JP4745427B2 - 物品保持装置及びこれを備えたラック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品保持装置及びこれを備えたラック装置に関する。
従来、電子機器を保持し、収納するラック装置が広く用いられている。このようなラック装置を改良する提案は、種々知られている。(例えば、特許文献1)。
特開2003−142859号公報
ところで、上記のようなラック装置は、複数の物品、例えば、サーバ装置とテープライブラリ装置等の電子装置を上下に重ねた状態で保持し、収納することがある。また、収納した電子装置の保守点検作業を行うために、電子装置をレール装置に装着した状態でラック装置に収納することがある。このような従来のラック装置2000につき、図1を参照しつつ説明する。
ラック装置2000は、対向配置された柱部材2001を備えるとともに、水平に柱部材2001に取り付けられたレール装置2002を備えている。レール装置2002は、スライド可能な保持部材2003を備えている。
レール装置2002の保持部材2003には、第1のサーバ装置100aや第2のサーバ装置100bが取り付けられている。また、柱部材2001には、テープライブラリ装置200が取り付けられている。このテープライブラリ装置200は、柱部材2001に固定されている。テープライブラリ装置200は、前面パネル201を備えている。この前面パネル201は、レール装置2002により完全にラック装置2000内に収納された状態の第1のサーバ装置100aや第2のサーバ装置100bの前端部よりも前側に突出した状態となる。電子機器の前面パネルの突出量は、電子機器の種類や製造メーカによって異なり、このため、図1に示すように前面パネル201が突出した状態となることがある。
第1のサーバ装置100aや第2のサーバ装置100bは、保守点検作業のためにレール装置2002によって前側に引き出される。ここで、図1に示すように第1のサーバ装置100aであれば、直上の電子装置の前端部が突出しておらず、蓋部材100a1を取り外すことができる。
ところが、直上に前面パネル201が突出している第2のサーバ装置100bの蓋部材100b1は、前面パネル201と干渉してしまう。このため、蓋部材100b1は、取り外すことができず、第2のサーバ装置100bの保守点検作業を行うことができない。
このように、上下方向に複数の段に亘って物品を保持させる場合、ある段に保持された物品に対して作業をしようとしたきにその物品が他の段に保持された物品と干渉してしまい、作業が妨げられることがある。
そこで、本発明は、物品保持装置のある段に保持された物品が他の段に保持された物品と干渉しない状態とすることを課題とする。
本明細書開示の物品保持装置は、保持対象となる物品がそれぞれ取り付けられるとともに、上下方向に並列させて配置された複数の移動部材と、前記移動部材がそれぞれ前後移動可能な状態で装着された基部材を備えている。そして、前記基部材に軸支されるとともに、前記複数の移動部材に含まれる第1の移動部材と第2の移動部材とを連結する連結部材と、を備え、前記第1の移動部材と前記第2の移動部材を前後異なる方向に移動させることを特徴としている。
このように二つの移動部材を前後異なる方向に移動させることにより、移動部材に保持された物品の干渉を回避し易くすることができる。この結果、物品の一例としての電子機器等の保守点検作業を容易に行うことができるようになる。
本明細書開示の物品保持装置によれば、物品保持装置のある段に保持された物品が他の段に保持された物品と干渉しない状態を創出することができる。
図1は、従来のラック装置における問題点の説明図である。 図2は、実施例1のラック装置の斜視図である。 図3は、基部材から移動部材を取り外した状態のラック装置の斜視図である。 図4(A)〜(C)は、基部材の一部を示した説明図である 図5(A)は、移動部材の配列を示し、図5(B)は、移動部材の動きを示した説明図ある。 図6は、移動部材の基部材への装着状態を示す説明図である。 図7は、図6におけるA部を拡大して示した説明図である。 図8は、図7におけるB−B線断面図である。 図9(A)〜図9(E−2)は、物品保持装置に用いられる各種部品の説明図である。 図10は、移動部材が前後に移動する様子を示した説明図である。 図11(A)は図10におけるC−C線断面図、図11(B)は図10におけるD−D線断面図、図11(C)は図10におけるE−E線断面図である。 図12(A)、図12(B)は、実施例1の移動部材が前後に移動する様子を示した説明図である。 図13は、図12(A)におけるF−F線断面図である。 図14(A)、図14(B)は、連結部材の説明図である。 図15(A−1)〜図15(B−3)は、物品保持装置に用いられる各種部品の説明図である。 図16は、物品保持装置にサーバ装置とテープライブラリ装置とを保持させ、両者をラック装置内に収納した状態の説明図である。 図17は、移動部材とサーバ装置との間に介在するレール装置の説明図である。 図18は、サーバ装置がレール装置によって前方に引き出された状態を示す説明図である。 図19は、軸部材に装着されていた止め具が取り外される様子を示す説明図である。 図20は、サーバ装置の前側への移動に伴ってテープライブラリ装置が後退する様子を示す説明図である。 図21は、サーバ装置の蓋部材が取り外される様子を示す説明図である。 図22(A)、図22(B)は、実施例2の移動部材が前後に移動する様子を示した説明図である。 図23は、図22(A)におけるH−H線断面図である。 図24(A)、図24(B)は、連結部材の説明図である。 図25(A)、図25(B)は、実施例3の移動部材が前後に移動する様子を示した説明である。 図26は、図25(A)におけるJ−J断面図である。 図27(A)、図27(B)は、連結部材の説明図である。 図28(A)、図28(B)は、実施例4の移動部材が前後に移動する様子を示した説明図である。 図29は、図28(A)におけるL−L線断面図である。 図30(A)、図30(B)は、実施例5の連結部材の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されている場合もある。
図2は、実施例1のラック装置1000の斜視図である。ラック装置1000は、筐体1内に物品保持装置500を備えている。実施例1において、物品保持装置500が保持する対象となる物品は、どのような物品であっても良いが、例えば、図16に示すようなサーバ装置101cやテープライブラリ装置200等の電子装置は保持される物品として好適である。これらの電子装置は、ラック装置1000から前方また後方に引き出して、保守点検作業がされることがある。物品保持装置500は、電子装置のこのような保守点検作業を行う際に電子装置相互の干渉を回避することができ、都合がよい。
なお、以下の説明では、説明を容易にするため、ラック装置1000の前、後、左、右を図2に示すように定めることとする。
物品保持装置500は、保持対象となる物品がそれぞれ取り付けられる複数の移動部材20を備えている。移動部材20は、図2に示すように上下方向に複数段に亘って並列されている。これらの移動部材20は、板状の基部材10に、それぞれ前後移動可能な状態で装着されている。
なお、ラック装置の規格には、高さ方向寸法の最小単位として1U=44.45mmが定められている。移動部材20の一段分は、1U分に相当する。
図3は、物品保持装置500に含まれる基部材10から移動部材20を取り外した状態のラック装置1000の斜視図である。基部材10は、板状の部材である。物品保持装置500は、二枚の基部材10を備えている。二枚の基部材10は、筐体1内部に設けられている。二枚の基部材10は、筐体1の内部で対向させて配置されている。基部材10は、筐体1の右側部、左側部にそれぞれ配置されている。
図4(A)〜(C)は、基部材10の一部を示した説明図である。より具体的には、図4(A)は、基部材10の一部を右側面側から見た図であり、図4(B)は、基部材10の一部を上側から見た図であり、図4(C)は、基部材10の一部をラック装置1000の前側から見た図である。
基部材10は、図4(B)に示すように、外側に張り出すように設けられた軸部材取付部11を備えている。軸部材取付部11は、図4(B)に示すように前側と後側とで一対となっている。
基部材10は、前後の軸部材取付部11の間に、窓部12を備えている。さらに、前側と後側にそれぞれ軌道溝13を備えている。二つの軸部材取付部11、窓部12、二つの軌道溝13が一組になって前後方向に列をなし、これが一段分となって配置されている。基部材10には、この段が、図4(A)〜図4(B)に示すように上下方向に複数段設けられている。そして、この段毎に後に詳述する移動部材20が一つずつ装着される。二つの軸部材取付部11の間には、前後方向に延びる軸部材30が取り付けられる。軸部材30は、後に詳述するように、図9(A)に示す蓋部材14を用いて二つの軸部材取付部11の間に取り付けられている。
図5(A)は、移動部材20の配列を示し、図5(B)は、移動部材20の動きを示した説明図ある。図5(A)、図5(B)は、右側、左側ともに6段分を図示している。
移動部材20は、軸部材30に摺動可能に装着される摺動部21を備えている。具体的には、前後方向に延びる板状体上に一対の摺動部21を備えている。摺動部11は、鍔状であり、側方に突出する状態で移動部材20に設けられている。摺動部21は、軸部材30が挿通される挿通孔21aを備えている。移動部材20は、さらに、移動対象となる物品、本実施例では図16に示すサーバ装置101c等の装置を支持する一対の装置支持部22を備えている。装置支持部22は、移動部材20の前端及び後端に鍔状に設けられている。装置支持部22は、摺動部21とは異なる方向に突出する状態で移動部材20に設けられている。
移動部材20には、ピン部材23が装着されている。図9(B−1)はピン部材23の斜視図である。図9(B−2)は、ピン部材23の側面図である。ピン部材23は、鍔部23aと筒状部23bを備えている。ピン部材23は、摺動部21よりも前端側及び後端側に装着されている。ピン部材23は、筒状部23bが摺動部21と同じ方向に突出するように移動部材20に設けられている。
このような移動部材20は、それぞれ基部材10に前後移動可能な状態で装着される。これにより、図5(B)に示すように、各移動部材20は、別個に前後に移動することができるようになる。
ここで、移動部材20の基部材10への装着について図6〜図8を参照しつつ説明する。図6は、移動部材20の基部材10への装着状態を示す説明図である。図7は、図6におけるA部を拡大して示した説明図である。図8は、図7におけるB−B線断面図である。
移動部材20は、対向配置された二枚の基部材10の内側にその板状部分が位置するように配置される。このとき、摺動部21が窓部12から基部材10の外側へ突出し、ピン部材23の筒状部23bが軌道溝13から基部材10の外側へ突出するように移動部材20と基部材10とが合わせられる。
窓部12から突出した摺動部21の挿通孔21aには、軸部材30が挿通される。このとき、挿通孔21aには、図9(C−1)〜図9(C−3)に示した軸受け筒部材31が装着される。図9(C−1)は軸受け筒部材31の正面図、図9(C−2)は軸受け筒部材31の斜視図、図9(C−3)は、軸受け筒部材31の側面図である。軸受け筒部材31は、外周に溝31aを備えており、この溝31aが挿通孔21aに係合されて挿通孔21aに装着される。軸受け筒部材31は、軸部材30に対して摺動する。これにより、移動部材20は、軸部材30に対し、摺動可能となる。
挿通孔21aに挿通された軸部材30の一端は、細くなっており、後側の軸部材取付部11に設けられた孔に差し込まれている。前側の軸部材取付部11にも孔が設けられており、軸部材30は、一旦、この前側の孔に挿通させた後、後側の軸部材取付部11に差し込まれる。そして、その前側の孔は、蓋部材14によって塞がれる。蓋部材14は、ネジ穴14aを有し、ネジ部材15によって軸部材取付部11に装着される。これにより、軸部材30は、軸部材取付部11間に取り付けられる。そして、摺動部21に軸部材30が挿通された状態の移動部材20は、軸部材30に沿って前後方向に移動することが可能となる。
このとき、移動部材20に設けられたピン部材23の筒状部23bは、軌道溝13から突出する。そして、筒状部23bには、ネジ部材24が螺合される。このとき、筒状部23bの外側には図9(D−1)、図9(D−2)に示す軸受け筒部材16が装着される。図9(D−1)は軸受け筒部材16の斜視図であり、図9(D−2)は軸受け筒部材16の側面図である。この軸受け筒部材16が筒状部23bに装着されることにより、ピン部材23は軌道溝13に対し、滑らかに摺動することができる。また、筒状部23bとネジ部材24との間には図9(E−1)、図9(E−2)に示すドーナツ状の座金部材17を配置する。図9(E−1)は座金部材17の斜視図であり、図9(E−2)は座金部材17の側面図である。この座金部材17を装着することにより、軸受け筒部材16の脱落を防止することができる。
以上のように基部材10に装着された移動部材20の動作を図10及び図11を参照しつつ説明する。図10では、説明の都合上、3U分、すなわち、3つの移動部材20のみを示し、上から順に20−11、20−12、20−13の参照番号を付す。
図10における移動部材20−11は、前側に移動した状態である。図10における移動部材20−12は、収納位置にある状態である。図10における移動部材20−13は、後側に移動した状態である。図11(A)は、図10におけるC−C線断面図である。図11(B)は、図10におけるD−D線断面図である。図11(C)は、図10におけるE−E線断面図である。
これらに図示するように、移動部材20は、収納位置から前後方向に移動することができる。一の移動部材20を前側に移動させ、他の移動部材20を後側に移動させることにより、これらの移動部材20に保持された電子装置の干渉を回避することが可能となる。
以上説明したように、移動部材20−11〜20−13は、個別に前後に移動させることができるので、保持された装置の必要に応じて所望の移動部材20を前側に移動させたり、後側に移動させたりすることができる。
本実施例の物品保持装置500は、さらに、移動部材20同士を接続する板状の連結部材41を備えている。図12(A)、図12(B)は、5つの移動部材20−11〜移動部材20−15を示している。この5つの移動部材20−11〜20−15のうち、移動部材20−11を第1の移動部材とし、移動部材20−15を第2の移動部材とする。そして、第1の移動部材20−11と、第2の移動部材20−15とを連結部材41で連結している。図12(A)は、5つの移動部材20−11〜20−15の全てが収納位置にある状態を示し、図12(B)は、第2の移動部材20−15を前側へ移動させるとともに第1の移動部材20−11を後側へ移動させた状態を示している。連結部材41を用いることにより、第1の移動部材20−11と第2の移動部材20−15の一方を前側に動かしたときに、同時に他方を後側へ移動させることができる。
本実施例では、図16に示し、後に詳述するように高さ4Uのサーバ装置101cの直上にテープライブラリ装置200が配置されることを想定している。このため、最下の第2の移動部材20−15と4U分上側に位置する第1の移動部材20−11とを接続する連結部材41が用いられている。
ここで、連結部材41につき、詳細に説明する。図13は、図12(A)におけるF−F線断面図である。また、図14(A)、図14(B)は、連結部材41の説明図であり、より具体的には、図14(A)は、連結部材41の側面図、図14(B)は、図14(A)におけるG−G線断面図である。
連結部材41は、両端側にそれぞれ長円溝42を備えている。また、中心部に回転軸部43を備えている。
長円溝42には、図15(A−1)、図15(A−2)に示す軸受け筒部材44が摺動自在に嵌め込まれる。軸受け筒部材44は、図13に示すように座金部材17と共に、ネジ部材45によってピン部材23の筒状部23bへ取り付けられる。軸受け筒部材44のピン部材23への取り付けは、第1の移動部材20−11と第2の移動部材20−15に対して行われる。これにより、第1の移動部材20−11と第2の移動部材20−15が連結される。
回転軸部43の先端部43aは、図13に示すように移動部材20−13が備えるピン部材23の筒状部23bへ嵌め込まれる。すなわち、他のピン部材23の筒状部23bに装着されているネジ部材24に代えて先端部43aが嵌め込まれている。この場合も、筒状部23bには、軸受け筒部材16が装着されている。移動部材20−13は、5つの移動部材20−11〜20−15の中間に位置している。このようにして連結部材41は、基部材10に軸支され、回転軸部43を軸として回動可能となる。
このようにして、第1の移動部材20−11と第2の移動部材20−15とが連動するようになる。
以上のような第1の移動部材20−11には、図16に示すようにテープライブラリ装置200が保持される。テープライブラリ装置200の第1の移動部材20−11への保持は、図6に詳しく表された装置支持部22を介して行われる。なお、テープライブラリ装置200は、5U分の高さを有しており、第1の移動部材20−11よりも上側に位置する4つの移動部材20によっても第1の移動部材20−11と同様に保持されている。
また、第2の移動部材20−15には、図16に示すようにサーバ装置101cが保持される。サーバ装置101cの保持には、図17に示すようなレール装置50が用いられる。図17は、移動部材11−15とサーバ装置101cとの間に介在するレール装置50の説明図である。レール装置50は、伸縮可能となるように第1レール部材50a、第2レール部材50b、保持部材50cを備えている。第2レール部材50bは、第1レール部材50aに対し、出没可能となっている。保持部材50cは、第2レール部材50bに対し出没可能となっている。サーバ装置101cは、保持部材50cに取り付けられている。第1レール部材50aは、移動部材20−15が備える装置支持部22に取り付けられている。これにより、サーバ装置101cは、レール装置50による移動と、移動部材20−15による移動が可能となる。
なお、図16は、テープライブラリ装置200、サーバ装置101cのいずれもが収納位置にある状態を示している。このように装置が収納位置にあるときは、装置の不用意な移動を防止すべく、軸部材30に図15(B−1)〜図15(B−3)に示す止め具32が装着されている。図15(B−1)は止め具32の正面図である。図15(B−2)は止め具32の斜視図である。図15(B−3)は止め具32の側面図である。止め具32は、筒状の部材であり、その側壁に縦溝32aを備えている。これにより、軸部材30に対し、脱着自在となっている。
上述のように図12(A)は、収納位置にある状態の移動部材20−11〜20−15を示している。これらの軸部材30には、止め具32が装着されている。より具体的には、軸部材取付部11と軸受け筒部材31との間に止め具が取り付けられている。図13(A)に示す移動部材20−11〜20−15は、全て収納位置にあるので止め具32は前後に装着されている。
一方、図12(B)に示すように、後側へ移動させた移動部材20−11に対しては、後側へ装着されていた止め具32を取り外し、前側へ二個連ねた状態で装着する。また、図12(B)に示すように、前側へ移動させた移動部材20−15に対しては、後側に装着されていた止め具32を取り外し、後側へ二個連ねた状態で装着する。これにより、移動部材20が不用意に動いてしまうことを回避することができる。これにより、安全に保守点検作業を行うことができる。
次に、図16に示したサーバ装置101cの収納状態から、サーバ装置101cを前側に引き出して行う保守点検作業の様子について図18〜図21を参照しつつ説明する。図18は、サーバ装置101cがレール装置50によって矢示102で示すように前方に引き出された状態を示す説明図である。図19は、軸部材30に装着されていた止め具32が取り外される様子を示す説明図である。図20は、サーバ装置101cの前側への移動に伴ってテープライブラリ装置200が矢示103で示すように後退する様子を示す説明図である。図21は、サーバ装置101cの蓋部材101c1が取り外される様子を示す説明図である。
図16に示した収納状態のサーバ装置101cを、図18に示すように前側に引き出す。図18に示したサーバ装置101cは、図17に示したレール装置50によって前側に移動されている。
しかし、図18に示す状態では、サーバ装置101cの後端部と、テープライブラリ装置200の前面パネル201とが干渉している。このため、この状態では、サーバ装置101cの上部に装着された蓋部材101c1を取り外すことができない。
そこで、移動部材20−11を後側に移動させるとともに、移動部材20−15を前側に移動させて、サーバ装置101cとテープライブラリ装置200との干渉を解消する。
まず、図19に示すように、テープライブラリ装置200が固定された5つの移動部材20の軸部材30に装着された止め具32を取り外す。この5つの移動部材20には、連結部材41が取り付けられた移動部材20−11も含まれる。いずれも軸部材30の後側に装着された止め具32が取り外される。
また、サーバ装置101cが固定された移動部材20−15の軸部材30に装着された止め具32を取り外す。
その後、図20中、矢示102で示すようにサーバ装置101cを前側に引き出すと共に、矢示103で示すようにテープライブラリ装置200を後退させる。これにより、サーバ装置101cの後端部と、テープライブラリ装置200の前面パネル201との干渉が解消される。
なお、レール装置50を改良し、サーバ装置101cをさらに前側に引き出すことが出来るようにしてレール装置50の移動量のみでサーバ装置101cとテープライブラリ装置200の干渉を回避することも考えられる。レール装置50の移動量のみで干渉を解消することができれば、テープライブラリ装置200を後側へ移動させること無くサーバ装置101cの蓋部材101c1を取り外すことができる。しかし、この場合、次のような不都合が考えられる。
すなわち、あまりに前方にサーバ装置101cが引き出されると、重心が前側に移動し過ぎ、サーバ装置101cが上方に搭載される等、その搭載位置によっては、ラック装置1000が転倒してしまうおそれがある。
本実施例のようにテープライブラリ装置200を後退させることにより、サーバ装置101cの前側への移動量を抑制し、ひいては重心の変化量を抑えることができる。
図20に示すように、サーバ装置101cの後端部と、テープライブラリ装置200の前面パネル201との干渉が解消されると、図21中、矢示104で示すように蓋部材101c1を取り外すことができるようになる。これにより、サーバ装置101cの保守点検作業を行うことができる。このとき、テープライブラリ装置200を保持する移動部材20−11、その他4つの移動部材20において、移動部材30の後側に装着されていた止め具32を前側に移動させて軸部材30に装着しておく。また、サーバ装置101cを保持する移動部材11−15において、移動部材30の前側に装着されていた止め具32を後側に移動させて軸部材30に装着しておく。これにより、サーバ装置101c及びテープライブラリ装置200が不用意に動いてしまうことを回避し、安全にサーバ装置101cの保守点検作業を行うことができる。
なお、軸部材30から取り外した後、移動させて再度軸部材30に装着される止め具32は、移動にかかわる複数の移動部材20のうち、いずれかであればよい。
以上、説明したように本実施例の物品保持装置500を備えたラック装置1000であれば、物品保持装置500のある段に保持された物品が他の段に保持された物品と干渉しない状態を創出することができる。
次に、図22〜図24を参照しつつ、実施例2について説明する。
実施例2が実施例1と異なるのは、連結部材の長さである。すなわち、実施例2は、実施例1における連結部材41よりも短い連結部材61を用いている。このように連結部材の長さを変更することにより、物品保持装置500に保持される物品の大きさに対応することができる。
図22は、実施例2の移動部材が前後に移動する様子を示した説明図である。実施例1は、高さ4Uのサーバ装置101cを保持するため、移動部材20−11を第1の移動部材とし、移動部材20−15を第2の移動部材としている。これに対し、実施例2は、サーバ装置101cに代えて、高さ2Uの装置を搭載することを想定している。このため、実施例2は、移動部材20−12を第1の移動部材とし、移動部材20−14を第2の移動部材としている。そして、連結部材61を用いて、移動部材20−12と移動部材20−14とが連結されている。図22(A)は、5つの移動部材20−11〜20−15の全てが収納位置にある状態を示し、図22(B)は、第2の移動部材20−14を前側へ移動させるとともに第1の移動部材20−14を後側へ移動させた状態を示している。連結部材61を用いることにより、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−14の一方を前側に動かしたときに、同時に他方を後側へ移動させることができる。
図23は、図22(A)におけるH−H線断面図である。さらに、図24は、連結部材61の説明図である。より具体的には、図24(A)は、連結部材61の側面図、図24(B)は、図24(A)におけるI−I線断面図である。
連結部材61と連結部材41とは、寸法が異なるのみで、両者の構成は共通している。すなわち、連結部材61は、板状の部材であり、両端側にそれぞれ長円溝62を備えている。また、中心部に回転軸部63を備えている。
長円溝62には、軸受け筒部材64が摺動自在に嵌め込まれる。軸受け筒部材64は、実施例1における軸受け筒部材44と同一の部品である。軸受け筒部材64は、図23に示すように座金部材17と共に、ネジ部材65によってピン部材23の筒状部23bへ取り付けられる。軸受け筒部材64のピン部材23への取り付けは、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−14に対して行われる。これにより、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−14が連結される。
回転軸部63の先端部63aは、図23に示すように移動部材20−13が備えるピン部材23の筒状部23bへ嵌め込まれる。すなわち、他のピン部材23の筒状部23bに装着されているネジ部材24に代えて先端部63aが嵌め込まれている。この場合も、筒状部23bには、軸受け筒部材16が装着されている。移動部材20−13は、5つの移動部材20−11〜20−15の中間に位置している。このようにして連結部材61は、基部材10に軸支され、回転軸部63を軸として回動可能となる。この点は、実施例1と共通する。
このようにして、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−14とが連動するようになる。
なお、他の構成要素については、異なることがないため、実施例1と共通する構成要素については、図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。また、実施例2の使用方法も実施例1と異なるところがないので、その説明は省略する。
このように、物品保持装置500は、連結部材の長さを変更することにより保持する物品の高さの違いに対応することができる。
次に、図25〜図27を参照しつつ、実施例3について説明する。
実施例3が実施例1と異なるのは、連結部材の長さである。すなわち、実施例3は、実施例1における連結部材41よりも短い連結部材71を用いている。
図25は、実施例2の移動部材が前後に移動する様子を示した説明図である。また、実施例1は、高さ4Uのサーバ装置101cを保持するため、移動部材20−11を第1の移動部材とし、移動部材20−15を第2の移動部材としている。これに対し、実施例3は、サーバ装置101cに代えて、高さ1Uの装置を搭載することを想定している。このため、実施例3は、移動部材20−12を第1の移動部材とし、移動部材20−13を第2の移動部材としている。そして、連結部材71を用いて、移動部材20−12と移動部材20−13とが連結されている。図25(A)は、4つの移動部材20−11〜20−14の全てが収納位置にある状態を示し、図25(B)は、第2の移動部材20−13を前側へ移動させるとともに第1の移動部材20−12を後側へ移動させた状態を示している。連結部材71を用いることにより、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−13の一方を前側に動かしたときに、同時に他方を後側へ移動させることができる。
図26は、図25(A)におけるJ−J線断面図である。さらに、図27は、連結部材71の説明図である。より具体的には、図27(A)は、連結部材71の側面図、図27(B)は、図27(A)におけるI−I線断面図である。
連結部材71と連結部材41とは、寸法が異なるのみで、両者の構成は共通している。すなわち、連結部材71は、板状の部材であり、両端側にそれぞれ長円溝72を備えている。また、中心部に回転軸部73を備えている。
長円溝72には、軸受け筒部材74が摺動自在に嵌め込まれる。軸受け筒部材74は、実施例1における軸受け筒部材44と同一の部品である。軸受け筒部材74は、図26に示すように座金部材17と共に、ネジ部材75によってピン部材23の筒状部23bへ取り付けられる。軸受け筒部材74のピン部材23への取り付けは、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−13に対して行われる。これにより、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−13が連結される。
回転軸部73の基部材10への取り付け方法は、実施例1や実施例2と異なる。実施例1や、実施例2では、第1の移動部材と第2の移動部材との中間に位置する移動部材が備えるピン部材23の筒状部23bへ嵌め込まれて、回転軸部が基部材10に軸示されている。これは、実施例1の連結部材41が、高さ4U分の装置を対象とし、実施例2の連結部材61が高さ2Uの装置を対象としているためである。すなわち、高さ方向の単位Uが偶数である場合は、第1の移動部材と第2の移動部材との中間に位置する移動部材が特定されるため、その中間に位置する移動部材が備えるピン部材へ装着している。
しかし、実施例3の第2の移動部材20−13が保持する装置は、高さ1Uである。このため、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−13との中間に位置する移動部材は存在していない。
そこで、実施例3では、図26に示すように基部材10に設けた軸穴18へ回転軸部73の先端部73aを嵌め込む。これにより、連結部材71が基部材10に軸示される。軸穴18は、図25(B)に表れているように、複数段に亘って設けられた軌道溝13の間に設けられている。
このように回転軸部73を基部材10に装着することにより、連結部材71は、回転軸部73を軸として回動可能となる。
このようにして、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−13とが連動するようになる。
なお、他の構成要素については、異なることがないため、実施例1と共通する構成要素については、図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。また、実施例3の使用方法も実施例1と異なるところがないので、その説明は省略する。
次に、図28、図29を参照しつつ、実施例4について、説明する。
実施例4が実施例3と異なる点は、連結部材の長さである。すなわち、実施例4は、実施例3における連結部材71よりも長い連結部材81を用いている。これは、実施例3が高さ1Uの装置の搭載を想定しているのに対し、実施例4が高さ3Uの装置の搭載を想定しているためである。
図28は、実施例4の移動部材が前後に移動する様子を示した説明図である。実施例4は、上述のように実施例3の高さ1Uの装置に変えて高さ3Uの装置を搭載する。このため、移動部材20−11を第1の移動部材とし、移動部材20−14を第2の移動部材としている。そして、連結部材81を用いて、移動部材20−11と移動部材20−14とが連結されている。図28(A)は、4つの移動部材20−11〜20−14の全てが収納位置にある状態を示し、図28(B)は、第2の移動部材20−14を前側へ移動させるとともに第1の移動部材20−11を後側へ移動させた状態を示している。連結部材81を用いることにより、第1の移動部材20−12と第2の移動部材20−13の一方を前側に動かしたときに、同時に他方を後側へ移動させることができる。
図29は、図28(A)におけるL−L線断面図である。連結部材81と連結部材71とは、寸法が異なるのみで、両者の構成は共通している。すなわち、連結部材81は、板状の部材であり、両端側にそれぞれ長円溝82を備えている。また、中心部に回転軸部83を備えている。
長円溝82には、軸受け筒部材84が摺動自在に嵌め込まれる。軸受け筒部材84は、実施例1における軸受け筒部材44と同一の部品である。軸受け筒部材84は、図29に示すように座金部材17と共に、ネジ部材85によってピン部材23の筒状部23bへ取り付けられる。軸受け筒部材84のピン部材23への取り付けは、第1の移動部材20−11と第2の移動部材20−14に対して行われる。これにより、第1の移動部材20−11と第2の移動部材20−14が連結される。
回転軸部83の基部材10への取り付け方法は、実施例3と共通する。すなわち、実施例4では、図29に示すように基部材10に設けた軸穴18へ回転軸部83の先端部83aを嵌め込む。軸穴18は、図28(B)に表れているように、複数段に亘って設けられた軌道溝13の間に設けられている。
このように回転軸部83を装着することにより、連結部材81は、回転軸部83を軸として回動可能となる。
このようにして、第1の移動部材20−11と第2の移動部材20−14とが連動するようになる。
なお、他の構成要素については、異なることがないため、実施例1と共通する構成要素については、図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。また、実施例4の使用方法も実施例1と異なるところがないので、その説明は省略する。
次に、図30を参照しつつ、実施例5について、説明する。図30は、連結部材91の説明図である。より具体的には、図30(A)は、連結部材91の側面図、図30(B)は、図30(A)におけるM−M線断面図である。
実施例5の連結部材は、以下の点で他の実施例と異なる。すなわち、実施例1〜4に用いられている連結部材41等は、その中心部分に回転軸部を備えている。これに対し、実施例5の連結部材91は、回転軸部93の位置が偏心している。図30(A)、図30(B)に示す連結部材91を用いると、連結部材91が軸支される位置は、第1の移動部材側又は第2の移動部材側に偏心させて配置されることになる。
連結部材91は、他の実施例と同様に、板状の部材であり、両端側に長円溝92を備えている。また、回転軸部93を備えている。但し、回転軸部93は、連結部材91の長手方向にずらして設けられている。中心部から回転軸部93をずらす量は、連結部材91の長さや、回転軸部93をずらすことにより得られる効果に応じて適宜選択することができる。回転軸部93の先端部93aは、その位置に応じて、実施例1や実施例2と同様に軌道溝13に嵌め込まれるピン部材23の筒状部23bへ装着することができる。また、回転軸部93の先端部93aは、実施例3や実施例4と同様に軸穴18へ装着することができる。
ここで、回転軸部93を中心部から偏心させることの効果について説明する。
第1の移動部材、第2の移動部材とは、連動している。すなわち、一方に力を加えることにより、他方も同時に動かすことができる。作業者は、いずれの移動部材に力を加えてもよい。中心部から長円溝92までの距離が長い側が装着された移動部材を操作する場合、中心部に回転軸部を備えた連結部材と比較して、小さい操作力で済む。すなわち、中心部から長円溝92までの距離が長い側が装着された移動部材を小さい操作力で長距離移動させることにより、他の実施例と同様に装置間の干渉を解消することがでできる。また、回転軸部93を偏心させた連結部材91の使用は、設置されたラック装置1000の後側のスペースが狭いときなど、後側への移動距離を抑えたい場合に有効である。
また、これとは逆に、中心部から長円溝92間での距離が短い側が装着された移動部材を操作する場合、中心部に回転軸部を備えた連結部材と比較して、短い移動量で済む。すなわち、中心部から長円溝92までの距離が短い側が装着された移動部材を大きな操作力で短距離移動させることにより、他の実施例と同様に装置間の干渉を解消することがでできる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。物品保持装置の使用方法も、例えば、下側に保持された物品を後側に移動させると共に、上側に保持された物品を前側に移動させるようにすることもできる。また、上記実施例では、ある電子装置と、その直上に配置された電子装置を連動させているが、間隔を空けて配置された電子装置、その他の物品を連動させるようにしてもよい。
以上の実施例で詳述したように、本発明の特徴をまとめると以下の通りとなる。
(付記1)
保持対象となる物品がそれぞれ取り付けられるとともに、上下方向に並列させて配置された複数の移動部材と、
前記移動部材がそれぞれ前後移動可能な状態で装着された基部材と、
前記基部材に軸支されるとともに、前記複数の移動部材に含まれる第1の移動部材と第2の移動部材とを連結する連結部材と、
を備え、
前記第1の移動部材と前記第2の移動部材を前後異なる方向に移動させることを特徴とした物品保持装置。
(付記2)
前記基部材は、前後方向に延びる軸部材を備え、
前記移動部材は、前記軸部材に摺動可能に装着される摺動部を備えたことを特徴とした付記1記載の物品保持装置。
(付記3)
前記連結部材が軸支される位置は、前記第1の移動部材側又は前記第2の移動部材側に偏心させて配置されたことを特徴とした付記1記載の物品保持装置。
(付記4)
保持対象となる物品がそれぞれ取り付けられるとともに、上下方向に並列させて配置された複数の移動部材と、
前記移動部材がそれぞれ前後移動可能な状態で装着されるとともに、対向配置されて筐体に設けられた基部材と、
前記保持部材に軸支されるとともに、前記複数の移動部材に含まれる第1の移動部材と第2の移動部材とを連結する連結部材と、
を備え、
前記第1の移動部材と前記第2の移動部材を前後異なる方向に移動させることを特徴としたラック装置。
(付記5) 保持対象となる物品がそれぞれ取り付けられるとともに、上下方向に並列させて配置された複数の移動部材と、
前記移動部材がそれぞれ前後移動可能な状態で装着された基部材と、
を備えたことを特徴とした物品保持装置。
1…筐体
10…保持部材
11…軸部材取付部
12…窓部
13…軌道溝
14…蓋部材
20、20−11〜20−15…移動部材
21…摺動部
21a…挿通孔
22…装置支持部
23…ピン部材
23b…筒状部
30…軸部材
32…止め具
41、61、71、81、91…連結板
42、62、72、82、92…長円溝
43、63、73、83、93…回転軸部
43…軸部材
50…レール装置
200…テープライブラリ装置
500…物品保持装置
1000…ラック装置

Claims (4)

  1. 保持対象となる物品がそれぞれ取り付けられるとともに、上下方向に並列させて配置された複数の移動部材と、
    前記移動部材がそれぞれ前後移動可能な状態で装着された基部材と、
    一端側が前記複数の移動部材に含まれる第1の移動部材に取り付けられ、他端側が前記複数の移動部材に含まれる第2の移動部材に取り付けられて前記第1の移動部材と前記第2の移動部材とを連結するとともに、前記一端側と前記他端側との間に位置する部分が、前記基部材に軸支される連結部材と、
    を備え、
    前記第1の移動部材と前記第2の移動部材を前後異なる方向に移動させることを特徴とした物品保持装置。
  2. 前記基部材は、前後方向に延びる軸部材を備え、
    前記移動部材は、前記軸部材に摺動可能に装着される摺動部を備えたことを特徴とした請求項1記載の物品保持装置。
  3. 前記連結部材が軸支される位置は、前記第1の移動部材側又は前記第2の移動部材側に偏心させて配置されたことを特徴とした請求項1記載の物品保持装置。
  4. 保持対象となる物品がそれぞれ取り付けられるとともに、上下方向に並列させて配置された複数の移動部材と、
    前記移動部材がそれぞれ前後移動可能な状態で装着されるとともに、対向配置されて筐体に設けられた基部材と、
    一端側が前記複数の移動部材に含まれる第1の移動部材に取り付けられ、他端側が前記複数の移動部材に含まれる第2の移動部材に取り付けられて前記第1の移動部材と前記第2の移動部材とを連結するとともに、前記一端側と前記他端側との間に位置する部分が、前記基部材に軸支される連結部材と、
    を備え、
    前記第1の移動部材と前記第2の移動部材を前後異なる方向に移動させることを特徴としたラック装置。
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