JP4736679B2 - 液晶表示装置用硬化膜 - Google Patents
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Description
また一般に、層間絶縁膜はパターン状に形成されるものである。
したがって、保護膜や層間絶縁膜として用いられる硬化膜には、パターニング特性も求められる。
本発明のカラーフィルタおよび液晶表示装置用基板は、上記液晶表示装置用硬化膜を有するので、保護膜または層間絶縁膜上にスパッタリング等により透明電極層を形成した場合には、透明電極層のクラック、保護膜や層間絶縁膜のシワの発生を防止することができる。また、本発明のカラーフィルタおよび液晶表示装置用基板を用いて液晶表示装置とした場合には、液晶層中の気泡の発生も抑制することができ、表示品位に優れた液晶表示装置を得ることができる。
まず、本発明の液晶表示装置用硬化膜について説明する。本発明の液晶表示装置用硬化膜(以下、単に「硬化膜」という場合がある。)は、二つの態様に分けることができる。以下、各態様について説明する。
本発明の液晶表示装置用硬化膜の第1態様は、下記一般式(1)で表され、酸価が30mgKOH/g以上である重合性化合物と、ホモポリマーとしたときのガラス転移温度が150℃以上である重合性不飽和化合物aおよびエポキシ基またはその残基を有する重合性不飽和化合物bの共重合体であり、重量平均分子量が10,000以上であり、末端にカルボン酸基を有さないエポキシ樹脂と、多官能モノマーとを含有する硬化性樹脂組成物を硬化してなることを特徴とするものである。
また、重合性化合物の酸価が所定の範囲であることにより、アルカリ可溶性を発現させることができ、良好なパターニング特性を有する硬化膜とすることができる。
このように本態様の硬化膜は、耐熱性、表面硬度、耐スパッタ性、パターニング特性、低脱ガス性等に優れるものである。
以下、本態様に用いられる硬化性樹脂組成物、ならびに、本態様の硬化膜の特性、製造方法および用途について説明する。
本態様に用いられる硬化性樹脂組成物は、上記一般式(1)で表され、酸価が30mgKOH/g以上である重合性化合物と、ホモポリマーとしたときのガラス転移温度が150℃以上である重合性不飽和化合物aおよびエポキシ基またはその残基を有する重合性不飽和化合物bの共重合体であり、重量平均分子量が10,000以上であり、末端にカルボン酸基を有さないエポキシ樹脂と、多官能モノマーとを含有するものである。以下、硬化性樹脂組成物の各成分について説明する。
本態様に用いられる重合性化合物は、下記一般式(1)で表されるものであり、酸価が30mgKOH/g以上である。
Zとして−CO−を含むビスフェノール類の具体例としては、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)ケトン等を挙げることができる。
Zとして−SO2−を含むビスフェノール類の具体例としては、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルホン等を挙げることができる。
Zとして−C(CF3)2−を含むビスフェノール類の具体例としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)ヘキサフルオロプロパン等を挙げることができる。
Zとして−Si(CH3)2−を含むビスフェノール類の具体例としては、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルシラン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ジメチルシラン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)ジメチルシラン等を挙げることができる。
Zとして−CH2−を含むビスフェノール類の具体例としては、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ‐3,5−ジクロロフェニル)メタン等を挙げることができる。
Zとして−C(CH3)2−を含むビスフェノール類の具体例としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン等を挙げることができる。
Zとして−O−を含むビスフェノール類の具体例としては、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシ‐3,5−ジメチルフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシ‐3,5−ジクロロフェニル)エーテル等を挙げることができる。
Zとして−S−を含むビスフェノール類の具体例としては、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシ‐3,5−ジメチルフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド等を挙げることができる。
また、Zとして、上記式(3-2)で表されるフルオレン骨格を有する基を含むビスフェノール類の具体例としては、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−フルオロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)フルオレン等を挙げることができる。
さらに、Zが単結合であるビスフェノール類の具体例としては、4,4´−ビフェノール、3,3´−ビフェノール等を挙げることができる。
また、上記式(1)中、jはそれぞれ独立して0〜4の整数、kは0〜3の整数である。jおよびkは、重合性化合物が所定の酸価を有するように適宜選択される。重合性化合物の酸価を所定の範囲とするためには、jが1以上であり、kが2以上であることが好ましい。
なお、重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ測定装置(東ソー(株)製 HLC-8220GPC)を用い、テトラヒドロフラン(THF)を溶媒として測定した値である。分子量標準物質としてポリスチレンを用いて換算した。
本態様に用いられる重合性化合物の製造方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、上記式(3-3)で表されるフルオレン骨格を有するビスフェノール類をエポキシ化してビスフェノール類のエポキシ化合物とし、これに(メタ)アクリル酸を反応させてエポキシ(メタ)アクリレート類とし、このエポキシ(メタ)アクリレート類に多塩基性カルボン酸またはその酸無水物を反応させることにより重合性化合物を得ることができる。以下、このような重合性化合物の製造方法を例に説明する。
エポキシ化により、例えば下記式で表されるビスフェノール類のエポキシ化合物が得られる。
この際、希釈剤として、例えばメチルエチルケトン、メチルセロソルブアセテート等を用いることができる。また、反応を促進させるために、例えばトリエチルアミン、ベンジルジメチルアミン、メチルトリエチルアンモニウムクロライド、トリフェニルホスフイン等の触媒を用いてもよい。この触媒の使用量は、反応原料混合物に対して0.1〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.3〜5重量%である。さらに、反応中、(メタ)アクリロイル基の重合を防ぐために、必要に応じて、p−メトキシフェノールなどの重合禁止剤を用いてもよい。重合禁止剤の添加量は、反応原料混合物に対して50〜2000ppm、より好ましくは200〜1000ppmである。
反応温度は好ましくは60〜150℃、より好ましくは80〜120℃であり、反応時間は好ましくは5〜60時間、より好ましくは10〜50時間である。
ビスフェノール類のエポキシ化合物と(メタ)アクリル酸との反応により、例えば下記式で表されるエポキシ(メタ)アクリレート類が得られる。
エポキシ(メタ)アクリレート類は、単独でまたは2種以上の混合物として使用することができる。また、多価カルボン酸またはその酸無水物も、単独でまたは2種以上の混合物として使用することができる。
なお、多価カルボン酸またはその酸無水物の2種以上の混合物とは、少なくとも2種類の多価カルボン酸またはその酸無水物が同時に存在することをいう。すなわち、少なくとも2種類の多価カルボン酸またはその酸無水物が反応に関与する。
なお、酸無水物基換算とは、使用する多価カルボン酸またはその酸無水物に含まれるカルボキシル基および酸無水物基を全て酸無水物に換算したときの量を示す。
本態様に用いられるエポキシ樹脂は、ホモポリマーとしたときのガラス転移温度が150℃以上である重合性不飽和化合物aとエポキシ基またはその残基を有する重合性不飽和化合物bとの共重合体であり、重量平均分子量が10,000以上であり、末端にカルボン酸基を有さないものである。
なお、重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ測定装置(東ソー(株)製 HLC-8220GPC)を用い、THFを溶媒として測定した値である。分子量標準物質としてポリスチレンを用いて換算した。
なお、上記ガラス転移温度は、樹脂片を10℃/分の割合で昇温させ、示差走査熱量計(DSC)にて発熱量を測定し、作成した吸熱曲線から算出した値である。
このような重合性不飽和化合物aとしては、例えば下記一般式(4-1)で表されるものを好ましく挙げることができる。
このような重合性不飽和化合物bとしては、例えば下記一般式(4-2)または(4-3)で表されるものを好ましく挙げることができる。
本態様に用いられる多官能モノマーは、複数の重合性の官能基を有するものであり、上記重合性化合物と重合可能なものであれば特に限定されるものではない。中でも、多官能モノマーがアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する、すなわち多官能(メタ)アクリレートであることが好ましい。
本態様に用いられる硬化性樹脂組成物は、光重合開始剤を含有していてもよい。すなわち、本態様の硬化膜は光重合開始剤を含有していてもよい。光重合開始剤としては、一般的なものを用いることができ、例えばミヒラーズケトン等のラジカル型光重合開始剤や、トリアリールスルフォニウム塩、ジアリールヨウドニウム塩等のカチオン型光重合開始剤などを挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、2種類以上を併用することもできる。
本態様に用いられる硬化性樹脂組成物は、必要に応じて、界面活性剤を含有していてもよい。すなわち、本態様の硬化膜は界面活性剤を含有していてもよい。界面活性剤は、本態様の硬化膜を形成する際に塗布性や現像性を向上させるために用いられる。
本態様に用いられる界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアリールエーテル類;ポリオキシエチレンジアルキルエステル類(例えば、ポリオキシエチレンジラウレートおよびポリオキシエチレンジステアレート)等のノニオン系界面活性剤;エフトップEF301、エフトップ303、エフトップ352(新秋田化成(株)製);メガファックF171、メガファックF172、メガファックF173(大日本インキ化学工業(株)製);フロラードFC−430、フロラードFC−431(住友スリーエム(株)製);アサヒガードAG710、サーフロンS−382、サーフロンSC−101、サーフロンSC−102、サーフロンSC−103、サーフロンSC−104、サーフロンSC−105、サーフロンSC−106(旭硝子(株)製)等の商品名で市販されているフッ素系界面活性剤;オルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製);(メタ)アクリル酸系共重合体ポリフローNo.57、95(共栄社油脂化学工業(株)製);などが挙げられる。これらは単独であるいは2種以上組合せて用いられる。
本態様に用いられる硬化性樹脂組成物は、必要に応じて、密着助剤を含有していてもよい。すなわち、本態様の硬化膜は密着助剤を含有していてもよい。密着助剤は、硬化膜と基板や透明電極層等との密着性を向上させるために用いられる。このような密着助剤としては、例えばシランカップリング剤などが挙げられる。
本態様に用いられる硬化性樹脂組成物は、必要に応じて、添加剤を含有していてもよい。すなわち、本態様の硬化膜は添加剤を含有していてもよい。添加剤としては、例えば帯電防止剤、保存安定剤、消泡剤、重合禁止剤、可塑剤、レベリング剤、顔料、染料などが挙げられる。
可塑剤としては、例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジル等が挙げられる。消泡剤、レベリング剤としては、例えばシリコン系、フッソ系、アクリル系の化合物等が挙げられる。
(viii)溶剤
本態様に用いられる硬化性樹脂組成物は、必要に応じて、溶剤を含有していてもよい。溶剤は、硬化性樹脂組成物中の各成分を均一に溶解し、例えば基板上への塗布を容易にするために用いられる。
本態様の硬化膜は、ガラス転移温度が300℃以上、熱分解温度が320℃以上、230℃、8時間保持での重量減少率が10%以下、ユニバーサル硬度が500N/mm2以上であることが好ましい。本態様の硬化膜をカラーフィルタにおける保護膜や液晶表示装置における層間絶縁膜等として用いる場合には、硬化膜がこのような特性を有することが好ましいからである。
なお、ガラス転移温度、熱分解温度、重量減少率、およびユニバーサル硬度については、後述する第2態様にて詳細に述べるので、ここでの説明は省略する。
次に、本態様の硬化膜の製造方法について説明する。
本態様においては、上記硬化性樹脂組成物を基板上に塗布し、乾燥させ、露光および現像を行うことにより、硬化膜をパターン状に形成することができる。
塗膜の厚みは、塗布方法、硬化性樹脂組成物の固形分濃度や粘度等を調整することにより、適宜制御される。
上記硬化性樹脂組成物を塗布した後は、溶剤を除去するために塗膜を乾燥させる。例えばホットプレートやオーブン等を用いて塗膜を加熱することによって乾燥させることができる。
露光に使用される放射線としては、例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプなどの紫外線、電子線等が挙げられる。露光量は、使用する光源や塗膜の厚みなどによって適宜調整される。
また、露光後に重合反応を促進させるために、加熱処理を行ってもよい。加熱条件は、硬化性樹脂組成物中の各成分の配合割合や、塗膜の厚み等によって適宜選択される。
現像液としては、通常、水や水溶性溶媒にアルカリを溶解させた溶液が用いられる。このアルカリ溶液には、界面活性剤などを適量添加してもよい。
また、現像方法は一般的な方法を採用することができる。現像条件としても一般的な条件であればよい。
現像後は、通常、現像液の洗浄、硬化膜の乾燥が行われる。
本態様の硬化膜は、例えばカラーフィルタにおける保護膜または液晶表示装置における層間絶縁膜として有用である。また、本態様の硬化膜は、液晶表示装置以外の電子部品の保護膜(例えば、集積回路素子、固体撮像素子などに用いられる保護膜)、あるいは、平坦化膜や柱状スペーサーなどに好適に用いられる。さらに、本態様の硬化膜は、各種光学部品(レンズ、LED、プラスチックフィルム、基板、光ディスクなど)、これらの光学部品の保護膜、偏光板、ホログラムなどに好適に利用される。
また、本態様の硬化膜は、ドライフィルムのような形として使用することも可能である。
次に、本発明の液晶表示装置用硬化膜の第2態様について説明する。
本発明の液晶表示装置用硬化膜の第2態様は、ガラス転移温度が300℃以上、熱分解温度が320℃以上、230℃、8時間保持での重量減少率が10%以下、ユニバーサル硬度が500N/mm2以上であり、光重合開始剤を含有することを特徴とするものである。
また、本態様の硬化膜は、光重合開始剤を含有していることから、光硬化性樹脂組成物を用いて形成されたものであると想定でき、パターニングが可能である。
以下、本態様の硬化膜の特性および構成成分について説明する。
本態様の硬化膜は、ガラス転移温度が300℃以上であることが好ましく、より好ましくは320℃以上、さらに好ましくは350℃以上である。ガラス転移温度が上記範囲であれば、優れた耐熱性を得ることができるからである。耐熱性の観点からはガラス転移温度が高ければ高いほど好ましく、ガラス転移温度の上限は特に限定されるものではないが、例えば硬化膜をカラーフィルタにおける保護膜や液晶表示装置における層間絶縁膜等に用いる場合には、カラーフィルタや液晶表示装置の製造過程での温度や使用時の温度等を考慮して、通常は上限が400℃程度であればよい。
なお、上記ガラス転移温度は、硬化膜片をAr雰囲気で常温から10℃/分の割合で昇温させ、示差走査熱量計にて発熱量を測定し、温度−発熱量曲線を作成して算出した値である。測定には、TAインスツルメント社製 DSC2920 Differential Scanning Calorie meterを用いた。
なお、上記熱分解温度は、熱重量測定装置(TAインスツルメント社製 TGA2950 Thermo gravimetric Analyzer)を用い、窒素ガスを30cc/分パージ下、硬化膜片を5℃/分で昇温加熱し、測定した。ここでは、膜重量が5%減少したときの温度を熱分解温度とする。
なお、上記重量減少率は、熱重量測定装置(TAインスツルメント社製 TGA2950 Thermo gravimetric Analyzer)を用い、窒素ガスを30cc/分パージ下、硬化膜片を5℃/分で230℃まで昇温し、230℃にて8時間同温度を保持し、測定した。昇温終了後の重量を100として、昇温終了後から保持終了までの重量減少率を算出した。
なお、上記ユニバーサル硬度は、硬度測定措置(フィッシャーインストルメント社製 フィッシャースコープH-100V)を用い、膜厚1.5μmの硬化膜を測定した値である。
本態様の硬化膜は、光重合開始剤を含有するものである。光重合開始剤としては、一般的なものを用いることができ、例えば上記第1態様に記載したものが挙げられる。
上記光重合開始剤の含有量は、低脱ガス性の観点から、硬化膜中に15重量%以下であることが好ましい。なお、光重合開始剤の含有量の好ましい範囲等については、上記第1態様に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
なお、硬化膜の膜厚および製造方法等については、上記第1態様に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。
本発明のカラーフィルタは、上述した液晶表示装置用硬化膜である保護膜を有することを特徴とするものである。
本発明に用いられる保護膜は、上述した液晶表示装置用硬化膜である。なお、液晶表示装置用硬化膜については、上記「A.液晶表示装置用硬化膜」の項に記載したので、ここでの説明は省略する。
本発明に用いられる着色層は、通常、赤色着色パターン、緑色着色パターンおよび青色着色パターンから構成され、各着色パターンが規則的に配列したものである。各着色パターンの配列としては特に限定されるものではなく、例えばストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画素配置型等が挙げられる。
赤色着色パターンに用いられる顔料としては、例えばペリレン系顔料、レーキ顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料、アントラセン系顔料、イソインドリン系顔料等が挙げられる。これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
緑色着色パターンに用いられる顔料もしくは染料としては、例えばハロゲン多置換フタロシアニン系顔料もしくはハロゲン多置換銅フタロシアニン系顔料等のフタロシアニン系顔料、トリフェニルメタン系塩基性染料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料等が挙げられる。これらの顔料もしくは染料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
青色着色パターンに用いられる顔料としては、例えば銅フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、インダンスレン系顔料、インドフェノール系顔料、シアニン系顔料、ジオキサジン系顔料等が挙げられる。これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
着色層の形成方法として印刷法を用いる場合には、バインダ樹脂としては、例えばポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。
また、着色層の形成方法としてフォトリソグラフィー法を用いる場合は、バインダ樹脂としては、通常、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。
本発明に用いられる基板は、着色層や保護膜等を支える支持体であり、着色層等を保護する機能を有し、透明なものであれば特に限定されるものではない。中でも、表面が平滑な基板が好ましく用いられ、例えばガラス基板やプラスチック基板が用いられる。具体的には、無アルカリガラスやソーダライムガラス等を含むガラス基板、またはポリイミド系やメタクリル酸系樹脂等の透明なプラスチック基板などを用いることができる。
本発明においては、各着色パターン間等に遮光部が形成されていてもよい。遮光部は、各着色パターンを区画するとともに、各着色パターンどうしの境界における外光の反射を防止し、コントラストを高めるために設けられるものである。
上記遮光部の形成材料としては、例えばカーボンブラック等の黒色着色剤を含有する樹脂組成物、あるいは、クロム等の金属または金属酸化物などが挙げられる。
本発明においては、着色層上に透明電極層が形成されていてもよい。透明電極層としては、例えば酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等、またはその合金等が用いられる。
また、透明電極層は、スパッタリング法、真空蒸着法等のPVD法、あるいは、CVD法などの一般的な成膜方法により形成することができる。上記保護膜は耐熱性や耐スパッタ性等に優れることから、PVD法により透明電極層を形成することが好ましい。PVD法では保護膜が高温に曝されることになるが、上述したように保護膜は耐熱性や耐スパッタ性に優れるのでクラックやシワの発生などの不具合を回避することができ、またコスト面でも有利である。
次に、本発明の液晶表示装置用基板について説明する。
本発明の液晶表示装置用基板は、上述した液晶表示装置用硬化膜である層間絶縁膜を有することを特徴とするものである。
本発明に用いられる層間絶縁膜は、上述した液晶表示装置用硬化膜である。なお、液晶表示装置用硬化膜については、上記「A.液晶表示装置用硬化膜」の項に記載したので、ここでの説明は省略する。
また、本発明の液晶表示素子用基板がTFT基板である場合、TFT素子、透明電極層等は、一般的にTFT基板に用いられるものを使用することができる。
次に、本発明の液晶表示装置について説明する。
本発明の液晶表示装置は、上記カラーフィルタおよび上記液晶表示装置用基板の少なくともいずれか一方を有することを特徴とするものである。
なお、液晶層および配向膜等については、一般的に液晶表示装置に用いられるものを使用することができる。
[実施例1,2]
重合性化合物(a)、多官能モノマー(b)、光重合開始剤(c)、エポキシ樹脂(d)、添加剤(e)、および溶剤(f)の各々の成分を下記表1に示すように配合し、硬化性樹脂組成物を調製した。各々の成分は下記の通りである。
・重合性化合物(a)
a1:ビスフルオレン型エポキシアクリレート/ビスフェニルテトラカルボン酸共重合体(重量平均分子量3,500、酸価50mgKOH/g)
・多官能モノマー(b)
b1:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(東亞合成(株)製、アロニックスM402)
b2:ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(日本化薬(株)製、サートマーSR399E)
・光重合開始剤(c)
c1:2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン(日本チバガイギー(株)製、IRGACURE907)
c2:2,2´−ビス(2クロロフェニル)−4,4´−5,5´テトラキスフェニル−1,2´ビイミダゾール(黒金化成(株)製、ビイミダゾール)
・エポキシ樹脂(d)
d1:ジシクロペンタニルメタクリレート/ベンジルメタクリレート/グリシジルメタクリレート/メタクリル酸メタクリレート共重合体(重量平均分子量10,000)
・添加剤(e)
e1:フッ素系界面活性剤(住友スリーエム(株)製、フロラードFC-431)
e2:アクリル系シランカップリング剤(信越シリコーン(株)製、KBE503)
・溶剤(f)
f:ジエチレングリコールジエチルエーテル
実施例で使用した成分、および下記の成分を使用し、下記表1に示すように各々の成分を配合し、硬化性樹脂組成物を調製した。
・重合性化合物(a)
a2:スチレン/アクリル酸共重合体(重量平均分子量7,000、酸価60mgKOH/g)
・エポキシ樹脂(d)
d2:フェノールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、エピコート154)
実施例および比較例の硬化膜について、ガラス転移温度、熱分解温度、重量減少率、およびユニバーサル硬度を測定した。なお、硬化膜の物性の測定方法は、上述したとおりである。また、耐スパッタ性および気泡発生についても評価した。
上記硬化膜上に、スパッタリング装置を用い、200℃、6.0×10−3torr、12分間の条件でITO膜をスパッタした。得られたITO膜の膜厚は1500Åであった。この基板をオーブン中にて250℃で60分間焼成した後、顕微鏡にてITO膜のクラックおよび硬化膜のシワが発生していないかを評価した。
上記硬化膜が形成された基板と、無アルカリガラス基板とを対向させ、シール剤にて張り合わせ後、液晶材を注入し、封止して、気泡評価用液晶セルを作製した。このセルをプレッシャクッカ試験装置に温度120℃、湿度75%、圧力0.2〜2.0kg/cm2の条件で120分間挿入し、気泡発生の有無を評価した。
2,32 … 遮光部
3,33 … 着色層
4,34 … 保護膜(液晶表示装置用硬化膜)
19,43 … 層間絶縁膜(液晶表示装置用硬化膜)
20,35,44 … 透明電極層
30 … カラーフィルタ
40 … 液晶表示装置用基板
Claims (8)
- 下記一般式(1)で表され、酸価が30mgKOH/g以上である重合性化合物と、ホモポリマーとしたときのガラス転移温度が150℃以上である重合性不飽和化合物aおよびエポキシ基またはその残基を有する重合性不飽和化合物bの共重合体であり、重量平均分子量が10,000以上であり、末端にカルボン酸基を有さないエポキシ樹脂と、多官能モノマーとを含有する硬化性樹脂組成物を硬化してなることを特徴とする液晶表示装置用硬化膜。
- 前記エポキシ樹脂は、前記重合性不飽和化合物aと、前記重合性不飽和化合物bと、分子量が150以上である重合性不飽和化合物cとの共重合体であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の液晶表示装置用硬化膜。
- ガラス転移温度が300℃以上、熱分解温度が320℃以上、230℃、8時間保持での重量減少率が10%以下、ユニバーサル硬度が500N/mm2以上であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の液晶表示装置用硬化膜。
- 請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記載の液晶表示装置用硬化膜である保護膜を有することを特徴とするカラーフィルタ。
- 請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記載の液晶表示装置用硬化膜である層間絶縁膜を有することを特徴とする液晶表示装置用基板。
- 請求項6に記載のカラーフィルタおよび請求項7に記載の液晶表示装置用基板の少なくともいずれか一方を有することを特徴とする液晶表示装置。
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