JP2007117704A - 安全器のストッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】 レールに係合しこのレールの長手方向に移動自在な移動体のストッパにおいて、前記レールへの取り付けが容易であると共に、一旦取り付けた後には前記レールからはずれにくい移動体のストッパを提供する。
【解決手段】 本体部11と、延出部13と、第1の突出部15と、第2の突出部17とを有し、本体部11を上にし、延出部13と各突出部15、17とが並んでいる方向がレールRのスリット3の延伸方向にほぼ一致するようにして、本体部11等をレールRの下からスリッ3を通してレールRの内部に侵入させ、この侵入後に所定の角度回動させ、この回動後に下方向に所定の距離だけ移動させると、レールRに係止されるように構成されている移動体のストッパ1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、安全器のストッパに係り、特に、安全器が係合して移動するレールの中間部に取り付けられて使用されるものに関する。
従来、図11(従来の墜落防止装置の概略構成を示す図)に示すような墜落防止装置では、水平方向に長く延びたレールRに安全器101を係合させ、この安全器101の下部に筐体103を設け、この筐体103にハーネス105を連結し、高所作業等する作業員Pの墜落を防止している。
レールRの長手方向に安全器101が移動自在になっていることにより、作業員Pが図7の左右方向に移動することができるようになっている。レールRの長手方向の端部には、ストッパSTが一体的に設けられていることにより、安全器101がこのストローク端でレールRから外れないようになっている。
筐体103は、ベース部材とこのベース部材から延出自在でありまたは前記ベース部材内に巻き取り自在になっているロープとを備えており、前記ロープの先端にハーネス105が連結されている。そして、作業員Pの足場の踏み外し等により前記ロープが一定速度以上の速度で引き出されようとすると、前記ベース部材内に内蔵されているロック機構が自動的に働いて、ロープの引き出しが阻止され、墜落事故を防止することができるようになっている。
ところで、前記墜落防止装置において、安全器101の移動可能範囲に障害物(たとえば作業員Pの作業対象物)107が存在している場合があり、作業員Pが作業中に移動した際、筐体103が前記障害物107に衝突する場合がある。そして、この衝突によって筐体103や障害物107が破損するおそれがある。
そこで、従来、ストッパ本体の長手方向をレール(ガイドレール)Rの長さ方向に位置合わせした状態で、作業員Pが前記ストッパをレールRの下部の開口部からレールR内へ挿入し、続いてつまみを持ってストッパを90°回動し、ストッパをレールRの長手方向に中間部に取り付ける構成のストッパが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
前記従来のストッパをレールRの長手方向の中間部の適宜の位置に取り付けることにより、安全器101や筐体103に移動範囲が制限され、筐体103が障害物107に衝突することを回避することができる。
特許第3108905号公報
ところで、前記従来のストッパは、挿入し回動するだけでレールRに取り付けることができるが、その一方で回動するだけでレールRから外れてしまうという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、レールに係合しこのレールの長手方向に移動自在な安全器のストッパにおいて、前記レールへの取り付けが容易であると共に、一旦取り付けた後には前記レールからはずれにくい安全器のストッパを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、長手方向に垂直な平面による断面が下部に所定の幅のスリットを備えこのスリットの両端部に所定の高さの起立部を備えてほぼ環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパにおいて、所定の形態の本体部と、前記本体部から延出している所定の形態の延出部と、前記延出部から離れて前記延出部とほぼ同方向に前記延出部よりも短く突出している所定の形態の第1の突出部と、前記延出部を間にして前記第1の突出部とは反対側で前記延出部とほぼ同方向に前記延出部よりも短く突出している所定の形態の第2の突出部とを有し、作業員が、前記本体部を上にして前記延出部と前記各突出部とが下方に延伸するようにし、前記延出部と前記各突出部とが並んでいる方向が前記スリットの延伸方向にほぼ一致するようにして、前記本体部と前記各突出部と前記延出部の上側とを前記レールの下から前記スリットを通して前記レールの内部に侵入させ、この侵入後に前記延出部の軸を回動中心にして所定の角度回動させ、この回動後に前記本体部と前記延出部と前記各突出部とを下方向に所定の距離だけ移動させると、前記延出部と前記第1の突出部との間に前記各起立部のうちの一方の起立部が入り込み、前記延出部と前記第2の突出部との間に前記各起立部のうちの他方の起立部が入り込んで、前記レールに係止されるように構成されている安全器のストッパである。
請求項2に記載の発明は、長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリットを設けこのスリットの両端部に所定の幅で所定の高さの起立部が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって、前記レールに設置されて使用されるストッパにおいて、厚さが前記スリットの幅よりも僅かに小さく、幅が前記レールの側部の各内壁間の距離よりも僅かに小さく、高さが前記レールの上部の内壁と前記起立部の上端部との間の距離よりも小さい本体部と、前記本体部の幅方向のほぼ中央部で前記本体部の高さ方向の一端部から前記高さ方向に所定長さだけ延出していると共に、外径が前記スリットの幅よりも僅かに小さい延出部と、前記本体部の幅方向の一端部で、前記延出部から離れて前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記延出部と同方向に前記延出部よりも短い所定の長さだけ突出している第1の突出部と、前記本体部の幅方向の他端部で、前記延出部から離れて前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記延出部と同方向に前記第1の突出部とほぼ同じ長さだけ突出している第2の突出部と、前記レールに設置されたときに、前記本体部を前記レールに固定する固定手段とを有する安全器のストッパである。
請求項3に記載の発明は、長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリットを設けこのスリットの両端部に所定の幅で所定の高さの起立部が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって、前記レールに設置されて使用されるストッパにおいて、厚さが前記スリットの幅よりも僅かに小さく、幅が前記レールの側部の各内壁間の距離よりも小さく、高さが前記レールの上部の内壁と前記起立部の上端部との間の距離よりも小さい本体部と、前記本体部の幅方向のほぼ中央部で前記本体部の高さ方向の一端部から前記高さ方向に所定長さだけ延出していると共に、外径が前記スリットの幅よりも僅かに小さい延出部と、前記本体部の幅方向の一端部で、前記延出部から離れて前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記延出部と同方向に前記延出部よりも短い所定の長さだけ突出している第1の突出部と、前記本体部の幅方向の他端部で、前記延出部から離れて前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記延出部と同方向に前記第1の突出部とほぼ同じ長さだけ突出している第2の突出部と、前記レールに設置されたときに、前記本体部を前記レールに固定する固定手段とを有し、前記各突出部の内側の各面間の距離が、前記各起立部の外側の各面間の距離よりもごく僅かに大きく構成されている安全器のストッパである。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の安全器のストッパにおいて、前記固定手段は、前記本体部に設けられ前記本体部を前記レール内に設置する際に一時的に縮み前記本体部を前記レール内に設置した際に延びるバネにより、前記本体部を前記レールの内壁に付勢し、前記本体部を前記レールに固定する手段である安全器のストッパである。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の安全器のストッパにおいて、前記延出部の先端には、前記本体部の幅方向に延出している保持部が一体的に設けられており、前記固定手段は、前記保持部と、この保持部の両端部側で前記保持部に螺合している各固定ネジとを備えて構成され、前記各固定ネジと前記各突出部とで前記レールを挟み込んで、前記本体部を前記レールに固定する手段であり、または、前記固定手段は、前記保持部と、この保持部の両端部側で前記保持部に設けられている各弾性体とを備えて構成され、前記各弾性体と前記各突出部とで前記レールを挟み込んで、前記本体部を前記レールに固定する手段である安全器のストッパである。
請求項6に記載の発明は、長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリットを設けこのスリットの両端部に所定の幅で所定の高さの起立部が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって、前記レールに設置されて使用されるストッパにおいて、厚さが前記スリットの幅よりも僅かに小さく、幅が前記レールの側部の各内壁間の距離よりも小さく、高さが前記レールの上部の内壁と前記起立部の上端部との間の距離よりも小さい本体部と、前記本体部の幅方向の一端部で、前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記本体部の高さ方向に所定の長さだけ突出している第1の突出部と、前記本体部の幅方向の他端部で、前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記本体部の高さ方向に前記第1の突出部とほぼ同じ長さだけ突出している第2の突出部と、長手方向が前記本体部の高さ方向とほぼ一致するようにして前記本体部に螺合していると共に、長手方向の一端部が前記本体部の高さ方向の一端部から所定の長さだけ突出し長手方向の他端部が前記本体部の高さ方向の他端部から所定の長さだけ突出している固定ネジとを有し、前記各突出部の内側の各面間の距離が、前記各起立部の外側の各面間の距離よりも大きく構成されている安全器のストッパである。
請求項7に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の安全器のストッパにおいて、前記固定手段は、前記延出部に係合している係合部材と、前記本体部や前記各突出部よりも摩擦係数が大きい支持部材とを備えて構成され、前記レールの下側の部位と前記支持部材とを前記各突出部と前記係合部材との間に挟み込んで、前記本体部を前記レールに固定する手段であることを特徴とする安全器のストッパである。
請求項8に記載の発明は、長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリットを設けこのスリットの両端部に所定の幅で所定の高さの起立部が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって、前記レールに設置されて使用されるストッパにおいて、厚さが前記スリットの幅よりも僅かに小さく、厚さ方向から眺めるとほぼ「M」字状に形成されている本体部と、長手方向が前記本体部の高さ方向とほぼ一致するようにして前記本体部の中央部で前記本体部を貫通していると共に、前記本体部の上側中央部の両側の各斜面に面接触する基部が長手方向の一端部に一体的に設けられ、前記本体部から延出している長手方向の他端部側に雄ネジ部を備えたボルトと、前記本体部よりも摩擦係数の大きい部材で所定の外径、内径、高さを備えて筒状に形成され、前記本体部から延出している前記ボルトの他端部側が中央部の貫通孔を貫通するようにして前記ボルトに係合し、前記ボルトの長手方向で移動自在になっている支持部材と、前記支持部材を貫通している前記ボルトの雄ネジ部に螺号しているナットとを有することを特徴とする安全器のストッパである。
本発明によれば、レールに係合しこのレールの長手方向に移動自在な安全器のストッパにおいて、前記レールへの取り付けが容易であると共に、一旦取り付けた後には前記レールからはずれにくい安全性の高いストッパを提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る安全器のストッパ1とこのストッパ1を設置するためのレールRの概略構成を示す斜視図である。
図2は、レールRとこのレールRに係合している安全器101とレールRに設置されているストッパ1との概略構成を示す側面図である。
図3は、図2におけるIII―III断面を示す図であり、図4は、図2におけるIV−IV断面を示す図である。
安全器のストッパ(以下、単に「ストッパ」という)1は、前記従来のストッパと同様に、レールRの内壁に係合してレールRの長手方向に移動する安全器101のストッパであって、一部がレールRの内側に設置されて使用されるものである。
レールRは、図1、図3、図4に示すように、レールRの長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリット3を設けこのスリット3の両端部に所定の幅で所定の高さの起立部5、7が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されている。
より詳しく説明すると、レールRの断面は、図4に示すように、左右方向に所定の長さだけ細長く延びている第1の部位27と、この第1の部位27の左端から下方向に所定の長さだけ細長く延びている第2の部位29と、この第2の部位29の下端から右方向に前記第1の部位27の長さの半分よりも短い所定の長さだけ細長く延びている第3の部位31と、この第3の部位31の右端から上方向に前記第2の部位29の長さよりも短い所定の長さだけ細長く延びている第4の部位33(起立部5)とを備えて構成されている。
さらに、レールRの断面は、前記第1の部位27の右端から下方向に前記第2の部位29と同じ長さだけ細長く延びている第5の部位35と、この第5の部位35の下端から左方向に前記第3の部位31と同じ長さだけ細長く延びている第6の部位37と、この第6の部位37の左端から上方向に前記第4の部位33と同じ長さだけ細長く延びている第7の部位39(起立部7)とを備えた形状に形成されている。
また、第4の部位33と第7の部位39との間にスリット3が形成され、第4の部位33や第7の部位39の上端と第1の部位27とが所定の距離H3だけ離れており、第2の部位29と第4の部位33とが所定の距離L9だけ離れており、第5の部位35と第7の部位39とが所定の距離L11だけ離れている。
ストッパ1は、アルミニウムやこの合金等の金属でたとえば一体に形成されており、図1に示すように、直方体状の本体部11と延出部13と第1の突出部15と第2の突出部17と保持部23とを備えて構成されている。
本体部11の厚さT1はスリット3の幅T3よりも僅かに小さく、本体部11の幅B1はレールRの側部(図4に示す第2の部位29と第5の部位35)の各内壁間の距離B3よりも僅かに小さく、本体部11の高さH1はレールRの上部(図4に示す第1の部位27)の内壁と起立部5、7の上端との間の距離H3よりも小さくなっている。なお、本体部11の幅方向の両端部は、ストッパ1を設置する際レールRの内部で旋回(回動)しやすいようにするため円弧状に形成されている。
延出部13は、円柱状に形成されており、本体部11の幅方向のほぼ中央部で本体部11の高さ方向の一端部から前記高さ方向に所定の長さだけ延出している。また、延出部13の外径D1はスリット3の幅T3よりも僅かに小さくなっている。
第1の突出部15は、本体部11の幅方向の一端部で、延出部13から離れて本体部11の高さ方向の前記一端部から延出部13と同方向に延出部13よりも短い所定の長さだけ突出している。なお、第1の突出部15の厚さは、本体部11の厚さT1と同じになっている。また、第2の突出部17は、本体部11の幅方向の他端部で、延出部13から離れて本体部11の高さ方向の前記一端部から延出部13と同方向に第1の突出部15とほぼ同じ長さだけ同じ厚さで突出している。
このように、延出部13、各突出部15、17が設けられていることによって、延出部13の両側に各切り欠き9が設けられているともいえる。
また、本体部11の高さH1と第1の突出部の長さL3との和が、起立部5の上端とこの上端に対向しているレールRの部位(第1の部位27)の内壁との間の距離H3よりも僅かに小さくなっており、第1の突出部15の突出長さL3が、起立部5の高さH5よりも僅かに大きくなっており、第1の突出部15の内側の面と第2の突出部17の内側の面との間の距離L5が、各起立部5、7の外側の各面との間の距離L7よりも僅かに大きくなっている。
さらに、ストッパ1には、このストッパ1をレールRに設置したときに、本体部11をレールRに固定するための固定手段19が設けられている。
ここで、安全器101の支持形態について詳しく説明する。
安全器101は、図3に示すように、「T」字状に形成されており、安全器101の上側の両端部には、各車輪111が回転自在に設けられており、これらの各車輪111は、レールR内に収まっており、安全器101の下部は、レールRのスリット3を通って、レールRの外部下方に存在している。
各車輪111のうちの一方の車輪は、レールRの第2の部位29と第4の部位33との間に存在し、レールRの底部(第3の部位31)の壁と転がり対偶をなし、また、各車輪111のうちの他方の車輪は、レールRの第5の部位35と第7の部位39との間に存在し、レールRの底部(第6の部位37)の壁と転がり対偶をなしている。そして、安全器101がレールRでガイドされ、筐体103が、レールRの延伸方向にスムーズに移動することができるようになっている。なお、安全器101のレールRからの脱落を防止するために、レールRの長手方向の両端部には、従来と同様に、ストッパ(図示せず)が設けられている。
次に、前記固定手段19について例を掲げて詳しく説明する。
固定手段19は、本体部11に設けられたバネ21であって本体部11をレールR内に設置する際に一時的に縮み本体部11をレールR内に設置した際に延びるバネ21により、本体部11をレールRの内壁に付勢し、本体部11をレールRに固定(係止)するように構成されている。
より、詳しく説明すると、本体部11の幅方向のほぼ中央部で本体部11の高さ方向の他方の端部に圧縮バネ21の一端部が一体的に設けられている。そして、図5(ストッパ1をレールRに取り付ける動作を説明する図)に示すように、ストッパ1をレールRに設置すべく、本体部11の厚さ方向とスリット3の幅方向とを互いに一致させ本体部11を上にし延出部13を下にし(図5(a)参照)、スリット3を通過させて本体部11等をレールR内に挿入すると、圧縮バネ21の上端部がレールRの上部(第1の部位27)の内壁に当接して圧縮バネ21が縮まるようになっている(図5(b)参照)。
本体部11の上面がレールRの上部の内壁に当接もしくはレールRの上部の内壁の近傍まで移動したときに、本体部11を約90°旋回させ(図5(c)参照)、続いて本体部11(延出部13や保持部23)を支えていた手を離すと、圧縮バネ21が伸張して本体部11が下降すると共に各突出部15、17がレールRの下部の内壁に当接する(図5(d)参照)。この当接した状態においても、圧縮バネ21が前記本体部等を下方向に付勢している。
したがって、レールRの下部の内壁とこの内壁に当接している前記各突出部15、17との間の摩擦力が大きくなっており、ストッパ1がレールRに固定されるようになっている。
なお、コイルバネ21の代わりに、板バネ等の他の種類のバネを用いてもよい。
ところで、図1に示すように、保持部23は延出部13の先端に設けられている。また、保持部23は、細長い四角柱状に形成されており、本体部11の幅方向の両方向に本体部11とほぼ同じ長さで延出している。
そして、前記固定手段19は、たとえば、保持部23と、この保持部23の両端部側で保持部23に螺合している各固定ネジ25とで構成され、各固定ネジ25と各突出部15、17とでレールR(各起立部5、7に隣接しているレールRの下部;第3の部位31、第6の部位37)を挟み込んで、図5(d)に示すように、本体部11をレールRに固定するように構成されている。このようにしてレールRに取り付けられたストッパ1に、移動してきた安全器101の車輪111が当接することによって、安全器101や筐体103の移動量が制限される。
なお、ストッパ1をレールRから取り外す場合には、図5に示した作業と逆の順序の作業を行えばよい。
ストッパ1が前述したような形状に形成されているので、ストッパ1をレールRに取り付ける際、挿入し回動し続いて下方に移動すればよく、レールRへの取り付けが容易になっている。また、単に回動しただけでは、レールRから取り外すことができず、一旦上方に移動してから回動させる必要があるので、2つの異なった動作を作業員がストッパ1に施さなければ(2つの異なった方向の力を順次ストッパ1に加えなければ)レールRから取り外すことができず、したがって、一旦取り付けた後はレールRからはずれにくくなっている。また、レールRの長手方向の中間部の任意の位置でレールRの下方から取り付けることができるようになっている。
さらに、ストッパ1によれば、本体部11をレールR内に設置する際に一時的に縮み本体部11をレールR内に設置した際に延びるバネ21により、本体部11をレールRの内壁に付勢し、本体部11をレールRに固定するように構成されているので、ストッパ1をレールRに設置する作業が簡単になっている。
また、ストッパ1によれば、固定ネジ25によってストッパ1をレールRに固定するようにしているので、ストッパ1をレールRに一層確実に固定することができる。
ところで、従来のストッパは樹脂材を使用して端部にバネ性を持たせてレールに固定されるようになっているので、疲労しやすくクリープ特性に劣り、紫外線にさらされることにより、劣化してバネ性が損なわれる。また、樹脂で一体成形することで従来のストッパは製造コストを低減しているが、樹脂であることにより疲労してバネ性が損なわれ、あるいは、バネの部分が折れることがある。このような場合、ストッパ全体を交換する必要があり、却ってコスト高になり環境負荷が高くなる。さらに、繰り返しの使用により、バネ性の低下等だけでなく、レールとの摩擦により表面が徐々に磨耗し、レールとの間のクリアランスが大きくなり、次第にゆるくなるという問題がある。
一方、本実施形態に係るストッパ1では、端部にバネを設けていないのでバネ性を考慮することなく金属で構成することができ、前述した各問題を解決することができるものである。
ここで、ストッパ1の変形例であるストッパ1aについて、図6を用いて説明する。
ストッパ1aは、固定ネジ25の代わりに圧縮コイルバネ26が設けられている点を除いては、ストッパ1とほぼ同様に構成されている。すなわち、前記固定手段が、保持部23と、この保持部23の両端部側で保持部23に設けられている各弾性体(たとえば、各突出部15に対向して設けられた各圧縮コイルバネ26)とを備えて構成され、前記各圧縮コイルバネ26と前記各突出部15とでレールRを挟み込んで、本体部11をレールRに固定するように構成されている。
また、各ストッパ1、1aを、図7(ストッパの変形例を示す図)に示すように構成してもよい。
図7で示すストッパ1bは、本体部11の幅L21が、レールRの各側部29、35の各内壁間の距離L22よりも小さく、各突出部15、17の内側の各面間の距離L23が、レールRの各起立部33、39の外側の各面間(スリット3の反対側に位置している各面間)の距離L24よりもごく僅かに大きく構成されている点を除いては、前記ストッパ1、1aとほぼ同様に構成されている。
なお、ストッパ1bのように構成することで本体部11を小さくすることができ、材料を節約することができる。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態に係るストッパ1cの概略構成を示す図である。
第2の実施形態に係るストッパ1cは、本体部11の中央部に設けた固定ネジ51を用いてレールRに取り付け可能なように構成されている点が、第1の実施形態に係るストッパ1とは異なり、その他の点は、第1の実施形態に係るストッパ1とほぼ同様に構成されている。
すなわち、ストッパ1は、本体部11と延出部13と各突出部15、17とを備えている。また、固定ネジ51は、この長手方向が本体部11の高さ方向とほぼ一致するようにして本体部11の中央部で本体部11と延出部13と保持部23とに螺合している。
また、固定ネジ51の長手方向の一端部が本体部11の高さ方向の一端部から所定の長さだけ突出しており、固定ネジ51の長手方向の他端部が本体部11の他端部(より正確には、保持部23の他端部)から所定の長さだけ突出している。
本体部11の高さ方向の一端部から突出している固定ネジ51の先端部51Aを、レールRの上側の部位27の内壁に接触させて押圧することによって、各突出部15、17の各先端部をレールRの下側の部位31、37の内壁に接触して押圧し、本体部11(ストッパ1c)をレールRに固定するようになっている。
なお、ストッパ1cにおいて、延出部13、保持部23、保持部23の両端部に設けられている固定ネジ25とを削除してもよい。
[第3の実施形態]
図9は、本発明の第3の実施形態に係るストッパ1dの概略構成を示す図である。
第3の実施形態に係るストッパ1dは、摩擦係数の大きい支持部材53を用いて、ストッパ1dをレールRに固定するように構成されている点が、第1の実施形態に係るストッパ1とは異なり、その他の点は、第1の実施形態に係るストッパ1とほぼ同様に構成されている。
すなわち、ストッパ1dにおける前記固定手段は、延出部55に係合している係合部材57と、本体部11や各突出部15、17よりも弾性係数が小さく摩擦係数が大きい支持部材(たとえば、ウレタン樹脂等の合成樹脂や高硬度のゴム)53とを備えて構成されている。
そして、レールRの下側の部位31、37と支持部材53とを、レールRの下側の部位31、37が各突出部位31、37側になり支持部材53が係合部材57側になるようにして、係合部材57を用い各突出部31、37と係合部材57との間に挟み込んで、本体部11(ストッパ1d)をレールRに固定するように構成されている。
より具体的には、延出部55は、たとえばボルトで構成され本体部11を貫通し、ロールピン59等を用いて本体部11に一体的に設けられている。したがって、延出部55の先端部側には雄ネジ部55Aが所定の長さにわたって設けられている。この雄ネジ部55Aには、係合部材57の例であるナット(六角ナットや蝶ナット;蝶ナットの場合には、羽巾の大きいものが望ましい)が螺合している。
なお、延出部55の先端部近傍には、螺合しているナット57が延出部55から抜け落ちることを防止するための係止手段の例である割りピン61が設置されている。
支持部材53は、前述したように、たとえば、ウレタン樹脂で構成されており、所定の外径、内径、高さを備えた筒状(たとえば円筒状)に形成されており、延出部55が支持部材53の中央部の貫通孔を貫通している。なお、支持部材53は、本体部11とナット57との間に存在しているものであると共に、延出部55の長手方向で延出部55に対して移動自在になっている。
そして、図5に示す場合と同様に、本体部11等をレールR内に挿入し90°旋回し、ナット57を締め付けると(ナット57を本体部11側に移動すると)各突出部15、17と支持部材53とでレールRの下側の部位31、37を挟み込むことになり、本体部11(ストッパ1d)がレールRに固定されるようになっている。
なお、支持部材53とナット57との間には、金属製のワッシャ63が設けられている。
ストッパ1dによれば、摩擦係数の大きい支持部材53がレールRに押圧されて、本体部11が固定されるので、ナット57を締め付けるだけで、本体部11を強力にレールRに固定することができる。
なお、各突出部15、17の先端部に、ウレタン樹脂のような摩擦係数の大きな部材を、接着等によって一体的に設けてもよい。
[第4の実施形態]
図10は、本発明に第4の実施形態に係るストッパ1eの概略構成を示す図である。
第4の実施形態に係るストッパ1eは、本体部65が「M」字状に形成されて点等が、第3の実施形態に係るストッパ1dとは異なり、その他の点は、第3の実施形態に係るストッパ1dとほぼ同様に構成されている。
すなわち、ストッパ1eは、厚さがスリット3の幅よりも僅かに小さく、厚さ方向から眺めるとほぼ「M」字状に形成されている本体部65を備えている。
本体部65には、ボルト67がロールピン59を用いて一体的に設けられている。より詳しくは、ボルト67の長手方向が本体部65の高さ方向とほぼ一致するようにして本体部65の幅方向および厚さ方向の中央部で、ボルト67が本体部65を貫通している。また、本体部65の上側中央部の両側の各斜面65Aに面接触する基部(たとえば本体部65とほぼ同じか僅かい薄い所定の厚さを備え、この厚さ方向から眺めると等脚台形状に形成されている基部)67Aが、ボルト67の長手方向の一端部に一体的に設けられている。ボルト67の長手方向の他端部側は、本体部65から延出していると共に、ボルト67の長手方向の他端部側には、雄ネジ部67Bが設けられている。
なお、すでに理解されるように、本体部65の厚さ方向とレールRの長手方向とが互いに一致するようにして本体部65をレールR内に設置することができるように、本体部65は適宜の大きさになっている。
ストッパ1eによれば、ストッパ1eをレールRに設置固定すべく、ナット57を締め付けると(本体部65側に移動すると)各斜面65Aとこれに面接触している基部67Aとのくさび効果により(この場合、ロールピン59は僅かに弾性変形する)、本体部65に対してボルト67が回転しにくくなり、ボルト67がより強く本体部65に結合し、また、本体部65に対してボルト67が回転しにくくなり、ストッパ1eをレールRに一層堅固に固定することができる。
さらに、本体部65を「M」字状に形成したことにより、本体部65に三角形状の切り欠き69が形成されたことによって、本体部65の幅方向の中央部の剛性が若干低下し、ストッパ1eをレールRに設置固定すべく、ナット57を締め付けたとき、本体部65の幅方向の中央部が適宜弾性変形しやすくなり、締め上げたナット57が振動によっても緩みにくくなる。したがって、ストッパ1eをレールRに一層堅固に固定することができる。
なお、前記各実施形態に係るストッパは、長手方向に垂直な平面による断面が下部に所定の幅のスリットを備えこのスリットの両端部に所定の高さの起立部(環状の他の部位とほぼ同じ幅の起立部)を備えてほぼ環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって前記レールの内側に設置されて使用されるストッパにおいて、所定の形態の本体部と、前記本体部から延出している所定の形態の延出部と、前記延出部から離れて前記延出部とほぼ同方向に前記延出部よりも短く突出している所定の形態の第1の突出部と、前記延出部を間にして前記第1の突出部とは反対側で前記延出部とほぼ同方向に前記延出部よりも短く(前記第1の突出部と同じ長さだけ)突出している所定の形態の第2の突出部とを有し、作業員が、前記本体部を上にして前記延出部と前記各突出部とが下方に延伸するようにし、前記延出部と前記各突出部とが並んでいる方向が前記スリットの延伸方向(前記レールの延伸方向)にほぼ一致するようにして、作業員が前記延出部の下側を持って、前記本体部と前記各突出部と前記延出部の上側とを前記レールの下から前記スリットを通して前記レールの内部に侵入させ、この侵入後に前記延出部の軸(上下方向に延伸している軸)を回動中心にして所定の角度(たとえば90°)回動させ、この回動後に前記本体部と前記延出部と前記各突出部とを下方向に所定の距離だけ移動させると、前記延出部と前記第1の突出部との間に前記各起立部のうちの一方の起立部が入り込み、前記延出部と前記第2の突出部との間に前記各起立部のうちの他方の起立部が入り込んで、前記レールに係止されるように構成されているストッパの例である。
本発明の第1の実施形態に係る安全器のストッパとこのストッパを設置するためのレールの概略構成を示す斜視図である。 レールとこのレールに係合している安全器とレールに設置されているストッパとの概略構成を示す側面図である。 図2におけるIII―III断面を示す図である。 図2におけるIV−IV断面を示す図である。 ストッパをレールに取り付ける動作を説明する図である。 ストッパの変形例を示す図である。 ストッパの変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るストッパの概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るストッパの概略構成を示す図である。 本発明に第4の実施形態に係るストッパの概略構成を示す図である。 従来の墜落防止装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d、1e ストッパ
3 スリット
5、7 起立部
11、65 本体部
13、55 延出部
15 第1の突出部
17 第2の突出部
19 固定手段
21 コイルバネ
23 保持部
25、51 固定ネジ
26 圧縮バネ
53 支持部材
57 係合部材(ナット)
67 ボルト

Claims (8)

  1. 長手方向に垂直な平面による断面が下部に所定の幅のスリットを備えこのスリットの両端部に所定の高さの起立部を備えてほぼ環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパにおいて、
    所定の形態の本体部と;
    前記本体部から延出している所定の形態の延出部と;
    前記延出部から離れて前記延出部とほぼ同方向に前記延出部よりも短く突出している所定の形態の第1の突出部と;
    前記延出部を間にして前記第1の突出部とは反対側で前記延出部とほぼ同方向に前記延出部よりも短く突出している所定の形態の第2の突出部と;
    を有し、作業員が、前記本体部を上にして前記延出部と前記各突出部とが下方に延伸するようにし、前記延出部と前記各突出部とが並んでいる方向が前記スリットの延伸方向にほぼ一致するようにして、前記本体部と前記各突出部と前記延出部の上側とを前記レールの下から前記スリットを通して前記レールの内部に侵入させ、この侵入後に前記延出部の軸を回動中心にして所定の角度回動させ、この回動後に前記本体部と前記延出部と前記各突出部とを下方向に所定の距離だけ移動させると、前記延出部と前記第1の突出部との間に前記各起立部のうちの一方の起立部が入り込み、前記延出部と前記第2の突出部との間に前記各起立部のうちの他方の起立部が入り込んで、前記レールに係止されるように構成されていることを特徴とする安全器のストッパ。
  2. 長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリットを設けこのスリットの両端部に所定の幅で所定の高さの起立部が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって、前記レールに設置されて使用されるストッパにおいて、
    厚さが前記スリットの幅よりも僅かに小さく、幅が前記レールの側部の各内壁間の距離よりも僅かに小さく、高さが前記レールの上部の内壁と前記起立部の上端部との間の距離よりも小さい本体部と;
    前記本体部の幅方向のほぼ中央部で前記本体部の高さ方向の一端部から前記高さ方向に所定長さだけ延出していると共に、外径が前記スリットの幅よりも僅かに小さい延出部と;
    前記本体部の幅方向の一端部で、前記延出部から離れて前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記延出部と同方向に前記延出部よりも短い所定の長さだけ突出している第1の突出部と;
    前記本体部の幅方向の他端部で、前記延出部から離れて前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記延出部と同方向に前記第1の突出部とほぼ同じ長さだけ突出している第2の突出部と;
    前記レールに設置されたときに、前記本体部を前記レールに固定する固定手段と;
    を有することを特徴とする安全器のストッパ。
  3. 長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリットを設けこのスリットの両端部に所定の幅で所定の高さの起立部が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって、前記レールに設置されて使用されるストッパにおいて、
    厚さが前記スリットの幅よりも僅かに小さく、幅が前記レールの側部の各内壁間の距離よりも小さく、高さが前記レールの上部の内壁と前記起立部の上端部との間の距離よりも小さい本体部と;
    前記本体部の幅方向のほぼ中央部で前記本体部の高さ方向の一端部から前記高さ方向に所定長さだけ延出していると共に、外径が前記スリットの幅よりも僅かに小さい延出部と;
    前記本体部の幅方向の一端部で、前記延出部から離れて前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記延出部と同方向に前記延出部よりも短い所定の長さだけ突出している第1の突出部と;
    前記本体部の幅方向の他端部で、前記延出部から離れて前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記延出部と同方向に前記第1の突出部とほぼ同じ長さだけ突出している第2の突出部と;
    前記レールに設置されたときに、前記本体部を前記レールに固定する固定手段と;
    を有し、前記各突出部の内側の各面間の距離が、前記各起立部の外側の各面間の距離よりもごく僅かに大きく構成されていることを特徴とする安全器のストッパ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の安全器のストッパにおいて、
    前記固定手段は、前記本体部に設けられ前記本体部を前記レール内に設置する際に一時的に縮み前記本体部を前記レール内に設置した際に延びるバネにより、前記本体部を前記レールの内壁に付勢し、前記本体部を前記レールに固定する手段であることを特徴とする安全器のストッパ。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の安全器のストッパにおいて、
    前記延出部の先端には、前記本体部の幅方向に延出している保持部が一体的に設けられており、
    前記固定手段は、前記保持部と、この保持部の両端部側で前記保持部に螺合している各固定ネジとを備えて構成され、前記各固定ネジと前記各突出部とで前記レールを挟み込んで、前記本体部を前記レールに固定する手段であり、または、前記固定手段は、前記保持部と、この保持部の両端部側で前記保持部に設けられている各弾性体とを備えて構成され、前記各弾性体と前記各突出部とで前記レールを挟み込んで、前記本体部を前記レールに固定する手段であることを特徴とする安全器のストッパ。
  6. 長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリットを設けこのスリットの両端部に所定の幅で所定の高さの起立部が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって、前記レールに設置されて使用されるストッパにおいて、
    厚さが前記スリットの幅よりも僅かに小さく、幅が前記レールの側部の各内壁間の距離よりも小さく、高さが前記レールの上部の内壁と前記起立部の上端部との間の距離よりも小さい本体部と;
    前記本体部の幅方向の一端部で、前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記本体部の高さ方向に所定の長さだけ突出している第1の突出部と;
    前記本体部の幅方向の他端部で、前記本体部の高さ方向の前記一端部から前記本体部の高さ方向に前記第1の突出部とほぼ同じ長さだけ突出している第2の突出部と;
    長手方向が前記本体部の高さ方向とほぼ一致するようにして前記本体部に螺合していると共に、長手方向の一端部が前記本体部の高さ方向の一端部から所定の長さだけ突出し長手方向の他端部が前記本体部の高さ方向の他端部から所定の長さだけ突出している固定ネジと;
    を有し、前記各突出部の内側の各面間の距離が、前記各起立部の外側の各面間の距離よりも大きく構成されていることを特徴とする安全器のストッパ。
  7. 請求項2または請求項3に記載の安全器のストッパにおいて、
    前記固定手段は、前記延出部に係合している係合部材と、前記本体部や前記各突出部よりも摩擦係数が大きい支持部材とを備えて構成され、前記レールの下側の部位と前記支持部材とを前記各突出部と前記係合部材との間に挟み込んで、前記本体部を前記レールに固定する手段であることを特徴とする安全器のストッパ。
  8. 長手方向に垂直な平面による断面が「ロ」字状に形成されたものの下辺の中央部に所定の幅のスリットを設けこのスリットの両端部に所定の幅で所定の高さの起立部が形成されていることによりほぼ矩形な環状に形成されているレールの内壁に係合して前記レールの長手方向に移動する安全器のストッパであって、前記レールに設置されて使用されるストッパにおいて、
    厚さが前記スリットの幅よりも僅かに小さく、厚さ方向から眺めるとほぼ「M」字状に形成されている本体部と;
    長手方向が前記本体部の高さ方向とほぼ一致するようにして前記本体部の中央部で前記本体部を貫通していると共に、前記本体部の上側中央部の両側の各斜面に面接触する基部が長手方向の一端部に一体的に設けられ、前記本体部から延出している長手方向の他端部側に雄ネジ部を備えたボルトと;
    前記本体部よりも摩擦係数の大きい部材で所定の外径、内径、高さを備えて筒状に形成され、前記本体部から延出している前記ボルトの他端部側が中央部の貫通孔を貫通するようにして前記ボルトに係合し、前記ボルトの長手方向で移動自在になっている支持部材と;
    前記支持部材を貫通している前記ボルトの雄ネジ部に螺号しているナットと;
    を有することを特徴とする安全器のストッパ。
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