JP4720044B2 - データコピーシステム及びコピー制御装置 - Google Patents

データコピーシステム及びコピー制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IEEE1394シリアルバスに接続されている電子機器間で情報データ及び内容情報のコピーをするデータコピーシステムに関し、詳しくは、IEEE1394シリアルバスで接続されている電子機器間で情報データ及び内容情報のコピーを行う際に、コピーされた情報データに基づいて内容情報を調整しコピーするデータコピーシステム及びコピー制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、VCR(Video Cassette Recorder)のフォーマットがデジタル化され、画質や音質を損なうことなく映像データ及び/又は音声データ(以下、情報データと呼ぶ。)を複数のデジタルVCRが接続されたシステムで情報データのコピーを行うことが可能となっている。
【0003】
このようなシステムで情報データをコピーする方法として、日刊工業新聞社「IEEE1394 AV機器への応用」及び特開平9−162949に記載のように、IEEE1394シリアルバス(以下、バスと呼ぶ。)によって複数の電子機器を接続し、これらの電子機器間で情報データを送受信し、情報データをコピーするシステムがある。
【0004】
例えば、図11に示すように、データコピーシステム3は、デジタルカメラテープレコーダ(以下、CAMと呼ぶ。)20と、デジタルVCR21と、パーソナルコンピュータ(以下PC、と呼ぶ。)22とを備えている。そして、CAM20とPC22との間、及びPC22とデジタルVCR21との間は、バスCにより接続されている。
【0005】
システム内の信号の伝送は、図12に示すように、例えば所定の通信サイクル毎に時分割多重により行われている。そして、この信号の伝送は、サイクルマスターと呼ばれる電子機器が通信サイクルの開始時であることを示すサイクルスタートパケット(Cycle Start Packet)をバス上へ送出することにより開始される。なお、サイクルマスターは、各電子機器をバスで接続したときに、IEEE1394で規定する手順により自動的に決定される。
【0006】
1通信サイクル中における通信の形態は、情報データをアイソクロナス伝送するIso通信と、接続制御コマンド等の制御信号をアシンクロナス伝送するAsync通信の二種類ある。そして、IsoパケットがAsyncパケットより先に伝送される。Isoパケットそれぞれにチャネル番号1、2、3・・・nを付すことにより、複数のIsoデータを区別することができる。Isoパケットの送信が終了した後、次のサイクルスタートパケットまでの期間がAsyncパケットの伝送に使用される。
【0007】
上記CAM20及びデジタルVCR21は、上述のような情報データをデジタルテープに記録する。また、上記デジタルテープには、記録した情報データの記録年月日、記録開始終了時刻、記録位置情報及びタイトル名等の内容情報を格納するカセットメモリ(Memory In Cassette:MIC)が内蔵されているものがある。例えば、この内容情報を利用して、テープの頭出しを自動的に行い、情報データの再生を行ったり、タイトル名を表示させることにより情報データを再生することなく情報データの内容の認識を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、内容情報は、多くの場合、情報データに含まれている内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号が記録されているデジタルテープの絶対トラック番号に基づいてMICに格納されている。このため、プレーヤ側のVCRからレコーダ側のVCRに情報データとともに上記内容情報のコピーを行った場合、レコーダ側のVCRでは、コピーされた映像データ及び/又は音声データと内容情報とが正しく関連せず、検索機能等の内容情報が正しく動作しない問題がある。
【0009】
また、コピーされた映像データ及び/又は音声データに関連を持たせるようにして内容情報をコピーするシステムがあるが、上述のシステムでは、プレーヤ側のVCRのテープに記録されている映像データ及び/又は音声データのトラック位置と完全に一致させるようにしてレコーダ側のVCRのテープに記録する必要があるため、いわゆるカット編集によるダビング処理ができず、使用者に不便となる問題がある。さらに、上記システムでのダビング処理では、プレーヤ側のVCRのテープに記録されている映像データ及び/又は音声データを任意の位置からレコーダ側のVCRのテープにコピーすることができず、編集処理上、大変不便な問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、IEEE1394シリアルバスで接続されている電子機器間で映像データ及び/又は音声データと、絶対トラック番号が使用されている内容情報とを整合性を取りながら送受信するデータコピーシステム及びコピー制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータコピーシステムは、上記課題を解決するために、映像データ及び/又は音声データにより形成される情報データと上記情報データに含まれている情報データの内容情報と、上記情報データの内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号を伝送できる通信制御バスと、上記情報データ及び上記情報データの内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号上記通信制御バスを介して記録され第1の記録媒体と、上記第1の記録媒体に記録された内容情報呼出信号の記録されているトラック番号と、上記第1の記録媒体に記録されている情報データの内容情報とが上記通信制御バスを介して記憶される第1の記憶素子と、上記第1の記録媒体に記録された情報データ及び上記内容情報呼出信号上記通信制御バスを介して記録することが可能な第2の記録媒体と、上記第1の記録媒体から読み出され、上記第2の記録媒体に記録された内容情報呼出信号の記録されているトラック番号と、上記第1の記録媒体から読み出され、上記第2の記録媒体に記録された情報データの内容情報とを上記通信制御バスを介して記憶することが可能な第2の記憶素子と、上記通信制御バスに接続されており、上記第1の記録媒体に記録された情報データの中から任意の範囲の情報データを読み出す情報データ読出し処理と、上記情報データ読出し処理よって第1の記録媒体から読み出された情報データを、上記通信制御バスを介して上記第2の記録媒体の任意の場所に記録させる記録処理と、上記記録処理よって上記第2の記録媒体に情報データを記録する際、上記第1の記録媒体から読み出され、上記第2の記録媒体に記録される情報データに含まれている内容情報呼出信号を監視する監視処理と、上記監視処理により内容情報呼出信号が発見された際、上第1の記録媒体から読み出された内容情報呼出信号が記録されている上記第2の記録媒体のトラック番号検出する処理を、上記第1の記録媒体から読み出された全ての情報データを上記第2の記録媒体に記録するまで継続するトラック番号検出処理と、上記第1の記憶素子に記憶されているトラック番号及び内容情報を読み出す内容情報読出し処理と、上記内容情報読出し処理によって上記第1の記憶素子から読み出されたトラック番号及び内容情報に基づいて、上記第1の記録媒体に記録されている内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報と、上記第2の記録媒体に記録される内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されるトラック番号とが対応して記憶される内容情報テーブルを生成する内容情報テーブル生成処理と、記トラック番号検出処理により検出された全てのトラック番号を上記内容情報テーブルに書き込むことによって上記内容情報テーブルのデータを更新するテーブルデータ更新処理と、上記第1の記録媒体から読み出した情報データを書き込んだ上記第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを上記データを更新した内容情報テーブルから全て読み出し、読み出した第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを、上記通信制御バスを介して上記第2の記憶素子に記憶させる内容情報書込み処理とを実行する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るコピー制御装置は、上記課題を解決するために、コピー元である第1の記録媒体に記録されている映像データ及び/又は音声データにより形成される原本となる情報データを、上記情報データと当該情報データに含まれる内容情報と、上記情報データの内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号とを伝送できる通信制御バスを介してコピー先である第2の記録媒体にコピーする際に、上記第1の記録媒体から読み出され、上記第2の記録媒体に記録される情報データに含まれている内容情報呼出信号を監視する監視手段と、上記第1の記録媒体に記録された内容情報呼出信号の記録されているトラック番号と、上記第1の記録媒体に記録されている情報データの内容情報とが記憶され、上記通信制御バスを介して第1の記憶素子から読み出されたトラック番号及び内容情報に基づいて、上記第1の記録媒体に記録されている内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報と、上記第2の記録媒体に記録される内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されるトラック番号とが対応して記憶される内容情報テーブルを生成する内容情報テーブル生成手段と、上記監視手段により内容情報呼出信号が発見された際、上第1の記録媒体から読み出された内容情報呼出信号が記録されている上記第2の記録媒体のトラック番号検出する処理を、上記第1の記録媒体から読み出された全ての情報データを上記第2の記録媒体に記録するまで継続するトラック番号検出手段と、記トラック番号検出手段により検出された全てのトラック番号を上記内容情報テーブルに書き込むテーブルデータ書込み手段と、上記テーブルデータ書込み手段によりトラック番号を書き込んだ内容情報テーブルから、第1の記録媒体から読み出した情報データを書き込んだ第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを全て読み出し、読み出した第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを、上記第2の記録媒体に記録された内容情報呼出信号の記録されているトラック番号と、上記第2の記録媒体に記録された情報データの内容情報とを記憶することが可能な第2の記憶素子に上記通信制御バスを介して出力する読み出し手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
本発明は、例えば図1に示すようなデータコピーシステム1に適用される。
【0015】
データコピーシステム1は、電子機器10と、電子機器11と、制御部12とを備え、電子機器10と制御部12及び電子機器11と制御部12とが通信制御バスであるIEEE1394シリアルバス(以下、バスと呼ぶ。)Aで接続されており、制御部12を介して電子機器10及び電子機器11間での映像データ及び/又は音声データ(以下、情報データと呼ぶ。)の送受信を行っている。
【0016】
電子機器10は、デジタルテープに記録されている情報データを記録及び再生することが可能なデジタルVCR(Video Cassette Recorder)である。電子機器11は、電子機器10で再生された情報データを記録し、再生することが可能なデジタルVCRである。制御部12は、制御信号により電子機器10及び電子機器11の起動、再生、記録及び停止等の動作を制御する。制御部12は、例えば、映像を編集するパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ。)であり、各種データを保存するメモリと、CRT等の表示部を備えている。
【0017】
ハブAは、電子機器10及び電子機器11間の情報データ及び制御部12から供給される制御信号を伝送する。IEEE1394では、バスAに接続された制御の主体となる機器が、バスAに接続された制御される機器に対してコマンドを発行する仕組みや、主体となる機器が発行するコマンドに付随する一連の情報データやステータスの転送の仕組みを規定している。また、バスAは、最大63台の機器を接続することができるノードを有している。
【0018】
ここで、電子機器10及び電子機器11の具体的な構成及び動作について図2を用いて説明する。
【0019】
電子機器10及び電子機器11は、情報データを記録するテープ部100aと、情報データの内容情報を記憶する記憶素子部(以下、MICと呼ぶ。)100bとから形成されているデジタルテープ100と、MIC100bに対して内容情報の書き込み及び読み出しを行う内容情報リード/ライト部101と、各種コマンドやレスポンスの作成等のアプリケーション層の処理を行うデジタルインターフェース部(以下、デジタルI/F部と呼ぶ。)102と、パケットの作成/検出、データのエンコード/デコード等のリンク層及び物理層の処理を行う通信インタフェース部(以下、通信I/F部と呼ぶ。)103とを備える。なお、内容情報とは、情報データの記録年月日、記録開始終了時刻、記録位置情報及びタイトル名等である。また、MIC100bとは、Memory In Cassetteのことである。
【0020】
電子機器が送信したコマンドは、バスAを介して受信され、通信I/F部103により物理層及びリンク層の処理を受け、デジタルI/F部102へ送信される。デジタルI/F部102は、コマンドの内容とMIC100bの書き込み及び/又は読み出しの管理に関する現在の状態に応じて所定の処理を行う。
【0021】
また、デジタルI/F部102は、MIC100bに格納されている内容情報の書き込み及び/又は読み出しの管理に関してオープン状態とクローズ状態の二つの状態を持っている。以下に、オープン状態及びクローズ状態の基本的な特徴について説明する。
【0022】
デジタルI/F部102は、クローズ状態のとき、電子機器から書き込み及び/又は読み出しコマンドを受けてもリジェクト(拒否)のレスポンスを返す。また、デジタルI/F部102は、クローズ状態のときにオープンコマンドを受け取ると、オープン状態になる。一方、デジタルI/F部102は、オープン状態のときにクローズコマンドを受け取ると、クローズ状態となる。
【0023】
オープン状態には、読み出しのみ可能なリードオープン状態と、読み出し及び書き込みが可能なリード/ライトオープン状態とがある。リードオープン状態とは、電子機器から読み出しコマンドを受け取った場合、内容情報リード/ライト部101を介してMIC100bから読み出した内容情報を送信することが可能な状態のことである。また、リード/ライトオープン状態とは、電子機器から受け取った書き込みデータを内容情報リード/ライト部101を介してMIC100bに書き込むことが可能な状態のことである。
【0024】
上述のようなMIC100bに格納されている内容情報の書き込み及び/又は読み出しには、Asyncパケットを用いて行う。以下に、Asyncパケットについて説明する。
【0025】
Async通信において、ある電子機器が他の電子機器に何かを要求する制御信号をコマンドと呼び、このコマンドをパケットに入れて送る側をコントローラと呼ぶ。また、コマンドを受け取る側をターゲットと呼ぶ。ターゲットは、必要に応じてコマンドの実行結果を示す制御信号を入れたパケットをコントローラに返信する。このときの制御信号をレスポンスと呼ぶ。
【0026】
このコマンドとレスポンスとは、一つのコントローラと一つのターゲットとの間で通信される制御信号である。また、コマンドの送信で開始し、レスポンスの返信で終了する一連のやりとりをコマンドトランザクションと呼ぶ。コントローラは、コマンドトランザクションによりターゲットに特定の動作を行うように要求したり、ターゲットの現在の状態を問い合せたりすることができる。システム内のどの電子機器もコマンドトランザクションを開始及び終了することができる。すなわち、どの電子機器もコントローラにもターゲットにもなることができる。
【0027】
図3にAsyncパケットの構造を示す。コマンドもレスポンスも同じ構造である。図3において、パケットのデータは上から下へ、かつ左から右へ順に伝送される。パケットは、32ビット(=1quadlet)単位で表わされる。また、パケットヘッダーとデータブロックとから構成されている。そして、パケットヘッダーのソースIDが示す電子機器からディスティネーションIDが示す電子機器のディスティネーションオフセットに示すアドレスへデータブロックの内容を書き込む。
【0028】
destination_ID(destination identifier)は、パケット送信先のnode_IDを示し、tl(transaction label)は、requestパケットとresponseパケットの一対のトランザクションの一致を認識するためのラベルであり、また、requestパケットのtlがresponseパケットのtlとしても使われる。
【0029】
rt(retry code)は、busyのAcknowledgeを受信したときのリトライ方法に関する情報であり、tcode(transaction code)は、トランザクションパケット種別コードのことで、read/write/lock、quadlet/block又はrequest/responseを示し、pri(priority)は、fair arbitrationではサイクルスタートを除き全てゼロであることを示す。source_ID(source identifier)は、パケット送信元のnode_IDを示し、destination_offsetは、パケット送信先ノードのレジスタ空間上の目的アドレス48ビットを示す。data_lengthは、パケットにデータペイロードがある場合はその長さ(バイト)を示し、extended_tcodeは、lockのパケット時のみ意味を持ち、lockの種別を示す。header_CRCは、ヘッダー情報に対するCRCを示している。以上のdestination_IDからheader_CRCまでが、1394パケットヘッダーの構造を示している。また、dataは、データペイロードを示し、data_CRCは、データペイロードに対するCRCを示している。dataからdata_CRCまでが、データブロックの構造を示している。
【0030】
データコピーシステム1では、電子機器10に備えられているデジタルテープ110から読み出した情報データを電子機器11に備えられているデジタルテープ111に書き込む際に、上述のAsyncパケットによりデジタルテープ110のMICから内容情報を読み出し、デジタルテープ111のMICに書き込む。なお、デジタルテープ110のMICから読み出した内容情報は、絶対トラック番号が使用されているため、デジタルテープ111のテープ部100aにコピーした情報データと整合性が取れるように所定の処理を行い、デジタルテープ111のMICに書き込む必要がある。以下に、制御部12によりデジタルテープのMICに格納されている内容情報を読み出し、読み出した内容情報に所定の処理を行い、デジタルテープのMICに書き込む手順について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0031】
電子機器10は、例えば、図5(a)に示すように、情報データが記録されているトラック上にMICから内容情報を呼び出す内容情報呼出信号A〜内容情報呼出信号Fが記録されているデジタルテープ110を有しており、また、電子機器11は、例えば、図5(b)に示すように、情報データが記録されているトラック上にMICから内容情報を呼び出す内容情報呼出信号α〜内容情報呼出信号δが記録されているデジタルテープ111を有しているものとする。そして、電子機器10をプレーヤとし、電子機器11をレコーダとして、図6(a)に示すように、デジタルテープ110のトラック上の点X〜点Y間の情報データを、図6(b)に示すように、デジタルテープ111のトラック上の点X’〜点Y’間にコピーする例について以下に述べる。
【0032】
ステップST1において、制御部12は、デジタルテープ110のMICに格納されている内容情報を読み出す。制御部12は、MICに格納されている内容情報を読み出し、メモリに記憶する。なお、制御部12は、MICから内容情報を読み出す際、AV/C(Audio Video/Control)コマンドを使用する。AV/Cコマンドとは、IEEE1394等によりネットワークで接続された電子機器を遠隔操作により制御するためのコマンドセットのことである。
【0033】
ステップST2において、制御部12は、ステップST1で読み出した内容情報に基づきトラック番号変更テーブルを生成する。トラック番号変更テーブル120は、例えば、図7(a)に示すように、プレーヤ側のデジタルテープ110に記録されている内容情報呼出信号と、その信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報と、レコーダ側のデジタルテープ111に記録される内容情報呼出信号と、その信号が記録されるトラック番号とから形成されている。この例では、デジタルテープ110のトラック番号が「9000」の位置に内容情報呼出信号Aが記録されており、そこで、「タイトル1」の内容情報を実行し、トラック番号が「27000」の位置に内容情報呼出信号Bが記録されており、そこで、「チャンネル番号1」の内容情報を実行し、トラック番号が「45000」の位置に内容情報呼出信号Cが記録されており、そこで、「タイトル2」の内容情報を実行し、トラック番号が「63000」の位置に内容情報呼出信号Dが記録されており、そこで、「タイトル3」の内容情報を実行し、トラック番号が「81000」の位置に内容情報呼出信号Eが記録されており、そこで、「チャンネル番号2」の内容情報を実行し、またトラック番号が「99000」の位置に内容情報呼出信号Fが記録されており、そこで、「タイトル4」の内容情報を実行することとなっている。
【0034】
ステップST3において、制御部12は、デジタルテープ110のトラック上の点X〜点Y間の情報データをデジタルテープ111のトラック上の点X’〜点Y’間にコピーを開始する。制御部12は、情報データのコピーをアイソクロナス伝送により行う。
【0035】
ステップST4において、制御部12は、情報データのコピーを行う際に、上記情報データから内容情報呼出信号の監視を行う。情報データから内容情報呼出信号を発見した場合、ステップST5に進み、情報データから内容情報呼出信号を発見しなかった場合、ステップST7に進む。なお、ステップST4では、AV/Cコマンドを使用して内容情報呼出信号を監視しても良いし、アイソクロナスストリームから内容情報呼出信号を監視しても良い。
【0036】
ステップST5において、制御部12は、デジタルテープ111からステップST4で発見した内容情報呼出信号が記録されているトラック番号を検出する。
【0037】
ステップST6において、制御部12は、ステップST2で生成したトラック番号変更テーブル120にステップST5で検出したトラック番号を記録する。例えば、ステップ4で検出したのが内容情報呼出信号Bであり、その内容情報呼出信号Bがデジタルテープ111の内容情報呼出信号B’の位置に記録され、ステップST5で検出したトラック番号が「30000」であった場合の例を図7(b)に示す。
【0038】
ステップST7において、制御部12は、デジタルテープ110からデジタルテープ111へ情報データのコピーが終了したかどうかを確認する。情報データのコピーが終了した場合、ステップST8に進み、情報データのコピーが終了していない場合、ステップST4に戻る。そして、例えば、ステップST4からステップST8を繰り返し、図7(c)に示すようなトラック番号変更テーブル120を得る。
【0039】
ステップST8において、制御部12は、ステップST2で生成したトラック番号変更テーブル120にデジタルテープ111のトラック番号の項目に変更データが記録されているかどうかを確認する。デジタルテープ111のトラック番号の項目に変更データが記録されている場合、ステップST9に進む。
【0040】
ステップST9において、制御部12は、ステップST8で検出したトラック番号に該当する内容情報をデジタルテープ111のMICに記録する。例えば、制御部12は、図6(b)に示ように、トラック番号を変更した内容情報呼出信号B’〜内容情報呼出信号E’の内容情報をデジタルテープ111のMICに記録する。また、制御部12は、MICに内容情報を書き込む際、AV/Cコマンドを使用する。
【0041】
このようにして、プレーヤ側のデジタルテープ110に記録されている任意の範囲の情報データ及び上記情報データの内容情報をレコーダ側のデジタルテープ111の任意の位置に、情報データ及び上記情報データに適合するように変更した内容情報をコピーする。
【0042】
なお、図6(b)に示すデジタルテープ111のトラック上の点X’〜点Y’に記録されていた以前の情報データは、コピーされた情報データにより上書きされることとし、また、デジタルテープ111のMICに格納されている内容情報呼出信号β及び内容情報呼出信号γの内容情報は、内容情報呼出信号B’〜内容情報呼出信号E’の内容情報が格納される際に自動的に消去されることとする。
【0043】
また、消去動作は以下のようにして行っても良い。ステップST1でデジタルテープ110のMICに格納されている内容情報を読み出し、また、デジタルテープ111のMICに格納されている内容情報も読み出す。ステップST2では、デジタルテープ110のMICから読み出した内容情報に基づきトラック番号変更テーブル1201を生成し、デジタルテープ111のMICから読み出した内容情報に基づきトラック番号変更テーブル1202を生成する。なお、デジタルテープ111のMICから内容情報を読み出す際、AV/Cコマンドを使用する。そして、ステップST3〜ステップST8の動作を行い、トラック番号変更テーブル1201に新たなトラック番号を上書きしてゆく。ステップST9では、トラック番号変更テーブル1201で上書きされた部分をトラック番号変更テーブル1202の該当する位置に上書きを行うとともに内容情報のコピーを行い、トラック番号変更テーブル1202をデジタルテープ111のMICに上書き記録する。
【0044】
以上のように、本発明の第1の実施の形態のデータコピーシステム1は、IEEE1394シリアルバスで接続された電子機器10から電子機器11に任意の範囲の情報データのコピーを行う際、制御部12により電子機器10のデジタルテープに内蔵されているMICから絶対トラック番号が使用されている情報データの内容情報を読み出し、電子機器11のデジタルテープからコピーされた情報データに含まれている内容情報呼出信号のトラック番号を検出し、検出したトラック番号に基づいて上記読み出した内容情報のトラック番号を変更し、トラック番号を変更した内容情報を電子機器11のデジタルテープに内蔵されているMICに書き込むので、電子機器10が有するデジタルテープ110に記録されている任意の範囲の情報データ及び上記情報データの内容情報を電子機器11のデジタルテープ111の任意の位置に、情報データ及び上記情報データに適合するように変更した内容情報をコピーすることができる。
【0045】
なお、本発明の第1の実施の形態では、電子機器10をプレーヤとし、電子機器11をレコーダとしたが、電子機器10をレコーダとし、電子機器11をプレーヤとしても良い。この場合、機器間の接続線として、IEEE1394シリアルバスを用いているので、結線の変更は不要である。
【0046】
つぎに、本発明の第2の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0047】
本発明は、例えば図8に示すようなデータコピーシステム2に適用される。
【0048】
データコピーシステム2は、複数の電子機器13a1〜13anと、制御部14とを備え、電子機器13a1〜13anと制御部14との間は、IEEE1394シリアルバス(以下、バスと呼ぶ。)Bで接続されており、制御部14を介して電子機器13a1〜13an間での情報データの送受信を行っている。
【0049】
電子機器13a1〜13anは、例えば、デジタルテープに記録されている情報データを再生及び録画することが可能なデジタルVCRである。制御部14は、制御信号により電子機器13a1〜13anの起動、再生、記録及び停止等の動作を制御する。制御部14は、例えば、映像及び音声を編集するパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ。)であり、各種のデータを保存するメモリと、CRT等の表示部を備えている。
【0050】
ハブBは、電子機器13a1〜13an間の情報データ及び制御部14から供給される制御信号を伝送する。なお、IEEE1394で規定されている事項については上述のデータコピーシステム1と同様である。
【0051】
電子機器13a1〜13anの具体的な構成及び動作については、上述のデータコピーシステム1と同様である。
【0052】
また、データコピーシステム1で述べたAsyncパケットにより、電子機器13a1〜13anに備えられているデジタルテープのMICに格納されている内容情報の読み出し及び/又は書き込みを行う。なお、デジタルテープのMICから読み出した内容情報は、絶対トラック番号が使用されているため、コピー先のデジタルテープのMICに書き込む前に、コピー先のデジタルテープにコピーした情報データと整合性が取れるように所定の処理を行う必要がある。さらに、データコピーシステム2では、情報データを複数台の電子機器に同時にコピーするので、それぞれの電子機器に対して、内容情報呼出信号が記録されているトラック番号の検出を行う必要がある。この検出作業が後の電子機器ほど読み出すトラック番号が先に進んだ値になってしまうので、その進んだトラック数を補正する必要がある。以下に、上記の検出作業及び補正を考慮して、制御部14によりデジタルテープのMICに格納されている内容情報を読み出し、読み出した内容情報に所定の処理を行い、複数のデジタルテープのMICに書き込む手順について図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、情報データの記録では、所定のトラック数で表示画像の1フレームを形成するように規定されている。本発明の第2の実施の形態では、この規定を利用して、上述したトラック数の補正を行うこととする。また、電子機器13a1をプレーヤとし、また、電子機器13a2〜13anをレコーダとする。
【0053】
ステップST20において、制御部14は、電子機器13a1のデジタルテープのMICに格納されている内容情報を読み出す。制御部14は、MICに格納されている内容情報を読み出し、メモリに記憶する。なお、制御部14は、MICから内容情報を読み出す際、AV/Cコマンドを使用する。AV/Cコマンドとは、IEEE1394等によりネットワークで接続された電子機器を遠隔操作により制御するためのコマンドセットのことである。
【0054】
ステップST21において、制御部14は、ステップST20で読み出した内容情報に基づきトラック番号変更テーブルを生成する。トラック番号変更テーブル130は、例えば、図10に示すように、プレーヤ側の電子機器13a1が有するデジタルテープに記録されている内容情報呼出信号と、その信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報と、レコーダ側の電子機器13a2〜13anがそれぞれ有するデジタルテープに記録される内容情報呼出信号と、その信号が記録されるトラック番号とから形成されている。
【0055】
ステップST22において、制御部14は、任意の範囲の情報データをプレーヤ側のデジタルテープから読み出し、読み出した情報データをレコーダ側のそれぞれのデジタルテープの任意の位置にコピーを開始する。制御部14は、情報データのコピーをアイソクロナス伝送により行う。
【0056】
ステップST23において、制御部14は、情報データのコピーを行う際に、上記情報データから内容情報呼出信号の監視を行う。情報データから内容情報呼出信号を発見した場合、ステップST24に進み、情報データから内容情報呼出信号を発見しなかった場合、ステップST30に進む。なお、ステップST23では、AV/Cコマンドを使用して内容情報呼出信号を監視しても良いし、アイソクロナスストリームから内容情報呼出信号を監視しても良い。
【0057】
ステップST24において、制御部14は、例えば電子機器13a2を最初にトラック番号の検出を行う1台目のレコーダとして、電子機器13a2のデジタルテープからステップST23で検出した内容情報呼出信号が記録されているトラック番号を検出する。ステップST24で検出したトラック番号をTr0とし、これを基準トラック番号とする。
【0058】
ステップST25において、制御部14は、ステップST21で生成したトラック番号変更テーブル130にステップST24で検出したトラック番号を記録する。
【0059】
ステップST26において、制御部14は、電子機器13a3〜13anの何れかをn台目(2台目以降)のレコーダとして、その電子機器13a3〜13anからトラック番号を検出する直前に、電子機器13a2のデジタルテープからトラック番号を読み出す。ステップST26で検出したトラック番号をTr1とする。
【0060】
ステップST27において、制御部14は、電子機器13a3〜13anの何れかをn台目(2台目以降)のレコーダとして、その電子機器13a3〜13anからトラック番号を検出する。ステップST26で検出したトラック番号をTr2とする。上述のn台目の電子機器のデジタルテープに記録された内容情報呼出信号Trは、以下の補正式により算出する。
Tr=Tr2−(Tr1−Tr0)
なお、(Tr1−Tr0)は、n台目の電子機器からトラック番号を読み取るまでの間に、1台目の電子機器13a2が走行し、先に進んでしまったトラック数を表わしている。
【0061】
ステップST28において、制御部14は、上記補正式により算出した値をステップST21で生成したトラック番号変更テーブル130の所定の位置に記録する。
【0062】
ステップST29において、制御部14は、電子機器13a2〜13anからトラック番号の検出が終了したかどうかを確認する。電子機器13a2〜13anからトラック番号の検出が終了していない場合、ステップST26に戻り、電子機器13a2〜13anからトラック番号の検出が終了した場合、ステップST30に進む。
【0063】
ステップST30において、制御部14は、電子機器13a1から電子機器13a2〜13anへ情報データのコピーが終了したかどうかを確認する。情報データのコピーが終了した場合、ステップST31に進み、情報データのコピーが終了していない場合、ステップST23に戻る。
【0064】
ステップST31において、制御部14は、ステップST21で生成したトラック番号変更テーブル130に電子機器13a2〜13anのそれぞれのデジタルテープのトラック番号の項目に変更データが記録されているかどうかを確認する。トラック番号の項目に変更データが記録されている場合、ステップST32に進む。
【0065】
ステップST32において、制御部14は、ステップST31で確認したトラック番号に該当する内容情報を電子機器13a2〜13anのそれぞれのデジタルテープのMICに記録する。また、制御部14は、MICに内容情報を書き込む際、AV/Cコマンドを使用する。
【0066】
以上のように、本発明の第2の実施の形態のデータコピーシステム2は、IEEE1394シリアルバスBで接続された電子機器13a1から複数の電子機器13a2〜13anに任意の範囲の情報データのコピーを行う際、制御部14により電子機器13a1のデジタルテープに内蔵されているMICから絶対トラック番号が使用されている内容情報を読み出し、電子機器13a2〜13anのデジタルテープからコピーされた情報データに含まれている内容情報呼出信号のトラック番号を検出し、検出したトラック番号に基づいて上記読み出した内容情報のトラック番号を変更し、トラック番号を変更した内容情報を電子機器13a2〜13anのそれぞれのデジタルテープに内蔵されているMICに書き込むので、電子機器13a1が有するデジタルテープに記録されている任意の範囲の情報データ及び上記情報データの内容情報を複数の電子機器13a2〜13anが有するデジタルテープの任意の位置に、情報データ及び上記情報データに適合するように変更した内容情報をコピーすることができる。
【0067】
なお、本発明の第2の実施の形態では、電子機器13a1をプレーヤとし、電子機器13a2〜13anをレコーダとしたが、電子機器13a2〜13anの中から任意の電子機器をレコーダとし、それ以外の電子機器をプレーヤとしてもよい。この場合、機器間の接続線として、IEEE1394シリアルバスを用いているので、結線を変更は不要である。
【0068】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明では、例えば、プレーヤ側の電子機器及びレコーダ側の電子機器がIEEE1394シリアルバスで接続されたデータコピーシステムにおいて、プレーヤ側の電子機器が有するデジタルテープから情報データ及び内容情報を読み出し、レコーダ側の電子機器が有するデジタルテープに記録する際に、情報データに含まれている内容情報呼出信号を監視し、上記内容情報呼出信号を発見したとき、レコーダ側のデジタルテープから上記内容情報呼出信号が記録されているトラック番号を検出し、プレーヤ側のデジタルテープから読み出した内容情報からテーブルを生成し、生成したテーブルに検出したトラック番号を書き込み、トラック番号の書き込みを行ったテーブルに対応する内容情報をレコーダ側のデジタルテープが内蔵するメモリに格納するので、プレーヤ側からレコーダ側に情報データ及び上記情報データと整合性の取れた内容情報をコピーすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータコピーシステムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明を適用したデータコピーシステムにおける電子機器の要部を示すブロック図である。
【図3】Asyncパケットの構造を示す図である。
【図4】本発明を適用したデータコピーシステムによりプレーヤ側のデジタルテープのMICから読み出した内容情報をレコーダ側のデジタルテープのMICに書き込む手順についての一例を示すフローチャートである。
【図5】プレーヤ側のデジタルテープに記録されている情報データ及び上記情報データの内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号の記録状態を示す図(a)と、レコーダ側のデジタルテープに記録されている情報データ及び上記情報データの内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号の記録状態を示す図(b)である。
【図6】プレーヤ側のデジタルテープに記録されている情報データの任意の範囲をコピー区間とし、上記コピー区間をレコーダ側のデジタルテープの任意の位置にコピーする状態を示す図である。
【図7】本発明を適用したデータコピーシステムの制御部により生成されるトラック番号変更テーブルの模式図を示す。
【図8】本発明を適用したデータコピーシステムにより複数の機器間で情報データのコピーを行う構成の一例を示すシステム構成図である。
【図9】本発明を適用したデータコピーシステムによりプレーヤ側のデジタルテープのMICから読み出した内容情報を、複数台あるレコーダ側のそれぞれのデジタルテープのMICに書き込む手順についての一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明を適用したデータコピーシステムの制御部により生成されるトラック番号変更テーブルの模式図を示す。
【図11】従来のデータコピーシステムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【図12】従来のデータコピーシステムにおけるバス上のデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
【符号の説明】
1,2 データコピーシステム、10,11,13a1〜13an 電子機器、12,14 制御部、100,110,111 デジタルテープ、101 内容情報リード/ライト部、102 デジタルインターフェース部、103 通信インタフェース部、120,130 トラック番号変更テーブル

Claims (6)

  1. 映像データ及び/又は音声データにより形成される情報データと上記情報データに含まれている情報データの内容情報と、上記情報データの内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号を伝送できる通信制御バスと、
    上記情報データ及び上記情報データの内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号上記通信制御バスを介して記録され第1の記録媒体と、
    上記第1の記録媒体に記録された内容情報呼出信号の記録されているトラック番号と、上記第1の記録媒体に記録されている情報データの内容情報とが上記通信制御バスを介して記憶される第1の記憶素子と、
    上記第1の記録媒体に記録された情報データ及び上記内容情報呼出信号上記通信制御バスを介して記録することが可能な第2の記録媒体と、
    上記第1の記録媒体から読み出され、上記第2の記録媒体に記録された内容情報呼出信号の記録されているトラック番号と、上記第1の記録媒体から読み出され、上記第2の記録媒体に記録された情報データの内容情報とを上記通信制御バスを介して記憶することが可能な第2の記憶素子と、
    上記通信制御バスに接続されており、上記第1の記録媒体に記録された情報データの中から任意の範囲の情報データを読み出す情報データ読出し処理と、上記情報データ読出し処理よって第1の記録媒体から読み出された情報データを、上記通信制御バスを介して上記第2の記録媒体の任意の場所に記録させる記録処理と、上記記録処理よって上記第2の記録媒体に情報データを記録する際、上記第1の記録媒体から読み出され、上記第2の記録媒体に記録される情報データに含まれている内容情報呼出信号を監視する監視処理と、上記監視処理により内容情報呼出信号が発見された際、上第1の記録媒体から読み出された内容情報呼出信号が記録されている上記第2の記録媒体のトラック番号検出する処理を、上記第1の記録媒体から読み出された全ての情報データを上記第2の記録媒体に記録するまで継続するトラック番号検出処理と、上記第1の記憶素子に記憶されているトラック番号及び内容情報を読み出す内容情報読出し処理と、上記内容情報読出し処理によって上記第1の記憶素子から読み出されたトラック番号及び内容情報に基づいて、上記第1の記録媒体に記録されている内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報と、上記第2の記録媒体に記録される内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されるトラック番号とが対応して記憶される内容情報テーブルを生成する内容情報テーブル生成処理と、記トラック番号検出処理により検出された全てのトラック番号を上記内容情報テーブルに書き込むことによって上記内容情報テーブルのデータを更新するテーブルデータ更新処理と、上記第1の記録媒体から読み出した情報データを書き込んだ上記第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを上記データを更新した内容情報テーブルから全て読み出し、読み出した第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを、上記通信制御バスを介して上記第2の記憶素子に記憶させる内容情報書込み処理とを実行する制御手段と
    を備えるデータコピーシステム。
  2. 上記通信制御バスは、当該通信制御バス上で時分割転送を行うことが可能なシリアルバスである請求項1記載のデータコピーシステム。
  3. 上記内容情報は、記録した情報データの記録年月日、記録開始終了時刻、記録位置情報及びタイトル名を含み、
    上記第1の記憶素子は、上記第1の記録媒体に内蔵された半導体メモリであり、
    上記第2の記憶素子は、上記第2の記録媒体に内蔵された半導体メモリである請求項1又は2に記載のデータコピーシステム
  4. 上記内容情報テーブル生成処理では、上記第1の記憶素子から読み出されたトラック番号及び内容情報と、上記第2の記憶素子から読み出されたトラック番号及び内容情報とに基づいて、上記第1の記録媒体に記録されている内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報とを含む第1の内容情報テーブルと、上記第2の記録媒体に記録されている内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報とを含む第2の内容情報テーブルとを各々生成し、
    上記テーブルデータ書込み処理では、上記第1の記録媒体から読み出された全ての情報データの上記第2の記録媒体への書き込みが終了するまでの間上記トラック番号検出手段により検出された全てのトラック番号を上記第1の内容情報テーブルに書き込み、上記第1の記録媒体から読み出された全ての情報データの上記第2の記録媒体への書き込みが終了するまでの間に上記第1の内容情報テーブルに書き込まれた全てのトラック番号と、該当するトラック番号の内容情報呼出信号とのデータを、上記第2の内容情報テーブルに上書き保存し、
    上記内容情報書込み処理では、上記第1の記録媒体から読み出された全ての情報データの上記第2の記録媒体への書き込みが終了するまでの間に上記第1の内容情報テーブルに書き込まれた全てのトラック番号と該当するトラック番号の内容情報呼出信号とのデータを、上記通信制御バスを介して第2の記憶素子に記憶させる請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータコピーシステム。
  5. 上記第2の記録媒体は、複数の記録媒体からなり、
    上記第2の記憶素子は、複数の記録素子からなり、
    上記記録処理では、上記第1の記録媒体から読み出された情報データを、上記通信制御バスを介して上記各第2の記録媒体の任意の場所に記録し、
    上記監視処理では、上記記録手段によって上記各第2の記録媒体に情報データを記録する際、上記第1の記録媒体から読み出され、上記各第2の記録媒体に記録される情報データに含まれている内容情報呼出信号を上記第2の記録媒体毎に監視し、
    上記トラック番号検出処理では、上記監視手段により内容情報呼出信号が発見された際、上記第1の記録媒体から読み出された内容情報呼出信号が記録されている上記各第2の記録媒体のトラック番号を検出する処理を、上記第1の記録媒体から読み出された全ての情報データを上記第2の記録媒体の全てに記録し終わるまで継続し、
    上記内容情報テーブル生成処理では、上記第1の記憶素子から読み出されたトラック番号及び内容情報に基づいて、上記第1の記録媒体に記録されている内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報と、上記第2の記録媒体に記録される内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されるトラック番号とが上記第2の記録媒体毎に対応して記憶される内容情報テーブルを生成し、
    上記テーブルデータ更新処理では、上記トラック番号検出手段により検出された全てのトラック番号のデータを補正し、補正したトラック番号のデータを上記内容情報テーブルに書き込むことによって上記内容情報テーブルのデータを更新し、
    上記内容情報書込み処理では、
    上記第1の記録媒体から読み出した情報データを書き込んだ上記各第2の記録媒体の補正済みのトラック番号と上記補正済みのトラック番号に対応する内容情報とを上記データを補正した内容情報テーブルから全て読み出し、読み出した第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを、上記通信制御バスを介して上記第2の記憶素子に記憶させる請求項1に記載のデータコピーシステム
  6. コピー元である第1の記録媒体に記録されている映像データ及び/又は音声データにより形成される原本となる情報データを、上記情報データと当該情報データに含まれる内容情報と、上記情報データの内容情報を呼び出すための内容情報呼出信号とを伝送できる通信制御バスを介してコピー先である第2の記録媒体にコピーする際に、上記第1の記録媒体から読み出され、上記第2の記録媒体に記録される情報データに含まれている内容情報呼出信号を監視する監視手段と、
    上記第1の記録媒体に記録された内容情報呼出信号の記録されているトラック番号と、上記第1の記録媒体に記録されている情報データの内容情報とが記憶され、上記通信制御バスを介して第1の記憶素子から読み出されたトラック番号及び内容情報に基づいて、上記第1の記録媒体に記録されている内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されているトラック番号と、情報データの内容情報と、上記第2の記録媒体に記録される内容情報呼出信号と、当該内容情報呼出信号が記録されるトラック番号とが対応して記憶される内容情報テーブルを生成する内容情報テーブル生成手段と、
    上記監視手段により内容情報呼出信号が発見された際、上第1の記録媒体から読み出された内容情報呼出信号が記録されている上記第2の記録媒体のトラック番号検出する処理を、上記第1の記録媒体から読み出された全ての情報データを上記第2の記録媒体に記録するまで継続するトラック番号検出手段と、
    記トラック番号検出手段により検出された全てのトラック番号を上記内容情報テーブルに書き込むテーブルデータ書込み手段と、
    上記テーブルデータ書込み手段によりトラック番号を書き込んだ内容情報テーブルから、第1の記録媒体から読み出した情報データを書き込んだ第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを全て読み出し、読み出した第2の記録媒体のトラック番号と上記トラック番号に対応する内容情報とを、上記第2の記録媒体に記録された内容情報呼出信号の記録されているトラック番号と、上記第2の記録媒体に記録された情報データの内容情報とを記憶することが可能な第2の記憶素子に上記通信制御バスを介して出力する読み出し手段と
    を備えるコピー制御装置。
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