JP4719272B2 - 三軸加速度計 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に、微小電子機械システム(MEMS)加速度計に関する。
加速度計は、加速度を測定するデバイスである。MEMS技術を利用することにより、加速度計を(シリコン)基板上に作製することができる。MEMSを利用して構成された加速度計素子は、標準加速度計類似の構造、即ち、プルーフマス(proof mass)、復元バネ、変位変換器、何らかの型の制動(damping)、及び全てのものが取り付けられるケースを含む。例えば、図1Aは、MEMS加速度計のサブセットに特有のいくつかの特徴を有する加速度計の例を示している。この図は、プルーフマス1、一対の復元バネ2、ケース3、変位変換器4及び5、並びにダンパ6を示す。図では2つの別々の部材としてその断面が示されているが、ケース3は、事実上1つの剛体として構成されると考えられる。変位変換器4及び5は差動容量トランスジューサとして示されているが、当業者にとっては明白であろうが、圧電振動子又は他の型のトランスジューサであってもよい。
左方向への横加速度に応じて、プルーフマス1は右に移動する。この運動の結果、変位変換器5の容量は増大し、一方、変位変換器4の容量は低減する。変位変換器4及び5の間の容量の違いにより、ケース3に対するプルーフマス1の相対運動を測定することができ、従って、プルーフマス1が受ける加速度を測定することができる。急激な加速度の変化による加速度計の全てのリンギングはダンパ6により制動される。
必要な電気回路を提供するために、このようなMEMS加速度計を特定用途向け集積回路(ASIC)にワイヤボンディングすることができる。図1Aの加速度計の電気モデルは、図1Bに示されている。キャパシタ4及び5の間の差動容量は、種々の方法で測定することができる。通常、位相が180度ずれている方形波キャリア信号は、端子7及び8に送られる。この議論において、これらのキャリア信号を、それぞれ簡単にキャリア1及びキャリア2と呼ぶ。方形波の振幅は、使用されるASIC技術によるが、通常、1.8〜5Vの範囲内である。方形波電圧が高い電圧から低い電圧、又は低い電圧から高い電圧に変化すると、電荷が端子9を通して流れるはずである。両方の側がバランスしていると、正味の電荷は流れない。端子9を通して流れる電荷の大きさを測定することにより、容量の違い、従ってデバイスが受けている加速度を測定する。端子9、即ち、電荷を積分するASIC上の端子は、チャージ・イン・パッドと呼ばれる。同じMEMSダイ上の複数のセンサは、キャリア信号を共有することができる。例えば、Xセンサ及びYセンサは、両方とも、容量測定の際にキャリア1及び2を使用することができるが、各センサ方向に対して別々のチャージ・イン接続が必要になる。
MEMS加速度計及びASICは、パッケージング・ユニット内に収容される。従って、MEMSに基づく全ての加速度計は、通常、3つの要素、即ち、(1)加速度を感知するMEMS素子、(2)MEMS素子の加速度に対する応答を電子信号に変換するASICに含まれる電子回路、並びに(3)第1及び第2の要素を収容するパッケージ、によって構築される。現在のMEMS加速度計の1つの問題は、これら加速度計が温度及びパッケージの影響を受け易いということである。即ち、MEMS加速度計による加速度の検出は、温度の変化及び/又はパッケージング・ユニットに与えられる応力により影響を受けるかも知れない。
従って、温度及びパッケージに対する感受性が低い、改良されたMEMS加速度計が必要である。さらに、改良されたMEMS加速度計は、基板の領域をできるだけ少ししか占有しないように構成し、それにより加速度計全体の大きさを最小化すべきである。
発明の概要
本発明のある実施形態は、温度及びパッケージに対する感受性が低い、改良されたMEMS加速度計を提供する。さらに、この改良されたMEMS加速度計は、基板の領域をできるだけ少ししか占めることがないように構成される。
本発明のある実施形態においては、基板と、第1のセンサと、第2のセンサとを含むMEMS加速度計が提供される。第1のセンサは、基板の面に平行な第1の軸に沿って加速度を測定するように構成される。第2のセンサは、基板の面に垂直な軸に沿って加速度を測定するように構成される。第2のセンサは、第1の梁と、第2の梁と、単支持構造とを含む。単支持構造は、基板に対して第1及び第2の梁を支持し、第1及び第2の梁は第1のセンサを囲んでいる。
本発明の他の実施形態においては、微小電子機械加速度計を構成する方法が提供される。この方法は下記のステップを含む。第1のセンサは、単支持構造により基板に対して支持され、第1のセンサは、基板の面に垂直な軸に沿って加速度を測定するように構成されている。第1のセンサは、第1の梁及び第2の梁を含む。第2のセンサは、第1のセンサの第1及び第2の梁に囲まれており、第2のセンサは、基板の面に平行な第1の軸に沿って加速度を測定するように構成されている。
本発明のさらなる特徴及び利点は、本発明の種々の実施形態の構造及び動作と同様に、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明される。本発明は、本明細書に記載された特定の実施形態に制限されないことに留意されたい。このような実施形態は、説明のために本明細書に記載されているに過ぎない。さらなる実施形態は、本明細書に含まれる教示に基づけば、関連する技術における当業者には明らかであろう。
本発明の特徴及び利点は、図面と併せて、以下に示す詳細な説明によって、より明確になるだろう。図面において、類似する参照符号は、全体として対応する要素を示している。図面中、類似する参照番号は、一般に、同一、機能的に類似、及び/又は、構造的に類似する要素を示す。
発明の詳細な説明
本明細書における「一実施形態」、「ある実施形態」、「例示の実施形態」等の表現は、記載された実施形態が特定の機能、構造又は特徴を含んでも良いが、全ての実施形態が必ずしも特定の機能、構造、又は、特徴を含む必要はないことを意味することに留意されたい。また、このような用語は必ずしも同じ実施形態を指すものではない。さらに、ある実施形態に関連して特定の機能、構造又は特徴が説明されている場合には、明確に記載されていようがなかろうが、他の実施形態に関連してこのような機能、構造又は特徴を生じさせることは、当業者の知識の範囲内であることを意味する。
以下においては、感知デバイスは、加速度を感知するために電極素子間の容量結合を使用するものとして説明されている。これは、説明のためだけのものであり、限定ではない。容量結合以外の電気結合は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに、加速度を感知するために使用することができる。例えば、本明細書の説明を読めば当業者にとって明らかであろうが、電気結合は、容量結合、圧電結合、磁気結合又は何らかの他の電気結合を含むことができるが、これらに限定されない。
上述のとおり、本発明はMEMSセンサ素子の設計に関する。MEMSセンサ素子は、通常、(シリコン)基板から製造される。議論の間、ケース及び基板という用語は同じ意味で使用される。第1に、本発明の実施形態を説明する前に、面内(例えば、X軸)加速度計の概略を説明する。第2に、面外(例えば、Z軸)加速度計の概略を説明する。第3に、本発明の実施形態による三軸加速度計を説明する。第4に、本発明のある実施形態によるMEMS加速度計を構成するための方法について説明する。
面内加速度計の概説
図2A、図2B及び図2Cは、ニューヨーク州イサカ所在のキオニクス・インコーポレイテッド(Kionix,Inc.)により作製されたMEMS素子の例のレイアウトである。このデバイスの製造の詳細は、米国特許第6,342,430号及び6,239,473号に記載されている。基本的な動作原理及び加速度計の設計は、米国特許第5,610,335号及び5,563,343号に記載されている。Z加速度計、即ち面外感知加速度計を構成するために使用される動作原理の変形は、米国特許第6,792,804号に記載されている。上記各特許の全てを参照により本明細書に組み込む。
図2A、図2B及び図2Cに示すデバイスは、X軸10に沿って加速度を感知することができる面内加速度計素子202である。このデバイスは、フレーム15に復元バネ12を接続している中央バックボーン11を含む。図では中実の矩形として示されているが、バックボーン11は、梁のトラスから作ることができる。X軸10方向の運動を感知するための複数の平行平板キャパシタ13は、中央バックボーン11の両側面上に設置されている。平行平板キャパシタ13は、フレーム15から延びる電極17と互いに嵌合している。また、図2Aは分離ジョイント19の位置を示しており、以下に、図2Cを参照しながら分離ジョイント19の構造を示すと共に説明する。
移動するキャパシタ13の一部は、一般に、バックボーン11から延びる電極20により示される。X軸10方向に沿う右向きの加速度により、可動構造21がフレーム15に対して左に移動する。可動構造21は、バックボーン11及び電極20を含む。復元バネ12はフレーム15に接続しており、フレーム15はケース14に接続している。フレーム15は、ケース14に対して移動しないという点で堅固な剛体である。
標準集積回路ボンディングパッドから微小機械加速度計への電気接続は、図2Bに示すように、エレクトロニクス産業では一般的であるアルミニウム相互接続配線926を利用して形成される。これらの配線(trace)は、バイア(via)29に到達するまで、梁27及び28に電気的に接続することなく、梁27及び28に沿って延びることができる。ケース14とバイア29における接続と間の電気的絶縁は、トレンチ分離セグメント19により行われる。トレンチ分離方法については以下に、及び、上記米国特許第6,342,430号及び6,239,473号に記載されている。図2Cに示すように、梁27及び28は、(シリコン)基板から効率良く切り出される。シリコン・エッチングが行われる領域は、梁27及び28によって規定されるような構造のための任意の領域を差し引いたトレンチ領域25である。
加速度計の機能は、X軸10方向に沿う右向きの加速度により、可動構造21がフレーム15に対して左に移動するというものである。従って、電極20も左に移動する。電極20は、分離ジョイント19によって分離している2種類の電極16及び18より構成される。電極16及び18は、図1Bの端子7及び8に対応する。電極17は、図1Bの端子9に対応する。
図2A〜図2Cに示す加速度計の構造は、高アスペクト比のシリコンの梁を用いて構成される。例えば、図3A、図3B、図3C、図3D及び図3Eは、梁30のいくつかの断面を示している。図3Aに示すように、梁30のコア31は、単結晶シリコンであるが、関連する技術における当業者にとっては明らかなように、ポリシリコンの厚い層等の他の材料を使用して同様に良好に製造することができる。コア31の側面のクラッドは、梁30等の梁を形成するために用いられる製造プロセスの所産(artifact)である堆積したTEOS酸化物32である。コア31の頂部にはフィールド酸化物33がある。図3Bは、梁34上に金属相互接続35が存在する他の実施形態を示しており、金属相互接続35は、フィールド酸化物33の頂部に備えられている。
面外センサの設計にとって特に重要なのは、フィールド酸化物33及びシリコンコア31の使用方法である。これら2つの要素は、異なる熱膨張係数を有する。約1150℃で成長した場合には、フィールド酸化物33及びシリコンコア31は実質的に応力を含まない。室温に冷却すると、シリコンコア31はフィールド酸化物33よりも収縮し、それにより、図3Dに示す曲率半径36が生じる。図3Eは、フィールド酸化物33及びシリコンコア31を備える片持ち梁39の下方への撓みを大雑把に近似している。下方への撓みは、曲率半径36と、片持ち梁39につながっている支持位置37からケース38までの距離に基づいて決定することができる。この下方への撓みにより、加速度測定において使用される、面外で、容量ベースの変位変換器を形成することができる。しかし、この変換器を説明する前に、標準的な面外又はZ加速度計の構造を説明する。
面外加速度計の概説
図4は、通常のZ加速度計の基本要素を示している。プルーフマス40は、ねじれ湾曲部41に接続されている。ねじれ湾曲部41は、支持体44を通してプルーフマス40を基板43に接続している。プルーフマス40と対向する平行平板電極45との間にギャップ46が形成されている。このZ加速度計に、ギャップ46の矢印に平行な方向に加速度が加わると、プルーフマス40は、対向する平行平板電極45に向かって下方に撓む。プルーフマス40の曲がった状態は、曲がったプルーフマス47として透視像で示されている。曲がったプルーフマス47と対向する平行平板電極45との間に、結果として狭いギャップ48が生じる。平行平板電極45及びプルーフマス40は、基板43に対するプルーフマス40の運動を感知するために使用することができるキャパシタを形成することができる。
図4に示すようなプルーフマスの運動を感知するための平行平板を使用するZ加速度計は、センサ産業においては一般的である。動作原理は簡単であるが、複数の層が必要とされることにより、製造は限定され得る。通常使用される1つの製造方法は、酸化物層によって分離された2つのポリシリコン層を使用する方法である。上部のポリシリコン層は、湾曲部及びプルーフマスを形成するために使用され、下部の層は、対向する平行平板電極を形成するために使用される。プルーフマスには、デバイスを解放し運動を可能とするために、酸化物層を湿式エッチングできるように孔が開けられている。この方法の1つの問題は、貼り付き(stiction)であり、これはMEMSの共通の問題で、プルーフマスが対向する平行平板電極に貼り付くことである。第2の問題は、堆積されたポリシリコン層を使用して形成された小さなサイズのプルーフマスに関連する。センサによって発生するノイズの量は、通常、プルーフマスがこのような小さな場合に大きくなる。平行平板を利用するさらに高性能のZ加速度計は、厚ポリシリコン堆積、厚層エピタキシャル・シリコン成長、又はシリコン・オン・インシュレータ技術を利用する、改良された製造プロセスにより形成することができるが、これらのプロセスは実施に費用がかかる。
図5A及び図5Bには、Z加速度計の設計例が示されている。Z方向は、矢印50が示す方向に対応する。このZ加速度計は、湾曲部56を介して支持構造55に接続されたプルーフマス51を含む。対向する電極52は、支持構造58により支持されている。停止中、プルーフマス51は、図5Bに示すように、対向する電極52と同じ高さに位置していない。図5Bには、プルーフマス51の領域と対向する電極52の領域との間のオーバーラップ領域53も示されている。プルーフマス51は、対向する電極52に対して方向50に沿って上昇する。矢印50の方向における上方への加速度に応じて、プルーフマス51は基板54に向けて下方に偏向する。従って、オーバーラップ領域53が増大する。オーバーラップ領域53が増大すると、プルーフマス51と電極52との間の容量が増大し、それにより加速度を感知する際に使用される変位変換器が形成される。
停止中に電極が同じ高さにならないということは、容量感知動作にとって重要である。何故なら、電極51及び52と同様に2つの平らな電極を使用するとすれば、仮に電極51が少しの量だけ上又は下に移動する場合に、両方の場合で同じようにオーバーラップ領域が減少してしまうからである。1つの容量のみを測定するとすれば、電極51が固定点に対してどちらの方向に移動したのかを決定するのは難しいだろう。静電界理論によれば、理想的な状況は、電極が、それらを隔てるギャップの少なくとも2〜3倍の高さのズレを伴って開始することである。
面外加速度を感知するための他の方法は、先に参照した米国特許第6,792,804号に記載されている。例えば、容量は、梁52のシリコンコアと梁51上に配置された対向する金属層との間において測定することができる。対向する金属層は、図3の金属相互接続35と同様のものとすることができる。この方法はうまく作動するが、感知領域内で金属を使用する加速度計の設計は、熱によるずれ(offset)や機械的衝撃によるずれを生じやすい。
既に説明したように、図3は、プラズマ微小機械加工により製造された、曲率半径を有する梁の設計コンセプトを示しているのに対して、図5は、可変オーバーラップ容量感知を使用するZ加速度計の設計コンセプトを示している。図3及び図5に示す設計コンセプトは、図6に示すもののような完全Z加速度計設計600を形成するために結合することができる。この基本的な加速度計設計は、紙面に垂直な方向、即ち方向100において自由に移動するプルーフマス101を含む。この基本的な加速度計設計は、また、そこから延びる電極115を有する梁構造111を含む。梁構造111は、湾曲部112を介して支持構造113により、基板122(図7A及び図7Bに示す)に堅固に接続されている。
プルーフマス101は、ねじれ湾曲部102が画定する軸に対してねじれて移動する。プルーフマス101は、対応する電極115及び126と互いに嵌合している電極105及び106を有する。電極105及び115は、第1のキャパシタを形成する。電極106及び126は、第2のキャパシタを形成する。プルーフマス101が加速度に応じて紙面の面内及び面外に移動すると、第1及び第2のキャパシタの違いにより加速度を測定することができる。
図7Aは、図6のA−A線に沿って切断した電極構造の断面図である。電極126は、支持体121及びケース122に機械的に接続しているが、電気的にはこれらから絶縁されている。支持位置が電極に隣接しているので、梁構造の自然の湾曲により下方への小さな撓みが生じる。しかし、プルーフマス101から外に延びる電極は、図6に示すように、それぞれの支持構造103からかなりの距離108又は109だけ離れており、そのため相対的にさらに下方への撓みが生じる。従って、プルーフマス101から外に延びる電極106は、支持体121から延びる電極126よりも低い。同様に、電極115は、距離109(電極105のそれぞれの支持構造103からの距離)よりも、それぞれの支持構造113からかなりの距離119だけ離れているので、電極115は電極105よりも低い。支持構造103は、空間的に支持構造113から距離120だけ離れているので、距離119は距離109よりも長い。
図6、図7A及び図7Bに示すデバイスの動作は、プルーフマス101により開始する。加速度が印加されない場合に、プルーフマス101は、電極126及び115の高さの間に位置する。停止中、電極106及び126は、オーバーラップ領域136を有し、それによりキャパシタC136を形成する。停止中、電極105及び115は、オーバーラップ領域135を有し、それによりキャパシタC135を形成する。C135〜C136で示す、停止中のキャパシタC135とキャパシタC136との間の違いは、始動差動容量dC0に等しい。z軸100に沿って上方の加速度が加わると、プルーフマス101は基板122に向かって下方に撓み、オーバーラップ領域135が増大する一方、オーバーラップ領域136は低減する。オーバーラップ領域におけるこの変化の結果、dC1と呼ばれる差動容量C135〜C136が変化する。dC=dC1=dC0の値は、デバイスに印加される加速度にほぼ比例する。
図6に示す加速度計の主要な問題は、支持構造103及び113が支持構造121からかなり離れていることである。支持構造間の距離が長いほど、デバイスはパッケージ応力の影響をより受けやすくなる。図8に示すように、パッケージ応力を受けると、支持構造121は、構造131として幻像で示す新しい位置に移動することができる。最終結果として、量dCがパッケージの影響を受け易くなり、加速度測定誤差を生じる可能性がある。パッケージ応力は、電子部品を電子ボードに半田付けするために用いられるリフロー・プロセスから生じる可能性がある。パッケージ応力のもう1つの原因は、温度変化である可能性がある。電子部品は、異なる熱膨張係数を有する種々の材料からできているので、温度が変化するとパッケージ応力が変化する。都合の悪いことに、図6の加速度計設計の適正な動作は、基本的に、(i)支持構造103と支持構造121との間の分離、並びに(ii)支持構造113と支持構造121との間の分離に依存する。図7に関して上述したように、加速度計の停止中、この分離により、電極106は電極126よりも下にずれ、電極115は電極105よりも下にずれる。
図6の設計のパッケージング応力に対する感度に対抗するための1つの方法は、図9の三軸加速度計900の例に示すように、第1のセンサ980及び第2のセンサ990を形成することである。この設計において、第2のセンサ990は固定基準として使用され、第1のセンサ980はz軸100に沿う加速度に応答するように構成される。第2のセンサ990は、温度及びパッケージ応力の影響を受けるが、加速度の影響は受けない。第1のセンサ980は、加速度、温度及びパッケージ応力の影響を受ける。第1のセンサ980の出力信号から第2のセンサ990の出力信号を差し引くことにより、パッケージ応力及び温度の影響が除去されるという理論である。
三軸加速度計900がどのように作動するか、詳細を以下に説明する。三軸加速度計900の第1のセンサ980は、ねじれ湾曲部202の縦軸を中心にしたねじれ運動により、z軸100方向の加速度に応答するプルーフマス201を含む。プルーフマス201の梁構造は、ねじれ湾曲部202を介して支持構造203によりケース(図示せず)に接続している。電極205及び206は、プルーフマス201から延びており、それぞれ、電極215及び226と互いに嵌合している。電極226は、支持体221によりケースに接続している。梁構造211は、湾曲部212を介して支持構造213によりケースに堅固に接続している。ねじれ湾曲部212は、湾曲部202よりもかなり硬くなるように設計されている。加速度が加えられた場合に、硬さの違いにより、梁構造211はほぼ動かないが、プルーフマス201は移動する傾向がある。X軸200に沿う加速度に応答するように設計されているX加速度計298は、第1のセンサ980内に入れ子状態となっている。
同様に、第2のセンサ990において、プルーフマス251は、湾曲部252を通して支持構造253によりケースに接続している。電極255及び256は、プルーフマス251から延びており、それぞれ、電極265及び276と互いに嵌合している。電極276は、支持体271によりケースに接続している。梁構造261は、湾曲部262を介して支持位置263によりケースに堅固に接続している。ねじれ湾曲部252及び262は、比較的硬くなるように設計されている。両方の湾曲部が効果的に剛性を有することにより、第2のセンサ990は、温度及びパッケージ応力のみに応答し、加速度には応答しない。Y軸300に沿う加速度に応答するように設計されているY加速度計299は、第2のセンサ990内に入れ子状態となっている。
Z加速度を感知するために、第2のセンサ990によって感知された変化が、第1のセンサ980によって感知された変化から減算されるという方法で、電気接続が行われる。一方のキャリアは、電極215及び276に接続される。他方のキャリアは、電極226及び265に接続される。電荷は、ASIC電荷入力ピンをプルーフマス201及び251に接続することにより合計される。即ち、電極205及び215はキャパシタCaを形成し、電極206及び226はキャパシタCbを形成し、電極255及び265はキャパシタCcを形成し、電極256及び276はキャパシタCdを形成する。第2のセンサ990によって感知された容量差Cc−Cdは、第1のセンサ980によって感知された容量差Ca−Cbから減算される。このようにして、加速度に比例するが、温度及びパッケージ応力の影響を受けない信号が取得される。数学的に、これは、dC=(Ca−Cb)−(Cc−Cd)で表される。項を再配置すると、dC=(Ca+Cd)−(Cb+Cc)が得られる。項dCは、パッケージ及び温度に影響を受けないものとする。都合の悪いことに、三軸加速度計900は、まだ温度及びパッケージ応力の影響を受け易い。図9の三軸加速度計の設計は、均一の応力を打ち消すだけのものであり、センサ980及び990は、同じ温度起因のパッケージ応力を感知する。素子のねじれは全く補償されない。
三軸加速度計の実施形態の例
図10A及び図11は、本発明の実施形態による三軸加速度計の設計コンセプト例を示す。これらの設計と先に示した設計との間の1つの有意な違いは、z感知素子の半分が1つの点において有効に支持されていることである。z感知素子を1つの点において有効に支持することにより、パッケージ応力及び温度変化による出力のシフトが実質的に低減する。初期の実験により、温度感受性が約5倍低減し、パッケージ応力起因の出力シフトが約10倍低減することが示されている。性能が改善に加えて、図10A及び図11に概略的に示す設計コンセプトも、感知素子が必要とする領域を40%低減することができ、同程度の割合で製造コストを有効に低減することができている。
支持体を「単点」と記載したが、支持体は、配線又は他のフィーチャが感知素子と(シリコン)基板との間を通過できるように、いくつかに小さく分離することができる。本明細書で使用する場合、「単点」支持構造という用語は、加速度感知デバイスによって包囲される領域よりも実質的に小さい領域を包囲する支持構造のことを言う。
図10Aは、本発明の実施形態による三軸加速度計1000の例を示す。三軸加速度計1000は、第1のz軸センサ306、第2のz軸センサ307、x軸加速度計398、及びy軸加速度計399を含む。
第1のz軸センサ306は、z軸100に沿って、即ち、ケース310に直交する軸に沿って加速度を測定するように構成されている。先に述べたように、第1のz軸センサ306は、温度に対して感受性があっても良い。第1のz軸センサ306は、第1の梁構造301、第2の梁構造311、及び単支持構造303を含む。単支持構造303は、ケース310に対して第1の梁構造301及び第2の梁構造311を支持する。第1の梁構造301は複数の電極305を含み、第2の梁構造311は複数の電極315を含む。電極315は、電極305と互いに嵌合していると共に、電気的に結合している。第1の梁構造301は、電極305と電極315のと間の電気結合に測定可能な変化を引き起こすz軸100に沿った加速度に応じて、第2の梁構造311に対して移動する。
X軸加速度計398は、図2Aの加速度計202と同様に、x軸200に沿った加速度を測定するように構成されている。図10Aに示すように、第1の梁構造301及び第2の梁構造311は、x軸加速度計398を囲んでいる。
第2のz軸センサ307も、z軸100に沿った加速度を測定するように構成されている。先に述べたように、第2のz軸センサ307は、温度に対して感受性があっても良い。第2のz軸センサ307は、第3の梁構造361と、第4の梁構造351と、単支持構造354とを含む。単支持構造303と同様に、単支持構造354は、ケース310に対して第3の梁構造361及び第4の梁構造351を支持する。第3の梁構造361は複数の電極365を含み、第4の梁構造351は複数の電極355を含む。電極355は、電極365と互いに嵌合していると共に、電気的に結合している。第3の梁構造361は、電極365及び355間の電気結合に測定可能な変化を引き起こすz軸100に沿った加速度に応じて、第4の梁構造351に対して移動する。
Y軸加速度計399は、図2Aの加速度計202と同様に、y軸300に沿って加速度を測定するように構成されている。図10Aに示すように、第3の梁構造361及び第4の梁構造351は、y軸加速度計399を囲んでいる。
先に述べたように、本発明のある実施形態において、第1のz軸センサ306及び第2のz軸センサ307は、z軸100に沿って加速度を別々に感知する。しかし、他の実施形態においては、第1のz軸センサ306及び第2のz軸センサ307は、上記図6に関して説明したのと同様の方法で、加速度を感知するために差動容量を測定する。この実施形態の動作例について、以下に説明する。
第1のz軸センサ306は、ねじれ湾曲部302により規定される軸についてのねじれ運動により、Z方向100において上下運動をするプルーフマス301を含む。湾曲部302は、プルーフマス301を支持構造303において基板に接続する。この、z素子の半分に対向する部材は、梁構造311である。梁構造311は、移動を抑制するように、堅い湾曲部312を介して支持構造303に接続している。もしプルーフマス301及び梁構造311が図6の設計と同様の方法で構成されていたならば、電極305と315との高さの違いは、あったとしても小さいだろう。しかし、図10Aの設計の第1のz軸センサ306は、プルーフマス301と梁構造311との間において異なる湾曲を形成するために、構造313と重なっている領域316内に、残りの構造とは異なるフィールド酸化物の厚さを利用する。その結果、電極対305及び315間に撓みの差が生じる。同様に、図10Aの設計の第2のz軸センサ307は、梁構造351とプルーフマス361との間に異なる湾曲を形成するために、構造363と重なっている領域366内に、残りの構造とは異なるフィールド酸化物の厚さを利用する。その結果、電極対355及び365間に撓みの差が生じる。
異なるフィールド酸化物の厚さ(例えば、領域313及び363内)を生成するためのプロセスは、種々の方法できる。図10B〜図10Hは、異なるフィールド酸化物の厚さを生成するためプロセスの例を示す。
図10Bは、その上に配置された二酸化シリコンの層148を有する(シリコン)基板152の断面を示しており、フォトレジスト層149は、二酸化シリコン148上に配置されている。トレンチ分離ジョイント153は、例えば、上記米国特許第6,342,430号及び6,239,473号に記載されているプロセスにより、(シリコン)基板152内にエッチングされる。図10Cに示すように、厚いフィールド酸化物層150は、熱成長してトレンチ分離ジョイント153を満たす。ある実施形態においては、二酸化シリコンは、約2.2μmの厚さに成長する。図10Dに示すように、MEMS構造素子の形成のために始動フィールド酸化物の厚さ160を設定し、さらに、トレンチ分離ジョイント153に形成された尖った点151を平滑にするために、平坦化プロセスを使用できる。典型的な始動フィールド酸化物の厚さは、高さ約20〜30μmのシリコン構造を形成するためには、約0.8〜1.2μmの範囲内である。このプロセスのこの時点において、全ての構造は、同じ始動フィールド酸化物の厚さを有する。
上記特許に記載されているように、このプロセスは、基板材料への電気的バイアの形成、相互接続を形成するための金属化、及び約1〜1.5μmの厚さへのパッシベーション酸化物の堆積を必要とする。図10Eは、パッシベーション酸化物166の堆積を示す。堆積した際のこのパッシベーション酸化物の応力は、約+30MPaの引張応力から約−100MPaの圧縮応力の範囲となり得る。選択される通常の値は約−70MPa圧縮である。応力レベルがマイナスになるほど、外梁構造311及び361は撓むだろう。
通常、パッシベーション酸化物は、MEMS構造素子が常駐するトレンチ領域内において均一に除去される。しかし、図10Fに示すように、フィールド酸化物の層162の層を露出している領域161を除いて、全てのパッシベーション酸化物層166は除去される。除去プロセスにより、フィールド酸化物層162は、フィールド酸化物層160より薄くなる。図10Gに示すように、トレンチ分離ジョイント170は、基板152からエッチングされる。また、図10Gは、余分なパッシベーション酸化物領域161からエッチングされた梁171と、余分なパッシベーション酸化物領域161の外側に形成された梁172を示す。このようにして、梁171は、梁172より厚いパッシベーション酸化物層を有し、従って、上述の通り、梁171は、梁172よりも撓むだろう。
例えば、図10Aにおいて、パッシベーション酸化物は、構造313及び363と完全に重なっている領域316及び366を除く全ての領域から除去しても良い。このようにして、構造313及び363は、例えば、内部の梁構造301及び351のそれぞれの構造304及び354のように、トレンチ領域310に含まれる三軸加速度計1000の他の部分と比較して、より厚い酸化物層を有するだろう。パッシベーション除去プロセス中、構造313及び363を除く構造素子の全体に渡ってフィールド酸化物162を薄くするために、約400nmのさらなる酸化物がエッチングされる。残りのプロセス・ステップ中、露出したフィールド酸化物及びパッシベーション酸化物は、シリコンがエッチングされる際のプラズマ・エッチングの選択性により、さらに約400nmだけ薄くなる。ある実施形態において、外側の梁構造311及び361の最大の撓みは約14〜18μmであり、内側の梁構造301及び351の最大の撓みは約7〜10μmである。
図10Hに示すように、トレンチ分離ジョイント170、梁171及び梁172を(シリコン)基板173から解放するために、等方性エッチングが用いられる。
他にも、適当な撓みを形成するために所望の酸化物のスタックを達成する方法はある。例えば、2.2μmの酸化物成長の直後に、フィールド酸化物にパターン形成することができる。パターン形成により、酸化物の厚さに、所望の600nmステップが導入される。さらに、所望のフィールド酸化物の厚さを形成するために用いられる平坦化ステップが、2つの領域間の遷移を平滑にする。
再び図10Aを参照すると、第2のz軸センサ307は、プルーフマス361、外側の梁構造を含む。プルーフマス361は、ねじれ湾曲部362を介して支持構造354において基板に接続している。梁構造351は、運動を抑制するように硬い湾曲部352を介して支持構造354に接続している。プルーフマス361の運動は、Z方向100において面に入ったり出たりする運動である。プルーフマス361の上に配置されている酸化物の領域363は、梁構造351の上に配置されている酸化物の領域354よりも厚いので、プルーフマス361は梁構造351よりも撓む。
電極305及び315は、キャパシタCLを形成しており、プルーフマス301が停止中である場合に、電極305はZ方向100において電極315の上側にある。電極355及び365は、同様に、もう1つのキャパシタCRを形成しており、プルーフマス361が停止中である場合に、電極355は電極365の上側にある。Z方向100における上向きの加速度の場合には、内部電極305は下方に曲がり、それにより容量CLが増大し、一方、外部電極365は下方に曲がり、それにより容量CRが低減する。キャリア1を電極315に電気的に接続し、キャリア2を電極365に電気的に接続し、また電極305及び355の両方を電荷入力に接続することにより、差動容量(CR−CL)=dCを測定することができる。dCは、加速度計1000が受けるZ方向の加速度に比例する。
温度変化の場合に、第1のz軸センサ306のプルーフマス301及び梁構造311は、第2のz軸センサ307の梁構造351及びプルーフマス361の運動を追跡しなければならない。従って、温度変化は、Z加速度計の出力応答にほとんど影響してはならない。さらに、プルーフマス301及び梁構造311は共通の支持位置303を共有し、同様に、梁構造351及びプルーフマス361は、共通の支持位置354を共有する。従って、パッケージング応力も、Z加速度計の出力にほとんど影響してはならない。
X加速度計398及びY加速度計399は、それぞれ、図10Aに示すように、第1のz軸センサ306及び第2のz軸センサ307に入れ子となっている。即ち、第1のz軸センサ306のプルーフマス301及び梁構造311は、X加速度計398を囲んでおり、第2のz軸センサ307の梁構造351及びプルーフマス361は、Y加速度計399を囲んでいる。しかし、図10Aの配置は例示のみを目的としており、限定されないことは理解されたい。本発明の範囲内の他の配置も考えられる。例えば、X加速度計398を第2のz軸センサ307に入れ子にできるし、Y加速度計399を第1のz軸センサ306に入れ子にできるし、或いは、本明細書に含まれる説明を読むことにより、当業者であれば他の配置を実現することができる。
センサ398及び399用に用いられる典型的な線形加速度計は、図2の加速度計と同様である。Xセンサ398及びYセンサ399は、2つの正反対の位置(図示せず)において基板に接続されている。Zセンサ306及び307の性能には不利であるが、正反対の支持体を有していても、構造の対称性のため、X及びYセンサ398及び399の性能にそれほど不利ではない。通常、復元バネはバランスしているので、2つの支持体間の任意の相対運動は、プルーフマスのわずかな運動となって表れる。
図10Aに示すZセンサ1000の動作に関連する通常の値は、約1〜3kHzの範囲の共振、約2〜3×10−3kg−mの第2の慣性モーメント、約0.5〜1.5の発振器品質係数、及び加速度g変化するごとの約3〜10fFの差動容量の変化を含む。X及びYセンサの動作に関連する通常の値は、約3〜5kHzの範囲の共振、約6〜10×10−9kgの質量、約0.5〜1.5の発振器品質係数、及び加速度g変化するごとの約3〜10fFの差動容量の変化を含む。
図11は、三軸加速度計1100の他の実施形態を示しており、同等のX及びYセンサは、一対の一点支持領域において、基板の上方に効果的に支持されている。三軸加速度計1100は、第1のz軸センサ406及び第2のz軸センサ407を含む。ある実施形態において、第1のz軸センサ406及び第2のz軸センサ407は、z方向100に沿って加速度を独立に感知することができる。他の実施形態において、第1のz軸センサ406及び第2のz軸センサ407は、差動容量を測定するために機能することができる。
図11に示すように、第1のz軸センサ406の梁構造401及び梁構造411は、xセンサ498を囲んでいる。Xセンサ498は、X軸方向200における加速度を測定するように構成されている。同様に、第2のz軸センサ407の梁構造451及び461は、yセンサ499を囲んでいる。Yセンサ499は、Y軸300方向における加速度を測定するように構成されている。電極405は梁構造401から延びており、梁構造411から延びる電極415と互いに嵌合している。同様に、電極455は梁構造451から延びており、梁構造461から延びる電極465と互いに嵌合している。
第1のz軸センサ406及びx軸センサ498は、支持構造403により、ケース410の上方に支持されている。同様に、第2のz軸センサ407及びyセンサ499は、支持構造453により、ケース410の上方に支持されている。梁構造411の領域413が比較的厚い酸化物層を有しているのに対して、梁構造401の領域404はそうでないため、第1のz軸センサ406の梁構造411は、梁構造401よりも大きく下方に湾曲している。同様に、梁構造461の領域463が比較的厚い酸化物層を有しているのに対して、梁構造451の領域454はそうでないため、梁構造461は、梁構造451よりも大きく下方に湾曲している。
第1のz軸センサ406は、梁構造401及びねじれ湾曲部402を含む。梁構造401を支持構造403に直接接続する代わりに、ねじれ湾曲部402がTコネクタ420を介してT支持体412に接続している。梁構造401は、第1のz軸センサ406に対してプルーフマスとして機能することができる。さらに、X加速度計498は、Z加速度計のプルーフマスのかなりの割合を占める。梁構造401は、Z加速度に応答して上下に移動するが、相対運動は、X加速度計498においていかなる有意な交差軸感受性も導かないほど小さい。
第2のz軸センサ407は、梁構造451及びねじれ湾曲部452を含む。梁構造451を支持構造453に直接接続する代わりに、ねじれ湾曲部452がTコネクタ470を介してT支持体462に接続している。
第2のz軸センサ407において、梁構造451及び461は、第1のz軸センサ406の梁構造401及び411に関して機能を交換する。第2のz軸センサ407において、梁構造461はプルーフマスであり、梁構造451は対向する固定電極を含む。機能の交換は、Tコネクタ420と比較したTコネクタ470の位置の相対差により可能になる。Y加速度計499は、Z方向における加速度に対する交差軸感受性を最小化するために、第2のz軸センサ407内に入れ子となっている。もし、Y加速度計499をX加速度計498の位置に設置したら、Z加速度は、梁構造401の傾斜を変え、Y加速度計499の最初の傾斜を変え、交差軸感受性を導くだろう。
図11に示す設計コンセプトの主要な利点は、必要とされる空間の低減である。X加速度計498及びY加速度計499の周囲のフレームは、第1のz軸センサ406及び第2のz軸センサ407の内部の梁構造401及び451の設計とそれぞれ一体になっている。デバイス・コア内に、X加速度計498及びY加速度計499に対する基板接続は必要ない。即ち、X加速度計498及びY加速度計499は、支持構造403及び453を介して周辺において基板にそれぞれ接続しているだけである。
この設計コンセプトの欠点は、電極相互接続設計を実現するために、さらに金属及び分離ジョイントが必要なことである。シリコン梁の頂部の金属は、衝撃事象による金属の組成変形により、センサ素子でオフセット・シフトを起こす可能性がある。分離ジョイントは、シリコン基板から、熱膨張係数(CTE)が著しく異なる材料を導入する。この異なるCTEは、正しく計画しないと、センサに大きな温度感受性を導入する可能性がある。金属及び分離ジョイントの使用範囲は、下記の図面によりさらにはっきりする。
図2〜図11は、主として考察を簡単にするために、簡単な形式で設計コンセプトを示す。図12〜図19は、図10及び図11に示す設計コンセプトに対する設計レイアウトの好ましい実施形態を示す。特に、図12〜図15は、図11の略図に示す設計コンセプトに対するレイアウトの好ましい実施形態を示し、一方、図16〜図19は、図10に概略的に示す設計コンセプトに対するレイアウトの好ましい実施形態を示す。
図12を参照すると、トレンチ領域510は、三軸加速度計センサ素子1200の全体の境界を示している。基板への唯一の支持接続は、支持構造503及び553においてである。各支持の位置において、6つの梁は基板に接続することができる。しかし、本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに、異なる数の梁を基板に接続することができる。ある実施形態において、6つの梁は、2つのキャリア、3つの電荷入力ライン及びアース接続に対応する。
第1の素子部分500は、Z加速度計の半分及びX加速度計の全てを含む。第1の素子部分500においては、梁構造501は、zセンサの半分のためのプルーフマスである。梁構造501は、フレーム504を含むXセンサ598を囲んでいる。梁構造501は、Z加速度に応じて湾曲部502に対してねじれて旋回する。
X加速度計598のコンセプトは、図2に示す線形加速度計と同様である。加速度計598は、X加速度に応じてX軸方向において移動するプルーフマスを含む。プルーフマスの運動は、複数の平行平板キャパシタ・センサを用いて感知される。これらのセンサは、上述の通り、プルーフマスの運動を感知するための電荷入力端子に加えて、キャリア1及び2を使用する。
電極505は、Z加速度計のプルーフマス501に接続している。梁構造511は、プルーフマス501の運動を感知するための対向電極515を備える。梁構造511は、Tコネクタ520を介して支持構造503に直接接続している。構造501は、湾曲部502に接続しており、次にTコネクタ520及び支持構造503に接続している。第1の素子部分500内の残りの構造に対する撓みを強くするため、梁構造511上にフィールド酸化物の領域513が増加したために、電極505及び515間に撓み差が生じる。
同様に、第2の素子部分550は、Z加速度計の残りの半分及びY加速度計599の全てを含む。第2の素子部分550において、梁構造561は、zセンサの半分のためのプルーフマスである。梁構造551は、フレーム554を含むYセンサ599を囲んでいる。梁構造561は、Z加速度に応じて湾曲部552に対してねじれて旋回する。
Y加速度計599のコンセプトもまた、図2に示す線形加速度計と同様である。加速度計599は、Y加速度に応じてY軸方向において移動するプルーフマスを含む。プルーフマスの運動は、複数の平行平板キャパシタ・センサを用いて感知される。これらのセンサは、上述の通り、プルーフマスの運動を電気的に感知するための電荷入力端子に加えて、キャリア1及び2を使用する。
電極565は、Z加速度計のプルーフマス561に接続している。梁構造551は、プルーフマス561の運動を感知するための対向電極555を備える。梁構造561を支持構造553に直接接続する代わりに、ねじれ湾曲部552は、Tコネクタ570を介してT支持体562に接続している。対照的に、構造571は、T支持体562に接続していない。第2の素子部分550内の残りの構造に対する撓みを強くするため、フィールド酸化物の領域563を増大したために、電極565及び555間に撓み差が生じる。
電極505及び515は、Z方向における加速度により増大するキャパシタC51を形成する。電極565及び555は、印加される加速度により低減するキャパシタC52を形成する。C52とC51の違いを利用することにより、印加された加速度を測定することができる。さらに、先に述べたように、Z加速度計を形成するために、キャパシタC51又はC52を独立に使用することができる。容量変化を加速度に変換するために使用される電気回路網内に固定キャパシタ基準を形成しさえすればよい。上記のZセンサの半分のみを用いて加速度計を構成するこの方法は可能であるが、固定キャパシタ基準は、センサのそれを温度シフトに応じて必ずしも追従しなくても良い。
図13は、第1の素子部分500に含まれるT支持構造520の詳細を示している。Tコネクタ520は、梁構造511の運動を抑制し、一方、構造521によるT接続がないことにより、梁構造501が加速度に応じて移動できる。また、図13は、T支持体512と基板との間の支持構造503も示す。第1の素子部分500に含まれるセンサ素子への全ての電気接続は、支持構造503を横切って行っても良い。同様に、第2の素子部分550に含まれるセンサ素子への全ての電気接続は、支持構造553を横切って行っても良い。
図14は、第1の素子部分500の電極領域の詳細を示す。複数の電極505及び515が示されている。電極505及び515の長さは約100μmであり、約3μmの間隔で離間している。さらに、バンプ(bump)・ストップ523及び522が、強い衝撃事象にさらされた際に保護を提供する。境界510は、トレンチ領域が開始する場所を示す。
図15は、構造521及び571の位置に、Tコネクタ520及び570が存在し、Tコネクタが存在しないことをさらに強調している。
図16〜図19は、図10Aに三軸加速度計1000として概略的に示す三軸加速度計1600の設計コンセプトの詳細を示す。三軸加速度計1600は、第1の素子部分600及び第2の素子部分650を含む。第1及び第2の素子部分600及び650内の構造は、トレンチ領域610により境界を示されている。Z加速度計の2つの半分と基板との間の接続は、支持構造603及び653において行われ、一方、基板とX及びYセンサとの間の接続は、支持フレーム624及び674内の正反対の位置において行われる。ある実施形態において、支持フレーム624及び674は、解放されたシリコン梁のトラス構造から構成され、支持構造603及び653においてそれぞれ基板に接続している。他の実施形態において、支持フレーム624及び674は、下にある基板に均一に接続している。
第1の素子部分600は、Z加速度計の半分及びX加速度計の全てを含む。第1の素子部分600において、梁構造601は、zセンサの半分に対するプルーフマスである。梁構造601は、フレーム604を含むXセンサ698を囲んでいる。梁構造601は、Z加速度に応じて湾曲部602に対してねじれて旋回する。Z加速度に応じて梁構造611の運動を制限する硬いねじれ湾曲部612の設計のために、第1の素子部分600の梁構造611は追従しない。
X加速度計698のコンセプトは、図2に示す線形加速度計202と同様である。加速度計698は、X加速度に応じてX軸方向において移動するプルーフマスを含む。プルーフマスの運動は、複数の平行平板キャパシタ・センサを用いて感知される。これらのセンサは、プルーフマスの運動を感知するための電荷入力端子に加えて、キャリア1及び2を使用する。
電極605は、Z加速度計のプルーフマス601に接続している。梁構造611は、プルーフマス601の運動を感知するための対向電極615を備える。600内の残りの構造に対する撓みを強くするため、梁構造611上にフィールド酸化物の領域613を増大したために、電極605及び615の間に撓み差が生じる。
同様に、第2の素子部分650は、Z加速度計の残りの半分及びY加速度計の全てを含む。第2の素子部分650において、梁構造661は、zセンサの半分のためのプルーフマスである。第2の素子部分650の梁構造651は、Yセンサ699を囲んでいる。梁構造661は、Z加速度に応じて湾曲部662に対してねじれて旋回する。Z加速度に応じて梁構造651の運動を制限する硬いねじれ湾曲部652の設計のために、第2の素子部分650の梁構造651は追従しない。
Y加速度計699のコンセプトもまた、図2に示す線形加速度計202と同様である。加速度計699は、Y加速度に応じてY軸方向において移動するプルーフマスを含む。プルーフマスの運動は、複数の平行平板キャパシタ・センサを用いて感知される。これらのセンサは、プルーフマスの運動を電気的に感知するための電荷入力端子に加えて、キャリア1及び2を使用する。
電極665は、Z加速度計のプルーフマス661に接続している。梁構造651は、プルーフマス661の運動を感知するための対向電極655を備える。第2の素子部分650内の残りの構造に対する撓みを強くするため、梁構造661上にフィールド酸化物の領域663を増大したために、電極665及び655の間に撓み差が生じる。
電極605及び615は、Z方向に上向きに印加された加速度により増大するキャパシタC61を形成する。電極665及び655は、上向きに印加された加速度により低減するキャパシタC62を形成する。C62とC61の違いを利用することにより、印加された加速度を測定することができる。さらに、Z加速度計を形成するために、キャパシタC61又はキャパシタC62を独立に使用することができる。容量変化を加速度に変換するために使用される電気回路網内に固定キャパシタ基準を形成しさえすればよい。上記のZセンサの半分のみを用いて加速度計を構成するこの方法は可能であるが、固定キャパシタ基準は、センサのそれを温度シフトに応じて必ずしも追従しなくても良い。
図10、図11、図12及び図16に基づいて説明した全てのZ加速度計において、プルーフマスの容量の感知は、差動撓み(differential bow)を用いて達成される。米国特許第6,792,804号に記載されているように、差動撓みを使用しなくてもこれらのZ加速度計の全てを形成することができる。しかし、面外運動を感知するこの方法は、温度変化によりZセンサの性能を劣化する可能性がある追加の金属経路及び分離ジョイントを必要とするかも知れない。
図17は、ねじれ湾曲部602の詳細を示す。また、製造の均一性のためエッチング負荷のバランスをとるために使用される梁615も示されている。
図18は、第1の素子部分600の電極領域の詳細を示す。また、プルーフマス601及び梁構造611からそれぞれ延びる複数の電極605及び615も示されている。電極605及び615の長さは約100μmであり、約3μmの間隔で離間している。さらに、支持フレーム624の構造も示されている。
図19は、第1の素子部分600のねじれ湾曲部602及び硬いねじれ湾曲部612が、第2の素子部分650のねじれ湾曲部662及び硬いねじれ湾曲部652にそれぞれどのように類似しているのかをさらに強調している。
方法の例
図20は、本発明のある実施形態による微小電気機械加速度計を構成するための方法を示すフローチャート2000である。フローチャート2000は、単支持構造により基板に対して支持されるように面外センサを製造するステップ2010から開始する。例えば、ステップ2010において使用される面外センサは、図10A及び図11〜図19に関して先に説明したいずれかのセンサに類似していても良い。
ステップ2020において、面内センサを面外センサで囲む。例えば、ステップ2020において使用される面内センサは、図2A、図10A及び図11〜図19に関して先に説明したいずれかの面内センサに類似していても良い。
結論
本発明の種々の実施形態について説明してきたが、これらは例としてのみ与えられたのであって、限定されないことを理解されたい。添付の特許請求の範囲に規定された本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに、形状及び詳細を種々に変更できることは、当業者により理解されるだろう。従って、本発明の範囲は上記の例となる実施形態のいずれによっても制限されるべきではなく、特許請求の範囲及びその均等物によってのみ定義されるべきである。
また、概要及び要約の部分ではなく、詳細な説明の部分が特許請求の範囲を解釈するために使用されるものであることを理解されたい。概要及び要約の部分は、1つ又は複数の実施形態を説明するかも知れないが、本発明者によって考慮された本発明の実施形態の例の全てを説明しているわけではなく、従って、いかなる意味でも本発明及び添付の特許請求の範囲を制限するものではない。
添付の図面は、本明細書に組み込まれて本明細書の一部を形成するものであり、本発明を図解しており、さらに、記述と共に本発明の原理を説明し、当業者が本発明を作製し使用できるようにするためのものである。
典型的なMEMS加速度計に含まれる主要な要素を示す。 図1AのMEMS加速度計の電気モデルを示す。 面内加速度計の構成例を示す平面図である。 面内加速度計に含まれる素子の平面図である。 面内加速度計に含まれる素子の斜視図である。 プラズマ微小機械加工で製造した梁を示す。 プラズマ微小機械加工で製造した梁を示す。 プラズマ微小機械加工で製造した梁を示す。 プラズマ微小機械加工で製造した梁を示す。 プラズマ微小機械加工で製造した梁を示す。 面外加速度計に含まれる基本概念要素を示す。 面外加速度計の構成例を示す。 面外加速度計の構成例を示す。 パッケージング応力及び温度変化に対して感受性がある面外加速度計の構成例を示す平面図である。 図6に示す面外加速度計の例の斜視図である。 図6に示す面外加速度計の例の断面図である。 パッケージング応力が、図6、図7A及び図7Bに示す加速度計の構成例にどのような影響を与え得るかを示す。 パッケージング応力に対する感受性を低減するように設計された面外加速度計の構成例を示す平面図である。 本発明のある実施形態による三軸加速度計に含まれる素子の概略図である。 本発明の加速度計のいくつかの領域内に、異なるフィールド酸化物の厚さを形成するためのプロセスを示す。 本発明の加速度計のいくつかの領域内に、異なるフィールド酸化物の厚さを形成するためのプロセスを示す。 本発明の加速度計のいくつかの領域内に、異なるフィールド酸化物の厚さを形成するためのプロセスを示す。 本発明の加速度計のいくつかの領域内に、異なるフィールド酸化物の厚さを形成するためのプロセスを示す。 本発明の加速度計のいくつかの領域内に、異なるフィールド酸化物の厚さを形成するためのプロセスを示す。 本発明の加速度計のいくつかの領域内に、異なるフィールド酸化物の厚さを形成するためのプロセスを示す。 本発明の加速度計のいくつかの領域内に、異なるフィールド酸化物の厚さを形成するためのプロセスを示す。 本発明の他の実施形態による三軸加速度計の概略図である。 図11に概略的に示す三軸加速度計の設計レイアウトである。 図11に概略的に示す三軸加速度計の設計レイアウトである。 図11に概略的に示す三軸加速度計の設計レイアウトである。 図11に概略的に示す三軸加速度計の設計レイアウトである。 図10に概略的に示す三軸加速度計の設計レイアウトである。 図10に概略的に示す三軸加速度計の設計レイアウトである。 図10に概略的に示す三軸加速度計の設計レイアウトである。 図10に概略的に示す三軸加速度計の設計レイアウトである。 本発明のある実施形態による加速度計を構成するための方法を示すフローチャートである。

Claims (41)

  1. 基板と、
    前記基板の面に平行な第1の軸に沿って加速度を測定するように構成されている第1のセンサと、
    前記基板の前記面に垂直な軸に沿って加速度を測定するように構成されている第2のセンサであって、前記第2のセンサが、第1の梁と、第2の梁と、単支持構造とを備え、前記単支持構造が、前記基板に対して前記第1及び第2の梁を支持し、前記第1及び第2の梁が前記第1のセンサを囲んでいる、第2のセンサと、
    を備える微小電気機械加速度計。
  2. 前記第1の軸に沿う前記加速度が、前記第1のセンサの電極間の差動容量に基づいて測定される、請求項1に記載の微小電気機械加速度計。
  3. 前記第2のセンサが、前記第1及び第2の梁間の電気結合に基づいて、前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿って前記加速度を測定するように構成される、請求項1に記載の微小電気機械加速度計。
  4. 前記第1の梁が、前記第1及び第2の梁間の前記電気結合に測定可能な変化を引き起こす前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿う前記加速度に応じて、前記第2の梁に対して移動する、請求項3に記載の微小電気機械加速度計。
  5. 前記第1の梁が、前記単支持構造に、前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿う前記加速度に応じて移動可能なように柔軟に装着され、
    前記第2の梁が、前記単支持構造に、動かないように堅固に装着される、請求項4に記載の微小電気機械加速度計。
  6. 前記第1のセンサが、前記第1の梁により支持され、前記第1の梁と一緒に移動する、請求項5に記載の微小電気機械加速度計。
  7. 前記第1のセンサが、前記第2の梁により支持され、前記第2の梁と一緒に移動する、請求項5に記載の微小電気機械加速度計。
  8. 前記第1及び第2の梁間の前記電気結合が、前記第1の梁の第1の複数の電極と前記第2の梁の第2の複数の電極との間に容量を備える、請求項4に記載の微小電気機械加速度計。
  9. 前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿う前記加速度が、前記第1の複数の電極と前記第2の複数の電極との間の容量の変化により測定される、請求項8に記載の微小電気機械加速度計。
  10. 前記第1の梁の前記第1の複数の電極、及び、前記第2の梁の前記第2の複数の電極が、前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿う前記加速度により線形的に変化するオーバーラップ領域を形成する、請求項9に記載の微小電気機械加速度計。
  11. 前記第1の梁の曲率半径が前記第2の梁の曲率半径とは異なっており、それにより前記オーバーラップ領域が形成される、請求項10に記載の微小電気機械加速度計。
  12. 前記第1の梁が、前記第1の梁の頂部に配置されている第1の酸化物層を含むシリコンコアを有する一組の相互接続している平面梁を備え、前記第2の梁が、前記第2の梁の頂部に配置されている第2の酸化物層を含むシリコンコアを有する一組の相互接続している平面梁を備える、請求項10に記載の微小電気機械加速度計。
  13. 前記第1の酸化物層の厚さが前記第2の酸化物層の厚さとは異なっている請求項12に記載の微小電気機械加速度計。
  14. 前記第2のセンサが、前記第1の梁の移動の範囲を制限する突起(nub)をさらに備える、請求項1に記載の微小電気機械加速度計。
  15. 前記単支持構造が、前記第2のセンサを前記基板上の配線に電気的に結合する配線を備える、請求項1に記載の微小電気機械加速度計。
  16. 前記単支持構造が、また、前記基板に対して前記第1のセンサを支持する、請求項1に記載の微小電気機械加速度計。
  17. 前記単支持構造が、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを前記基板上の配線に電気的に結合する配線を備える、請求項16に記載の微小電気機械加速度計。
  18. 前記基板の面に平行な第2の軸に沿って加速度を測定するように構成されている第3のセンサであって、前記第2の軸が前記第1の軸に垂直である、第3のセンサと、
    前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿って加速度を測定するように構成されている第4のセンサであって、前記第4のセンサが、第3の梁と、第4の梁と、第2の単支持構造とを備え、前記第2の単支持構造が前記基板に対して前記第3及び第4の梁を支持し、前記第3及び第4の梁が前記第3のセンサを囲んでいる、第4のセンサと、
    をさらに備える請求項1に記載の微小電気機械加速度計。
  19. 前記第2の軸に沿う前記加速度が、前記第3のセンサの電極間の差動容量に基づいて測定される、請求項18に記載の微小電気機械加速度計。
  20. (i)前記第1及び第2の梁と、(ii)前記第3及び第4の梁との間の差動電気結合に基づいて、前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿った前記加速度が測定されるように構成されている、請求項18に記載の微小電気機械加速度計。
  21. 前記第2の梁が前記第1の梁を囲んでおり、前記第2の梁が前記単支持構造に堅固に結合されており、それにより前記第2の梁の移動を制限する、請求項20に記載の微小電気機械加速度計。
  22. 前記第4の梁が前記第3の梁を囲んでおり、前記第3の梁が前記第2の単支持構造に堅固に結合されており、それにより前記第3の梁の移動を制限する、請求項21に記載の微小電気機械加速度計。
  23. 基板と、
    本体(mass)及びフレームを備える第1のセンサであって、前記本体が第1の複数の電極を備え、前記フレームが、前記第1の複数の電極と互いに嵌合し、且つ、電気的に結合している第2の複数の電極を備え、前記本体が、前記第1及び第2の複数の電極間の前記電気結合に測定可能な変化を引き起こす前記基板の面に平行な第1の軸に沿う加速度に応じて、前記フレームに対して移動する第1のセンサと、
    第1の梁と、第2の梁と、単支持構造とを備える第2のセンサであって、前記単支持構造が、前記基板に対して前記第1及び第2の梁を支持し、前記第1の梁が第3の複数の電極を備え、前記第2の梁が、前記第3の複数の電極と互いに嵌合し、且つ、電気結合している第4の複数の電極を備え、前記第1の梁が、前記第3及び第4の複数の電極間の前記電気結合に測定可能な変化を引き起こす前記基板の前記面に垂直な軸に沿う加速度に応じて、前記第2の梁に対して移動し、前記第1及び第2の梁が前記第1のセンサを囲んでいる、第2のセンサと、
    を備える微小電気機械加速度計。
  24. 前記第1の梁の曲率半径が前記第2の梁の曲率半径とは異なっており、それにより前記第3の複数の電極が、前記第4の複数の電極からずれる、請求項23に記載の微小電気機械加速度計。
  25. 前記第1の梁が第1の酸化物層を備え、前記第2の梁が第2の酸化物層を備え、前記第1の酸化物層の厚さが前記第2の酸化物層の厚さと異なっている請求項23に記載の微小電気機械加速度計。
  26. 前記第2のセンサが、前記第1の梁の移動の範囲を制限する突起(nub)をさらに備える、請求項23に記載の微小電気機械加速度計。
  27. 前記単支持構造が、前記第2のセンサを前記基板上の配線に電気的に結合する配線を備える、請求項23に記載の微小電気機械加速度計。
  28. 前記単支持構造が、また、前記基板に対して前記第1のセンサを支持する、請求項23に記載の微小電気機械加速度計。
  29. 前記単支持構造が、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを前記基板上の配線に電気的に結合する配線を備える、請求項28に記載の微小電気機械加速度計。
  30. 前記第2のセンサが、前記第2の梁及び前記単支持構造の両方に結合しているコネクタをさらに備え、前記コネクタが前記第2の梁の移動を制限する、請求項28に記載の微小電気機械加速度計。
  31. 第2の本体及び第2のフレームを備える第3のセンサであって、前記第2の本体が第5の複数の電極を備え、前記第2のフレームが前記第5の複数の電極と互いに嵌合し、且つ、電気的に結合している第6の複数の電極を備え、前記第2の本体が、前記第5及び第6の複数の電極間の前記電気結合に測定可能な変化を引き起こす前記基板の面に平行な第2の軸に沿う加速度に応じて、前記第2のフレームに対して移動し、前記第2の軸が前記第1の軸に垂直である、第3のセンサと、
    第3の梁と、第4の梁と、第2の単支持構造とを備える第4のセンサであって、前記第2の単支持構造が前記基板に対して前記第3及び第4の梁を支持し、前記第3の梁が第7の複数の電極を備え、前記第4の梁が、前記第7の複数の電極と互いに嵌合し、且つ、電気的に結合している第8の複数の電極を備え、前記第3の梁が、前記第7及び第8の複数の電極間の前記電気結合に測定可能な変化を引き起こす前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿う加速度に応じて、前記第4の梁に対して移動し、前記第3及び第4の梁が前記第3のセンサを囲んでいる、第4のセンサと、
    をさらに備える請求項23に記載の微小電気機械加速度計。
  32. 前記第2のセンサ及び前記第4のセンサが、(i)前記第3及び第4の複数の電極間の前記電気結合の測定可能な変化と、(ii)前記第7及び第8の複数の電極間の前記電気結合の測定可能な変化との差を測定するように構成されている、請求項31に記載の微小電気機械加速度計。
  33. 前記第3及び第4の複数の電極間の前記電気結合が第1の容量を備え、前記第7及び第8の複数の電極間の前記電気結合が第2の容量を備え、前記第2のセンサ及び前記第4のセンサが、前記第1の容量と前記第2の容量との差を測定するように構成されている、請求項31に記載の微小電気機械加速度計。
  34. 微小電気機械加速度計を構成するための方法であって、
    単支持構造により基板に対して第1のセンサを支持するステップであって、前記第1のセンサが前記基板の面に垂直な軸に沿って加速度を測定するように構成され、前記第1のセンサが第1の梁及び第2の梁を備える、ステップと、
    前記第1のセンサの前記第1及び第2の梁で第2のセンサを囲むステップであって、前記第2のセンサが、前記基板の前記面に平行な第1の軸に沿って加速度を測定するように構成されているステップと、
    を備える方法。
  35. 前記第2の梁に対して前記第1の梁がずれるようにするステップを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記単支持構造に含まれる配線により、前記第2のセンサを前記基板上の配線に電気的に結合するステップを備える、請求項34に記載の方法。
  37. 前記単支持構造により、前記基板に対して前記第1のセンサを支持するステップをさらに備える、請求項34に記載の方法。
  38. 前記単支持構造における配線により、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサを前記基板上の配線に電気的に結合するステップをさらに備える、請求項37に記載の方法。
  39. 前記第2の梁及び前記単支持構造の両方にコネクタを結合し、それにより前記第2の梁の移動を制限するステップをさらに備える、請求項37に記載の方法。
  40. 第2の単支持構造により前記基板に対して第3のセンサを支持するステップであって、前記第3のセンサが、前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿って加速度を測定するように構成されており、前記第3のセンサが第3の梁及び第4の梁を備える、ステップと、
    前記第3のセンサの前記第3及び第4の梁により第4のセンサを囲むステップであって、前記第4のセンサが、前記基板の前記面に平行な第2の軸に沿って加速度を測定するように構成されており、前記基板の前記面に平行な前記第2の軸が、前記基板の前記面に平行な前記第1の軸に垂直である、ステップと、
    をさらに備える、請求項34に記載の方法。
  41. (i)前記第1及び第2の梁と、(ii)前記第3及び第4の梁との間の差動電気結合に基づいて、前記基板の前記面に垂直な前記軸に沿って前記加速度を測定するステップをさらに含む、請求項40に記載の方法。
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