JP4725937B2 - 非硬質(nonrigid)の熱可塑性成型組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性ポリウレタンからなり、低収縮性を示す非硬質の易離型性(readily demouldable)の成型組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)は長い間公知である。熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、高レベルの機械的性質と熱可塑性ゆえにコストをかけずに加工し得る特性から生じる良く知られた利点の組み合わせを持っているために工業的に重要である。色々な化学合成成分を使用することにより、機械的性質の極めて広範囲のバリエーションを得ることができる。TPU、その性質と応用に関するレビューは、例えばKunststoffe68(1978)819及びKautshuk,Gummi,Kunststoffe35(1982),568に記載されている。
【0003】
TPUは、大部分がポリエステル−またはポリエーテルポリオールである直鎖ポリオールと有機ジイソシアネート及び短鎖ジオール(鎖延長剤)から合成される。生成反応を加速するために触媒を添加することもできる。生成品の性質を調節するために、合成成分のモル比を比較的広範囲で変えることができる。1:1から1:12の範囲の鎖延長剤に対するポリオールのモル比が有用であることが判明し、ショアA80からショアD75(DIN53 505による)の範囲内の硬さの製品が得られる。
【0004】
同じ方法で、80以下のショアA硬さのTPUを理論的に得ることができる。しかしながら、この場合の難点は、製品を固定し、固化することが困難なので製造時の取り扱いが困難であることである。
【0005】
このように低い硬さのTPUは、ゴム状の弾性挙動を示す。離型時の挙動及び射出成型品の寸法安定性のために、この材料は、しばしば収縮性が高過ぎて、射出成型業界での加工には不向きとされる。
【0006】
EP−A0 134 455では、特別なフタレート及びホスフェートからなる可塑剤を使用することにより60から80のショアAの硬さのTPUを得ることができることが開示されている。
【0007】
EP−A0 695 786では、無機充填剤を添加し、アルキルスルホン酸エステルまたはベンジルブチルフタレートからなる可塑剤と特別なポリエーテル/ポリエステル混合物をベースにした非硬質TPUが記述されている。
【0008】
この両者の方法の難点は、可塑剤を使用することであり、そのために、TPU材料の純度または加工TPUの表面品質が重要である多くの用途に、このTPUを使用することが不可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
それゆえ、本発明の目的は、非硬質で、易離型性であり、かつ低収縮性を示し、可塑剤を含まないTPU成型組成物を提供することである。
【0010】
本発明のTPUにより、この目的を達成することが可能になった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、DIN16 770(3部)で測定して2.5%以下の低収縮性及び65から85のショアA(DIN53505で測定して)の硬さの、熱可塑加工性で、易離型性のポリウレタン成型組成物であって、
A)5から54重量部の60のショアAから75のショアA硬さ(DIN53505で測定して)の熱可塑性ポリウレタンであって、
1)有機ジイソシアネート、
2)500と5000の間の数平均分子量のポリエステル−及び/またはポリエーテルポリオール及び
3)60と400の間の分子量の鎖延長ジオール
から得られる熱可塑性ポリウレタン及び
B)95から46重量部の76ショアAから90ショアA硬さ(DIN53505で測定して)の熱可塑性ポリウレタンであって、
1)有機ジイソシアネート、
2)500と5000の間の数平均分子量のポリエステル−及び/またはポリエーテルポリオール及び
3)60と400の間の分子量の鎖延長ジオール、及び
4)場合によっては、触媒、助剤、添加剤、連鎖停止剤及び離型剤から得られる熱可塑性ポリウレタンの混合物からなり、
ここで、B)が
a)一つ以上の直鎖の、ヒドロキシル末端のポリエステル−及び/またはポリエーテルポリオールを、有機ジイソシアネートの一部と2.0:1から5.0:1の比で高レベル(成分の良好な混合を行うのに充分な)のせん断エネルギーで連続混合し、
b)ステージa)で得られた混合物を反応器中、>120℃の温度でポリオールに対して>90%の転化率で連続反応させて、イソシアネート末端プレポリマーを生成させ、
c)ステージa)からc)全体で2.05:1から6.0:1のNCO:OH比を設定し、またステージa)からf)のすべての成分を考慮して0.9:1から1.1:1のNCO:OH比を設定して、ステージb)で得られたプレポリマーを有機ジイソシアネートの残りと混合し(好ましくは、残りの量は、ステージa)の有機ジイソシアネート量の少なくとも2.5%である)、
d)ステージc)で得られた混合物を<190℃の温度迄冷却し、
e)ステージd)で得られた混合物を一つ以上の鎖延長ジオールと最高5秒間強力に連続混合し、
f)ステージe)で得られた混合物を押し出し機中で連続反応させて、熱可塑性ポリウレタンを生成させる
ことからなる多段反応により連続的に得られるポリウレタン成型組成物に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】
好適な有機ジイソシアネート1)の例には、Justus Liebigs Annalen der Chemie,562,75から136頁に記載されているもの等の、脂肪族、脂環式、アリ−ル脂肪族(araliphatic)、ヘテロ環式及び芳香族ジイソシアネートが含まれる。
【0013】
詳細には、次の例が挙げられる。ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,4−シクヘキサンジイソシアネート、1−メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート及び1−メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート並びに対応する異性体混合物、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、2,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート及び2,2’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート並びに対応する異性体混合物等の脂環式ジイソシアネート、トルエン2,4−ジイソシアネート、トルエン2,4−ジイソシアネート及びトルエン2,6−ジイソシアネートの混合物、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート及び2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート及び4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物等の芳香族ジイソシアネート、ウレタン変成の液状4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートまたは2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジイソシアネトジフェニルエタン(1,2)及び1,5−ナフタレンジイソシアネートである。次が好ましい。1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−シクヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、96重量%以上の4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート含量のジフェニルメタンジイソシアネート異性体の混合物、特に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート及び1,5−ナフタレンジイソシアネートである。上述のジイソシアネートは、個別あるいは相互の混合物の形で使用され得る。それらは、また、15モル%迄(全ジイソシアネート基準で)のポリイソシアネートと一緒に使用され得る。しかしながら、ポリイソシアネートの最大添加量は、生成される生成物がなお熱可塑加工性であるようにするべきである。ポリイソシアネートの例には、トリフェニルメタン4,4’4”−トリイソシアネート及びポリフェニル−ポリメチレンポリイソシアネートが含まれる。
【0014】
500と5000の間の平均分子量Mnの直鎖のヒドロキシル末端ポリオールが成分2)として好ましい。製造方法により、これらの物質は、時に少量の直鎖でない化合物を含有する。それゆえ、このような物質は、しばしば「実質的に直鎖のポリオール」と呼ぶこともある。これらも、また好適である。好ましくは、ポリエステル−、ポリエーテル−あるいはポリカーボネートジオールまたはこれらの混合物が使用される。
【0015】
アルキレン基中に2から4個の炭素原子を含む一つ以上のアルキレンオキサイドと2個の活性水素原子を含有するスターター分子とを反応させることにより、好適なポリエーテルポリオール(ポリエーテルジオール)を得ることができる。アルキレンオキサイドの例には、エチレンオキサイド、1,2−プロピレンオキサイド、エピクロロヒドリン、1,2−ブチレンオキサイド及び2,3−ブチレンオキサイドが含まれる。好ましくは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド及び1,2−プロピレンオキサイド及びエチレンオキサイドの混合物が使用される。これらのアルキレンオキサイドは、個別に、連続して交互に、あるいは混合物として使用される。好適なスターター分子の例には、水、N−アルキル−ジエタノールアミン、例えばN−メチル−ジエタノールアミン等のアミノアルコール、及びエチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール及び1,6−ヘキサンジオール等のジオールが含まれる。場合によっては、スターター分子の混合物を使用することもできる。他の好適なポリエーテルオールは、ヒドロキシル基を含有するテトラヒドロフランの重合生成物である。また、3官能性ポリエーテルを2官能性ポリエーテルに対して0から30重量%の比率で使用することもできる。しかしながら、使用される3官能性ポリエーテルの最大量は、得られる生成物がなお熱可塑加工性であるようにしなければならない。実質的に直鎖のポリオールは、好ましくは500から5000の範囲の平均分子量Mnを有する。これらは、個別に、あるいは相互の混合物の形で使用される。
【0016】
好適なポリエステルポリオール(ポリエステルジオール)は、例えば2から12個の炭素原子、好ましくは4から6個の炭素原子からなるジカルボン酸と多価アルコールから得られる。好適なジカルボン酸の例には、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸及びセバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸、またはフタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸が含まれる。これらのジカルボン酸は、これらは、個別に、あるいはお互いの混合物として、例えば、コハク酸、グルタル酸及びアジピン酸の形で使用される。ポリエステルジオールを製造するのに、ジカルボン酸の代わりに、アルコール基に1から4個の炭素原子を含むジカルボン酸ジエステル、ジカルボン酸無水物またはジカルボン酸クロライド等の対応するジカルボン酸誘導体を使用することが有利である。多価アルコールの例には、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール及びジプロピレングリコール等の2から10個、好ましくは2から6個の炭素原子を含むグリコールが含まれる。所望の性質に依って、これらの多価アルコールは、それ自身あるいは相互の混合物で使用される。上記ジオールと炭酸のエステル、特に、場合によっては置換された、1,4−ブタンジオールまたは1,6−ヘキサンジオール等の4から6個の炭素原子を含むもの、ω−ヒドロキシカプロン酸等のω−ヒドロキシカルボン酸の縮合生成物、ω−カプロラクトン等のラクトンの重合生成物もまた好適である。好ましくは、エタンジオールポリアジペート、1,4−ブタンジオールポリアジペート、エタンジオール−1,4−ブタンジオールポリアジペート、1,6−ヘキサンジオール−ネオペンチルグリコールポリアジペート、1,6−ヘキサンジオール−1,4−ブタンジオールポリアジペート及びポリカプロラクトンがポリエステルジオールとして使用される。ポリエステルジオールは、500から5000の平均分子量Mnを有し、個別に、あるいは相互の混合物の形で使用される。
【0017】
使用される鎖延長剤3)は、ジオール、恐らくはジオールと60から400の分子量の少量のジアミンであり、好ましくは、エタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール及び特に、1,4−ブタンジオール等の2から14個の炭素原子を含む脂肪族ジオールである。しかしながら、使用されるジアミンの最大量は、得られる生成物がなお熱可塑加工性であるようにしなけらばならない。また、好適である鎖延長剤には、テレフタル酸と2から4個の炭素原子を含むグリコールとのジエステル、例えば、テレフタル酸−ビス−エチレングリコール、またはテレフタル酸−ビス−1,4−ブタンジオール、ハイドロキノンのヒドロキシアルキレンエーテル、例えば1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)−ハイドロキノン、エトキシル化ビスフェノール、例えば1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)−ビスフェノールA、イソホロンジアミン、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、N−メチルプロピレン−1,3−ジアミンまたはN,N’−ジメチルエチレンジアミン等の脂肪族あるいは脂環式ジアミン及び2,4−ジアミノトルエン、2,6−ジアミノトルエン、3,5−ジエチル−2,4−ジアミノトルエン、または3,5−ジエチル−2,4−ジアミノトルエン等の芳香族ジアミン、または1級モノ−、ジ−、トリ−、あるいはテトラアルキル置換4,4−ジアミノジフェニルメタンなどの芳香族ジアミンが含まれる。好ましくは、エタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)−ハイドロキノンまたは1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)−ビスフェノールAが鎖延長剤として使用される。上述の鎖延長剤の混合物を使用することもできる。更には、少量のトリオールを添加することもできる。
しかしながら、使用されるトリオールの最大量は、得られる生成物がなお熱可塑加工性であるようなものでなければならない。
【0018】
常用の単官能性化合物を例えば、連鎖停止剤または離型剤として少量添加することもできる。これらの例には、オクタノール及びステアリルアルコール等のアルコールまたはブチルアミン及びステアリルアミン等のアミンが含まれる。
【0019】
TPUは、場合によっては触媒、助剤及び/または添加剤の存在下で上述の合成成分から得られる。NCOに対して反応性の基の合計、特に低分子量のジオール/トリオール及びポリオールのOH基に対するNCO基の当量の比が0.9:1.0から1.1:1.0、好ましくは0.95:1.0から1.10:1.0となるような量で、合成成分は反応される。
【0020】
好適な触媒には、トリエチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモルホリン、N,N’−ジメチルピペラジン、2−(ジメチルアミノ−エトキシ)エタノール、ジアザビシクロ[2.2.2]−オクタン等の、従来技術で公知である常用の3級アミン、並びに特に、チタン酸のエステル、鉄化合物、スズジアセテート、スズジオクトエート、スズジラウレートまたはジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジラウレート等の脂肪族カルボン酸のスズジアルキル塩等のスズ化合物等の金属の有機化合物が含まれる。好ましい触媒は、金属の有機化合物、特にチタン酸のエステル、鉄化合物及びスズ化合物である。
【0021】
好適な助剤の例には、脂肪酸のエステル、それらの金属セッケン、脂肪酸アミド、脂肪酸エステルアミド及びシリコーン化合物等の内部潤滑剤、抗固化(anti−seizing)剤、禁止剤、加水分解、光、熱及び変色に対する安定化剤、難燃剤、着色剤、顔料、無機及び/または有機充填剤及び補強剤である。特に、補強剤には、例えば、従来技術により製造され、またサイジングにより被覆された無機繊維等の繊維補強剤が含まれる。上述の助剤及び添加剤の更なる詳細は、専門家の文献、例えばJ.H.Saunders及びそれぞれK.C.Frischの「High Polymers,XVI巻,Polyurethanes,1及び2部,Interscience Publishers1962及び1964のモノグラフ、及びR.Gacher及びH.Mullerの合成物添加剤の教科書(Hanser Verlag Munich1990)またはDE−A29 01 774に記載されている。
【0022】
TPUに含有され得る他の添加剤には、熱可塑性プラスチック、例えばポリカーボネート及びアクリロニトリル/ブタジエン/スチレンターポリマー、特にABSが含まれる。ゴム、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、スチレン/ブタジエンコポリマー、及び他のTPU等の他のエラストマーも含有され得る。加工に好適な他の材料には、ホスフェート、フタレート、アジペート、セバケート及びアルキルスルホン酸エステル等の市販の可塑剤が含まれる。
【0023】
60から75、好ましくは65から70のショアA硬さを得るように、鎖延長剤に対するポリオールのモル比を調節することによりTPUA)(「非硬質成分」)が得られる。
【0024】
TPUA)は、バッチあるいは連続で製造される。それゆえ、最も良く知られた工業的な製造方法は、ベルトプロセス(GB−A1 057 018)及び押し出し機プロセス(DE−A1964 834、DE−A2 059 570及びUS−A5 795 948)である。
【0025】
同様に、76から90、好ましくは82から88のショアA硬さを得るように、鎖延長剤に対するポリオールのモル比を調節することによりTPUB)(「硬質成分」)が得られる。
【0026】
TPUB)は、次のように多段プロセスで(EP−A0 816 407と類似で)連続的に製造される。
【0027】
ステージb)においてプレポリマーを生成させるための反応成分の量は、ジイソシアネート1)及びポリオール2)の部分1のNCO/OH比が2.0:1から5.0:1、好ましくは2.05:1から3.0:1になるように選ばれる。成分は、高レベルのせん断エネルギーを提供する加工ユニット中で連続的に混合される。例えば、ミキサーヘッド、好ましくは高速歯型ローラーミキサー、スタチックミキサーまたはジェットミキサーを使用することができる。ステージb)におけるプレポリマー反応は、反応器中で、例えば管中で連続的に行われる。好ましくは、スタチックミキサーを含む管、または4:1より大きい長さ/直径比の攪拌管(管混合器)が使用される。
【0028】
一つの特に好ましい実施の形態として、ステージa)及びb)は、スタチックミキサーをはめたジェット/管装置で、あるいは管混合器で行われる。
【0029】
本発明によれば、ステージb)におけるプレポリマー反応は、ポリオールに対して実質的に完結した転化、すなわち90モル%以上迄の転化を得るように行われるべきである。反応温度は、120℃以上、好ましくは140°と220℃の間である。
【0030】
ステージc)では、ジイソシアネート1)の部分2が迅速に混合される。好ましくは、管中の一つ以上のスタチックミキサーがこの目的に使用される。しかしながら、ジェットミキサー、ミキサーヘッド、または押し出し機の混合要素を使用することもできる。
【0031】
ステージc)で得られた混合物は、ステージd)で190℃以下、好ましくは170℃以下の温度迄冷却される。必要ならば冷却された管、またはフィーダー要素をつけた押し出し機の冷却部がこの目的に好適である。好ましくは、冷却は、外部冷却二軸押し出し機中で行われる。
【0032】
ステージe)では、鎖延長剤3)が冷却されたプレポリマー混合物と5秒以内に混合される。高レベルのせん断エネルギーで運転されるミキサーユニットも、このステージに好ましい。これの例には、ミキサーヘッド、ミキサージェットまたは小容積の高速ウオーム押し出し機が含まれる。インテンシブ混合は、好ましくは押し出し機の混合要素により行われる。
【0033】
ステージf)では、反応混合物は、押し出し機中、例えば二軸押し出し機中で連続的に反応され、熱可塑性ポリウレタンを生成する。反応温度は、140℃から250℃である。この手順の過程において、押し出し機のハウジングは加熱されるか、あるいは第2のバリエーションとしては、加熱あるいは冷却されず、単純に周囲に放熱するだけとする。このタイプの温度制御は、「準断熱的」と名付けられている。
【0034】
TPUA)(非硬質)及びB)(硬質)は、市販の顆粒ミキサーで混合され、本発明の成型組成物を生成する。しかしながら、TPUA)及びB)を常用の熱可塑性の手順により融解物として、例えば押し出しにより混合し、実際の後段の加工ステージの前に均一な顆粒状材料に変えることも可能である。
【0035】
本発明の成型組成物は、極めて柔軟(65から85のショアA)であり、良好な機械的性質を示す。射出成型により加工する場合、この組成物は易離型性である。これから作られる射出成型品は、低収縮性により良好な寸法安定性を示す。
【0036】
本発明の成型組成物は、非硬質で、可撓性の射出成型品、例えば靴底、ハンドルカバー、調節ベロー(expanding bellow)及びダストキャップの製造に、また平らなシート、フィルム及び片等の押し出し品の製造に使用される。この成型組成物は、また、多成分射出成型及びまたは共押し出しにより他の熱可塑性プラスチックと組み合わせて加工することもできる。
【0037】
本発明は、次の実施例を参照しながら更に詳細に説明される。
【0038】
【実施例】
プロセス1:スタチックミキサー/ZSK多段プロセス
150ppm(ポリエステルに対して)のスズジオクトエートを触媒として溶解したポリエステルを150℃に加熱し、スタチックミキサー(ザルツアー(Sulzer)製)中に連続的に計量注入した。部分1(2.45モル)の4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(60℃)を同時にスタチックミキサーにポンプで注入した。スタチックミキサー中で99%のプレポリマーへの転化(ポリエステルに対して)が約30秒で起こった。第2のスタチックミキサー(ザルツアー製)によって、部分2(1.09モル)の4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートをプレポリマーと5秒間にわたって混合した。反応混合物をZSK83(ウエルナー&ファイデラー(Werner&Pfeiderer)製)のハウジング1に計量注入し、次のハウジング中で約140℃迄冷却した。0.4重量%(TPUに対して)のビス−エチレン−ステアリルアミドをハウジング1に添加した。1,4−ブタンジオールをハウジング5に添加し、ハウジング6の下に位置するインテンシブ混合作用を持つ短い混合要素によってプレポリマー−MDI混合物と混合した。
【0039】
次に、押し出し機の最終部分において反応成分を反応させて、TPUを生成させた。反応温度は、150から220℃の範囲であった。ウオームの回転速度は、300rpmであった。
【0040】
押し出し機の末端で、熱い溶融物をストランドとして取り出し、水中で冷却し、顆粒とした。
プロセス2:スタチックミキサー一段プロセス
ポリエステルをブタンジオールと共に容器に入れ、約200℃に加熱し、180℃に加熱した4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと一緒に、スタチックミキサー(ザルツアー製)に混合物を添加した。250ppm(ポリエステルに対して)のスズジオクトエートをポリエステルに触媒として溶解した。滞留時間が約1秒であるスタチックミキサーの下流で、生成物流をウェルディング(Welding)押し出し機(温度約200℃)の第1のハウジングに供給した。それに、0.8重量%(TPUに対して)のビス−エチレンステアリルアミドを同時に添加した。ウオームの回転速度は、110rpmであった。押し出し機の末端で、水中顆粒化装置(ガラ(Gala)製)によりポリマー溶融物を顆粒とした。
プロセス3:ミキサーヘッド/ベルト一段プロセス
150ppm(ポリエステルに対して)のスズジオクトエートを触媒として溶解したポリエステルを150℃に加熱し、ブタンジオール及び4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(60℃)とミキサーヘッド中で連続的に混合した。得られた反応混合物をコンベヤーベルト上に直接堆積させ、約3分で140℃に加熱されたゾーンを通過させた。コンベヤーベルトの末端で固化した溶融物をZSK83(温度:140から200℃)に引き入れた。0.4重量%(TPUに対して)のビス−エチレンステアリルアミドを押し出し機の中間部に添加した。ウオームの回転速度は、300rpmであった。押し出し機の末端で、熱い溶融物をストランドとして取り出し、水中で冷却し、顆粒とした。
プロセス4:ZSK二段プロセス
150ppm(ポリエステルに対して)のスズジオクトエートを触媒として溶解したポリオールを140℃に加熱し、ZSK83(ウエルナー&ファイデラー製)の第1のハウジングに連続的に添加した。4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの全量(60℃)を同じハウジングに添加した。1,4−ブタンジオールをハウジング7に連続的に添加した。ZSKの13のハウジングを140℃から240℃迄漸次加熱した。ウオームの回転速度は、300rpmであった。ZSK中の反応成分の滞留時間が約1分となるように添加速度を調節した。押し出し機の末端で、熱い溶融物をストランドとして取り出し、水中で冷却し、顆粒とした。
プロセス5:攪拌器ヘッド/キャストスラブ一段プロセス
20ppm(ポリエステルに対して)のチタニルアセチルアセトネートを触媒として溶解したポリエステルを180℃に加熱し、反応器中、攪拌器(2000rpm)によりブタンジオールと4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(60℃)と混合した。1分後得られた生成物をキャストして、スラブを形成し、140℃で30分間アニールした。アニールし、冷却されたスラブを切断し、顆粒とした。
【0041】
TPU顆粒を表1のデータにより混合し、加工して、射出成型品を成形した。
射出成型品の製造
マンネスマン(Mannesman)製のD60射出成型機(ウオーム32)中でTPU顆粒を融解(材料温度約225℃)し、成形して、棒(成形温度:40℃;棒のサイズ:80×10×4mm)またはスラブ(成形温度:40℃;125×50×2mm)とした。
試験測定
DIN53 505により硬さを測定し、DIN53 504により100%モジュラスを測定した。射出成型加工性を評価するのに重要である収縮性を、同様にDIN16 770(3部)で測定した。射出成型品のアニーリング(80℃/15時間)後の相対の長さ方向の収縮を、成形長さのパーセンテージとして表2に示した。
【0042】
【表1】
Figure 0004725937
【0043】
【表2】
Figure 0004725937
【0044】
試験結果から、本発明及び90/10から50/50の硬質/非硬質比のTPU Bを含む混合物により、射出成型の使用に必要とされる低収縮性(<2.5%)を示す非硬質TPUを得ることができるのが判る。
【0045】
<50/50の比の混合物は、収縮性がかなり増加(比較例4及び5)し、これは射出成型業界ではもはや受け入れられない。
【0046】
同じ硬さであるが、本発明によらないTPU(比較例6及び7)を含む混合物は、同様に収縮の増加の結果をもたらした。また、75±2のショアA硬さを有するが、(硬質/非硬質)混合物(比較例8)でないTPUも収縮が増加した。
【0047】
本発明の特徴及び実施の態様は、次の通りである。
【0048】
1. DIN53 505で測定して、65から85ショアAの硬さ、及びDIN16 770(3部)で測定して、2.5%以下の低収縮性を有する熱可塑加工性成型組成物であって、
A)有機ジイソシアネート、500と5000の間の数平均分子量を有する実質的に直鎖のポリエステル−及び/またはポリエーテルポリオール及び60と400の間の分子量を有する鎖延長ジオールから製造される5から54重量部の第1の熱可塑性ポリウレタンであって、上記第1の熱可塑性ポリウレタンが60から75のショアA硬さを有し、
B)連続プロセスにより製造される95から46重量部の第2の熱可塑性ポリウレタンであって、
a)有機ジイソシアネートを、500と5000の間の数平均分子量を有し、ポリエステル−及び/またはポリエーテルポリオールからなる群から選ばれる、少なくとも一つ以上の実質的に直鎖のポリオールと2.0:1から5.0:1の比で高せん断下で混合して、第1の混合物を生成させ、
b)上記第1の混合物の成分を反応器中、120℃以上の温度でポリオールに対して90%以上の転化率迄反応し得るようにして、イソシアネート末端プレポリマーを生成させ、
c)上記プレポリマーを追加の有機ジイソシアネートと混合して、2.05:1から6.0:1のNCO:OH比に達しせしめて、第2の混合物を生成させ、
d)上記第2の混合物を190℃以下の温度迄冷却し、
e)上記第2の混合物を少なくとも一つ以上の60から400の分子量を有する鎖延長ジオールと最高5秒間連続混合して、第3の混合物を得、
f)上記第3の混合物の成分を押し出し機中で連続的に反応できるようにさせて、熱可塑性ポリウレタンを生成させる
ことからなる熱可塑性ポリウレタンのブレンドからなる熱可塑加工性成型組成物であって、
上記第2の熱可塑性ポリウレタンが0.9:1から1.1:1のNCO:OH比及び76から90のショアA硬さを有することを特徴とし、
上記組成物が易離型性であり、可塑剤の存在なしで低成型収縮性を示すことを特徴とする熱可塑加工性成型組成物。
【0049】
2.有機ジイソシアネートが、双方の起源、及び相互に独立に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート及び4,4’−ジシクロヘキシルジイソシアネート
からなる群から選ばれる少なくとも一つの一員である上記1に記載の組成物。
【0050】
3.鎖延長剤が、双方の起源、及び相互に独立に、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、エチレングリコール及び1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)−ハイドロキノンからなる群から選ばれる少なくとも一つの一員である上記1に記載の組成物。

Claims (1)

  1. DIN53 505で測定して、65から85ショアAの硬さ、及びDIN16 770(3部)で測定して、2.5%以下の低収縮性を有する熱可塑加工性成型組成物であって、
    A)有機ジイソシアネート、500と5000の間の数平均分子量を有する実質的に直鎖のポリエステル−及び/またはポリエーテルポリオール及び60と400の間の分子量を有する鎖延長ジオールから製造される5から54重量部の第1の熱可塑性ポリウレタンであって、上記第1の熱可塑性ポリウレタンが60から75のショアA硬さを有し、
    B)連続プロセスにより製造される95から46重量部の第2の熱可塑性ポリウレタンであって、
    a)有機ジイソシアネートを、500と5000の間の数平均分子量を有し、ポリエステルポリオール及びポリエーテルポリオールからなる群から選ばれる少なくとも一つ以上の実質的に直鎖のポリオールと2.0:1から5.0:1のNCO:OH比で、高速歯型ローラーミキサー、スタチックミキサーまたはジェットミキサーを使用する高せん断下で混合して、第1の混合物を生成させ、
    b)上記第1の混合物の成分を反応器中、120℃以上の温度でポリオールに対して90%以上の転化率迄反応し得るようにして、イソシアネート末端プレポリマーを生成させ、
    c)上記プレポリマーを追加の有機ジイソシアネートと混合して、2.05:1から6.0:1のNCO:OH比に達せしめて、第2の混合物を生成させ、
    d)上記第2の混合物を190℃以下の温度迄冷却し、
    e)上記第2の混合物を少なくとも一つ以上の60から400の分子量を有する鎖延長ジオールと最高5秒間連続混合して、第3の混合物を得、
    f)上記第3の混合物の成分を押し出し機中で連続的に反応できるようにさせて、上記第2の熱可塑性ポリウレタンを生成させる
    ことからなるA)及びB)の熱可塑性ポリウレタンのブレンドからなる熱可塑加工性成型組成物であって、
    上記第2の熱可塑性ポリウレタンが0.9:1から1.1:1のNCO:OH比となる量で合成成分から得られたものであり、そして76から90のショアA硬さを有することを特徴とし、
    上記組成物が易離型性であり、可塑剤の存在なしで低成型収縮性を示すことを特徴とする熱可塑加工性成型組成物。
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