JP2002335566A - 携帯通信端末とその捜索システム - Google Patents
携帯通信端末とその捜索システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＧＰＳを利用することにより、外部において
携帯通信端末の位置を特定可能にする。 【解決手段】 ＧＰＳ受信機５を有する携帯通信端末３
であって、ＧＰＳ受信機５により得た前記携帯通信端末
３自体の位置情報を、外部に送信可能な送信手段８と、
使用者が電源状態をオフ状態に切り替えるときに押下す
る電源オフキー１１と、該電源オフキー１１が押下され
たときに、前記ＧＰＳ受信機５により位置情報を獲得し
て前記送信手段８により送信させる指令手段１２とを具
備する携帯通信端末３を提供する。
携帯通信端末の位置を特定可能にする。 【解決手段】 ＧＰＳ受信機５を有する携帯通信端末３
であって、ＧＰＳ受信機５により得た前記携帯通信端末
３自体の位置情報を、外部に送信可能な送信手段８と、
使用者が電源状態をオフ状態に切り替えるときに押下す
る電源オフキー１１と、該電源オフキー１１が押下され
たときに、前記ＧＰＳ受信機５により位置情報を獲得し
て前記送信手段８により送信させる指令手段１２とを具
備する携帯通信端末３を提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機等の
携帯通信端末とその捜索システムに関するものである。
携帯通信端末とその捜索システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、携帯電話機等の携帯通信端末の急
速な普及に伴い、携帯通信端末の紛失・盗難等の問題も
増加している。携帯通信端末を紛失し、または盗難され
た、その携帯通信端末の所有者は、まず、自分の所有し
ているカバンや衣服の中を探し、自分の部屋や家の中を
探し、携帯通信端末を最後に見た場所から現在までの経
路を辿ること等によって、携帯通信端末を捜索する。
速な普及に伴い、携帯通信端末の紛失・盗難等の問題も
増加している。携帯通信端末を紛失し、または盗難され
た、その携帯通信端末の所有者は、まず、自分の所有し
ているカバンや衣服の中を探し、自分の部屋や家の中を
探し、携帯通信端末を最後に見た場所から現在までの経
路を辿ること等によって、携帯通信端末を捜索する。
【０００３】あるいは、携帯通信端末が携帯電話機であ
る場合には、公衆電話機や他の携帯電話機から紛失・盗
難された携帯電話機に対して、呼び出しを行うことによ
り捜索する。携帯電話機が、所有者の近くに存在する場
合には、ある程度の捜索により、または、その呼び出し
音によって携帯電話機の位置を特定することができる。
また、携帯電話機が、所有者から離れた位置に存在して
いる場合であっても、その呼び出し音を聞いた他人が、
その携帯電話機を発見して応答することによっても携帯
電話機の位置を特定することができる。
る場合には、公衆電話機や他の携帯電話機から紛失・盗
難された携帯電話機に対して、呼び出しを行うことによ
り捜索する。携帯電話機が、所有者の近くに存在する場
合には、ある程度の捜索により、または、その呼び出し
音によって携帯電話機の位置を特定することができる。
また、携帯電話機が、所有者から離れた位置に存在して
いる場合であっても、その呼び出し音を聞いた他人が、
その携帯電話機を発見して応答することによっても携帯
電話機の位置を特定することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話機が、電波の届かない場所に放置された場合や、電源
状態がオフ状態になっている場合等には、呼び出し音を
発生させることができないので、この方法によっては携
帯電話機の位置を特定することが困難である。特に、携
帯通信端末の発する電波が、心臓のペースメーカを含む
医療機器等や、飛行機の離着陸時における制御装置の作
動に影響を与えることが懸念されるために、病院、公共
施設、電車および飛行機等の領域内において、携帯通信
端末の電源状態をオフ状態に設定することが求められて
いる。このために、携帯電話機の位置を特定できないこ
とになる状況が増加してきている。
話機が、電波の届かない場所に放置された場合や、電源
状態がオフ状態になっている場合等には、呼び出し音を
発生させることができないので、この方法によっては携
帯電話機の位置を特定することが困難である。特に、携
帯通信端末の発する電波が、心臓のペースメーカを含む
医療機器等や、飛行機の離着陸時における制御装置の作
動に影響を与えることが懸念されるために、病院、公共
施設、電車および飛行機等の領域内において、携帯通信
端末の電源状態をオフ状態に設定することが求められて
いる。このために、携帯電話機の位置を特定できないこ
とになる状況が増加してきている。
【０００５】一方、近年における通信のグローバル化に
よって、世界中のどこにいても、同じ携帯通信端末を用
いて通信することができる機能を備えた携帯通信端末が
開発されている。また、衛星を用いて地上の位置を特定
するためのグローバル・ポジショニング・システム（Ｇ
ＰＳ）機能を搭載し、ＧＰＳによって得た位置情報によ
り、携帯通信端末を保有している者が、自分自身の正確
な位置を判断するためのナビゲーション手段として、携
帯通信端末を利用する技術も開発されている。
よって、世界中のどこにいても、同じ携帯通信端末を用
いて通信することができる機能を備えた携帯通信端末が
開発されている。また、衛星を用いて地上の位置を特定
するためのグローバル・ポジショニング・システム（Ｇ
ＰＳ）機能を搭載し、ＧＰＳによって得た位置情報によ
り、携帯通信端末を保有している者が、自分自身の正確
な位置を判断するためのナビゲーション手段として、携
帯通信端末を利用する技術も開発されている。
【０００６】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、ＧＰＳを利用することにより、外部にお
いてその位置を特定可能な携帯通信端末、その捜索シス
テムおよび方法を提供することを目的としている。
ものであって、ＧＰＳを利用することにより、外部にお
いてその位置を特定可能な携帯通信端末、その捜索シス
テムおよび方法を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下の手段を提案している。請求項１に
係る発明は、ＧＰＳ受信機を有する携帯通信端末であっ
て、前記ＧＰＳ受信機により得た前記携帯通信端末自体
の位置情報を、外部に送信可能な送信手段と、使用者が
電源状態をオフ状態に切り替えるときに押下する電源オ
フキーと、該電源オフキーが押下されたときに、前記Ｇ
ＰＳ受信機により位置情報を獲得して前記送信手段によ
り送信させる指令手段とを具備する携帯通信端末を提案
している。
に、この発明は以下の手段を提案している。請求項１に
係る発明は、ＧＰＳ受信機を有する携帯通信端末であっ
て、前記ＧＰＳ受信機により得た前記携帯通信端末自体
の位置情報を、外部に送信可能な送信手段と、使用者が
電源状態をオフ状態に切り替えるときに押下する電源オ
フキーと、該電源オフキーが押下されたときに、前記Ｇ
ＰＳ受信機により位置情報を獲得して前記送信手段によ
り送信させる指令手段とを具備する携帯通信端末を提案
している。
【０００８】この発明に係る携帯通信端末によれば、携
帯通信端末は、ＧＰＳ受信機の作動によってそれ自体の
位置情報を獲得し、送信手段の作動によって、その位置
情報を外部に送信することにより、携帯通信端末の位置
を外部において特定することが可能となる。この場合に
おいて、ＧＰＳ受信機による位置情報の受信および送信
手段による位置情報の送信が、電源オフキーの押下時に
行われるので、電波を発することが望ましくない領域に
入るとき等、電源状態をオフ状態に切り替えるたびに、
位置情報が外部に送出される。したがって、この送出さ
れた位置情報に基づいて、携帯通信端末の位置を特定す
ることが可能となる。
帯通信端末は、ＧＰＳ受信機の作動によってそれ自体の
位置情報を獲得し、送信手段の作動によって、その位置
情報を外部に送信することにより、携帯通信端末の位置
を外部において特定することが可能となる。この場合に
おいて、ＧＰＳ受信機による位置情報の受信および送信
手段による位置情報の送信が、電源オフキーの押下時に
行われるので、電波を発することが望ましくない領域に
入るとき等、電源状態をオフ状態に切り替えるたびに、
位置情報が外部に送出される。したがって、この送出さ
れた位置情報に基づいて、携帯通信端末の位置を特定す
ることが可能となる。
【０００９】請求項２に係る発明は、請求項１記載の携
帯通信端末と、該携帯通信端末と通信可能な基地局とを
含み、該基地局に、前記携帯通信端末から送信される携
帯通信端末の少なくとも最新の位置情報を記録する記録
手段が設けられている、携帯通信端末の捜索システムを
提案している。
帯通信端末と、該携帯通信端末と通信可能な基地局とを
含み、該基地局に、前記携帯通信端末から送信される携
帯通信端末の少なくとも最新の位置情報を記録する記録
手段が設けられている、携帯通信端末の捜索システムを
提案している。
【００１０】この発明に係る捜索システムによれば、携
帯通信端末がＧＰＳによって現在位置を獲得して基地局
に送信し、該基地局が、携帯通信端末から送信された少
なくとも最新の位置情報を記録手段に記録する。これに
より、記録手段に記録されている位置情報を用いて、携
帯通信端末を捜索することが可能となる。
帯通信端末がＧＰＳによって現在位置を獲得して基地局
に送信し、該基地局が、携帯通信端末から送信された少
なくとも最新の位置情報を記録手段に記録する。これに
より、記録手段に記録されている位置情報を用いて、携
帯通信端末を捜索することが可能となる。
【００１１】請求項３に係る発明は、請求項２に記載さ
れた捜索システムにおいて、前記記録手段が、前記携帯
通信端末から送信された複数の位置情報を記録する携帯
通信端末の捜索システムを提案している。この発明に係
る捜索システムによれば、記録手段は、最新の位置情報
を含む複数の位置情報を記録しているので、記録されて
いるこれらの位置情報に基づいて、携帯通信端末の移動
経路を確認することが可能となる。特に、携帯通信端末
が盗難された場合や、電車やバスのような移動する場所
に配置されている場合等に、その現在位置を特定するた
めに有効である。
れた捜索システムにおいて、前記記録手段が、前記携帯
通信端末から送信された複数の位置情報を記録する携帯
通信端末の捜索システムを提案している。この発明に係
る捜索システムによれば、記録手段は、最新の位置情報
を含む複数の位置情報を記録しているので、記録されて
いるこれらの位置情報に基づいて、携帯通信端末の移動
経路を確認することが可能となる。特に、携帯通信端末
が盗難された場合や、電車やバスのような移動する場所
に配置されている場合等に、その現在位置を特定するた
めに有効である。
【００１２】請求項４に係る発明は、請求項２または請
求項３に記載された捜索システムにおいて、前記記録手
段が、前記携帯通信端末から送信された位置情報を、そ
の送信時刻とともに記録する携帯通信端末の捜索システ
ムを提案している。この発明に係る捜索システムによれ
ば、位置情報をその送信時刻とともに記録しておくこと
により、携帯通信端末の位置の特定をさらに容易にする
ことができる。
求項３に記載された捜索システムにおいて、前記記録手
段が、前記携帯通信端末から送信された位置情報を、そ
の送信時刻とともに記録する携帯通信端末の捜索システ
ムを提案している。この発明に係る捜索システムによれ
ば、位置情報をその送信時刻とともに記録しておくこと
により、携帯通信端末の位置の特定をさらに容易にする
ことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
携帯通信端末とその捜索システムについて、図面を参照
しながら説明する。本実施形態に係る携帯通信端末は、
図１に示されるような通信システム１において使用され
る。
携帯通信端末とその捜索システムについて、図面を参照
しながら説明する。本実施形態に係る携帯通信端末は、
図１に示されるような通信システム１において使用され
る。
【００１４】この通信システム１は、ＧＰＳ衛星２と、
該ＧＰＳ衛星２からの情報を受信可能な携帯通信端末３
と、該携帯通信端末３と通信可能な基地局４とを具備し
ている。前記携帯通信端末３は、ＧＰＳ衛星２からの情
報を受信することにより、該携帯通信端末３の位置情報
を獲得することができるＧＰＳ機能を搭載している。
該ＧＰＳ衛星２からの情報を受信可能な携帯通信端末３
と、該携帯通信端末３と通信可能な基地局４とを具備し
ている。前記携帯通信端末３は、ＧＰＳ衛星２からの情
報を受信することにより、該携帯通信端末３の位置情報
を獲得することができるＧＰＳ機能を搭載している。
【００１５】また、携帯通信端末３は、図２に示される
ように、ＧＰＳ衛星２からの情報を受信するＧＰＳ受信
部（ＧＰＳ受信機）５と、ＧＰＳ衛星２からの情報に基
づいて携帯通信端末３の現在位置を特定する現在位置特
定部６と、特定した現在位置情報を基地局４に送信可能
にすべく、信号処理や制御を行う制御／信号処理部７
と、処理された携帯通信端末３の現在位置情報を基地局
４に送信する送信部（送信手段）８と、位置情報を基地
局４に送出する際に基地局４とのリンクを確立するため
の受信部９と、前記送信部８と前記受信部９とを切り替
えるアンテナスイッチ部１０と、携帯通信端末３の電源
オフキー１１と、該電源オフキー１１に接続された電源
切替処理部（指令手段）１２と、該電源切替処理部１２
の指令に基づいて各ブロックの電源をオン／オフする制
御を行う電源制御部１３と、前記電源切替処理部１２の
指令に基づいて前記電源制御部１３の制御により携帯通
信端末３の電源状態をオン状態からオフ状態に切り替え
る電源状態切替部１４とを具備している。図中、符号１
５はＧＰＳ用アンテナ、符号１６は基地局との通信用ア
ンテナ、符号１７はバッテリ、符号１８はＧＰＳ受信機
５を含む通信部を示している。
ように、ＧＰＳ衛星２からの情報を受信するＧＰＳ受信
部（ＧＰＳ受信機）５と、ＧＰＳ衛星２からの情報に基
づいて携帯通信端末３の現在位置を特定する現在位置特
定部６と、特定した現在位置情報を基地局４に送信可能
にすべく、信号処理や制御を行う制御／信号処理部７
と、処理された携帯通信端末３の現在位置情報を基地局
４に送信する送信部（送信手段）８と、位置情報を基地
局４に送出する際に基地局４とのリンクを確立するため
の受信部９と、前記送信部８と前記受信部９とを切り替
えるアンテナスイッチ部１０と、携帯通信端末３の電源
オフキー１１と、該電源オフキー１１に接続された電源
切替処理部（指令手段）１２と、該電源切替処理部１２
の指令に基づいて各ブロックの電源をオン／オフする制
御を行う電源制御部１３と、前記電源切替処理部１２の
指令に基づいて前記電源制御部１３の制御により携帯通
信端末３の電源状態をオン状態からオフ状態に切り替え
る電源状態切替部１４とを具備している。図中、符号１
５はＧＰＳ用アンテナ、符号１６は基地局との通信用ア
ンテナ、符号１７はバッテリ、符号１８はＧＰＳ受信機
５を含む通信部を示している。
【００１６】前記電源切替処理部１２は、図３に示され
るように、電源オフキー１１の押下を検出する押下検出
部１９と、電源オフキー１１の押下が検出されたとき
に、通信部１８に対して起動指令を行う通信部起動指令
部２０と、通信部１８による位置情報の送信が終了した
時点で前記電源状態切替部１４に電源制御部１３を経由
して電源切替信号を出力する切替指令部２１とを具備し
ている。切替指令部２１からの電源切替信号の出力タイ
ミングは、通信部１８から送信終了信号を受信した後で
もよく、タイマーにより一定時間経過後に設定してもよ
い。
るように、電源オフキー１１の押下を検出する押下検出
部１９と、電源オフキー１１の押下が検出されたとき
に、通信部１８に対して起動指令を行う通信部起動指令
部２０と、通信部１８による位置情報の送信が終了した
時点で前記電源状態切替部１４に電源制御部１３を経由
して電源切替信号を出力する切替指令部２１とを具備し
ている。切替指令部２１からの電源切替信号の出力タイ
ミングは、通信部１８から送信終了信号を受信した後で
もよく、タイマーにより一定時間経過後に設定してもよ
い。
【００１７】前記基地局４は、図４に示されるように、
携帯通信端末３からの現在位置情報を受信する受信部２
２と、受信した現在位置情報を記録する記録部（記録手
段）２３とを具備している。図中、符号１６’は、携帯
通信端末との通信用のアンテナである。前記記録部２３
は、例えば、予め設定された数の位置情報を順次記録し
ていき、携帯通信端末３から送られてくる位置情報が上
記の数を超えたときには、最も古い位置情報を捨てて、
最新の位置情報を記録するように構成されている。ま
た、位置情報は、それが携帯通信端末３から送信された
送信時刻とともに記録しておくのが好ましい。
携帯通信端末３からの現在位置情報を受信する受信部２
２と、受信した現在位置情報を記録する記録部（記録手
段）２３とを具備している。図中、符号１６’は、携帯
通信端末との通信用のアンテナである。前記記録部２３
は、例えば、予め設定された数の位置情報を順次記録し
ていき、携帯通信端末３から送られてくる位置情報が上
記の数を超えたときには、最も古い位置情報を捨てて、
最新の位置情報を記録するように構成されている。ま
た、位置情報は、それが携帯通信端末３から送信された
送信時刻とともに記録しておくのが好ましい。
【００１８】このように構成された本実施形態に係る携
帯通信端末３とその捜索システムの作用について、図５
を参照して説明する。本実施形態に係る携帯通信端末３
において、使用者は、電波を発することが好ましくない
領域に入るとき等、電源を切る必要がある場合に、電源
オフキー１１を押下する（ステップＳ１）。
帯通信端末３とその捜索システムの作用について、図５
を参照して説明する。本実施形態に係る携帯通信端末３
において、使用者は、電波を発することが好ましくない
領域に入るとき等、電源を切る必要がある場合に、電源
オフキー１１を押下する（ステップＳ１）。
【００１９】電源オフキー１１が押下されると、電源切
替処理部１２の押下検出部１９によって電源オフキー１
１が押下されたことが検出され通信部起動指令部２０か
ら通信部１８に起動指令が出力される。通信部起動指令
部２０からの送信指令を受けた通信部１８は、ＧＰＳ受
信部５を作動させることにより、ＧＰＳ衛星２から現在
の携帯通信端末３の位置情報を獲得し（ステップＳ
２）、獲得した位置情報に基づいて、現在位置特定部６
が、現在位置を特定することによって現在位置情報を作
成し、作成された現在位置情報が、送信部８の作動によ
り基地局４へ送信される（ステップＳ３）。
替処理部１２の押下検出部１９によって電源オフキー１
１が押下されたことが検出され通信部起動指令部２０か
ら通信部１８に起動指令が出力される。通信部起動指令
部２０からの送信指令を受けた通信部１８は、ＧＰＳ受
信部５を作動させることにより、ＧＰＳ衛星２から現在
の携帯通信端末３の位置情報を獲得し（ステップＳ
２）、獲得した位置情報に基づいて、現在位置特定部６
が、現在位置を特定することによって現在位置情報を作
成し、作成された現在位置情報が、送信部８の作動によ
り基地局４へ送信される（ステップＳ３）。
【００２０】基地局４へ送信された携帯通信端末３の現
在位置情報は、基地局４の受信部２２により受信され記
録部２３に記録される。記録部２３には、受信された現
在位置情報が送信（受信）時刻とともに１セットのデー
タとして記録され、予め設定されたデータセット数を超
えるまで送信（受信）順に記録されていく。受信したデ
ータ数が予め設定されたデータセット数を超えたときに
は、最も古いデータセットが廃棄され、新たなデータセ
ットが記録される。携帯通信端末３による現在位置情報
の送信は、電源オフキー１１が押下されるたびに行われ
ることになる。
在位置情報は、基地局４の受信部２２により受信され記
録部２３に記録される。記録部２３には、受信された現
在位置情報が送信（受信）時刻とともに１セットのデー
タとして記録され、予め設定されたデータセット数を超
えるまで送信（受信）順に記録されていく。受信したデ
ータ数が予め設定されたデータセット数を超えたときに
は、最も古いデータセットが廃棄され、新たなデータセ
ットが記録される。携帯通信端末３による現在位置情報
の送信は、電源オフキー１１が押下されるたびに行われ
ることになる。
【００２１】そして、送信が終了したときには、切替指
令部２１から電源状態切替部１４に対して電源状態切替
信号が送出され、携帯通信端末３の電源状態がオン状態
からオフ状態に切り替えられる（ステップＳ４）。
令部２１から電源状態切替部１４に対して電源状態切替
信号が送出され、携帯通信端末３の電源状態がオン状態
からオフ状態に切り替えられる（ステップＳ４）。
【００２２】このように、本実施形態に係る携帯通信端
末３によれば、携帯通信端末３の電源状態をオフ状態に
切り替えようとするたびに、自動的にＧＰＳ受信部５に
より携帯通信端末３自体の位置情報を獲得し、自動的に
送信部８により基地局４に送信するので、紛失した場合
であっても、それまでに基地局４に送られた位置情報を
追跡することにより、携帯通信端末３の位置を確認する
ことができる。また、盗難等によって紛失した場合に
は、その後に電源状態がオフ状態に切り替えられるたび
に位置情報が送信されるので、該位置情報に基づいて携
帯通信端末３を発見することが可能となる。
末３によれば、携帯通信端末３の電源状態をオフ状態に
切り替えようとするたびに、自動的にＧＰＳ受信部５に
より携帯通信端末３自体の位置情報を獲得し、自動的に
送信部８により基地局４に送信するので、紛失した場合
であっても、それまでに基地局４に送られた位置情報を
追跡することにより、携帯通信端末３の位置を確認する
ことができる。また、盗難等によって紛失した場合に
は、その後に電源状態がオフ状態に切り替えられるたび
に位置情報が送信されるので、該位置情報に基づいて携
帯通信端末３を発見することが可能となる。
【００２３】特に、電波を発することが好ましくない領
域に入る場合等には、携帯通信端末３の電源をオフ状態
にしなければならず、基地局４と携帯通信端末３との通
信ができなくなる。このために、基地局４側からは携帯
通信端末３の位置を直接特定することが困難になるが、
その場合の位置情報を獲得することができる最後の機会
である電源オフキー１１が押下されたときに、必ず現在
位置情報を獲得することができるので、その後に携帯通
信端末３を紛失した場合であっても、それを捜索するた
めの最大限の手がかりを得ることができる。
域に入る場合等には、携帯通信端末３の電源をオフ状態
にしなければならず、基地局４と携帯通信端末３との通
信ができなくなる。このために、基地局４側からは携帯
通信端末３の位置を直接特定することが困難になるが、
その場合の位置情報を獲得することができる最後の機会
である電源オフキー１１が押下されたときに、必ず現在
位置情報を獲得することができるので、その後に携帯通
信端末３を紛失した場合であっても、それを捜索するた
めの最大限の手がかりを得ることができる。
【００２４】なお、上記実施形態においては、携帯通信
端末３の電源状態をオフ状態に切り替えるときに位置情
報を獲得し、それを基地局４に送信することとしたが、
これに加えて、電源状態をオフ状態に切り替えるとき以
外にも、リアルタイムクロックやタイマー等によって、
所定の時刻または所定の時間間隔で携帯通信端末３の位
置情報を獲得しそれを基地局４に送信することにしても
よい。さらにこの場合には、その受信および送信のタイ
ミングごとに電源状態を判断して、電源状態がオフ状態
である場合には、自動電源切替によって電源状態をオン
状態としたうえで、位置情報の送信を行うことにしても
よい。さらに、このようにして電源状態をオン状態とし
たときは、位置情報の送信後にオフ状態に切り替えるこ
とが好ましい。
端末３の電源状態をオフ状態に切り替えるときに位置情
報を獲得し、それを基地局４に送信することとしたが、
これに加えて、電源状態をオフ状態に切り替えるとき以
外にも、リアルタイムクロックやタイマー等によって、
所定の時刻または所定の時間間隔で携帯通信端末３の位
置情報を獲得しそれを基地局４に送信することにしても
よい。さらにこの場合には、その受信および送信のタイ
ミングごとに電源状態を判断して、電源状態がオフ状態
である場合には、自動電源切替によって電源状態をオン
状態としたうえで、位置情報の送信を行うことにしても
よい。さらに、このようにして電源状態をオン状態とし
たときは、位置情報の送信後にオフ状態に切り替えるこ
とが好ましい。
【００２５】また、携帯通信端末３が、位置情報を基地
局４に送信し、基地局４に設けた記録部２３に位置情報
を記録することとしたが、これに代えて、基地局４以外
の他の任意の場所あるいは他の携帯通信端末に送信し、
そこに設けられた記録部に記録しておくことにしてもよ
い。記録部は、例えば、メモリやハードディスク等の記
憶装置、プリンタ等の印字装置等任意のものでよい。
局４に送信し、基地局４に設けた記録部２３に位置情報
を記録することとしたが、これに代えて、基地局４以外
の他の任意の場所あるいは他の携帯通信端末に送信し、
そこに設けられた記録部に記録しておくことにしてもよ
い。記録部は、例えば、メモリやハードディスク等の記
憶装置、プリンタ等の印字装置等任意のものでよい。
【００２６】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項１に係る発
明によれば、電源オフキーが使用者によって押下される
たびに携帯通信端末の位置情報が外部に送信されるの
で、外部において、その送信された位置情報を参照する
ことにより、携帯通信端末の位置を特定することができ
る。特に、電波を発することが好ましくない領域に入る
際に、使用者により電源が切られるために、その位置の
確認を外部から行うことが困難になる場合においても、
その位置情報を送出可能な最後の機会である電源オフの
直前の位置情報を得ることができるので、その後に、携
帯通信端末を紛失した場合であっても携帯通信端末の捜
索を容易にすることができる。
明によれば、電源オフキーが使用者によって押下される
たびに携帯通信端末の位置情報が外部に送信されるの
で、外部において、その送信された位置情報を参照する
ことにより、携帯通信端末の位置を特定することができ
る。特に、電波を発することが好ましくない領域に入る
際に、使用者により電源が切られるために、その位置の
確認を外部から行うことが困難になる場合においても、
その位置情報を送出可能な最後の機会である電源オフの
直前の位置情報を得ることができるので、その後に、携
帯通信端末を紛失した場合であっても携帯通信端末の捜
索を容易にすることができる。
【００２７】また、請求項２に係る発明によれば、携帯
通信端末から位置情報を受信した基地局に、最新の位置
情報を記録する記録手段が設けられているので、この記
録手段に記録されている位置情報を参照することによっ
て、紛失まで、または紛失から現在に至るまでのいずれ
かの最近の携帯通信端末の場所を知ることができる。
通信端末から位置情報を受信した基地局に、最新の位置
情報を記録する記録手段が設けられているので、この記
録手段に記録されている位置情報を参照することによっ
て、紛失まで、または紛失から現在に至るまでのいずれ
かの最近の携帯通信端末の場所を知ることができる。
【００２８】さらに、請求項３に係る発明によれば、記
録手段に記録されている複数の位置情報に基づいて、携
帯通信端末の移動経路を確認することができ、携帯通信
端末の紛失に至るまでの経路、または、紛失後の移動経
路を特定することができ、紛失した携帯通信端末の早期
発見を図ることができるという効果がある。
録手段に記録されている複数の位置情報に基づいて、携
帯通信端末の移動経路を確認することができ、携帯通信
端末の紛失に至るまでの経路、または、紛失後の移動経
路を特定することができ、紛失した携帯通信端末の早期
発見を図ることができるという効果がある。
【００２９】請求項４に係る発明によれば、位置情報が
送信時刻とともに記録手段に記録されているので、携帯
通信端末の位置を時間と関連づけて特定することができ
る。したがって、盗難等によって紛失した携帯通信端末
が、車両等の移動手段によって移動している場合には、
その移動経路を時系列で把握することができ、現在位置
の特定を容易にすることができるという効果がある。
送信時刻とともに記録手段に記録されているので、携帯
通信端末の位置を時間と関連づけて特定することができ
る。したがって、盗難等によって紛失した携帯通信端末
が、車両等の移動手段によって移動している場合には、
その移動経路を時系列で把握することができ、現在位置
の特定を容易にすることができるという効果がある。
【００３０】
【図１】 この発明の一実施形態に係る携帯通信端末
を使用する通信システムを示す模式図である。
を使用する通信システムを示す模式図である。
【図２】 この発明の一実施形態に係る携帯通信端末
の構造を示すブロック図である。
の構造を示すブロック図である。
【図３】 図２の携帯通信端末の電源切替処理部の構
造を示すブロック図である。
造を示すブロック図である。
【図４】 図１の通信システムを構成する基地局の構
造を示すブロック図である。
造を示すブロック図である。
【図５】 図２の携帯通信端末の探索システムの作用
を説明するフローチャートである。
を説明するフローチャートである。
１ 通信システム（捜索システム） ３ 携帯通信端末 ４ 基地局 ８ 送信部（送信手段） １１ 電源オフキー １２ 電源切替処理部（指令手段） １４ 電源状態切替部 ２３ 記録部（記録手段）
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｍ 11/04 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｒ Ｈ０４Ｑ 7/34 １０６Ａ Ｆターム(参考） 2F029 AA07 AB07 AC02 AC06 AC20 5H180 AA22 BB05 EE08 FF05 FF13 5K027 AA11 EE00 GG02 HH26 5K067 AA32 BB04 EE02 EE10 JJ52 JJ56 KK05 5K101 KK13 LL12
Claims (4)
- 【請求項１】 ＧＰＳ受信機を有する携帯通信端末で
あって、 前記ＧＰＳ受信機により得た前記携帯通信端末自体の位
置情報を、外部に送信可能な送信手段と、 使用者が電源状態をオフ状態に切り替えるときに押下す
る電源オフキーと、 該電源オフキーが押下されたときに、前記ＧＰＳ受信機
により位置情報を獲得して前記送信手段により送信させ
る指令手段とを具備する携帯通信端末。 - 【請求項２】 請求項１記載の携帯通信端末と、該携
帯通信端末と通信可能な基地局とを含み、 該基地局に、前記携帯通信端末から送信される携帯通信
端末の少なくとも最新の位置情報を記録する記録手段が
設けられている携帯通信端末の捜索システム。 - 【請求項３】 前記記録手段が、前記携帯通信端末か
ら送信された複数の位置情報を記録する請求項２記載の
携帯通信端末の捜索システム。 - 【請求項４】 前記記録手段が、前記携帯通信端末か
ら送信された位置情報を、その送信時刻とともに記録す
る請求項２または請求項３記載の携帯通信端末の捜索シ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001137253A JP2002335566A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 携帯通信端末とその捜索システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001137253A JP2002335566A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 携帯通信端末とその捜索システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002335566A true JP2002335566A (ja) | 2002-11-22 |
Family
ID=18984384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001137253A Pending JP2002335566A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 携帯通信端末とその捜索システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002335566A (ja) |
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