JP3520559B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3520559B2
JP3520559B2 JP09308094A JP9308094A JP3520559B2 JP 3520559 B2 JP3520559 B2 JP 3520559B2 JP 09308094 A JP09308094 A JP 09308094A JP 9308094 A JP9308094 A JP 9308094A JP 3520559 B2 JP3520559 B2 JP 3520559B2
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ビデオ信号及びオー
ディオ信号を符号化して記録再生するディジタルVCR
のような記録再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ビデオ信号やオーディオ信号を符号化し
て記録再生する装置が実施されている。この例として
は、業務用VCRにおけるコンポーネント方式のD1、
コンポジット方式のD2等がある。また、民生用ディジ
タルVCRとして、画像圧縮方式のものが研究開発され
ている。ところで、ディジタルVCRに使用されるテー
プカセットには、メモリICを取り付けることが考えら
れている。このメモリICのことを以下の説明ではMI
C(Memory In Cassette)と呼ぶことにする。MICは、
メインエリアとオプショナルエリアに分割されており、
データはパック構造を用いて記憶される。MICの情報
単位をイベントと呼び、テキストイベント、プログラム
イベント、インデックスイベント(タグ)、メーカーズ
オプショナルイベント等がある。MICのメインエリア
には、メインイベントが記憶され、全てのVCRが必ず
このエリアに関して対応を取らなければならない。ま
た、オプショナルエリアには、オプショナルイベントが
記憶される。オプショナルイベントは、イベントヘッダ
ーで始まる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このようなシステムに
おいて、ディジタルVCRで発生したイベントの日付情
報や時刻情報をMICで管理するために、記録日時パッ
クと称されるパックが用意されている。記録日時パック
には、ビデオデータやオーディオデータがテープ上に記
録された時の年月日や時間が2進数で記録されるもので
ある。このようなデータが記録されたテープ(第1のテ
ープとする)からブランクテープ(第2のテープとす
る)にダビングを行った場合には、第1のテープの記録
日時パックは第2のテープに記録されるが、ダビングを
行った日時の記録日時パックは第2のテープに記録され
ない。このため、MICでは、ダビングが行われた時の
データを管理することはできない。 【0004】従って、この発明の目的は、上述の問題点
に鑑みてなされたもので、もととなるデータの日付・時
刻情報と、ダビングが行われた時の日付・時刻情報との
両方をMICで管理することができる記録再生装置を提
供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、ビデオデー
タ及びオーディオデータに関連する補助データが、デー
タ内容を表す階層化したヘッダーとデータとよりなる共
通パック構造で記録されるエリアが設けられたメモリを
搭載した、パック構造のビデオ及びオーディオに関する
データが記録される第1の記録媒体を有するカセット
用いて、記録再生を行う記録再生装置であって第2
の記録媒体から第1の記録媒体にダビングによる記録を
行う場合に、第1の記録媒体を有するカセットのメモリ
に記録される第2の記録媒体からのビデオデータ及び/
またはオーディオデータの、もととなる記録を行った
の時間情報データをパック内の時間情報データに対応
する記録データの種類がビデオ及び/またはオーディオ
であることを表す所定ビット数の記録形態情報を該パッ
ク内データに有する、階層化したヘッダーが記録日時ヘ
ッダーであるパックでエリアに記述し、第1の記録媒体
にビデオデータ及び/またはオーディオデータをダビン
記録する時の時間情報データ階層化したヘッダ
ーが記録日時ヘッダーのパックで、記録データの種類を
表す所定ビットデータの余剰データを利用した該パック
内の時間情報データがダビング日時であることを表す記
録形態情報データと共にエリアに記述することを特徴と
する記録再生装置である。 【0006】 【作用】記録日時パック内に、テープに対する記録がダ
ビングによるものか否かを判別するためのデータを格納
するエリアを設ける。 【0007】 【実施例】以下、この発明の好適なる一実施例を図面を
参照して説明する。以下の実施例は、この発明を、ディ
ジタルビデオ信号を圧縮して記録/再生するディジタル
VCRに適用したものである。このようなディジタルV
CRでは、コンポジットディジタルカラービデオ信号が
輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−Yに分離され、D
CT変換と可変長符号を用いた高能率符号を用いた高能
率圧縮方式により圧縮され、回転ヘッドにより磁気テー
プに記録される。記録方式としては、SD方式(525
ライン/60Hz、625ライン/50Hz)とHD方
式(1125ライン/60Hz、1250ライン/50
Hz)とが設定でき、SD方式の場合には、1フレーム
当たりのトラック数が10トラック(525ライン/6
0Hzの場合)、または12トラック(525ライン/
60Hzの場合)、HD方式の場合には、1フレーム当
たりのトラック数がSD方式の倍、つまり、20トラッ
ク(1125ライン/60Hzの場合)、または24ト
ラック(1250ライン/50Hzの場合)になる。 【0008】このようなディジタルVCRにおいて、デ
ータ管理が容易で、ディジタルVCRを汎用性のある記
録再生装置として利用可能とするためのシステムとし
て、本願出願人は、先にApplication ID
なるシステムを提案している。このシステムを用いる
と、ビデオの予備データVAUX(Video Auxiliary da
ta) 、オーディオの予備データAAUX(Audio Auxili
ary data)やサブコード、及びMICと呼ばれるメモリ
を有するメモリ付カセットの管理が容易となる。そし
て、この発明に依れば、記録日時パック内に、データが
ダビングによるものか否かを判別するための情報が記録
されている。 【0009】まず、このApplication ID
システムに関して説明する。この発明が適用されたディ
ジタルVCRのテープでは、図1Aに示すように、テー
プ上に斜めトラックが形成される。1フレーム当たりの
トラック数は、SD方式で10トラックと12トラッ
ク、HD方式で20トラックと24トラックである。 【0010】図1Bは、ディジタルVCRに用いられる
テープの1本のトラックを示す。トラック入口側には、
ITI(Insert and Track Information)なるアフレコ
を確実に行うためのタイミングブロックがある。これ
は、それ以降のエリアに書かれたデータをアフレコして
書き直す場合に、そのエリアの位置決めを正確にするた
めに設けられるものである。 【0011】どのようなディジタル信号記録再生応用装
置においても、特定エリアのデータの書き換えは必須な
ので、このトラック入口側のITIエリアは必ず存在す
ることになる。つまり、ITIなるエリアに短いシンク
長のシンクブロックを多数個書いておき、その中にトラ
ック入口側から順にそのシンク番号を振っておく。アフ
レコをしようとする時、このITIエリアのシンクブロ
ックのどれかを検出できれば、そこに書いてある番号か
ら現在のトラック上の位置が正確に判断できる。それに
基づいて、アフレコのエリアが確定される。一般的に、
トラック入口側は、メカ精度等の関係からヘッドの当た
りが取り難く不安定である。そのために、シンク長を短
くして多数個のシンクブロックを書いておくことによ
り、検出確率を高くしているのである。 【0012】また、上述の装置において、本願出願人は
先に記録媒体の収納されるカセットにMICの設けられ
た回路基板を搭載して、このカセットが装置に装着され
るとこのメモリICに書き込まれたデータを読み出して
記録再生の補助を行うようにすることを提案した(特願
平4−165444号、特願平4−287875号)。 【0013】MICには、テープ長、テープ厚、テープ
種類等のテープ自体の情報と共に、TOC(Table Of C
ontents )情報、インデックス情報、文字情報、再生制
御情報、タイマー記録情報等を記憶しておくことができ
る。MICを有するカセットテープをディジタルVCR
に接続すると、例えばMICに記憶されたデータが読み
出され、所定のプログラムにスキップしたり、プログラ
ムの再生順を設定したり、所定のプログラムの場面を指
定して静止画(フォト)を再生したり、タイマー予約で
記録したりすることが可能となる。 【0014】ところで、トラックの入口側にあるITI
エリアの中には、APT(Application of a Track) と
称されるデータが書き込まれている。APTとは、その
トラックの構造を定義付けるデータである。 【0015】例えば、APT=000の時には、AAU
X、VAUX、サブコード及びMICの各エリアは、す
べて共通のパック構造で記述される。図2に示すよう
に、1つのパックは5バイトで構成され、先頭の1バイ
トがヘッダー、残りの4バイトがデータである。パック
とは、データグループの最小単位のことで、関連するデ
ータを集めて1つのパックが構成される。 【0016】ヘッダー8ビットは、上位4ビット、下位
4ビットに分かれ、階層構造を形成する。図3のよう
に、上位4ビットを上位ヘッダー、下位4ビットを下位
ヘッダーとして二階層とされ、さらにデータのビットア
サインによりその下の階層まで拡張することができる。
この階層化により、パックの内容は明確に系統だてら
れ、その拡張も容易となる。そしてこの上位ヘッダー、
下位ヘッダーによる256の空間は、パックヘッダー表
として、その各パックの内容と共に準備される(図4参
照)。これを用いて、上述の各エリアが記述される。パ
ック構造は5バイトの固定長を基本とするが、例外とし
てMIC内に文字データを記述する時のみ、可変長のパ
ック構造を用いる。これは限られたバッファメモリを有
効利用するためである。 【0017】図5は、オーディオシンクブロック中のA
AUX専用シンクを9パック分抜きだして、トラック方
向に記述した図である。1ビデオフレームは、525ラ
イン/60Hzシステムの場合に10トラックで、ま
た、625ライン/50Hzシステムの場合に12トラ
ックでそれぞれ構成される。オーディオやサブコードも
この1ビデオフレームに従って記録再生される。図5に
おいて、50から55までの数字は、パックヘッダーの
値(16進数)を示す。図5からもわかるように、同じ
パックを10トラックに10回書いていることになる。
この部分をメインエリアと称する。ここには、オーディ
オ信号を再生するために必要なサンプリング周波数、量
子化ビット数等の必須項目が主として格納される。な
お、データ保護のために多数回書かれる。これにより、
テープトランスポートにありがちな横方向の傷や片チャ
ンネルクロッグ等が発生した場合でも、メインエリアの
データを再現できる。 【0018】それ以外の残りのパックは、すべて順番に
つなげてオプショナルエリアとして用いられる。図5で
a、b、c、d、e、f、g、h、……のように、矢印
の方向にメインエリアのパックを抜かしてつなげてい
く。1ビデオフレームで、オプショナルエリアは30パ
ック(525ライン/60Hz)、または36パック
(625ライン/50Hz)用意される。このエリア
は、文字どおりオプションなので、各ディジタルVCR
毎に、図4のパックヘッダー表のなかから自由にパック
を選んで記述してよい。 【0019】オプショナルエリアは、共通のコモンオプ
ション(例えば文字データ)と各メーカーが独自にその
内容を決められる共通性のないメーカーズオプションと
からなる。オプションなので片方だけ、または両方存在
したり、または両方なくてもよい。情報がない場合は、
情報なしのパック(NO INFOパック)を用いて記
述する。Application ID、両者のエリア
は、メーカーコードパックの出現により区切られる。こ
のパック以降がメーカーズオプショナルエリアとなる。
なお、メインエリア、オプショナルエリア、コモンオプ
ション、メーカーズオプションの仕組みは、AAUX、
VAUX、サブコード、MICにおいて全て共通であ
る。 【0020】図6は、VAUX専用シンクを45パック
分抜きだして、トラック方向に記述した場合の図であ
る。図6において、60から65までの数字は、パック
ヘッダーの値(16進数)を示す。ここがメインエリア
である。オーディオと同様に、同じパックを10トラッ
クに10回書いている。ここには、ビデオ信号を再生す
るために必要なテレビジョン方式、画面のアスペクト比
等の必須項目が主として格納されている。これにより、
テープトランスポートにありがちな横方向の傷や片チャ
ンネルクロッグ等に対しても、メインエリアのデータを
再現することができる。それ以外の残りのパックは、す
べて順番につなげてオプショナルエリアとして用いられ
る。図6でオーディオと同様に、a、b、c、……のよ
うに、矢印の方向にメインエリアのパックを抜かしてつ
なげていく。1ビデオフレームで、オプショナルエリア
は390パック(525ライン/60Hz)、または4
68パック(625ライン/50Hz)用意される。な
お、オプショナルエリアの扱い方は、オーディオのそれ
と同様である。 【0021】図7に、MICのデータ構造を示す。MI
C内もメインエリアとオプショナルエリアに分かれてお
り、先頭の1バイトと未使用領域(FFh)を除いてす
べてパック構造で記述される。前述のように、文字デー
タだけは可変長のパック構造で、それ以外はVAUX、
AAUX、サブコードと同じ5バイト固定長のパック構
造で格納される。 【0022】MICメインエリアの先頭のアドレス0に
は、MICのApplication ID、APM3
ビットとBCID(Basic Cassette ID )4ビットがあ
る。BCIDは、基本カセットIDであり、MIC無し
カセットでのID認識(テープ厚み、テープ種類、テー
プグレード)用のIDボードと同じ内容である。IDボ
ードは、MIC読み取り端子を従来の8ミリVCRのレ
コグニションホールと同じ役目をさせるもので、これに
より従来のようにカセットハーフに穴を空ける必要がな
くなる。アドレス1以降に、順にカセットID、テープ
長、タイトルエンドの3パックが入る。カセットIDパ
ックには、テープ厚みのより具体的な値とMICに関す
るメモリ情報がある。 【0023】テープ長パックは、テープメーカーがその
カセットのテープ長をトラック本数表現で格納するもの
で、これと次のタイトルエンドパック(記録最終位置情
報、絶対トラック番号で記録)から、テープの残量を一
気に計算することができる。また、この記録最終位置情
報は、カムコーダーで途中を再生して止め、その後、元
の最終記録位置に戻るときやタイマー予約時に便利な使
い勝手を提供する。 【0024】オプショナルエリアは、オプショナルイベ
ントで構成される。メインエリアが、アドレス0から1
5まで16バイトの固定領域だったのに対し、オプショ
ナルエリアはアドレス16以降にある可変長領域であ
る。その内容により領域の長さが変わり、イベント消去
時にはアドレス16方向に残りのイベントを詰めて保存
する。詰め込み作業後に不要となったデータは、すべて
FFhを書き込んでおき未使用領域とする。オプショナ
ルエリアは、文字どおりオプションで、おもにTOCや
テープ上のポイントを示すタグ情報、それにプログラム
に関するタイトル等の文字情報等が格納される。MIC
読み出し時、そのパックヘッダーの内容により5バイト
毎、または可変長バイト(文字データ)毎に、次のパッ
クヘッダーが登場するが、未使用領域のFFhをヘッダ
ーとして読み出すと、これはNOINFOパックのパッ
クヘッダーに相当するので、コントロールマイコンはそ
れ以降に情報がないことを検出できる。 【0025】図8は、ディジタルVCRで発生したイベ
ントをMICで管理するために用いられる記録日時パッ
クの図である。なお、PC0に記されるヘッダーが「0
1000010」の時に記録日時パックと規定される。
PC1の上位2ビットには、RM(Recording Mode)が記
録される。RMは、データが記録された時に用いられ
る。RMは、その値が「00」でビデオデータのみ、
「01」でオーディオデータのみ、「10」でビデオデ
ータ及びオーディオデータ、「11」で複製(ダビン
グ)の記録形態をそれぞれ表す。 【0026】PC1の残りの6ビットには記録が行われ
た時の「分」が記録される。この値は00〜3B(h)
の何れかであり、3F(h)の時には情報なしとされ
る。PC2の上位3ビットには記録が行われた時の「曜
日」が記録される。この値は0(h)で日曜日を、1
(h)で月曜日を、2(h)で火曜日を、3(h)で水
曜日を、4(h)で木曜日を、5(h)で金曜日を、6
(h)で土曜日を、7(h)で情報なしをそれぞれ表
す。PC2の残りの5ビットには記録が行われた時の
「時」が記録される。この値は00〜17(h)の何れ
かであり、1F(h)で情報なしとされる。PC3の上
位3ビット及びPC4の上位4ビットに跨がって記録が
行われた時の「年」が記録される。この値は00〜63
(h)の何れかであり、7Fで情報なしとされる。な
お、「年」は、西暦の下位2桁で表される。PC3の残
りの5ビットには記録が行われた時の「日」が記録され
る。この値は01〜1F(h)の何れかである。PC4
の残りの4ビットには記録が行われた時の「月」が記録
される。この値は1〜C(h)の何れかであり、Fで情
報なしとされる。 【0027】以下、図9及び図10を参照して、ダビン
グに関して説明する。図9は、テープ上に記録を行った
時のプログラム開始/終了点を表す図である。また、図
10は、テープ上に記録を行った時のMIC内のパック
配列を示す図である。図9に示されるように、各ビデオ
データ及びオーディオデータの開始位置及び終了位置を
記録するために、プログラムスタートパック及びプログ
ラムエンドパックが用いられる。図9に示されるように
記録されたテープに対応するMIC内のパック配列は、
図10Aに示されるようになる。即ち、このパック配列
は、テープ上におけるプログラムの開始点及び終了点を
示すプログラムスタートパック、プログラムエンドパッ
ク及びこの記録が行われた時を記す記録日時パックの順
にMIC内に格納される。記録日時パックには、上述の
ように、日付・時刻情報が記録されると共に、どのデー
タが記録されたかを示すRMが記録される。この場合、
ビデオデータ及びオーディオデータが共に記録されてい
るので、RM=「10」と記録される。 【0028】このように記録されたテープをダビングし
た時のMIC内のパック配列が図10Bに示される。こ
の時のパック配列は、テープ上におけるプログラムの開
始点及び終了点を示すプログラムスタートパック、プロ
グラムエンドパック、もとになったテープの記録日時パ
ック及びダビング時の記録日時パックの順にMIC内に
格納される。即ち、この場合には、図10Aに示される
MIC内のパック配列に加えて、ダビング時の記録日時
パックが格納される。ダビング時の記録日時パックにお
けるRMの値は「11」とされている。これは、RM=
「11」で、複製(ダビング)を表すからである。これ
により、もとのビデオデータ及びオーディオデータが記
録された時の日付・時刻情報とダビング時の日付・時刻
情報の両方をMICで管理することが可能となる。 【0029】以下、図11及び図12を参照して、デー
タのインサートに関して説明する。図11は、テープ上
にデータのインサートを行った時のインサート開始/終
了点を表す図である。なお、ビデオデータのインサート
ではVAUXスタートパック及びVAUXエンドパック
が、オーディオデータのインサート(アフレコ)ではA
AUXスタートパック及びAAUXエンドパックがそれ
ぞれ用いられる。図12は、テープ上にインサートを行
った時のMIC内のパック配列を示す図である。詳細に
は、図12Aにはビデオデータのインサートを行った時
のパック配列が、図12Bにはオーディオデータのアフ
レコを行った時のパック配列がそれぞれ示される。ま
た、図12Cには、アフレコされたオーディオデータの
パック及びアフレコされたオーディオデータのチャンネ
ル情報を表すパックのパック配列が示される。 【0030】ビデオデータのインサートを行った時に
は、図12Aに示されるように、VAUXスタートパッ
ク、VAUXエンドパック及び記録日時パックの順にM
ICに格納される。上述と同様に、記録日時パックによ
り、記録が行われた時の日付・時刻情報が記録される。
また、この場合はビデオデータのみのインサートなの
で、記録日時パックのRMの値は「00」とされる。次
に、オーディオデータのアフレコを行った時には、図1
2Bに示されるように、AAUXスタートパック、AA
UXエンドパック及び記録日時パックの順にMICに格
納される。オーディオデータのみのアフレコなので、記
録日時パックのRMの値は「01」とされる。 【0031】アフレコされたオーディオデータのチャン
ネル情報を記録する場合には、AAUXソースコントロ
ールパックが用いられる。即ち、図12Cに示されるよ
うに、AAUXスタートパック、AAUXエンドパッ
ク、記録日時パック及びAAUXソースコントロールパ
ックの順にMICに格納される。なお、AAUXソース
コントロールパック内にアフレコオーディオデータのチ
ャンネル情報が格納される。 【0032】以下、AAUXソースコントロールパック
について図13を参照して詳述する。このパックは、P
C0に記されるヘッダーが「01010001」の時に
AAUXソースコントロールパックと規定される。PC
1は全てリザーブとされる。PC2には、MSBから記
録開始フラグ、記録終了フラグ、記録モードデータ、イ
ンサートチャンネルデータの順に記録される。インサー
トチャンネルデータにより、データがどのチャンネルに
インサートされたかを知ることができる。インサートチ
ャンネルが「000」でチャンネル1を、「001」で
チャンネル2を、「010」でチャンネル3を、「01
1」でチャンネル4を、「100」でチャンネル1及び
チャンネル2を、「101」でチャンネル3及びチャン
ネル4を、「110」でチャンネル1からチャンネル4
を、「111」で情報なしをそれぞれ表す。PC3に
は、方向フラグDRF及びスピードデータが記録され
る。方向フラグDRFは、0の時には逆方向、1の時に
は順方向を表す。PC4には、ジャンルカテゴリーデー
タが記録される。ジャンルカテゴリーデータは、AAU
Xデータのソースのジャンルを示すものである。 【0033】このように、AAUXソースコントロール
パックのインサートチャンネルデータにアフレコしたオ
ーディオデータのチャンネル情報を記録することによ
り、どのチャンネルにアフレコしたかを知ることができ
る。 【0034】図14及び図15は、優先したデータの違
いによるパック配列に関して示した図である。図14に
示されるテープには、ビデオデータ、チャンネル1のオ
ーディオデータ及びチャンネル2のオーディオデータが
記録されている。図15Aにはビデオデータを優先した
場合のパック配列が、図15Bにはチャンネル1に記録
されたオーディオデータを優先した場合のパック配列
が、また、図15Cにはチャンネル2に記録されたオー
ディオデータを優先した場合のパック配列がそれぞれ示
されている。 【0035】図15Aにおいては、ビデオデータの開始
点及び終了点がプログラムスタートパック及びプログラ
ムエンドパックで格納される。これと共に、記録された
ビデオデータの日付・時刻情報を表すために、記録日時
パックが用いられている。この記録日時パックのRMは
「00」(ビデオデータのみ)とされている。これによ
り、記録されたビデオデータをプログラムイベントとし
て定義することができる。 【0036】ところで、チャンネル1のオーディオデー
タを優先する場合、例えばVOS(Video On Sound) の
ように、先にオーディオデータのみを記録して後からビ
デオデータのインサートを行うような場合には、ビデオ
データよりもオーディオデータの区切りに着目して形成
されたTOC情報を必要することがある。この時には、
着目するオーディオデータの開始点及び終了点をプログ
ラムスタートパック及びプログラムエンドパックで格納
すると共に、記録日時パック内のRMを「01」とする
ことで、明確にオーディオエリアに記録されたオーディ
オデータをプログラムイベントとして定義することがで
きる。 【0037】即ち、図15Bにおいては、オーディオデ
ータの開始点及び終了点がプログラムスタートパック及
びプログラムエンドパックで格納される。また、記録さ
れたオーディオデータの日付・時刻情報を表すために、
記録日時パックが用いられている。この記録日時パック
のRMは「01」(オーディオデータのみ)とされてい
る。これにより、記録されたオーディオデータをプログ
ラムイベントとして定義することができる。また、記録
日時パックに続いて、AAUXソースコントロールパッ
クが用いられている。このパック中のインサートチャン
ネルの値は「000」(チャンネル1)とされている。
これにより、オーディオデータをチャンネル単位(チャ
ンネル1)でプログラムイベントと定義することができ
る。 【0038】また、図15Cにおいては、図15Bと同
様に、オーディオデータの開始点及び終了点がプログラ
ムスタートパック及びプログラムエンドパックで格納さ
れると共に、記録されたオーディオデータの日付・時刻
情報を表すために、記録日時パックが用いられている。
この記録日時パックのRMは「01」(オーディオデー
タのみ)とされている。これにより、記録されたオーデ
ィオデータをプログラムイベントとして定義することが
できる。また図15Bと同様に、記録日時パックに続い
て、AAUXソースコントロールパックが用いられてい
る。このパック中のインサートチャンネルの値は「00
1」(チャンネル2)とされている。これにより、オー
ディオデータをチャンネル単位(チャンネル2)でプロ
グラムイベントと定義することができる。 【0039】図16、図17及び図18は、この発明が
適用されたディジタルVCRのブロック図である。この
ディジタルVCRでは、コンポジットカラービデオ信号
がディジタル輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−Yに
分離され、DCT変換と可変長符号を用いた高能率符号
化方式により圧縮されて記録される。そして、上述のM
ICを用いてVブランキング期間のデータが記録される
ようになっている。 【0040】図16において、アンテナ1でテレビジョ
ン電波信号が受信される。アンテナ1で受信された信号
がチューナー部2に供給される。チューナー部2で、こ
のテレビジョン信号からNTSC方式やPAL方式等の
コンポジットカラービデオ信号とオーディオ信号が復調
される。このチューナー部2からのコンポジットビデオ
信号がスイッチ3aに供給され、オーディオ信号がスイ
ッチ3bに供給される。 【0041】また、外部ビデオ入力端子4にアナログコ
ンポジットビデオカラービデオ信号が供給される。この
外部ビデオ入力端子4からのコンポジットビデオ信号が
スイッチ3aに供給される。外部オーディオ入力端子5
にアナログオーディオ信号が供給される。このアナログ
オーディオ信号がスイッチ3bに供給される。 【0042】スイッチ3aで、チューナー部2からのコ
ンポジットビデオ信号と外部ビデオ入力端子4からのコ
ンポジットビデオ信号とが選択される。スイッチ3aの
出力がY/C分離回路6に供給されると共に、同期分離
回路11に供給される。Y/C分離回路6で、コンポジ
ットビデオ信号から、輝度信号(Y)と色差信号(R−
Y、B−Y)とが分離される。 【0043】Y/C分離回路6からの輝度信号(Y)及
び色差信号(R−Y、B−Y)は、ローパスフィルタ7
a、7b、7cを介してA/D変換器8a、8b、8c
に供給される。ローパスフィルタ7a、7b、7cは、
折り返し歪みを除去するために、入力信号を帯域制限す
るものである。ローパスフィルタ7a、7b、7cの遮
断周波数は、例えば輝度信号(Y、サンプリング周波数
13.5MHz(4のレート))に対して5.75MH
z、色差信号(R−Y、B−Y)に対しては、サンプリ
ング周波数6.75MHz(2のレート)で2.75M
Hz、サンプリング周波数3.375MHz(1のレー
ト)で1.45MHzに設定される。 【0044】同期分離回路11で、垂直同期信号(Vシ
ンク)と、水平同期信号(Hシンク)とが抽出される。
同期分離回路11からの垂直同期信号(Vシンク)及び
水平同期信号(Hシンク)は、PLL(Phase Locked L
oop )回路12に供給される。このPLL回路12で、
入力ビデオ信号にロックした基本サンプリング周波数1
3.5MHzのクロックが形成される。なお、この1
3.5MHzのサンプリング周波数は、上述のように4
のレートと呼ばれる。この基本サンプリング周波数1
3.5MHzのクロックがA/D変換器8aに供給され
る。また、この基本サンプリング周波数13.5MHz
のクロックは分周器13に供給され、分周器13で基本
サンプリング周波数の1/4の周波数のクロックが形成
される。この基本サンプリング周波数の1/4の周波数
のクロック(1のレート)がA/D変換器8b及び8c
に供給される。 【0045】A/D変換器8a、8b、8cからのディ
ジタルコンポーネントビデオ信号Y、R−Y、B−Y
は、ブロックキング回路9に供給される。ブロッキング
回路9で、実画面上のデータが8サンプル×8ラインの
ブロックとなるように処理される。ブロッキング回路9
の出力がシャフリング回路10に供給され、シャフリン
グされる。シャフリングは、ヘッドのクロッグやテープ
の横傷等でテープ上に記録したデータが集中的に失われ
るのを回避するために行われる。同時に、シャフリング
回路10では、輝度信号及び色差信号を後段で処理し易
いように、並べ替えを行う。 【0046】シャフリング回路10の出力がデータ圧縮
符号化部14に供給される。データ圧縮符号化部14
は、DCT方式や可変長符号化を用いた圧縮回路、その
結果を所定のデータ量まで圧縮できたかを見積もる見積
器、その判別結果を基に最終的に量子化する量子化器か
らなる。こうして圧縮されたビデオデータは、フレーミ
ング回路15で、所定のシンクブロック中に所定の規則
に従って詰め込まれる。フレーミング回路15の出力が
合成回路16に供給される。 【0047】一方、スイッチ3bで、チューナー部2か
らのオーディオ信号と外部オーディオ信号入力端子5か
らのオーディオ信号とが選択される。スイッチ3bの出
力がA/D変換器21に供給される。A/D変換器21
で、アナログオーディオ信号がディジタル化される。こ
のようにして得られたディジタルオーディオ信号は、シ
ャフリング回路22に供給される。シャフリング回路2
2で、ディジタルオーディオデータがシャフリングされ
る。このシャフリング回路22の出力がフレーミング回
路23に供給される。フレーミング回路23で、このオ
ーディオデータがオーディオのシンクブロック内に詰め
込まれる。フレーミング回路23の出力が合成回路24
に供給される。 【0048】モード処理マイコン34は、マンマシンイ
ンターフェースを取り持つマイコンであり、テレビジョ
ン画像のフィールド周波数60Hz又は50Hzに同期
して動作している。信号処理マイコン20は、よりマシ
ンに近い側で動作させるので、例えばドラムの回転数9
000rpm及び150Hzに同期して動作している。 【0049】モード処理マイコン34で、ビデオ予備デ
ータVAUX、オーディオ予備データAAUX、サブコ
ードの各パックデータが生成され、絶対トラック番号が
信号処理マイコン20で生成される。 【0050】信号処理マイコン20で生成されたビデオ
予備データVAUXは、VAUX回路17を介して、合
成回路16に供給される。合成回路16で、フレーミン
グ回路15の出力に、ビデオ予備データVAUXが合成
される。また、信号処理マイコン20で発生されたオー
ディオ予備データAAUXは、AAUX回路19を介し
て、合成回路24に供給される。合成回路24で、フレ
ーミング回路23の出力に、オーディオ予備データAA
UXが合成される。合成回路16及び24の出力がスイ
ッチ26に供給される。また、信号処理マイコン20の
出力に基づき、サブコード回路18で、ID部のデータ
SIDとAP3、それにサブコードパックデータSDA
TAが生成され、これらがスイッチ26に供給される。
また、シンク発生回路25で、AV(オーディオ/ビデ
オ)の各ID部と、プリシンク及びポストシンクがそれ
ぞれ生成され、これがスイッチ26に供給される。ま
た、回路25でAP1、AP2が生成され、これが所定
のID部にはめ込まれる。スイッチ26により、回路2
5の出力と、ADATA、VDATA、SID、SDA
TAとが所定のタイミングで切り替えられる。 【0051】スイッチ回路26の出力がエラー訂正符号
生成回路27に供給される。エラー訂正符号生成回路2
7で、所定のパリティが付加される。エラー訂正符号生
成回路27の出力が乱数化回路29に供給される。乱数
化回路29で、記録データに偏りが出ないように乱数化
が行われる。乱数化回路29の出力が24/25変換回
路30に供給され、24ビットのデータが25ビットに
変換される。これにより、磁気記録再生時に問題となる
直流分が取り除かれる。ここで、更に図示せずもディジ
タル記録に適したPRIV(パーシャルレスポンス、ク
ラス4)のコーディング処理(1/1−D2 )も合わせ
て行われる。 【0052】24/25変換回路30の出力が合成回路
31に供給される。合成回路31で、24/25変換回
路30の出力に、オーディオ/ビデオ、サブコードのシ
ンクパターンが合成される。合成回路31の出力がスイ
ッチ32に供給される。 【0053】また、VCR全体のモード管理を行うモー
ド処理マイコン34から、APT、SP/LP、PFの
各データが出力され、これがITI回路33に供給され
る。ITI回路33からは、ITIセクターのデータが
発生される。スイッチ32は、これらのデータとアンブ
ルパターンを、タイミングを見て切り替えている。 【0054】スイッチ32により切り替えられたデータ
は、更に、スイッチ35により、ヘッドの切り替えタイ
ミングに応じて切り替えられる。スイッチ35の出力が
ヘッドアンプ36a、36bにより増幅され、ヘッド3
7a、37bに供給される。 【0055】スイッチ40は、VCR本体の外部スイッ
チで、記録、再生等を指示するスイッチ群である。この
中には、SP/LPの記録モードを設定するスイッチが
あり、その結果は、メカ制御マイコン28や信号処理マ
イコン20に指示される。モード処理マイコン34に
は、MICマイコン38が接続される。このMICマイ
コン38で、APMやMIC内のパックデータが生成さ
れる。このデータは、MIC接点39を介して、MIC
付きカセット41に供給される。 【0056】このように、この発明が適用されたディジ
タルVCRでは、ディジタル輝度信号(Y)、色差信号
(R−Y、B−Y)が圧縮されてビデオセクターに記録
され、ディジタルオーディオ信号がオーディオセクター
に記録される。また、VAUX、AAUXが記録でき
る。VAUXのデータ及びAAUXのデータは、パック
構造で記録される。 【0057】次に、この発明が適用されたディジタルV
CRの再生側の構成について図17及び図18を参照し
て説明する。図17において、ヘッド101a、101
bから得られる信号は、ヘッドアンプ102a、102
bで増幅され、スイッチ103で切り替えられる。スイ
ッチ103の出力がイコライザー回路104に供給され
る。記録時にテープと磁気ヘッドとの電磁変換特性を向
上させるため、所謂エンファシス処理(例えばパーシャ
ルレスポンス、クラス4)を行っているが、イコライザ
ー回路104はその逆処理を行うものである。 【0058】イコライザー回路104の出力がA/D変
換器106に供給されると共に、クロック抽出回路10
5に供給される。クロック抽出回路105によりクロッ
ク成分が抽出される。この抽出クロックで、イコライザ
ー回路104の出力がA/D変換器106を用いてディ
ジタル化される。こうして得られた1ビットデータがF
IFO107に書き込まれる。 【0059】FIFO107の出力がシンクパターン検
出回路108に供給される。シンクパターン検出回路1
08には、スイッチ109を介して、各エリアのシンク
パターンが供給される。スイッチ109は、タイミング
回路113で切り替えられる。シンクパターン検出回路
108は、所謂フライホイール構成となっており、一度
シンクパターンを検出すると、それから所定のシンクブ
ロック長後に再び同じシンクパターンが来るかどうかを
みている。これが例えば3回以上正しければ真とみなす
ような構成にして、誤検出を防いでいる。 【0060】こうしてシンクパターンが検出されると、
FIFO107の各段の出力からどの部分を抜き出せば
一つのシンクブロックが取り出せるか、そのシフト量が
決定されるので、それを基にスイッチ110により必要
なビットがシンクブロック確定ラッチ111に取り込ま
れる。これにより、取り込んだシンク番号が抽出回路1
12で取り出され、タイミング回路113に入力され
る。この読み込んだシンク番号により、トラック上のど
の位置にヘッドが存在するのかが分かるので、それによ
り、スイッチ109やスイッチ114が切り替えられ
る。 【0061】スイッチ114は、ITIセクターの時に
下側に切り替えられており、分離回路115によりIT
Iシンクパターンが分離され、ITIデコーダ116に
供給される。ITIのエリアは、コーディングして記録
してあるので、それをデコードすることにより、AP
T、SP/LP、PFの各データを取り出せる。これ
は、セット外部の操作キー118に繋がれている、セッ
ト全体の動作モード等を決めるモード処理マイコン11
7に与えられる。 【0062】モード処理マイコン117には、APM等
を管理するMICマイコン119が繋がっている。MI
C付きカセット121からの情報は、MIC接点120
を介してこのMIC付きマイコン119に与えられ、モ
ード処理マイコン117と役割分担しながら、MICの
処理を行う。セットによっては、このMICマイコンは
省略され、モード処理マイコン117でMIC処理を行
う場合もある。モード処理マイコン117は、メカ制御
マイコン128や信号処理マイコン151と連携を取っ
て、セット全体のシステムコントロールを行う。 【0063】A/Vセクターやサブコードセクターの時
には、スイッチ114は上側に切り替えられている。分
離回路122により各セクターのシンクパターンを抜き
出した後、24/25逆変換回路123を通して、更に
逆乱数化回路124に供給し、元のデータ列に戻され
る。こうして取り出されるデータがエラー訂正回路12
5に供給される。 【0064】エラー訂正回路125では、エラーデータ
の検出、訂正が行われる。訂正不能なデータには、エラ
ーフラグを付けて出力される。各データは、スイッチ1
26により切り替えられる。 【0065】回路127は、A/VセクターのID部
と、プリシンク、ポストシンクの各シンクを担当するも
ので、ここで、シンク番号、トラック番号それにプリシ
ンク、ポストシンクの各シンクに格納されていたSP/
LPの各信号が抜き出される。これらは、タイミング回
路113に与えられ各種タイミングを作り出す。 【0066】更に、回路127でAP1、AP2が抜き
出され、それがモード処理マイコンに渡され、フォーマ
ットがチェックされる。AP1、AP2=000の時に
は、それぞれ、エリア2が画像データエリアとして定義
され、通常どうり動作されるが、それ以外の時には、警
告処理等のウォーニング動作が行われる。 【0067】SP/LPについては、ITIから得られ
たものと比較検討がモード処理マイコン117で行われ
る。ITIエリアには、その中のTIAエリアに3回S
P/LP情報が書かれており、それだけで多数決処理等
により信頼性が高められている。プリシンクは、オーデ
ィオ及びビデオにそれぞれ2シンクづつあり,計4箇所
SP/LP情報が書かれている。ここにも、そこだけで
多数決が取られ、信頼性が高められる。そして、最終的
に両者が一致しない場合には、ITIエリアのものを優
先して採用する。 【0068】ビデオセクターからの再生データは、図1
8のスイッチ129によりビデオデータとVAUXデー
タに切り分けられる。ビデオデータは、エラーフラグと
共にデフレーミング回路130に供給される。デフレー
ミング回路130は、フレーミングの逆変換をするとこ
ろである。 【0069】画像データは、データ逆圧縮符号化部に供
給される。つまり、逆量子化回路131、逆圧縮回路1
32を通して、圧縮前のデータに戻される。次にデシャ
フリング回路133及びデブロッキング回路134によ
り、データが元の画像空間配置に戻される。 【0070】デシャフリング以降は、輝度信号(Y)と
色差信号(R−Y、B−Y)の3系統に分けて処理が行
われる。そして、D/A変換器135a、135b、1
35cにより、アナログ信号に戻される。この時、発振
回路139と分周器140で分周した出力が用いられ
る。つまり、輝度信号(Y)は13.5MHz、色差信
号R−Y、B−Yは6.75MHz又は3.375MH
zが用いられる。 【0071】こうして得られた信号は、Y/C合成回路
136で合成され、同期信号発生回路141の同期信号
出力と合成回路137にてさらに合成される。そして、
コンポジットビデオ信号として出力端子142から出力
される。 【0072】オーディオセクターからの再生データは、
スイッチ143によりオーディオデータとAAUXデー
タに切り分けられる。オーディオデータは、次のデシャ
フリング回路145で元の時間軸上に戻される。この
時、必要に応じて、エラーフラグを基にオーディオデー
タの補間処理が行われる。この信号は、D/A変換器1
46に供給され、アナログオーディオ信号に戻される。
そして、画像データとリップシンク等のタイミングを取
りながら、出力端子147から出力される。 【0073】スイッチ129及び143により切り分け
られたVAUX、AAUXの各データは、VAUX回路
148、AAUX回路150に供給されて、エラーフラ
グを参照しながら、多数回書き時の多数決処理等の前処
理が行われる。サブコードセクターのID部とデータ部
は、サブコード回路149に供給される。ここでも、エ
ラーフラグを参照しながら多数決処理等の前処理が行わ
れる。その後、信号処理マイコン151に供給され、最
終的な読み取り動作が行われる。 【0074】 【発明の効果】この発明に依れば、記録日時パック内
に、テープに記録されたデータがダビングによるものか
否かを判別するための情報を格納するエリアを設けるこ
とにより、もとのビデオデータ及びオーディオデータの
記録が行われた時の日付・時刻情報とダビングが行われ
た時の日付・時刻情報の両方の情報をMICで管理する
ことが可能となる。また、AAUXソースコントロール
パックにインサートチャンネルの情報を格納するエリア
を設けることにより、テープのどのチャンネルにデータ
がインサートされたかを知ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】テープのトラックフォーマットを示す図であ
る。 【図2】パックの構造を示す図である。 【図3】ヘッダーの階層構造を示す図である。 【図4】パックヘッダー表を示す図である。 【図5】テープのトラックフォーマットを示す図であ
る。 【図6】テープのトラックフォーマットを示す図であ
る。 【図7】MICのデータ構造を示す図である。 【図8】記録日時パックを示す図である。 【図9】プログラム開始/終了点を表す図である。 【図10】MIC内のパック配列を示す図である。 【図11】インサート開始/終了点を表す図である。 【図12】MIC内のパック配列を示す図である。 【図13】AAUXソースコントロールパックを示す図
である。 【図14】パック配列に関して示した図である。 【図15】パック配列に関して示した図である。 【図16】ディジタルVCRの記録系を示すブロック図
である。 【図17】ディジタルVCRの再生系を示すブロック図
である。 【図18】ディジタルVCRの再生系を示すブロック図
である。 【符号の説明】 17、148 VAUX回路 19、150 AAUX回路 25 シンク発生回路 41、121 MIC 149 サブコード回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−8554(JP,A) 特開 平1−8555(JP,A) 特開 平2−143378(JP,A) 特開 平5−234334(JP,A) 特開 平6−36523(JP,A) 特開 平6−89551(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/10 - 27/34

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ビデオデータ及びオーディオデータに関
    連する補助データが、データ内容を表す階層化したヘッ
    ダーとデータとよりなる共通パック構造で記録されるエ
    リアが設けられたメモリを搭載した、パック構造のビデ
    オ及びオーディオに関するデータが記録される第1の
    録媒体を有するカセットを用いて、記録再生を行う記録
    再生装置であって第2の記録媒体から上記第1の記録媒体にダビングによ
    る記録を行う場合に、 上記第1の記録媒体を有するカセットのメモリに記録さ
    れる上記第2の記録媒体からの ビデオデータ及び/また
    はオーディオデータの、もととなる記録を行った時の時
    間情報データをパック内の時間情報データに対応す
    る記録データの種類がビデオ及び/またはオーディオで
    あることを表す所定ビット数の記録形態情報を該パック
    内データに有する、上記階層化したヘッダーが記録日時
    ヘッダーであるパックで上記エリアに記述し、 上記第1の 記録媒体に上記ビデオデータ及び/またはオ
    ーディオデータをダビング記録する時の時間情報データ
    上記階層化したヘッダーが記録日時ヘッダーのパ
    ックで、上記記録データの種類を表す所定ビットデータ
    の余剰データを利用した該パック内の時間情報データが
    ダビング日時であることを表す記録形態情報データと共
    上記エリアに記述することを特徴とする記録再生装
    置。
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