JP2003280321A - 像担持体カートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

像担持体カートリッジおよび画像形成装置

Info

Publication number
JP2003280321A
JP2003280321A JP2002077611A JP2002077611A JP2003280321A JP 2003280321 A JP2003280321 A JP 2003280321A JP 2002077611 A JP2002077611 A JP 2002077611A JP 2002077611 A JP2002077611 A JP 2002077611A JP 2003280321 A JP2003280321 A JP 2003280321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image carrier
cartridge
color misregistration
photoconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002077611A
Other languages
English (en)
Inventor
Yujiro Nomura
雄二郎 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002077611A priority Critical patent/JP2003280321A/ja
Priority to EP03006179A priority patent/EP1347344A3/en
Priority to US10/392,331 priority patent/US6944415B2/en
Priority to CN03120837.1A priority patent/CN1249533C/zh
Priority to CN03242312.8U priority patent/CN2697693Y/zh
Publication of JP2003280321A publication Critical patent/JP2003280321A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各像担持体を一体カートリッジ化し、現像手
段をそれに対して着脱可能にすると共に、色ズレ補正を
行う。 【解決手段】 像担持体の周囲に帯電手段42などを配
した画像形成ステーションを2つ以上設けて画像形成を
行うタンデム方式の画像形成装置において、装置本体に
対して着脱可能な像担持体カートリッジ40に複数の像
担持体41が相互に位置決めされて取り付けられ、各像
担持体に対して現像手段44が着脱可能に構成されてい
る。前記カートリッジには、位置決めされた書き込み手
段43と、転写手段30と、色ズレ情報の記憶手段を設
け、装置本体に設けられている補正手段により色ズレ補
正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体カートリ
ッジおよび画像形成装置に関し、特に、タンデム方式の
画像形成装置において、複数の感光体をカートリッジ化
して着脱交換可能にしてメンテナンス性の向上と、ラン
ニングコストの低減を図った像担持体カートリッジおよ
び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式のトナー像形成手
段は、外周面に感光層を有する像担持体としての感光体
と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段
と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を
選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この
露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナ
ーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段とを有
している。
【0003】また、カラー画像を形成するタンデム方式
の画像形成装置としては、上記のようなトナー像形成手
段を、中間転写ベルト(転写ベルトの一例)に対して、
複数個(例えば4個)配置し、これら単色トナー像形成
手段による感光体上のトナー像を順次中間転写ベルトに
転写して中間転写ベルト上で複数色(例えば、イエロ
ー、シアン、マゼンタ、ブラック(黒))のトナー像を
重ね合わせて中間転写ベルト上でカラー画像を得る中間
転写ベルト形式のものがある。
【0004】また、カラー画像を形成するタンデム方式
の画像形成装置としては、記録媒体保持ベルト(転写ベ
ルトの一例)に記録媒体(例えば用紙)を保持搬送し、
複数個の単色トナー像形成手段によるトナー像を順次記
録媒体に転写して記録媒体上で複数色のトナー像を重ね
合わせて記録媒体上にカラー画像を得る搬送ベルト形式
のものが知られている。
【0005】このようなタンデム方式の画像形成装置に
おいては、像担持体の位置決め誤差や感光ドラムの直径
誤差などに起因して、各色の印字位置が相対的にずれ
る、色ズレが発生することがある。色ズレが発生すると
カラー画像の品質が劣化するので、色ズレの防止策が講
じられている。前記防止策の一例として、例えば特開昭
63−271275号においては、転写ベルトに位置合
わせマークを画像形成装置により形成し、このマークを
検出センサで読み取って色ズレ誤差を補正している。
【0006】このように、特開昭63−271275号
に記載のものは、画像形成装置内で色ズレ誤差を検出し
ている。このため、色ズレが変化した場合でも、像担持
体等を交換するなどにより、色ズレの補正が可能になる
という利点がある。
【0007】さらに、特開平9−304994号のもの
は、複数の像担持体を一体的に支持するものであり、そ
の実施例では、現像手段も含めて一体化している。この
ため、本体装置内における像担持体の位置精度が向上
し、色ずれが軽減されて、メンテナンス性が向上する。
また、像担持体を誤挿入する恐れがなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭63−27
1275号に記載のものは、部材の精度を高めることな
く色ズレ補正が行える。しかしながら、位置合わせマー
ク検出のための検出センサが必要となり、コストが高く
なるという問題があった。また、位置合わせマーク形成
のためにトナーが消費されてしまう上に、位置合わせ作
業時には、画像形成が行えないので画像形成の作業効率
が低下するという問題があった。
【0009】特開平9−304994号に記載のもの
は、前記のように各像担持体の相対的位置精度を高めて
色ズレを防止している。しかしながら、近年の画像形成
装置の高解像度化、高画質化に伴い、色ズレに対する要
求精度は高まってきている。
【0010】このため、特開平9−304994号に記
載のように、一体化するだけでは像担持体の相対精度を
高めることは不十分になってきている。各像担持体を位
置決めする部材の精度を更に高めることにより、像担持
体の相対精度を高めることは可能であるが、部材のコス
トが極めて高くなるという問題があった。
【0011】さらに、タンデム方式の画像形成装置で
は、像担持体上の転写位置の精度に色合わせ精度が大き
く依存する。上記従来例の方式では、転写手段は本体に
取り付けられており、像担持体が交換された場合には、
トナー像が像担持体から転写部材(中間転写ベルト等)
に転写される転写位置がずれるために、色ずれが発生
し、画質が劣化するという問題があった。
【0012】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、タンデム方式の
像担持体カートリッジおよび画像形成装置において、複
数の像担持体を一体カートリッジ化し、個々の像担持体
に対する現像手段をそのカートリッジに対して着脱可能
にしてメンテナンス性の向上、ランニングコストの低減
を図ることにある。また、カートリッジに色ズレ情報を
記憶させ、装置本体に補正手段を設けて色ズレ補正を行
う共に、転写位置精度を向上させて色ズレを低減させる
ことある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の像担持体カートリッジは、複数の像担持体
の周囲に帯電手段、書き込み手段、現像手段、転写手段
を配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設
け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、
カラー画像形成を行うタンデム方式の画像形成装置に対
して着脱自在に構成され、前記複数の像担持体を一体的
に保持する像担持体カートリッジであって、各像担持体
の相対的位置を位置決めする位置決め部材と、前記複数
の像担持体各々に対応する位置それぞれに位置決めされ
ている書き込み手段と、前記複数の像担持体に接して取
り付けられた転写手段と、色ズレ情報が記憶される記憶
手段を有する電子モジュールと、前記電子モジュールと
画像形成装置本体との信号接続手段とを設けたことを特
徴とするものである。
【0014】また、本発明の像担持体カートリッジにお
いて、前記色ズレ情報は、次のようにして形成される。
(1)各像担持体の書き込み位置に基づいて形成され
る。(2)各像担持体上の転写位置に基づいて形成され
る。(3)各像担持体の位置決め部材の線膨張係数に基
づいて形成される。(4)像担持体カートリッジに設け
られた各像担持体の駆動伝達部材による像担持体の回転
誤差に基づいて形成される。
【0015】また、本発明の像担持体カートリッジにお
いて、前記複数の像担持体には、装置本体一個所で発生
する駆動力が像担持体カートリッジ内で各像担持体に分
岐して伝達されることを特徴とするものである。また、
前記像担持体の周囲には、残留現像剤を回収するクリー
ニング手段が配置されていないことを特徴とするもので
ある。
【0016】本発明の画像形成装置は、複数の像担持体
の周囲に帯電手段、書き込み手段、現像手段、転写手段
を配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設
け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、
カラー画像形成を行うタンデム方式の画像形成装置にお
いて、各像担持体の相対的位置を位置決めする位置決め
部材と、色ズレ情報が記憶される記憶手段を有する電子
モジュールと、前記複数の像担持体各々に対応する位置
それぞれに位置決めされている書き込み手段と、前記複
数の像担持体に接して取り付けられた転写手段と、前記
電子モジュールと画像形成装置本体との信号接続手段と
を設け、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成され
ると共に、前記複数の像担持体を一体的に保持する像担
持体カートリッジと、前記電子モジュールからの信号に
基づき色ズレ補正を行う補正手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0017】また、本発明の画像形成装置は、前記記憶
手段には、前記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
色ズレ情報が記憶されていることを特徴とするものであ
る。
【0018】本発明においては、以上のように複数の像
担持体を一体的に保持するカートリッジが着脱自在に構
成されているので、メンテナンス性が向上し、ランニン
グコストを低減することができる。また、カートリッジ
が像担持体の位置決め誤差などの色ズレ情報を保持して
いるので、画像形成時に、色ズレ補正を行うことがで
き、色ズレのない画像形成が可能となる。また、位置決
め部材の加工、組み立て精度を緩和することができる。
更に、記憶手段は、各カートリッジ固有の色ズレ情報を
記憶しているので、カートリッジが交換されたとして
も、色ズレのない画像形成が可能となる。
【0019】本発明においては、上記のように、装置本
体に対して着脱可能な像担持体カートリッジに対して、
複数の像担持体と書き込み手段が相互に位置決めされて
取り付けられ、かつ、転写手段がその複数の像担持体に
接して取り付けられている。そして、像担持体カートリ
ッジに取り付けられた各像担持体に対して、現像手段が
着脱可能に構成されているので、像担持体相互の相対位
置精度が向上し、また、転写位置精度が向上する。更
に、像担持体の位置ずれや平行度のずれ、及び、転写位
置ずれに起因した色ずれを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の像担持体カートリ
ッジおよび画像形成装置を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用する1例の画像形成装置につい
て、全体の概略構成を示す正面図である。図1に示すよ
うに、この画像形成装置は、駆動ローラ10と従動ロー
ラ20とテンションローラ21とでテンションを加えて
張架されて、図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動さ
れる中間転写ベルト30を備えている。
【0021】この中間転写ベルト30に対して所定間隔
で配置された4個の像担持体としての外周面に感光層を
有する感光体(感光ドラム)41K、41C、41M、
41Yが配置される。符号の後に付加されたK、C、
M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意
味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感
光体であることを示す。他の部材についても同様であ
る。感光体41K、41C、41M、41Yは中間転写
ベルト30の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)
へ回転駆動される。
【0022】各感光体41(K、C、M、Y)の周囲に
は、それぞれ感光体41(K、C、M、Y)の外周面を
一様に帯電させる帯電手段としてのスコロトロンからな
るコロナ帯電器42(K、C、M、Y)と、このコロナ
帯電器42(K、C、M、Y)により一様に帯電させら
れた外周面を露光ユニット43からの露光光で各色毎に
選択的に露光して静電潜像を形成する露光装置43
(K、C、M、Y)が設けられている。
【0023】この実施形態においては、露光装置として
単一の露光ユニットを用いるのではなく、各感光体41
(K、C、M、Y)に対応させて色毎に選択的に露光し
て静電潜像を形成するLEDアレイ等の露光装置43
(K、C、M、Y)を、コロナ帯電器42(K、C、
M、Y)と現像装置44(K、C、M、Y)の間に、感
光体カートリッジ40と一体に配置している。
【0024】したがって、この実施形態の感光体カート
リッジ40においては、フレーム70に、4個の感光体
41K、41C、41M、41Yと、それらに付属する
コロナ帯電器42(K、C、M、Y)と、露光装置43
(K、C、M、Y)と、クリーニング装置46(K、
C、M、Y)とが相対的に位置決めされて取り付けられ
ている。
【0025】また、駆動ローラ10と、従動ローラ20
と、テンションローラ21とが張架され、クリーニング
ブレード67でクリーニングされる中間転写ベルト30
が、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)により各感
光体41(K、C、M、Y)に接触するように、これら
の手段と共に感光体カートリッジ40のフレーム70に
取り付けられている。
【0026】また、この露光位置43(K、C、M、
Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与
して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、
M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現
像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト
30に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ4
5(K、C、M、Y)が設けられている。
【0027】更に、転写された後に感光体41(K、
C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するク
リーニング手段としてのクリーニング装置46(K、
C、M、Y)が設けられている。
【0028】現像装置44(K、C、M、Y)は、現像
剤として例えば非磁性一成分トナーを用いるもので、各
々現像カートリッジ47(K、C、M、Y)として構成
される。現像カートリッジ47(K、C、M、Y)の中
に蓄えられた前記一成分現像剤を、供給ローラ48
(K、C、M、Y)で現像ローラ49(K、C、M、
Y)へ搬送する。
【0029】現像ローラ49(K、C、M、Y)表面に
付着した現像剤の膜厚は規制ブレード50(K、C、
M、Y)で規制し、その現像ローラ49(K、C、M、
Y)を感光体41(K、C、M、Y)に接触あるいは押
圧させて感光体41(K、C、M、Y)の電位レベルに
応じて現像剤を付着させることにより、トナー像として
現像する。
【0030】このような4色の単色トナー像形成ステー
ションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、
Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベル
ト30上に順次一次転写され、中間転写ベルト30上で
順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二
次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転
写され、定着部である定着ローラ対61を通ることで記
録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によって、装
置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
【0031】なお、図1中、63は多数枚の記録媒体P
が積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセッ
ト63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップ
ローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記
録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、
66は中間転写ベルト30との間で二次転写部を形成す
る二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転
写後に中間転写ベルト30の表面に残留しているトナー
を除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレ
ードである。
【0032】ここで、中間転写ベルト30の循環方向最
上流側に黒の現像装置44Kが、最下流側にイエローの
現像装置44Yが配置されているのは、記録媒体P上に
転写されたとき最もカブリが目立つ色は黒であり、最も
目立たない色はイエローであることによる。
【0033】すなわち、反転現像等において、カブリは
現像装置で通常とは反対極性に帯電されたトナーにより
引き起こされるが、最もカブリが目立つ黒トナーは最初
に中間転写ベルト30上の最も下の層として転写され、
その中のカブリを起こすトナーは中間転写ベルト30に
鏡像力等で強固に付着し続けるため、二次転写部で記録
媒体P上に転写され難い。
【0034】これに対して、最も目立たないイエローの
カブリを起こすトナーは中間転写ベルト30上の最も上
の層として付着しており、容易に記録媒体P上に移る
が、余り目立たない。すなわち、上記のような配置をと
ることにより、最もカブリが目立つ色は黒トナーは記録
媒体P上に相対的に移り難くなり、最もカブリが目立た
ないイエロートナーは記録媒体P上に相対的に移りやす
くなる結果、全体としてはカブリは余り目立たなくなっ
ている。
【0035】また、現像剤として非磁性一成分トナー等
の一成分現像剤を用いるため、二成分現像剤のようなキ
ャリアを用いる必要がない分各現像装置44(K、C、
M、Y)の容積が小さくなり、小型の画像形成装置が構
成できる。
【0036】本発明においては、上記のような画像形成
装置において、図1、図2に示すように、4個の感光体
41K、41C、41M、41Yと、その周囲に配置さ
れたコロナ帯電器42(K、C、M、Y)と、露光装置
43(K、C、M、Y)と、クリーニング装置46
(K、C、M、Y)を感光体カートリッジ40に収納し
ている。
【0037】また、感光体カートリッジ40には、中間
転写ベルト30と、中間転写ベルト30を張架している
駆動ローラ10と、従動ローラ20と、テンションロー
ラ21と、中間転写ベルト30を各感光体41(K、
C、M、Y)に接触させている一次転写ローラ45
(K、C、M、Y)と、中間転写ベルト30をクリーニ
ングするクリーニングブレード67とを収納している。
【0038】このように構成された感光体カートリッジ
40は、装置本体から引き出して取り外し、また、装置
本体に装着して取り付け可能に構成している。この場合
に、各感光体41K、41C、41M、41Yに付属す
る現像装置44K、44C、44M、44Yは、感光体
カートリッジ40に対して着脱可能に構成されている。
【0039】図2は、現像装置44K、44C、44
M、44Yを取り外した状態での感光体カートリッジ4
0単体の斜視図である。また、図3はその感光体カート
リッジ40に現像装置44K、44C、44Mが装着さ
れ、現像装置が44Yを取り外すか装着する様子を示す
斜視図である。次に、図2、図3について説明する。
【0040】フレーム70は矩形の側板形状をしてお
り、その矩形のフレーム70の両側板間に4個の感光体
41K、41C、41M、41Yが相互に所定の間隔で
平行にそれぞれ軸71K、71C、71M、71Yで回
転可能に取り付けられている。各感光体41(K、C、
M、Y)の軸71(K、C、M、Y)の一端には、それ
ぞれ歯車72K、72C、72M、72Yが取り付けら
れている。各歯車72(K,C,M,Y)は、後記する
歯車列を介して動力が伝達され、各感光体41(K、
C、M、Y)を同一速度で同期して図1の矢印方向(時
計方向)へ回転可能に構成されている。
【0041】また、フレーム70の同じ両側板間には各
感光体41(K、C、M、Y)に属するコロナ帯電器4
2(K、C、M、Y)とクリーニング装置46(K、
C、M、Y)(図2では感光体41(K、C、M、Y)
とフレーム70に隠れて見えない。)が所定位置に取り
付けられている。
【0042】さらに、各コロナ帯電器42(K、C、
M、Y)のスコロトロンの放電ワイヤに高電圧を印加す
る電極75(K、C、M、Y)と、そのスコロトロンの
グリットに高電圧を印加する電極76(K、C、M、
Y)とがフレーム70の側板の一方側面に設けられてい
る。
【0043】また、感光体カートリッジ40に各現像装
置44(K、C、M、Y)が装着された状態で、各現像
装置44(K、C、M、Y)の現像ローラ49(K、
C、M、Y)へ現像バイアス電圧を印加する電極77
(K、C、M、Y)と、供給ローラ48(K、C、M、
Y)へ現像供給バイアス電圧を印加する電極78(K、
C、M、Y)とが、同様にフレーム70の側板の一方側
面に設けられている。
【0044】また、フレーム70の同じ両側板間には、
中間転写ベルト30を張架している駆動ローラ10と、
従動ローラ20と、テンションローラ21とが相互に所
定の間隔で平行に、それぞれ軸22、23、23で回転
可能に取り付けられている。
【0045】また、各感光体41(K、C、M、Y)に
属する一次転写ローラ45(K、C、M、Y)が所定位
置に取り付けられており(図2、図3では図示を省略し
ている)、各一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に
一次転写電圧を印加する電極80(K、C、M、Y)が
フレーム70の側板の同じ側面に設けられている。
【0046】また、その同じ側板上には、この感光体カ
ートリッジ40の製造情報、使用状態情報、色ずれ情報
等を記憶させた記憶手段としとしてのIC110も取り
付けられている。IC110は、電子モジュールとして
構成されている。120は、感光体カートリッジ40の
位置決めピンである。位置決めピン120は、図示を省
略しているが本体側において枠体の所定の位置に設けら
れている取り付け部材に固定される。
【0047】本発明においては、このように感光体カー
トリッジ40の位置決めピン120を設けている。この
ため、感光体カートリッジ40は本体に規定されている
所定位置(基準位置)に、位置決めピン120により位
置合わせされるので、感光体カートリッジ40のフレー
ム70内に収納されている各感光体41(K、C、M、
Y)の相対的位置の位置決めが、一義的になされる。
【0048】なお、IC110に記憶されている色ズレ
情報は、後述するように感光体(像担持体)の位置誤差
などにより発生する色ズレの情報である。製品出荷時
に、正常パターンとテストパターンとを対比すること、
などにより、当該製品に色ズレが発生しているかどうか
が判定できる。
【0049】このようにして判定された色ズレ情報を、
当該製品の固有値としてIC110に記憶させる。本発
明では、このように感光体カートリッジ40が色ズレ情
報を保持しているので、位置決め部材側で加工、組み立
て精度を高める必要がなく、位置決め部材の加工、組み
立て精度を緩和させることができる。
【0050】感光体カートリッジ40を装置本体に装着
した状態では、これら電極75(K、C、M、Y)、電
極76(K、C、M、Y)、電極77(K、C、M、
Y)、電極78(K、C、M、Y)、電極80(K、
C、M、Y)、及び、IC110は装置本体の電源回
路、制御回路に自動的に接続されるようになっている。
また、各感光体41(K、C、M、Y)の軸71(K、
C、M、Y)もアースを取るために、その状態でアース
に自動的に接続されるようになっている。
【0051】また、フレーム70の同じ両側板の内側上
部には、各感光体41(K、C、M、Y)に対応した一
定位置に現像装置44(K、C、M、Y)を受け入れる
ためのガイド溝73(K、C、M、Y)が配置され、ま
た、そのガイド溝73(K、C、M、Y)に沿って受け
入れられた各現像装置44(K、C、M、Y)を固定す
るために旋回可能に取り付けられた固定レバー74
(K、C、M、Y)が設けられている。
【0052】また、各現像装置44(K、C、M、Y)
の現像カートリッジ47(K、C、M、Y)の両側面に
は、各ガイド溝73(K、C、M、Y)の上部開放端か
らガイド溝73(K、C、M、Y)に挿入されるガイド
突起79(K、C、M、Y)が取り付けられている(図
3では、現像カートリッジ47Yの片側のガイド突起7
9Yのみしか見えない)。
【0053】各感光体41(K、C、M、Y)に対して
対応する現像装置44(K、C、M、Y)を取り付ける
には、ガイド突起79(K、C、M、Y)を対応するガ
イド溝73(K、C、M、Y)に上から挿入し、その後
固定レバー74(K、C、M、Y)を旋回させて固定さ
せればよい。各現像カートリッジ47(K、C、M、
Y)を交換等のために取り外すには、取り外す位置の固
定レバー74(K、C、M、Y)を逆に旋回させて外
し、その現像カートリッジ47(K、C、M、Y)をガ
イド溝73(K、C、M、Y)に沿って上へ抜き出せば
よい。図2の矢視X方向は、記録用紙の搬送方向、Zは
記録用紙の搬送方向と平面で直交する、感光体の軸71
(Y、M、C、K)と平行な方向、Yは記録用紙の搬送
方向と垂直方向で直交する方向である。これらのX、
Y、Z各方向の意義については、本発明において色ズレ
を補正する際の処理に関連して後述する。
【0054】この図3の実施形態においては、各感光体
41(K、C、M、Y)に対して、個々の現像装置44
(K、C、M、Y)を構成する現像カートリッジ47
(K、C、M、Y)を別々に着脱できるので、寿命に達
した現像装置44(K、C、M、Y)のみが交換可能と
なり、残りの現像装置44(K、C、M、Y)を無駄に
交換することがなくなり、したがって、ランニングコス
トを低減させることができる。
【0055】図4は、感光体カートリッジを装置本体か
ら引き出した状態を示す正面図である。図4を参照する
と、この実施形態においては、本体上部の露光ユニット
が省かれるので、図4中の二重矢印のように、感光体カ
ートリッジ40は略上方へ持ち上げることにより装置本
体から引き出し可能に構成されている。
【0056】このために、排紙トレイ68が装置本体に
一端で上方へ旋回可能に取り付けられ、排紙トレイ68
を装置本体上部から退避させることにより、感光体カー
トリッジ40を装置の外へ引き出し可能な開口が形成さ
れるようになっている。このようにして感光体カートリ
ッジ40を装置本体から引き出した状態では、感光体カ
ートリッジ40を装置から外すことができ、また、新し
い感光体カートリッジ40と交換可能に構成されてい
る。
【0057】このような構成では、露光装置43(K、
C、M、Y)、感光体41(K、C、M、Y)、中間転
写ベルト30及び一次転写ローラ45(K、C、M、
Y)を一体的な感光体カートリッジ40とすることによ
り、色ずれ要因のほとんどを製造段階で調整することが
可能となり、極めて色ずれの小さい、高画質な画像形成
装置を提供することができる。
【0058】このように、図1〜図4の実施形態におい
ては、感光体カートリッジ40のフレーム70には、4
個の感光体41K、41C、41M、41Yと、それら
に付属するコロナ帯電器42(K、C、M、Y)と、露
光装置43(K、C、M、Y)と、クリーニング装置4
6(K、C、M、Y)と、中間転写ベルト30と、中間
転写ベルト30を張架している駆動ローラ10と、従動
ローラ20と、テンションローラ21と、中間転写ベル
ト30を各感光体41(K、C、M、Y)に接触させて
いる一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、中間転
写ベルト30をクリーニングするクリーニングブレード
67とが相対的に位置決めされて取り付けられている。
【0059】このようにして、感光体カートリッジ40
を装置本体から引き出した状態では、感光体カートリッ
ジ40を装置から外すことができ、また、新しい感光体
カートリッジ40と交換することが可能である。
【0060】図5は、露光装置43(K、C、M、Y)
を感光体カートリッジ40のフレーム70に取り付ける
構成を示す部分拡大斜視図である。図5には、感光体カ
ートリッジ40の感光体41Yと41Mの一端部分のみ
を示している。
【0061】図5において、露光装置43(K、C、
M、Y)をそれぞれ対応する感光体41(K、C、M、
Y)の周囲に対して、正確に位置出しされた位置に平行
に取り付けるための手段が設けられている。この手段と
して、フレーム70の両側板内面から相互に対向するよ
うに取付用突起111(K、C、M、Y)が一体に設け
られており、その取付用突起111(K、C、M、Y)
各々に位置決めピンを嵌入する位置決め穴とねじ穴(何
れも図示を省略している)が設けられている。
【0062】そして、露光装置43(K、C、M、Y)
の長尺基板113(図6)両端に設けた位置決めピン1
15を、対向する取付用突起111(K、C、M、Y)
の位置決め穴に嵌入させると共に、長尺基板113(図
6)両端に設けたねじ挿入孔114を通して固定ねじ1
12(K、C、M、Y)を取付用突起111(K、C、
M、Y)のねじ穴にねじ込んで固定することにより、各
露光装置43’(K、C、M、Y)が所定位置に固定さ
れる。
【0063】図6には、各露光装置43(K、C、M、
Y)をLEDアレイ116からなるLEDラインヘッド
として構成する場合の斜視図を示す。上記のように、露
光装置43(K、C、M、Y)はフレーム70の両側板
間に伸びる長さの長尺基板113上に取り付けられて構
成されている。
【0064】感光体41(K、C、M、Y)上に、その
軸に平行なライン像を形成するLEDアレイ116が長
尺基板113に取り付けられており、各LEDは発光を
制御するドライバーIC117に接続されている。そし
て、長尺基板113両端には、取り付け位置を決める位
置決めピン115と、取り付け用のねじ挿入孔114と
が設けられている。
【0065】上記のようにして、LEDアレイ116
は、感光体カートリッジ40の各感光体41(K、C、
M、Y)に対して正確な位置に固定される。LEDアレ
イ116の前方には屈折率分布型ロッドレンズアレイ1
18が一体に固定されており、この屈折率分布型ロッド
レンズアレイ118の結像作用により、LEDアレイ1
16の発光点列が対応する感光体41(K、C、M、
Y)の感光面上に結像されるように構成されている。
【0066】次に、感光体カートリッジ40を装置本体
に装着した場合に、感光体カートリッジ40内に収納さ
れた感光体41K、41C、41M、41Y、及び中間
転写ベルト30を色ずれを起こさないように同期して回
転及び搬送させる機構について説明する。
【0067】図7はそのための1つの構成を示す正面図
である。前記のように、各感光体41(K、C、M、
Y)の軸71(K、C、M、Y)の一端にはそれぞれ同
一成形型で成形された歯車72K、72C、72M、7
2Yが取り付けられている。また、各歯車72K、72
C、72M、72Y間には、回転力伝達用の3つのアイ
ドル歯車81、82、83が介在されて、歯車列が構成
されている。
【0068】また、駆動ローラ10の一端には、軸22
の周りで回転する歯車97が取り付けられており、この
歯車97は感光体41Y回転用の歯車72Yと噛み合っ
ている。このように、歯車72K、81、72C、8
2、72M、83、72Y、97は、一連の歯車列を構
成している。
【0069】そして、この歯車列の1つの歯車、図の例
では歯車97に噛み合う駆動歯車91が装置本体側駆動
源90に配置されており、感光体カートリッジ40を装
置本体の所定位置に装着すると、駆動歯車91が歯車9
7に噛み合うように構成されている。
【0070】一方、各現像装置44(K、C、M、Y)
の現像ローラ49(K、C、M、Y)には、その軸の一
端に現像ローラ歯車84(K、C、M、Y)が、また、
供給ローラ48(K、C、M、Y)には、その軸の一端
に供給ローラ歯車85(K、C、M、Y)がそれぞれ固
定されている。
【0071】各現像ローラ歯車84(K、C、M、Y)
と、供給ローラ歯車85(K、C、M、Y)の間には、
アイドル歯車86(K、C、M、Y)が介在している。
前記現像ローラ歯車84(K、C、M、Y)は、各感光
体41(K、C、M、Y)の歯車72(K、C、M、
Y)と噛み合っている。
【0072】図7の例ではこのような構成としているの
で、各感光体41(K、C、M、Y)の回転に同期し
て、それに付属する現像装置44(K、C、M、Y)の
現像ローラ49(K、C、M、Y)と、供給ローラ48
(K、C、M、Y)も回転駆動される。
【0073】したがって、装置本体側において一個所の
駆動源90の駆動歯車91を回転させることで、中間転
写ベルト30と4個の感光体41(K、C、M、Y)と
それらに属する現像装置44(K、C、M、Y)の現像
ローラ49(K、C、M、Y)と供給ローラ48(K、
C、M、Y)を全て同期して回転駆動することができ
る。
【0074】ここで、駆動ローラ10による中間転写ベ
ルト30の搬送速度と、感光体41(K、C、M、Y)
の周速との間に1〜5%の速度差を与えるように、駆動
ローラ10の直径を設定することが望ましい。
【0075】このように感光体41(K、C、M、Y)
と中間転写ベルト30の間に速度差があると、トナー像
の1次転写の際にトナーが機械的に動かされるので転写
効率を上げることが可能となる。従来例のように、像担
持体(感光体)のみを交換した場合は、像担持体の形状
誤差により像担持体の周速が変動し、中間転写ベルトと
の速度差も変化してしまう。
【0076】速度差の変動は、速度差が小さすぎると転
写効率が低下し、また、大きすぎると画質が劣化すると
いう問題を引き起こす。したがって、本発明のように、
感光体カートリッジ40に感光体41(K、C、M、
Y)と中間転写ベルト30を一体化すると、感光体41
(K、C、M、Y)の形状に合わせて駆動ローラ10の
形状を選別する等して、感光体41(K、C、M、Y)
と中間転写ベルト30の速度差の変動を低減することが
でき、転写効率が良く、画質劣化のない画像形成装置を
提供することができる。
【0077】また、図7のような構成の場合、感光体カ
ートリッジ40着脱時に駆動力が伝達される歯車の噛み
合い点が一個所であるため、感光体カートリッジ40着
脱時の作業効率が向上する。また、感光体カートリッジ
40の位置決め基準をこの駆動力伝達歯車91とするこ
とで、噛み合い精度を向上させることが可能となり、色
ずれやバンディング(送り方向に直角な濃度等のムラ)
のない高画質な画像形成装置を提供することができる。
【0078】このような構成であるので、装置本体側に
おいて単一の駆動源90の駆動歯車91を回転させるこ
とで、駆動力が分岐して伝達され4個の感光体41
(K、C、M、Y)と、それらに付属する現像装置44
(K、C、M、Y)の現像ローラ49(K、C、M、
Y)および供給ローラ48(K、C、M、Y)を全て同
期して回転駆動することができる。なお、感光体41
K、41C、41M、41Y間の同期した回転力伝達機
構としては、図示のような歯車列に限定されず、ベルト
やチェーンを用いてもよいことは言うまでもない。
【0079】図8は、色ズレが発生する例を示す説明図
である(中間転写ベルト30の駆動系は図示を省略して
いる)。感光体41(K、C、M、Y)の軸71(K、
C、M、Y)は、感光体カートリッジ40のフレーム7
0に設けられている位置決め部材に支持される。この際
に、前記感光体40の直径の相違や軸の加工精度などの
要因で、感光体41(K、C、M、Y)は、記録媒体の
搬送方向X、または、X方向と垂直方向で直交するY方
向に、規定値に対して位置決め誤差が生じる場合があ
る。このような場合には、色ズレが発生することにな
る。
【0080】このように各像担持体の位置に基づき色ズ
レ情報を取得することができる。このため、後述するよ
うな補正手段を用いることにより、各像担持体の相対的
位置誤差に起因した色ズレを補正することができる。
【0081】また、感光体カートリッジ40の位置決め
ピン120の位置を基準として、各像担持体(感光体)
の位置がずれている場合にも、このピンの位置を基準と
した色ズレ情報を取得する。この場合には、各像担持体
の本体に対する位置情報を保持することができ、各色の
画像の絶対位置も補正することができる。画像の絶対位
置の補正については、図13〜図17で説明する。
【0082】図9は、感光体カートリッジ40のフレー
ム70に取り付けられている前記電子モジュール110
の構成例を示すブロック図である。図9において、11
0aは本機の製造番号や製造年月日などの固有の情報を
記憶するROM、110bは、前記色ズレ情報や感光体
の回転数などの情報を記憶するEEPROMである。
【0083】EEPROM110bは、電気的に消去可
能なプログラムROMであり、読み出し、書き込みが可
能である。110cは、前記ROM110a、EEPR
OM110bを制御する制御回路である。制御回路11
0cには、信号・電源供給線110dと、接地線(GN
D)110eの二本のケーブルが接続されている。
【0084】図10は、前記電子モジュール110に記
憶されている色ズレ情報に基づき、画像形成装置の色ズ
レ補正を行う制御部130の例を示すブロック図であ
る。図8において、制御部130にはコントローラ13
1が設けられている。コントローラ131は、CPU
(中央演算処理装置)131aと、画像データ用RAM
131bと、通信回路131cと、露光制御回路131
dとを有している。
【0085】電子モジュール110のEEPROM11
3に記憶されている色ズレ情報は、制御回路111を介
して信号線134により通信回路131cに送信され
る。通信回路131cで受信した色ズレ情報は、CPU
131aに伝達される。CPU131aは、色ズレ情報
の内容に応じて所定の信号で画像データ用RAM131
bに格納されている画像データを補正し、色ズレの補正
を行う。
【0086】露光制御回路131Ddは、信号線133
より書き込み手段132に信号を送信し、各書き込み手
段(Y、M、C、K)に対して所定の露光制御を行う。
この露光制御は、図1の例では、LEDラインヘッドを
用いた露光ユニット43を制御することに相当する。
【0087】制御部130は、ホストコンピュータ14
0に接続されており、ホストコンピュータ140からの
信号により制御プログラムを開始する。また、色ズレ補
正データなどをホストコンピュータ140に送信し、ホ
ストコンピュータ140が本機の色ズレ補正データを蓄
積することもできる。そして、ホストコンピュータ14
0側で、送信された色ズレ補正データに基づき色ズレ補
正の画像処理を行い、補正処理された印字データをコン
トローラに送信して印字を行う。このような処理を行う
ことにより、コントローラの構成を簡略化することがで
き、画像形成装置の低価格化を図ることが可能となる。
【0088】図11は、本発明の色ズレ補正の処理手順
を示すフローチャートである。図11において、制御部
130は処理プログラムを開始し(ステップS1)、次
に、ホストコンピュータ140からの印字指令を受信す
る(ステップS2)。続いて、ホストコンピュータ14
0から印字データを入力する(ステップS3)。
【0089】CPU131は、電子モジュール110か
ら色ズレ情報を読み出し(ステップS4)、画像データ
用RAMに記憶されている画像データに対して、色ズレ
情報に基づき補正を行う(ステップS5)。次に、画像
形成動作を行い(ステップS6)、処理プログラムを終
了する(ステップS7)。
【0090】図12は、電子モジュール110の信号を
コントローラ131に伝達する信号伝達手段の例を示す
説明図である。図12(a)は、信号伝達手段として感
光体カートリッジのフレーム70に電子モジュール11
0と電気的に接続されている接触電極110xを設けた
例である。本体側には、弾性金属片などにより接触電極
136を設けている。
【0091】接触電極136の接触部136aは、上方
に向けて湾曲させている。感光体カートリッジのフレー
ム70を矢視A方向に移動させ、接触電極110xと1
36とを接触させる。この際に、電子モジュール110
とコントローラ131とは電気的に接続されることにな
る。
【0092】図12(a)の構成は、比較的簡単に実現
できるが、感光体カートリッジが移動したときなどに、
両接触電極110xと136との接触が不安定になると
いう問題がある。図12(b)は、このような問題を解
決するためになされた改良例である。
【0093】図12(b)において、110yはフレー
ム70に設けた雌型のコネクタ、137は本体側に設け
た雄型のコネクタである。フレーム70を矢視A方向に
移動させ、雌雄のコネクタ110yと137とを係合す
ることにより、電子モジュール110とコントローラ1
31とは電気的に接続される。雄型のコネクタをフレー
ム70に、雌型のコネクタを本体側に設けても良い。
【0094】図12(b)の構成では、雌雄のコネクタ
110yと137とが係合されて機械的にも固定され
る。このため、フレームが移動した場合でも、電子モジ
ュール110とコントローラ131とは電気的な接続を
維持する点では、図12(a)の構成よりも優れている
が、この際に両接触電極による接触抵抗が変化して信号
伝達が不安定になる場合がある。
【0095】図12(c)は、図12(a)、図12
(b)の問題を解消する例を示している。 図12
(c)の例では、フレーム70に電子モジュール110
と電気的に接続されているアンテナ110zを設ける。
また、本体側にもアンテナ138を設けている。
【0096】このような構成とすることにより、フレー
ムを矢視A方向に移動した際に、アンテナ110zと1
38を介して、非接触で電子モジュール110とコント
ローラ131との間で信号の送受信を行うことができ
る。このため、フレーム70が動揺した場合でも安定し
た信号の送受信を行うことができる。
【0097】なお、電子モジュールと制御部との接続
に、図12(a)、または 図12(b)の構成を用い
る場合には、図10において、コントローラ131の通
信回路131cに代えて、信号線の接続部が設けられ
る。また、図12(c)の構成を用いる場合には、図1
0の信号線134は実際には省かれる。
【0098】表1は、本発明により色ズレ情報に基づき
補正を行う例を示したテーブルである。
【0099】
【表1】
【0100】次に、表1の各項目について、色ズレ情報
に基づいてどのような補正を行うのかを図13〜図17
により具体的に説明する。図13は、表1の項目(1)
に対応するものである。図13(a)には、感光体(像
担持体)41(Y、M、C、K)において、感光体41
Yに対するX方向の画像書き出し位置は、破線で示した
正規の位置からみてX方向にdaずれた位置41Y‘に
あるものとして書き出している例を示している。
【0101】このような場合には、色ズレモードはX方
向書き出し位置変動となる。この際には、図13(b)
に示すように記録媒体Pには、破線で示した正規の画像
位置150には画像が形成されず、X方向にGaずれた
151の位置に画像が形成されてしまう。
【0102】このような事態を解消するために、X方向
の画像書き出しタイミングを補正する。すなわち、X方
向への書き出し位置がずれている方向(正規の位置に対
して、ずれの方向は図面上で右側か左側か)と、ずれの
大きさの程度に応じて、X方向の画像書き出しタイミン
グを正規の場合よりも早めるか、または遅くするかを決
定する。また、X方向の画像書き出しタイミングの時間
を決定する。このような補正により、正規の画像位置
(絶対位置)150に画像を形成することができる。
【0103】図14は、表1の項目(2)に対応するも
のである。図14(a)には、感光体(像担持体)41
(Y、M、C、K)において、感光体41Yに対して
は、Z方向について破線で示した正規の書き出し位置L
cに対して、dcずれたLdとなった例を示している。
この例では、像担持体41YのZ方向に正規の位置から
deはみ出した位置に画像が形成されている。
【0104】このような場合には、図14(b)に示す
ように記録媒体Pには、正規の画像位置150に対して
上方にGbずれた152の位置に画像が形成される。こ
の際に生ずる色ズレモードは、Z方向画像書き出し位置
の変動となる。
【0105】図14の例の色ズレ補正は、Z方向の画像
位置の補正となる。すなわち、LEDアレイが発光する
画像位置をdcずらして、正規の画像位置Lcとなるよ
うにLEDアレイ発光画素をシフトさせて画像形成を行
う。
【0106】図15は、表1の項目(3)に対応するも
ので、画像の転写誤差に起因する色ズレの例である。図
15(a)には、感光体(像担持体)41(Y、M、
C、K)において、感光体41Yに対する画像転写は、
破線で示した正規の位置に対してde傾斜して、回転表
面は位置41Y“にあるものとして転写している例を示
している。
【0107】この場合には、図15(b)に示すよう
に、記録媒体Pには正規の画像150に対してGc傾斜
した画像153が形成される。すなわち、色ズレモード
は画像の傾斜となる。この際の画像の補正は、画像デー
タを並べ直して行うことになる。
【0108】図16は、表1の項目(4)に対応するも
ので、位置決め部材の線膨張係数に起因する色ズレの例
である。図16(a)には、感光体(像担持体)41
(Y、M、C、K)を保持するフレーム70の位置決め
部材が温度上昇により線膨張係数が増大し、結果的には
フレーム70が破線で示した正規の位置から実線で示し
た70‘の位置に変化した状態を示している(図では変
動位置を誇張して示している)。
【0109】この場合には、図16(b)に示すように
記録媒体Pには正規の画像150に対してGdずれた画
像154が形成されている。すなわち、正規の書き出し
タイミングよりも早いタイミングで書き出しがなされて
いる。この場合の色ズレモードは、機内温度変動時のX
方向書き出し位置変動となる。この例においては、画像
の補正は機内温度に応じて画像書き出しタイミングを補
正することになる。図16(b)の例では、正常な状態
よりも画像書き出しタイミングを遅くして色ズレを補正
する。このように、位置決め部材の線膨張係数がばらつ
いた場合や、材料が変更されて線膨張係数が変更された
場合でも色ズレ補正を行うことができる。
【0110】図17は、表1の項目(5)に対応するも
ので、像担持体歯車の偏心誤差と偏心方向に起因した色
ズレの例である。図17(a)において、フレーム70
には、感光体(像担持体)41(Y、M、C、K)の軸
71(Y、M、C、K)と、同一成形型で成形された歯
車72(Y、M、C、K)と、アイドル歯車81〜83
が配列されている。また、従動ローラ20の軸23と、
テンションローラの軸24が支持されている。
【0111】ここで、例えば歯車像担持体41の歯車7
2Yに偏心誤差があるために、軸71Yが正規の位置か
らdfずれて配列されているものとする。この場合は、
像担持体歯車の偏心誤差と偏心方向(図の例では、軸7
1Yは正規の位置から図示右方向にずれている)に起因
する色ズレ情報が取得される。
【0112】この際に、図17(b)に示すように、正
規の画像位置150に対してX方向にずれた画像155
が形成される。すなわち、色ズレモードは画像のX方向
位置の変動となる。また、色ズレの補正は、画像データ
の並べ直し、または画像書込みタイミングを補正する。
このように、本発明においては、像担持体カートリッジ
に設けられた像担持体の駆動伝達部材による、像担持体
の回転誤差に基づいて形成される色ズレ情報に基づい
て、色ズレの補正を行うことができる。
【0113】図19は、本発明の他の実施形態を示す斜
視図である。図2の構成と異なる部分についてのみ説明
する。図19の例では、感光体41Yの軸71Yと、感
光体カートリッジの位置決めピンとを併用した部材71
Y‘を設けている。このように、感光体の軸と位置決め
ピンとを併用した部材を用いているので、図2の構成と
比較して部品点数を削減し、製造コストを低減できると
いう利点がある。
【0114】また、感光体カートリッジの本体位置決め
部である位置決めピンは、基準色となる像担持体の軸
(この例では、前記カブリが最も目立たない色のイエロ
ーである感光体41Y)とすることができる。このよう
な構成においては、色ズレ情報は基準色の像担持体を基
準としたときの、他の像担持体の位置に基づく情報が得
られる。したがって、各像担持体の本体に対する位置情
報を保持することができ、各色の画像の絶対位置も補正
することが可能となる。さらに、基準色の像担持体の位
置に関する情報を保持する必要がないので、記憶手段の
記憶容量を小さくすることができる。
【0115】なお、露光装置にレーザ走査光学系を用い
たカートリッジにおいては、色ズレ情報はこの他に、い
ずれかの感光体(像担持体)41(Y、M、C、K)が
正規の位置からY方向にずれた位置にある場合にも得ら
れる。この場合には、Z方向画像幅の変動の色ズレモー
ドとなり、画像書き込みクロックの変調により色ズレを
補正する。
【0116】また、露光装置にレーザ走査光学系を用い
たカートリッジにおいては、いずれかの感光体(像担持
体)41(Y、M、C、K)が正規の直径値に対して直
径値が異なる場合、すなわち、像担持体の形状誤差に起
因した色ズレ情報を取得することもできる。この際に生
ずる色ズレモードは、Z方向画像幅の変動となり、画像
書き込みクロックの変調により色ズレを補正する。
【0117】ところで、像担持体上に潜像を形成し、ト
ナー現像し、転写媒体にトナー像を転写する電子写真方
式において、像担持体上の転写されない残留トナーを回
収するのに、図1のようなクリーニング装置を設けず
に、現像装置で回収するいわゆるクリーナレスと呼ばれ
る方式がある(例えば、特公平6−77166号)。こ
のようなクリーナレス方式を採用する場合には、図1の
クリーニング装置46(K、C、M、Y)は省かれ、図
18に示すような構成になる。図18の場合は、図示の
ように、クリーニング装置46(K、C、M、Y)がな
いことの他は図1の場合と同様の構成であり、その構成
と作用の説明は省略する。
【0118】また、この場合の感光体カートリッジ40
の構成も、図1、図2の場合と異なるのは、クリーニン
グ装置46(K、C、M、Y)が存在しないだけで、4
個の感光体41K、41C、41M、41Yとその周囲
に配置されたコロナ帯電器42(K、C、M、Y)と中
間転写ベルト30とが一体になって構成されている。
【0119】このように、クリーニング装置のない構成
を採用することにより、感光体カートリッジ40及び装
置本体を小型にすることができる。また、クリーニング
装置のブレード等により、感光体41(K、C、M、
Y)にかかる反力を小さくすることができる。このた
め、フレーム70の変形が小さくなって、フレーム70
が変形して感光体41(K、C、M、Y)位置がずれる
ことによって生じる色ずれを防止することができる。
【0120】なお、前記の実施形態において、感光体カ
ートリッジ40に感光体41(K、C、M、Y)、中間
転写ベルト30と共に一体に取り付ける書き込み手段と
しては、図5に例示したようなLEDラインヘッドによ
る書き込み手段に限定されず、本出願人が特願2001
−208076等において提案した有機ELアレイから
なる有機ELラインヘッドを用いるようにしてもよい。
また、液晶シャッターアレイからなる液晶ラインヘッド
を用いるようにしてもよい。あるいは、半導体レーザを
用いたレーザ走査光学系を用いることができる。
【0121】さらに、感光体カートリッジ40に感光体
41(K、C、M、Y)と共に一体に取り付ける書き込
み手段としては、光による書き込み手段に限定されず、
例えば本出願人が特願2000−298925、特願2
000−298927等において提案した電荷注入、電
荷除去等の電荷移動による書き込み手段を用いてもよ
い。
【0122】以上のように、本発明の像担持体カートリ
ッジおよび画像形成装置は、装置本体に対して着脱可能
な感光体カートリッジ40に対して複数の感光体41
(K、C、M、Y)と、転写手段としての中間転写ベル
ト30が相互に位置決めされて取り付けられており、そ
の感光体カートリッジ40に取り付けられた各感光体4
1(K、C、M、Y)に対して、現像装置44(K、
C、M、Y)が着脱可能に構成されているので、感光体
相互の相対位置精度が向上し、また、転写位置精度が向
上し、感光体の位置ずれやスキュー、及び、転写位置ず
れに起因した色ずれを防止することができる。
【0123】また、感光体を駆動する歯車(感光体歯
車)に起因した速度変動が低減されるような位相関係
で、感光体歯車を感光体に組み付けて一体カートリッジ
40を構成することが可能となる。さらに、感光体歯車
に起因した色ずれを大幅に低減させることができる(図
7等)。感光体を装置本体に個々に組み付ける場合は、
感光体が単独で回転してしまうため、このような感光体
歯車の位相調整はできない。
【0124】また、出荷時に特性の揃った感光体を選別
して感光体カートリッジ40を組み上げることが可能と
なり、各色の感光体特性のばらつきに起因した色の変化
を防止することができる。また、複数の感光体を同時に
交換できるため、メンテナンス性が向上する。さらに、
現像装置44(K、C、M、Y)を感光体カートリッジ
40に対して着脱可能に構成したため、現像装置44
(K、C、M、Y)と感光体カートリッジ40が独立に
交換可能になり、現像装置44(K、C、M、Y)が寿
命となり交換した場合でも、感光体41(K、C、M、
Y)を交換する必要がなく、ランニングコストを削減す
ることができる。
【0125】また、現像装置44(K、C、M、Y)が
寿命に達し交換しても、現像装置44(K、C、M、
Y)のみの交換となるため、感光体41(K、C、M、
Y)の位置や形状に依存する色合わせの作業の必要がな
く、作業効率の良い画像形成装置を提供することができ
る。
【0126】また、現像装置44(K、C、M、Y)の
交換は、感光体カートリッジ40を装置本体から取り出
した後、感光体カートリッジ40に対して着脱すればよ
いため、現像装置44(K、C、M、Y)の交換作業が
容易となり、メンテナンス性が向上する。
【0127】なお、複数の感光体41(K、C、M、
Y)と、中間転写ベルト30を1つの交換部品とし、現
像装置44(K、C、M、Y)も1つの交換部品47と
することも可能となり、メンテナンス性を大幅に向上さ
せることができる。
【0128】以上、本発明の像担持体カートリッジおよ
び画像形成装置を実施例に基づいて説明したが、本発明
はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0129】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の像担持体カートリッジおよび画像形成装置によると、
書き込み手段と転写手段をカートリッジに収納したもの
において、カートリッジが像担持体の位置決め誤差など
の色ズレ情報を保持しているので、画像形成時に、色ズ
レ補正を行うことができ、色ズレのない画像形成が可能
となる。また、位置決め部材の加工、組み立て精度を緩
和することができる。更に、記憶手段は、各カートリッ
ジ固有の色ズレ情報を記憶しているので、カートリッジ
が交換されたとしても、色ズレのない画像形成が可能と
なる。なお、像担持体上の転写位置誤差に基づく色ズレ
を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像形成装置の全体の概略構
成を示す正面図である。
【図2】現像装置を取り外した状態での感光体カートリ
ッジ単体の斜視図である。
【図3】感光体カートリッジ内に一部の現像カートリッ
ジが装着されており、他の現像カートリッジを装着する
状態を示す斜視図である。
【図4】図1の構成において、感光体カートリッジを装
置本体から引き出した状態を示す正面図である。
【図5】露光装置を感光体カートリッジのフレームに取
り付ける構成の一例を示す斜視図である。
【図6】露光装置をLEDアレイからなるLEDライン
ヘッドとして構成する場合の斜視図である。
【図7】感光体カートリッジ中の感光体を同期して回転
させる機構の1例の構成を示す正面図である。
【図8】色ズレが発生する例を示す説明図である。
【図9】電子モジュールを示すブロック図である。
【図10】制御部を示すブロック図である。
【図11】処理手順を示すフローチャートである。
【図12】電子モジュールと制御部との接続例を示す説
明図である。
【図13】色ズレの例を示す説明図である。
【図14】色ズレの例を示す説明図である。
【図15】色ズレの例を示す説明図である。
【図16】色ズレの例を示す説明図である。
【図17】色ズレの例を示す説明図である。
【図18】クリーナレス方式を採用したカラー画像形成
装置の実施例について、全体の概略構成を示す正面図で
ある。
【図19】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
P…記録媒体(用紙) 10…駆動ローラ 20…従動ローラ 21…テンションローラ 22…駆動ローラの軸 23…従動ローラの軸 24…テンションローラの軸 30…中間転写ベルト 40…感光体カートリッジ 41(K、C、M、Y)…感光体(感光ドラム) 42(K、C、M、Y)…コロナ帯電器 43(K、C、M、Y)…露光装置 44(K、C、M、Y)…現像装置 45(K、C、M、Y)…一次転写ローラ 46(K、C、M、Y)…クリーニング装置 47、47(K、C、M、Y)、47YMC…現像カー
トリッジ 48(K、C、M、Y)…供給ローラ 49(K、C、M、Y)…現像ローラ 50(K、C、M、Y)…規制ブレード 51(K、C、M、Y)…一次転写ローラの軸 60…回転軸 61…定着ローラ対 62…排紙ローラ対 63…給紙カセット 64…ピックアップローラ 65…ゲートローラ対 66…二次転写ローラ 67…クリーニングブレード 68…排紙トレイ 69…側板 70…フレーム 71(K、C、M、Y)…感光体の軸 72(K、C、M、Y)…歯車 73、73(K、C、M、Y)、73YMC…ガイド溝 74、74(K、C、M、Y)、74YMC…固定レバ
ー 75(K、C、M、Y)…放電ワイヤに高電圧を印加す
る電極 76(K、C、M、Y)…スコロトロンのグリットに高
電圧を印加する電極 77(K、C、M、Y)…現像ローラへ現像バイアス電
圧を印加する電極 78(K、C、M、Y)…供給ローラへ現像供給バイア
ス電圧を印加する電極 79、79(K、C、M、Y)、79YMC…ガイド突
起 80(K、C、M、Y)…一次転写ローラに一次転写電
圧を印加する電極 81、82、83…アイドル歯車 84(K、C、M、Y)…現像ローラ歯車 85(K、C、M、Y)…供給ローラ歯車 86(K、C、M、Y)…アイドル歯車 90…装置本体側駆動源 91…駆動歯車 97…駆動ローラ回転用歯車 110a…ROM 110b…EEPROM 110c…制御回路 110d…信号・電源供給線 110e…接地線 110x…接触電極 110y…雌型コネクタ 11oz…アンテナ 110…IC 111(K、C、M、Y)…取付用突起 112(K、C、M、Y)…固定ねじ 113…長尺基板 114…ねじ挿入孔 115…位置決めピン 116…LEDアレイ 117…ドライバーIC 118…屈折率分布型ロッドレンズアレイ 119…ドライバーIC 120…位置決めピン 130…制御部 131…コントローラ 131a…CPU 131b…画像データ用RAM 131c…通信回路 131d…露光制御回路 132…書き込み手段 133…信号線 134…信号線 140…ホストコンピュータ 150…正規の画像位置 151〜154…実際の画像位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA37 AC16 2H171 FA02 FA03 FA04 FA05 FA09 FA10 FA12 GA01 JA02 JA50 JA51 KA06 KA18 LA08 MA02 MA05 MA07 QA03 QA08 QA13 QA24 QA25 QB15 QB17 2H300 EA05 EA07 EA08 EB04 EB12 EB23 EC05 EC12 EF08 EH16 EH17 EL03 GG01 GG27 GG28 HH03 HH07 HH09 HH35 QQ10 QQ34 TT02 TT03 TT04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体の周囲に帯電手段、書き
    込み手段、現像手段、転写手段を配した画像形成ステー
    ションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステー
    ションを通過することにより、カラー画像形成を行うタ
    ンデム方式の画像形成装置に対して着脱自在に構成さ
    れ、前記複数の像担持体を一体的に保持する像担持体カ
    ートリッジであって、 各像担持体の相対的位置を位置決めする位置決め部材
    と、 前記複数の像担持体各々に対応する位置それぞれに位置
    決めされている書き込み手段と、 前記複数の像担持体に接して取り付けられた転写手段
    と、 色ズレ情報が記憶される記憶手段を有する電子モジュー
    ルと、 前記電子モジュールと画像形成装置本体との信号接続手
    段とを設けたことを特徴とする、像担持体カートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記色ズレ情報は、各像担持体の書き込
    み位置に基づいて形成されることを特徴とする、請求項
    1記載の像担持体カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記色ズレ情報は、各像担持体上の転写
    位置に基づいて形成されることを特徴とする、請求項1
    記載の像担持体カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記色ズレ情報は、各像担持体の位置決
    め部材の線膨張係数に基づいて形成されることを特徴と
    する、請求項1記載の像担持体カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記色ズレ情報は、像担持体カートリッ
    ジに設けられた各像担持体の駆動伝達部材による像担持
    体の回転誤差に基づいて形成されることを特徴とする、
    請求項1記載の像担持体カートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記複数の像担持体には、装置本体一個
    所で発生する駆動力が像担持体カートリッジ内で各像担
    持体に分岐して伝達されることを特徴とする、請求項1
    記載の像担持体カートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記像担持体の周囲には、残留現像剤を
    回収するクリーニング手段が配置されていないことを特
    徴とする、請求項1記載の像担持体カートリッジ。
  8. 【請求項8】 複数の像担持体の周囲に帯電手段、書き
    込み手段、現像手段、転写手段を配した画像形成ステー
    ションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステー
    ションを通過することにより、カラー画像形成を行うタ
    ンデム方式の画像形成装置において、 各像担持体の相対的位置を位置決めする位置決め部材
    と、前記複数の像担持体各々に対応する位置それぞれに
    位置決めされている書き込み手段と、前記複数の像担持
    体に接して取り付けられた転写手段と、色ズレ情報が記
    憶される記憶手段を有する電子モジュールと、前記電子
    モジュールと画像形成装置本体との信号接続手段とを設
    け、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されると
    共に、前記複数の像担持体を一体的に保持する像担持体
    カートリッジと、 前記電子モジュールからの信号に基づき色ズレ補正を行
    う補正手段とを備えたことを特徴とする、画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段には、請求項2ないし請求
    項5のいずれかに記載の色ズレ情報が記憶されているこ
    とを特徴とする、請求項8画像形成装置。
JP2002077611A 2002-03-20 2002-03-20 像担持体カートリッジおよび画像形成装置 Withdrawn JP2003280321A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002077611A JP2003280321A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 像担持体カートリッジおよび画像形成装置
EP03006179A EP1347344A3 (en) 2002-03-20 2003-03-19 Image carrier cartridge and image forming apparatus
US10/392,331 US6944415B2 (en) 2002-03-20 2003-03-20 Image carrier cartridge having multiple image carriers
CN03120837.1A CN1249533C (zh) 2002-03-20 2003-03-20 图像载体盒及图像形成装置
CN03242312.8U CN2697693Y (zh) 2002-03-20 2003-03-20 图像载体盒及图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002077611A JP2003280321A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 像担持体カートリッジおよび画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003280321A true JP2003280321A (ja) 2003-10-02

Family

ID=29228041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002077611A Withdrawn JP2003280321A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 像担持体カートリッジおよび画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003280321A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026486A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置、画像形成カートリッジ支持部材、及び画像形成ユニット
JP2009037052A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Canon Inc 画像形成装置
JP2011022608A (ja) * 2010-09-30 2011-02-03 Brother Industries Ltd 画像形成装置
US8014696B2 (en) 2005-12-27 2011-09-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device
JP2011209766A (ja) * 2011-07-29 2011-10-20 Brother Industries Ltd 画像形成装置、画像形成カートリッジ支持部材、及び画像形成ユニット
JP2012123424A (ja) * 2012-03-26 2012-06-28 Canon Inc 画像形成装置
JP2017182008A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ブラザー工業株式会社 トナーカートリッジ
JP2017227911A (ja) * 2016-03-31 2017-12-28 ブラザー工業株式会社 トナーカートリッジ
WO2019026345A1 (ja) * 2017-08-01 2019-02-07 ブラザー工業株式会社 ドラムユニットおよび画像形成装置
US10845754B2 (en) 2017-12-27 2020-11-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Drum cartridge and image forming apparatus

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8014696B2 (en) 2005-12-27 2011-09-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device
JP2008026486A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置、画像形成カートリッジ支持部材、及び画像形成ユニット
JP2009037052A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Canon Inc 画像形成装置
JP2011022608A (ja) * 2010-09-30 2011-02-03 Brother Industries Ltd 画像形成装置
JP2011209766A (ja) * 2011-07-29 2011-10-20 Brother Industries Ltd 画像形成装置、画像形成カートリッジ支持部材、及び画像形成ユニット
JP2012123424A (ja) * 2012-03-26 2012-06-28 Canon Inc 画像形成装置
EP3438759A4 (en) * 2016-03-31 2019-05-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha TONER CARTRIDGE
US11181852B2 (en) 2016-03-31 2021-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Toner cartridge attachable to image forming apparatus
JP2017227911A (ja) * 2016-03-31 2017-12-28 ブラザー工業株式会社 トナーカートリッジ
US10180640B2 (en) 2016-03-31 2019-01-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Toner cartridge attachable to image forming apparatus
US11635707B2 (en) 2016-03-31 2023-04-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Toner cartridge attachable to image forming apparatus
WO2017170511A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ブラザー工業株式会社 トナーカートリッジ
JP2017182008A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ブラザー工業株式会社 トナーカートリッジ
RU2696675C1 (ru) * 2016-03-31 2019-08-05 Бразер Когио Кабусики Кайся Тонер-картридж
EP3751351A1 (en) * 2016-03-31 2020-12-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Toner cartridge
US10705456B2 (en) 2016-03-31 2020-07-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Toner cartridge attachable to image forming apparatus
US10845755B2 (en) 2017-08-01 2020-11-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Drum unit having electrical contact surface positioned at outer surface of frame and image forming apparatus provided with the same
US10401789B2 (en) 2017-08-01 2019-09-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Drum unit having electrical contact surface positioned at outer surface of frame and image forming apparatus provided with the same
JP2019028345A (ja) * 2017-08-01 2019-02-21 ブラザー工業株式会社 ドラムユニットおよび画像形成装置
US11262695B2 (en) 2017-08-01 2022-03-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Drum unit having electrical contact surface positioned at outer surface of frame and image forming apparatus provided with the same
JP7047277B2 (ja) 2017-08-01 2022-04-05 ブラザー工業株式会社 ドラムユニットおよび画像形成装置
WO2019026345A1 (ja) * 2017-08-01 2019-02-07 ブラザー工業株式会社 ドラムユニットおよび画像形成装置
US11853002B2 (en) 2017-08-01 2023-12-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Drum unit having electrical contact surface positioned at outer surface of frame and image forming apparatus provided with the same
US10845754B2 (en) 2017-12-27 2020-11-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Drum cartridge and image forming apparatus
US11829099B2 (en) 2017-12-27 2023-11-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Drum cartridge and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6944415B2 (en) Image carrier cartridge having multiple image carriers
JP2003280313A (ja) 像担持体カートリッジおよび画像形成装置
JP4295575B2 (ja) 像担持体駆動装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2003015378A (ja) カラー画像形成装置
US6708011B2 (en) System for forming color images
JP3959601B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2003076106A (ja) カラー画像形成装置
JP2003280491A (ja) 像担持体カートリッジおよび画像形成装置
JP5299686B2 (ja) プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2003050531A (ja) 画像形成装置
US9436135B2 (en) Toner pattern density correction in an image forming apparatus
JP2009031718A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP4045398B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2003280321A (ja) 像担持体カートリッジおよび画像形成装置
JP2001305820A (ja) カラー画像形成装置およびカラー画像形成装置の色ずれ補正方法
JP4661950B2 (ja) 画像形成装置
JP2009063771A (ja) 画像形成装置および駆動制御方法。
JP2008250124A (ja) 画像形成装置および回転位置調整方法
JP2002182450A (ja) 画像形成装置
JP2009086401A (ja) 画像形成装置
US20150362881A1 (en) Apparatus and method for forming image
JP5811441B2 (ja) 画像形成装置及び転写ユニット
EP2911010B1 (en) Image forming apparatus
JP2004070305A (ja) 画像形成装置
JP2008040417A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050208

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070202