JP4732393B2 - 画像形成装置および回転位置調整方法 - Google Patents
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Description
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記制御位相設定手段は、検出された各像担持体表面移動速度変動データに直交検波処理を施して、各像担持体表面移動速度変動の振幅と位相とを演算し、前記直交検波処理によって得られた各像担持体表面移動速度変動の振幅と位相とに基づいて前記最大振幅差を演算することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記一つの像担持体と、前記残りの像担持体の一つにそれぞれ固定され、前記像担持体の回転に伴って周回軌道上を移動する被検知部材と、前記周回軌道上の一部で前記被検知部材を検知する被検知部材検知手段とを備え、制御位相設定手段は、前記被検知部材検知手段が前記被検知部材を検知したタイミングに基づいて、速度変動検知用画像の形成を開始することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、前記被検知部材検知手段の検知結果に基づいて、第1駆動源および第2駆動源を停止させてから、位相調整処理を実施することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかひとつに記載の画像形成装置において、前記1つの像担持体に形成される可視像の色が黒色であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかひとつに記載の画像形成装置において、予め定められた位置ズレ検知用可視像をそれぞれの像担持体に形成して前記転写体の表面に転写して、前記像検知手段による各位置ズレ検知用可視像の検知タイミングに基づいてそれぞれの像担持体上の可視像が前記転写体に転写されるタイミングを補正して、それぞれの可視像の位置ズレを低減するタイミング補正処理を実施する制御手段を備え、前記制御位相設定手段は、前記タイミン補正処理実施後に、前記制御位相設定処理を実施することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかひとつに記載の画像形成装置において、予め定められた位置ズレ検知用可視像をそれぞれの像担持体に形成して前記転写体の表面に転写して、前記像検知手段による各位置ズレ検知用可視像の検知タイミングに基づいてそれぞれの像担持体上の可視像が前記転写体に転写されるタイミングを補正して、それぞれの可視像の位置ズレを低減するタイミング補正処理を実施する制御手段を備え、前記制御手段は、前記制御位相設定処理に、前記タイミング補正処理を実施することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6または7の画像形成装置において、前記駆動制御手段は、前記像検知手段による位置ズレ検知用画像内の各可視像の検知タイミングに基づいて前記第1駆動源の駆動速度と前記第2駆動源の駆動速度とをそれぞれ個別に決定し、前記第1駆動源及び第2駆動源をそれぞれ決定した駆動速度で駆動するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、前記駆動制御手段は、前記制御位相設定処理実施時、前記第1駆動源の駆動速度と前記第2駆動源の駆動速度とを同じ速度で駆動するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9いずれかの画像形成装置において、前記像担持体、または前記第1駆動源の駆動力を前記一つの像担持体に伝達するための第1駆動伝達部材若しくは前記第2駆動源の駆動力を前記残りの像担持体に伝達するための第2駆動伝達部材が、装置本体から着脱されたことを検知する着脱検知手段を備え、前記制御位相設定手段は、前記着脱検知手段が着脱を検知したときに、前記制御位相設定処理を実施することを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の画像形成装置において、前記着脱検知手段は、前記像担持体、または前記第1駆動伝達部材若しくは前記第2駆動伝達部材の交換を検知する交換検知手段であることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項10または11の画像形成装置において、前記着脱検知手段は、前記像担持体、または前記第1駆動伝達部材若しくは前記第2駆動伝達部材を装置本体から着脱するときに開閉されるカバー部材の開閉を検知する開閉検知手段であることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1乃至12いずれかひとつに記載画像形成装置において、前記制御位相設定処理の実施をユーザーが指示することができる手動指示手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項1乃至13いずれかひとつに記載画像形成装置において、前記像担持体と、帯電装置、現像装置、クリーニング装置のうち少なくとも一つとを一体的に装置本体から着脱可能に構成されたプロセスカートリッジを備えることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、可視像を表面に担持して表面移動する3つ以上の像担持体と、それら像担持体のうち、一つの像担持体を回転駆動させるための駆動力を発生する第1駆動源と、残りの像担持体を回転駆動させるための駆動力を発生する第2駆動源と、画像情報に基づいて、それぞれの像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、それぞれの像担持体に担持された可視像を転写体の表面に重ね合わせて転写する転写手段と、前記転写体の表面上の可視像を検知する像検知手段とを備える画像形成装置における前記一つの像担持体と残りの像担持体との回転位置を調整する回転位置調整方法において、予め定められた前記像担持体の表面移動方向に並んだ複数の速度変動検知用可視像かをそれぞれの像担持体に形成して前記転写体の表面に転写する工程と、前記像検知手段による各速度変動検知用可視像の検知時間間隔に基づいて各像担持体表面移動速度変動データを検出する工程と、検出した前記一つの像担持体の表面移動速度変動データの位相を変化させるか、前記残りの像担持体の表面移動速度変動データの位相を一緒に変化させるかして、各位相における前記一つの像担持体の表面移動速度変動データに対する前記残りの像担持体のそれぞれの表面移動速度変動データの最大振幅差を前記残りの像担持体毎にそれぞれ演算する工程と、演算した同じ位相における前記残りの像担持体の各最大振幅差間での最大値と、平均値とを求める処理を、すべての位相に対して行う工程と、求めた位相毎の最大値の中から、その最大値が最小となる位相を特定し、特定した位相が一つとなる場合は、その位相を制御位相に設定し、特定した位相が複数になる場合は、それらの位相の中で前記平均値が最小となる位相を制御位相に設定する工程と、前記制御位相に基づいて前記第1駆動源および/または第2駆動源の駆動を制御することで、前記一つの像担持体と残りの像担持体との回転位置を調整する工程とを有することを特徴とするものである。
また、本発明では、制御位相に基づいて第1駆動源および/または第2駆動源の駆動を制御して、一つの像担持体と残りの像担持体との回転位置を変更するので、一つの像担持体の回転位置が残りの回転位置と制御位相分ずらすことができる。これにより、一つ像担持体の表面移動速度変動の位相を、最大振幅差の最大値が最小となる位相にすることができる。よって、一つの像担持体に形成される可視像と、第2駆動源によって駆動される残りの像担持体にそれぞれ形成される可視像のひとつとが大きく色ずれするのを抑制することができる。さらに、制御位相は、最大振幅差の最大値が最小となる位相のうちで、最大振幅差の平均値が最小となる位相でもある。よって、一つの像担持体に形成される可視像と、残りの像担持体にそれぞれ形成される可視像との色ずれを最小限に抑えることができる。すなわち、先願では、一つの像担持体の表面移動速度変動の位相が最大振幅差の最大値が最小となる位相に設定されるだけであるので、一つの像担持体に形成される可視像と、残りの像担持体にそれぞれ形成される可視像のひとつとが大きく色ずれするのを抑制することができるだけであった。しかし、本発明では、最大振幅差の最大値が最小となる位相差のうち、最大振幅差の平均値が最小となる位相差にするので、一つの像担持体に形成される可視像と、残りの像担持体にそれぞれ形成される可視像のひとつとが大きく色ずれするのを抑制するのに加えて、一つの像担持体に形成される可視像と、残りの像担持体にそれぞれ形成される可視像との色ずれを最小限に抑えることができる。その結果、先願よりも、一つの像担持体に形成される可視像と、残りの像担持体にそれぞれ形成される可視像との色ずれを抑えることができる。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図のプリンタは、トナー像形成手段たるプロセスユニットとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)用の4つのプロセスユニット1Y,C,M,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。Yトナー像を生成するためのプロセスユニット1Yを例にすると、これは図2に示すように、感光体ユニット2Yと現像ユニット7Yとを有している。これら感光体ユニット2Y及び現像ユニット7Yは、図3に示すようにプロセスユニット1Yとして一体的にプリンタ本体に対して着脱される。但し、プリンタ本体から取り外した状態では、図4に示すように現像ユニット7Yを図示しない感光体ユニットに対して着脱することができる。
かかる構成により、K以外の3つの感光体は、1つのカラー感光体モータ190YMCによって回転駆動せしめられる。本実施形態では、感光体モータ190K、190YMCはDCブラシレスモータであるDCサーボモータを用いている。
図7(a)に示すように、K色の感光体1Kから延びる回転軸に設けられたオス型カップリング222Kをメス型カップリング221Kの円柱状の凹部に挿入して、オス型カップリング222Kのギヤとメス型カップリング221Kのギヤとを噛み合わすことで、K用の感光体モータ190Kの回転駆動力が感光体1Kに伝達される。同様に、図7(b)に示すように、感光体3Y,M,Cから延びる回転軸に設けられたオス型カップリング222Y,M,Cをそれぞれメス型カップリング221Y,M,Cの凹部に挿入して、ギヤを噛み合わすことで、カラー感光体モータ190YMCの回転駆動力が感光体3Y、3M、3Cに伝達される。
図8に示すように、装置本体の面板81には、プロセスユニット1の有無検出用の常閉マイクロスイッチ169が嵌りこんだ大径穴がある。このマイクロスイッチ169は、プリント基板82で支持されている。面板81の内面は内カバー84で覆われ、プリント基板82側の外面は外面カバー83で覆われている。
このため製品の製造時に、各感光体3の回転速度変動の位相を合わせて、色ずれが最小となるように調整しても、感光体を装置本体から着脱することで、回転速度変動の位相ずれによる色ずれが発生してしまう問題がある。
制御部150は、電源がオンして動作電圧が印加されると、入出力ポートの信号レベルを待機状態のものに設定し、内部のレジスタ、タイマなども待機状態に設定する(S1)。
図14は、位相調整の実行フローである。まず、制御部150は、上述した「タイミング補正処理」(S21)で主走査方向(レーザー光による走査方向)の位置ずれ、副走査方向(ベルト移動方向)の定常的な位置ずれ、主走査方向の倍率誤差、主走査方向からのスキューをそれぞれ補正する。次に、制御部150は、後述する「位相調整処理」を実行する(S22)。「位相調整処理」が終了したら、再度、「タイミング補正処理」を実行する(S23)。
先ず、制御部150は、副走査方向の定常的な位置ずれを抑制するための感光体モータの平均回転角速度の調整をOFFにして(S31)、各色の感光体3Y〜3Kを同じ回転速度で回転させる(S32)。次に、制御部150は、回転位置センサ191K、191YMCの信号がHIGHからLOW、または、LOWからHIGHに切り替わる回転基準位置を検知したタイミングでK用感光体モータ190K、カラー感光体モータ190YMCを停止させて、各感光体の回転を停止する(S33〜S34)。各感光体3Y〜3Kが停止したら、各色の感光体3Y〜3Kを同じ回転速度で回転させて、回転位置センサが回転基準位置を検知したタイミングに基づいてK、M色の速度変動検知用画像の潜像形成を開始する(S35〜S37)。次に、制御部150は、回転位置センサ191K、191YMCが回転基準位置を検知したタイミングでK用の速度変動検知用画像とM用の速度変動検知用画像の潜像形成を開始する(S37)。そして、中間転写ベルト41のベルト幅方向の一端部にK用の速度変動検知用画像PVkを形成し、他端部にM用の速度変動検知用画像PVmを形成する。この速度変動検知用画像は、K用の速度変動検知用画像を例にすると、図18に示すように、tk01、tk02、tk03、tk04、tk05、tk06・・・tk(n)という複数のKトナー像がベルト移動方向(副走査方向)に沿って所定ピッチで並ぶようにベルト上に転写される。速度変動検知用画像の副走査線方向の長さPaは、感光体の周長の整数倍に設定されている。
図19は、「速度検知用画像の計測」の実行フローである。先ず、制御部150は、K用の速度変動検知用画像の各トナー像tkを光学センサユニット136の第1光学センサ137で検知するとともに、ベルト幅方向の他端部に形成されたM用の速度変動検知用画像の各トナー像を光学センサユニット136の第2光学センサ138で検知する(S60)。具体的には、制御部150は、例えば、速度変動検知用画像の潜像形成を開始するタイミングなど、所定のタイミングで時刻計測を開始する。そして、制御部150は、光学センサ137、138の出力信号が変化したときの時刻を計測する。すなわち、制御部150は、光学センサ137、138の視野にトナー像の先端およびトナー像の後端が到来すると、光学センサの出力信号が変化するので、その変化を検知しているのである。言い換えれば、制御部150は、光学センサ137、138の視野にトナー像の先端が到来したか否か、トナー像の後端が到来したか否かを監視しているのである。よって、K用の速度変動検知用画像の検出データとしては、tk01−f、tk01−r、tk02−f、tk02−r・・・・tk(n)−f、tk(n)−rという速度変動検知用画像のトナー像の数n(整数)の2倍の検出データが得られる(図20(a)参照)。また、M用の速度変動検知用画像の検出データとしてtm01−f、tm01−r、tm02−f、tm02−r・・・・tm(n)−f、tm(n)−rの検出データを得る。
一方、検出データが所定数ある場合は、速度変動検知用画像の各トナー像の中央位置を演算する(S63)。K用の速度変動検知用画像を例に具体的に説明すると、トナー像の先端が到来したことを検知したときの検出データtk01−f、トナー像の後端が到来したことを検知したときの検出データtk01−rとの平均値を算出することで、トナー像の中央位置tk01−cを算出する。同様な処理を速度変動検知用画像のトナー像の数n(整数)分行って、tk01−c、tk02−c、tk03−c・・・tk(n)−cを求める(図20(b)参照)。また、同様な処理を行って、M色の速度変動検知用画像の各トナー像の中央位置tm01−c、tm02−c、tm03−c・・・tm(n)−cを求める。このときの検出データと検出位置(検出データのアドレス)との関係は、図21(a)に示すように、検出データのアドレスが増えるにつれて、検出データの値が増えるような傾いたデータが得られる。
一方、所定数の検出データが得られた場合は、「速度検知用画像の計測」にて、Y色感光体の速度変動データOY1、OY2、OY3・・・OY(n−1)およびC色感光体の速度変動データOC1、OC2、OC3・・・OC(n−1)を演算して、メモリに格納する。
また、制御部150は、回転位置センサ191K,191YMCが回転基準位置を検知したタイミングでK用感光体モータ190K、カラー感光体モータ190YMCをそれぞれ停止させる(SS53〜S54)。
図22は、「位相・振幅算出」の実行フローである。
本実施形態においては、各感光体3Y〜3Kの1回転変動成分の振幅と位相を直交検波処理で抽出する。
図23は、直交検波処理の基本構成部分を示すブロック図である。
まず、制御部150は、K用感光体の速度変動パターンの位相と振幅を直交検波処理にて抽出する(S71)。まず、メモリに格納したK色の速度変動データOK1、OK2、OK3・・・OK(n−1)を図23の入力信号120として用いる。発振器121は、検出したい周波数成分、ここでは、感光体3K一回転周期の周波数(ωo/2π)で、かつ、回転位置センサ191Kが回転基準位置を検知したタイミングに基づく位相で発振して、第1乗算器123aと90°位相シフト器122に出力する。感光体3Kの回転周期(2π/ωo)は、感光体3Kの回転基準位置の検出信号間隔を計測することで正確に求めることができる。第1乗算器123aは、入力信号120と発振器121から出力された発振周波数の信号とを乗算し、第2乗算器123bは、入力信号120と90°位相シフト器122から出力された信号とを乗算する。すなわち、乗算器123a,123bによって、入力信号120を感光体ドラムの同相成分(I成分)の信号と直交成分(Q成分)の信号に分離しており、第1乗算器123aからの出力がI成分であり、第2乗算器123bからの出力がQ成分である。
Xk=Ak・sin(θ+Bk)
Xm=Am・sin(θ+Bm)
Xc=Ac・sin(θ+Bc)
Xy=Ay・sin(θ+By)
まず、K用感光体3Kの速度変動Xkを以下のように当てはめる。
Xk=Ak・sin(θ+Bk+α)
0≦α<360
一方、最大振幅差の最大値の最小値Pmが、α=1のときの最大振幅差の最大値P1よりも大きくない場合(S89のNO)は、最大振幅差の最大値の最小値Pmが、最大振幅差の最大値P1よりも小さいか否かを判定する。最大振幅差の最大値の最小値Pmが、小さい場合(S89のYES)、αの値をひとつインクリメントして、S81以降のステップを繰り返す。
一方、最大振幅差の最大値の最小値Pmが、最大振幅差の最大値P1よりも小さくない、すなわち、Pm=P1のときは、メモリに格納された最大振幅差の平均値の最小値Smが、α=1°のときの最大振幅差の平均値S1以上か否かを判定する。最大振幅差の平均値の最小値Smが、最大振幅差の平均値S1以上の場合(S91のYES)、最大振幅差の最大値P1を、最大振幅差の最大値の最小値Pmとして、最小値Pmを更新するとともに、そのときの平均値S1を最大振幅差の平均値の最小値Smとして、最小値Sm更新する(S85〜S86)。一方、最大振幅差の平均値の最小値Smが、最大振幅差の平均値S1よりも小さい場合(S91のNO)、αの値をひとつインクリメントして、S81以降のステップを繰り返す。
また、上述では、K用感光体の速度変動の位相を0°〜359まで変化させているが、カラー用感光体Y、C,Mの速度変動の位相を0°〜359まで変化させて最適な位相を特定してもよい。
一方、本実施形態においては、最大振幅差の最大値が最小となる位相が複数ある場合は、平均値Sαが最小となる値をとる。図中太線(K1)の場合は、K−M間の最大振幅差Mpα1、K−C間の最大振幅差Cpα1の値は、約42であり、K−Y間の最大振幅差Ypα1の値が約18であり、平均値Sαが約34である。図中細線(K2)における平均値Sαが42であるので、本実施形態の感光体制御位相値の設定」処理においては、K色感光体の速度変動が図中太線(K1)となるように位相が調整される。図中太線(K1)に調整されることで、K色感光体の速度変動が図中細線(K2)となるように位相が調整された場合に比べて、K−Y間の色ずれを抑えることができる。よって、本実施形態のように、最大振幅差の最大値が最小となるK色の感光体の速度変動の位相が複数ある場合において、平均値が最小となる位相を制御位相として設定することで、色ずれが低減されることがわかる。
また、カラー画像形成開始前に、黒用感光体をカラー用感光体よりも早く回転させて、黒の回転基準位置の検知タイミングが、カラーの回転基準位置の検知タイミングの検知タイミングに対して制御位相にもとづいて算出した検知タイミング差となったら、黒用感光体とカラー用感光体とを等速で回転するように黒用感光体モータ190Kを制御する。そして、カラー画像を形成するようにしてもよい。
図30(a)(b)は、開閉検知手段の一例を示す図である。開閉検知手段は、スイッチユニット300と、プロセスユニット1または感光体駆動部200を着脱するときに開閉するカバー部材である開閉ドア350に設けられた押し当て棒350aと制御部150とで構成されている。
スイッチユニット300は、装置本体301に取り付けられたブラケット320にスイッチ310と、弾性部材330とが取り付けられている。スイッチ310は、ブラケット320に回転自在に取り付ける。スイッチ310のドア側側面には、ドア側に付勢されたボタン311と、このボタン311と当接するレバー312とを備えている。ボタン311がスイッチ内部にあるときは、スイッチがON状態となる。このボタン311がスイッチ310から突出している状態のときは、スイッチがOFF状態となる。レバー312は、このボタン311と当接して、ボタン311を容易にドアスイッチ内部へ移動させるために設けられている。このレバー312でボタン311を押すことで、ボタン311がスイッチ内部に移動し、スイッチがON状態となる。
弾性部材330は、ブラケット320の背面部322に取り付けられており、スイッチ310の装置本体側側面と当接している。
3Y,C,M,K:感光体(像担持体)
40:転写ユニット(転写手段)
41:中間転写ベルト(無端移動体)
20:光書込ユニット(可視像形成手段の一部)
Claims (15)
- 可視像を表面に担持して表面移動する3つ以上の像担持体と、
それら像担持体のうち、一つの像担持体を回転駆動させるための駆動力を発生する第1駆動源と、
残りの像担持体を回転駆動させるための駆動力を発生する第2駆動源と、
画像情報に基づいて、それぞれの像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、
それぞれの像担持体に担持された可視像を転写体の表面に重ね合わせて転写する転写手段と、
前記転写体の表面上の可視像を検知する像検知手段とを備える画像形成装置において、
予め定められた前記像担持体の表面移動方向に並んだ複数の速度変動検知用可視像かをそれぞれの像担持体に形成して前記転写体の表面に転写し、
前記像検知手段による各速度変動検知用可視像の検知時間間隔に基づいて各像担持体表面移動速度変動データを検出し、
検出した前記一つの像担持体の表面移動速度変動データの位相を変化させるか、前記残りの像担持体の表面移動速度変動データの位相を一緒に変化させるかして、各位相における前記一つの像担持体の表面移動速度変動データに対する前記残りの像担持体のそれぞれの表面移動速度変動データの最大振幅差を前記残りの像担持体毎にそれぞれ演算し、
演算した同じ位相における前記残りの像担持体の各最大振幅差間での最大値と、平均値とを求める処理を、すべての位相に対して行い、
求めた位相毎の最大値の中から、その最大値が最小となる位相を特定し、特定した位相が一つとなる場合は、その位相を制御位相に設定し、特定した位相が複数になる場合は、それらの位相の中で前記平均値が最小となる位相を制御位相に設定する制御位相設定処理を実施する制御位相設定手段と、
前記制御位相に基づいて前記第1駆動源および/または前記第2駆動源の駆動を制御することで、前記一つの像担持体と残りの像担持体との回転位置を変更する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
前記制御位相設定手段は、検出された各像担持体表面移動速度変動データに直交検波処理を施して、各像担持体表面移動速度変動の振幅と位相とを演算し、前記直交検波処理によって得られた各像担持体表面移動速度変動の振幅と位相とに基づいて前記最大振幅差を演算することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2の画像形成装置において、
前記一つの像担持体と、前記残りの像担持体の一つにそれぞれ固定され、前記像担持体の回転に伴って周回軌道上を移動する被検知部材と、前記周回軌道上の一部で前記被検知部材を検知する被検知部材検知手段とを備え、
制御位相設定手段は、前記被検知部材検知手段が前記被検知部材を検知したタイミングに基づいて、速度変動検知用画像の形成を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の画像形成装置において、
前記被検知部材検知手段の検知結果に基づいて、第1駆動源および第2駆動源を停止させてから、位相調整処理を実施することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4いずれかひとつの画像形成装置において、
前記1つの像担持体に形成される可視像の色が黒色であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5いずれかひとつの画像形成装置において、
予め定められた位置ズレ検知用可視像をそれぞれの像担持体に形成して前記転写体の表面に転写して、前記像検知手段による各位置ズレ検知用可視像の検知タイミングに基づいてそれぞれの像担持体上の可視像が前記転写体に転写されるタイミングを補正して、それぞれの可視像の位置ズレを低減するタイミング補正処理を実施する制御手段を備え、
前記制御位相設定手段は、前記タイミン補正処理実施後に、前記制御位相設定処理を実施することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至6いずれかひとつの画像形成装置において、
予め定められた位置ズレ検知用可視像をそれぞれの像担持体に形成して前記転写体の表面に転写して、前記像検知手段による各位置ズレ検知用可視像の検知タイミングに基づいてそれぞれの像担持体上の可視像が前記転写体に転写されるタイミングを補正して、それぞれの可視像の位置ズレを低減するタイミング補正処理を実施する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記制御位相設定処理に、前記タイミング補正処理を実施することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6または7の画像形成装置において、
前記駆動制御手段は、前記像検知手段による位置ズレ検知用画像内の各可視像の検知タイミングに基づいて前記第1駆動源の駆動速度と前記第2駆動源の駆動速度とをそれぞれ個別に決定し、前記第1駆動源及び第2駆動源をそれぞれ決定した駆動速度で駆動するように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8の画像形成装置において、
前記駆動制御手段は、前記制御位相設定処理実施時、前記第1駆動源の駆動速度と前記第2駆動源の駆動速度とを同じ速度で駆動するように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至9いずれかひとつの画像形成装置において、
前記像担持体、または前記第1駆動源の駆動力を前記一つの像担持体に伝達するための第1駆動伝達部材若しくは前記第2駆動源の駆動力を前記残りの像担持体に伝達するための第2駆動伝達部材が、装置本体から着脱されたことを検知する着脱検知手段を備え、
前記制御位相設定手段は、前記着脱検知手段が着脱を検知したときに、前記制御位相設定処理を実施することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項10の画像形成装置において、
前記着脱検知手段は、前記像担持体、または前記第1駆動伝達部材若しくは前記第2駆動伝達部材の交換を検知する交換検知手段であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項10または11の画像形成装置において、
前記着脱検知手段は、前記像担持体、または前記第1駆動伝達部材若しくは前記第2駆動伝達部材を装置本体から着脱するときに開閉されるカバー部材の開閉を検知する開閉検知手段であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至12いずれかひとつの画像形成装置において、
前記制御位相設定処理の実施をユーザーが指示することができる手動指示手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至13いずれかひとつの画像形成装置において、
前記像担持体と、帯電装置、現像装置、クリーニング装置のうち少なくとも一つとを一体的に装置本体から着脱可能に構成されたプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 可視像を表面に担持して表面移動する3つ以上の像担持体と、
それら像担持体のうち、一つの像担持体を回転駆動させるための駆動力を発生する第1駆動源と、
残りの像担持体を回転駆動させるための駆動力を発生する第2駆動源と、
画像情報に基づいて、それぞれの像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、
それぞれの像担持体に担持された可視像を転写体の表面に重ね合わせて転写する転写手段と、
前記転写体の表面上の可視像を検知する像検知手段とを備える画像形成装置における前記一つの像担持体と残りの像担持体との回転位置を調整する回転位置調整方法において、
予め定められた前記像担持体の表面移動方向に並んだ複数の速度変動検知用可視像かをそれぞれの像担持体に形成して前記転写体の表面に転写する工程と、
前記像検知手段による各速度変動検知用可視像の検知時間間隔に基づいて各像担持体表面移動速度変動データを検出する工程と、
検出した前記一つの像担持体の表面移動速度変動データの位相を変化させるか、前記残りの像担持体の表面移動速度変動データの位相を一緒に変化させるかして、各位相における前記一つの像担持体の表面移動速度変動データに対する前記残りの像担持体のそれぞれの表面移動速度変動データの最大振幅差を前記残りの像担持体毎にそれぞれ演算する工程と、
演算した同じ位相における前記残りの像担持体の各最大振幅差間での最大値と、平均値とを求める処理を、すべての位相に対して行う工程と、
求めた位相毎の最大値の中から、その最大値が最小となる位相を特定し、特定した位相が一つとなる場合は、その位相を制御位相に設定し、特定した位相が複数になる場合は、それらの位相の中で前記平均値が最小となる位相を制御位相に設定する工程と、
前記制御位相に基づいて前記第1駆動源および/または第2駆動源の駆動を制御することで、前記一つの像担持体と残りの像担持体との回転位置を調整する工程とを有することを特徴とする回転位置調整方法。
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