JP2007015052A - マーカ付締付工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】締め忘れ防止とボルトなどの被締結部材の緩みの確認も可能なマーキングを施せるマーカ付締付工具を提供する。
【解決手段】マーキング装置Mが装着され、設定トルク値に達すると作動するトグル手段の動作によりマーキング装置Mの後端側を押し込むマーカ駆動手段37を備えたトルクレンチ本体1と、トルクレンチン本体1のヘッド2に取り付けられ、被締付体Cを締め付ける六角穴付ボルトBの頭部に係合する六角棒レンチ6とを有し、トルクレンチ本体1に対してマーキング装置Mを傾斜して取り付け、先端側のマーカ体105aが六角穴付ボルトBの頭部側面と被締結体Cとの交差する部分に接触できるようにし、また使用しない時にはマーキング装置Mを回転させてマーカ駆動手段との当接を解除し、マーカ体へのキャップの装着を容易とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マーカ付トルクレンチに係り、特に締め付けたボルト等に締め忘れ防止と、緩みの確認を可能とするマーキングを施すことができるトルクレンチ、あるいはトルクドライバなどのマーカ付締付工具に関する。
一般に、マーカ付トルクレンチは、複数本のボルトを締め付ける際に、設定したトルク値に達するまで締め付けたボルトに自動的にマーキングを施すことにより、全てのボルトを締め付けたか否かが明確化し、締付け忘れを防止するために提供されている(特許文献1)。
このマーカ付トルクレンチの構成を図14〜図16に示す。
トルクレンチ本体31は、トグル機構32を内装したチューブ33と、このチューブ33の先端部に取付けた支軸34に軸支されるヘッド35と、チューブ33の尾端部に取付けられている柄36を有している。
このトルクレンチ本体31には、前記トグル機構32の動作でマーカを連動駆動させるマーカ駆動機構37が設けられている。このマーカ駆動機構37は、図16に示すように、チューブ33の外側に固定されている支軸ピン38に軸支されているL字形のリンク39を有し、このリンク39の一端は、螺着されている調整ねじ40を介してヘッド35の側面に当接され、またリンク39の他端は、レバー41に球体42を介して当接されている。
レバー41の一端は、チューブ33に軸支され、他端は、マーカ機構43のマーカヘッド44に係合されている。45はマーカ駆動機構37のカバーを示す。
以下にマーカ機構43の構造を以下に述べる。46はヘッド35内に設けられているラチエットを有するラチエット筒で、ラチエット筒46の下端に形成されている6角軸部に筒状アダプタ49の上端が結合ねじ50によって結合保持されている。筒状アダプタ49の下端部にはソケット51がその軸方向に摺動自在に嵌合されているが、この摺動範囲は、筒状アダプタ49の母線方向に長い透孔52と、この透孔52内に遊嵌されかつソケット51に植設されているガイドピン53によって規制されるものである。
マーカヘッド44には、ラチエット筒46の筒状アダプタ49の内部に挿通されるマーカロッドの上端を保持し、そのマーカロッドの下端には、例えばスポンジに着色インクを含浸せしめたマーカを保持するマーカケースが保持されている。
なお、61はソケット51の上端と、筒状アダプタ49に設けた止め輪62との間に介在されて、ソケット51を常に押し下げているスプリングである。63はナット、64はそのボルトである。
そこで上記マーカ機構43を設けているトルクレンチ本体31により、ナット63のねじ締めを行なうとき、図15に示すように、ソケット51をナット63に嵌合し、しかる後トルクレンチ本体31の柄36を往復動作させることでラチエット筒46、筒状アダプタ49を介してソケット51が回転し、ナット63の締付けがなされ、その締付けトルクが所定値に達すればトルクレンチ本体1内のトグル機構32が動作する。
このトグル機構32が動作することで、ヘッド35は支軸34を支点として図14において反時計方向に動作するため、このヘッド35の動作でリンク39が支持ピン38を支点として図16において時計方向に回動する。リンク39の動作により、一端部がレバー支点軸65に支持されているレバー41は、その他端部が図15において鎖線で示すように押し下げられるため、このレバー41の先端に係合されているマーカヘッド44が押し下げられる。このマーカヘッド44が押し下げられることで、前記マーカロッドが前記スプリングの弾圧力に抗して押し下げられて、該マーカロッドの下端に取付けられている前記マーカがボルト64の先端に押し当てられてねじ締めが完了されたことを印すマーキングが施される。
特開平08−090442号公報
このようなマーカ付トルクレンチは、筒状に形成されているソケットを用いて被締結体であるナットあるいはボルトの頭部に嵌合して締め付ける構成となっているので、ボルトの先端あるいはボルトの頭部の表面にマーキングを施せるが、例えば六角穴付ボルト、プラスあるいはマイナスの溝が頭部に形成されたねじ、またボルトの頭部に特殊な形状の穴部が形成されたボルト等にあっては、マーキングを施すことができない。
また、従来のマーカ付トルクレンチにあっては、単に締め忘れを防止するという観点からボルトの先端あるいはボルトの頭部表面にマーキングを施しているので、ボルトの緩みを確認するためのマーキングとしての機能は果たしていなかった。
本発明は、このような従来の観点に鑑みなされたもので、締め忘れ防止とボルトなどの被締結部材の緩みの確認も可能なマーキングを施せるマーカ付締付工具を提供しようとするものである。
本発明の目的を実現するマーカ付締付工具の第1の構成は、請求項1に記載のように、後端側が押し込まれることにより、先端側のマーカ体が突出し、該マーカ体に当接する部分にマーキングを施すマーキング装置と、前記マーキング装置が装着され、設定トルク値に達すると作動するトグル手段の動作により該マーキング装置の後端側を押し込むマーカ駆動手段を備えた締付工具本体と、被締付体を締め付けるためのねじあるいはボルトなどの螺合部材の頭部に係合し、前記締付工具本体から加えられる軸周りの回転により締付トルクを該螺合部材に伝達する締付トルク伝達部材と、を有し、前記マーキング装置は、先端側のマーカ体が前記螺合部材の頭部側面と前記被締結体との交差する部分に接触する向きに配置されていることを特徴とする。
本発明の目的を実現するマーカ付締付工具の第2の構成は、請求項2に記載のように、上記した第1の構成において、前記マーキング装置は、前後方向に延びる軸線が前記締付トルク伝達部材の軸方向に対し傾斜するように前記締付工具本体が装着されていることを特徴とする。
本発明の目的を実現するマーカ付締付工具の第3の構成は、請求項3に記載のように、上記いずれかの構成において、前記マーキング装置は、前記締付工具本体に対し、前記マーカ体の延長線上から前記螺合部材の頭部側面と前記被締結体との交差する部分が外れる向きに回転可能で、かつ取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする。
本発明の目的を実現するマーカ付締付工具の第4の構成は、請求項4に記載のように、上記いずれかの構成において、前記締付トルク伝達部材は、前記締付工具本体に対し、先端位置を軸方向に沿って調整可能としたことを特徴とする。
本発明の目的を実現するマーカ付締付工具の第5の構成は、請求項5に記載のように、上記いずれかの構成において、前記締付工具本体はトルクレンチ本体としたことを特徴とする。
本発明の目的を実現するマーカ締付工具の第6の構成は、請求項6に記載のように、上記いずれかの構成において、前記マーキング装置を前記締付トルク伝達部材の周りの任意の位置で前記締付工具本体側に位置変更可能に固定する固定部材を有し、前記マーカ駆動手段は前記マーキング装置が前記任意の位置に固定された状態で、該マーキング装置の後端側を押し込む手段を有することを特徴とする。
本発明の目的を実現するマーカ締付工具の第7の構成は、請求項7に記載のように、上記第1から第5のいずれかの構成において、前記マーキング装置を前記締付トルク伝達部材の周りの任意の位置で前記締付工具本体側に位置変更不能に固定する固定部材を有し、前記マーカ駆動手段は前記マーキング装置が前記任意の位置に固定された状態で、該マーキング装置の後端側を押し込む手段を有し、該固定部材は先端が前記被締結体の上面に当接して該締付工具本体を支えることを特徴とする。
本発明によれば、ボルトあるいはねじなど螺合部材の頭部側面と被締付体にマーキング装置のマーカ体によりマーキングを施すので、施されたマークが合わせマークとして機能するため、従来のように単に締付け忘れを防止するだけでなく、ねじあるいはボルト等の螺合部材の緩み確認も可能となり、信頼性の向上を図ることが可能となった。
また、非使用時などにおいてマーキング装置を回転させることにより、マーキング装置がマーカ駆動手段との常時当接から解放され、該マーカ駆動手段から無理な力が該マーキング装置に加わらなくなり、マーキング装置の故障を減らすことができる他、マーカ体に対してキャップを被せることも容易に行える。
また、マーキング装置を締付工具本体に対して取り外し可能とすることにより、マーキング装置のインクの補充作業も容易に行える。
さらに、トルクレンチなどの締付工具本体に対し六角棒レンチなどの締付トルク伝達部材の先端位置を軸方向に沿って調整可能としたので、マーカ体がねじあるいボルト等の螺合部材の頭部側面と前記被締結体との交差する部分に接触できるように調整することが可能となった。
また、請求項6に係る発明によれば、ねじあるいはボルト等の螺合部材の頭部の周囲にマーキングができないような場所があっても、マーキング装置の位置をマーキング可能な位置に変更することができる。
さらに、請求項7に係る発明によれば、ねじあるいはボルト等の螺合部材の頭部の周囲にマーキングができないような場所があっても、マーキング装置の位置をマーキング可能な位置に変更することができ、しかも例えばこの位置専用で使用するような場合には、固定部材の先端が被締結体の上面に当接して締付工具本体を支えるので、締付作業中に該締付工具本体が傾くのを防止することができる。
(第1の実施の形態)
図1〜図11は本発明の第1の実施の形態を示す。
図1はマーカ付トルクレンチの一部破断断面を示す正面図、図2は図1のマーカ付トルクレンチによるマーキング状態を示す図、図3は図1のマーキング装置の断面図、図4は図3のマーキング装置にキャップを被せるための動作を示す図、図5は図3のマーキング装置をトルクレンチ本体から工具レスで取り外した状態を示す図、図6は図3のマーキング装置とトルクレンチ本体との結合状態を示す外観図、図7は図6のA‐A矢視断面図で、マーキング装置がトルクレンチ本体にロック状態で支持された使用時のプッシュロックと嵌合部の位置関係を示す図、図8は図6のA‐A矢視断面図で、マーキング装置がトルクレンチ本体に対して一次下降するためにロック解除を行うプッシュロックと嵌合部との位置関係を示す図、図9は図6のA‐A矢視断面図で、図8の状態においてマーキング装置を反時計回りに90度回転させた状態でのプッシュロックと嵌合部との位置関係を示す図、図10は図6のA‐A矢視断面図で、図9の状態からマーキング装置を引き抜いた状態を示す図である。
なお、図1において、図14〜図16に示す部材と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、締付対象とするボルトを六角穴付ボルトBとし、図2に示すように、このボルトBを被締付体Cに締め付けた際、ボルトBの頭部の側面と被締付体Cの上面にマーク(以下合いマークと称する)mをマーキング装置Mによりマーキングするようにしたものである。
図1において、トルクレンチ本体1は、チューブ33内に従来例と同様にトグル機構(不図示)が配置され、該トグル機構に連結されるヘッド2が支軸34を介してチューブ33に揺動可能に取り付けられている。このトグル機構が作動すると、ヘッド2のレバー部2aが揺動し、マーカ駆動機構37が図14から図16に示す従来例と同様に動作し、レバー41がレバー支点軸65を支点として先端が下方に向けて移動するように傾動する。なお、チューブ33において、レバー41が配置されている側を上面、その反対面を下面として以下説明する。
本実施の形態では、ヘッド2のレバー部2aに、ヘッド2の揺動方向に沿った長孔2bが形成され、この長孔2bには、マーカ作動レバー3が隙間を有して貫通し、マーカ作動レバー3の一端部がチューブ33の上面の上方位置でレバー41の先端部に連結されている。また、マーカ作動レバー3の他端部はチューブ33の下面を貫通し、マーカ押圧レバー4に連結されている。マーカ押圧レバー4は、一端部がチューブ33の下面側に支軸4aを介して揺動可能に連結され、他端部に押圧ローラ4bが取り付けられている。したがって、前記トグル機構の作動により、レバー41が下方に向けて傾動すると、マーカ作動レバー3が下がり、マーカ押圧レバー4が支軸4aを支点として図1中時計回りに回動し、押圧ローラ4bが実線の位置から破線で示すマーカ作動位置まで移動する。その際、マーカ作動レバー3がマーカ押圧レバー4に連結する位置を支軸4a側に近づけることで、押圧ローラ4bの可動ストロークがマーカ作動レバー3の移動ストロークよりも長くでき、押圧ローラ4bの移動ストロークの拡大化を図ることができる。
ヘッド2の先端部は上面側にフランジ部2cを備えたリング状に形成されていて、このフランジ部2cの内側に筒状に形成された六角棒レンチガイド筒5が軸回りに回転不能に装着されている。例えばフランジ部2cの内周を六角形に形成し、このフランジ部2cに嵌合する六角棒レンチガイド筒5の外観形状を六角形とすることにより、嵌合状態で軸回りの回動が阻止される。
六角棒レンチガイド筒5の内周形状を六角形に形成し、この六角棒レンチガイド筒5に内挿される締付トルク伝達部材としての六角棒レンチ(外観形状が六角形に形成されている)6に対し、軸回りには回転不能とし、軸方向には移動可能としている。
本実施の形態において、六角棒レンチガイド筒5内に挿入される六角棒レンチ6は、出代調整ねじ7を回すことにより、六角棒レンチガイド筒5の先端からの突出長さを調整可能としており、この出代調整ねじ7は六角棒レンチガイド筒5の上端内径部に螺着されるねじ支持台8の軸孔8aを貫通して頭部7aが支持されている。またこのねじ支持台8の上部には、抜け止めキャップ9が螺着され、出代調整ねじ7の頭部7aが上方へ移動するのを阻止する。抜け止めキャップ9には冶具用孔9aが形成され、出代調整ねじ7の頭部7aに対してこの冶具用孔9aを通して図11に示す冶具Rを差し込むことで、出代調整ねじ7を時計回り及び反時計回りに回動させることができるようにしている。
なお、マーカ駆動機構カバー10にも冶具用孔10aを設け、図11に示すようにここから冶具Rを差し込み、上記抜け止めキャップ9の冶具用孔9aを通して該冶具Rを出代調整ねじ7の頭部7aに到達させることができるようにしている。また、この冶具用孔10aは通常ゴム製の蓋部材10bにより塞がれている。
出代調整ねじ7は、下端部の外周にねじ部が形成され、六角棒レンチ6の上端部側から形成したねじ孔6aに螺合している。したがって、図11に示すように、冶具Rにより出代調整ねじ7を回動すると、出代調整ねじ7は軸方向への移動が規制されているので、六角棒レンチ6が六角棒レンチガイド筒5に案内され、該六角棒レンチガイド筒5に対して進退する。図11(a)は、冶具Rを時計回りに回動させて六角棒レンチ6を伸ばした状態、図11(b)は、冶具Rを反時計回りに回動させて六角棒レンチ6を縮めた状態を夫々示す。
上記した六角棒レンチガイド筒5は、ヘッド2のフランジ部2cに軸方向に沿って嵌合されているだけの構成としているため、このままでは抜け落ちてしまうので、固定ブロック部材11をヘッド2のフランジ部2cとは反対面に固定ボルト12を介して固定し、六角棒レンチガイド筒5の軸方向下方への移動を阻止し、六角棒レンチガイド筒5の抜け落ちを防止すると共に、後述するマーキング装置Mの支持台としての機能を兼用させている。
固定ブロック部材11は、ヘッド2のフランジ部2cの下部に形成された穴部に嵌合する上板部11aと、この上板部11aから下方に延びる六角棒レンチガイド筒5が挿通される外筒部11bと、この外筒部11bの下端部に一体に設けられた、マーキング装置Mの支持軸102を保持する軸保持部11cとにより構成され、外筒部11bの上端面の周囲に六角棒レンチガイド筒5の上端大径部5aが当接することにより、六角棒レンチガイド筒5がヘッド2から抜け落ちすることなく固定される。
外筒部11bと軸保持部11cとは、共に上下方向に延びる孔部が形成されており、これらの孔部の軸方向をチューブ33に対して直角方向としている。
軸保持部11cは、マーカ押圧レバー4側に向けて配置されており、マーキング装置Mをマーカ押圧レバー4と六角棒レンチ6の先端との間に斜めに配置する。
なお、マーキング装置Mがマーカ押圧レバー4と六角棒レンチ6の先端との間に斜めに配置した状態はトルクレンチとして六角穴付ボルトBを締め付けて図2に示す合いマークmをボルトBの頭部側面と被締結体Cの表面に付ける使用状態の場合であり、後述するが、この使用状態の位置から図4に示すように下方に若干下げてから軸回りに角度90度の回転を可能とし、さらに図5に示すように、マーキング装置Mをトルクレンチ本体1から取り外しできるようになっている。
マーキング装置Mは、筒状に形成された固定筒部101から、角度α(0度<α<90度)を有して支持軸102が上方に向けて設けた外観構造とし、この支持軸102が固定ブロック部材11の軸保持部11cに装着される。
図3に示すように、マーキング装置Mは、固定筒部101の後端から後方に突出するプッシュボタン103を前方に向けて押し込むと、プッシュロッド104がマーカ部材105を前方に向けて押出し、マーカ部材105のマーカ体105aが六角穴付ボルトBの頭部の側面と被締結体Cとの交わる部分に向けて押し付けられ、このマーカ体105aに滲みこんでいるインクが六角穴付ボルトBの頭部の側面と被締結体Cの表面とに塗布され、合いマークmのマーキングが施される。
マーキング装置Mは六角棒レンチ6に対して傾斜して配置されているため、六角棒レンチ6の先端までの長さによって、マーキング装置Mのマーカ体105aが必ずしも六角穴付ボルトBの頭部側面と被締結体Cとの交差する部分に押出されない場合が生じる。このため、図11に示すように、六角棒レンチ6の出代を調整することにより、マーカ体105aが六角穴付ボルトBの頭部側面と被締結体Cとの交差する部分に押出できるようになる。
マーカ部材105は、先端側を小径とし後端側を大径とする異径形状に形成され、該大径の後端部105bの後端フランジ部105cと、固定筒部101の先端開口の周縁部との間に配置したばね106のバネ力により前方に向けて付勢されている。その際、小径の先端部105dが貫通する固定筒部101の先端開口の内径を大きく形成しているので、先端部105dはばね106に付勢されながら姿勢を変えることができ、マーカ体105aが六角穴付ボルトBの頭部の側面に接触した際に摩擦力などに影響で押出される方向の異なる方向に分力が作用しても、これに対応してマーカ体105aの向きを自由に変えることができ、確実に六角穴付ボルトBの頭部の側面と被締結体Cの表面とにマーカ用のインクを塗布することができる。
マーカ部材105は内部がインクタンクに構成され、後端のゴム栓105dを取り外すことにより、インクの補充ができるようになっている。また、先端のマーカ体105aには後方に向けて弁体105eが取り付けられ、ばね105fのばね力に抗してマーカ体105aと弁体105eとが一体に後退すると、弁座105gが開き、インクがこの弁座105gと弁体105eとの間を通過してマーカ体105aに滲みこむようになっている。
また、プッシュボタン103は、内部にばね106により前方に向けて付勢されたプッシュプレート107が前後方向に移動可能に配置されてスリーブ部材108の後端部にねじ結合されている。スリーブ部材108は、前方部が周方向に沿って突起部109が一定間隔を有して形成されている。
このスリーブ部材108とマーカ部材105との間には、中間支持部材110が配置されており、中間支持部材110は先端部がマーカ部材105の後端と当接してマーカ部材105の後方への移動を規制する。また、この中間支持部材110の中心部には、プッシュロッド104の先端部とねじ結合する押圧スリーブ111がガタを有して嵌合されており、前記マーカ部材105の向きが変わってもこれに追従できるようになっている。また、スリーブ部材108と固定筒部101との間には、外周に固定筒部101の内周ねじ部と螺合するねじ部を備えたナット部材112がねじ込まれ、このナット部材112の先端がスリーブ部材108の段部108aに当接することにより、スリーブ部材108が後方へ抜け出るのが防止される。
さらに、中間支持部材110の外周後端部がナット部材112の先端に当接することにより、中間部材110の後方移動が規制される。なお、中間部材110は、固定筒部101の段部101aに当接することにより、前方への移動が規制されている。
この中間部材110には、スリーブ部材108の突起部109が挿通される孔部110aが形成され、スリーブ部材108が前方へ移動することが保証されている。
トルクレンチ本体1に対してマーキング装置Mを通常使用状態に取り付けている図1に示す状態で、柄36を握って手前側に引くと、六角棒レンチ6が六角穴付ボルトBを締め付け方向に回し、設定トルク値に達すると、前記トグル機構が作動し、マーカ駆動機構37が動作を開始し、マーカ押圧レバー4が支軸4aを支点として時計回りに回動する。このマーカ押圧レバー4の時計回り回動により、押圧ローラ4bが図1の実線で示す位置から破線で示す位置に向けて回動するので、マーキング装置Mのプッシュボタン103がスリーブ部材108と一体に前方に向けて押し込まれる。プッシュボタン103内のプッシュプレート107はプッシュロッド104と当接しており、プッシュプレート107を付勢するばね106のばね力でプッシュロッド104を前方に向けてプッシュする。ここで、例えばマーカ部材105が何らかの不具合で前方への押し出しができなくなった場合、プッシュボタン103とプッシュロッド104とを直結状態としていると、プッシュロッド104の前方移動ができなくなり、マーカ駆動機構37等の故障の原因ともなりかえない。
しかし、このようにプッシュロッド104の前方移動が不能となった場合でも、プッシュプボタン103とスリーブ部材108のみがばね106のばね力に抗して、前方へ移動するので、マーカ押圧レバー4が支軸4aを支点として時計回りに回動することが保証され、マーカ駆動機構37等の故障が避けられる。
プッシュロッド104に直結された押圧スリーブ111が所定の余裕区間を持って前方に移動し、マーカ部材105の後端に当接し、このマーカ部材105を前方に押し出す。そして、六角穴付ボルトBの頭部側面と被締結体Cの表面にマーク体105aにより合いマークmが施される。このマーカ部材105が押出された状態を解除するには、ヘッド2を手で持って回動させることで前記トグル機構が元の状態にセットされ、ばね113のばね力によりマーカ部材105が後方に向けて押戻され、プッシュボタン103もプッシュロッド104を介して元の位置まで押戻され、次のマーキングに備え。
上述したように、本実施の形態では、六角穴付ボルトBの頭部側面に対して施したマーキングによりねじ締め済みであることを示すことができ、また六角穴付ボルトBの頭部側面と被締結体Cの上面とを一つの合いマークmでマーキングしているので、ボルトの緩み確認のためのマーキングを同時に行うことが可能となった。
このマーカ付トルクレンチを使用しない場合には、図4に示すように、マーカ体105aにキャップ13を被せてインクの蒸発防止、マーカ体105aの保護を行う必要があるが、図4(a)に示すように、マーカ体15の先端は六角棒レンチ6の先端と近接し、六角棒レンチ6がキャップ13の装着に障害となる。
そこで、本実施の形態では、軸保持部11cに軸支されているマーキング装置Mの支持軸102を支点として、マーキング装置Mを90度の角度回動させることにより、六角棒レンチ6に干渉されることなくマーカ体105aにキャップ13を被せることができるようにしている。
また、マーキング装置Mを使用位置から90度の角度回動した状態から、さらにマーキング装置Mをトルクレンチ本体1から取り外しできるようにしている。
図4から図10はマーキング装置ロック機構を示す。
図10において、図10の(c)に示すように、チューブ33の長手方向をY軸とし、該Y軸と直交する軸方向をX軸方向、該X,Y軸と互いに直交する上下方向の軸方向をZ軸とし、固定ブロック部材11の筒状に形成されている軸保持部11cの中心に該X軸とY軸との交点が存在するとし、軸保持部11cの全周を時計の位置として見て、X軸と交差する9時の位置をP1、Y軸と交差する12時の位置をP2とする。
軸保持部11cの内周には、9時の位置P1の近傍(若干8時寄り)から12時の位置P2の近傍(若干1時寄り)にわたり凹部11dが形成され、図10(b)(c)に示すように、軸保持部11cの周壁にはロック解除ピン14が差し込まれるピン孔11eが9時位置にX軸方向に沿って凹部11dに臨んで形成されている。このピン孔11eは、内周部側を大径孔とし、外周側に向かう途中に段部11fが形成されている。ロック解除ピン14は、円柱状に形成されており、ピン孔11eと反対側の差し込み孔11gからピン孔11eに差し込まれ、ロック解除ピン14の差し込み後端部のフランジ部14bがピン孔11eの段部11fに係合するまで差し込み可能となっており、この係合位置においてロック解除ピン差し込み後端はピン孔11e内に確実に挿入されている。
ロック解除ピン14が軸保持部11cの外周から突出する突出端部には摘み部14aが取り付けられ、この摘み部14aを押してロック解除ピン14を最も深い位置まで押し込むと、図10(a)に示すように、ロック解除ピン14の押し込み端は軸保持部11cの内周面の位置まで達する。なお、ロック解除ピン14は凹部11dの最下位の位置に存在する。
一方、支持軸102には、軸保持部11cとの嵌合部分の軸部内に、第1のロックピン15と第2のロックピン16とがZ軸方向に離隔して配置され、第1のロックピン15と第2のロックピン16とは、マーキング装置Mの使用状態においてX軸方向とY軸方向に沿って移動可能に配置されている。第1のロックピン15と第2のロックピン16とは共にテーパ形状に形成され、不図示の付勢ばねにより小径端側の先端部を径方向外方に向けて付勢され、該先端部が凹部11d内に入り込む。
本実施の形態にあっては、図7に示す支持軸102が軸保持部11cに最も深く差し込まれた使用状態において、第1のロックピン15はロック解除ピン14とZ軸方向において同レベルにあって凹部11d内に入り込み、第2のロックピン16は凹部11dの上部位置に入り込むようになっている。
したがって、第1のロックピン15と第2のロックピン16とは、凹部11d内において、ロック解除ピン14により軸保持部11c内に押戻されない限り凹部11dの内周壁に当接し、支持軸102のZ軸方向への移動及びZ軸周りの回動が規制されることになる。
図7は使用状態における第1のロックピン15及び第2のロックピン16と、凹部11dとの位置関係を示す図で、支持軸102は軸保持部11cに最も深く差し込まれ、第1のロックピン15の先端が9時の位置P1、第2のロックピン16が12時の位置P2において凹部11d内まで飛び出ている。
この状態において、第1のロックピン15が凹部11dの下側内周壁に当接しているので、支持軸102を下方に引き抜こうとしても、第1のロックピン15がZ軸に沿った下方向への移動を規制し、支持軸102のZ軸方向に沿った移動が規制される。また、支持軸102を上から見て時計回り方向に回動しようとしても、第2のロックピン16が凹部11dの12時位置での内周壁に当接し、支持軸102の時計回り方向への回動が規制される。さらに、支持軸102を上から見て反時計回り方向に回動しようとしても、第1のロックピン15が凹部11dの9時位置での内周壁に当接し、支持軸102の反時計回り方向への回動が規制される。したがって、図7に示す使用状態にあっては、支持軸102に一体に取り付けられているマーキング装置Mは、Z軸方向及びZ軸回りに移動することがなく、固定ブロック部材11に対して不動状態となっている。
次に、例えばマーカ体105aにキャップ13を被せてインクの蒸発防止しようとする場合、図7に示す状態においてロック解除ピン14を押し込むと、ロック解除ピン14が第1のロックピン15を支持軸102内に押し込み、第1のロックピン15と凹部11dの内周壁との係合が解除される。これにより、図8(a)、(b)に示すように、支持軸102のZ軸に沿った下方への移動及び反時計方向への回動が可能となる。但し、第2のロックピン16が凹部11dの下方の内周壁と9時位置での内周壁に当接する範囲での移動が許容される。
したがって、図4(a)に示す使用状態から、摘み部14aを押してロックピン14を押し込んで、図4(b)に示すように、マーキング装置Mを手で持って矢印方向に引き下げると、支持軸102が軸保持部11cから少し抜け、この位置でマーキング装置Mを反時計方向へ回動させると、図4(c)に示すように、第2のロックピン16が12時の位置P2から9時の位置P1に向けて90度の角度回動した位置まで回動が許容される。この図4(c)に示す状態にあっては、マーキング装置Mのマーカ体105aの前方には六角棒レンチ6がないので、図4(c)(d)に示すように、キャップ13をマーカ体105aの前方から被せることができることになる。
続いて、例えばマーキング装置Mにインクを補充する場合などのように、マーキング装置Mを固定ブロック部材11から取り外す場合には、図8(b)に示す支持軸102を軸保持部材11cに対して第2のロックピン16が凹部11dのZ軸方向下方の内周壁に係合する位置まで下がった一次下降状態において、支持軸102を反時計方向に回動し、図9(a)に示す12時の位置P2に位置する第2のロックピン16を、図9(b)に示す9時の位置P1まで回動させ、摘み部14aを押してロック解除ピン14を押し込むと、第2のロックピン16が支持軸102内に入り込み、凹部11dの内周壁との係合が解除され、図10(a)に示すように、支持軸102を更にZ軸に沿って下方向へ移動させることが可能となる。この状態で、第1のロックピン15と第2のロックピン16は凹部11dから抜け出ているので、図10(c)に示すように、支持軸102を軸保持部11cから抜き取ることができ、図5に示すようにマーキング装置Mを固定ブロック部材11、すなわちトルクレンチ本体1から取り外すことが可能となる。
また、マーキング装置Mをトルクレンチ本体1に取付けるには、マーキング装置Mを使用状態の位置から90度の角度ずれた位置から支持軸102を軸保持部11cに差し込みそのまま最も深い位置まで差し込む。不使用の際には、この状態に維持し、使用する際には時計周り方向に90度の角度を回動するだけで、図6に示す使用状態の位置になる。
第2の実施の形態
図12は本発明の第2の実施の形態を示す。
本実施の形態は、六角棒レンチ6の軸回りの任意の位置に傾斜したマーキング装置Mを移動できるようにしたもので、固定ブロック部材11は、六角棒レンチガイド筒5が挿通される外筒部11bのみを設け、この外筒部11bの外周に対して回転可能に装着するリング状の締付固定部21を介して軸保持部11cを一体に設けている。マーカ押圧レバー4は、第1の実施の形態とは逆にヘッド2の先端側に向けて延びており、マーカ押圧レバー4の先端部に押圧ローラ4bが第1の実施の形態と同様に設けられている。
締付固定部21には周方向に沿って複数の連結棒22が上下方向に移動自在に配置され、これら複数の連結棒22の上端に押圧板23が取り付けられている。この押圧板23は、リング状に形成された本体部23aが外筒部11bに外装されて上下方向に移動自在に配置されており、締付固定部21と該本体部23aとの間に設けたばね24のばね力によりヘッド2側に向けて付勢される。押圧板23の本体部23aの上面には、マーカ押圧レバー4の押圧ローラ4bが周方向に摺動可能となっており、本体部23aの外周から外方に向けて延びると共に下方に向けて傾斜する傾斜押圧レバー部23bの先端に設けた押圧ローラ23cがマーキング装置Mのプッシュボタン103を押圧する。
トグル機構の作動により、マーカ押圧レバー4が下方に傾動すると、マーカ押圧レバー4の押圧ローラ4bが押圧板23の本体部23aを下方に向けて押すので、押圧板23はばね24のばね力に抗して下方に移動し、押圧板23の傾斜押圧レバー部23bの押圧ローラ23cがマーキング装置Mのプッシュボタン103を押し込み、マーカ体105aが飛び出て六角穴付ボルトBの頭部側面と被締結体Cの上面に合いマークmを塗布する。
マーキング装置Mと一体の締付固定部21はZ軸の周りを任意の角度位置に回転され、固定ボルト21aを締め付けることにより外筒部11bに固定され、その際、連結棒22を介して押圧板23も一体に回動してマーキング装置Mのプッシュボタン103に対して押圧ローラ23cが当接している。
第3の実施の形態
図13は本発明の第3の実施の形態を示す。
上記した第2の実施の形態では、六角穴付ボルトBの頭部側面の全周の任意の位置に合いマークmを塗布できるようにしているが、本実施の形態では、締付固定部21の位置を一端決めるとL字形状の固定部材31により締付固定部21を締付固定し、マーキング装置Mの位置を固定して変更できないようにしている。そして、被締結体Cの上面に固定部材31の下端を当接させることにより、トルクレンチによりボルトBを締め付ける際に、トルクレンチが傾くのを防止するようにしている。
上記した各実施の形態では、ボルトあるいはねじなどの螺合部材として六角穴付ボルトを例にし、工具として柄の付いたトルクレンチによりこの六角穴付ボルトを締め付けるようにしているが、本発明はこれに限定されることはなく、ボルトあるいはねじなどの螺合部材として、頭部に六角穴ではなく三角錐あるいは星型といった特殊な穴形状のものであってもよく、また工具としてはトルクドライバのようなものであっても良い。
本発明の第1の実施の形態を示すマーカ付トルクレンチの一部破断断面を示す正面図。 図1のマーカ付トルクレンチによるマーキング状態を示す図。 図1のマーキング装置の断面図。 図3のマーキング装置にキャップを被せるための動作を示す図。 図3のマーキング装置をトルクレンチ本体から工具レスで取り外した状態を示す図。 図3のマーキング装置とトルクレンチ本体との結合状態を示す外観図。 図6のA‐A矢視断面図で、マーキング装置がトルクレンチ本体にロック状態で支持された使用時のプッシュロックと嵌合部の位置関係を示す図。 図6のA‐A矢視断面図で、マーキング装置がトルクレンチ本体に対して一次下降するためにロック解除を行うプッシュロックと嵌合部との位置関係を示す図。 図6のA‐A矢視断面図で、図8の状態においてマーキング装置を反時計回りに90度回転させた状態でのプッシュロックと嵌合部との位置関係を示す図。 図6のA‐A矢視断面図で、図9の状態からマーキング装置を引き抜いた状態を示す図。 図1のマーカ付トルクレンチの六角棒レンチの出代調整を説明する図。 本発明の第2の実施の形態を示すマーカ付トルクレンチの正面図。 本発明の第3の実施の形態を示すマーカ付トルクレンチの正面図。 従来のマーカ付トルクレンチの外観を示す上面図。 図14のマーカ付トルクレンチの正面図。 図14のA‐A矢視断面図。
符号の説明
B 六角穴付ボルト
C 被締付体
M マーキング装置
101 固定筒部 101a 段部
102 支持軸 103 ボタン
104 プッシュロッド
105 マーカ部材
105a マーカ体 105b 後端部
105c 後端フランジ部 105d 先端部
105d ゴム栓 105e 弁体
105f ばね 105g 弁座
106 ばね 107 プッシュプレート
108 スリーブ部材
108a 段部
109 突起部
110 中間支持部材
110a 孔部
111 押圧スリーブ 112 ナット部材 113 ばね
R 冶具
m マーク(合いマーク)
P1 9時の位置
P2 12時の位置
1 トルクレンチ本体
2 ヘッド
2a レバー部 2b 長孔 2c フランジ部
3 マーカ作動レバー
4 マーカ押圧レバー
4a 支軸 4b 押圧ローラ
5 六角棒レンチガイド筒
6 六角棒レンチ
6a ねじ孔
7 出代調整ねじ
7a 頭部
8 ねじ支持台
8a 軸孔
9 抜け止めキャップ
9a 冶具用孔
10 マーカ駆動機構カバー
10a 冶具用孔 10b 蓋部材
11 固定ブロック部材
11a 上板部 11b 外筒部 11c 軸保持部
11d 凹部 11e ピン孔 11f 段部
12 固定ボルト
13 キャップ
14 ロック解除ピン
14a 摘み部
15 第1のロックピン
16 第2のロックピン
21 締付固定部
21a 固定ボルト
22 連結棒
23 押圧板
23a 本体部 23b 傾斜押圧レバー部
23c 押圧ローラ
24 ばね
31 固定部材

Claims (7)

  1. 後端側が押し込まれることにより、先端側のマーカ体が突出し、該マーカ体に当接する部分にマーキングを施すマーキング装置と、
    前記マーキング装置が装着され、設定トルク値に達すると作動するトグル手段の動作により該マーキング装置の後端側を押し込むマーカ駆動手段を備えた締付工具本体と、
    被締付体を締め付けるためのねじあるいはボルトなどの螺合部材の頭部に係合し、前記締付工具本体から加えられる軸周りの回転により締付トルクを該螺合部材に伝達する締付トルク伝達部材と、
    を有し、
    前記マーキング装置は、先端側のマーカ体が前記螺合部材の頭部側面と前記被締結体との交差する部分に接触する向きに配置されていることを特徴とするマーカ付締付工具。
  2. 前記マーキング装置は、前後方向に延びる軸線が前記締付トルク伝達部材の軸方向に対し傾斜するように前記締付工具本体が装着されていることを特徴とする請求項1に記載のマーカ付締付工具。
  3. 前記マーキング装置は、前記締付工具本体に対し、前記マーカ体の延長線上から前記螺合部材の頭部側面と前記被締結体との交差する部分が外れる向きに回転可能で、かつ取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のマーカ付締付工具。
  4. 前記締付トルク伝達部材は、前記締付工具本体に対し、先端位置を軸方向に沿って調整可能としたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のマーカ付締付工具。
  5. 前記締付工具本体はトルクレンチ本体としたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のマーカ付締付工具。
  6. 前記マーキング装置を前記締付トルク伝達部材の周りの任意の位置で前記締付工具本体側に位置変更可能に固定する固定部材を有し、前記マーカ駆動手段は前記マーキング装置が前記任意の位置に固定された状態で、該マーキング装置の後端側を押し込む手段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のマーカ付締付工具。
  7. 前記マーキング装置を前記締付トルク伝達部材の周りの任意の位置で前記締付工具本体側に位置変更不能に固定する固定部材を有し、前記マーカ駆動手段は前記マーキング装置が前記任意の位置に固定された状態で、該マーキング装置の後端側を押し込む手段を有し、該固定部材は先端が前記被締結体の上面に当接して該締付工具本体を支えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のマーカ付締付工具。
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