JP4716628B2 - キャップ供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばボトル容器の口元部にキャップを巻き締めるキャップ巻締装置などにキャップを供給するキャップ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えばボトル容器の口元部にキャップを巻き締める作業を行うキャップ巻締装置などにキャップを供給する場合にはボトル容器の口元部に合わせてキャップの表裏を正しく揃えた状態で供給する必要がある。このようにキャップを一方向へ整列させて次の工程に供給する作業を行う従来のキャップ供給装置として、例えば、図22(A),(B)に示す構成のボウル型パーツフィーダが広く使用されている。
【0003】
図22(A),(B)のキャップ供給装置にはランダムに供給される複数のキャップaを収容する収容部内にキャップaを載せる傾斜面bを有する旋回板cと、この旋回板cの外周部位に配設された受ガイドdとを備えた選別機が設けられている。さらに、キャップaには図23(A)に示すように円筒状のキャップ本体a1の天面側を閉塞する天面部a2が設けられている。
【0004】
そして、従来のキャップ供給装置では収容部内に収容されたキャップaは図22(A)に示すようにキャップ本体a1の天面部a2が下に向いた状態、或いは図22(B)に示すようにキャップ本体a1の天面部a2が上に向いた状態のいずれかの状態で旋回板cの傾斜面bに載ることが多い。ここで、図22(A)に示すようにキャップ本体a1の天面部a2が下に向いた状態ではキャップ本体a1の重心が下方に配置されているので、このキャップ本体a1が旋回板cの傾斜面bに載っている状態でも安定性が良く、キャップ本体a1が旋回板cの傾斜面bの下端部位置の受ガイドdの外側に落下することはない。これに対して、図22(B)に示すようにキャップ本体a1の天面部a2が上に向いた状態ではキャップ本体a1の重心が上方に配置されているので、このキャップ本体a1が旋回板cの傾斜面bに載っている状態ではバランスを崩しやすい。そのため、同図中に仮想線で示すように、キャップ本体a1が旋回板cの傾斜面bの下端部位置の受ガイドdを支点として外側に倒れて旋回板cの傾斜面bから落下し、不正姿勢としての選別がなされるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成のキャップ供給装置では図23(A)に示すようにキャップ本体a1の高さが比較的低い高さt1の低キャップAを取り扱う場合にはキャップの表裏を正しく揃える作業を行ううえで安定した能力を発揮する。しかしながら、図23(B)に示すように低キャップAの外径寸法d1と同一径の外径寸法d2で、キャップ本体a1の高さが低キャップAよりも高い高さt2の高キャップBを同じキャップ供給装置で処理する場合には収容部内に収容された高キャップBが横向きに寝た状態でセットされることが多いので、キャップの表裏を正しく揃える作業を安定に行うことができない問題がある。そのため、1台のキャップ供給装置で低キャップAの表裏を正しく揃える作業と、高キャップBの表裏を正しく揃える作業とを共通に行うことができないので、低キャップAの表裏を正しく揃える作業用の専用のキャップ供給装置と、高キャップBの表裏を正しく揃える作業用の専用のキャップ供給装置とをそれぞれ別個に準備することが必要になり、大きな設備投資が必要になる問題がある。
【0006】
また、1台のキャップ供給装置で低キャップAの表裏を正しく揃える作業と、高キャップBの表裏を正しく揃える作業とを共通に行う場合には作業するキャップの種類に合わせて部品を交換したり、部品の調整をするなどの面倒な作業が必要になる問題もある。
【0007】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、部品の交換や、面倒な部品の調整をすることなく、多種類のキャップの選別に対応することができるキャップ供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、キャップが供給されるワーク収容部と、このワーク収容部に供給された前記キャップの本体の向きを前記キャップ本体の天面部を上、或いは下に向けた縦向きに揃えて次の工程に送る第1のワーク姿勢修正部と、この第1のワーク姿勢修正部から送り出された縦向きの前記キャップ本体の表裏を選別し、選別されたワークを次の工程に送り、残りを前記ワーク収容部に戻す選別部と、この選別部から送り出されたワークを前記キャップ本体の天面部を上に向けた姿勢に修正して次の工程に送る第2のワーク姿勢修正部とを具備し、前記選別部は、前記キャップ本体を搬送する搬送ベルトと、この搬送ベルトの上に配設され、前記キャップ本体の天面部の外径寸法よりも小さいキャップ吸着部と、このキャップ吸着部に吸引力によって前記キャップ本体を吸着させた状態で、前記キャップ本体の横からエアーを吹き付けるエアー吹き付け部と、このエアー吹き付け部でのエアーの吹き付けによって前記キャップ吸着部に前記キャップ本体の天面部が吸着されている正しい姿勢のワーク以外の不正な姿勢のワークを吹き飛ばして前記ワーク収容部に戻すワーク回収部とを具備したことを特徴とするキャップ供給装置である。
そして、本請求項1の発明では、ワーク収容部に供給されたキャップ本体の向きを第1のワーク姿勢修正部によってキャップ本体の天面部を上、或いは下に向けた縦向きに揃えて次の工程に送り、この第1のワーク姿勢修正部から送り出された縦向きのキャップ本体の表裏を選別部によって選別し、選別されたワークを次の工程に送り、残りをワーク収容部に戻す。さらに、選別部から送り出されたワークを第2のワーク姿勢修正部によってキャップ本体の天面部を上に向けた姿勢に修正して次の工程に送るようにしたものである。さらに、選別部の駆動時には、搬送ベルトの上のキャップ本体の天面部の外径寸法よりも小さいキャップ吸着部に吸引力によってキャップ本体を吸着させた状態で、キャップ本体を搬送する。このとき、エアー吹き付け部によってキャップ本体の横からエアーを吹き付け、このエアー吹き付け部でのエアーの吹き付けによってキャップ吸着部にキャップ本体の天面部が吸着されている正しい姿勢のワーク以外の不正な姿勢のワークを吹き飛ばしてワーク回収部によってワーク収容部に戻すようにしたものである。
【0011】
請求項2の発明は、前記第2のワーク姿勢修正部は、水平方向に延設された回転軸を中心に回転駆動される回転体と、この回転体に沿って駆動される無端状の搬送ベルトと、
この搬送ベルトの上に配設され、吸引力によって前記キャップ本体の天面部を吸着するキャップ吸着部と、このキャップ吸着部に前記キャップ本体を吸着させた状態で、前記回転体の回転にともない前記キャップ本体の天面部を上に向けた反転位置に前記搬送ベルトを移動して前記ワークの姿勢を修正するベルト駆動部とを具備したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置である。
そして、本請求項2の発明では、第2のワーク姿勢修正部の駆動時には水平方向に延設された回転軸を中心に回転体を回転駆動させることにより、無端状の搬送ベルトをこの回転体に沿って駆動させる。このとき、搬送ベルトの上のキャップ吸着部の吸引力によってキャップ本体の天面部を吸着し、このキャップ吸着部にキャップ本体を吸着させた状態で、回転体の回転にともないベルト駆動部によってキャップ本体の天面部を上に向けた反転位置に搬送ベルトを移動してワークの姿勢を修正するようにしたものである。
【0012】
請求項3の発明は、前記第2のワーク姿勢修正部は、水平方向に延設された回転軸を中心に回転駆動される回転体と、この回転体に沿って駆動される無端状の搬送ベルトと、前記回転体の両側に配設され、前記選別部から前記第2のワーク姿勢修正部に移載されたワークを両側から挟持するワーク挟持部材と、前記選別部と前記第2のワーク姿勢修正部との間の前記ワークの受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送領域で前記ワーク挟持部材を前記ワークの挟持位置で保持し、前記ワーク搬送領域以外の領域では前記ワーク挟持部材を前記ワークから離れる方向に移動させる挟持部材駆動機構とを具備したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置である。
そして、本請求項3の発明では、選別部から第2のワーク姿勢修正部の回転体上に移載されたワークを回転体の両側からワーク挟持部材によって挟持させ、挟持部材駆動機構によって選別部と第2のワーク姿勢修正部との間のワークの受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送領域でワーク挟持部材をワークの挟持位置で保持し、ワーク搬送領域以外の領域ではワーク挟持部材をワークから離れる方向に移動させるようにしたものである。
【0013】
請求項4の発明は、前記ワーク挟持部材は、柔軟性を備えたサイドベルトによって形成され、前記挟持部材駆動機構は、前記回転体の円周方向に沿って複数並設され、前記サイドベルトを介して前記ワークを挟持する各一対のグリッパーと、前記サイドベルトを介して前記ワークを挟持する方向に前記各グリッパーを付勢する付勢部材と、前記ワーク搬送領域以外の領域で前記各グリッパーを前記付勢部材の付勢力に抗して移動させ、前記サイドベルトを前記ワークから離す方向に移動させるカム部材とを具備したことを特徴とする請求項3に記載のキャップ供給装置である。
そして、本請求項4の発明では、回転体の円周方向に沿って複数並設された各一対のグリッパーによって柔軟性を備えたサイドベルトを介してランダムにワークを挟持するとともに、ワーク搬送領域では付勢部材によって各グリッパーをサイドベルトを介してワークを挟持する方向に付勢し、ワーク搬送領域以外の領域ではカム部材によって各グリッパーを付勢部材の付勢力に抗してサイドベルトをワークから離す方向に移動させるようにしたものである。
【0014】
請求項5の発明は、前記キャップ吸着部は、前記搬送ベルトに取付けられた柔軟なバキュームパッドを具備したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置である。
そして、本請求項5の発明では、搬送ベルトに取付けられた柔軟なバキュームパッドによってキャップを吸着するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図10(A),(B)を参照して説明する。図1は本実施の形態のキャップ供給装置1全体の概略構成を示すものである。このキャップ供給装置1にはワーク収容部2と、第1のワーク姿勢修正部3とを備えたボウル型パーツフィーダ4と、選別部5と、第2のワーク姿勢修正部6とが設けられている。
【0016】
また、図2に示すようにワーク収容部2にはボウル型パーツフィーダ4の機体7に20〜30°程度に傾斜させて支承した円筒形の筐体8が設けられている。この筐体8の底板9も機体7に対して20〜30°程度に傾斜された状態で固定されている。そして、この底板9の略中央部位には支軸10が突設されている。
【0017】
この支軸10には掻上環板11が上下の軸受12a、12bを介して回転自在に軸支されている。この掻上環板11は筐体8の内周面に内接する状態で配置されている。そして、図示しない容器に施蓋する施蓋用のキャップからなるワーク13はこの筐体8内へランダム状態で多数投入されて傾斜された掻上環板11の傾斜の下部に滞留されるようになっている。なお、ワーク13のキャップには図5(A),(B)に示すように円筒状のキャップ本体13aと、このキャップ本体13aの天面側を閉塞する天面部13bとが設けられている。
【0018】
また、この掻上環板11の中央下部には歯車14が固定されている。さらに、筐体8の底板9には掻上環板11の駆動モータ15が取付けられている。このモータ15の回転軸15aに固定されたピニオンギア16は歯車14に噛合されている。そして、この駆動モータ15によって掻上環板11が一方向へ所定速度で連続回転駆動されるようになっている。なお、この掻上環板11の回転駆動時には筐体8内で掻上環板11の傾斜部の底部に滞留しているワーク13を掻き上げて保持しながら傾斜の上部へ移送するようになっている。
【0019】
また、支軸10の上端部には掻上環板11の内部側に配置された固定円板17が固定されている。この固定円板17にはブラケット18を介して鉛直方向に向けて垂直に突設された回転軸19が固定されている。この回転軸19には円板状のセンターホイール20が上下の軸受21a、21bを介して回転自在に軸支されている。ここで、固定円板17にはセンターホイール20との干渉を避ける切欠部22が形成されている。そして、この固定円板17の切欠部22にセンターホイール20が挿通されている。
【0020】
さらに、掻上環板11の傾斜上部、あるいは上昇から下降する位置においては、センターホイール20と高さが一致するように設定されている。これにより、掻上環板11によって上昇移送されたワーク13が容易にセンターホイール20上へ乗り移れるようにしてあって、この部分がワーク13の供給部4aになっている。
【0021】
また、センターホイール20の下部には歯車23が固定されている。さらに、ブラケット18にはセンターホイール20の駆動モータ24が取付けられている。このモータ24の回転軸24aに固定されたピニオンギア25は歯車23に噛合されている。そして、この駆動モータ24によってセンターホイール20が回転駆動されるようになっている。
【0022】
また、センターホイール20の外周部位には外側に向かうにしたがって高さが低くなる傾斜面26が形成されている。さらに、センターホイール20の傾斜面26の外周部側には内部側に比べて高さが低い段差部27が設けられている。そして、この段差部27よりも内部側の傾斜面26によってセンターホイール20の段上部26a、段差部27よりも外周部側の傾斜面26によってセンターホイール20の段下部26bがそれぞれ形成されている。
【0023】
また、図3に示すようにセンターホイール20の段上部26aの外側にはセンターホイール20の段上部26aに載っているワーク13の移動をガイドする略円弧状のワークガイド部材28が配設されている。そして、図4に示すように掻上環板11によって上昇移送されたワーク13はこのセンターホイール20の段上部26aに乗り移り、続いてこのセンターホイール20の回転にともないワークガイド部材28にガイドされた状態でこのワークガイド部材28の終端部側に搬送されるようになっている。このとき、図5(A)に示すようにセンターホイール20の段上部26aの傾斜面26上に載っているワーク13はその自重によりこのワークガイド部材28に当接し、このワーク13の外端縁がワークガイド部材28にガイドされた状態で搬送されるようになっている。
【0024】
また、ワークガイド部材28の終端部にはセンターホイール20との間の間隔を徐々に大きくする傾斜状のワーク落下ガイド部29が設けられている。そして、ワークガイド部材28の終端部側に搬送されたセンターホイール20の段上部26aのワーク13がワーク落下ガイド部29とセンターホイール20との間の略V型の隙間を通り、センターホイール20の段下部26b側に落下する際に横向きのワーク13の姿勢を縦向きに揃えるようになっている。これにより、ワーク13のキャップ本体13aの向きをキャップ本体13aの天面部13bを上、或いは下に向けた縦向きに揃えて次の工程に送る第1のワーク姿勢修正部3が形成されている。
【0025】
また、センターホイール20の段下部26bの外側にはセンターホイール20の段下部26bに落下したワーク13の移動をガイドする第2のワークガイド部材30が配設されている。この第2のワークガイド部材30の先端部はワークガイド部材28の終端部のワーク落下ガイド部29と対応する位置に配置されている。さらに、この第2のワークガイド部材30の終端部はワーク13の搬出部4bと対応する位置に配置されている。
【0026】
なお、ワーク13の搬出部4bは図3に示すようにワーク13の供給部4aに対してセンターホイール20の回転方向に向けて略180°程度離れた位置に配置されている。そして、第2のワークガイド部材30の終端部側に搬送されたセンターホイール20の段下部26bのワーク13はこの搬出部4bから次の工程である選別部5に搬出されるようになっている。
【0027】
また、選別部5には、図1に示すようにワーク収容部2の筐体8における傾斜の下部側に配置されたワーク搬送機構31が設けられている。このワーク搬送機構31にはワーク13のキャップ本体13aを搬送する搬送ベルト32が設けられている。
【0028】
さらに、搬送ベルト32の上には図7(A),(B)に示すようにワーク13のキャップ本体13aの天面部13bの外径寸法よりも小さい吸着ベルト(キャップ吸着部)33が配設されている。この吸着ベルト33の軸心部には吸引孔34が形成されている。この吸引孔34には図示しない真空ポンプなどの吸引源を備えた吸引機構35が接続されている。そして、この吸引機構35からのバキューム力が吸引孔34に作用し、ワーク13が吸着ベルト33に吸着されるようになっている。このとき、ワーク13は、図7(A)に示すように吸着ベルト33にキャップ本体13aの天面部13bが吸着されている正しい姿勢、或いは図7(B)に示すように吸着ベルト33にキャップ本体13aの天面部13bとは反対側の開口面側が吸着されている不正な姿勢のうちのいずれか一方の姿勢で吸着ベルト33に吸着されるようになっている。
【0029】
また、選別部5の基端部はパーツフィーダ4の搬出部4b、先端部は第2のワーク姿勢修正部6の基端部にそれぞれ連結されている。そして、パーツフィーダ4の搬出部4bから縦向きに揃えた状態で搬出されたワーク13は、搬送ベルト32の吸着ベルト33に吸着された状態で第2のワーク姿勢修正部6側に搬送されるようになっている。
【0030】
さらに、選別部5には搬送ベルト32によって搬送されるワーク13の移動軌道内にワーク13のキャップ本体13aの横からエアーを吹き付けるエアーノズル(エアー吹き付け部)36が設けられている。そして、搬送ベルト32によるワーク13の搬送作業中、エアーノズル36からのエアーの吹き付けによって吸着ベルト33にワーク13のキャップ本体13aの天面部13bが吸着されている正しい姿勢のワーク13以外の不正な姿勢のワーク13を吹き飛ばすようになっている。このとき、搬送ベルト32の吸着ベルト33から吹き飛ばされたワーク13はパーツフィーダ4の掻上環板11上に落下されるようになっている。これにより、搬送ベルト32の吸着ベルト33から吹き飛ばされたワーク13をワーク収容部2に戻すワーク回収部37が構成されている。
【0031】
そして、この選別部5では第1のワーク姿勢修正部3から送り出された縦向きのワーク13のキャップ本体13aの表裏を選別し、選別された図7(A)に示す正しい姿勢のワーク13を次の工程である第2のワーク姿勢修正部6側に送り、残りの図7(B)に示す不正な姿勢のワーク13を吹き飛ばしてワーク収容部2に戻すようになっている。
【0032】
また、第2のワーク姿勢修正部6には図8および図9に示すように水平方向に延設された回転軸38を中心に回転駆動される回転体39と、この回転体39に沿って駆動される無端状の搬送ベルト40と、選別部5とのワーク13の受け渡し位置に配置されたローラ41とが設けられている。そして、搬送ベルト40は回転体39とローラ41との間に掛け渡されている。
【0033】
また、回転体39の回転軸38は図8に示すようにキャップ供給装置1の固定部側に固定された固定ブラケット42に取付けられた駆動モータ43に連結されている。なお、ローラ41を回転自在に軸支する支軸41aもこの固定ブラケット42に固定されている。そして、駆動モータ43によって回転体39が回転駆動され、この回転体39の回転によって搬送ベルト40が図9中に矢印に示すように回転体39とローラ41との間で一方向に走行駆動されるようになっている。
【0034】
また、搬送ベルト40の上には吸引力によってキャップ本体13aの天面部13bを吸着するキャップ吸着部44が設けられている。ここで、搬送ベルト40には多数の吸着孔45が並設されている。そして、搬送ベルト40における各吸着孔45の周辺部分にこのキャップ吸着部44が形成されている。
【0035】
さらに、回転体39には図8に示すように回転円板46が設けられている。この回転円板46の一面側には例えばプラスチック材料で形成された押え用の固定円板47を収容する円形状の凹陥部48が形成されている。この固定円板47は複数の押圧ばね49によって回転円板46に圧接される方向に付勢されている。
【0036】
また、固定円板47における回転円板46との接触面側には図9に示すように円弧形状溝50が形成されている。この円弧形状溝50には固定円板47に固定された吸引口金51が連結されている。この吸引口金51には図示しない真空ポンプなどの吸引源を備えた吸引機構が接続されている。
【0037】
さらに、回転円板46における固定円板47との接触面側には図8に示すように略L字状の吸引孔52が図9に示すように回転円板46の周方向に沿って複数並設されている。これらの吸引孔52の内端部は固定円板47の円弧形状溝50と対応する位置に配置されている。
【0038】
また、回転円板46の外周面には搬送ベルト40との間に中間リング53が配設されている。この中間リング53には内外周面間に貫通された複数の連通孔54が形成されている。そして、吸引口金51から固定円板47の円弧形状溝50に作用する吸引力は回転円板46の吸引孔52を介して中間リング53の内周面側に作用し、さらに中間リング53の各連通孔54を通して搬送ベルト40の各吸着孔45に作用するようになっている。これにより、搬送ベルト40の各吸着孔45の周辺のキャップ吸着部44にワーク13のキャップ本体13aの天面部13bが吸着されるようになっている。
【0039】
さらに、このキャップ吸着部44にワーク13を吸着させた状態で、回転体39の回転にともない搬送ベルト40を走行させることにより、搬送ベルト40の上のワーク13の姿勢を図10(A)に示すようにキャップ本体13aの天面部13bを下に向けた状態からキャップ本体13aの天面部13bを上に向けた反転位置に搬送ベルト40を移動してワーク13の姿勢を修正するベルト駆動部55が形成されている。このとき、ワーク13が、図10(A)に示すように吸着孔45にキャップ本体13aの天面部13bが吸着されている正しい姿勢で搬送ベルト40の吸着孔45に吸着されている場合には搬送ベルト40が図9に示すように回転体39の下側位置まで走行した際に吸着孔45にワーク13を吸着したままの状態で保持される。そして、回転体39の下側位置で回転円板46の吸引孔52が固定円板47の円弧形状溝50から外れると回転円板46の吸引孔52に作用する吸引力がなくなり、ワーク13が搬送ベルト40の吸着孔45から外れて次の工程に送られるようになっている。このとき、ワーク13はキャップ本体13aの天面部13bを上に向けた姿勢に修正された状態で次の工程に送られるようになっている。
【0040】
また、搬送ベルト40の吸着孔45に吸着されているワーク13の姿勢が図10(B)に示すように搬送ベルト40の吸着孔45にキャップ本体13aの天面部13bとは反対側の開口面側が吸着されている不正な姿勢の場合には搬送ベルト40の吸着孔45からの吸引力はキャップ本体13aの開口面側から外部側に抜けるので、搬送ベルト40の吸着孔45上のワーク13には吸着力が作用しない状態で保持される。そのため、この場合には搬送ベルト40が図9に示すように回転体39の下側位置まで走行する前にワーク13は自重によって搬送ベルト40から落下するようになっている。このとき、落下したワーク13は図示しないワーク回収部によって回収し、ワーク収容部2に戻すようになっている。
【0041】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態のキャップ供給装置1の使用時には施蓋用のキャップからなるワーク13がワーク収容部2のボウル型パーツフィーダ4の筐体8内へランダム状態で多数投入されて傾斜された掻上環板11の傾斜の下部に滞留される。この状態で、駆動モータ15によって掻上環板11が回転駆動されるとともに、駆動モータ24によってセンターホイール20が回転駆動される。
【0042】
このとき、掻上環板11の回転にともない筐体8内で掻上環板11の傾斜部の底部に滞留しているワーク13が掻き上げられて傾斜の上部へ移送される。そして、掻上環板11によって上昇移送されたワーク13はワーク13の供給部4aからセンターホイール20の段上部26a上へ乗り移る。このとき、センターホイール20の段上部26a上へ乗り移ったワーク13の姿勢は、図5(A)に示すようにキャップ本体13aの天面部13bが上、または下に向いた縦向きの状態、または図6(A)に示すようにキャップ本体13aの天面部13bが横に向いた横向きの状態のいずれかになる。ここで、キャップ本体13aの高さが比較的低い低キャップA(図23(A)参照)を取り扱う場合には縦向きの状態で載る場合が多く、これに対してキャップ本体13aの高さが高い高キャップB(図23(B)参照)を取り扱う場合には横向きの状態で載る場合が多くなる。
【0043】
さらに、センターホイール20の段上部26aに供給されたワーク13は、続いてセンターホイール20の回転にともないワークガイド部材28にガイドされた状態でこのワークガイド部材28の終端部側に搬送される。このとき、図5(A)、図6(A)に示すようにセンターホイール20の段上部26aの傾斜面26上に載っているワーク13はその自重によりこのワークガイド部材28に当接し、このワーク13の外端縁がワークガイド部材28にガイドされた状態で下流側に搬送される。
【0044】
また、ワークガイド部材28の終端部側に搬送されたセンターホイール20の段上部26aのワーク13は、ワーク落下ガイド部29とセンターホイール20との間の略V型の隙間を通り、センターホイール20の段下部26b側に落下する。このとき、図5(A)に示すようにセンターホイール20の段上部26aにワーク13が縦向きの状態で載っている場合には図5(B)に示すようにワーク13はその縦向きの姿勢のままでセンターホイール20の段下部26b側に落下される。
【0045】
さらに、図6(A)に示すようにセンターホイール20の段上部26aに横向きの状態で載っている場合にはこの横向きのワーク13がワーク落下ガイド部29とセンターホイール20との間の略V型の隙間を通る際に、V型のワーク落下ガイド部29およびセンターホイール20の各端縁部との接触によって引っ掛かりながら先端側から徐々に下向きに回動される。そのため、横向きのワーク13がワーク落下ガイド部29とセンターホイール20との間の略V型の隙間を通り、センターホイール20の段下部26b側に落下した時点ではワーク13の姿勢は図6(B)に示すように縦向きに修正される。したがって、ワーク落下ガイド部29とセンターホイール20との間の略V型の隙間を通る際に横向きのワーク13の姿勢を縦向きに揃えることができる。
【0046】
また、センターホイール20の段下部26bに落下したワーク13は、続いてセンターホイール20の回転にともない第2のワークガイド部材30にガイドされた状態でこの第2のワークガイド部材30の終端部側に搬送される。このとき、図5(B)、図6(B)に示すようにセンターホイール20の段下部26bの傾斜面26上に載っているワーク13はその自重によりこの第2のワークガイド部材30に当接し、このワーク13の外端縁が第2のワークガイド部材30にガイドされた状態で搬送される。
【0047】
そして、第2のワークガイド部材30の終端部側に搬送されたセンターホイール20の段下部26bのワーク13はこの搬出部4bから次の工程である選別部5に搬出される。
【0048】
また、選別部5では吸引機構35からのバキューム力が吸引孔34に作用している。そのため、選別部5に送られたワーク13は搬送ベルト32の吸着ベルト33に吸着される。このとき、ワーク13は、図7(A)に示すように吸着ベルト33にキャップ本体13aの天面部13bが吸着されている正しい姿勢、或いは図7(B)に示すように吸着ベルト33にキャップ本体13aの天面部13bとは反対側の開口面側が吸着されている不正な姿勢のうちのいずれか一方の姿勢で吸着ベルト33に吸着される。そして、パーツフィーダ4の搬出部4bから縦向きに揃えた状態で搬出されたワーク13は、搬送ベルト32の吸着ベルト33に吸着された状態で第2のワーク姿勢修正部6側に搬送される。
【0049】
さらに、搬送ベルト32によるワーク13の搬送作業中、搬送ベルト32の吸着ベルト33に吸着されているワーク13にエアーノズル36からエアーが吹き付けられる。そして、このエアーノズル36からのエアーの吹き付けによって吸着ベルト33にワーク13のキャップ本体13aの天面部13bが吸着されている正しい姿勢のワーク13以外の不正な姿勢のワーク13は吹き飛ばされる。このとき、搬送ベルト32の吸着ベルト33から吹き飛ばされたワーク13はパーツフィーダ4の掻上環板11上に落下される。これにより、搬送ベルト32の吸着ベルト33から吹き飛ばされたワーク13はワーク収容部2に戻されて再度、供給される。
【0050】
また、選別部5の搬送ベルト32から第2のワーク姿勢修正部6側の搬送ベルト40に移載された正しい姿勢のワーク13はこの搬送ベルト40によって回転体39側に搬送される。
【0051】
また、第2のワーク姿勢修正部6では駆動モータ43によって回転体39が回転駆動され、この回転体39の回転によって搬送ベルト40が図9中に矢印に示すように回転体39とローラ41との間で一方向に走行駆動される。このとき、第2のワーク姿勢修正部6では吸引口金51に図示しない真空ポンプなどの吸引源を備えた吸引機構からの吸引力が作用している。そのため、吸引口金51から固定円板47の円弧形状溝50に作用する吸引力は回転円板46の吸引孔52を介して中間リング53の内周面側に作用し、さらに中間リング53の各連通孔54を通して搬送ベルト40の各吸着孔45に作用する。これにより、搬送ベルト40の各吸着孔45の周辺のキャップ吸着部44にワーク13のキャップ本体13aの天面部13bが吸着される。
【0052】
また、キャップ吸着部44にワーク13を吸着させた状態で、回転体39の回転にともない搬送ベルト40を走行させることにより、搬送ベルト40の上のワーク13の姿勢を図10(A)に示すようにキャップ本体13aの天面部13bを下に向けた状態からキャップ本体13aの天面部13bを上に向けた反転位置に搬送ベルト40が移動される。
【0053】
このとき、ワーク13が、図10(A)に示すように吸着孔45にキャップ本体13aの天面部13bが吸着されている正しい姿勢で搬送ベルト40の吸着孔45に吸着されている場合には搬送ベルト40が図9に示すように回転体39の下側位置まで走行した際に吸着孔45にワーク13を吸着したままの状態で保持される。そして、回転体39の下側位置で回転円板46の吸引孔52が固定円板47の円弧形状溝50から外れると回転円板46の吸引孔52に作用する吸引力がなくなり、ワーク13が搬送ベルト40の吸着孔45から外れて次の工程に送られる。このとき、ワーク13はキャップ本体13aの天面部13bを上に向けた姿勢に修正された状態で次の工程に送られる。
【0054】
また、搬送ベルト40の吸着孔45に吸着されているワーク13の姿勢が図10(B)に示すように搬送ベルト40の吸着孔45にキャップ本体13aの天面部13bとは反対側の開口面側が吸着されている不正な姿勢の場合には搬送ベルト40の吸着孔45からの吸引力はキャップ本体13aの開口面側から外部側に抜けるので、搬送ベルト40の吸着孔45上のワーク13には吸着力が作用しない状態で保持される。そのため、この場合には搬送ベルト40が図9に示すように回転体39の下側位置まで走行する前にワーク13は自重によって搬送ベルト40から落下する。このとき、落下したワーク13は図示しないワーク回収部によって回収し、ワーク収容部2に戻されて再度、供給される。
【0055】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態ではボウル型パーツフィーダ4のセンターホイール20の傾斜面26の外周部側に内部側に比べて高さが低い段差部27を設けるとともに、センターホイール20の段上部26aの外側にワークガイド部材28を配設し、ワークガイド部材28の終端部にセンターホイール20との間の間隔を徐々に大きくする傾斜状のワーク落下ガイド部29を設けている。そのため、キャップ本体13aの高さが高い高キャップBを取り扱う場合でもワークガイド部材28の終端部側に搬送されたセンターホイール20の段上部26aのワーク13がワーク落下ガイド部29とセンターホイール20との間の略V型の隙間を通り、センターホイール20の段下部26b側に落下する際に横向きのワーク13の姿勢を縦向きに揃えることができるので、1台のキャップ供給装置1で部品の交換や、面倒な部品の調整をすることなく、低キャップAの表裏を正しく揃える作業と、高キャップBの表裏を正しく揃える作業とを共通に行うことができ、多種類のキャップの選別に対応することができる。したがって、従来のように低キャップAの表裏を正しく揃える作業用の専用のキャップ供給装置と、高キャップBの表裏を正しく揃える作業用の専用のキャップ供給装置とをそれぞれ別個に準備する必要がないので、大きな設備投資が不要となる。
【0056】
また、本実施の形態では選別部5の駆動時には、搬送ベルト32の上のキャップ本体13aの天面部13bの外径寸法よりも小さい吸着ベルト33に吸引力によってキャップ本体13aを吸着させた状態で、キャップ本体13aを搬送するワーク13の搬送作業中、エアーノズル36によってキャップ本体13aの横からエアーを吹き付け、このエアーノズル36でのエアーの吹き付けによって吸着ベルト33にキャップ本体13aの天面部13bが吸着されている正しい姿勢のワーク13以外の不正な姿勢のワーク13を吹き飛ばしてワーク回収部37によってワーク収容部2に戻すようにしている。そのため、選別部5で吹き飛ばされた不正な姿勢のワーク13を再度、使用することができるので、ワーク13の無駄がなく、効率よくワーク13を使用することができる。
【0057】
さらに、第2のワーク姿勢修正部6でも同様に自重によって搬送ベルト40から落下したワーク13を図示しないワーク回収部によって回収し、ワーク収容部2に戻すようにしているので、第2のワーク姿勢修正部6で搬送ベルト40から落下したワーク13を再度、使用することができ、ワーク13の無駄がなく、効率よくワーク13を使用することができる。
【0058】
また、図11は本発明の第2の実施の形態のキャップ供給装置全体の概略構成を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図10(A),(B)参照)のキャップ供給装置1の構成を次の通り変更したものである。
【0059】
すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態の選別部5と第2のワーク姿勢修正部6とを一体的に連結した一体化ユニット61を設けたものである。この一体化ユニット61には選別部5の搬送ベルト32と、第2のワーク姿勢修正部6の搬送ベルト40とを一体化した搬送ベルト62が設けられている。そして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0060】
また、図12乃至図21は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図10(A),(B)参照)のキャップ供給装置1の選別部5と第2のワーク姿勢修正部6の構成を次の通り変更したものである。
【0061】
図12は本発明の第3の実施の形態のキャップ供給装置1における第2のワーク姿勢修正部6の回転ドラム71を示すものである。この回転ドラム71には水平方向に延設された回転軸72を中心に回転駆動される回転ドラム本体(回転体)73が設けられている。この回転ドラム本体73の軸心部には一面側に図14に示すように回転ドラム駆動モータ(ギヤードモータ)74の回転軸74aに固定される固定リング75が取付けられている。
【0062】
さらに、回転ドラム本体73の軸心部の他面側には固定フレーム76に固定された回転軸72に回転自在に連結されるボールベアリング77が取付けられている。これにより、回転ドラム本体73は固定フレーム76の回転軸72と回転ドラム駆動モータ74の回転軸74aとによって両持ち支持されている。
【0063】
また、回転ドラム本体73の外周面にはボウル型パーツフィーダ4側から選別部5を経由して第2のワーク姿勢修正部6にワーク13のキャップ本体13aを搬送する無端状のバキュームベルト(搬送ベルト)78が掛け渡されている。このバキュームベルト78には図17〜図19に示すようにゴムベルト79上に2層のスポンジベルト80、81が配設されている。
【0064】
さらに、このバキュームベルト78には図17に示すようにワーク13の送り方向に沿って円形状の複数のワーク吸着部82が適宜の間隔を存して並設されている。ここで、ゴムベルト79上には図18に示すように各ワーク吸着部82と対応する部分に小径な吸着孔79aが形成されている。また、下側のスポンジベルト80にはゴムベルト79の吸着孔79aよりも大径な円孔80a、上側のスポンジベルト81には下側のスポンジベルト80の円孔80aよりも大径な円孔81aがそれぞれ形成されている。
【0065】
さらに、このバキュームベルト78の各ワーク吸着部82には図19に示すようにバキュームパッド84が埋め込まれている。このバキュームパッド84には上側のスポンジベルト81の円孔81aを覆う状態で、例えばゴム薄膜によって形成された柔らかいリップ部83と、下側のスポンジベルト80の円孔80a内に挿入される円筒状の首部83aと、ゴムベルト79の吸着孔79aの周囲に接着される底面部83bとが設けられている。そして、ゴムベルト79上の2層のスポンジベルト80、81の各円孔80a、81aとこのリップ部83とによってバキューム力でワーク13のキャップ本体13aを吸着するワーク吸着部82が形成されている。
【0066】
なお、本実施の形態ではボウル型パーツフィーダ4と、第2のワーク姿勢修正部6との間の選別部5の部分のみでバキュームベルト78の各ワーク吸着部82にバキューム力が作用するように設定されている。
【0067】
また、回転ドラム本体73の両側には選別部5から第2のワーク姿勢修正部6に送られたワーク13を両側から挟持する柔軟性を備えた同心円状のサイドベルト(ワーク挟持部材)85が配設されている。この同心円状のサイドベルト85は例えばスポンジ板がリング状に打ち抜き加工されて成形されている。
【0068】
さらに、回転ドラム本体73の外周部位には選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送領域(回転ドラム本体73とバキュームベルト78との接触区間)でサイドベルト85をワーク13の挟持位置で保持し、ワーク搬送領域以外の領域ではサイドベルト85をワーク13から離れる方向に移動させるサイドベルト駆動機構86が設けられている。
【0069】
このサイドベルト駆動機構86には図12に示すように回転ドラム本体73の円周方向に沿って複数並設された各一対のグリッパー87が設けられている。各グリッパー87には図14に示すように略クランク状に屈曲された連結アーム88が設けられている。この連結アーム88の外端部の内面はサイドベルト85に固定されている。
【0070】
また、連結アーム88の内端部には外面に樹脂材料によって形成された平板状のスライダー89が固定されている。さらに、各スライダー89の内面側には円筒状の移動シャフト90が内方向に向けて突設されている。
【0071】
また、回転ドラム本体73の外周部位には両端面間を貫通する貫通孔91が円周方向に沿って複数並設されている。この貫通孔91は回転軸72と平行に形成されている。さらに、この貫通孔91には両面から滑り軸受92が打ち込まれている。そして、この貫通孔91内には両面側からそれぞれグリッパー87の移動シャフト90が軸方向に移動可能に挿入されている。
【0072】
また、貫通孔91内に両面側から挿入された両側のグリッパー87の移動シャフト90間には引張りコイルばね(付勢部材)93が介設されている。そして、両側のグリッパー87はこの引張りコイルばね93のばね力によってサイドベルト85を介してワーク13を挟持する方向に付勢されている。
【0073】
また、回転ドラム本体73の両端面には図12に示すように各グリッパー87のスライダー89の移動軌道と対応する部位に略半円の円弧形状の固定カム(カム部材)94が設けられている。この固定カム94は回転ドラム本体73と略同心円上に、かつ回転ドラム本体73上における選別部5側に配置され、固定フレーム76側に固定されている。そして、回転ドラム71の回転時には図15に示すように各グリッパー87のスライダー89がこの固定カム94に乗り上げることにより、両側のグリッパー87間の間隔を規制するようになっている。
【0074】
さらに、この固定カム94には中間部に図15に示すように回転ドラム本体73の両端面から離れた位置に配置され、回転ドラム本体73の両側のサイドベルト85間の間隔を広げてワーク13を把持不能な開位置で保持する開位置保持部94aが形成されている。
【0075】
また、この固定カム94の上端部は選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し位置の近傍位置、下端部は次の工程への受け渡し位置の近傍位置にそれぞれ配置されている。ここで、この固定カム94の上端部には図13(A)に示すように先端部側に先細状のテーパー面94b、下端部にも同様に図13(B)に示すように先細状のテーパー面94cがそれぞれ形成されている。そして、固定カム94の上端部のテーパー面94bによってワーク13の両側のサイドベルト85間の間隔を開位置よりも狭めてワーク13を両側から挟持する閉位置まで変化させる第1のベルトガイド面が形成されている。また、固定カム94の下端部のテーパー面94cによってワーク13の両側のサイドベルト85間の間隔を開いてワーク13の挾持を解除する開位置まで変化させる第2のベルトガイド面が形成されている。なお、固定カム94の上端部のテーパー面94bの先端部及び下端部のテーパー面94cの先端部は回転ドラム本体73の両側に形成されたリング状の凹部95内に挿入されている。
【0076】
そして、回転ドラム71の回転時には選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送領域では図16に示すように各グリッパー87のスライダー89が固定カム94から外れた位置で保持される。そのため、このワーク搬送領域では各グリッパー87は引張りコイルばね93のばね力によって両側のサイドベルト85間の間隔を開位置よりも狭めてワーク13を両側から挟持する閉位置まで移動させる状態で保持されている。さらに、ワーク搬送領域以外の領域では図15に示すように各グリッパー87のスライダー89が固定カム94に乗り上げることにより、各グリッパー87を引張りコイルばね93のばね力に抗して両側のグリッパー87間の間隔を広げる方向に移動させ、サイドベルト85をワーク13から離す方向に移動させるようになっている。
【0077】
次に、上記構成の本実施の形態の作用について説明する。本実施の形態ではバキュームベルト78のワーク吸着部82上に正しい姿勢で吸着されたワーク13のキャップ本体13aはキャップ供給装置1の選別部5から第2のワーク姿勢修正部6に搬送される。そして、選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し位置でバキュームベルト78が回転ドラム本体73の外周面と接触する。この位置でワーク13は両側からサイドベルト85によって挟持される。
【0078】
このワーク13の両側のサイドベルト85はサイドベルト駆動機構86の各一対のグリッパー87によって選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送領域ではワーク13の挟持位置で保持される。そして、このワーク搬送領域の終端位置では各グリッパー87のスライダー89が固定カム94に乗り上げることにより、各グリッパー87は引張りコイルばね93のばね力に抗して両側のグリッパー87間の間隔を広げる方向に移動され、サイドベルト85がワーク13から離れる方向に移動される。このとき、両側のサイドベルト85間から落下したワーク13は次の工程への受け渡し位置にセットされている図示しないコンベアー上に移載され、次の工程に搬送される。
【0079】
また、ワーク搬送領域の終端位置で固定カム94に乗り上げた各グリッパー87のスライダー89はそのまま、両側のサイドベルト85間の間隔を広げたままの状態で、固定カム94上に沿って選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し位置まで移動される。そのため、ワーク搬送領域以外の領域では両側のサイドベルト85はワーク13から離れる方向に移動させた状態で保持される。
【0080】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では第2のワーク姿勢修正部6でのワーク13の搬送時には選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送領域で両側のサイドベルト85間でワーク13を挟み込むことによりワーク13を保持するようにしたので、ワーク13を一層、確実に保持することができる。
【0081】
なお、バキュームベルト78にバキューム力によってワーク13を吸着する場合にはバキュームベルト78が直線部から曲線部(回転ドラム本体73との接触区間)に入ると、バキュームベルト78の外周部が伸ばされ、吸着されたワーク13がずれることがあり、ワーク13の吸着が不安定になるおそれがある。これに対し、本実施の形態では第2のワーク姿勢修正部6におけるワーク搬送領域の区間ではバキュームベルト78には格別にバキューム力を作用させる必要がないので、バキュームベルト78にバキューム力によってワーク13を吸着する場合に比べて安定にワーク13を搬送することができる。そのため、回転ドラム本体73の外径が小さく、回転ドラム本体73との接触区間においてバキュームベルト78の内周部と外周部の弧長の差が大きい場合や、バキューム源のパワーが充分でない場合であっても、同心円状の両側のサイドベルト85によりワーク13を確実に把持することでワーク13の落下を防止してワーク13を確実に反転させることができる。
【0082】
さらに、本実施の形態では図20に示すように第2のワーク姿勢修正部6の回転ドラム71の左右のサイドベルト85間に外径寸法D1が小さい小径キャップ13Aが把持された状態でも、図21に示すように左右のサイドベルト85間に外径寸法D2が大きい大径キャップ13Bが把持された状態でも共通に使用することができ、兼用性が高い効果がある。
【0083】
また、本実施の形態ではバキュームベルト78に柔軟なバキュームパッド84を埋め込み、このバキュームパッド84によってワーク13のキャップ本体13aを吸着するようにしたので、バキュームパッド84のリップ部83が柔らかく、ワーク13のキャップ本体13aの吸着面になじむ為、より確実に吸着することができる。
【0084】
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、搬送ベルトに取り付けるバキュームパッドを長円形としたり、スライダー材質を真鍮にする等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
【0085】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、部品の交換や、面倒な部品の調整をすることなく、多種類のキャップの選別に対応することができる。
【0088】
請求項2の発明によれば、第2のワーク姿勢修正部の駆動時には水平方向に延設された回転軸を中心に回転体を回転駆動させることにより、無端状の搬送ベルトをこの回転体に沿って駆動させる際に、搬送ベルトの上のキャップ吸着部の吸引力によってキャップ本体の天面部を吸着し、このキャップ吸着部にキャップ本体を吸着させた状態で、回転体の回転にともないベルト駆動部によってキャップ本体の天面部を上に向けた反転位置に搬送ベルトを移動してワークの姿勢を修正することができる。
【0089】
請求項3の発明によれば、第2のワーク姿勢修正部でのワークの搬送時には選別部と第2のワーク姿勢修正部との間のワークの受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送領域でワーク挟持部材間でワークを挟み込むことによりワークを保持するようにしたので、ワークを一層、確実に保持することができる。そのため、バキューム源にパワーが充分でない場合であっても、キャップの落下を防止してワークを確実に反転させることができる。
【0090】
請求項4の発明によれば、回転体の円周方向に沿って複数並設された各一対のグリッパーによって柔軟性を備えたサイドベルトを介してワークを挟持するとともに、ワーク搬送領域では付勢部材によって各グリッパーをサイドベルトを介してワークを挟持する方向に付勢し、ワーク搬送領域以外の領域ではカム部材によって各グリッパーを付勢部材の付勢力に抗してサイドベルトをワークから離す方向に移動させるようにしたので、ワークを確実に保持することができ、バキューム源にパワーが充分でない場合であっても、キャップの落下を防止することができる。
【0091】
請求項5の発明によれば、搬送ベルトに取付けた柔軟なバキュームパッドによってキャップを吸着することができるので、バキュームパッドのリップ部が柔らかくキャップ吸着面になじむ為、より確実な吸着となる。そのため、バキューム源にパワーが充分でない場合であっても、重量が比較的大きいキャップであってもキャップの吸着が不安定になることを防止してキャップの落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のキャップ供給装置全体の概略構成を示す縦断面図。
【図2】第1の実施の形態のキャップ供給装置におけるワーク収容部の概略構成を示す要部の縦断面図。
【図3】第1の実施の形態のキャップ供給装置におけるワーク収容部内の第1のワーク姿勢修正部を示す平面図。
【図4】第1の実施の形態のキャップ供給装置におけるワークガイド部材の取付け部を示す側面図。
【図5】第1の実施の形態のキャップ供給装置のセンターホイールにおける低キャップの搬送状態を示すもので、(A)はセンターホイールの段上部のワークの搬送状態を示す要部の縦断面図、(B)はセンターホイールの段下部側のワークの搬送状態を示す要部の縦断面図。
【図6】第1の実施の形態のキャップ供給装置のセンターホイールにおける高キャップの搬送状態を示すもので、(A)はセンターホイールの段上部のワークが横向きでガイドされている状態を示す要部の縦断面図、(B)はセンターホイールの段下部側に落下する際に横向きのワークの姿勢を縦向きに揃えた状態を示す要部の縦断面図。
【図7】第1の実施の形態のキャップ供給装置の選別部を示すもので、(A)は正しい姿勢のワークの吸着状態を示す概略構成図、(B)は不正な姿勢のワークの吸着状態を示す概略構成図。
【図8】第1の実施の形態のキャップ供給装置の第2のワーク姿勢修正部における搬送ベルトのキャップ吸着部を示す要部の縦断面図。
【図9】図8のIX−IX線断面図。
【図10】第1の実施の形態のキャップ供給装置のキャップ吸着部の作用を説明するもので、(A)はキャップ吸着部にキャップ本体の天面部を吸着した正しい姿勢の状態を示す要部の縦断面図、(B)はキャップ吸着部にキャップ本体の天面部が吸着されていない不正な姿勢の状態を示す要部の縦断面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態のキャップ供給装置全体の概略構成を示す縦断面図。
【図12】本発明の第3の実施の形態のキャップ供給装置における第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムを示す側面図。
【図13】第3の実施の形態のキャップ供給装置における回転ドラムのカム部材を示すもので、(A)は回転ドラムの上部位置における固定カム端部のベルトガイド面を示す要部の縦断面図、(B)は回転ドラムの下部位置における固定カム端部のベルトガイド面を示す要部の縦断面図。
【図14】第3の実施の形態のキャップ供給装置における第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムの内部構造を示す縦断面図。
【図15】第3の実施の形態のキャップ供給装置における第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムのサイドベルトが開位置に移動された状態を示す要部の縦断面図。
【図16】第3の実施の形態のキャップ供給装置における第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムのサイドベルトが閉位置に移動された状態を示す要部の縦断面図。
【図17】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけるバキュームベルトの平面図。
【図18】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけるバキュームベルトのワーク吸着部においてバキュームパッドを除外した縦断面図。
【図19】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけるバキュームベルトのワーク吸着部の縦断面図。
【図20】第3の実施の形態のキャップ供給装置における第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムの左右のサイドベルト間に小径キャップが把持された状態を示す要部の縦断面図。
【図21】第3の実施の形態のキャップ供給装置における第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムの左右のサイドベルト間に大径キャップが把持された状態を示す要部の縦断面図。
【図22】従来のキャップ供給装置を示すもので、(A)はキャップ本体の天面部が下に向いた状態を示す要部の縦断面図、(B)はキャップ本体の天面部が上に向いた状態を示す要部の縦断面図。
【図23】(A)はキャップ本体の高さが低い低キャップを示す縦断面図、(B)はキャップ本体の高さが高い高キャップを示す縦断面図。
【符号の説明】
2 ワーク収容部
3 第1のワーク姿勢修正部
4 ボウル型パーツフィーダ
5 選別部
6 第2のワーク姿勢修正部
13 ワーク
13a キャップ本体
13b 天面部
19 回転軸
20 センターホイール
26 傾斜面
26a 段上部
26b 段下部
27 段差部
28 ワークガイド部材
Claims (5)
- キャップが供給されるワーク収容部と、
このワーク収容部に供給された前記キャップの本体の向きを前記キャップ本体の天面部を上、或いは下に向けた縦向きに揃えて次の工程に送る第1のワーク姿勢修正部と、
この第1のワーク姿勢修正部から送り出された縦向きの前記キャップ本体の表裏を選別し、選別されたワークを次の工程に送り、残りを前記ワーク収容部に戻す選別部と、
この選別部から送り出されたワークを前記キャップ本体の天面部を上に向けた姿勢に修正して次の工程に送る第2のワーク姿勢修正部と
を具備し、
前記選別部は、前記キャップ本体を搬送する搬送ベルトと、
この搬送ベルトの上に配設され、前記キャップ本体の天面部の外径寸法よりも小さいキャップ吸着部と、
このキャップ吸着部に吸引力によって前記キャップ本体を吸着させた状態で、前記キャップ本体の横からエアーを吹き付けるエアー吹き付け部と、
このエアー吹き付け部でのエアーの吹き付けによって前記キャップ吸着部に前記キャップ本体の天面部が吸着されている正しい姿勢のワーク以外の不正な姿勢のワークを吹き飛ばして前記ワーク収容部に戻すワーク回収部と
を具備したことを特徴とするキャップ供給装置。 - 前記第2のワーク姿勢修正部は、
水平方向に延設された回転軸を中心に回転駆動される回転体と、
この回転体に沿って駆動される無端状の搬送ベルトと、
この搬送ベルトの上に配設され、吸引力によって前記キャップ本体の天面部を吸着するキャップ吸着部と、
このキャップ吸着部に前記キャップ本体を吸着させた状態で、前記回転体の回転にともない前記キャップ本体の天面部を上に向けた反転位置に前記搬送ベルトを移動して前記ワークの姿勢を修正するベルト駆動部と
を具備したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置。 - 前記第2のワーク姿勢修正部は、
水平方向に延設された回転軸を中心に回転駆動される回転体と、
この回転体に沿って駆動される無端状の搬送ベルトと、
前記回転体の両側に配設され、前記選別部から前記第2のワーク姿勢修正部に移載されたワークを両側から挟持するワーク挟持部材と、
前記選別部と前記第2のワーク姿勢修正部との間の前記ワークの受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送領域で前記ワーク挟持部材を前記ワークの挟持位置で保持し、前記ワーク搬送領域以外の領域では前記ワーク挟持部材を前記ワークから離れる方向に移動させる挟持部材駆動機構と
を具備したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置。 - 前記ワーク挟持部材は、柔軟性を備えたサイドベルトによって形成され、
前記挟持部材駆動機構は、前記回転体の円周方向に沿って複数並設され、前記サイドベルトを介して前記ワークを挟持する各一対のグリッパーと、
前記サイドベルトを介して前記ワークを挟持する方向に前記各グリッパーを付勢する付勢部材と、
前記ワーク搬送領域以外の領域で前記各グリッパーを前記付勢部材の付勢力に抗して移動させ、前記サイドベルトを前記ワークから離す方向に移動させるカム部材と
を具備したことを特徴とする請求項3に記載のキャップ供給装置。 - 前記キャップ吸着部は、前記搬送ベルトに取付けられた柔軟なバキュームパッドを具備したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置。
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