JP2010269113A - 引出しのガイド機構 - Google Patents

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洋兵 清水
Masanori Takaku
正範 高久
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    • A47B88/40Sliding drawers; Slides or guides therefor
    • A47B88/483Sliding drawers; Slides or guides therefor with single extensible guides or parts
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Abstract

【課題】引出しのガイド機構に関し、ローラ脱着防止片の無いキャビネット側レールにガイド手段を、後付で取り付けることができるようにした。
【解決手段】左右のキャビネット側レール20,30のうち、ローラ脱着防止片32が備えていない他方側(例えば左側)のキャビネット側レール20には、キャビネット又は当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール20の少なくとも一方に取り付けられ、当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール20の開放側面に対向して突出するとともに、当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール20を摺動する引出し側レール40のローラ41を、引出し10を引き出した位置において少なくとも、当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール20に向かって案内するためのガイド手段(ガイド機構60)を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、引出しのガイド機構に関し、ローラ脱着防止片の無いキャビネット側レールにガイド手段を、後付で取り付けることができるようにしたものである。
従来、引出しには、ガイドローラーを回転可能に取り付けたり(特許文献1の段落番号「0007」、図3及び図4参照)、前後方向に延びるガイド棒を取り付けたり(同段落番号「0016」及び図10参照)、或いは樹脂ブロックを取り付けていた(同段落番号「0018」、図12及び図13参照)。
これに対し、キャビネットには、ガイドローラーやガイド棒をガイドするガイド部材を取り付けたり(同段落番号「0007」、段落番号「0016」、図3、図4及び図10参照)、或いは樹脂ブロックに当接する押圧板バネを取り付けていた(同段落番号「0018」、図12及び図13参照)。
特開2008-178617号公報
しかし、上記した従来の引出しのガイド機構では、引出しとキャビネットとの両方に、パーツをそれぞれ取り付ける必要があり、パーツ数や取付工数が多いといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、ローラ脱着防止片の無いキャビネット側レールにガイド手段を、後付で取り付けることができるようにしたものである。
請求項1に記載の発明によれば、ガイド手段をキャビネット又はキャビネット側レールの少なくとも一方にだけ取り付けるだけで良く、引出しへのパーツの取り付けが不要であるので、パーツ数や取付工数を減少することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、ガイド片の長さ分だけ、引出しを引き出した位置から当該引出しを閉じる方向に向かって引出し側レールのローラを案内することができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、ガイド片をキャビネット側レールの開放側面に対して接離する方向に移動することができるようにしたものである。
請求項3に記載の発明によれば、キャビネット、引出し、レール等の部品精度上の誤差や組立て誤差等を吸収することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、ガイド片をキャビネット側レールの開放側面に対して平行に移動させることができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、キャビネットの手前側からの操作により、ガイド片の位置調整を行うことができるようにしたものである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項2〜5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明は、キャビネット側レールの開放側面に対する突出量を適切に設定することができるようにしたものである。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項2〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項7に記載の発明は、ベースと可動体との間のスライド溝とスライド突起とを斜めに傾斜させることで、引出し側レールのローラにより、可動体のガイド片がベースから離隔する方向に押されときに、可動体の移動を阻止することができるようにしたものである。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、上記した請求項2〜7のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項8に記載の発明は、ガイド片の先端部に突出部を設けることで、当該突出部により引出し側レールのローラを円滑に案内することができるようにしたものである。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、上記した請求項8に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項9に記載の発明は、ガイド機構の組立体をキャビネット側レールに簡便に取り付けることができるようにしたものである。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、上記した請求項9に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項10に記載の発明は、ガイド片の突出部にテーパー面を形成することで、キャビネット側レール内に引出し側レールのローラを円滑に受け入れることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、例えば図2に示すように、キャビネット(図示せず)の左右両側に取り付けられ、キャビネットの手前側にローラ(21,31)を備えた左右のキャビネット側レール(20,30)に対し、キャビネットの奥側にローラ(41,51)を備えた左右の引出し側レール(40,50)が前後に摺動することによって開閉される引出し(10)である。
第2に、引出し(10)は、例えば図2に示すように、左右のキャビネット側レール(20,30)のうち、一方側(例えば右側)のキャビネット側レール(30)のみにローラ脱着防止片(32)を有するものである。
第3に、左右のキャビネット側レール(20,30)のうち、ローラ脱着防止片(32)が備えていない他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)には、例えば図1〜8に示すように、次の構成を備える。
(1)ガイド手段(ガイド機構60)
ガイド手段(ガイド機構60)は、例えば図1〜8に示すように、キャビネット又は当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)の少なくとも一方に取り付けられ、当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)の開放側面に対向して突出するとともに、当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)を摺動する引出し側レール(40)のローラ(41)を、引出し(10)を引き出した位置において少なくとも、当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)に向かって案内するためのものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、ガイド手段(ガイド機構60)には、例えば図4及び図5に示すように、他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)の開放側面に対向して突出するガイド片(81)を備える。
第2に、ガイド片(81)は、例えば図4及び図5に示すように、当該他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)の全長方向に所定の長さを有している。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、ガイド片(81)は、例えば図24及び図25に示すように、他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)の開放側面に対して接離する方向に移動可能に取り付けられている。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、ガイド手段(ガイド機構100)には、例えば図26〜28に示すように、次の構成を備える。
(1)位置調整装置(130)
位置調整装置(130)は、例えば図26〜28に示すように、ガイド片(122)を、他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)の開放側面に対して平行に移動させるためのものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、位置調整装置(130)には、例えば図26〜28に示すように、次の構成を備える。
(1)操作部(例えばネジ132)
操作部(例えばネジ132)は、例えば図26〜28に示すように、キャビネットの手前側から操作可能なものである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項2〜5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、ガイド片(81)は、例えば図4及び図5に示すように、他方側(例えば左側)のキャビネット側レール(20)の開放側面に向かって少なくとも上下のいずれか一方向から所定量突出している。
なお、ガイド片(81)を、例えば図4及び図5に示すように、上方から突出させたが、下方から突出させたり、或いは上方及び下方から突出させても良い。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項2〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、ガイド手段(ガイド機構200)には、例えば図29〜33に示すように、次の構成を備える。
(1)ベース(210)
ベース(210)は、図示しないが、キャビネット又は当該他方側のキャビネット側レールの少なくとも一方に取り付けられるものである。
(2)可動体(220)
可動体(220)は、例えば図29〜33に示すように、ベース(210)に接離可能に取り付けられるとともに、ガイド片(222)を有するものである。
第2に、ベース(210)と可動体(220)との間には、例えば図29、図31及び図33に示すように、可動体(220)の移動方向に沿って形成されたスライド溝(221)と、これにはまり合うスライド突起(212)とのいずれか一方をそれぞれに形成している。
なお、可動体(220)に、例えば図29に示すように、スライド溝(221)を形成し、ベース(210)にスライド突起(212)を形成したが、これに限定されず、例えば図26〜28に示した第2の実施の形態のように、ベース(110)にスライド溝(111)を形成し、可動体(120)にスライド突起(121)を形成するようにしても良い。
第3に、スライド溝(221)とスライド突起(212)とを、例えば図29、図31及び図33に示すように、他方側のキャビネット側レール(図示せず)の溝幅方向に対して斜めに傾斜させている。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、上記した請求項2〜7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、ガイド片(422)の先端部には、例えば図44及び図45に示すように、他方側のキャビネット側レール(20)の開放側面の奥側に向かって突出した突出部(422a)を設けている。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、上記した請求項8に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、ガイド手段(例えばガイド機構600)は、例えば図49〜54に示すように、ベース(610)と、ベース(610)に接離可能に取り付けられ、ガイド片(622)及び突出部(622a)を有する可動体(620)と、ベース(610)と可動体(620)との間に配置され、ベース(610)に対して可動体(620)を接離する方向に移動させるための位置調整装置(例えばネジ630)とを組み込んだ組立体から構成されている。
第2に、他方側のキャビネット側レール(500)には、例えば図49に示すように、外側に向かって突出した固定部(510,520,521)を設けている。
第3に、固定部(510,520,521)とベース(610)との間には、例えば図51及び図52互いに弾性的にはまり合う凹凸部(例えば固定穴511、弾性爪611)を設けている。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、上記した請求項9に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、突出部(422a)には、例えば図39、図41、図43及び図46に示すように、キャビネット(300)の奥側に位置する端部に、キャビネット(300)の奥側に向かって突出量が減少するテーパー面(422b)を形成している。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、ローラ脱着防止片の無いキャビネット側レールにガイド手段を、後付で取り付けることができる。
請求項1に記載の発明によれば、ガイド手段をキャビネット又はキャビネット側レールの少なくとも一方にだけ取り付けるだけで良く、引出しへのパーツの取り付けが不要であるので、パーツ数や取付工数を減少することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、ガイド片の長さ分だけ、引出しを引き出した位置から当該引出しを閉じる方向に向かって引出し側レールのローラを案内することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、ガイド片をキャビネット側レールの開放側面に対して接離する方向に移動することができる。
請求項3に記載の発明によれば、キャビネット、引出し、レール等の部品精度上の誤差や組立て誤差等を吸収することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、ガイド片をキャビネット側レールの開放側面に対して平行に移動させることができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、キャビネットの手前側からの操作により、ガイド片の位置調整を行うことができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項2〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、キャビネット側レールの開放側面に対する突出量を適切に設定することができる。
(請求項7)
請求項7に記載の発明によれば、上記した請求項2〜6のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7に記載の発明によれば、ベースと可動体との間のスライド溝とスライド突起とを斜めに傾斜させることで、引出し側レールのローラにより、可動体のガイド片がベースから離隔する方向に押されときに、可動体の移動を阻止することができる。
(請求項8)
請求項8に記載の発明によれば、上記した請求項2〜7のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8に記載の発明によれば、ガイド片の先端部に突出部を設けることで、当該突出部により引出し側レールのローラを円滑に案内することができる。
(請求項9)
請求項9に記載の発明によれば、上記した請求項8に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項9に記載の発明によれば、ガイド機構の組立体をキャビネット側レールに簡便に取り付けることができる。
(請求項10)
請求項10に記載の発明によれば、上記した請求項9に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項10に記載の発明によれば、ガイド片の突出部にテーパー面を形成することで、キャビネット側レール内に引出し側レールのローラを円滑に受け入れることができる。
本発明の第1の実施の形態の一例を示し、同図はガイド機構の周囲の一部斜視図である。 引出しの取付機構を示す分解斜視図である。 キャビネット側レールとガイド機構との取付状態を示す側面図である。 図3に対応し、同図はキャビネット側レールとガイド機構との前側端面図である。 図3に対応し、同図はキャビネット側レールとガイド機構との奥側端面図である。 図3に対応し、同図はキャビネット側レールとガイド機構との平面図である。 図3に対応し、同図はキャビネット側レールとガイド機構との底面図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 ベースの側面図である。 図9に対応し、同図はベースの前側端面図である。 図9に対応し、同図はベースの平面図である。 可動体の側面図である。 図12に対応し、同図は可動体の背面図である。 図12に対応し、同図は可動体の前側端面図である。 図12に対応し、同図は可動体の奥側端面図である。 図12に対応し、同図は可動体の平面図である。 図12に対応し、同図は可動体の底面図である。 ベースの斜視図である。 図18に対応し、同図はベースを背面から見た一部斜視図である。 可動体の斜視図である。 図20に対応し、同図はネジの取付状態を示す一部斜視図である。 図18及び図20に対応し、同図はベースと可動体との組立状態を示す一部斜視図である。 図22に対応し、同図は背面側から見たベースと可動体との組立状態を示す一部斜視図である。 図22に対応し、ベースと可動体との組立状態を示す端面図である。 図24に対応し、同図は位置調整装置による位置調整後の端面図である。 本発明の第2の実施の形態の一例を示し、同図はガイド機構の分解斜視図である。 図26に対応し、同図はベースと可動体との組立状態を示す断面図である。 図27に対応し、同図は位置調整装置による位置調整後の断面図である。 本発明の第3の実施の形態の一例を示し、同図はガイド機構の分解斜視図である。 図29に対応し、同図はベースと可動体との組立状態を示す断面図である。 図29のB−B線に沿う断面図である。 図29のC−C線に沿う断面図である。 図31に対応し、同図は位置調整装置による位置調整後の断面図である。 本発明の第4の実施の形態の一例を示し、同図はガイド機構の側面図である。 図34に対応し、キャビネットに固定したガイド機構の正面図である。 図34に対応し、ガイド機構の位置調整を行い、可動体をベースの中空部の奥側に向かってスライドさせた状態の側面図である。 図36に対応し、キャビネットに固定したガイド機構の正面図である。 ベースの斜視図である。 可動体を背面側から見た斜視図である。 可動体の正面図である。 可動体の背面図である。 可動体の平面図である。 可動体の底面図である。 可動体の左側面図である。 可動体の右側面図である。 図40のD−D線に沿う断面図である。 図41のE部の拡大図である。 キャップの斜視図である。 本発明の第5の実施の形態の一例を示し、同図はキャビネット側レールとガイド機構との斜視図である。 ガイド機構をキャビネット側レールに固定した状態の斜視図である。 図50を裏側から見た斜視図である。 ガイド機構の斜視図である。 ガイド機構をキャビネット側レールに固定した状態の正面図である。 ガイド機構の正面図である。
(引出し)
図1及び図2中、10は、キャビネット(図示せず)の引出しを示し、キャビネットは、キッチンに使用される。
なお、キャビネットは、キッチンに使用されるものに限定されず、事務機器や家具等に使用されるものでも良い。
キャビネットの左右の内側面には、図2に示すように、左右のキャビネット側レール20,30が取り付けられる。
これに対し、引出し10の左右の外側面には、図2に示すように、左右の引出し側レール40,50が取り付けられる。
また、キャビネットの左側の内側面には、図2に示すように、左側のキャビネット側レール20の上側にガイド機構60が取り付けられる。
(キャビネット側レール20,30)
キャビネット側レール20,30のキャビネットの手前側には、図2に示すように、ローラ21,31をそれぞれ備えている。各ローラ21,31は、後述する引出し側レール40,50内に位置し、当該引出し側レール40,50に沿って転動する。
具体的には、キャビネット側レール20,30は、断面が「C」字型或いは「コ」の字型に形成され、互いの開口側面が向き合うように、キャビネットの左右の内側面にそれぞれ固定される。
左右のキャビネット側レール20,30のうち、一方側のみ、例えば図2において向かって右側のキャビネット側レール30のみに、ローラ脱着防止片32を有する。これに対し、左右のキャビネット側レール20,30のうち、他方側、すなわち左側のキャビネット側レール20には、ローラ脱着防止片32を備えていない。
なお、ローラ脱着防止片32を、右側のキャビネット側レール30のみに備えているが、これに限定されず、左側のキャビネット側レール20に備えていても良く、このときは右側のキャビネット側レール30にはローラ脱着防止片を備えていない構造とする。
具体的には、ローラ脱着防止片32は、図2に示すように、右側のキャビネット側レール30の上片を下向きに断面L字形に屈曲することにより形成している。
右側のキャビネット側レール30内には、後述する右側の引出し側レール50のローラ51が転動するが、当該ローラ51は、ローラ脱着防止片32の内側面に当接することで、キャビネット側レール30の開口側面からの脱落が防止される。
(左右の引出し側レール40,50)
左右の引出し側レール40,50のキャビネットの奥側には、図2に示すように、ローラ41,51をそれぞれ備えている。各ローラ41,51は、キャビネット側レール20,30内に位置し、当該キャビネット側レール20,30に沿って転動する。
具体的には、引出し側レール40,50は、図2に示すように、断面が「C」字型或いは「コ」の字型に形成され、互いの開口側面が背向するように、引出し側レール40,50の左右の外側面にそれぞれ固定される。
(ガイド機構60)
ガイド機構60は、図2〜8に示すように、キャビネット又は当該左側(他方側)のキャビネット側レール20の少なくとも一方、本実施の形態ではキャビネットの左側の内側面に取り付けられ、当該左側(他方側)のキャビネット側レール20の開放側面に対向して突出するとともに、当該左側(他方側)のキャビネット側レール20を摺動する左側の引出し側レール40のローラ41を、引出し10を引き出した位置において少なくとも、当該左側(他方側)のキャビネット側レール20に向かって案内するためのガイド手段として機能する。
具体的には、ガイド機構60は、図2に示すように、左側(他方側)のキャビネット側レール20のキャビネットの手前側であって、左側(他方側)のキャビネット側レール20の上側に取り付けられる。
なお、ガイド機構60を、キャビネットに取り付けたが、これに限定されず、左側(他方側)のキャビネット側レール20に取り付けても良いし、或いはキャビネットとキャビネット側レール20との両者に取り付けるようにしても良い。ガイド機構60をキャビネット側レール20に取り付けるようにした場合には、ガイド機構60をキャビネット側レール20に予め取り付けてから、キャビネット側レール20をキャビネットに取り付けるようにすることで、キャビネット側レール20とガイド機構60とを同時に取り付けることができるようにすることができる。特に、キャビネットの内部は狭いことが多く、キャビネット側レール20の取付後、ガイド機構60を取り付けるのが困難な場合もあり、ガイド機構60の取り付けの簡便化を図ることができる。また、ガイド機構60を、キャビネット側レール20の上側に取り付けたが、これに限定されず、下側に取り付けても良い。
一方、ガイド機構60には、図3〜25に示すように、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)ベース70
(2)可動体80
(3)位置調整装置90
なお、ガイド機構60のパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(ベース70)
ベース70は、図示しないが、キャビネットの左側の内側面に、ネジ等により固定される。
なお、ベース70を、キャビネットに固定したが、これに限定されず、左側(他方側)のキャビネット側レール20或いは両者に固定するようにしても良い。
一方、左側(他方側)のキャビネット側レール20の上側には、図1〜3に示すように、キャビネットの手前側、すなわちローラ21の有る端部に、下り傾斜して細くなった段部22が形成されている。
これに対し、ベース70は、図1〜3、図9及び図18に示すように、下り傾斜して細くなった段部22に沿った形状に形成され、キャビネットの奥側に向かって長く延びている。
なお、ベース70の手前側端部を、図3及び図9においては尖らせた鳥のくちばし状に形成し、図1、図2及び図18においては船の船首状に形成したが、いずれでも良い。
また、ベース70には、図9、図18及び図19に示すように、後述する位置調整装置90を構成するナット91が圧入される。ナット91は、ベース70の長手方向の両端部に、図9に示すように、計2個圧入される。
なお、ナット91の圧入個数として、2個を例示したが、これに限定されず、1個或いは3個以上としても良い。また、ナット91の固定方法も、圧入に限定されない。
(可動体80)
可動体80は、図12〜17及び図20〜25に示すように、後述する位置調整装置90を構成するナット91及びネジ92を介して、ベース70に接離可能に取り付けられる。
具体的には、可動体80は、ベース70と同様に、キャビネットの奥側に向かって長く延びた側面が長方形に形成されている。
一方、可動体80には、図12〜17及び図20〜25に示すように、次の各部を備える。
なお、可動体80の各部は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)ガイド片81
ガイド片81は、図14及び図15に示すように、左側(他方側)のキャビネット側レール20の開放側面に対向して突出するものである。
具体的には、ガイド片81は、可動体80の下端部から下方に向かって断面L字形に屈曲して延びている。
なお、ガイド片81は、下方に向かって突出させたが、これに限定されず、ガイド機構60をキャビネット側レール20の下側に取り付けるようにした場合には、上方に向かって突出させる。また、ガイド片81の断面形状として、L字形を例示したが、これに限定されず、J字形等に形成しても良い。
(2)ネジ保持部82
ネジ保持部82は、図12、図13及び図20〜22に示すように、後述する位置調整装置90を構成するネジ92を保持するためのものである。
具体的には、ネジ保持部82は、位置調整装置90を構成するネジ92の頭部をはめ込む溝状であって、可動体80の外側面に開口する操作開口83を有する。操作開口83は、図示しないが、ドライバーを挿入するためのものである。すなわち、溝状であるネジ保持部82にネジ92の頭部をはめ込むと、図21及び図22に示すように、頭部のプラス溝やマイナス溝が操作開口83に臨み、又、ネジ92の軸部はベース70に向かって突出する。
ネジ保持部82は、図12、図13及び図20に示すように、可動体80の長手方向の両端部に、計2個形成する。
なお、ネジ保持部82の個数として、2個を例示したが、これに限定されず、1個或いは3個以上としても良い。
(位置調整装置90)
位置調整装置90は、図21〜25に示すように、ベース70に対して可動体80を接離する方向に移動させるためのものである。
具体的には、位置調整装置90には、図21〜25に示すように、次のパーツを備える。
なお、位置調整装置90のパーツは、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)ナット91
ナット91は、図23に示すように、後述するネジ92がねじ込まれるものである。
具体的には、ナット91は、図9に示すように、2個使用され、ベース70の長手方向の両端部に圧入される。
なお、ナット91の個数として、2個を例示したが、これに限定されず、1個或いは3個以上としても良い。
(2)ネジ92
ネジ92は、図21〜25に示すように、ナット91にねじ込まれるものである。
具体的には、ネジ92には、いわゆるトリプルスクリュー(TP)が使用され、ビス、平座、ばね座から構成されている。
なお、位置調整装置90を構成するネジ92として、トリプルスクリュー(TP)を例示したが、これに限定されない。
また、ネジ92は、2個使用され、図21及び図22に示すように、ネジ92の頭部をネジ保持部82の溝にそれぞれはめ込まれる。
(ガイド機構60の動作)
つぎに、上記した構成を備えるガイド機構60の動作について説明する。
ガイド機構60は、図1〜6に示すように、キャビネットの左側の内側面に、図示しないが、ネジ等により固定される。このとき、ガイド機構60は、左側(他方側)のキャビネット側レール20の上側の段部22に沿って固定される。
ガイド機構60を固定すると、図24及び図25に示すように、そのガイド片81が、左側(他方側)のキャビネット側レール20の開放側面に上方から突出する。
このため、左側のキャビネット側レール20内には、図1に示すように、左側の引出し側レール40のローラ41が転動するが、当該ローラ41は、ガイド片81に当接することで、キャビネット側レール20の開口側面からの脱落が防止される。
特に、ガイド機構60は、キャビネット側レール20の手前側端部に位置することから、図1に示すように、手前側に引き出した引出し10を、キャビネットの奥側に押し込む際に、ローラ41がガイド片81に当接する。
すなわち、図2に示すように、ローラ脱着防止片32を有する右側のキャビネット側レール30内には、右側の引出し側レール50のローラ51が転動するが、当該ローラ51を中心として、引出し10が回転或いは旋回しようしても、当該回転或いは旋回がローラ41がガイド片81に当接することで阻止される。
このため、引出し10を、キャビネットの開口に対して常に平行にスライドさせることができ、引出し10の移動をスムーズに行わせることができる。
(ガイド機構60の位置調整)
一方、ガイド片81とローラ41との対向間隔は、図24及び図25に示すように、ガイド機構60の位置調整装置90により、適切に調整することができる。
すなわち、操作開口83から、図示しないが、ドライバーを差し込み、ネジ92を回転する。
ネジ92をナット91に深くねじ込むと、図25に示すように、ガイド片81がキャビネット側レール20の開口側面から奥に向かって移動し、逆に浅くねじ込むと、図24に示すように、キャビネット側レール20の開口側面から離れる方向に移動する。
ネジ92は、ガイド機構60の長手方向に2個配置されていることから、2個のネジ92のねじ込み量を等しく操作すると、可動体80はベース70に対して平行にスライドさせることができる。
逆に、2個のネジ92のねじ込み量を異ならせることで、可動体80をベース70に対して傾斜させることができる。例えば、キャビネットの手前側に位置するネジ92を浅くねじ込み、奥側に位置するネジ92を深くねじ込むことで、キャビネットの開口からの引出し10の着脱を容易することができる。
(第2の実施の形態)
図26〜28を用いて、本発明の第2の実施の形態の一例を説明する。
本実施の形態の特徴は、第1に、ガイド機構100の位置調整装置130を、キャビネットの手前側から操作可能とした点である。
第2に、本実施の形態の特徴は、位置調整装置130の操作部、すなわちネジ132を1個とした点である。
第3に、本実施の形態の特徴は、位置調整装置130の操作部、すなわちネジ132を回転することで、ベース110に対して可動体120を接離する方向に平行に移動させることができるようにした点である。
(ガイド機構100)
ガイド機構100には、図26〜28に示すように、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)ベース110
(2)可動体120
(3)位置調整装置130
なお、ガイド機構100のパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(ベース110)
ベース110は、図26に示すように、側面が開口した中空箱形に形成されている。
一方、ベース110には、図26〜28に示すように、次の各部を備える。
なお、ベース110の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)スライド溝111
スライド溝111は、図26〜28に示すように、後述する可動体120を平行に移動させるためのものである。
具体的には、スライド溝111は、ベース110の中空箱形の底板の上面に形成され、ベース110と可動体120との対向方向に対して斜めに傾斜させて、複数個、例えば2個形成されている。
なお、スライド溝111の個数として、2個を例示したが、これに限定されず、1個或いは3個以上としても良い。
(2)操作開口112
操作開口112は、図示しないが、ドライバーを挿入するためのものである。すなわち、操作開口112を通して挿入したドライバーにより、後述する位置調整装置130を構成するネジ132のねじ込み量を調整可能にしている。
具体的には、操作開口112は、図26〜28に示すように、ベース110の中空箱形の前面板に貫通状に形成されている。操作開口112は、図示しないが、ガイド機構100をキャビネットに固定した際に、キャビネットの開口側に臨むようにしている。
(可動体120)
可動体120は、図26に示すように、ベース110の中空内部にスライド可能にはまり込む箱形に形成されている。
具体的には、可動体120には、図26〜28に示すように、次の各部を備える。
なお、可動体120の各部は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)スライド突起121
スライド突起121は、図26〜28に示すように、ベース110のスライド溝111にはまり込み、当該スライド溝111に沿って摺動することで、ベース110に対して可動体120を平行に移動させるためのものである。
具体的には、スライド突起121は、可動体120の底面から突出し、ベース110のスライド溝111と同様に斜めに傾斜し、複数条、例えば2個形成されている。
なお、スライド突起121の個数として、2個を例示したが、これに限定されず、1個或いは3個以上としても良い。
また、可動体120に、スライド突起121を形成し、ベース110にスライド溝111を形成したが、逆に可動体120に溝を形成し、これにはまり合う突起をベース110に形成しても良い。
(2)ガイド片122
ガイド片122は、図示しないが、左側(他方側)のキャビネット側レール20の開放側面に対向して突出するものである。
具体的には、ガイド片122は、図26〜28に示すように、可動体120の下端部から下方に向かって断面L字形に屈曲して延びている。
なお、ガイド片122は、下方に向かって突出させたが、これに限定されず、図示しないが、ガイド機構100をキャビネット側レールの下側に取り付けるようにした場合には、上方に向かって突出させる。また、ガイド片122の断面形状として、L字形を例示したが、これに限定されず、J字形等に形成しても良い。
(3)ナット保持部123
ナット保持部123は、図26〜28に示すように、後述する位置調整装置130を構成するナット131を保持するためのものである。
具体的には、ナット保持部123は、操作開口112を有するベース110の前面板と対向する可動体120の前方端部に形成され、ナット131を上方からはめ込むことが可能な溝状に形成されている。
(4)長穴124
長穴124は、図26〜28に示すように、ナット保持部123に連通し、後述する位置調整装置130を構成するネジ132の軸部が通るものである。ネジ132の軸部は、長穴124を通して、ナット保持部123に保持されたナット131にねじ込まれる。このとき、ネジ132の頭部は、ベース110の操作開口112に臨む。
(位置調整装置130)
位置調整装置130には、図26〜28に示すように、次のパーツを備える。
なお、位置調整装置130のパーツは、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)ナット131
ナット131は、図26〜28に示すように、後述するネジ132がねじ込まれるものである。
具体的には、ナット131は、1個使用され、可動体120のナット保持部123にはめ込まれて保持される。
(2)ネジ132
ネジ132は、図26〜28に示すように、ナット131にねじ込まれるものである。
具体的には、ネジ132には、いわゆるトリプルスクリュー(TP)が使用され、ビス、平座、ばね座から構成されている。
なお、位置調整装置130を構成するネジ132として、トリプルスクリュー(TP)を例示したが、これに限定されない。
また、ネジ132は、1個使用され、その軸部を可動体120の長穴124を通して、ナット保持部123に保持されたナット131にねじ込む。
(ガイド機構100の位置調整)
ガイド機構100の位置調整時には、操作開口112から、図示しないが、ドライバーを差し込み、ネジ132を回転する。
ネジ132をナット131に深くねじ込むと、図27に示すように、可動体120がベース110の奥に向かって移動する。
すなわち、可動体120のスライド突起121が、ベース110のスライド溝111に沿ってスライドし、可動体120がベース110の奥に向かって斜めに移動する。
このとき、可動体120のガイド片122は、図示しないが、キャビネット側レールに対して平行に移動し、当該キャビネット側レールの溝幅を狭める。
これに対し、ネジ132をナット131に逆に浅くねじ込むと、図28に示すように、可動体120がベース110から離隔する方向に移動する。
このときも、可動体120のガイド片122は、図示しないが、キャビネット側レールに対して平行に移動し、当該キャビネット側レールの溝幅を広げる。
(第3の実施の形態)
図29〜33を用いて、本発明の第3の実施の形態の一例を説明する。
本実施の形態の特徴は、第1に、先に図26〜28を用いて説明した本発明の第2の実施の形態のガイド機構100をユニット化した点である。
第2に、本実施の形態の特徴は、先に図26〜28を用いて説明した本発明の第2の実施の形態では、ベース110にスライド溝111を形成し、可動体120にスライド突起121を形成したのに対し、図29〜33に示すように、ベース210にスライド突起212を形成し、可動体220にスライド溝221を形成した点である。
第3に、本実施の形態の特徴は、先に図26〜28を用いて説明した本発明の第2の実施の形態のスライド溝111及びスライド突起121に対し、図29、図31及び図33に示すように、スライド突起212及びスライド溝221の傾斜方向を異ならせている点である。
本実施の形態において、スライド突起212及びスライド溝221の傾斜方向を異ならせたのは、引出し(図示せず)により可動体220がベース210から離隔する方向に押されたときに、可動体220がベース210から離隔する方向に移動するのを防止するためである。
(ガイド機構200)
ガイド機構200には、図29〜33に示すように、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)ベース210
(2)可動体220
(3)位置調整装置230
(4)キャップ240
なお、ガイド機構200のパーツは、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(ベース210)
ベース210は、図29に示すように、側面が開口した中空箱形に形成されている。ベース210は、適度な剛性を有する熱可塑性樹脂により一体的に成形されている。
一方、ベース210には、図29〜33に示すように、次の各部を備える。
なお、ベース210の各部は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)中空部211
中空部211は、図29〜33に示すように、少なくとも一方の側面がキャビネット(図示せず)の中空内部に向かって開放する。中空部211内には、その開放した側面側から、後述する可動体220がスライド可能にはまり込む。
具体的には、中空部211は、一方の側面が開放し、他方の側面が塞がれている。塞がれた他方の側面が、図示しないが、キャビネットの内側面に当接するように固定され、この固定状態で、開放した一方の側面がキャビネットの中空内部に向かって開放する。
なお、中空部211の一方の側面を開放し、他方の側面を塞いだが、これに限定されず、両側面を開放しても良い。
(2)スライド突起212
スライド突起212は、図29〜33に示すように、中空部211の内部に形成され、後述する可動体220をキャビネット側レール(図示せず)の溝幅方向に対して平行に移動させるためのものである。
具体的には、スライド突起212は、中空部211の上面及び下面から相対向して一対突出するとともに、ベース210の前後に2個形成され、計4個有る。スライド突起212は、ベース210と可動体220との対向方向に対して斜めに傾斜させている。すなわち、スライド突起212の一端部は、中空部211の内奥側の壁につながり、他端部は中空部211の開放面と面一に形成されている。そして、スライド突起212の一端部を、図示しないが、キャビネット(図示せず)の奥側に位置させ、他端部をキャビネット(図示せず)の開口面側に位置させることで、中空部211の内奥側の壁につながったスライド突起212の一端部を基準として、キャビネット(図示せず)の奥側から開口面側に向かって斜めに傾斜させている。
なお、スライド突起212の個数として、計4個を例示したが、これに限定されず、1〜3個或いは5個以上としても良い。
(3)操作開口213
操作開口213は、図示しないが、ドライバーを挿入するためのものである。すなわち、操作開口213を通して挿入したドライバーにより、後述する位置調整装置230を構成するネジ232のねじ込み量を調整可能にしている。
具体的には、操作開口213は、図29〜33に示すように、キャビネット(図示せず)の開口面側に位置するベース210の手前側の端部に位置し、一端が開放したU字形に形成され、当該一端が中空部211の開放面と逆側のベース210の側面に開放している。操作開口213の開放した側面には、後述するキャップ240が取り付けられる。そして、操作開口213の内径は、後述するネジ232の頭部の最大外径以上に設定されている。
(4)取付溝214
取付溝214は、図29及び図32に示すように、後述するキャップ240を固定するためのものである。
具体的には、取付溝214は、操作開口213の上下に位置し、ベース210の上面と下面とに凹状に形成されている。
(可動体220)
可動体220は、図29に示すように、ベース210の中空部211にスライド可能にはまり込む角柱形に形成されている。可動体80は、ベース210と同様に、適度な剛性を有する熱可塑性樹脂により一体的に成形されている。
具体的には、可動体220には、図29〜33に示すように、次の各部を備える。
なお、可動体220の各部は、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)スライド溝221
スライド溝221は、図29〜33に示すように、ベース210のスライド突起212がはまり込み、当該スライド突起212に沿って摺動することで、ベース210に対して可動体220を平行に移動させるためのものである。
具体的には、スライド溝221は、可動体220の上面と下面に背向させて凹状に一対形成されるとともに、可動体220の前後に2個形成され、計4個有る。スライド溝221の一端部は、ベース210に向かって開放し、他端部は閉塞されている。
なお、スライド溝221の個数として、4個を例示したが、スライド突起212と同様に4個に限定されず、1〜3個或いは5個以上としても良い。また、可動体220に、スライド溝221を形成し、ベース210にスライド突起212を形成したが、逆に可動体220に突起を形成し、これにはまり合う溝をベース210に形成しても良い。
(2)ガイド片222
ガイド片222は、図29〜33に示すように、キャビネット側レール(図示せず)の開放側面に対向して突出するものである。
具体的には、ガイド片222は、図29及び図32に示すように、可動体220の下端部から断面L字形に屈曲して延びている。
なお、ガイド片222を、可動体220の下端部から突出させたが、これに限定されず、図示しないが、ガイド機構200をキャビネット側レールの下側に取り付けるようにした場合には、上端部から突出させる。また、ガイド片222の断面形状として、L字形を例示したが、これに限定されず、J字形等に形成しても良い。
(3)ナット保持部223
ナット保持部223は、図29〜33に示すように、後述する位置調整装置230を構成するナット231を保持するためのものである。
具体的には、ナット保持部223は、キャビネット(図示せず)の開口面側に位置する可動体220の手前側の端部に位置し、ナット231を側方からはめ込むことが可能な溝状に形成されている。ナット保持部223は、可動体220をベース210の中空部211にはめ込んだ状態で、ベース210の操作開口213の後方に位置する。また、ナット保持部223は、ベース210との対向方向に開放し、後述するナット231をスライド可能に保持できるようにしている。
(位置調整装置230)
位置調整装置230には、図29〜33に示すように、次のパーツを備える。
なお、位置調整装置230のパーツは、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)ナット231
ナット231は、図29〜31及び図33に示すように、後述するネジ232がねじ込まれるものである。
具体的には、ナット231は、1個使用され、可動体220のナット保持部223にはめ込まれて保持される。
一方、ナット231は、ナット保持部223にはめ込まれた状態で、図31及び図33に示すように、当該ナット保持部223に沿って相対的に移動可能に保持される。すなわち、ナット231に対し、後述するネジ232のねじみ量を可変した際に、ベース210に対して可動体220がスライドする。このとき、ナット231の位置は変わらずに、ナット保持部223が相対的に移動する。
(2)ネジ232
ネジ232は、図29〜33に示すように、ナット231にねじ込まれるものである。
具体的には、ネジ232には、いわゆるトリプルスクリュー(TP)が使用され、ビス、平座、ばね座から構成されている。
なお、位置調整装置230を構成するネジ232として、トリプルスクリュー(TP)を例示したが、これに限定されない。
また、ネジ232は、1個使用され、ベース210の操作開口213から挿入され、可動体220のナット保持部223に保持されたナット231にねじ込まれる。
(キャップ240)
キャップ240は、図29〜33に示すように、ベース210の操作開口213の開放した側面に取り付けられ、当該開放した側面を塞ぐものである。キャップ240は、適度な剛性と弾性を有する熱可塑性樹脂により一体的に成形されている。
具体的には、キャップ240には、図29〜33に示すように、次の各部を備える。
なお、可動体220の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)ネジガイド部241
ネジガイド部241は、図29に示すように、断面U字形に突出し、ネジ232の軸部を保持するものである。ネジガイド部241の内径は、ネジ232の軸部の外形以上であり、当該ネジ232の頭部の最大外径未満に設定されている。ネジガイド部241は、図30示すように、ガイド機構200を組み立てた状態において、ベース210の操作開口213と可動体220のナット保持部223との間に位置する。
(2)取付片242
取付片242は、図29に示すように、キャップ240の上下の端部から一対突出し、図32示すように、ベース210の取付溝214に弾性的にはまり込むものである。
(ガイド機構200の使用方法)
上記した構成を有するガイド機構200は、予め組み立ててユニット化した状態で、図示しないが、キャビネットの内側面に取り付けられる。ガイド機構200は、ローラ脱着防止片を備えていないキャビネット側レールの手前側端部の上側に取り付けられる。
上記した取付け状態においては、ガイド機構200のガイド片222は、図示しないが、キャビネット側レールの開放側面に対向して突出する。
キャビネット側レールには、図示しないが、引出し側レールのローラが転動するが、当該ローラはガイド機構200のガイド片222によりガイドされる。
一方、ガイド機構200のガイド片222が、引出し側レールのローラに押されて、可動体220がベース210から離隔する方向に押されることがある。
このとき、引出し側レールのローラに押される方向に対し、スライド突起212及びスライド溝221が斜めに傾斜していることから、可動体220の移動が阻止される。
(ガイド機構200の位置調整)
ガイド機構200の位置調整時には、操作開口213から、図示しないが、ドライバーを差し込み、ネジ232を回転する。
ネジ232をナット231に深くねじ込むと、図31に示すように、可動体220がベース210の中空部211の奥に向かってスライドする。
すなわち、可動体220のスライド溝221が、ベース210のスライド突起212に沿ってスライドし、図示しないが、キャビネット側レールに対して平行に移動し、当該キャビネット側レールの溝幅を狭める。
これに対し、ネジ232をナット231に逆に浅くねじ込むと、図33に示すように、可動体220がベース210の中空部211から突出する方向にスライドする。
すなわち、可動体220のスライド溝221が、ベース210のスライド突起212に沿ってスライドし、図示しないが、キャビネット側レールに対して平行に移動し、当該キャビネット側レールの溝幅を広げる。
(第4の実施の形態)
図34〜48を用いて、本発明の第4の実施の形態の一例を説明する。
本実施の形態の特徴は、第1に、ガイド片422の先端部に、図44及び図45に示すように、突出部422aを設けている点である。
本実施の形態では、突出部422aを設けることで、キャビネット側レール20内において引出し側レールのローラ(図示せず)を円滑に案内することができるという利点がある。
第2に、本実施の形態の特徴は、上記突出部422aに、図39、図41、図43及び図46に示すように、テーパー面422bを形成している点である。
本実施の形態では、テーパー面422bにより、キャビネット側レール20内に引出し側レールのローラ(図示せず)を円滑に受け入れることができるという利点がある。
第3に、本実施の形態の特徴は、ガイド機構600をユニット化し、当該ガイド機構600のベース410に、図34及び図38に示すように、取付部415,416を設けた点である。
本実施の形態では、取付部415,416を使用して、ベース410をキャビネット300に簡便にネジ等(図示せず)を使用して固定することができるという利点がある。
(ガイド機構400)
ガイド機構400には、図34〜48に示すように、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)ベース410
(2)可動体420
(3)位置調整装置430
(4)キャップ440
なお、ガイド機構400のパーツは、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(ベース410)
ベース410は、図38に示すように、側面が開口した中空箱形に形成され、図29〜33を用いて説明した第3の実施の形態のベース210とほぼ同様の構造を備えるものである。
異なる点としては、第1に、図29のスライド突起212に代えて、本実施の形態では、図38に示すように、スライド溝412を設けている。
第2に、本実施の形態では、図38に示すように、キャビネット300(図35参照)の手前側の開口前面側に位置するベース210の前側端部には、図38に示すように、上方に向かって突出した舌片状の第1取付部415を設けている。第1取付部415の中央には、ネジ(図示せず)を挿通する左右に貫通した貫通孔を設けている。また、ベース210の奥側端部には、第2取付部416を設けている。第2取付部416の中央にも、ネジ(図示せず)を挿通する左右に貫通した貫通孔を設けている。
第3に、本実施の形態では、図38に示すように、取付溝414に突起部414aを設けている。
このため、突起部414aを介してベース410に対して、後述するキャップ440を取り付けることができるようにしている。
なお、図29〜33を用いて説明した第3の実施の形態のベース210と同一の構成部分については、本実施の形態においては、「400」番台の符号を付すことにより説明を省略する。
(可動体420)
可動体420は、図39〜48に示すように、ベース410の中空部411にスライド可能にはまり込むものであり、図29〜33を用いて説明した第3の実施の形態の可動体220とほぼ同様の構造を備えるものである。
異なる点としては、第1に、図29のスライド溝221に代えて、本実施の形態では、図39に示すように、スライド突起421を設けている。
スライド突起421は、ベース410のスライド溝412にスライド可能にはまり込む。
第2に、本実施の形態では、ガイド片422の先端部に、図44及び図45に示すように、左側(他方側)のキャビネット側レール20の開放側面の奥側に向かって突出した突出部422aを設けている。突出部422aは、ガイド片422の先端部からL字形に屈曲している。
第3に、本実施の形態では、突出部422aに、図39、図41、図43及び図46に示すように、キャビネット300(図35参照)の奥側に位置する端部に、キャビネット300の奥側に向かって突出量が減少するテーパー面422bを形成している。
なお、図29〜33を用いて説明した第3の実施の形態の可動体220と同一の構成部分については、本実施の形態においては、「400」番台の符号を付すことにより説明を省略する。
(位置調整装置430)
位置調整装置430には、図34に示すように、ナット431とネジ432とから構成され、図29〜33を用いて説明した第3の実施の形態の位置調整装置230ベース210と同一の構造を備えるものである。
(キャップ440)
キャップ440は、図48に示すように、ベース410の操作開口413の開放した側面に取り付けられ、当該開放した側面を塞ぐものであり、図29〜33を用いて説明した第3の実施の形態のキャップ240とほぼ同様の構造を備えるものである。
異なる点としては、取付片442に、図48に示すように、ベース410の取付溝414の突起部414aにはまり込む取付孔442aを設けている点である。
このため、ベース410の中空部411に、可動体420をはめ込み、ナット431とネジ432とを装着後、キャップ440の取付片442を、ベース410の取付溝414に合わせて差し込めば良い。取付片442を差し込むと、取付片442が取付溝414の奥の突起部414aに押されて拡開し、その後、突起部414aが取付孔442aにはまり込むことで、取付片442が復元し、キャップ240がベース410に固定される。また、可動体420は、ナット431とネジ432とにより、ベース410にスライド可能に保持される。
(ガイド機構400の使用方法)
ガイド機構400は、組み立てた状態で、ベース410の第1、第2取付部415,416にネジ(図示せず)を通して、キャビネット300の内側面にベース410をネジ止めすることで、キャビネット300に固定する。
ガイド機構400の位置調整時には、操作開口413から、図示しないが、ドライバーを差し込み、ネジ432を回転する。
ネジ432をナット431に深くねじ込むと、図36及び図37に示すように、可動体420がベース410の中空部411の奥に向かってスライドする。
すなわち、可動体420のスライド突起421が、ベース410のスライド溝412に沿ってスライドし、キャビネット側レール20に対して平行に移動し、当該キャビネット側レール20の溝幅を狭める。
これに対し、ネジ432をナット431に逆に浅くねじ込むと、図34及び図35に示すように、可動体420がベース410の中空部411から突出する方向にスライドする。
すなわち、可動体420のスライド突起421が、ベース410のスライド溝412に沿ってスライドし、キャビネット側レール20に対して平行に移動し、当該キャビネット側レール20の溝幅を広げる。
(第5の実施の形態)
図49〜54を用いて、本発明の第5の実施の形態の一例を説明する。
本実施の形態の特徴は、第1に、ガイド機構700をユニット化し、図49〜51に示すように、左側(他方側)のキャビネット側レール500にワンタッチで固定できるようにした点である。
第2に、本実施の形態の特徴は、図34〜48を用いて説明した第4の実施の形態と同様に、ガイド片622の先端部に、図53及び図54に示すように、突出部622aを設けている点である。また、図示しないが、突出部622aには、図34〜48を用いて説明した第4の実施の形態のテーパー面422bと同様のテーパー面を形成している。
なお、本実施の形態のガイド機構600は、図34〜48を用いて説明した第4の実施の形態のガイド機構400とほぼ同様の構造を備え、同一の構成部分については、本実施の形態においては、「600」番台の符号を付すことにより説明を省略する。
(固定部510,520,521)
左側のキャビネット側レール500には、図49に示すように、外側に向かって突出した固定部510,520,521を設けている。
すなわち、固定部510,520,521は、図49に示すように、複数個、例えば3個設けられている。
なお、固定部510,520,521を3個設けたが、これに限定されず、2個或いは4個以上設けても良い。
3個の固定部510,520,521のうち、1個の外側固定部510は、左側のキャビネット側レール500の開口側面と反対側の外側端部に位置し、当該外側端部から上方に向かって舌片状に突出させている。外側固定部510は、ガイド機構700の取付位置のほぼ中央に位置するように配置されている。外側固定部510には、左右に方形に貫通する固定穴511を設けている。固定穴511には、図51に示すように、後述するベース610の弾性爪611がはまり込む。
3個の固定部510,520,521の残る2個の内側固定部520,521は、左側のキャビネット側レール500の開口側面側の内側端部に位置し、当該内側端部から上方に向かって舌片状に突出させている。2個の内側固定部520,521は、1個の外側固定部510と互い違いに突出し、2個の内側固定部520,521と1個の外側固定部510との対向間隔は、ガイド機構700の左右の幅に等しく設定されている。
このため、2個の内側固定部520,521と1個の外側固定部510との対向間隔内に、ガイド機構700がはまり込み、2個の内側固定部520,521と1個の外側固定部510とにより幅方向の両側から挟み持たれるようにして保持される。
2個の内側固定部520,521のうち、第1内側固定部520は、1個の外側固定部510を中心として、図示しないが、キャビネットの開口前面側に位置し、第2内側固定部521は、キャビネットの奥側に位置し、2個の内側固定部520,521は、1個の外側固定部510からほぼ等しい距離だけ離れている。逆に見ると、1個の外側固定部510は、2個の内側固定部520,521の間のほぼ中央に位置している。
なお、固定部510,520,521を、左側のキャビネット側レール500から上方に突出させたが、これに限定されず、下方に突出させ、キャビネット側レール500の下側にガイド機構600を取り付けるようにしても良い。
(弾性爪611)
ベース610の背面には、図51及び図52に示すように、外側固定部510の固定穴511に弾性的にはまり込む弾性爪611を設けている。
なお、ベース610に、弾性爪611を設け、外側固定部510に固定穴511を設けたが、逆にベース610に固定穴を設け、外側固定部510に弾性爪を設けても良い。
(ガイド機構400の使用方法)
ガイド機構400は、組み立てた状態で、図49に示すように、左側のキャビネット側レール500の1個の外側固定部510と2個の内側固定部520,521との対向間隔に合わせて上方からはめ込む。
ガイド機構400をはめ込むと、弾性爪611と外側固定部510とが当接し、ここでガイド機構400を下側に押すと、弾性爪611が一旦、引っ込み、図51に示すように、固定穴511に弾性的にはまり込む。
このため、ガイド機構400は、図50及び図51に示すように、1個の外側固定部510と2個の内側固定部520,521との対向間隔から上方に抜けなくなる。キャビネット側レール500の長手方向の移動についても、弾性爪611が固定穴511にはまり込んでいることから阻止される。
また、キャビネット側レール500の幅方向についても、両側から1個の外側固定部510と2個の内側固定部520,521とにより挟み持たれていることから、幅方向の移動も阻止される。
ガイド機構400の位置調整時には、図示しないが、ドライバーを差し込み、ネジ630を回転することにより調整可能である。
(第1の実施の形態)
10 引出し
20 左側のキャビネット側レール
21 ローラ 22 段部
30 右側のキャビネット側レール
31 ローラ 32 ローラ脱着防止片
40 左側の引出し側レール 41 ローラ
50 右側の引出し側レール 51 ローラ
60 ガイド機構(ガイド手段) 70 ベース
80 可動体
81 ガイド片 82 ネジ保持部
83 操作開口
90 位置調整装置
91 ナット 92 ネジ
(第2の実施の形態)
100 ガイド機構(ガイド手段)
110 ベース
111 スライド溝 112 操作開口
120 可動体
121 スライド突起 122 ガイド片
123 ナット保持部 124 長穴
130 位置調整装置
131 ナット 132 ネジ
(第3の実施の形態)
200 ガイド機構(ガイド手段)
210 ベース
211 中空部 212 スライド突起
213 操作開口 214 取付溝
220 可動体
221 スライド溝 222 ガイド片
223 ナット保持部
230 位置調整装置
231 ナット 232 ネジ
240 キャップ
241 ネジガイド部 242 取付片
(第4の実施の形態)
300 キャビネット 400 ガイド機構(ガイド手段)
410 ベース
411 中空部 412 スライド溝
413 操作開口 414 取付溝
414a 突起部 415,416 第1、第2取付部
420 可動体
421 スライド突起 422 ガイド片
422a 突出部 422b テーパー面
423 ナット保持部
430 位置調整装置
431 ナット 432 ネジ
440 キャップ
441 ネジガイド部 442 取付片
442a 取付孔
(第5の実施の形態)
500 左側のキャビネット側レール
510 外側固定部 511 固定穴
520,521 第1、第2内側固定部
600 ガイド機構(ガイド手段)
610 ベース 611 弾性爪
620 可動体 621 ガイド片
621a 突出部 621b テーパー面
630 ネジ(位置調整装置) 640 キャップ

Claims (10)

  1. キャビネットの左右両側に取り付けられ、前記キャビネットの手前側にローラを備えた左右のキャビネット側レールに対し、前記キャビネットの奥側にローラを備えた左右の引出し側レールが前後に摺動することによって開閉される引出しであって、
    前記左右のキャビネット側レールのうち、一方側のキャビネット側レールのみにローラ脱着防止片を有する引出しにおいて、
    前記左右のキャビネット側レールのうち、前記ローラ脱着防止片が備えていない他方側のキャビネット側レールには、
    前記キャビネット又は当該他方側のキャビネット側レールの少なくとも一方に取り付けられ、
    当該他方側のキャビネット側レールの開放側面に対向して突出するとともに、
    当該他方側のキャビネット側レールを摺動する前記引出し側レールの前記ローラを、前記引出しを引き出した位置において少なくとも、当該他方側のキャビネット側レールに向かって案内するためのガイド手段を備えていることを特徴とする引出しのガイド機構。
  2. 請求項1に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記ガイド手段には、
    前記他方側のキャビネット側レールの開放側面に対向して突出するガイド片を備え、
    前記ガイド片は、
    当該他方側のキャビネット側レールの全長方向に所定の長さを有していることを特徴とする引出しのガイド機構。
  3. 請求項2に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記ガイド片は、
    前記他方側のキャビネット側レールの開放側面に対して接離する方向に移動可能に取り付けられていることを特徴とする引出しのガイド機構。
  4. 請求項3に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記ガイド手段には、
    前記ガイド片を、前記他方側のキャビネット側レールの開放側面に対して平行に移動させるための位置調整装置を備えていることを特徴とする引出しのガイド機構。
  5. 請求項4に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記位置調整装置には、
    前記キャビネットの手前側から操作可能な操作部を備えていることを特徴とする引出しのガイド機構。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記ガイド片は、
    前記他方側のキャビネット側レールの開放側面に向かって少なくとも上下のいずれか一方向から所定量突出していることを特徴とする引出しのガイド機構。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記ガイド手段には、
    前記キャビネット又は当該他方側のキャビネット側レールの少なくとも一方に取り付けられるベースと、
    前記ベースに接離可能に取り付けられるとともに、前記ガイド片を有する可動体とを備え、
    前記ベースと前記可動体との間には、
    前記可動体の移動方向に沿って形成されたスライド溝と、これにはまり合うスライド突起とのいずれか一方をそれぞれに形成し、
    前記スライド溝と前記スライド突起とを、前記他方側のキャビネット側レールの溝幅方向に対して斜めに傾斜させていることを特徴とする引出しのガイド機構。
  8. 請求項2〜7のいずれか1項に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記ガイド片の先端部には、
    前記他方側のキャビネット側レールの開放側面の奥側に向かって突出した突出部を設けていることを特徴とする引出しのガイド機構。
  9. 請求項8のいずれか1項に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記ガイド手段は、
    ベースと、
    前記ベースに接離可能に取り付けられ、前記ガイド片及び前記突出部を有する可動体と、
    前記ベースと前記可動体との間に配置され、前記ベースに対して前記可動体を接離する方向に移動させるための前記位置調整装置とを組み込んだ組立体から構成され、
    前記他方側のキャビネット側レールには、
    外側に向かって突出した固定部を設け、
    前記固定部と前記ベースとの間には、
    互いに弾性的にはまり合う凹凸部を設けていることを特徴とする引出しのガイド機構。
  10. 請求項9に記載の引出しのガイド機構であって、
    前記突出部には、
    前記キャビネットの奥側に位置する端部に、前記キャビネットの奥側に向かって突出量が減少するテーパー面を形成していることを特徴とする引出しのガイド機構。
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