JP2011172830A - スライドレール - Google Patents

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Abstract

【課題】スライド方向に操作用の空きスペースを必要としないで、引出し体の筐体からの脱落を防止できるスライドレールを得る。
【解決手段】スライドレール10の固定レール16に設けられたストッパー26のストッパーケース28にストッパー本体30が支持されており、ストッパー本体30はスライドレール10のスライド方向と交差する上下方向へ移動可能に支持されている。このため、スライドレール10のスライド方向にストッパー本体30の操作用の空きスペースを必要としない。また、ストッパー本体30が上方にある場合には、縦壁部30Aが引出レール18の延設部18Dの移動軌跡上の当接位置となっており、ストッパー本体30が引出レール18の引出し方向への移動を止めることで、キャビネット12から引出し14が脱落するのを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、引出し体を筐体に対して出し入れするためのスライドレールに関するものである。
従来、引出し体を筐体に対して出し入れするためのスライドレールにおいては、引出し体の筐体からの脱落や不測の飛び出しを防止する構成が知られている。例えば、特許文献1では、ラック等の筐体に固定される固定レールに対し摺動自在に配設された移動レールに保持された移動レール保持部材を備えたスライドレールにおいて、移動レール保持部材は弾性的に変移する係止部を有し、固定レールには移動レールが固定レールに対し最も収納された位置で前記係止部と係止する被係止部が形成されている。また、移動レール保持部材には、係止部と被係止部が係止した状態で、係止部と被係止部の係止状態を解除させる操作突部が形成されている。
特許第36581908号
しかしながら、この先行技術では、移動側レール保持部材の一部である操作突部が、固定側レールの前方に突出している。即ち、操作突部がスライドレールにおける端末からスライド方向(長手方向)へ突出している。このため、スライドレールのスライド方向に操作用の空きスペースを確保する必要があった。この結果、スライドレールのスライド方向に操作用の空きスペースを確保できない部位には、このスライドレールを使用することができなかった。
本発明は上記事実を考慮し、スライド方向に操作用空きスペースを必要としないで、引出し体の筐体からの脱落を防止できるスライドレールを提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、引出し体に取り付ける少なくとも1本の引出レールと、前記引出し体が収納される筐体に取り付けられ前記引出レールをスライド可能に支持する固定レールと、を有するスライドレールであって、前記引出レールと前記固定レールとの何れか一方に設けられた当接部と、前記引出レールと前記固定レールとの何れか他方に固定されるストッパーケースと、該ストッパーケースに前記スライド方向と交差する方向へ移動可能に支持され、前記当接部の移動軌跡上の当接位置と前記当接部の移動軌跡上から外れる退避位置とへ移動可能なストッパー本体と、を備えたストッパーと、を含んで構成されている。
請求項1に記載のスライドレールでは、引出レールと固定レールとの何れか一方に設けられたストッパーのストッパーケースにストッパー本体が、スライド方向と交差する方向へ移動可能に支持されている。また、ストッパー本体はスライド方向と交差する方向へ移動することで、引出レールと固定レールとの何れか他方に設けられた当接部の移動軌跡上の当接位置と当接部の移動軌跡上から外れる退避位置とへ移動可能となっている。このため、ストッパー本体を退避位置から当接位置へ移動することで、引出し体の筐体からの脱落を防止できると共に、ストッパー本体を当接位置から退避位置へ移動することで、ロックが解除され引出し体を筐体から取り外せる。このように、ストッパー本体の操作方向(移動方向)が、スライドレールのスライド方向と交差する方向となるため、スライドレールのスライド方向にストッパー本体の操作用の空きスペースを必要としない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスライドレールにおいて、前記ストッパーは前記ストッパー本体を前記退避位置から前記当接位置へ向かって付勢する付勢手段を有する。
請求項2に記載の発明では、ストッパーが有する付勢手段によって、ストッパー本体が退避位置から当接位置へ向かって付勢されている。このため、付勢手段によって、ストッパー本体を退避位置から当接位置に戻すことができるので、ストッパー本体が退避位置のままになるのを防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のスライドレールにおいて、前記当接部は前記引出レールと前記固定レールとの何れか一方の一部を延設した延設部である。
請求項3に記載の発明では、引出レールと固定レールとの何れか一方の一部を延設した延設部を当接部とするため、当接部を別部材として組り付ける構成に比べて、部品点数を少なくできる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のスライドレールにおいて、前記当接部のスライド方向反対側には、前記ストッパー本体を前記当接位置から前記退避位置へ移動させる傾斜部が形成されている。
請求項4に記載の発明では、引出レールを固定レールに組付ける際に、当接部のスライド方向反対側に形成された傾斜部によって、ストッパー本体を当接位置から退避位置へ移動させることができる。このため、引出レールを固定レールに容易に組付けることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のスライドレールにおいて、前記引出レールに前記当接部が設けられ、前記固定レールに前記ストッパーが固定されている。
請求項5に記載の発明では、固定レールに設けられたストッパーのストッパーケースにストッパー本体が、スライド方向と交差する方向へ移動可能に支持されている。また、ストッパー本体はスライド方向と交差する方向へ移動することで、引出レールに設けられた当接部の移動軌跡上の当接位置と当接部の移動軌跡上から外れる退避位置とへ移動可能となっている。このため、ストッパー本体を退避位置から当接位置へ移動することで、引出し体の筐体からの脱落を防止できると共に、ストッパー本体を当接位置から退避位置へ移動することで、ロックが解除され引出し体を筐体から取り外せる。このように、ストッパー本体の操作方向(移動方向)が、スライドレールのスライド方向と交差する方向となるため、スライドレールのスライド方向にストッパー本体の操作用の空きスペースを必要としない。
請求項1に記載のスライドレールは、上記構成としたので、スライド方向に操作用の空きスペースを必要としないで、引出し体の筐体からの脱落を防止できる。
請求項2に記載のスライドレールは、ストッパー本体が退避位置のままになるのを防止できる。
請求項3に記載のスライドレールは、部品点数を少なくできる。
請求項4に記載のスライドレールは、引出レールを固定レールに容易に組付けることができる。
請求項5に記載のスライドレールは、スライド方向に操作用の空きスペースを必要としないで、引出し体の筐体からの脱落を防止できる。
本発明の一実施形態に係るスライドレールを示す一部を断面とした斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスライドレールの固定レールの一部を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスライドレールの引出レールを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスライドレールのストッパーを示す斜視図である。 図4の5−5断面線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係るスライドレールのストッパーを示す斜視図である。 図6の7−7断面線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係るスライドレールのストッパーを示す分解斜視図である。 図10の9−9断面線に沿った拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るスライドレールが適用された引出し体と筐体の一部を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係るスライドレールについて説明する。
図10に示すスライドレール10は、例えば、筐体の一例としてのキャビネット12に引出し体の一例としての引出し14を取り付けるために用いられる。まず、このスライドレール10の構成について説明する。なお、説明の便宜上、図で示す矢印UPをスライドレール10の上方向、矢印FRをスライドレール10の引出し方向として説明する。
(スライドレールの構成)
図10に示すように、スライドレール10は、キャビネット12の本体内側面12Aに取り付けられる固定レール16と、引出し14の本体外側面14Aに取り付けられる引出レール18とを備えている。
図9に示すように、引出レール18は回転自在な複数個のコロを有するコロホルダー20を介して固定レール16に取り付けられている。
より具体的に説明すると、固定レール16のスライド方向(長手方向)から見た断面形状は、開口部を側方へ向けたコ字状となっており、縦壁部16Aの上端から横方向へ伸びる上壁部16Bと縦壁部16Aの下端から横方向へ伸びる下壁部16Cとを備えている。また、上壁部16Bの先端からは下方へ向かって上フランジ16Dが形成されており、下壁部16Cの先端からは上方へ向かって下フランジ16Eが形成されている。
一方、引出レール18の上端部のスライド方向(長手方向)から見た断面形状は、開口部を下方へ向けたコ字状となっており、上壁部18Aの一端から下方へ伸びる縦壁部18Bと、上壁部18Aの他端から下方へ伸びる上フランジ18Cとを備えている。
コロホルダー20のコロ20Aは、固定レール16の上壁部16Bと引出レール18の上壁部18Aとに当接しており、コロホルダー20のコロ20Bは、固定レール16の下壁部16Cと引出レール18の上壁部18Aとに当接している。また、コロホルダー20のコロ20Cは、固定レール16の下フランジ16Eと引出レール18の上フランジ18Cとに当接しており、コロホルダー20のコロ20Dは固定レール16の縦壁部16Aと引出レール18の上フランジ18Cとに当接している。
従って、固定レール16は引出レール18を長手方向(図10の矢印A方向と矢印B方向)へスライド可能に支持している。このため、引出し14はキャビネット12に対して引出し方向(図10の矢印A方向)と収納方向(図10の矢印B方向)とへ移動可能となっている。
図3に示すように、引出レール18の上フランジ18Cにおける収納方向(図3の矢印B方向)の端部には、当接部の一例としての延設部18Dが形成されている。
図1に示すように、引出レール18の延設部18Dは、上フランジ18Cを下方へ向かって延設することで形成されており、上フランジ18Cにおける延設部18Dを設けた部位の上下幅H1は、上フランジ18Cの他の部位の上下幅H2に比べて大きくなっている。なお、延設部18Dにおける引出し方向(図1の矢印A方向)側の端部18Eは鉛直下方に伸びており、端部18Eのスライド方向反対側となる延設部18Dにおける収納方向(図1の矢印B方向)側の端部は収納方向に向かって上方へ傾斜した傾斜部18Fとなっている。
図10に示すように、固定レール16のスライド方向における引出し方向側の端部16Fには、ストッパー26が設けられている。
(ストッパーの構成)
図2に示すように、ストッパー26はストッパーケース28とストッパー本体30とを備えている。ストッパーケース28は取付部材の一例としての螺子32によって、固定レール16のスライド方向における引出し方向側の端部16Fに固定されている。
より具体的に説明すると、ストッパーケース28は、固定レール16の断面と略同じ大きさとされ、固定レール16の端部16Fに当接する本体部35と、この本体部35から突出し、固定レール16の内周部に挿入される挿入部36とを備えている。また、ストッパーケース28の挿入部36の上壁部36Aには螺子孔38が形成されており、この螺子孔38に固定レール16の上壁部16Bに形成された取付け孔40に挿入された螺子32が螺合している。また、挿入部36の下壁部36Bには突起42が形成されており、この突起42が固定レール16の下壁部16Cに形成された取付け孔44に挿入されている。
ストッパー本体30はストッパーケース28に下方側から挿入されており、スライドレール10のスライド方向(図2の矢印A、B方向)と交差する方向の一例としての上方向(図2の矢印C方向)と下方向(図2の矢印B方向)へ移動可能に支持されている。また、ストッパーケース28の内部には、付勢手段の一例としてのコイルスプリング50が設けられており、コイルスプリング50はストッパー本体30を上方(図2の矢印C方向)へ向かって付勢している。
図8に示すように、ストッパーケース28には、一方の側壁部28Aから側方に伸び下方へ屈曲したL字の切欠54が形成されており、図6に示すように、この切欠54を引出レール18の上壁部18Aと上フランジ18Cとが通過可能となっている。
図5に示すように、ストッパーケース28には、下壁部28Bから後壁部28Cに達するストッパー本体挿入部56が形成されている。また、ストッパー本体挿入部56にはストッパー本体30の縦壁部30Aが挿入されており、ストッパー本体30の縦壁部30Aの下端には取っ手部30Bが形成されている。この取っ手部30Bは引出レール18の引出し方向(図5の矢印A方向)に向って延設されており、ストッパーケース28における本体部35の下端35Aの下方に達している。
図8に示すように、ストッパー本体30の縦壁部30Aの幅方向略中央には上端30Cから下方に向かってスリット60が形成されている。
図6に示すように、ストッパーケース28にストッパー本体30をセットした状態で、ストッパー本体30のスリット60は、ストッパーケース28の切欠54の縦片部54Aと重なっており、ストッパー本体30のスリット60とストッパーケース28の切欠54とを引出レール18の上フランジ18Cが通過可能となっている。
図8に示すように、ストッパー本体30の縦壁部30Aにおける引出レール18の収納方向側の面30Eには、スリット60に沿ってコイルスプリング50を保持するためのスプリング保持部62が突出形成されている。
図5に示すように、ストッパー本体30のスプリング保持部62の上端部62Aには、コイルスプリング50の上端部50Aを保持するための係合部62Bが下方へ向って突出しており、この係合部62Bがコイルスプリング50の上端部50Aに挿入されている。また、コイルスプリング50の下端部50Bはストッパーケース28の下壁部28Bの上面28Dに当接している。
従って、ストッパー本体30はコイルスプリング50によって、上方(図5の矢印C方向)へ付勢されており、ストッパー本体30の上面30Dが、ストッパーケース28のストッパー本体挿入部56の上面56Aに当接している。また、この状態では、図4に示すように、ストッパー本体30のスリット60が、ストッパーケース28の切欠54の縦片部54Aに対して上方へ移動している。このため、ストッパー本体30の縦壁部30Aが引出レール18の延設部18Dの移動軌跡上の当接位置となっている。この結果、引出レール18が引出し方向(図4の矢印A方向)へ移動した際に、引出レール18の延設部18Dの端部18Eがストッパー本体30の縦壁部30Aに当接し、引出レール18の引出し方向(図4の矢印A方向)への移動を止めるようになっている。
一方、図6に示すように、ストッパー本体30の取っ手30Bを作業者が摘み、ストッパー本体30をコイルスプリング50の付勢力に抗して下方(図6の矢印D方向)へ移動させた場合には、図7に示すように、ストッパー本体30はコイルスプリング50が圧縮された位置で停止する。この位置では、図6に示すように、ストッパー本体30のスリット60が、ストッパーケース28の切欠54の縦片部54Aに対して下方へ移動している。このため、ストッパー本体30の縦壁部30Aが引出レール18の延設部18Dの移動軌跡上から外れる退避位置となる。この結果、引出レール18が引出し方向(図6の矢印A方向)へ移動した際に、引出レール18の延設部18Dの端部18Eがストッパー本体30の縦壁部30Aに当たることがなく、引出レール18を引出し方向(図4の矢印A方向)へさらに移動させることができるようになっている。
なお、ストッパー本体30の取っ手30Bを作業者が離した場合には、コイルスプリング50の付勢力によって、ストッパー本体30は上方へ移動し、図4に示す当接位置に戻るようになっている。
従って、ストッパー本体30の移動方向(操作方向)が、スライドレール10のスライド方向(前後方向)と交差する上下方向となるため、スライドレール10のスライド方向に、ストッパー本体30を操作するための操作用の空きスペースを必要としない構成となっている。
また、延設部18Dにおける収納方向(図1の矢印B方向)側の端部が、収納方向に向かって上方へ傾斜した傾斜部18Fとなっているため、引出レール18を固定レール16に組付ける際に、傾斜部18Fによって、ストッパー本体30を当接位置から退避位置へ移動させることができるようになっている。
次に、本実施形態に係るスライドレールの作用と効果について説明する。
本実施形態では、スライドレール10の固定レール16に設けられたストッパー26のストッパーケース28にストッパー本体30が支持されており、ストッパー本体30はスライドレール10のスライド方向と交差する上下方向へ移動可能に支持されている。このため、ストッパー本体30はスライドレール10のスライド方向と交差する上方向へ移動することで、図1、図4、図5に示すように引出レール18に設けられた当接部の一例としての延設部18Dの移動軌跡上の当接位置へ移動する。また、ストッパー本体30はスライドレール10のスライド方向と交差する下方向へ移動することで、図6、図7に示すように、延設部18Dの移動軌跡上から外れる退避位置とへ移動する。
また、ストッパー26が有する付勢手段の一例としてのコイルスプリング50によって、ストッパー本体30は退避位置から当接位置へ向かって付勢されている。このため、当接位置では、ストッパー本体30のスリット60が、ストッパーケース28の切欠54の縦片部54Aに対して上方へ移動している。この結果、ストッパー本体30の縦壁部30Aが引出レール18の延設部18Dの移動軌跡上となっている。従って、引出レール18が引出し方向(図4の矢印A方向)へ移動した際に、引出レール18の延設部18Dの端部18Eがストッパー本体30の縦壁部30Aに当接し、引出レール18の引出し方向(図4の矢印A方向)への移動を止める。このため、筐体の一例としてのキャビネット12から引出し体の一例としての引出し14が脱落するのを防止できる。
一方、ストッパー本体30の取っ手30Bを作業者が摘み、ストッパー本体30をコイルスプリング50の付勢力に抗して下方(図6の矢印D方向)へ移動させた場合には、ストッパー本体30のスリット60が、ストッパーケース28の切欠54の縦片部54Aに対して下方へ移動する。このため、ストッパー本体30の縦壁部30Aが引出レール18の延設部18Dの移動軌跡上から外れる退避位置となる。この結果、引出レール18が引出し方向(図6の矢印A方向)へ移動した際に、引出レール18の延設部18Dの端部18Eがストッパー本体30の縦壁部30Aに当たることがなく、引出レール18を引出し方向(図4の矢印A方向)へさらに移動させることができる。従って、筐体の一例としてのキャビネット12から引出し体の一例としての引出し14を取外すことができる。
このように、本実施形態では、ストッパー本体30の移動方向(操作方向)が、スライドレール10のスライド方向(前後方向)と交差する上下方向となるため、スライドレール10のスライド方向に、ストッパー本体30の操作用の空きスペースを必要としない。この結果、スライドレール10の取付け位置の自由度が向上する。
また、本実施形態では、引出レール18の延設部18Dにおける収納方向(図1の矢印B方向)側の端部が、収納方向に向かって上方へ傾斜した傾斜部18Fとなっている。このため、引出レール18を固定レール16に組付ける際に、傾斜部18Fによって、ストッパー本体30を当接位置から退避位置へ移動させることができる。この結果、引出レール18を固定レール16に容易に組付けることができる。
また、本実施形態では、ストッパー本体30の取っ手30Bを作業者が離した場合には、コイルスプリング50の付勢力によって、ストッパー本体30は上方へ移動し、図4に示す当接位置に戻る。このため、ストッパー本体30が退避位置のままになるのを防止できる。
また、本実施形態では、図3に示すように、引出レール18の上フランジ18Cにおける収納方向(図3の矢印B方向)の端部を下方に延設して当接部の一例としての延設部18Dとしている。このため、当接部を別部材として引出レール18に組付ける構成に比べて、部品点数を少なくできる。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、引出レール18の上フランジ18Cにおける収納方向の端部を下方に延設して当接部の一例としての延設部18Dとしたが、これに代えて、当接部をストッパーピン等の別部材として、引出レール18に組付ける構成としてもよい。
また、上記実施形態では、付勢手段の一例としてのコイルスプリング50を使用したが、コイルスプリング50に代えて、板ばね、ゴム、樹脂等の他の付勢手段を使用してもよい。
また、上記実施形態のスライドレール10は、固定レール16と1本の引出レール18との2本のレールを備えた構成であるが、本発明は、引出し体に直接固定される第1レールと、この第1レールと固定レールとの間に介在する中間レール(第2レール、第3レール等)とを有し、引出レール(固定レールに対してスライドする全てのレールを意味する)が複数本とされたスライドレールにも適用可能である。
また、上記実施形態のスライドレール10では、固定レール16にストッパー26を設け、引出レール18に当接部の一例としての延設部18Dを形成したが、これに代えて、引出レール18にストッパー26を設け、固定レール16に当接部の一例としての延設部18Dを形成した構成としてもよい。
また、上記実施形態のスライドレール10では、ストッパー本体30の移動方向(操作方向)を、スライドレール10のスライド方向と交差する上下方向としたが、ストッパー本体30の移動方向(操作方向)は、スライドレール10のスライド方向と交差する方向であれば横方向(左右方向)等の他の方向でもよい。
また、本発明のスライドレールはキャビネット12以外のキッチン等の筐体に、引出し14以外の収納箱等の引出し体を取り付けるためにも使用可能である。
10 スライドレール
12 キャビネット(筐体)
14 引出し(引出し体)
16 固定レール
18 引出レール
18D 延設部(当接部)
18F 傾斜部
26 ストッパー
28 ストッパーケース
30 ストッパー本体
35 ストッパーケースの本体部
36 ストッパーケースの挿入部
50 コイルスプリング(付勢手段)

Claims (5)

  1. 引出し体に取り付ける少なくとも1本の引出レールと、前記引出し体が収納される筐体に取り付けられ前記引出レールをスライド可能に支持する固定レールと、を有するスライドレールであって、
    前記引出レールと前記固定レールとの何れか一方に設けられた当接部と、
    前記引出レールと前記固定レールとの何れか他方に固定されるストッパーケースと、該ストッパーケースに前記スライド方向と交差する方向へ移動可能に支持され、前記当接部の移動軌跡上の当接位置と前記当接部の移動軌跡上から外れる退避位置とへ移動可能なストッパー本体と、を備えたストッパーと、
    を含んで構成されたスライドレール。
  2. 前記ストッパーは前記ストッパー本体を前記退避位置から前記当接位置へ向かって付勢する付勢手段を有する請求項1に記載のスライドレール。
  3. 前記当接部は前記引出レールと前記固定レールとの何れか一方の一部を延設した延設部である請求項1または請求項2に記載のスライドレール。
  4. 前記当接部のスライド方向反対側には、前記ストッパー本体を前記当接位置から前記退避位置へ移動させる傾斜部が形成されている請求項1〜3の何れか1請に記載のスライドレール。
  5. 前記引出レールに前記当接部が設けられ、前記固定レールに前記ストッパーが固定された請求項1〜4の何れか1請に記載のスライドレール。
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