011】
上部清掃ユニットAには、その移動方向と直交する方向に前記超音波振動子を往復移動させる駆動機構18が設けられており、該駆動機構18は、該振動子3をスライダとするオフセットクランク機構として構成されている。また、該振動子3はエアシリンダ19に昇降可能に作動連結されている。そして、該振動子3の底部には、図7に示すように、スクリーン版1にその振動を直接伝達する複数個の円形の振動伝達板3A、3B、3Cが設けられたいる。
【0012】
各洗浄部4、5の洗浄液注入手段には洗浄液供給装置(図示してない)が、また洗浄液吸引部8、9には洗浄液吸引装置(図示してない)がそれぞれ連結されており、該吸引装置は使用済み洗浄液を濾過するタンクを具備すると共に、濾過された洗浄液を再使用のために循環させる装置を備えている。図示の例にあっては、洗浄作業中は、洗浄液がその供給装置から各注入手段4B、5Bを介して各洗浄部4、5に連続的に注入されると共に、前記吸引装置により各吸引部8、9の吸引口8A、9Aから連続的に吸い込まれ、スクリーン版1を浸漬した状態で流動するようにされている。
【0013】
図1〜7において、8Bは吸引ダクト継手、10A噴出口、10Bは乾燥空気入口継手、11Aは噴出口、11Bは乾燥空気入口継手、18Aはオフセットクランク機構18の駆動用エアモータ、20は洗浄液供給ダクト継手、21、22はエアフロー用エア供給管継手、23は振動子3の保持部材、24は振動子3の昇降を案内する垂直案内部材、25は洗浄液吸引室、26は吸引ダクト継手、27はオーバーフロー液収容溝、28はオーバーフロー液出口、29は水切り用ブレード、30は拭き取り用スキージである。このブレード29及びスキージ30は、図1等に示されているように、下部清掃ユニットBにおける残渣摺動除去手段7Aと乾燥手段11との間に配設されており、該ブレード29と該スキージ30との間には前記吸引室25に連通する開口31がスクリーン版1の下面に向けて開口している。32は支持体Cに上下方向に摺動自在に取り付けられ、上下の各清掃ユニットA、Bを昇降させるための摺動ロッド、33は上部ユニットAの昇降用シリンダ、34は下部ユニットBの昇降用シリンダ、35は支持体Cを前後方向に案内するガイドロッドであり、該支持体Cは不図示の駆動機構により、該ガイドロッド35に案内されて前後方向に移動せしめられるようにされている。なお、洗浄液としては、水溶性溶剤としてのグリコールエーテルないし炭化水素を含むものを使用するとよい。
【0014】
上記の如く構成されたスクリーン版清掃装置は、制御装置(図示してない)を介して運転されるもので、その運転に当たっては、先ず第1に、スクリーン版1を保持枠2に水平にセットし、次いで、上部清掃ユニット(以下、上部ユニットという)Aと下部清掃ユニット(以下、下部ユニットという)Bとを該スクリーン版1の上面側及び下面側から挟むように操作して上部ユニットAにおける第1洗浄部4の下端開口部4Aと下部ユニットBにおける第2洗浄部5の上端開口部5Aとで清掃すべきスクリーン版1の領域を一定の範囲に亘ってその上下両側から密閉する。
【0015】
次に、この状態において、前記した第1及び第2洗浄部4、5内にそれぞれの洗浄液注入手段4B、5Bを介して洗浄液をそれぞれ注入してスクリーン版1の密閉された部分を注入された該洗浄液中に浸漬し、その状態において上下の各ユニットA、Bをクリーニング方向Xに一体に移動させながら超音波振動装置を作動させてその振動子3を介してスクリーン版1を超音波振動させる。
【0016】
上記のようにしてスクリーン版1を第1及び第2洗浄部4、5内の洗浄液中に浸漬した状態で該スクリーン版に超音波振動を付与すると、従来技術におけるように単にスクリーン版に洗浄液を噴霧状にして吹き付けた状態で該スクリーン版を超音波振動させるようにしたものと異なり、スクリーン版の多数のパターン開孔に洗浄液が完全に浸透した状態で該スクリーン版が振動せしめられると共に、洗浄液それ自体にも連続的に波動が発生して、その波動がスクリーン版1を連続的に洗うように作用するので、溶剤を含む洗浄液の有する溶解力と相俟って、スクリーン版1のパターン開孔に目詰まりしたクリーム半田等の残渣のみならず、その上下両面に付着した残渣や固くなった残渣をも極めて効果的に除去されることとなる。上下のユニットA、Bがクリーニング方向に移動せしめられると、超音波振動子3は該ユニットの移動に伴ってこれと一体に移動せしめられると共に、前記オフセットクランク機構18により該ユニットの移動方向と直交する方向に往復移動せしめられるため、スクリーン版1を広範囲に亘ってまんべんなく振動させることができるので超音波振動の付与によるスクリーン版1のクリーニング効果は一層高められる。
【0017】
また、図示の例にあっては、上部ユニットA及び下部ユニットBには、第1及び第2洗浄部4、5の各後部側にスクリーン版の上面及び下面にそれぞれ付着したクリーム半田残渣の摺動除去手段としてのへら状体6A、7Bが前述した如き態様でそれぞれ取り付けられており、該洗浄部4、5に追従して移動するので超音波振動子3の振動洗浄によって除去しきれなかった残渣の残りを削ぎ取るように摺動除去するので、スクリーン版の清掃効果をより一層高めることができる。
【0018】
上記のようにしてスクリーン版1に付着した残渣を除去すると、除去された残渣は洗浄部4、5内において洗浄液中に拡散し、該洗浄液と一緒に排出される。上部ユニット4においては、使用済み洗浄液はその中に含まれている残渣及び前記へら状体6Aに付着した残渣と共に吸引部8の吸引口8A内に吸い込まれて移送される。下部ユニット5においては、使用済み洗浄液はその中に含まれている残渣及びへら状体7Aに付着した残渣と共に、吸引部9の吸引口9A内に吸い込まれて移送される。下部ユニットBにおいては、このようにして残渣の振動除去及び摺動除去が行われた後、スクリーン版下面に付着した汚れた洗浄液の水切り及び拭き取りを水切り用ブレード29及び拭き取り用スキージ30でそれぞれ行う。
【0019】
最後に、上記の如き清掃作業が必要回数行われた後、スクリーン版1の上下両面に空気噴出ノズル部10、11より乾燥空気を吹き付けて該スクリーン版を乾燥させてクリーニングの仕上げをする。これにより、汚れたスクリーン版1のクリーニング工程は全て終了する。
【0020】
以上、本発明の実施形態の一例を図面を参照して詳細に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で、それに各種の改変を施して実施することができるものである
【0021】
本発明は、上述の如く構成されているので、これによれば、スクリーン版の上下両面に付着したクリーム半田等の残渣のみならず、スクリーン版のパターン開孔の大小にかかわらずその内側面に付着して残留する残渣並びに乾燥又は固化して除去が困難な残渣をも容易かつ極めて効率的に除去、清掃することができ、基板に対するクリーム半田等のスクリーン印刷における作業能率及び印刷精度を格段と向上させることのできるスクリーン版清掃装置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例としてのスクリーン版清掃装置であって、その洗浄作業時における上部ユニットと下部ユニットとの相対的位置関係を示す要部縦断側面図。
【図2】上記スクリーン版清掃装置の正面図。
【図3】図2の装置の右側面図。
【図4】スクリーン版を保持枠に水平にセットした状態を示す斜視図。
【図5】上部ユニットの斜視図。
【図6】図5に示したユニットの一部を切断して示した斜視図。
【図7】上部ユニットの底面図。
【図8】下部ユニットの斜視図。
【図9】下部ユニットの一部を切断して示した斜視図
【符号の説明】
A 上部清掃ユニット
B 下部清掃ユニット
C 支持体
1 スクリーン版
2 保持枠
3 超音波振動子
3A〜3C 振動伝達板
4 第1洗浄部
4A 開口部
4B 注入手段
4C 排出手段
5 第2洗浄部
5A 開口部
5B 注入手段
5C 排出手段
6 摺動除去手段
7 摺動除去手段
8 吸引部
9 吸引部
10 空気噴出ノズル部
11 空気噴出ノズル部
18 オフセットクランク機構

Claims (3)

  1. スクリーン版を着脱自在に保持する保持枠と、該保持枠に水平に保持されたスクリーン版に振動を付与する超音波振動子を内部に備えると共に、該スクリーン版の上面に向けて開口し、かつ該スクリーン版上面に当接してこれを一定の範囲に亘って密閉し得る開口部及び洗浄液の注入手段並びに排出手段を備えた第1の洗浄部を具備する上部清掃ユニットと、該スクリーン版の下面に向けて開口し、かつ該スクリーン版下面に当接してこれを一定範囲に亘って密閉し得る開口部及び洗浄液の注入手段並びに排出手段を備えた第2の洗浄部を具備する下部清掃ユニットと、それら上下2つの清掃ユニットを昇降可能かつ前後方向に一体に移動可能に担持する支持体とからなっていて、前記スクリーン版をその上面側及び下面側から前記第1洗浄部の開口部と前記第2洗浄部の開口とで挟んでその上下両面を一定範囲に亘って密閉すると共に、それら第1及び第2洗浄部内にそれぞれの洗浄液注入手段を介して洗浄液をそれぞれ注入して該スクリーン版の密閉された部分を洗浄液中に浸漬し、その状態において前記各清掃ユニットを一体に移動させながら前記超音波振動子を振動させ、これにより該スクリーン版の上下両面及びパターン開孔内に付着したペーストによる汚れを除去して洗浄液中に流出させるように構成したこと、前記上部清掃ユニットにはその移動方向と直交する方向に前記超音波振動子を往復移動させる駆動機構を設けたこと、前記超音波振動子の底部には前記スクリーン版にその振動を直接伝達する複数個の振動伝達板を設けたこと、前記第1及び第2の洗浄部の各後部側には前記上下2つの清掃ユニットの移動に伴って前記スクリーン版の上面及び下面にそれぞれ付着して残存するペーストの残渣を洗浄液に浸漬した状態で摺動除去するための摺動除去手段をそれぞれ設けたこと、前記第1及び第2の洗浄部の各後部側にはその内部にそれぞれ注入された洗浄液を吸引する吸引手段をそれぞれ設け、該吸引手段に使用済み洗浄液を濾過して循環させる装置を接続したこと、前記第1及び第2の洗浄部の各後方には前記スクリーン版に付着した洗浄液を乾燥空気を吹き付けて乾燥させるための乾燥手段をそれぞれ設けたこと、及び前記下部清掃ユニットにおける前記摺動除去手段と前記乾燥手段との間にはスクリーン版下面に付着した汚れた洗浄液の水切り及び拭き取りを行う水切り用ブレード及び拭き取り用スキージをそれぞれ設けたことを特徴とするスクリーン版清掃装置。
  2. 前記第2洗浄部が底の浅い皿形容器状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン版清掃装置。
  3. 請求項1又は2に記載のスクリーン版清掃装置において、各摺動除去手段が比較的薄い硬質のへら状体からなっていることを特徴とするスクリーン版清掃装置。
JP2001094332A 2001-02-20 2001-02-20 洗浄液を使用するスクリーン版清掃装置 Expired - Fee Related JP4747354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001094332A JP4747354B2 (ja) 2001-02-20 2001-02-20 洗浄液を使用するスクリーン版清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001094332A JP4747354B2 (ja) 2001-02-20 2001-02-20 洗浄液を使用するスクリーン版清掃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002240248A JP2002240248A (ja) 2002-08-28
JP4747354B2 true JP4747354B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=18948545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001094332A Expired - Fee Related JP4747354B2 (ja) 2001-02-20 2001-02-20 洗浄液を使用するスクリーン版清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4747354B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5127036B2 (ja) * 2007-10-15 2013-01-23 株式会社サワーコーポレーション 超音波洗浄装置
KR101809603B1 (ko) 2016-11-24 2017-12-18 코오롱글로텍주식회사 스크린 세척장치
CN113829750B (zh) * 2020-08-05 2023-07-04 山东华菱电子股份有限公司 网版超声清洗机及其应用
CN115091859B (zh) * 2022-07-22 2023-11-03 佛山市新景装饰材料制造有限公司 一种印花铝板清洗方法
CN117905715A (zh) * 2024-01-19 2024-04-19 泰州祝融智能制造有限公司 一种防堵离心风机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60184850A (ja) * 1984-02-13 1985-09-20 Toshin Kogyo Kk フラツトスクリ−ン捺染機におけるスクリ−ン型枠の洗浄方法及び洗浄ユニツト
JP2822652B2 (ja) * 1990-10-02 1998-11-11 三菱マテリアル株式会社 スクリーン印刷版の洗浄装置
JPH081920A (ja) * 1994-06-17 1996-01-09 Fujitsu Ltd メタルマスクの洗浄方法及び洗浄装置
JPH09220546A (ja) * 1996-02-13 1997-08-26 Denshi Sangyo Tohoku Kk 超音波洗浄装置
JP2000117953A (ja) * 1998-10-16 2000-04-25 Tani Denki Kogyo Kk スクリーン印刷と版のクリーニングの方法および装置とスクリーン版
JP2000117954A (ja) * 1998-10-16 2000-04-25 Tani Denki Kogyo Kk スクリーン版のクリーニング方法と該装置と該スクリーン版

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002240248A (ja) 2002-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3345653B2 (ja) スクリーン版クリーニング装置
EP0993948B1 (en) Method and apparatus for cleaning screen used in screen printing machine
JP3836490B2 (ja) 液体吐出ヘッドの吐出面清掃装置
JP2000168055A (ja) 印刷用スクリーンの清掃装置及び清掃方法
TWI565526B (zh) Nozzle cleaning method and coating device
JP4747354B2 (ja) 洗浄液を使用するスクリーン版清掃装置
JPH1158678A (ja) スクリーン印刷におけるクリーニング装置
JP5875729B1 (ja) クリーニング装置、クリーニング装置の使用方法およびインクジェットプリンタ
JP5126118B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JP5127036B2 (ja) 超音波洗浄装置
JP4246110B2 (ja) 印刷用マスクのクリーニング装置
JP2001246736A (ja) スクリーン版の洗浄型クリーニングシステム
JPH0274381A (ja) スクリーンマスクの洗浄装置
JPH10217433A (ja) スクリーン印刷機のスクリーンマスクのクリーニング装置
JP5975848B2 (ja) 清掃装置
KR100525449B1 (ko) 초음파 세정장치를 구비한 스텐실 프린터
KR20150046429A (ko) 메탈마스크 세척장치 및 그를 이용한 세척방법
JP2883944B2 (ja) スクリーン印刷機におけるスクリーン版クリーニングシステム
CN221584883U (zh) 一种喷头清洗保湿装置及数码印花机
JPH0542669A (ja) スクリーンマスクのクリーニング装置
JP2527227Y2 (ja) クリーム状半田のスクリーン印刷機におけるスクリーン板クリーニング装置」
CN113369236B (zh) 清洗装置及其运行过程
JP3513575B2 (ja) スクリ−ン印刷機のスクリ−ン・クリ−ニング装置
JP2010142722A (ja) 液滴吐出装置
JP2003340384A (ja) 薄板状ワークの超音波洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110203

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110307

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees