JP4737951B2 - 燃料電池及びその運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池及びその運転方法に関する。
固体高分子電解質型の燃料電池は、固体高分子電解質膜を一対の電極膜で挟んで構成されるセルを複数積層してスタックを構成し、セルの一方側の電極膜に水素等の燃料ガスを供給すると共に、セルの他方側の電極膜に酸素等の酸化剤ガスを供給することにより、これらの供給ガスを当該セルで電気化学的に反応させて電力を得ることができるようになっている。
このような固体高分子電解質型の燃料電池においては、固体高分子電解質膜を湿潤させるように前記ガスを加湿して供給すると共に、前記ガスの電気化学反応に伴って水が生成するため、前記ガスの流路に凝縮水や生成水が溜まるようになってしまう。このような水が前記ガスの流路に溜まってしまうと、当該ガスが流通しにくくなり、発電効率が低下して、異常に低電圧のセルが発生してしまう。
このため、例えば、下記特許文献1等においては、セルのガス利用効率に応じて、前記供給ガスの供給方向上流側に位置するものほど、内装するセルの積層枚数が多くなるようにスタックを複数に分割すると共に、各スタックの前記供給方向下流側を気液分離器に連絡させることにより、分割された各スタックでの前記供給ガスの消費による当該供給ガスの減少に伴う当該供給ガスの流速変化を利用して、各スタックから前記水を当該供給ガスと共に排出できるようにして、当該水を気液分離器で分離回収することが記載されている。
特開平6−203862号公報
しかしながら、前記特許文献1等に記載された燃料電池においては、最下流側に位置する分割された前記スタックへの前記供給ガスの供給量が最小必要量だけになってしまうため、当該スタックから排出されるガス流速が著しく小さくなってしまい、最下流側に位置する当該スタックの前記供給ガスの流路に水が溜まって、異常に低電圧のセルが発生するという問題があった。
このようなことから、本発明は、スタック中に水を溜まらせることなく高効率で発電することができる燃料電池及びその運転方法を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係る燃料電池は、電解質を一対の電極で挟んだセルを複数積層してスタックを構成し、当該スタック内に燃料ガス及び酸化剤ガスをそれぞれ供給することにより、これらの供給ガスを前記セルで電気化学的に反応させて電力を得る燃料電池であって、前記スタックが、前記供給ガスの供給方向上流側に位置するものほど、内装する前記セルの積層枚数が多くなるように複数に分割された分割スタックからなると共に、各前記分割スタックの前記供給ガスの供給方向下流側が気液分離手段にそれぞれ連絡し、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記気液分離手段で分離された前記供給ガスを、少なくとも前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタック内に再び流通させるように循環送給する循環送給手段を備えたことを特徴とする。
第二番目の発明に係る燃料電池は、第一番目の発明において、前記循環送給手段が、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記気液分離手段へ連絡する最下流側取出用配管と、前記最下流側取出用配管が受入口に連絡する第1のブロアと、前記第1のブロアの送出口に連絡すると共に、前記供給方向最下流側に位置する前記分割スタックへ連絡する最下流側送出用配管とを備えていることを特徴とする。
第三番目の発明に係る燃料電池は、第二番目の発明において、前記循環送給手段が、前記第1のブロアの送出口に連絡すると共に、前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記分割スタックへ連絡する最上流側送出用配管と、前記最下流側送出用配管に設けられた最下流側用の流量調整弁と、前記最上流側送出用配管に設けられた最上流側用の流量調整弁とを備えていることを特徴とする。
第四番目の発明に係る燃料電池は、第二番目の発明において、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタックの当該供給ガスの供給口に配設された最下流側用のバルブと、前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記分割スタックの当該供給ガスの供給口に配設された最上流側用のバルブと、前記供給ガスの供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記分割スタックの当該供給ガスの供給口に配設された中流側用のバルブとを備え、前記循環送給手段が、前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記気液分離手段へ連絡する最上流側取出用配管と、前記最上流側取出用配管が受入口に連絡する第2のブロアと、前記第2のブロアの送出口に連絡すると共に、前記供給方向最上流側に位置する前記分割スタックと前記最上流側用のバルブとの間へ連絡する最上流側送出用配管と、前記最上流側取出用配管又は前記最上流側送出用配管に設けられた最上流側用の流量調整弁と、前記供給ガスの供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記気液分離手段へ連絡する中流側取出用配管と、前記中流側取出用配管が受入口に連絡する第3のブロアと、前記第3のブロアの送出口に連絡すると共に、前記供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記分割スタックと前記中流側用のバルブとの間へ連絡する中流側送出用配管と、前記中流側取出用配管又は前記中流側送出用配管に設けられた中流側用の流量調整弁と、前記最下流側取出用配管又は前記最下流側送出用配管に設けられた最下流側用の流量調整弁とを備えると共に、当該循環送給手段の前記最下流側送出用配管が、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタックと前記最下流側のバルブとの間へ連絡していることを特徴とする。
また、第五番目の発明に係る燃料電池の運転方法は、第三番目の発明の燃料電池の運転方法であって、前記第1のブロアを作動して、運転開始時には、前記最下流側用の流量調整弁を閉止する一方、前記最上流側用の流量調整弁を開放し、定常運転時には、前記最上流側用の流量調整弁を閉止する一方、前記最下流側用の流量調整弁を開放することを特徴とする。
第六番目の発明に係る燃料電池の運転方法は、第四番目の発明の燃料電池の運転方法であって、運転開始時には、前記最下流側用のバルブ、前記中流側用のバルブ、前記最上流側用のバルブを開放し、前記第1のブロア、前記第2のブロア、前記第3のブロアを作動させると共に、前記最下流側用の流量調整弁、前記中流側用の流量調整弁、前記最上流側用の流量調整弁を開放し、定常運転時には、前記最下流側用のバルブ、前記中流側用のバルブ、前記最上流側用のバルブを開放し、前記第1のブロアを作動させる一方、前記第2のブロア、前記第3のブロアの作動を停止すると共に、前記最下流側用の流量調整弁を開放する一方、前記中流側用の流量調整弁、前記最上流側用の流量調整弁を閉止することを特徴とする。
第七番目の発明に係る燃料電池の運転方法は、第四番目の発明の燃料電池の運転方法であって、異常発生時には、異常発生した前記分割スタックの前記供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブを閉鎖し、異常発生した当該分割スタック用の前記流量調整弁を開放すると共に、異常発生した当該分割スタック用の前記ブロアを作動させることを特徴とする。
第八番目の発明に係る燃料電池の運転方法は、第四番目の発明の燃料電池の運転方法であって、メンテナンス時には、目的とする前記分割スタックの前記供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブを閉鎖し、目的とする当該分割スタック用の前記流量調整弁を開放し、目的とする当該分割スタック用の前記ブロアを作動させると共に、目的とする当該分割スタックに水を供給することを特徴とする。
第九番目の発明に係る燃料電池の運転方法は、第八番目の発明において、目的とする前記分割スタックに、前記気液分離手段で回収した水を供給することを特徴とする。
第一番目の発明に係る燃料電池によれば、最下流側の分割スタック内を流通する供給ガスにも十分な流速変化を与えるようにして当該分割スタックからも供給ガスと共に水を排出させることができるので、最下流側を含めたすべての分割スタックのガス流路に溜まる水を常に確実に排出することができ、異常に低電圧のセルの発生を防止して、高効率で発電することができる。
第二番目の発明に係る燃料電池によれば、最下流側の分割スタックのみに供給ガスを循環流通させて当該分割スタック内の水を排出させることができるので、ブロアによる吐出圧力を必要最小限に抑えることができ、当該ブロアの作動に要する動力エネルギを非常に小さく済ませることができる。
第三番目の発明に係る燃料電池によれば、運転開始時(立ち上げ時)に、最下流側用の流量調整弁を閉止する一方、最上流側用の流量調整弁を開放することにより、最下流側の分割スタックから排出された供給ガスをブロアにより最上流側の分割スタックに再び供給するように循環流通させることができるので、各分割スタック内を流通する供給ガスに十分な流速を与えて各分割スタックから水を供給ガスと共に排出させることができ、運転開始時の立ち上がり性能の向上を図ることができる。
第四番目の発明に係る燃料電池によれば、運転開始時(立ち上げ時)には、最下流側用のバルブ、中流側用のバルブ、最上流側用のバルブを開放し、第1のブロア、第2のブロア、第3のブロアを作動させると共に、最下流側用の流量調整弁、中流側用の流量調整弁、最上流側用の流量調整弁を開放することにより、各分割スタックから排出された供給ガスの一部を各ブロアの吸引量及び各流量調整弁の開度の調整で各分割スタックに再び供給するようにそれぞれ循環流通させて、各分割スタック内を流通する供給ガスにそれぞれ十分な流速を与えて各分割スタックから水を供給ガスと共に排出させることができ、定常運転の際には、最下流側用のバルブ、中流側用のバルブ、最上流側用のバルブを開放し、第1のブロアを作動させる一方、第2のブロア、第3のブロアの作動を停止すると共に、最下流側用の流量調整弁を開放する一方、中流側用の流量調整弁、最上流側用の流量調整弁を閉止することにより、最上流側の分割スタック及び中流側の分割スタックにおいては、供給ガスの消費による当該ガスの減少に伴う当該ガスの流速変化を利用して、当該分割スタックから水を当該ガスと共に排出する一方、最下流側の分割スタックにおいては、最下流側の分割スタックから排出された供給ガスを第1のブロアにより最下流側の分割スタックのみに再び供給するように循環流通させて、最下流側の分割スタック内を流通する供給ガスにも十分な流速変化を与えるようにして当該分割スタックからも供給ガスと共に水を排出させることができ、異常発生時には、異常発生した分割スタックの供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブを閉鎖し、異常発生した当該分割スタック用の前記流量調整弁を開放すると共に、異常発生した当該分割スタック用の前記ブロアを作動させることにより、当該分割スタックのみに供給ガスを循環させて、当該分割スタック内に十分な流速を付与して、当該分割スタック内に異常に溜まった水を当該分割スタックから排出させることができ、メンテナンス時には、目的とする前記分割スタックの前記供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブを閉鎖し、目的とする当該分割スタック用の前記流量調整弁を開放し、目的とする当該分割スタック用の前記ブロアを作動させて、気液分離手段で回収した水3を、目的とする当該分割スタックに供給することにより、各分割スタック内に混入した不純物質を各分割スタックから排出させることができる。
また、第五番目の発明に係る燃料電池の運転方法によれば、運転開始時(立ち上げ時)には、最下流側の分割スタックから排出された供給ガスをブロアにより最上流側の分割スタックに再び供給するように循環流通させることができるので、各分割スタック内を流通する供給ガスに十分な流速を与えて各分割スタックから水を供給ガスと共に排出させることができ、運転開始時の立ち上がり性能の向上を図ることができると共に、定常運転時には、最下流側の分割スタックのみに供給ガスを循環流通させて当該分割スタック内の水を排出させることができるので、ブロアによる吐出圧力を必要最小限に抑えることができ、当該ブロアの作動に要する動力エネルギを非常に小さく済ませることができる。
第六番目の発明に係る燃料電池の運転方法によれば、運転開始時(立ち上げ時)には、最下流側用のバルブ、中流側用のバルブ、最上流側用のバルブを開放し、第1のブロア、第2のブロア、第3のブロアを作動させると共に、最下流側用の流量調整弁、中流側用の流量調整弁、最上流側用の流量調整弁を開放することにより、各分割スタックから排出された供給ガスの一部を各ブロアの吸引量及び各流量調整弁の開度の調整で各分割スタックに再び供給するようにそれぞれ循環流通させて、各分割スタック内を流通する供給ガスにそれぞれ十分な流速を与えて各分割スタックから水を供給ガスと共に排出させることができ、定常運転の際には、最下流側用のバルブ、中流側用のバルブ、最上流側用のバルブを開放し、第1のブロアを作動させる一方、第2のブロア、第3のブロアの作動を停止すると共に、最下流側用の流量調整弁を開放する一方、中流側用の流量調整弁、最上流側用の流量調整弁を閉止することにより、最上流側の分割スタック及び中流側の分割スタックにおいては、供給ガスの消費による当該ガスの減少に伴う当該ガスの流速変化を利用して、当該分割スタックから水を当該ガスと共に排出する一方、最下流側の分割スタックにおいては、最下流側の分割スタックから排出された供給ガスを第1のブロアにより最下流側の分割スタックのみに再び供給するように循環流通させて、最下流側の分割スタック内を流通する供給ガスにも十分な流速変化を与えるようにして当該分割スタックからも供給ガスと共に水を排出させることができる。
第七番目の発明に係る燃料電池の運転方法によれば、異常発生時には、異常発生した分割スタックの供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブを閉鎖し、異常発生した当該分割スタック用の前記流量調整弁を開放すると共に、異常発生した当該分割スタック用の前記ブロアを作動させることにより、当該分割スタックのみに供給ガスを循環させて、当該分割スタック内に十分な流速を付与して、当該分割スタック内に異常に溜まった水を当該分割スタックから排出させることができる。
第八番目の発明に係る燃料電池の運転方法によれば、メンテナンス時には、目的とする前記分割スタックの前記供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブを閉鎖し、目的とする当該分割スタック用の前記流量調整弁を開放し、目的とする当該分割スタック用の前記ブロアを作動させて、気液分離手段で回収した水3を、目的とする当該分割スタックに供給することにより、各分割スタック内に混入した不純物質を各分割スタックから排出させることができる。
第九番目の発明に係る燃料電池の運転方法によれば、洗浄に使用する水を容易に供給することができるので、低コスト化を図ることができる。
本発明に係る燃料電池及びその運転方法の実施形態を図面に基づいて以下に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[第一番目の実施形態]
本発明に係る燃料電池及びその運転方法の第一番目の実施形態を図1〜3に基づいて説明する。図1は、燃料電池の概略構成図、図2は、運転開始時の各分割スタックでの供給ガスの流速及び圧力の大きさを表わすグラフ、図3は、定常運転時の各分割スタックでの供給ガスの流速及び圧力の大きさを表わすグラフである。
図1に示すように、供給ガスである水素等の燃料ガス1を供給する燃料ガスボンベ11は、配管12aを介して加湿器12に連絡している。加湿器12は、配管12bを介して第1の分割スタック13の燃料ガス供給マニホールド13aに連絡している。
前記第1の分割スタック13のガス供給マニホールド13aは、当該分割スタック13内の各セルにそれぞれ形成された燃料ガス流路13bに分岐して連絡している。これら燃料ガス流路13bは、燃料ガス排出マニホールド13cに集合して連絡している。当該燃料ガス排出マニホールド13cは、配管14aを介して気液分離器14に連結している。
前記気液分離器14は、配管14bを介して第2の分割スタック15の燃料ガス供給マニホールド15aに連絡している。第2の分割スタック15のガス供給マニホールド15aは、当該分割スタック15内の各セルにそれぞれ形成された燃料ガス流路15bに分岐して連絡している。これら燃料ガス流路15bは、燃料ガス排出マニホールド15cに集合して連絡している。当該燃料ガス排出マニホールド15cは、配管16aを介して気液分離器16に連結している。
前記気液分離器16は、配管16bを介して第3の分割スタック17の燃料ガス供給マニホールド17aに連絡している。第3の分割スタック17のガス供給マニホールド17aは、当該分割スタック17内の各セルにそれぞれ形成された燃料ガス流路17bに分岐して連絡している。これら燃料ガス流路17bは、燃料ガス排出マニホールド17cに集合して連絡している。当該燃料ガス排出マニホールド17cは、配管18aを介して気液分離器18に連結している。
前記分割スタック13,15,17は、前記供給ガス1の供給方向上流側に位置するものほど、内装するセルの積層枚数が多くなっている。具体的には、例えば、これら分割スタック13,15,17のセルの合計数を100枚とする場合には、第1の分割スタック13は65枚、第2の分割スタック15は23枚、第3の分割スタック17は12枚となっている。これら分割スタック13,15,17の数やその内部のセルの積層枚数割合は、上記セルの発電性能(ガス利用率)等の各種条件により適宜設定される。
前記気液分離器18は、配管18bを介して系外へ連絡している。この配管18bには、バルブ19が設けられている。この配管18bの上記バルブ19の上流側は、配管21aを介してブロア21の受入口に連絡している。ブロア21の送出口は、配管21b,23b,25bに並列に連絡している。
前記配管21bは、前記第3の分割スタック17のガス供給マニホールド17aに連絡するように前記配管16bに連絡している。前記配管23bは、前記第2の分割スタック15のガス供給マニホールド15aに連絡するように前記配管14bに連絡している。前記配管25bは、前記第1の分割スタック13のガス供給マニホールド13aに連絡するように前記配管12bに連絡している。これら配管21b,23b,25bには、流量調整弁22,24,26がそれぞれ設けられている。
なお、他の供給ガスである酸素等の酸化剤ガス流通経路も上述した燃料ガス流通経路と同様な構成となっている。
つまり、本実施形態に係る燃料電池は、固体高分子電解質膜を一対の電極膜で挟んだセルを複数積層してスタックを構成し、当該スタック内に燃料ガス1及び酸化剤ガスをそれぞれ供給することにより、これらの供給ガスを前記セルで電気化学的に反応させて電力を得る燃料電池であって、前記スタックが、前記供給ガスの供給方向上流側に位置するものほど、内装する前記セルの積層枚数が多くなるように複数に分割された分割スタック13,15,17からなると共に、各前記分割スタック13,15,17の前記供給ガスの供給方向下流側の気液分離手段である気液分離器14,16,18にそれぞれ連絡し、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記気液分離器18で分離された前記供給ガスを、少なくとも前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタック17内に再び流通させるように循環送給する循環送給手段を備え、この循環送給手段が、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記気液分離器18へ連絡する最下流側取出用配管21aと、この最下流側取出用配管21aが受入口に連絡する第1のブロア21と、この第1のブロア21の送出口に連絡すると共に、前記供給方向最下流側に位置する前記分割スタック17へ連絡する最下流側送出用配管21bとを備えると共に、前記第1のブロア21の送出口に連絡すると共に、前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記分割スタック13へ連絡する最上流側送出用配管25bと、前記最下流側送出用配管21bに設けられた最下流側用の流量調整弁22と、前記最上流側送出用配管25bに設けられた最上流側用の流量調整弁26とを備え、さらに、前記第1のブロア21の送出口に連絡すると共に、前記供給ガスの供給方向最下流側と最上流側との間に位置する前記分割スタック15へ連絡する中流側送出用配管23bと、この中流側送出用配管23bに設けられた中流側用の流量調整弁24とを備えているのである。
このような本実施形態に係る燃料電池の運転方法を次に説明する。なお、以下の説明は、燃料ガス1の流通の場合についてであるが、酸化剤ガスの流通の場合も、燃料ガス1の流通の場合と同様であるため、その説明を省略する。
〈運転開始時〉
まず、前記バルブ19及び前記流量調整弁22,24を閉止すると共に、前記流量調整弁26を開放した後、ブロア21を作動させると共に、燃料ガスボンベ11から燃料ガス1を送出すると、燃料ガス1は、配管12aを介して加湿器12に流入して加湿された後、配管12bを介して最上流側の第1の分割スタック13の燃料ガス供給マニホールド13a内に流入し、各セルの燃料ガス流路13bを流通することにより、燃料ガス流通経路と同様にして構成された酸化剤ガス流通経路により当該第1の分割スタック13の各セルの酸化剤ガス流路を流通する酸化剤ガスと電気化学的に反応して電力を発生させた後、燃料ガス排出マニホールド13cに流入し、配管14aを介して気液分離器14内に送給されて余剰な水3を分離された後、配管14bを介して中流側の第2の分割スタック15に供給される。
以下、第1の分割スタック13の場合と同様に、第2の分割スタック15内で酸化剤ガスと電気化学的に反応して電力を発生させた後、配管16aを介して気液分離器16内に送給されて余剰な水3を再び分離されてから、配管16bを介して最下流側の第3の分割スタック15に供給され、酸化剤ガスと電気化学的に反応して電力を発生させた後、配管18aを介して気液分離器18内に送給されて余剰な水3を再び分離され、配管18b,21bを介してブロア21に吸引され、配管25bを介して前記配管12b内に流入し、燃料ガスボンベ11からの新たな燃料ガス1と共に第1の分割スタック13内に再び供給される。
この運転開始時(立ち上げ時)は、作動条件が不十分であり、燃料ガス1と酸化剤ガスとの反応が十分に行われず、これらガスの消費量が少ないため、当該ガスの減少に伴う当該ガスの流速変化を利用して、各分割スタック13,15,17から水3を当該ガスと共に排出させることが難しい。
そこで、本実施形態では、前記第1のブロア21を作動して、運転開始時(立ち上げ時)には、上述したように、前記最下流側用の流量調整弁22を閉止すると共に、中流側用の流量調整弁24を閉止する一方、前記最上流側用の流量調整弁26を開放することにより、最下流側の第3の分割スタック17から排出された燃料ガス1をブロア21により最上流側の第1の分割スタック13のみに再び供給するように循環流通させて、図2に示すように、各分割スタック13,15,17内を流通する燃料ガス1に十分な流速を与えて各分割スタック13,15,17から水3を燃料ガス1と共に排出させるようにしたのである。なお、酸化剤ガス側でも燃料ガス1側の場合と同様である。
〈定常運転時〉
上述したように運転を開始し、作動条件が十分に整い、燃料ガス1と酸化剤ガスとが十分に反応するようになったら、ブロア21の送給量を減少させ、前記流量調整弁22を開放すると共に、前記流量調整弁26を閉止すると、最下流側の第3の分割スタック17から配管18aを介して気液分離器18内に送給されて余剰な水3を分離された燃料ガス1は、配管18b,21aを介してブロア21に吸引され、配管21bを介して前記配管16b内に流入し、中流側の第2の分割スタック15から排出された燃料ガス1と共に第3の分割スタック17内に再び供給される。
この定常運転時、第1,第2の分割スタック13,15においては、燃料ガス1の消費による当該ガス1の減少に伴う当該ガス1の流速変化を利用して、当該分割スタック13,15から前記水3を当該ガス1と共に排出することができる。
しかしながら、最下流側の第3の分割スタック17においては、供給される燃料ガス1が必要量しか残っておらず、当該分割スタック17から排出されるガス流速が著しく小さくなってしまう。
そこで、定常運転時には、上述したように、前記最上流側用の流量調整弁26を閉止すると共に、中流側用の流量調整弁24を閉止する一方、前記最下流側用の流量調整弁22を開放することにより、最下流側の第3の分割スタック17から排出された燃料ガス1をブロア21により最下流側の第3の分割スタック17のみに再び供給するように循環流通させて、図3に示すように、最下流側の第3の分割スタック17内を流通する燃料ガス1にも十分な流速変化を与えるようにして当該分割スタック17からも燃料ガス1と共に水3を排出させるようにしたのである。なお、酸化剤ガス側でも燃料ガス1側の場合と同様である。
〈メンテナンス時〉
また、長期にわたって運転していくと、配管系統や供給ガス等から不純物が前記分割スタック17内に混入して濃化し、電気化学反応に悪影響を及ぼすおそれがあるため、規定運転時間にまで達したとき、又は、最下流側の第3の分割スタック17の発電電圧が他の第1,第2の分割スタック13,15の発電電圧よりも著しく低下したときには、燃料ガス1の供給を継続した状態で発電を停止し、バルブ22,24,26を閉止すると共に、バルブ19を開放することにより、上記不純物を系外に排出する。なお、酸化剤ガス側でも燃料ガス1側の場合と同様である。
したがって、本実施形態に係る燃料電池によれば、最下流側を含めたすべての分割スタック13,15,17のガス流路に溜まる水3を常に確実に排出することができるので、異常に低電圧のセルの発生を防止することができ、高効率で発電することができる。
また、定常運転時には、最下流側の第3の分割スタック17のみに燃料ガス1を循環流通させて当該第3の分割スタック17内の水3を排出させるようにしたので、ブロア21による吐出圧力を必要最小限に抑えることができ、当該ブロア21の作動に要する動力エネルギを非常に小さく済ませることができる。
[第二番目の実施形態]
本発明に係る燃料電池の第二番目の実施形態を図4〜6に基づいて説明する。図4は、燃料電池の概略構成図、図5は、運転開始時の各分割スタックでの供給ガスの流速及び圧力の大きさを表わすグラフ、図6は、定常運転時の各分割スタックでの供給ガスの流速及び圧力の大きさを表わすグラフである。ただし、前述した第一番目の実施形態で説明した部材と同様な部材については、前述した第一番目の実施形態の説明で用いた符号と同一の符号を用いることにより、前述した第一番目の実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図4に示すように、第1の分割スタック13に連絡する配管12bには、バルブ27が設けられている。第2の分割スタック15に連絡する配管14bには、バルブ28が設けられている。第3の分割スタック17に連絡する配管16bには、バルブ29が設けられている。
ブロア21に連絡する配管21aには、流量調整弁22が設けられている。ブロア21の送出口に連絡する配管21bは、前記バルブ29との間の前記配管16bの前記バルブ29の下流側部分に連絡している。この配管16bのバルブ29の上流側部分は、流量調整弁24を有する配管23aを介してブロア23の受入口に連絡している。ブロア23の送出口は、前記配管14bの前記バルブ28の下流側部分に配管23bを介して連絡している。配管14bのバルブ28の上流側部分は、流量調整弁26を有する配管25aを介してブロア25の受入口に連絡している。ブロア25の送出口は、前記配管12bの前記バルブ27の下流側部分に配管25bを介して連絡している。
なお、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、酸素等の酸化剤ガス流通経路も上述した燃料ガス流通経路と同様な構成となっている。
つまり、本実施形態に係る燃料電池は、前述した第一番目の実施形態において、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタック17の当該供給ガスの供給口に配設された最下流側用のバルブ29と、前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記分割スタック13の当該供給ガスの供給口に配設された最上流側用のバルブ27と、前記供給ガスの供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記分割スタック15の当該供給ガスの供給口に配設された中流側用のバルブ28とを備えると共に、前記循環送給手段が、前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記気液分離器14へ連絡する最上流側取出用配管25aと、前記最上流側取出用配管25aが受入口に連絡する第2のブロア25と、前記第2のブロア25の送出口に連絡すると共に、前記供給方向最上流側に位置する前記分割スタック13と前記最上流側用のバルブ27との間へ連絡する最上流側送出用配管25bと、前記最上流側取出用配管25aに設けられた最上流側用の流量調整弁26と、前記供給ガスの供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記気液分離器16へ連絡する中流側取出用配管23aと、前記中流側取出用配管23aが受入口に連絡する第3のブロア23と、前記第3のブロア23の送出口に連絡すると共に、前記供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記分割スタック15と前記中流側用のバルブ28との間へ連絡する中流側送出用配管23bと、前記中流側取出用配管23aに設けられた中流側用の流量調整弁24と、前記最下流側取出用配管23aに設けられた最下流側用の流量調整弁22とを備えると共に、当該循環送給手段の前記最下流側送出用配管21bが、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタック17と前記最下流側のバルブ22との間へ連絡しているのである。
このような本実施形態に係る燃料電池の運転方法を次に説明する。なお、以下の説明は、燃料ガス1の流通の場合についてであるが、酸化剤ガスの流通の場合も、燃料ガス1の流通の場合と同様であるため、その説明を省略する。
〈運転開始時〉
まず、バルブ19を閉止すると共に、前記バルブ27〜29及び前記流量調整弁22,24,26を開放した後、前記ブロア21,23,25を作動させると共に、燃料ガスボンベ11から燃料ガス1を送出すると、燃料ガス1は、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、加湿器12で加湿されてから第1の分割スタック13内に流入して、各セルで酸化剤ガスと電気化学的に反応して電力を発生させ、配管14aを介して気液分離器14内に送給されて余剰な水3を分離された後、配管14b内を流通し、その一部が配管25a及び流量調整弁26を介してブロア25で吸引されて、配管25bを介して前記配管12b内に送給され、燃料ガスボンベ11からの新たな燃料ガス1と共に第1の分割スタック13内に再び供給される。
前記ブロア25に吸引されずに前記配管14b内を流通した燃料ガス1は、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、第2の分割スタック15内に流入して、各セルで酸化剤ガスと電気化学的に反応して電力を発生させ、配管16aを介して気液分離器16内に送給されて余剰な水3を分離された後、配管16b内を流通し、その一部が配管23a及び流量調整弁24を介してブロア23で吸引されて、配管23bを介して前記配管14b内に送給され、前記ブロア25に吸引されずに前記配管14b内を流通した燃料ガス1と共に第2の分割スタック15内に再び供給される。
前記ブロア23に吸引されずに前記配管16b内を流通した燃料ガス1は、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、第3の分割スタック17内に流入して、各セルで酸化剤ガスと電気化学的に反応して電力を発生させ、配管18aを介して気液分離器18内に送給されて余剰な水3を分離された後、配管18b、21a及び流量調整弁22を介してブロア21で吸引されて、配管23bを介して前記配管16b内に送給され、前記ブロア23に吸引されずに前記配管16b内を流通した燃料ガス1と共に第3の分割スタック17内に再び供給される。
この運転開始時(立ち上げ時)は、前述した第一番目の実施形態でも説明したように、作動条件が不十分であり、燃料ガス1と酸化剤ガスとの反応が十分に行われず、これらガスの消費量が少ないため、当該ガスの減少に伴う当該ガスの流速変化を利用して、各分割スタック13,15,17から水3を当該ガスと共に排出させることが難しい。
そこで、本実施形態では、運転開始時(立ち上げ時)には、上述したように、前記最流側用のバルブ27、前記中流側用のバルブ28、前記最流側用のバルブ29を開放し、前記第1のブロア21、前記第2のブロア23、前記第3のブロア25を作動させると共に、前記最下流側用の流量調整弁22、前記中流側用の流量調整弁24、前記最上流側用の流量調整弁26を開放することにより、各分割スタック13,15,17から排出された燃料ガス1の一部を各ブロア21,23,25の吸引量及び各流量調整弁22,24,26の開度の調整で各分割スタック13,15,17に再び供給するようにそれぞれ循環流通させて、図5に示すように、各分割スタック13,15,17内を流通する燃料ガス1にそれぞれ十分な流速を与えて各分割スタック13,15,17から水3を燃料ガス1と共に排出させるようにしたのである。なお、酸化剤ガス側でも燃料ガス1側の場合と同様である。
〈定常運転時〉
上述したように運転を開始し、作動条件が十分に整い、燃料ガス1と酸化剤ガスとが十分に反応するようになったら、前記流量調整弁24,26を閉止すると共に、ブロア23,25の作動を停止すると、燃料ガス1は、前述した第一番目の実施形態の場合と同様にして各分割スタック13,15,17内を流通するようになる。
すなわち、定常運転の際には、前記最流側用のバルブ27、前記中流側用のバルブ28、前記最流側用のバルブ29を開放し、前記第1のブロア21を作動させる一方、前記第2のブロア23、前記第3のブロア25の作動を停止すると共に、前記最下流側用の流量調整弁22を開放する一方、前記中流側用の流量調整弁24、前記最上流側用の流量調整弁26を閉止することにより、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、第1、第2の分割スタック13,15においては、燃料ガス1の消費による当該ガス1の減少に伴う当該ガス1の流速変化を利用して、当該分割スタック13,15から前記水3を当該ガス1と共に排出する一方、最下流側の第3の分割スタック17においては、最下流側の第3の分割スタック17から排出された燃料ガス1をブロア21により第3の分割スタック17のみに再び供給するように循環流通させて、図6に示すように、第3の分割スタック17内を流通する燃料ガス1にも十分な流速変化を与えるようにして当該分割スタック17からも燃料ガス1と共に水3を排出させるようにしたのである。なお、酸化剤ガス側でも燃料ガス1側の場合と同様である。
〈異常発生時〉
上述したようにして定常運転を行っている際に、何らかの原因により、例えば、第2の分割スタック15において温度低下を生じて凝縮した水3が多量に生じてしまった場合には、燃料ガスボンベ11からの燃料ガス1の送給を一時中断して発電運転を一旦停止して、前記バルブ28,29を閉止すると共に、前記流量調整弁24を開放し、前記ブロア23を作動させる、すなわち、異常発生した前記分割スタック15の前記供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブ28,29を閉鎖し、異常発生した当該分割スタック15用の前記流量調整弁24を開放すると共に、異常発生した当該分割スタック15用の前記ブロア23を作動させることにより、当該分割スタック15のみに燃料ガス1を循環させて、当該分割スタック15内に十分な流速を付与するのである。これにより、第2の分割スタック15内に異常に溜まった水3を当該分割スタック15から排出させて気液分離器16に回収することができる。なお、酸化剤ガス側でも燃料ガス1側の場合と同様である。
〈メンテナンス時〉
また、長期にわたって運転していくと、配管系統等から不純物質が前記分割スタック13,15,17内に混入して、電気化学反応に悪影響を及ぼすおそれがあるため、規定運転時間にまで達したら、発電運転を停止し、前記バルブ27〜29を閉止すると共に、前記気液分離器14,16,18中の水3を前記配管14b,16b,18b内に流入できるように当該配管14b,16b,18bを調整し、前記流量調整弁22,24,26を開放して、前記ブロア21,23,25を作動させて、当該気液分離器14,16,18内の水3を各分割スタック13,15,17内にそれぞれ循環流通させる、すなわち、目的とする前記分割スタック13,15,17の前記供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブ27〜29を閉鎖し、目的とする当該分割スタック13,15,17用の前記流量調整弁22,24,26を開放し、目的とする当該分割スタック13,15,17用の前記ブロア21,23,25を作動させて、前記気液分離器14,16,18で回収した水3を、目的とする当該分割スタック13,15,17に供給するのである。これにより、各分割スタック13,15,17内に混入した不純物質を各分割スタック13,15,17から排出させて各気液分離器14,16,18に回収することができる。なお、酸化剤ガス側でも燃料ガス1側の場合と同様である。
また、メンテナンス時の他の例として、規定運転時間にまで達したとき、又は、最下流側の第3の分割スタック17の発電電圧が他の第1,第2の分割スタック13,15の発電電圧よりも著しく低下したときには、燃料ガス1の供給を継続した状態で発電を停止し、バルブ22,24,26を閉止すると共に、バルブ19を開放することにより、上記不純物を系外に排出する。なお、酸化剤ガス側でも燃料ガス1側の場合と同様である。
したがって、本実施形態に係る燃料電池によれば、前述した第一番目の実施形態の場合と同様な効果を得ることができるのはもちろんのこと、何らかの原因により、前記分割スタック13,15,17内に水3が多量に溜まってしまった場合でも、当該分割スタック13,15,17内から当該水3を簡単に排出することができるので、復旧作業の迅速化及び簡易化を図ることができ、また、上記分割スタック13,15,17内に混入した不純物を簡単に水洗して取り除くことができるので、メンテナンスの迅速化及び簡易化を図ることができる。
[他の実施形態]
なお、前述した第一番目の実施形態では、前記循環送給手段が、前記第1のブロア21の送出口に連絡すると共に、前記供給ガスの供給方向最下流側と最上流側との間に位置する前記分割スタック15へ連絡する中流側送出用配管23bと、この中流側送出用配管23bに設けられた中流側用の流量調整弁24とを備えるようにしたが、これら配管23b及び流量調整弁24を省略することも可能である。
また、前述した第一番目の実施形態では、前記循環送給手段が、前記第1のブロア21の送出口に連絡すると共に、前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記分割スタック13へ連絡する最上流側送出用配管25bと、前記最上流側送出用配管25bに設けられた最上流側用の流量調整弁26とを備えることにより、運転開始時(立ち上げ時)に、最下流側の第3の分割スタック17から排出された燃料ガス1をブロア21により最上流側の第1の分割スタック13のみに再び供給するように循環流通させるようにしたが、運転開始時(立ち上げ時)の作動条件が十分であり、燃料ガス1と酸化剤ガスとの反応が十分に行われる場合には、これら配管25b及び流量調整弁26を省略することも可能である。
つまり、前記循環送給手段は、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記気液分離器18で分離された前記供給ガスを、少なくとも前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタック17内に再び流通させるように循環送給可能であればよいのである。
また、前述した第二番目の実施形態では、前記流量調整弁22,24,26を前記送出用配管21b,23b,25bに設けたが、前記取出用配管21a,23a,25aに設けることも可能である。
また、前述した第一、二番目の実施形態では、第1〜3の分割スタック13,15,17の3つにスタックを分割した場合について説明したが、最上流側及び最下流側の2つ分割スタックのみにスタックを分割した場合や、中流側の分割スタックが2つ以上の複数からなる場合であっても、本実施形態の場合と同様にして適用することが可能である。
本発明に係る燃料電池及びその運転方法は、各種産業に極めて有効に利用することができる。
本発明に係る燃料電池の第一番目の実施形態の概略構成図である。 本発明に係る燃料電池の第一番目の実施形態の運転開始時の各分割スタックでの供給ガスの流速及び圧力の大きさを表わすグラフである。 本発明に係る燃料電池の第一番目の実施形態の定常運転時の各分割スタックでの供給ガスの流速及び圧力の大きさを表わすグラフである。 本発明に係る燃料電池の第二番目の実施形態の概略構成図である。 本発明に係る燃料電池の第二番目の実施形態の運転開始時の各分割スタックでの供給ガスの流速及び圧力の大きさを表わすグラフである。 本発明に係る燃料電池の第二番目の実施形態の定常運転時の各分割スタックでの供給ガスの流速及び圧力の大きさを表わすグラフである。
符号の説明
1 燃料ガス(供給ガス)
3 水
11 燃料ガスボンベ
12 加湿器
12a,12b 配管
13 第1の分割スタック(最上流側)
13a 燃料ガス供給マニホールド
13b 燃料ガス流路
13c 燃料ガス排出マニホールド
14 気液分離器
14a,14b 配管
15 第2の分割スタック(中流側)
15a 燃料ガス供給マニホールド
15b 燃料ガス流路
15c 燃料ガス排出マニホールド
16 気液分離器
16a,16b 配管
17 第3の分割スタック(最下流側)
17a 燃料ガス供給マニホールド
17b 燃料ガス流路
17c 燃料ガス排出マニホールド
18 気液分離器
18a,18b 配管
19 バルブ
21 ブロア(第1)
21a,21b 配管
22 流量調整弁(最下流側用)
23 ブロア(第2)
23a,23b 配管
24 流量調整弁(中流側用)
25 ブロア(第3)
25a,25b 配管
26 流量調整弁(最上流側用)
27 バルブ(最上流側用)
28 バルブ(中流側用)
29 バルブ(最下流側用)

Claims (9)

  1. 電解質を一対の電極で挟んだセルを複数積層してスタックを構成し、当該スタック内に燃料ガス及び酸化剤ガスをそれぞれ供給することにより、これらの供給ガスを前記セルで電気化学的に反応させて電力を得る燃料電池であって、
    前記スタックが、前記供給ガスの供給方向上流側に位置するものほど、内装する前記セルの積層枚数が多くなるように複数に分割された分割スタックからなると共に、
    各前記分割スタックの前記供給ガスの供給方向下流側が気液分離手段にそれぞれ連絡し、
    前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記気液分離手段で分離された前記供給ガスを、少なくとも前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタック内に再び流通させるように循環送給する循環送給手段を備えた
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1において、
    前記循環送給手段が、
    前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記気液分離手段へ連絡する最下流側取出用配管と、
    前記最下流側取出用配管が受入口に連絡する第1のブロアと、
    前記第1のブロアの送出口に連絡すると共に、前記供給方向最下流側に位置する前記分割スタックへ連絡する最下流側送出用配管と
    を備えていることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2において、
    前記循環送給手段が、
    前記第1のブロアの送出口に連絡すると共に、前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記分割スタックへ連絡する最上流側送出用配管と、
    前記最下流側送出用配管に設けられた最下流側用の流量調整弁と、
    前記最上流側送出用配管に設けられた最上流側用の流量調整弁と
    を備えていることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項2において、
    前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタックの当該供給ガスの供給口に配設された最下流側用のバルブと、
    前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記分割スタックの当該供給ガスの供給口に配設された最上流側用のバルブと、
    前記供給ガスの供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記分割スタックの当該供給ガスの供給口に配設された中流側用のバルブと
    を備え、
    前記循環送給手段が、
    前記供給ガスの供給方向最上流側に位置する前記気液分離手段へ連絡する最上流側取出用配管と、
    前記最上流側取出用配管が受入口に連絡する第2のブロアと、
    前記第2のブロアの送出口に連絡すると共に、前記供給方向最上流側に位置する前記分割スタックと前記最上流側用のバルブとの間へ連絡する最上流側送出用配管と、
    前記最上流側取出用配管又は前記最上流側送出用配管に設けられた最上流側用の流量調整弁と、
    前記供給ガスの供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記気液分離手段へ連絡する中流側取出用配管と、
    前記中流側取出用配管が受入口に連絡する第3のブロアと、
    前記第3のブロアの送出口に連絡すると共に、前記供給方向最上流側と最下流側との間に位置する前記分割スタックと前記中流側用のバルブとの間へ連絡する中流側送出用配管と、
    前記中流側取出用配管又は前記中流側送出用配管に設けられた中流側用の流量調整弁と、
    前記最下流側取出用配管又は前記最下流側送出用配管に設けられた最下流側用の流量調整弁と
    を備えると共に、
    当該循環送給手段の前記最下流側送出用配管が、前記供給ガスの供給方向最下流側に位置する前記分割スタックと前記最下流側のバルブとの間へ連絡している
    ことを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項3の燃料電池の運転方法であって、
    前記第1のブロアを作動して、
    運転開始時には、前記最下流側用の流量調整弁を閉止する一方、前記最上流側用の流量調整弁を開放し、
    定常運転時には、前記最上流側用の流量調整弁を閉止する一方、前記最下流側用の流量調整弁を開放する
    ことを特徴とする燃料電池の運転方法。
  6. 請求項4の燃料電池の運転方法であって、
    運転開始時には、前記最下流側用のバルブ、前記中流側用のバルブ、前記最上流側用のバルブを開放し、前記第1のブロア、前記第2のブロア、前記第3のブロアを作動させると共に、前記最下流側用の流量調整弁、前記中流側用の流量調整弁、前記最上流側用の流量調整弁を開放し、
    定常運転時には、前記最下流側用のバルブ、前記中流側用のバルブ、前記最上流側用のバルブを開放し、前記第1のブロアを作動させる一方、前記第2のブロア、前記第3のブロアの作動を停止すると共に、前記最下流側用の流量調整弁を開放する一方、前記中流側用の流量調整弁、前記最上流側用の流量調整弁を閉止する
    ことを特徴とする燃料電池の運転方法。
  7. 請求項4の燃料電池の運転方法であって、
    異常発生時には、異常発生した前記分割スタックの前記供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブを閉鎖し、異常発生した当該分割スタック用の前記流量調整弁を開放すると共に、異常発生した当該分割スタック用の前記ブロアを作動させる
    ことを特徴とする燃料電池の運転方法。
  8. 請求項4の燃料電池の運転方法であって、
    メンテナンス時には、目的とする前記分割スタックの前記供給ガスの供給方向最も近傍の上流側及び下流側の前記バルブを閉鎖し、目的とする当該分割スタック用の前記流量調整弁を開放し、目的とする当該分割スタック用の前記ブロアを作動させると共に、目的とする当該分割スタックに水を供給する
    ことを特徴とする燃料電池の運転方法。
  9. 請求項8において、
    目的とする前記分割スタックに、前記気液分離手段で回収した水を供給する
    ことを特徴とする燃料電池の運転方法。
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