JP4740780B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、音声通信を行う際の携帯電話機の動作を改善する技術に関する。
CDMA(Code Division Multiplex Access:符号分割多重接続)技術を応用した携帯電話方式である「cdma2000」規格に含まれる技術仕様として、1xEVDO(Evolution Data Only)が提供されており、EVDO規格はデータ通信のみに対応した規格である。
1xEVDO対応の携帯電話機では、データ通信はEVDO規格を優先してEVDO網で行われ、音声通信は1x規格を利用して1x網で行われる。そして、携帯電話機がEVDO網の圏外にあるときは、データ通信も1x規格を利用して1x網で行われる。
ところで、携帯電話機が1x網の圏外にあり、EVDO網の圏内にある状況で、ユーザが音声通信をしようと相手の携帯電話機の電話番号を指定して呼び出し操作を行ったとしても1x網の圏外にあるため相手の携帯電話機にはつながらない。
このとき、特許文献1に記載の技術を適用すれば、ユーザは本文に用件を記載した電子メールをEVDO網を利用して通信相手の携帯電話機に送信することが考えられる。
特開2001−308910号公報
ところが、ユーザが指定した電話番号が、例えば、緊急機関の緊急電話番号であった場合には、ユーザは自ら電子メールの本文に用件を記載してメールアドレスを入力する作業が必要であると共に、更に電子メールの本文に緊急機関の人が自身の現在位置がわかるような情報も記載する作業も必要になる。このように、電子メールを送信する方法では、緊急時でありながらユーザに新たな作業を課すことになってしまうとともに、複数の作業を行う時間だけ緊急機関に緊急通知されるまでに要する時間が余計にかかってしまう。
ここで、緊急機関とは警察や消防などであり、緊急電話番号として、例えば、日本では警察の「110」や消防の「119」があり、米国では「911」がある。
そこで、本発明は、携帯電話機が音声通信が不可能な場合に、相手にユーザ自身の現在位置に関する位置情報を含むメッセージを送信するまでにユーザに新たな作業を強いることなく、できるだけ短時間に通知を行うことが可能な携帯電話機、通知方法及び通知プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の携帯電話機は、音声通信を行うための音声通信機能とデータ通信を行うためのデータ通信機能とを有する携帯電話機であって、電話番号とアドレスとを記憶する記憶手段と、位置情報を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶された電話番号へ音声通信を行う場合において前記音声通信が不可能なときに、前記記憶手段に記憶するアドレスを取り出す取出手段と、前記取出手段により取り出されたアドレス宛に、前記取得手段により取得された位置情報を含むメッセージを前記データ通信機能によって送信させる実行手段と、を備える。
本発明の通知方法は、音声通信を行うための音声通信機能とデータ通信を行うためのデータ通信機能とを有する携帯電話機による通知方法であって、電話番号とアドレスとを記憶する記憶手段に記憶された電話番号へ音声通信を行う場合において前記音声通信が不可能なときに、前記記憶手段に記憶するアドレスを取り出す取出手順と、位置情報を取得する取得手順と、前記取出手順により取り出されたアドレス宛に、前記取得手順により取得された位置情報を含むメッセージを前記データ通信機能によって送信させる実行手順と、を有する。
本発明の通知プログラムは、音声通信を行うための音声通信機能とデータ通信を行うためのデータ通信機能とを有し、電話番号とアドレスとを記憶する記憶手段を備えた携帯電話機を、位置情報を取得する取得手段、前記記憶手段に記憶された電話番号へ音声通信を行う場合において前記音声通信が不可能なときに、前記記憶手段に記憶するアドレスを取り出す取出手段、及び前記取出手段により取り出されたアドレス宛に、前記取得手段により取得された位置情報を含むメッセージを前記データ通信機能によって送信させる実行手段、として機能させる。
上記の携帯電話機、通知方法及び通知プログラムによれば、携帯電話機が音声通信が不可能な場合、携帯電話機は記憶手段に記憶されたアドレスを取り出すとともに、位置情報を取得する。そして、携帯電話機は、取り出したアドレス宛に、取得した位置情報を含むメッセージをデータ通信機能を用いて送信する。このように、携帯電話機は、自動的に音声通信をしようとした相手のアドレス宛に、メッセージを送信する処理を行う。このため、相手にメッセージを送信するまでにユーザに新たな作業を強いることがなく、ユーザが電子メールの本文に自身の現在位置の情報を記載する作業などを行う場合に比べて相手にメッセージが到達するまでの時間が短くなる。
上記携帯電話機において、前記記憶手段に記憶された電話番号とアドレスとが緊急機関の電話番号とアドレスとであるようにしてもよい。
これによれば、緊急時にはユーザの負担が少なく且つ短時間に相手に通知することが望まれると想定されることから、特に有効である。
上記携帯電話機において、前記音声通信が不可能なときは前記音声通信機能を用いた音声通信可能なエリア外のときであるとしてもよい。
これによれば、携帯電話機が音声通信が不可能になることが最も多いと想定される場合に適用することが可能になる。
上記携帯電話機において、前記実行手段は前記メッセージの送信を複数回実行する。
これによれば、例えば1つのメッセージが通信経路で失われても、他のメッセージが相手の機器に到達する。従って、相手に向けて複数回メッセージを送信する場合は1回だけメッセージを送信する場合に比べて、相手にメッセージが到達する確率が高い。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
≪携帯電話システム構成≫
本発明の実施の形態の携帯電話システムのシステム構成について図1を参照しつつ説明する。図1は本実施の形態の携帯電話機システムのシステム構成図である。
図1の携帯電話システム1において、携帯電話機2は1xEVDO対応の携帯電話機であり、通信衛星6a、6b、6c、6dが放射する電波を利用して位置(緯度、経度、高度など)を取得するGPS機能を備える。携帯電話機2は1x網4及びEVDO網5の夫々に無線接続される。1x網4には基地局4aが配置され、EVDO網5には基地局5aが配置されている。但し、基地局4a及び基地局5aは夫々複数配置される。
緊急機関には、1x網4に接続された固定電話機3aとEVDO網5に接続されたサーバ装置3bとを有する緊急機関システム3が設置されている。
≪携帯電話システム動作概要≫
携帯電話機2が1x網4の圏外にあり、EVDO網5の圏内にある場合において、携帯電話機2に緊急電話番号が指定された場合の携帯電話システム1の動作について図1及び図2を参照しつつ説明する。図2は携帯電話機が1x規格に則った通信を行う通信可能なエリア(以下、1x圏という。)とEVDO規格に則った通信を行う通信可能なエリア(以下、EVDO圏という。)との関係を示す図である。
図2に示す通り、1x圏4bとEVDO圏5bとは完全に一致しているわけではない。図2では、携帯電話機2は1x圏4bに存在しないが、EVDO圏5bに存在する場合を図示している。
図2に示す状況下で、携帯電話機2のユーザが緊急電話番号を指定して緊急機関の呼び出し操作を行った場合、携帯電話機2は1x規格に基づく音声通信を開始することになるが、携帯電話機2は1x圏4bの圏外にあるため、1x規格に基づく音声通信を開始することができない。
携帯電話機2は、ユーザによって指定された電話番号(以下、指定電話番号という。)が予め内部の記憶部に記憶している緊急電話番号であるかを確認する。そして、携帯電話機2は、指定電話番号が緊急電話番号であることを確認した場合、自機がEVDO圏5bの圏内にあるかを確認する。
携帯電話機2は、自機がEVDO圏5bの圏内にあることを確認した場合、予め内部の記憶部に記憶している緊急電話番号に対応付けた緊急機関のアドレスを取り出すとともに、GPS(Global Positioning System)を利用して自機の現在の位置(緯度、経度、高度など)を示す位置情報を取得する。
続いて、携帯電話機2は、自機の位置情報と緊急通知であることを示す情報とを含む緊急通知メッセージを作成し、緊急機関のアドレスをあて先とし、緊急通知メッセージをEVDO規格に基づくデータ通信により送信する。
携帯電話機2から送信された緊急通知メッセージは基地局5aを含むEVDO網5を介して緊急機関が所有する緊急機関システム3内のサーバ装置3bに到達する。
サーバ装置3bは、表示部に地図を表示しており、緊急通知メッセージを受信した際、当該緊急通知メッセージに含まれる位置情報を基に当該位置情報が示す地図上の位置に印を表示する。この印の表示の仕方としては丸印を点滅させるなどがある。
なお、携帯電話機2が1x圏4bの圏内にある場合にユーザが緊急電話番号を指定した場合は、携帯電話機2は1x規格に基づく緊急呼を送出し、緊急呼が基地局4aを含む1x網4を介して緊急機関システム3内の固定電話機3aに到達する。
≪携帯電話機構成≫
図1の携帯電話機の構成について図3を参照しつつ説明する。図3は図1の携帯電話機の構成図である。
携帯電話機2は、制御部21と操作部22と表示部23と記憶部24と音声処理部25とマイク25aとスピーカ25bと1x用通信部26とEVDO用通信部27とGPS用通信部28とアンテナ26a、27a、28aとを備える。
制御部21は、携帯電話機2全体の制御を行うものであり、本発明に関連する部分の機能の詳細については後述する。
操作部22は、テンキーや確定キーなどを有し、押下されたキーの押下信号を制御部21へ出力する。ユーザは、操作部22を利用して、例えば、緊急機関である警察の緊急電話番号「110」の指定及び呼び出し操作を行う。
表示部23は、ディスプレイなどにより構成され、制御部21から入力される表示データの表示を行う。
記憶部24には、携帯電話機2を制御するための各種制御プログラムや各種アプリケーションソフトが格納されている。また、記憶部24には図4に一例を示す緊急機関テーブルを格納するための記憶領域が割り当てられている。
図4に示す緊急機関テーブルには、フィールドとして、「登録番号」、「名称」、「電話番号」及び「アドレス」がある。フィールド「名称」には緊急機関の名称が格納される。フィールド「電話番号」には、1x網の通信用に緊急機関に割り当てられた緊急電話番号が格納される。また、フィールド「アドレス」にはEVDO網の通信用に緊急機関に割り当てられたアドレスが格納される。
音声処理部25は制御部21から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換してスピーカ25bへ出力し、スピーカ25bは音声処理部25から入力されるアナログ信号を出力する。マイク25aは当該マイク周辺の音を集めて音声処理部25へ出力し、音声処理部25はマイク25aから入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して制御部21へ出力する。
1x用通信部26は、1x規格に基づく通信用の通信部であって、アンテナ26aを介して1x網4に接続された他の機器との間で信号の送受信を行う。1x用通信部26は、アンテナ26aで受信された受信信号を制御部21へ出力し、制御部21から入力される送信信号をアンテナ26aから送出する。
EVDO用通信部27は、EVDO規格に基づく通信用の通信部であって、アンテナ27aを介してEVDO網5に接続された他の機器との間で信号の送受信を行う。EVDO用通信部27は、アンテナ27aで受信された受信信号を制御部21へ出力し、制御部21から入力される送信信号をアンテナ26aから送信する。
GPS用通信部28は、アンテナ28aで受信されたGPSを構成する4基の通信衛星によって発せられた電波を制御部11へ出力する。
<制御部構成>
図3の制御部21の本発明に関連する機能について図5を参照しつつ説明する。図5は図3の携帯電話機の機能ブロック図である。
制御部21は、入力処理部51、1x圏確認部52、1x通信実行部53、緊急電話番号確認部54、EVDO圏確認部55、アドレス取出部56、位置情報取得部57、緊急通知メッセージ作成部58、及びEVDO通信実行部59として機能する。
入力処理部51は、操作部22から入力されるキーの押下信号を基に入力内容の解析を行う。入力処理部51は、入力内容が電話番号の入力及び呼び出し操作の場合、入力内容の電話番号を1x圏確認部52へ出力する。
1x圏確認部52は、自機が1x網4の圏内、つまり、1x規格に則った音声通信が可能であるか否かを確認する。1x確認部52は、自機が1x網4の圏内にあることを確認した場合、つまり、自機が1xによる音声通信が可能であることを確認した場合、入力処理部51から入力された電話番号を1x通信実行部53に出力する。また、1x確認部52は、自機が1x網4の圏外にあることを確認した場合、つまり、自機が1xによる音声通信が可能でないことを確認した場合、入力処理部51から入力された電話番号を緊急電話番号確認部へ出力する。
1x通信実行部53は、1x圏確認部52から入力された電話番号に基づく発呼処理など音声通信の開始に必要な処理、相手の機器との間で音声を送受信するための処理、などを行う。
緊急電話番号確認部54は、記憶部24内の緊急機関テーブルのフィールド「電話番号」に1x圏確認部52から入力される電話番号が存在するか否か、つまり、1x圏確認部52から入力された電話番号が緊急機関の緊急電話番号であるか否かを確認する。緊急電話番号確認部54は、1x圏確認部52から入力される電話番号が緊急機関テーブルのフィールド「電話番号」に存在することを確認した場合、1x圏確認部52から入力された電話番号(この電話番号はいずれかの緊急機関の電話番号である)をEVDO圏確認部55へ出力する。
EVDO圏確認部55は、自機がEVDO網5の圏内、つまり、EVDO規格に則ったデータ通信が可能であるか否かを確認する。EVDO圏確認部55は自機がEVDO網5の圏内にあることを確認した場合、つまり、自機がEVDOによるデータ通信が可能であることを確認した場合、緊急電話番号確認部54から入力される緊急電話番号をアドレス取出部56へ出力する。
アドレス取出部56は、記憶部24内の緊急機関テーブルのフィールド「電話番号」の値がEVDO圏確認部55から入力される緊急電話番号に一致するレコードを検索し、検索の結果見つかったレコードのフィール「アドレス」の値を取り出す。そして、アドレス取出部56は緊急機関テーブルから取り出したアドレス(ユーザによって入力された緊急電話番号が割り当てられた緊急機関に割り当てられたアドレス)を緊急通知メッセージ作成部58へ出力する。
位置情報取得部57は、GPS用通信部28から入力される4基の通信衛星によって放射された電波に基づいて自機の現在位置を算出し、算出した自機の現在位置を示す位置情報を緊急通知メッセージ作成部58へ出力する。
緊急通知メッセージ作成部58は、位置情報取得部57から入力される位置情報と緊急通知であることを示す情報とを含む緊急通知メッセージを作成し、当該緊急通知メッセージにアドレス取出部56から入力されるアドレスをあて先として付加する。そして、緊急通知メッセージ作成部58は、作成した緊急通知メッセージをEVDO通信実行部59へ出力する。
EVDO通信実行部59は、緊急通知メッセージ作成部58から入力される緊急通知メッセージに付加されたアドレスをあて先とし、当該アドレスが割り振られた機器に緊急通知メッセージをEVDO規格に則ったデータ通信により送信するための処理を実行する。これにより、EVDO通信部27及びアンテナ27aを介して緊急通知メッセージが送出され、緊急通知メッセージが基地局5aを含むEVDO網5を介して緊急機関システム3のサーバ装置3bに到達する。
≪サーバ装置構成≫
図1のサーバ装置の構成について図6を参照しつつ説明する。図6は図1のサーバ装置の構成図である。
サーバ装置3bは、制御部31と操作部32と表示部33と記憶部34とEVDO用通信部35とを備える。
制御部31は、サーバ装置3b全体の制御を行うものである。本実施の形態では、制御部31は、緊急機関がサポートするエリアの地図データを表示データとして表示部33へ出力する。そして、EVDO用通信部35により緊急通知メッセージが受信されたか否かを監視し、緊急通知メッセージが受信されたことを検出した場合には緊急通知メッセージに含まれる位置情報を基に表示部33に表示されている地図上の当該位置情報が示す位置に印を表示するための表示データを表示部33へ出力する。
操作部32は、テンキーや確定キーなどを有し、押下されたキーの押下信号を制御部31へ出力する。
表示部33は、ディスプレイなどにより構成され、制御部31から入力される表示データの表示を行う。
記憶部34には、サーバ装置3aを制御するための各種制御プログラムや各種アプリケーションソフトが格納されているとともに、緊急機関がサポートするエリアの地図データを記憶している。
EVDO用通信部35は、EVDO規格に基づく通信用の通信部であって、EVDO網5に接続された他の機器との間で信号の送受信を行う。EVDO用通信部35は、EVDO網5から受信する受信信号を制御部31へ出力し、制御部31から入力される送信信号をEVDO網5へ送信する。
≪携帯電話機の通信動作≫
図1の携帯電話機2の通信動作について図7を参照しつつ説明する。図7は、図1の携帯電話機2の通信動作の流れを示すフローチャートである。
入力処理部51は、操作部22から押下信号が入力されているか否かによりユーザによる入力操作があったか否かを判断し(ステップS101)、入力操作がない場合には(S101:NO)にはステップS101の処理に戻る。
入力操作があった場合(S101:YES)、入力処理部51は操作部22から入力された押下信号に基づき入力操作が電話番号の指定及び呼び出しに関する操作(以下、通話開始操作という。)であったか否かを判断する。入力操作が通話開始操作でないと判断された場合には(S102:NO)ステップS110の処理に進み、携帯電話機2は入力操作に応じた処理を行う(ステップS110)。
入力操作が通話開始操作であると判断された場合(S102:YES)、1x圏確認部52は自機が1x網4の圏内、つまり、1x規格に則った音声通信が可能であるか否かを確認する(ステップS103)。確認の結果、自機が1x網4の圏内にあった場合(S103:YES)、1x通信実行部53は、通話開始操作で入力された電話番号(指定電話番号)に基づく発呼処理などの音声通信処理を行う(ステップS111)。これにより、例えば、指定電話番号が緊急電話番号であった場合には、携帯電話機2から発せられた緊急呼が基地局4aを含む1x網4を介して緊急機関システム3の固定電話機3aに到達する。
確認の結果、自機が1x網4の圏外にあった場合(S103:NO)、緊急電話番号確認部54は、記憶部24に記憶されている緊急機関テーブルを参照して指定電話番号が緊急電話番号であるか否かを確認する(ステップS104)。確認の結果、指定電話番号が緊急電話番号でなかった場合には(S104:NO)、ステップS101の処理に戻る。
確認の結果、指定電話番号が緊急電話番号であった場合(S104:YES)、EVDO圏確認部55は自機がEVDO網5の圏内、つまり、EVDO規格に則ったデータ通信が可能であるか否かを確認する(ステップS105)。確認の結果、自機がEVDO網5の圏外にあった場合には(S105:NO)、ステップS101の処理に戻る。
確認の結果、自機がEVDO網5の圏内にあった場合(S105:YES)、アドレス取出部56は、記憶部24に記憶されている緊急機関テーブルを参照して指定電話番号(ここでは、緊急電話番号である)に対応付けて記憶されているアドレス(以下、取出アドレスという。)を緊急機関テーブルから取り出す(ステップS106)。
位置情報取得部57は、自機の現在の位置(緯度、経度、高度など)を示す位置情報を取得する(ステップS107)。
緊急通知メッセージ作成部58は、自機の位置を示す位置情報と緊急通知であることを示す情報とを含む緊急通知メッセージを作成し、取出アドレスをあて先として付加する(ステップS108)。
EVDO通信実行部59は、緊急通知メッセージに付加された取出アドレスをあて先とし、当該取出アドレスが割り当てられた機器に緊急通知メッセージの送信をEVDO規格に則ったデータ通信により実行し(ステップS109)、ステップS101の処理に戻る。これにより、携帯電話機2から発せられた緊急通知メッセージが基地局5aを含むEVDO網5を介して緊急機関システム3のサーバ装置3bに到達する。
サーバ装置3bの表示部33には緊急機関がサポートするエリアの地図が表示されている。サーバ装置3bの制御部31がEVDO用通信部35によって緊急通知メッセージが受信されたことを確認すると、緊急通知メッセージに含まれる位置情報を基に表示部34に表示されている地図上の当該位置情報が示す位置に印を表示する。
≪補足≫
(1)上記の実施の形態では、通信方式として1x方式とEVDO方式との2種類を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、次のようなものであれば本発明は適用できる。
音声通信が可能な通信方式(以下、第1通信方式という。)とデータ通信が可能な通信方式(以下、第2通信方式という。)の2種類の通信方式があり、携帯電話機が第2通信方式を利用して通信を行うことが可能なエリアの少なくとも一部が第1通信方式を利用して通信を行うことが可能なエリアに含まれない。
データ通信が可能な通信方式としては、無線LANなどが挙げられる。
(2)上記の実施の形態では、携帯電話機2は緊急通知メッセージを1回送信する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、緊急通知メッセージを所定期間空けて複数回送信するようにしてもよく、基地局から所定期間内に緊急通知メッセージに対するACK信号を受信しなければ緊急通知メッセージを再送信するようにしてもよい。
(3)上記の実施の形態では、携帯電話機が自機の現在の位置を示す位置情報を取得する技術としてGPSを用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、携帯電話機の位置を取得する技術であれば本発明に適用できる。例えば、複数の基地局と携帯電話機との距離を利用して携帯電話機の位置を算出する技術である。
(4)上記の実施の形態では、緊急機関は1つのサーバ装置3bを設ける場合であるが、これに限らず、緊急機関が複数のサーバ装置を設け、図4の緊急機関テーブルに各サーバ装置毎のアドレスを記憶しておき、携帯電話機は各々のアドレスを用いて位置情報を含む緊急通知メッセージを送出するようにしてもよい。これは、1つのサーバ装置がダウンしているような場合であっても他のサーバ装置が緊急通知メッセージを受信するので、通信相手に必ずメッセージを通知したい緊急時に有効である。
(5)上記の実施の形態では、1x規格に則った通信が不可能な場合として1x網の圏外にある場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、1xの規格に則った通信が不可能な場合として携帯電話機の一部が故障して1x規格に則った通信を行うことができないような場合も含めるようにしてもよい。
(6)上記の実施の形態では、1x規格に則った通信からEVDO規格に則った通信に切り替えるのは相手先が緊急機関である場合を例に挙げて説明したが、これに限られず、相手先が緊急機関以外の場合であっても本発明は適用できる。
(7)上記の実施の形態において説明した処理と等価な処理手順を記述したプログラムをメモリに格納し、CPU(Central Processing Unit)等を用いて処理を行わせるようにしてもよい。また、プログラムをコンピュータ等で読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体に記録するようにしてもよい。
本発明は、2つの通信網に接続可能な携帯電話機による緊急機関への緊急通知に利用することができる。
発明の実施の形態の携帯電話システムのシステム構成図。 1xの通信可能エリアとEVDOの通信可能エリアとの関係を示す図。 図1の携帯電話機の構成図。 図3の記憶部に記憶される緊急機関テーブルを示す図。 図3の制御部の機能ブロック図。 図1のサーバ装置の構成図。 図1の携帯電話機の通信動作の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 携帯電話システム
2 携帯電話機
3 緊急機関システム
3a 固定電話
3b サーバ装置
4 1x網
5 EVDO網

Claims (6)

  1. 音声通信を行うための音声通信機能とデータ通信を行うためのデータ通信機能とを有する携帯電話機であって、
    電話番号とアドレスとを記憶する記憶手段と、
    位置情報を取得する取得手段と、
    自携帯電話機が音声通信可能なエリア内にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記自携帯電話機が音声通信可能なエリア内にないと判断された場合、前記記憶手段により記憶されたアドレスを取り出す取出手段と、
    前記取出手段により取り出されたアドレスに、前記取得手段により取得された位置情報を含むメッセージを前記データ通信機能によって送信させる実行手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記記憶手段に記憶された電話番号とアドレスとが緊急機関の電話番号とアドレスとであることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 前記判断手段は、前記記憶手段に記憶された電話番号へ音声通信を行う場合において、前記自携帯電話機が音声通信可能なエリア内にあるか否かの前記判断を行うことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  4. 前記実行手段は前記メッセージの送信を複数回実行することを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  5. 音声通信を行うための音声通信機能とデータ通信を行うためのデータ通信機能とを有する携帯電話機による通知方法であって、
    自携帯電話機が音声通信可能なエリア内にあるか否かを判断する判断手順と、
    前記判断手順で前記自携帯電話機が音声通信可能なエリア内にないと判断された場合、電話番号とアドレスとを記憶する記憶手段により記憶されたアドレスを取り出す取出手順と、
    位置情報を取得する取得手順と、
    前記取出手順により取り出されたアドレスに、前記取得手順により取得された位置情報を含むメッセージを前記データ通信機能によって送信させる実行手順と、
    を有することを特徴とする通知方法。
  6. 音声通信を行うための音声通信機能とデータ通信を行うためのデータ通信機能とを有し、電話番号とアドレスとを記憶する記憶手段を備えた携帯電話機を、
    位置情報を取得する取得手段、
    自携帯電話機が音声通信可能なエリア内にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記自携帯電話機が音声通信可能なエリア内にないと判断された場合、電話番号とアドレスとを記憶する記憶手段により記憶されたアドレスを取り出す取出手段、及び
    前記取出手段により取り出されたアドレスに、前記取得手段により取得された位置情報を含むメッセージを前記データ通信機能によって送信させる実行手段、
    として機能させることを特徴とする通知プログラム。
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