JP4746682B2 - 覆工板締結方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、受桁に覆工板を据え付けるための覆工板締結方法及びその装置に関する。
従来の覆工板締結装置においては、受桁の上フランジの下面に当接する当接部と覆工板の下板の下面に当接する支持部とを有するクリップと、このクリップを貫通結合して覆工板の下板に下方から上方に突出されている締結ボルトと、この締結ボルトの上部に螺合されていて覆工板の上板に形成した工具挿入孔から挿入される回動工具によって回動可能なナットと、このナットと覆工板の下板との間で前記締結ボルトに嵌装されていて締結ボルトを上向きに付勢する付勢体と、前記覆工板の下板の下面に設けられていて、前記締結ボルトを介してクリップの当接部を退避位置から上フランジの下面に当接する当接位置まで回動したときに停止させる位置決め体とを備えている。
そして、前記ナットに摩擦抵抗の高い戻り止め締結ナットを使用して、この戻り止め締結ナットを回動することにより、高摩擦抵抗で前記締結ボルト及びクリップを同期して回動し、クリップの当接部を退避位置から当接位置へ回動している。
(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2782163号公報
前記従来技術では、戻り止め締結ナットの高い摩擦抵抗を利用して締結ボルトを回動しているので、繰り返し使用して摩擦抵抗が低下して締結ボルト回動の確実性が低下したり、覆工板を運搬する間にクリップが退避位置から自然回動したりして、締結作業を煩雑にすることがある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした覆工板締結方法及びその装置を提供することを目的とする。
本発明は、ナットの回動に先行して、締結ボルトを退避位置から一旦押し下げなければ当接位置へ回動しないようにすることにより、高い摩擦抵抗の締結ボルトを使用しなくとも、クリップを正確に退避位置に配置した状態から簡単に締結作業を開始できるようにした覆工板締結方法を提供することを目的とする。
本発明は、クリップの当接位置を決める位置決め体に、クリップを退避位置に配置した状態から押し下げなければ回動を許容しない係止部を設けておくことにより、クリップを正確に退避位置に配置した状態から簡単に締結作業を開始できるようにした覆工板締結装置を提供することを目的とする。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
覆工板締結方法は、受桁2の上フランジ2U上に覆工板3を載置し、
この覆工板3の上板3Uに形成した工具挿入孔3aから回動工具D1を挿入して覆工板3の下板3Dに下方から上方に突出されて設けられた締結ボルト5の上端の回動嵌合部5aに嵌合し、
前記回動工具D1で締結ボルト5に嵌装された上向き付勢用の付勢体7に抗して締結ボルト5を押し下げて、覆工板3の下板3Dで締結ボルト5に固着されたクリップ4の当接部4Aを覆工板3の下板3Dの下面に設けた位置決め体8の係止部9から離脱させて当接位置S側への回動が阻止されている状態を解除し、
この回動阻止解除状態で、前記回動工具D1で締結ボルト5を回動して前記クリップ4の当接部4Aを係止部9に係合していた退避位置Rから上フランジ2Uの下面に対向する当接位置Sまで回動してクリップ4の側面を位置決め体8に当接し
前記クリップ4の当接部4Aを当接位置Sに配置した後に、前記回動工具D1に代えて締結ボルト5の上端に螺合しているナット6に嵌合する締結工具D2を前記工具挿入孔3aから挿入し、
前記締結工具D2でナット6を回動してクリップ4の当接部4Aを受桁2の上フランジ2Uの下面に押圧して受桁2に対して覆工板3を固定しており、
前記覆工板3を受桁2から分離するとき、締結工具D2でナット6を弛めた後に回動工具D1で締結ボルト5を押し下げながら回動して、クリップ4を位置決め体8の係止部9の下方まで移動し、その後に回動工具D1を引き上げて、クリップ4を付勢体7の付勢力により位置決め体8の係止部9に係合させて当接位置S側への回動を阻止した状態に保持することを特徴とする。
覆工板締結装置は第1に、受桁2の上フランジ2U上に載置固定される覆工板3の下板3Dに設けられていて、
受桁2の上フランジ2Uの下面に当接する当接部4Aと覆工板3の下板3Dの下面に当接する支持部4Bとを有するクリップ4と、
このクリップ4を固着して覆工板3の下板3Dに下方から上方に突出されていて覆工板3の上板3Uに形成した工具挿入孔3aから挿入される回動工具D1によって回動及び押し下げ可能な締結ボルト5と、
この締結ボルト5の上部に螺合されていて前記工具挿入孔3aから挿入される締結工具D2によって回動可能なナット6と、
このナット6と覆工板3の下板3Dとの間で前記締結ボルト5に嵌装されていて締結ボルト5を上向きに付勢する付勢体7と、
前記覆工板3の下板3Dの下面に設けられていて、前記締結ボルト5を介してクリップ4の当接部4Aを退避位置Rから上フランジ2Uの下面に当接する当接位置Sまで回動したときにクリップ4の側面を当接して停止させる位置決め体8と
を備えており、
前記位置決め体8は、クリップ4の当接部4Aを前記当接位置Sから離脱して退避位置Rに回動したときに、前記付勢体7による上向き付勢によって係合して前記退避位置Rからの回動を阻止しかつ前記付勢体7に抗する押し下げによって離脱可能な係止部9を有することを特徴とする。
覆工板締結装置は第2に、前記位置決め体8は、クリップ4を前記当接位置Sに回動したときにクリップ4の側面と当接するストッパ側面8aと、クリップ4を前記退避位置Rに配置したときに前記当接部4Aと当接する下面8bとを有し、前記係止部9は前記下面8bとこの下面8bの端部でクリップ4の回動を阻止する止め突起8cとで形成していることを特徴とする。
覆工板締結装置は第3に、前記締結ボルト5は先端に、回動工具D1が嵌合する角軸状の回動嵌合部5aと、この回動嵌合部5aとネジ部5bとの間でナット6を自由回転可能にする遊び部5cとを形成しており、前記回動嵌合部5aと遊び部5cとの間にナット6の抜け止めをする留め具10を設けていることを特徴とする。
本発明によれば、クリップを正確に退避位置に配置した状態から簡単に締結作業を開始できる。
本発明の実施例を示す締結状態の正面図である。 締結状態の平面図である。 締結解除状態の正面図である。 締結解除状態の平面図である。 締結動作を説明する断面正面図である。 締結ボルトの分解正面図である。 覆工板締結装置を備えた覆工板の平面説明図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜7において、平行に配置された一対の受桁2間に据え付けられる覆工板3は、受桁2に対して締結する覆工板締結装置1が、平面視矩形状の覆工板3の下板3Dの4隅に設けられている。
この覆工板締結装置1は、下板3Dのボルト孔3bに対して着脱可能な締結具1Aと、下板3Dの下面に固着した位置決め体8と、下板3Dの上面でボルト孔3bと同心に配置した円筒体14とを有している。
前記締結具1Aは、帯板を正面視L字状に折曲したクリップ4と、このクリップ4の水平片を貫通して頭部が溶着等により結合しかつ前記ボルト孔3bに下方から挿通される締結ボルト5と、この締結ボルト5に嵌装される付勢体7及び座金15、締結ボルト5に螺合されるナット6、締結ボルト5の上端部に嵌合される留め具10とを有する。
前記クリップ4は、正面視L字状板の水平片が受桁2の上フランジ2Uの下面に当接可能な当接部4Aであり、垂直片が支持部4Bであり、この支持部4Bの先端が覆工板3の下板3Dの下面に当接可能になっている。
締結ボルト5は上部にナット6を螺合するネジ部5bが形成され、先端にレンチ等の回動工具D1が嵌合する八角形、六角形、四角形等の角軸状の回動嵌合部5aが形成され、前記ネジ部5bの上側にネジ部5bの内径より小径の遊び部5cが形成され、この遊び部5cと回動嵌合部5aとの間に、リング状の溝部5dと前記ネジ部5bと同径の飛びネジ部5eとが形成されている。
前記付勢体7は、下板3Dと座金15との間に配置され、コイルスプリング又はゴム等で形成されており、前記留め具10はCリング等で形成されている。
前記締結ボルト5はボルト孔3bに下方から挿通し、下板3Dの上側で付勢体7及び座金15を嵌装し、ナット6を飛びネジ部5eから螺合して遊び部5cに嵌合し、溝部5dに留め具10を係合してナット6の抜け止めをしている。
ナット6は遊び部5cからネジ部5bへ螺合可能であり、ナット6が遊び部5cに位置するとき、付勢体7は座金15を介してナット6を上方へ弾発し、締結ボルト5に上方向の付勢力を与えている。
覆工板3は下板3Dにボルト孔3bが形成され、上板3Uにはボルト孔3bと同心位置に工具挿入孔3aが形成されており、この工具挿入孔3aからレンチ等の回動工具D1、ソケット付きインパクトレンチ等の締結工具D2を挿入可能になっている。
覆工板3の下板3Dの上面に設けた円筒体14は、下板3Dと座金15との間に付勢体7を配置するための空間を形成するとともに、ナット6の移動必要量を少なくするために設けられている。
締結ボルト5を長くして回動嵌合部5aを覆工板3の上部に近づけて、回動工具D1を容易に嵌合できるようにし、その上で、締結工具D2を介してナット6を回動したときに、ナット6が下板3Dの上面に当接しなくとも、円筒体14と当接して締結ボルト5を締結できるようにしている。
下板3Dの下面に固着した位置決め体8は、取り付け強度を高めるためにアングル材を使用して形成したものであり、受桁2の縁と直交する縦壁8Aはボルト孔3bの中心から略クリップ4の2分の1幅の位置に設けられており、縦壁8Aのクリップ4側の側面がストッパ側面8aとなり、縦壁8Aの下面8bに係止部9が形成されている。
図7において、覆工板3の幅方向(図7上下方向)両側に位置する覆工板締結装置1は対称形に配置されており、位置決め体8は締結ボルト5より覆工板3の幅方向内側に位置し、クリップ4を当接位置Sに配置したときに覆工板3の幅方向両端で受桁2に当接し、クリップ4を退避位置Rに配置したときに覆工板3から突出しないようになっている。
前記ストッパ側面8aは、クリップ4の当接部4Aを受桁2の上フランジ2U側へ回動して、上フランジ2Uの下面に当接する当接位置Sに配置したときに、クリップ4の垂直片又は水平片の側面が当接するもので、この当接によりクリップ4は受桁2の縁と略直交する姿勢となり、当接部4Aは確実に当接位置Sに位置することができ、それ以上の回動は阻止される。
クリップ4は前記当接位置Sから離脱して略90度回動可能であり、90度回動することにより、当接部4Aの側面が位置決め体8の係止部9の当たり突起8dに当接し、この当接によりクリップ4は受桁2の縁と略平行な姿勢となり、当接部4Aは係止部9と係合して確実に退避位置Rに位置することができ、それ以上の回動は阻止される。
前記係止部9は、クリップ4の略90度以上の回動を阻止する前記当たり突起8dと、クリップ4が当たり突起8dに当接した状態で前記付勢体7による付勢により当接部4Aが当接することになる下面8bと、この下面8bを挟んで前記当たり突起8dと対峙する止め突起8cとを有している。
前記当たり突起8dは止め突起8cより大きく下方に突出しており、付勢体7に抗して締結ボルト5を押し下げていてもクリップ4と当接可能である。
これに対して止め突起8cは下面8bから僅かに突出しており、クリップ4の当接部4Aが下面8bに当接した状態のまま当接位置S側へ回動するのを阻止しており、締結ボルト5を押し下げると簡単にクリップ4が下側を通過可能になっている。
受桁2の縁と直交する前記縦壁8Aは、退避位置Rのクリップ4より受桁2側へ突出しており、この受桁2に対向する縁が位置規制部8eとなっている。この縦壁8Aの位置規制部8eは、一対の受桁2上に覆工板3を載置するときに受桁2に対して覆工板3を正常位置に載置でき、載置した後では受桁2に対して覆工板3が位置ズレをするのを防止することができる。
次に、前記覆工板締結装置1と使用した覆工板締結方法を説明する。
図3、4、7に示すように、覆工板3を搬送してきて受桁2の上フランジ2U上に載置する。この状態で、覆工板締結装置1のクリップ4の当接部4Aは付勢体7によって位置決め体8の下面8bに当接され、かつ下面8bの端部の係止部9を形成する止め突起8c及び当たり突起8dによって回動が阻止されている。
また、縦壁8Aの位置規制部8eが受桁2の縁と対向することによって、覆工板3の長手方向両端部の所要寸法部分が各受桁2上で載置状態になることが確保され、一対の受桁2に対して覆工板3が正常位置に載置されている。
次に、前記覆工板3の上板3Uに形成した工具挿入孔3aから回動工具D1を挿入して締結ボルト5の上端の回動嵌合部5aに嵌合し、上向き付勢用の付勢体7に抗して締結ボルト5を押し下げると、クリップ4は下面8bの止め突起8cより下方へ移動して退避位置Rから下方へ離脱し、回動阻止状態が解除される(図3に2点鎖線で示す。)。
その状態で回動工具D1を回動することにより、前記クリップ4の当接部4Aを係止部9に係合していた退避位置Rから上フランジ2Uの下面に対向する当接位置Sまで回動し、クリップ4の側面をストッパ側面8aに当接し、クリップ4を受桁2の上フランジ2Uの下面に当接する当接位置Sに配置する(図2、5の2点鎖線状態から実線状態への回動動作)。
クリップ4を当接位置Sに配置した後に、前記回動工具D1に代えて締結工具D2を前記工具挿入孔3aから挿入し、締結ボルト5の上端に螺合しているナット6に嵌合し、締結工具D2を回動してナット6を締結する(図1、2に実線で示す。)。
前記ナット6の締結により、クリップ4の当接部4Aは受桁2の上フランジ2Uの下面に当接し、支持部4Bは覆工板3の下板3Dの下面に当接し、下板3Dの下面を上フランジ2Uの上面に押圧して締結する。また、座金15は円筒体14に当接する。
覆工板3を受桁2から分離するとき、締結工具D2でナット6を弛める。このとき、締結ボルト5及びクリップ4が共回りしようとしても、当接部4Aが位置決め体8の止め突起8cに衝突するので下面8bまで至らない。
ナット6を弛めた後、回動工具D1で締結ボルト5を押し下げながら回動すると、クリップ4が止め突起8cの下方を通過し、そして位置決め体8の当たり突起8dに当接し、その当接状態で回動工具D1を引き上げるとクリップ4は付勢体7の付勢力により位置決め体8の下面8bに当接し、係止部9に係合して退避位置Rに保持される。
クリップ4は退避位置Rに配置されているとき、付勢体7の付勢力により下面8bに常に当接し、かつ係止部9の止め突起8cによって当接位置S側への回動が阻止されているので、覆工板運搬時等の振動によって離脱することがなく、退避位置Rに常に正確に配置保持される(図3、4に実線で示す。)。
従って、次に異なる場所の受桁2に覆工板3を据え付けるときには、クリップ4を正確に退避位置Rから締結作業をすることになる。
1枚の覆工板3の長手方向一端は、幅方向両端の覆工板締結装置1で1本の受桁2の上フランジ2Uに締結されるが、図7に示すように、両覆工板締結装置1は対称配置になっているので、回動工具D1によるクリップ4の回動方向は互いに逆向きになっている。
退避位置Rのクリップ4は、覆工板3幅方向内側に向いた状態から受桁2に向くように回動工具D1で回動され、クリップ4が当接位置Sに配置されたことを目視で確認してから、締結工具D2でナット6を締め付ける。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、締結ボルト5はクリップ4の上面にネジ棒を植設して形成してもよい。位置決め体8は平板を使用して、その一面をストッパ側面8aとし、その下面8bに係止部9を形成し、一縁を位置規制部8eとしたりしてもよい。
1 覆工板締結装置
2 受桁
2U 上フランジ
3 覆工板
3D 下板
3U 上板
4 クリップ
4A 当接部
4B 支持部
5 締結ボルト
5a 回動嵌合部
5b ネジ部
5c 遊び部
6 ナット
7 付勢体
8 位置決め体
8a ストッパ側面
8b 下面
8c 止め突起
8d 当たり突起
9 係止部
10 留め具
D1 回動工具
D2 締結工具
R 退避位置
S 当接位置

Claims (4)

  1. 受桁(2)の上フランジ(2U)上に覆工板(3)を載置し、
    この覆工板(3)の上板(3U)に形成した工具挿入孔(3a)から回動工具(D1)を挿入して覆工板(3)の下板(3D)に下方から上方に突出されて設けられた締結ボルト(5)の上端の回動嵌合部(5a)に嵌合し、
    前記回動工具(D1)で締結ボルト(5)に嵌装された上向き付勢用の付勢体(7)に抗して締結ボルト(5)を押し下げて、覆工板(3)の下板(3D)で締結ボルト(5)に固着されたクリップ(4)の当接部(4A)を覆工板(3)の下板(3D)の下面に設けた位置決め体(8)の係止部(9)から離脱させて当接位置(S)側への回動が阻止されている状態を解除し、
    この回動阻止解除状態で、前記回動工具(D1)で締結ボルト(5)を回動して前記クリップ(4)の当接部(4A)を係止部(9)に係合していた退避位置(R)から上フランジ(2U)の下面に対向する当接位置(S)まで回動してクリップ(4)の側面を位置決め体(8)に当接し
    前記クリップ(4)の当接部(4A)を当接位置(S)に配置した後に、前記回動工具(D1)に代えて締結ボルト(5)の上端に螺合しているナット(6)に嵌合する締結工具(D2)を前記工具挿入孔(3a)から挿入し、
    前記締結工具(D2)でナット(6)を回動してクリップ(4)の当接部(4A)を受桁(2)の上フランジ(2U)の下面に押圧して受桁(2)に対して覆工板(3)を固定しており、
    前記覆工板(3)を受桁(2)から分離するとき、締結工具(D2)でナット(6)を弛めた後に回動工具(D1)で締結ボルト(5)を押し下げながら回動して、クリップ(4)を位置決め体(8)の係止部(9)の下方まで移動し、その後に回動工具(D1)を引き上げて、クリップ(4)を付勢体(7)の付勢力により位置決め体(8)の係止部(9)に係合させて当接位置(S)側への回動を阻止した状態に保持することを特徴とする覆工板締結方法。
  2. 受桁(2)の上フランジ(2U)上に載置固定される覆工板(3)の下板(3D)に設けられていて、
    受桁(2)の上フランジ(2U)の下面に当接する当接部(4A)と覆工板(3)の下板(3D)の下面に当接する支持部(4B)とを有するクリップ(4)と、
    このクリップ(4)を固着して覆工板(3)の下板(3D)に下方から上方に突出されていて覆工板(3)の上板(3U)に形成した工具挿入孔(3a)から挿入される回動工具(D1)によって回動及び押し下げ可能な締結ボルト(5)と、
    この締結ボルト(5)の上部に螺合されていて前記工具挿入孔(3a)から挿入される締結工具(D2)によって回動可能なナット(6)と、
    このナット(6)と覆工板(3)の下板(3D)との間で前記締結ボルト(5)に嵌装されていて締結ボルト(5)を上向きに付勢する付勢体(7)と、
    前記覆工板(3)の下板(3D)の下面に設けられていて、前記締結ボルト(5)を介してクリップ(4)の当接部(4A)を退避位置(R)から上フランジ(2U)の下面に当接する当接位置(S)まで回動したときにクリップ(4)の側面を当接して停止させる位置決め体(8)と
    を備えており、
    前記位置決め体(8)は、クリップ(4)の当接部(4A)を前記当接位置(S)から離脱して退避位置(R)に回動したときに、前記付勢体(7)による上向き付勢によって係合して前記退避位置(R)からの回動を阻止しかつ前記付勢体(7)に抗する押し下げによって離脱可能な係止部(9)を有することを特徴とする覆工板締結装置。
  3. 前記位置決め体(8)は、クリップ(4)を前記当接位置(S)に回動したときにクリップ(4)の側面と当接するストッパ側面(8a)と、クリップ(4)を前記退避位置(R)に配置したときに前記当接部(4A)と当接する下面(8b)とを有し、前記係止部(9)は前記下面(8b)とこの下面(8b)の端部でクリップ(4)の回動を阻止する止め突起(8c)とで形成していることを特徴とする請求項2に記載の覆工板締結装置。
  4. 前記締結ボルト(5)は先端に、回動工具(D1)が嵌合する角軸状の回動嵌合部(5a)と、この回動嵌合部(5a)とネジ部(5b)との間でナット(6)を自由回転可能にする遊び部(5c)とを形成しており、前記回動嵌合部(5a)と遊び部(5c)との間にナット(6)の抜け止めをする留め具(10)を設けていることを特徴とする請求項2又は3に記載の覆工板締結装置。
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