JP5183167B2 - 車両内装部品 - Google Patents

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Description

本発明は、車両への取付部を有する車両内装部品に関する。
車両の室内には、種々の車両内装部品が取り付けられている。例えば、図10に示すように、車両内装部品であるアシストグリップ71は、乗員の把持部とされる本体部72と、車両への取付部75とを有し、前記取付部75にボルト挿通孔73が形成されている。前記アシストグリップ71は、図11に示すように、前記ボルト挿通孔73にボルト81を挿通し、車両のブラケット85に設けられているナット87に前記ボルト81を螺合させることにより、車両に取り付けられる。
ところで、近年、アシストグリップ71の取付時にボルト81をアシストグリップ71にセットするのが面倒なことから、あらかじめボルト挿通孔73にボルト81を挿通しておき、その状態でアシストグリップ71の輸送等が行われている。また、アシストグリップ71の輸送中にボルト挿通孔73からボルト81が脱落するのを防止するため、ボルト挿通孔73の内周にボルト81のネジ部82と係合する突起を設けたり、ボルトの頭部83との係止部を設けたりすることが提案されている。しかし、その場合でも、アシストグリップの輸送中にボルト挿通孔からボルトが脱落するおそれがあった。
また、アシストグリップのボルト挿通孔に予めボルトを挿通しておいても、図11の11−Cに示すように、アシストグリップ71を車両に取り付ける際、アシストグリップ71を車両のブラケット85に配置すると、ボルト81の先端がブラケット85のナット87と当たってボルト81が押し戻され、ボルト挿通孔からボルト81が脱落することがある。その場合は、再度ボルトをボルト挿通孔に挿通してナットとの螺合作業を行わねばならず、作業が煩わしかった。
また、前記アシストグリップをブラケットに配置した際、ボルトがブラケットのナットと当たっても押し戻されないようにすることができたとしても、その場合は、取付部から突出したボルトによってアシストグリップの取付部がブラケットから離れた不安定な状態でボルトを回転させねばならず、作業がしづらい問題がある。
実開平5−20373号公報 実開平5−26619号公報 特開平10−81164号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、車両内装部品の輸送中及び車両への取付の際にボルト挿通孔からボルトが脱落するおそれが無く、車両への取付作業を容易に行うことができる車両内装部品の提供を目的とする。
請求項1の発明は、車両への取付部を有し、前記取付部にボルト挿通孔が形成された車両内装部品において、前記取付部のボルト頭部配置側の面には、前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトの頭部と係合して前記ボルトが前記ボルト挿通孔から脱落するのを防ぐ第1係合片と第2係合片が前記ボルト挿通孔の周縁に立設され、前記第1係合片の前記ボルトの頭部との係合部は、前記第2係合片の前記ボルトの頭部との係合部よりも前記取付部のボルト頭部配置側の面に接近して設けられ、前記第1係合片は、前記係合部と係合したボルトの頭部で前記係合部が前記ボルトの頭部配置側の面から遠ざかる方向へ押されることにより弾性変形して前記ボルトの頭部との係合を解除するように、該係合部におけるボルト頭部との係合面が、前記頭部配置側の面から遠ざかる方向へ傾斜していることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ボルト挿通孔に挿通されるボルトは前記頭部にフランジを有し、前記第1係合片の係合部と前記第2係合片の係合部は、前記ボルトのフランジの縁と係合することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記第1係合片の係合部は、前記ボルト挿通孔にボルトが挿通されて前記取付部に前記ボルトの頭部が当接する場合、または該車両内装部材が車両に取り付けられるに際し、前記ボルトの先端が、前記ボルト挿通孔から前記ボルトと対応するナットに当接する位置までの間に位置する場合の前記頭部と係合する位置に設けられ、前記第2係合片の係合部は、前記ボルト挿通孔にボルトが挿通されて前記ボルトの先端が前記ボルト挿通孔内に位置する場合の前記頭部と係合する位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、取付部のボルト頭部配置側には、ボルト挿通孔に挿通されたボルトの頭部と係合して前記ボルトが前記ボルト挿通孔から脱落するのを防ぐ第1係合片と第2係合片が前記ボルト挿通孔の周縁に設けられ、前記第1係合片の前記ボルトの頭部との係合部は、前記第2係合片の前記ボルトの頭部との係合部よりも前記取付部のボルト頭部配置側の面に接近して設けられているため、ボルト挿通孔に予めボルトを挿通して車両内装部品を輸送する場合、前記第1係合片とボルト頭部との係合によりボルトのがたつきやボルト挿通孔からの脱落を防止することができる。
また、本発明では、前記第1係合片は、ボルトの頭部で前記係合部がボルトの頭部配置側の面から遠ざかる方向へ押されることにより弾性変形して前記ボルトの頭部と係合を解除する。そのため、車両内装部品を車両に取り付ける際、ボルトと対応して取り付けられているブラケットのナットにボルトの先端が当接してボルトが押されると、ボルトの頭部と第1係合片との係合が解除されてボルトが後退することになる。その際、ボルトは後退によって頭部が前記第2係合片と係合するため、それ以上後退できなくなり、ボルトの脱落を防止することができる。さらに、前記取付部から突出したボルトの先端がナットと当接することによって生じる前記取付部とブラケット間の距離(隙間)を、前記ボルトの後退によって小さくできるため、あるいは取付部をブラケットに当接した状態(前記隙間を無くした状態)にできるため、取付部を安定させた状態でボルトをナットに螺合させることができ、作業性が向上する。
以下本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るアシストグリップの正面図及び平面図、図2は同実施例の取付部の平面図及び断面図、図3は同実施例においてボルトを挿通した状態の取付部の平面図及び断面図、図4は同実施例のアシストグリップの取付時を示す図、図5は図4の第1係合片部分及び第2係合片部分の断面図、図6は同実施例においてボルトがナットにより押し戻された状態の第1係合片部分及び第2係合片部分の断面図、図7は同実施例におけるボルトとナットの螺合途中の第1係合片部分及び第2係合片部分の断面図、図8は同実施例におけるアシストグリップ取付状態の第1係合片部分及び第2係合片部分の断面図、図9は他の実施例の取付部の平面図及び断面図である。
図1に示す本発明の実施例に係るアシストグリップ10は、車両内装部品の一つであり、車両のブラケットにボルトで取り付けられる。前記アシストグリップ10は、合成樹脂製からなり、本体部11と取付部21,21を有する。また、この実施例のアシストグリップ10は、前記本体部11が前記取付部21,21に対して回動可能とされ、図1の1−Aのように本体部11と取付部21,21が重なった状態と、図1の1−B、1−Cのように本体部11を取付部21,21から回動させた状態とに変化可能になっている。車両のブラケットに取り付けられた前記アシストグリップ10は、不使用時には前記本体部11を上向きにして取付部21,21と重なった状態(図1の1−A)にされ、一方、使用時には前記本体部11を前記取付部21,21から回動させて略水平状態(図1の1−B,1−C)にされる。
前記本体部11は、乗員が掴む把持部であり、弓状に湾曲した取っ手形状からなる。前記本体部11は、両端部11a,11aの側面に凹部12,12が形成され、前記凹部12,12の先端側に取付部21,21が回動可能に軸着されている。前記凹部12,12は、前記取付部21,21に対し前記本体部11が回動して前記本体部11と前記取付部21,21が重なる際に、前記取付部21,21の突部分を収納する窪みである。
それぞれの前記取付部21は、板状からなり、一端側に軸挿通部22,22が形成されている。前記軸挿通部22,22に軸23が挿通され、前記本体部11における凹部12の先端両側13,13に前記軸23の両端が係止されることにより、前記取付部21が本体部11に回動可能に取り付けられている。前記取付部21,21のうち、一方の取付部21Aについては、前記取付部21Aと前記本体部11間に設けられた捻りコイルバネSによって、前記本体部11側へ回動する(すなわち本体部11と重なる)ように付勢されている。前記アシストグリップ10が車両のブラケットに取り付けられた場合には、不使用時、前記捻りコイルバネSの付勢によって前記本体部11が取付部21,21に重なった状態、すなわち、前記本体部11が上向きとなって車室内壁に重なった状態となる。一方、前記アシストグリップ10を使用する際には、乗員が前記本体部11を握って手前に引くことにより、前記本体部11が前記取付部21,21に対して回動し、車室内へ略水平に突出した状態となる。
前記取付部21には、中央付近にボルト挿通孔24が形成されている。前記ボルト挿通孔24は、前記取付部21,21を車両のブラケットに取り付けるためのボルトを挿通する孔である。前記取付部21のボルト頭部配置側25、すなわち車両への固定側251とは反対側には、前記ボルト挿通孔24の周縁に第1係合片31と第2係合片35が設けられている。第1係合片31と第2係合片35は、前記ボルト挿通孔24に挿通されたボルトの頭部と係合して前記ボルトを前記ボルト挿通孔24から脱落するのを防ぐものであり、本実施例では前記取付部21のボルト頭部配置側の面25aに立設されている。また、本実施例では前記第1係合片31は、前記ボルト挿通孔24を介して対向する位置に2つ設けられており、一方、前記第2係合片35は、前記2つの第1係合片31とは直交する位置に対向して2つ形成されている。前記第1係合片31と第2係合片35は、図2に示すように、それぞれ前記ボルト頭部配置側の面25aから立設された基部32,36とその先端に形成された爪状の係合部33,37とからなり、前記係合部33,37でボルトの頭部と係合する。本実施例において、前記ボルト挿通孔24に挿通されるボルトは、図3に示すボルト51のように、頭部52にフランジ53を有するフランジ付きボルトが用いられる。
前記第1係合片31の係合部33は、前記第2係合片35の係合部37よりも前記ボルト頭部配置側の面25aに接近して設けられ、前記ボルト挿通孔24にボルトが挿通されて前記取付部21に前記ボルトの頭部が当接する場合の前記頭部と係合する位置に設けられている。本実施例では、前記第1係合片31の係合部33は、前記ボルト頭部配置側の面25aとの間隔がボルトのフランジ53の厚みと等しくされ、この構成によって、前記第1係合片31の係合部33は、図3に示すように、前記取付部21に当接したボルト頭部のフランジ53の縁と係合して、前記ボルトのフランジ53を前記頭部配置側の面25aと係合部33との間で挟持し、アシストグリップ10の輸送時にボルト51をがたつきなく保持するようになっている。また、前記第1係合片31は、前記係合部33と係合したボルトの頭部、本実施例ではボルトのフランジ53で前記係合部33が前記ボルトの頭部配置側の面25aから遠ざかる方向へ押されることにより弾性変形して、前記ボルトの頭部(本実施例ではフランジ53)との係合を解除するように構成されている。前記係合解除時における第1係合片31の弾性変形は、対向する2つの第1係合片31,31の係合部33,33間の間隔が開くように、前記第1係合片31の基部32が変形する。さらに、前記第1係合片31の係合部33は、前記ボルトの頭部(フランジ)で押された際に前記ボルトの頭部(フランジ)との係合が解除されやすいように、図2の2−Bに示す2Dのように、前記係合部33におけるボルト頭部との係合面34を、前記頭部配置側の面25aから遠ざかる方向へ傾斜させてもよい。
前記第2係合片35の係合部37は、前記ボルト挿通孔24にボルトが挿通されて前記ボルトの先端54が前記ボルト挿通孔24内に位置する場合の前記ボルトの頭部(本実施例ではフランジ53の縁)と係合する位置、あるいは、図6に示すように、アシストグリップ(車両内装部材)が車両に取り付けられるに際し、前記ボルトの先端54が、前記ボルト挿通孔24から前記ボルト51と対応するナット63に当接する位置までの間に位置する場合の前記頭部52と係合する位置に設けられる。なお、前記ボルトの先端54が前記ボルト挿通孔24内に位置するとは、前記ボルトの先端54が前記ボルト挿通孔24の両端間に位置することをいい、また、前記ボルトの先端54が、前記ボルト挿通孔24から前記ボルト51と対応するナット63に当接する位置までの間に位置するとは、前記ボルトの先端24が前記ボルト挿通孔24におけるナット側端部(すなわちボルトの頭部側とは反対側の端部)24b(図5及び図6に示す)の位置からナット63に当接する位置までの間に位置することをいう。この構成により、前記取付部21を車両のブラケットに配置して取り付ける際にボルト挿通孔24からボルトが脱落するのを前記第2係合片35の係合部37と前記ボルト頭部との係合で防ぐことができる。
また、前記第1係合片31の係合部33と前記第2係合片35の係合部37は、前記ボルト挿通孔24にボルトが挿通される際に、前記ボルトの頭部、本実施例ではフランジ53の縁でボルトの頭部配置側の面25aへ向けて押されることにより、前記第1係合片31及び第2係合片33が弾性変形して前記ボルトの頭部(フランジ)の通過を可能にし、前記ボルトの頭部が前記ボルトの頭部配置側の面25aに当接できるようになっている。なお、前記第1係合片31の係合部33の外面33aと前記第2係合片35の係合部37の外面37aは、前記ボルトの頭部配置側の面25aへ向けて傾斜していることによって前記ボルト挿入時にボルトの頭部(フランジ)が通過し易くされている。
また、前記取付部21のボルト頭部配置側の面25aには、前記ボルト挿通孔24の周囲を包囲する側壁26が筒状に形成され、前記側壁26と前記ボルト挿通孔24の間に前記第1係合片31及び第2係合片35が位置している。前記側壁26の開口端26aには、めくら蓋(図示せず)が嵌着されて側壁26内の第1係合片31、第2係合片35及びボルトの頭部等が外部から隠蔽される。
さらに本実施例では、前記取付部21の固定側の面(ブラケット側の面)25bに位置決め爪28が形成されている。前記位置決め爪28は、前記アシストグリップ10を車両のブラケットに取り付ける際に、ブラケットの位置決め孔に挿入されて取付部21の位置決めを行うのに用いられる。
次に前記アシストグリップ10の輸送及び車両への取付について説明する。前記アシストグリップ10は、図3に示すように、フランジ付きボルトの軸部55が、前記取付部21のボルトの頭部配置側25からボルト挿通孔24に挿通され、前記ボルトの頭部52が前記ボルトの頭部配置側の面25aに当接するまで前記ボルト51がボルト挿通孔24に押し込まれる。その際、前記第2係合片35及び第1係合片31は前記ボルトのフランジ53の縁で押されることにより弾性変形して前記ボルトの頭部(フランジ53)を通過させる。前記取付部21のボルトの頭部配置側の面25aに当接した前記ボルトの頭部は、前記フランジ53の縁が前記第1係合片31の係合部33と係合し、前記係合部33と前記ボルトの頭部取付側の面25aとの間で挟持される。この状態で、前記アシストグリップ10は取付場所へ輸送される。その際、前記ボルトの頭部が前記第1係合片31の係合部33と係合しているため、前記ボルト取付孔24からのボルトの脱落が防止される。
また、図4に示すように、前記アシストグリップ10が取り付けられる車両のブラケット60には、位置決め孔61とボルト孔62が前記アシストグリップ10の位置決め爪28とボルト挿通孔24に位置を合わせて形成されている。前記ブラケット60の裏面には前記ボルト孔62に位置を合わせてナット63が溶接等で固着されている。
前記アシストグリップ10をブラケット60へ取り付ける際、図5のように前記ブラケット60のボルト孔62に前記ボルトの軸部先端54を挿入し、図6のように前記取付部21を前記ブラケット60に押し付けて、図4に示した前記ブラケット60の位置決め孔61に前記取付部21の位置決め爪28を挿入する。その際、前記ブラケット60のボルト孔62に挿通されたボルトの先端54が前記ナット63に当接し、さらに前記取付部21を前記ブラケット60へ押し付けることにより、図6のように、前記ボルト51が押し戻され、前記第1係合片31の係合部33と前記ボルトのフランジ53との係合が解除され、前記ボルト51が後退する。前記ボルト51の後退により、前記第2係合片35の係合部37にボルトのフランジ53の縁が係合してそれ以上ボルト51の後退が阻止され、前記ボルト挿通孔24からのボルト51の脱落が防止される。
次にボルト51を回転させてナット53に螺合させる。その際ボルト51が前進し、図7のようにボルトのフランジ53が第1係合片31の係合部33をボルトの頭部配置側の面25aへ向けて押すことにより、前記1係合片31が弾性変形して前記ボルトのフランジ53を通過させる。そして、図8のように前記ボルトの頭部52が前記ボルトの頭部配置側の面25aに当接すると共に、前記ボルトのフランジ53の縁が前記頭部配置側の面25aと第1係合片31の係合部33間の位置となって、前記ボルト51とナット63の螺合が完了し、アシストグリップ10の取り付け作業が終了する。その後、前記ボルト挿通孔24の周囲を包囲する側壁26の開口端にめくら蓋(図示せず)が嵌着され、前記側壁26で包囲される内部が隠蔽される。
前記実施例では、前記第1係合片31と第2係合片35の何れも前記取付部21のボルトの頭部配置側の面25aから立設されているが、図9の参考例は前記第1係合片31を前記取付部21の頭部配置側の面25aに立設し、前記第2係合片35を前記側壁26に形成した例である。
このように、本実施例のアシストグリップは、ボルトを取付部のボルト挿通孔に取り付けた状態で輸送した際に、第1係合片によってボルトのがたつきや脱落を防止することができる。また、車両へアシストグリップを取り付けるため、アシストグリップの取付部をブラケットに配置した際、ブラケットに固着されているナットでボルトが押し戻されても、第2係合片とボルトの頭部との係合によってボルト挿通孔からボルトが脱落するのを防止することができ、ボルトを再セットすることなくスムーズに取付作業を行うことができる。さらに、アシストグリップの輸送中にボルトと第1係合片の係合が解除されることがあっても、第2係合片とボルトの頭部との係合によってボルトがボルト挿通孔から脱落するのを防止することができる。
なお、本発明の車両内装部品は、アシストグリップに限定されず、取付部を有する他の車両内装部品であってもよい。また、前記実施例では、本体部が取付部に対して回動可能な構成となっているが、回動しないものでもよく、本体部と取付部が一体に形成されたものでもよい。さらに、第1係合片及び第2係合片の数は、前記実施例のようにそれぞれ2つに限られず、他の数であってもよい。また、前記ボルト挿通孔に挿通されるボルトはフランジ付きに限られず、フランジのないボルトであってもよい。その場合には第1係合片及び第2係合片は、ボルトの頭部の天面の縁等と係合するようにされる。なお、本実施例のようにフランジ付きボルトを用いてフランジと第1係合片及び第2係合片が係合するようにした場合、第1係合片及び第2係合片の高さ(取付部におけるボルトの頭部配置側の面からの高さ)を低くできるため、取付部におけるボルトの頭部配置側の面から突出することになる邪魔な突部(例えば側壁等)の高さを低くでき、好ましい。
本発明の一実施例に係るアシストグリップの正面図及び平面図である。 同実施例の取付部の平面図及び断面図である。 同実施例においてボルトを挿通した取付部の平面図及び断面図である。 同実施例のアシストグリップの取付時を示す図である。 図4の第1係合片部分及び第2係合片部分の断面図である。 同実施例においてボルトがナットにより押し戻された状態の第1係合片部分及び第2係合片部分の断面図である。 同実施例におけるボルトとナットの螺合途中の第1係合片部分及び第2係合片部分の断面図である。 同実施例におけるアシストグリップ取付状態の第1係合片部分及び第2係合片部分の断面図である。 参考例の取付部の平面図及び断面図である。 従来のアシストグリップの正面図と平面図である。 従来のアシストグリップの取付を示す側面図である。
符号の説明
10 アシストグリップ
11 本体部
21 取付部
24 取付孔
25 ボルトの頭部配置側
25a ボルトの頭部配置側の面
26 側壁
27 インナーパネル側の面
31 第1係合片
33 第1係合片の係合部
35 第2係合片
37 第2係合片の係合部
51 ボルト
52 ボルトの頭部
53 フランジ
61 ブラケット
62 ボルト孔

Claims (3)

  1. 車両への取付部を有し、前記取付部にボルト挿通孔が形成された車両内装部品において、
    前記取付部のボルト頭部配置側の面には、前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトの頭部と係合して前記ボルトが前記ボルト挿通孔から脱落するのを防ぐ第1係合片と第2係合片が前記ボルト挿通孔の周縁に立設され、
    前記第1係合片の前記ボルトの頭部との係合部は、前記第2係合片の前記ボルトの頭部との係合部よりも前記取付部のボルト頭部配置側の面に接近して設けられ、
    前記第1係合片は、前記係合部と係合したボルトの頭部で前記係合部が前記ボルトの頭部配置側の面から遠ざかる方向へ押されることにより弾性変形して前記ボルトの頭部との係合を解除するように、該係合部におけるボルト頭部との係合面が、前記頭部配置側の面から遠ざかる方向へ傾斜していることを特徴とする車両内装部品。
  2. 前記ボルト挿通孔に挿通されるボルトは前記頭部にフランジを有し、
    前記第1係合片の係合部と前記第2係合片の係合部は、前記ボルトのフランジの縁と係合することを特徴とする請求項1に記載の車両内装部品。
  3. 前記第1係合片の係合部は、前記ボルト挿通孔にボルトが挿通されて前記取付部に前記ボルトの頭部が当接する場合の前記頭部と係合する位置に設けられ、
    前記第2係合片の係合部は、前記ボルト挿通孔にボルトが挿通されて前記ボルトの先端が前記ボルト挿通孔内に位置する場合、または該車両内装部材が車両に取り付けられるに際し、前記ボルトの先端が、前記ボルト挿通孔から前記ボルトと対応するナットに当接する位置までの間に位置する場合の前記頭部と係合する位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両内装部品。
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