JP4721152B2 - 手摺り付き引き戸 - Google Patents

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Description

本発明は、手摺りの付いた引き戸に関するものである。
高齢者人口の増加に伴い、体力の低下に基づく種々の事故が生じている。これらの対策の一つとして病院や介護施設などに限らず公共施設や一般家庭でも手摺りを設けることが行われてきている。手摺りは通常、階段や廊下の壁面に人の腰の高さ付近の箇所に設けられているが、近年は、身体障害者や高齢者(以下高齢者等という)が自力で行動できるように、部屋内の壁面に設けることも行われている。
手摺りは、これに頼って行動する人にとっては連続して設けられていることが好ましいが、例えば、廊下の場合には途中に部屋の出入り口があると、そこに設けられる引き戸やドアなどの扉には手摺りを設けないため、高齢者等にとっては戸又はドアの箇所で手摺りが途切れることが問題となっていた。
上記の問題を解決するために、廊下や部屋内に設けられた手摺りと同じ高さで戸又はドアに手摺りを取り付けることが提案されている(特許文献1及び2)。
特開平9−100611号公報 特開平10−96375号公報
従来提案されている戸又はドア(以下、単に扉と言う)に手摺りを設ける方法は、単に既製の扉に廊下等に設けられた手摺りと同じものを前記手摺りと同じ高さに設けるという方法で、例えば、扉の幅と同じ長さのパイプ状の手摺りをブラケットを用いて手摺りの両端部分で扉にネジ止め固定するという方法によっている。
このような形式の手摺り付き扉では、利用者が手摺りを握る程度での使用には問題が生じないが、手摺りに体重を掛けるような形での利用方法によるときは、扉から手摺りが剥がれ落ちたり、扉が破損するとか又は扉が歪んで戸口から外れる、などの恐れがあり問題となっていた。
本発明は、これ等の問題を解決するためのもので、製造が容易で使用によって破損することのない手摺り付き引き戸を提供するものである。
本発明は、引き戸の中横框又は中横桟それ自体の形状を、中横框又は中横桟のその全長にわたって戸の手摺りを必要とする側に張出した形状とし、この張出した部分を平型手摺り部とした形状とし、このような形状とした中横框又は中横桟を平型手摺り部が壁に設けられた手摺りの高さとなるように組み込んでなり、戸の下端に、前記手摺り部に下方への押圧力が掛かると戸内に入り込む出没可能な戸車を備え、戸の底面に摩擦テープを貼設又はスリップ防止塗料を塗布してなることを特徴とする手摺り付き引き戸に関する。
本発明の手摺り付き引き戸は、横框部と手摺り部を一体とした手摺り付き框を中横框として組み込んだ構造であるため、通常の中横框を組み込んだ扉に比べてより強度のある扉となり、また、手摺りは扉のほぼ全幅にわたって扉に接続しているため、手摺りに体重を掛けるような使用方法においても扉や手摺りの破損等が全く生じないという利点を有する。
引き戸の場合、上記の如く構成することによって、利用者が引き戸の手摺りに体をもたせ掛けたとき確実に引き戸が停止した状態となり、安全に使用できる。
本発明の手摺り付き扉は、扉の構造そのものなので、引き戸やスライディング・ドアなどの形式の扉のいずれも含まれる。引き戸の場合には、片引き戸、両引き戸にも適用できる。
扉は、通常、扉の幅方向両端の縦框とドアの上下方向両端の横框からなる枠体に、必要に応じて縦又は横方向の中框又は中桟を組込み、枠体に鏡板等の面材板を嵌め込んだ形に作られている。本発明は、扉の構成部材のうちの中横框又は中横桟を変形させて、従来は扉の厚さに対応させた角材であったものを、手摺り部を備えた形状の中横框又は中横桟として扉に組み込んだことを特徴とするものである。以下、中横框を例として説明する。
本発明の手摺り付き中横框(手摺付き框)は、手摺り部が廊下等の壁面に設けられた手摺りとほぼ同じ高さとなるように扉に組付ける。壁面に取り付けられる手摺りは建物や取り付け場所が違ってもほぼ同じ高さで、通常は人の腰の位置の高さに取り付けられることから、扉への手摺付き框の取り付け位置もほぼそれと同じ位置とする。
手摺り部の形状は、中横框と一体となっていることから基本的には平型手摺りとし、必要ならば手摺りの長さ方向の中間に1ないし2個程度把持部として楕円形等の穴を設けてもよい。手摺付き框の形状は、框部から少なくとも一方の側面に手摺り部が張出した形状とし、例えば通常の引き戸や開き戸の場合のように手摺りが片面にのみ設けられる場合には、框部の上下方向中間から横に張出した形状とするか若しくは断面L字型又は逆L字型(Γ字型)とし、開き戸やスライディング・ドアのように両面に手摺り部を設けてもよい場合にはT字型又は逆T字型若しくは十字型とすることができる。
框部の長さに対する手摺り部の長さは任意で、框部の長さと同じでも短くてもよく、また、扉の幅と同じ長さとなるように框部の長さよりも長くしてもよい。
以下、本発明を図面にしたがって説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例の正面図で、引き戸に手摺り付き框を設けた例を示す。図中、1は手摺り付き扉で、21、22は扉の左右の縦框、23は縁板、31、32は上下の横框、4は手摺り付き框、5、6は鏡板、7は引手を示す。なお、図1において、9は廊下等の壁、8は壁面に設けられた手摺り、91は腰板を示し、10は壁9面に開口する戸口で扉1は矢印方向に引き開けられる。
図2は、図1のA−A線断面の一部欠損端面図で、41は手摺り付き框の框部、42は手摺り部を示し、43は鏡板5、6との嵌合溝を示し、51は化粧板を示す。
図3は手摺り付き框4の斜視図である。本例の手摺り付き框の場合は、框部41が手摺り部42の上方に延びた断面L字型のものであるが、框部41が手摺り部42の下方に延びている形状としてもよい。なお、図3では、手摺り付き框4の端面が、框部41と手摺り部42からなる反L字型なっているが、扉の製造上では、この端面に直線状の突条を一体的に設けた形状とし、この突条を縦框に設けた嵌合溝に嵌めこむようにするとよい。
手摺り付き扉1の手摺り42を利用する人は、扉1に沿って移動するか、又は扉1とともに移動して他方の壁面に達するようにする。
図4〜図7は、各扉に手摺り付き扉1を適用した場合の例を示す。図4は引き違い戸、図5は片引き戸、図6は開き戸、図7はスライディングドアの各場合の例を模式図的に示す。各図において、1は手摺り付き扉、9は壁、10は戸口、11は柱、4は手摺り付き框(正しくは、手摺り部42)を示す。
図8は引き戸に応用した場合、扉(引き戸)1に利用者が手を掛けたときに不用意に引き戸1が動くのを防止する方法の例を示すもので、図8(A)は片引き戸の例で、戸1を戸口10にかま錠12で動きを止める例を示し、図8(B)は左右に開く両引き戸1、1の例で、両方の戸1、1をかま錠12で繋いで動きを止める例である。
通常、要介護の高齢者等は全くの一人で室外に出ることは少ないので、これらのかま錠等の固定手段は任意なものを選択することができ、介護者が付き添うときは必ずしも設けなくてもよい。
図9(A)は扉1の手摺りにからだを預けたときに、扉1自体が動きを止めるようにしたものの例で、扉1が戸車付き引き戸の場合、戸(扉)1の下端に手摺りに荷重が掛かると戸内部に沈み込むバネ付き戸車13を備え、戸1の底面に摩擦テープ14を張設したことを特徴とする手摺り付き引き戸1である。手摺り42に力が掛かると戸1が下方に沈み、戸1の底面が敷居16に当接し摩擦テープ14よって戸1の動きが止められる。摩擦テープの代わりにスリップ防止塗料を戸1の底面に塗布又は敷居面に塗布してもよい。
図9(B)は摩擦テープ14に代えて戸1の底面に突起15を適数個設け、該引き戸1の突起15に対応する凹部を敷居16面に設けておき、手摺りに荷重が掛かると引き戸1の底面の突起15が敷居16面の凹部16aに係合して戸1の滑りが停止されるようにした例を示す。このような突起と凹部の係合によって扉の動きを停止する手段は、扉の幅方向側面と戸口面とに設けてもよい。
本発明は、引き戸、開き戸等の扉に従来の中横框と一体的に形成した手摺りを設けたため、従来の扉に後付けした手摺りと異なり、強固に扉に固着されているため体重を掛けるような使用でも手摺りが扉から剥がれることがなく、また、手摺り部が一体となっていることによって従来の中横框よりも強固な框となるため扉自体も強固であり、扉が破損したり、扉が歪んで戸口より外れるような不具合もなく、安心して利用することができる。
本発明の手摺り付き扉は、引き戸、開き戸に限らず種々の扉に適用することができる。本発明の手摺り付き框は、木製に限らず、合成樹脂製、アルミ等の軽金属製等種々の材質のものとしてもよい。
本発明の一実施例の正面図である。 図1のA−A線断面図である。 手摺り付き框の一実施例の斜視図である。 本発明を引き違い戸に応用した例を示す模式図である。 本発明を片引き戸に応用した例を示す模式図である。 本発明を開き戸に応用した例を示す模式図である。 本発明をスライディングドアに応用した例を示す模式図である。 本発明の扉の固定方法の例を示す模式図である。 本発明の扉の固定方法の他の例を示す模式図である。
1 手摺り付き扉
21、22 縦框
31、32 横框
4 手摺り付き框
41 框部
42 手摺り部
8 手摺り
9 壁
10 戸口

Claims (1)

  1. 引き戸の中横框又は中横桟それ自体の形状を、中横框又は中横桟のその全長にわたって戸の手摺りを必要とする側に張出した形状とし、この張出した部分を平型手摺り部とした形状とし、このような形状とした中横框又は中横桟を平型手摺り部が壁に設けた手摺りの高さとなるように組み込んでなり、戸の下端に、前記手摺り部に下方への押圧力が掛かると戸内に入り込む出没可能な戸車を備え、戸の底面に摩擦テープを貼設又はスリップ防止塗料を塗布してなることを特徴とする手摺り付き引き戸
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