JP2002179004A - キャップ供給装置 - Google Patents

キャップ供給装置

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JP2002179004A
JP2002179004A JP2001292383A JP2001292383A JP2002179004A JP 2002179004 A JP2002179004 A JP 2002179004A JP 2001292383 A JP2001292383 A JP 2001292383A JP 2001292383 A JP2001292383 A JP 2001292383A JP 2002179004 A JP2002179004 A JP 2002179004A
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真 村崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、部品の交換や、面倒な部品の調整を
することなく、多種類のキャップの選別に対応できるキ
ャップ供給装置を提供することを最も主要な特徴とす
る。 【解決手段】ワーク収容部2に供給されたキャップ本体
13aの向きを第1のワーク姿勢修正部3によってキャ
ップ本体13aの天面部13bを上、或いは下に向けた
縦向きに揃えて次の工程に送り、ここから送り出された
縦向きのキャップ本体13aの表裏を選別部5によって
選別し、選別されたワーク13を次の工程に送り、残り
をワーク収容部2に戻す。さらに、選別部5から送り出
されたワーク13を第2のワーク姿勢修正部6によって
キャップ本体13aの天面部13bを上に向けた姿勢に
修正して次の工程に送るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばボトル容器
の口元部にキャップを巻き締めるキャップ巻締装置など
にキャップを供給するキャップ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばボトル容器の口元部にキ
ャップを巻き締める作業を行うキャップ巻締装置などに
キャップを供給する場合にはボトル容器の口元部に合わ
せてキャップの表裏を正しく揃えた状態で供給する必要
がある。このようにキャップを一方向へ整列させて次の
工程に供給する作業を行う従来のキャップ供給装置とし
て、例えば、図22(A),(B)に示す構成のボウル
型パーツフィーダが広く使用されている。
【0003】図22(A),(B)のキャップ供給装置
にはランダムに供給される複数のキャップaを収容する
収容部内にキャップaを載せる傾斜面bを有する旋回板
cと、この旋回板cの外周部位に配設された受ガイドd
とを備えた選別機が設けられている。さらに、キャップ
aには図23(A)に示すように円筒状のキャップ本体
a1の天面側を閉塞する天面部a2が設けられている。
【0004】そして、従来のキャップ供給装置では収容
部内に収容されたキャップaは図22(A)に示すよう
にキャップ本体a1の天面部a2が下に向いた状態、或
いは図22(B)に示すようにキャップ本体a1の天面
部a2が上に向いた状態のいずれかの状態で旋回板cの
傾斜面bに載ることが多い。ここで、図22(A)に示
すようにキャップ本体a1の天面部a2が下に向いた状
態ではキャップ本体a1の重心が下方に配置されている
ので、このキャップ本体a1が旋回板cの傾斜面bに載
っている状態でも安定性が良く、キャップ本体a1が旋
回板cの傾斜面bの下端部位置の受ガイドdの外側に落
下することはない。これに対して、図22(B)に示す
ようにキャップ本体a1の天面部a2が上に向いた状態
ではキャップ本体a1の重心が上方に配置されているの
で、このキャップ本体a1が旋回板cの傾斜面bに載っ
ている状態ではバランスを崩しやすい。そのため、同図
中に仮想線で示すように、キャップ本体a1が旋回板c
の傾斜面bの下端部位置の受ガイドdを支点として外側
に倒れて旋回板cの傾斜面bから落下し、不正姿勢とし
ての選別がなされるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のキャッ
プ供給装置では図23(A)に示すようにキャップ本体
a1の高さが比較的低い高さt1の低キャップAを取り
扱う場合にはキャップの表裏を正しく揃える作業を行う
うえで安定した能力を発揮する。しかしながら、図23
(B)に示すように低キャップAの外径寸法d1と同一
径の外径寸法d2で、キャップ本体a1の高さが低キャ
ップAよりも高い高さt2の高キャップBを同じキャッ
プ供給装置で処理する場合には収容部内に収容された高
キャップBが横向きに寝た状態でセットされることが多
いので、キャップの表裏を正しく揃える作業を安定に行
うことができない問題がある。そのため、1台のキャッ
プ供給装置で低キャップAの表裏を正しく揃える作業
と、高キャップBの表裏を正しく揃える作業とを共通に
行うことができないので、低キャップAの表裏を正しく
揃える作業用の専用のキャップ供給装置と、高キャップ
Bの表裏を正しく揃える作業用の専用のキャップ供給装
置とをそれぞれ別個に準備することが必要になり、大き
な設備投資が必要になる問題がある。
【0006】また、1台のキャップ供給装置で低キャッ
プAの表裏を正しく揃える作業と、高キャップBの表裏
を正しく揃える作業とを共通に行う場合には作業するキ
ャップの種類に合わせて部品を交換したり、部品の調整
をするなどの面倒な作業が必要になる問題もある。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、部品の交換や、面倒な部品の調整をす
ることなく、多種類のキャップの選別に対応することが
できるキャップ供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、キャ
ップが供給されるワーク収容部と、このワーク収容部に
供給された前記キャップの本体の向きを前記キャップ本
体の天面部を上、或いは下に向けた縦向きに揃えて次の
工程に送る第1のワーク姿勢修正部と、この第1のワー
ク姿勢修正部から送り出された縦向きの前記キャップ本
体の表裏を選別し、選別されたワークを次の工程に送
り、残りを前記ワーク収容部に戻す選別部と、この選別
部から送り出されたワークを前記キャップ本体の天面部
を上に向けた姿勢に修正して次の工程に送る第2のワー
ク姿勢修正部とを具備したことを特徴とするキャップ供
給装置である。そして、本請求項1の発明では、ワーク
収容部に供給されたキャップ本体の向きを第1のワーク
姿勢修正部によってキャップ本体の天面部を上、或いは
下に向けた縦向きに揃えて次の工程に送り、この第1の
ワーク姿勢修正部から送り出された縦向きのキャップ本
体の表裏を選別部によって選別し、選別されたワークを
次の工程に送り、残りをワーク収容部に戻す。さらに、
選別部から送り出されたワークを第2のワーク姿勢修正
部によってキャップ本体の天面部を上に向けた姿勢に修
正して次の工程に送るようにしたものである。
【0009】請求項2の発明は、前記第1のワーク姿勢
修正部は、前記ワーク収容部に鉛直方向に向けて突設さ
れた回転軸を中心に回転駆動される円板状のセンターホ
イールの外周部側に内部側に比べて高さが低い段差部を
設けるとともに、前記センターホイールの段上部の外側
に前記センターホイールの段上部に載っている前記ワー
クの移動をガイドする略円弧状のワークガイド部材を配
設し、このワークガイド部材の終端部に前記センターホ
イールとの間の間隔を徐々に大きくする傾斜状のワーク
落下ガイド部を設け、前記センターホイールの段上部の
ワークが前記ワーク落下ガイド部と前記センターホイー
ルとの間の隙間を通り、前記センターホイールの段下部
側に落下する際に横向きのワークの姿勢を縦向きに揃え
るものであることを特徴とする請求項1に記載のキャッ
プ供給装置である。そして、本請求項2の発明では、第
1のワーク姿勢修正部の駆動時には、円板状のセンター
ホイールをワーク収容部に鉛直方向に向けて突設された
回転軸を中心に回転駆動させ、センターホイールの段上
部に載っているワークの移動をセンターホイールの段上
部の外側のワークガイド部材によってガイドさせる。こ
のとき、ワークガイド部材の終端部の傾斜状のワーク落
下ガイド部によってセンターホイールとの間の間隔を徐
々に大きくすることにより、センターホイールの段上部
のワークがワーク落下ガイド部とセンターホイールとの
間の隙間を通り、センターホイールの段下部側に落下す
る際に横向きのワークの姿勢を縦向きに揃えるようにし
たものである。
【0010】請求項3の発明は、前記選別部は、前記キ
ャップ本体を搬送する搬送ベルトと、この搬送ベルトの
上に配設され、前記キャップ本体の天面部の外径寸法よ
りも小さいキャップ吸着部と、このキャップ吸着部に吸
引力によって前記キャップ本体を吸着させた状態で、前
記キャップ本体の横からエアーを吹き付けるエアー吹き
付け部と、このエアー吹き付け部でのエアーの吹き付け
によって前記キャップ吸着部に前記キャップ本体の天面
部が吸着されている正しい姿勢のワーク以外の不正な姿
勢のワークを吹き飛ばして前記ワーク収容部に戻すワー
ク回収部とを具備したことを特徴とする請求項1に記載
のキャップ供給装置である。そして、本請求項3の発明
では、選別部の駆動時には、搬送ベルトの上のキャップ
本体の天面部の外径寸法よりも小さいキャップ吸着部に
吸引力によってキャップ本体を吸着させた状態で、キャ
ップ本体を搬送する。このとき、エアー吹き付け部によ
ってキャップ本体の横からエアーを吹き付け、このエア
ー吹き付け部でのエアーの吹き付けによってキャップ吸
着部にキャップ本体の天面部が吸着されている正しい姿
勢のワーク以外の不正な姿勢のワークを吹き飛ばしてワ
ーク回収部によってワーク収容部に戻すようにしたもの
である。
【0011】請求項4の発明は、前記第2のワーク姿勢
修正部は、水平方向に延設された回転軸を中心に回転駆
動される回転体と、この回転体に沿って駆動される無端
状の搬送ベルトと、この搬送ベルトの上に配設され、吸
引力によって前記キャップ本体の天面部を吸着するキャ
ップ吸着部と、このキャップ吸着部に前記キャップ本体
を吸着させた状態で、前記回転体の回転にともない前記
キャップ本体の天面部を上に向けた反転位置に前記搬送
ベルトを移動して前記ワークの姿勢を修正するベルト駆
動部とを具備したことを特徴とする請求項1に記載のキ
ャップ供給装置である。そして、本請求項4の発明で
は、第2のワーク姿勢修正部の駆動時には水平方向に延
設された回転軸を中心に回転体を回転駆動させることに
より、無端状の搬送ベルトをこの回転体に沿って駆動さ
せる。このとき、搬送ベルトの上のキャップ吸着部の吸
引力によってキャップ本体の天面部を吸着し、このキャ
ップ吸着部にキャップ本体を吸着させた状態で、回転体
の回転にともないベルト駆動部によってキャップ本体の
天面部を上に向けた反転位置に搬送ベルトを移動してワ
ークの姿勢を修正するようにしたものである。
【0012】請求項5の発明は、前記第2のワーク姿勢
修正部は、水平方向に延設された回転軸を中心に回転駆
動される回転体と、この回転体に沿って駆動される無端
状の搬送ベルトと、前記回転体の両側に配設され、前記
選別部から前記第2のワーク姿勢修正部に移載されたワ
ークを両側から挟持するワーク挟持部材と、前記選別部
と前記第2のワーク姿勢修正部との間の前記ワークの受
け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワー
ク搬送領域で前記ワーク挟持部材を前記ワークの挟持位
置で保持し、前記ワーク搬送領域以外の領域では前記ワ
ーク挟持部材を前記ワークから離れる方向に移動させる
挟持部材駆動機構とを具備したことを特徴とする請求項
1に記載のキャップ供給装置である。そして、本請求項
5の発明では、選別部から第2のワーク姿勢修正部の回
転体上に移載されたワークを回転体の両側からワーク挟
持部材によって挟持させ、挟持部材駆動機構によって選
別部と第2のワーク姿勢修正部との間のワークの受け渡
し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬
送領域でワーク挟持部材をワークの挟持位置で保持し、
ワーク搬送領域以外の領域ではワーク挟持部材をワーク
から離れる方向に移動させるようにしたものである。
【0013】請求項6の発明は、前記ワーク挟持部材
は、柔軟性を備えたサイドベルトによって形成され、前
記挟持部材駆動機構は、前記回転体の円周方向に沿って
複数並設され、前記サイドベルトを介して前記ワークを
挟持する各一対のグリッパーと、前記サイドベルトを介
して前記ワークを挟持する方向に前記各グリッパーを付
勢する付勢部材と、前記ワーク搬送領域以外の領域で前
記各グリッパーを前記付勢部材の付勢力に抗して移動さ
せ、前記サイドベルトを前記ワークから離す方向に移動
させるカム部材とを具備したことを特徴とする請求項5
に記載のキャップ供給装置である。そして、本請求項6
の発明では、回転体の円周方向に沿って複数並設された
各一対のグリッパーによって柔軟性を備えたサイドベル
トを介してランダムにワークを挟持するとともに、ワー
ク搬送領域では付勢部材によって各グリッパーをサイド
ベルトを介してワークを挟持する方向に付勢し、ワーク
搬送領域以外の領域ではカム部材によって各グリッパー
を付勢部材の付勢力に抗してサイドベルトをワークから
離す方向に移動させるようにしたものである。
【0014】請求項7の発明は、前記キャップ吸着部
は、前記搬送ベルトに取付けられた柔軟なバキュームパ
ッドを具備したことを特徴とする請求項3に記載のキャ
ップ供給装置である。そして、本請求項7の発明では、
搬送ベルトに取付けられた柔軟なバキュームパッドによ
ってキャップを吸着するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図10(A),(B)を参照して説明する。
図1は本実施の形態のキャップ供給装置1全体の概略構
成を示すものである。このキャップ供給装置1にはワー
ク収容部2と、第1のワーク姿勢修正部3とを備えたボ
ウル型パーツフィーダ4と、選別部5と、第2のワーク
姿勢修正部6とが設けられている。
【0016】また、図2に示すようにワーク収容部2に
はボウル型パーツフィーダ4の機体7に20〜30°程
度に傾斜させて支承した円筒形の筐体8が設けられてい
る。この筐体8の底板9も機体7に対して20〜30°
程度に傾斜された状態で固定されている。そして、この
底板9の略中央部位には支軸10が突設されている。
【0017】この支軸10には掻上環板11が上下の軸
受12a、12bを介して回転自在に軸支されている。
この掻上環板11は筐体8の内周面に内接する状態で配
置されている。そして、図示しない容器に施蓋する施蓋
用のキャップからなるワーク13はこの筐体8内へラン
ダム状態で多数投入されて傾斜された掻上環板11の傾
斜の下部に滞留されるようになっている。なお、ワーク
13のキャップには図5(A),(B)に示すように円
筒状のキャップ本体13aと、このキャップ本体13a
の天面側を閉塞する天面部13bとが設けられている。
【0018】また、この掻上環板11の中央下部には歯
車14が固定されている。さらに、筐体8の底板9には
掻上環板11の駆動モータ15が取付けられている。こ
のモータ15の回転軸15aに固定されたピニオンギア
16は歯車14に噛合されている。そして、この駆動モ
ータ15によって掻上環板11が一方向へ所定速度で連
続回転駆動されるようになっている。なお、この掻上環
板11の回転駆動時には筐体8内で掻上環板11の傾斜
部の底部に滞留しているワーク13を掻き上げて保持し
ながら傾斜の上部へ移送するようになっている。
【0019】また、支軸10の上端部には掻上環板11
の内部側に配置された固定円板17が固定されている。
この固定円板17にはブラケット18を介して鉛直方向
に向けて垂直に突設された回転軸19が固定されてい
る。この回転軸19には円板状のセンターホイール20
が上下の軸受21a、21bを介して回転自在に軸支さ
れている。ここで、固定円板17にはセンターホイール
20との干渉を避ける切欠部22が形成されている。そ
して、この固定円板17の切欠部22にセンターホイー
ル20が挿通されている。
【0020】さらに、掻上環板11の傾斜上部、あるい
は上昇から下降する位置においては、センターホイール
20と高さが一致するように設定されている。これによ
り、掻上環板11によって上昇移送されたワーク13が
容易にセンターホイール20上へ乗り移れるようにして
あって、この部分がワーク13の供給部4aになってい
る。
【0021】また、センターホイール20の下部には歯
車23が固定されている。さらに、ブラケット18には
センターホイール20の駆動モータ24が取付けられて
いる。このモータ24の回転軸24aに固定されたピニ
オンギア25は歯車23に噛合されている。そして、こ
の駆動モータ24によってセンターホイール20が回転
駆動されるようになっている。
【0022】また、センターホイール20の外周部位に
は外側に向かうにしたがって高さが低くなる傾斜面26
が形成されている。さらに、センターホイール20の傾
斜面26の外周部側には内部側に比べて高さが低い段差
部27が設けられている。そして、この段差部27より
も内部側の傾斜面26によってセンターホイール20の
段上部26a、段差部27よりも外周部側の傾斜面26
によってセンターホイール20の段下部26bがそれぞ
れ形成されている。
【0023】また、図3に示すようにセンターホイール
20の段上部26aの外側にはセンターホイール20の
段上部26aに載っているワーク13の移動をガイドす
る略円弧状のワークガイド部材28が配設されている。
そして、図4に示すように掻上環板11によって上昇移
送されたワーク13はこのセンターホイール20の段上
部26aに乗り移り、続いてこのセンターホイール20
の回転にともないワークガイド部材28にガイドされた
状態でこのワークガイド部材28の終端部側に搬送され
るようになっている。このとき、図5(A)に示すよう
にセンターホイール20の段上部26aの傾斜面26上
に載っているワーク13はその自重によりこのワークガ
イド部材28に当接し、このワーク13の外端縁がワー
クガイド部材28にガイドされた状態で搬送されるよう
になっている。
【0024】また、ワークガイド部材28の終端部には
センターホイール20との間の間隔を徐々に大きくする
傾斜状のワーク落下ガイド部29が設けられている。そ
して、ワークガイド部材28の終端部側に搬送されたセ
ンターホイール20の段上部26aのワーク13がワー
ク落下ガイド部29とセンターホイール20との間の略
V型の隙間を通り、センターホイール20の段下部26
b側に落下する際に横向きのワーク13の姿勢を縦向き
に揃えるようになっている。これにより、ワーク13の
キャップ本体13aの向きをキャップ本体13aの天面
部13bを上、或いは下に向けた縦向きに揃えて次の工
程に送る第1のワーク姿勢修正部3が形成されている。
【0025】また、センターホイール20の段下部26
bの外側にはセンターホイール20の段下部26bに落
下したワーク13の移動をガイドする第2のワークガイ
ド部材30が配設されている。この第2のワークガイド
部材30の先端部はワークガイド部材28の終端部のワ
ーク落下ガイド部29と対応する位置に配置されてい
る。さらに、この第2のワークガイド部材30の終端部
はワーク13の搬出部4bと対応する位置に配置されて
いる。
【0026】なお、ワーク13の搬出部4bは図3に示
すようにワーク13の供給部4aに対してセンターホイ
ール20の回転方向に向けて略180°程度離れた位置
に配置されている。そして、第2のワークガイド部材3
0の終端部側に搬送されたセンターホイール20の段下
部26bのワーク13はこの搬出部4bから次の工程で
ある選別部5に搬出されるようになっている。
【0027】また、選別部5には、図1に示すようにワ
ーク収容部2の筐体8における傾斜の下部側に配置され
たワーク搬送機構31が設けられている。このワーク搬
送機構31にはワーク13のキャップ本体13aを搬送
する搬送ベルト32が設けられている。
【0028】さらに、搬送ベルト32の上には図7
(A),(B)に示すようにワーク13のキャップ本体
13aの天面部13bの外径寸法よりも小さい吸着ベル
ト(キャップ吸着部)33が配設されている。この吸着
ベルト33の軸心部には吸引孔34が形成されている。
この吸引孔34には図示しない真空ポンプなどの吸引源
を備えた吸引機構35が接続されている。そして、この
吸引機構35からのバキューム力が吸引孔34に作用
し、ワーク13が吸着ベルト33に吸着されるようにな
っている。このとき、ワーク13は、図7(A)に示す
ように吸着ベルト33にキャップ本体13aの天面部1
3bが吸着されている正しい姿勢、或いは図7(B)に
示すように吸着ベルト33にキャップ本体13aの天面
部13bとは反対側の開口面側が吸着されている不正な
姿勢のうちのいずれか一方の姿勢で吸着ベルト33に吸
着されるようになっている。
【0029】また、選別部5の基端部はパーツフィーダ
4の搬出部4b、先端部は第2のワーク姿勢修正部6の
基端部にそれぞれ連結されている。そして、パーツフィ
ーダ4の搬出部4bから縦向きに揃えた状態で搬出され
たワーク13は、搬送ベルト32の吸着ベルト33に吸
着された状態で第2のワーク姿勢修正部6側に搬送され
るようになっている。
【0030】さらに、選別部5には搬送ベルト32によ
って搬送されるワーク13の移動軌道内にワーク13の
キャップ本体13aの横からエアーを吹き付けるエアー
ノズル(エアー吹き付け部)36が設けられている。そ
して、搬送ベルト32によるワーク13の搬送作業中、
エアーノズル36からのエアーの吹き付けによって吸着
ベルト33にワーク13のキャップ本体13aの天面部
13bが吸着されている正しい姿勢のワーク13以外の
不正な姿勢のワーク13を吹き飛ばすようになってい
る。このとき、搬送ベルト32の吸着ベルト33から吹
き飛ばされたワーク13はパーツフィーダ4の掻上環板
11上に落下されるようになっている。これにより、搬
送ベルト32の吸着ベルト33から吹き飛ばされたワー
ク13をワーク収容部2に戻すワーク回収部37が構成
されている。
【0031】そして、この選別部5では第1のワーク姿
勢修正部3から送り出された縦向きのワーク13のキャ
ップ本体13aの表裏を選別し、選別された図7(A)
に示す正しい姿勢のワーク13を次の工程である第2の
ワーク姿勢修正部6側に送り、残りの図7(B)に示す
不正な姿勢のワーク13を吹き飛ばしてワーク収容部2
に戻すようになっている。
【0032】また、第2のワーク姿勢修正部6には図8
および図9に示すように水平方向に延設された回転軸3
8を中心に回転駆動される回転体39と、この回転体3
9に沿って駆動される無端状の搬送ベルト40と、選別
部5とのワーク13の受け渡し位置に配置されたローラ
41とが設けられている。そして、搬送ベルト40は回
転体39とローラ41との間に掛け渡されている。
【0033】また、回転体39の回転軸38は図8に示
すようにキャップ供給装置1の固定部側に固定された固
定ブラケット42に取付けられた駆動モータ43に連結
されている。なお、ローラ41を回転自在に軸支する支
軸41aもこの固定ブラケット42に固定されている。
そして、駆動モータ43によって回転体39が回転駆動
され、この回転体39の回転によって搬送ベルト40が
図9中に矢印に示すように回転体39とローラ41との
間で一方向に走行駆動されるようになっている。
【0034】また、搬送ベルト40の上には吸引力によ
ってキャップ本体13aの天面部13bを吸着するキャ
ップ吸着部44が設けられている。ここで、搬送ベルト
40には多数の吸着孔45が並設されている。そして、
搬送ベルト40における各吸着孔45の周辺部分にこの
キャップ吸着部44が形成されている。
【0035】さらに、回転体39には図8に示すように
回転円板46が設けられている。この回転円板46の一
面側には例えばプラスチック材料で形成された押え用の
固定円板47を収容する円形状の凹陥部48が形成され
ている。この固定円板47は複数の押圧ばね49によっ
て回転円板46に圧接される方向に付勢されている。
【0036】また、固定円板47における回転円板46
との接触面側には図9に示すように円弧形状溝50が形
成されている。この円弧形状溝50には固定円板47に
固定された吸引口金51が連結されている。この吸引口
金51には図示しない真空ポンプなどの吸引源を備えた
吸引機構が接続されている。
【0037】さらに、回転円板46における固定円板4
7との接触面側には図8に示すように略L字状の吸引孔
52が図9に示すように回転円板46の周方向に沿って
複数並設されている。これらの吸引孔52の内端部は固
定円板47の円弧形状溝50と対応する位置に配置され
ている。
【0038】また、回転円板46の外周面には搬送ベル
ト40との間に中間リング53が配設されている。この
中間リング53には内外周面間に貫通された複数の連通
孔54が形成されている。そして、吸引口金51から固
定円板47の円弧形状溝50に作用する吸引力は回転円
板46の吸引孔52を介して中間リング53の内周面側
に作用し、さらに中間リング53の各連通孔54を通し
て搬送ベルト40の各吸着孔45に作用するようになっ
ている。これにより、搬送ベルト40の各吸着孔45の
周辺のキャップ吸着部44にワーク13のキャップ本体
13aの天面部13bが吸着されるようになっている。
【0039】さらに、このキャップ吸着部44にワーク
13を吸着させた状態で、回転体39の回転にともない
搬送ベルト40を走行させることにより、搬送ベルト4
0の上のワーク13の姿勢を図10(A)に示すように
キャップ本体13aの天面部13bを下に向けた状態か
らキャップ本体13aの天面部13bを上に向けた反転
位置に搬送ベルト40を移動してワーク13の姿勢を修
正するベルト駆動部55が形成されている。このとき、
ワーク13が、図10(A)に示すように吸着孔45に
キャップ本体13aの天面部13bが吸着されている正
しい姿勢で搬送ベルト40の吸着孔45に吸着されてい
る場合には搬送ベルト40が図9に示すように回転体3
9の下側位置まで走行した際に吸着孔45にワーク13
を吸着したままの状態で保持される。そして、回転体3
9の下側位置で回転円板46の吸引孔52が固定円板4
7の円弧形状溝50から外れると回転円板46の吸引孔
52に作用する吸引力がなくなり、ワーク13が搬送ベ
ルト40の吸着孔45から外れて次の工程に送られるよ
うになっている。このとき、ワーク13はキャップ本体
13aの天面部13bを上に向けた姿勢に修正された状
態で次の工程に送られるようになっている。
【0040】また、搬送ベルト40の吸着孔45に吸着
されているワーク13の姿勢が図10(B)に示すよう
に搬送ベルト40の吸着孔45にキャップ本体13aの
天面部13bとは反対側の開口面側が吸着されている不
正な姿勢の場合には搬送ベルト40の吸着孔45からの
吸引力はキャップ本体13aの開口面側から外部側に抜
けるので、搬送ベルト40の吸着孔45上のワーク13
には吸着力が作用しない状態で保持される。そのため、
この場合には搬送ベルト40が図9に示すように回転体
39の下側位置まで走行する前にワーク13は自重によ
って搬送ベルト40から落下するようになっている。こ
のとき、落下したワーク13は図示しないワーク回収部
によって回収し、ワーク収容部2に戻すようになってい
る。
【0041】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態のキャップ供給装置1の使用時には施蓋用
のキャップからなるワーク13がワーク収容部2のボウ
ル型パーツフィーダ4の筐体8内へランダム状態で多数
投入されて傾斜された掻上環板11の傾斜の下部に滞留
される。この状態で、駆動モータ15によって掻上環板
11が回転駆動されるとともに、駆動モータ24によっ
てセンターホイール20が回転駆動される。
【0042】このとき、掻上環板11の回転にともない
筐体8内で掻上環板11の傾斜部の底部に滞留している
ワーク13が掻き上げられて傾斜の上部へ移送される。
そして、掻上環板11によって上昇移送されたワーク1
3はワーク13の供給部4aからセンターホイール20
の段上部26a上へ乗り移る。このとき、センターホイ
ール20の段上部26a上へ乗り移ったワーク13の姿
勢は、図5(A)に示すようにキャップ本体13aの天
面部13bが上、または下に向いた縦向きの状態、また
は図6(A)に示すようにキャップ本体13aの天面部
13bが横に向いた横向きの状態のいずれかになる。こ
こで、キャップ本体13aの高さが比較的低い低キャッ
プA(図23(A)参照)を取り扱う場合には縦向きの
状態で載る場合が多く、これに対してキャップ本体13
aの高さが高い高キャップB(図23(B)参照)を取
り扱う場合には横向きの状態で載る場合が多くなる。
【0043】さらに、センターホイール20の段上部2
6aに供給されたワーク13は、続いてセンターホイー
ル20の回転にともないワークガイド部材28にガイド
された状態でこのワークガイド部材28の終端部側に搬
送される。このとき、図5(A)、図6(A)に示すよ
うにセンターホイール20の段上部26aの傾斜面26
上に載っているワーク13はその自重によりこのワーク
ガイド部材28に当接し、このワーク13の外端縁がワ
ークガイド部材28にガイドされた状態で下流側に搬送
される。
【0044】また、ワークガイド部材28の終端部側に
搬送されたセンターホイール20の段上部26aのワー
ク13は、ワーク落下ガイド部29とセンターホイール
20との間の略V型の隙間を通り、センターホイール2
0の段下部26b側に落下する。このとき、図5(A)
に示すようにセンターホイール20の段上部26aにワ
ーク13が縦向きの状態で載っている場合には図5
(B)に示すようにワーク13はその縦向きの姿勢のま
までセンターホイール20の段下部26b側に落下され
る。
【0045】さらに、図6(A)に示すようにセンター
ホイール20の段上部26aに横向きの状態で載ってい
る場合にはこの横向きのワーク13がワーク落下ガイド
部29とセンターホイール20との間の略V型の隙間を
通る際に、V型のワーク落下ガイド部29およびセンタ
ーホイール20の各端縁部との接触によって引っ掛かり
ながら先端側から徐々に下向きに回動される。そのた
め、横向きのワーク13がワーク落下ガイド部29とセ
ンターホイール20との間の略V型の隙間を通り、セン
ターホイール20の段下部26b側に落下した時点では
ワーク13の姿勢は図6(B)に示すように縦向きに修
正される。したがって、ワーク落下ガイド部29とセン
ターホイール20との間の略V型の隙間を通る際に横向
きのワーク13の姿勢を縦向きに揃えることができる。
【0046】また、センターホイール20の段下部26
bに落下したワーク13は、続いてセンターホイール2
0の回転にともない第2のワークガイド部材30にガイ
ドされた状態でこの第2のワークガイド部材30の終端
部側に搬送される。このとき、図5(B)、図6(B)
に示すようにセンターホイール20の段下部26bの傾
斜面26上に載っているワーク13はその自重によりこ
の第2のワークガイド部材30に当接し、このワーク1
3の外端縁が第2のワークガイド部材30にガイドされ
た状態で搬送される。
【0047】そして、第2のワークガイド部材30の終
端部側に搬送されたセンターホイール20の段下部26
bのワーク13はこの搬出部4bから次の工程である選
別部5に搬出される。
【0048】また、選別部5では吸引機構35からのバ
キューム力が吸引孔34に作用している。そのため、選
別部5に送られたワーク13は搬送ベルト32の吸着ベ
ルト33に吸着される。このとき、ワーク13は、図7
(A)に示すように吸着ベルト33にキャップ本体13
aの天面部13bが吸着されている正しい姿勢、或いは
図7(B)に示すように吸着ベルト33にキャップ本体
13aの天面部13bとは反対側の開口面側が吸着され
ている不正な姿勢のうちのいずれか一方の姿勢で吸着ベ
ルト33に吸着される。そして、パーツフィーダ4の搬
出部4bから縦向きに揃えた状態で搬出されたワーク1
3は、搬送ベルト32の吸着ベルト33に吸着された状
態で第2のワーク姿勢修正部6側に搬送される。
【0049】さらに、搬送ベルト32によるワーク13
の搬送作業中、搬送ベルト32の吸着ベルト33に吸着
されているワーク13にエアーノズル36からエアーが
吹き付けられる。そして、このエアーノズル36からの
エアーの吹き付けによって吸着ベルト33にワーク13
のキャップ本体13aの天面部13bが吸着されている
正しい姿勢のワーク13以外の不正な姿勢のワーク13
は吹き飛ばされる。このとき、搬送ベルト32の吸着ベ
ルト33から吹き飛ばされたワーク13はパーツフィー
ダ4の掻上環板11上に落下される。これにより、搬送
ベルト32の吸着ベルト33から吹き飛ばされたワーク
13はワーク収容部2に戻されて再度、供給される。
【0050】また、選別部5の搬送ベルト32から第2
のワーク姿勢修正部6側の搬送ベルト40に移載された
正しい姿勢のワーク13はこの搬送ベルト40によって
回転体39側に搬送される。
【0051】また、第2のワーク姿勢修正部6では駆動
モータ43によって回転体39が回転駆動され、この回
転体39の回転によって搬送ベルト40が図9中に矢印
に示すように回転体39とローラ41との間で一方向に
走行駆動される。このとき、第2のワーク姿勢修正部6
では吸引口金51に図示しない真空ポンプなどの吸引源
を備えた吸引機構からの吸引力が作用している。そのた
め、吸引口金51から固定円板47の円弧形状溝50に
作用する吸引力は回転円板46の吸引孔52を介して中
間リング53の内周面側に作用し、さらに中間リング5
3の各連通孔54を通して搬送ベルト40の各吸着孔4
5に作用する。これにより、搬送ベルト40の各吸着孔
45の周辺のキャップ吸着部44にワーク13のキャッ
プ本体13aの天面部13bが吸着される。
【0052】また、キャップ吸着部44にワーク13を
吸着させた状態で、回転体39の回転にともない搬送ベ
ルト40を走行させることにより、搬送ベルト40の上
のワーク13の姿勢を図10(A)に示すようにキャッ
プ本体13aの天面部13bを下に向けた状態からキャ
ップ本体13aの天面部13bを上に向けた反転位置に
搬送ベルト40が移動される。
【0053】このとき、ワーク13が、図10(A)に
示すように吸着孔45にキャップ本体13aの天面部1
3bが吸着されている正しい姿勢で搬送ベルト40の吸
着孔45に吸着されている場合には搬送ベルト40が図
9に示すように回転体39の下側位置まで走行した際に
吸着孔45にワーク13を吸着したままの状態で保持さ
れる。そして、回転体39の下側位置で回転円板46の
吸引孔52が固定円板47の円弧形状溝50から外れる
と回転円板46の吸引孔52に作用する吸引力がなくな
り、ワーク13が搬送ベルト40の吸着孔45から外れ
て次の工程に送られる。このとき、ワーク13はキャッ
プ本体13aの天面部13bを上に向けた姿勢に修正さ
れた状態で次の工程に送られる。
【0054】また、搬送ベルト40の吸着孔45に吸着
されているワーク13の姿勢が図10(B)に示すよう
に搬送ベルト40の吸着孔45にキャップ本体13aの
天面部13bとは反対側の開口面側が吸着されている不
正な姿勢の場合には搬送ベルト40の吸着孔45からの
吸引力はキャップ本体13aの開口面側から外部側に抜
けるので、搬送ベルト40の吸着孔45上のワーク13
には吸着力が作用しない状態で保持される。そのため、
この場合には搬送ベルト40が図9に示すように回転体
39の下側位置まで走行する前にワーク13は自重によ
って搬送ベルト40から落下する。このとき、落下した
ワーク13は図示しないワーク回収部によって回収し、
ワーク収容部2に戻されて再度、供給される。
【0055】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではボウル型パー
ツフィーダ4のセンターホイール20の傾斜面26の外
周部側に内部側に比べて高さが低い段差部27を設ける
とともに、センターホイール20の段上部26aの外側
にワークガイド部材28を配設し、ワークガイド部材2
8の終端部にセンターホイール20との間の間隔を徐々
に大きくする傾斜状のワーク落下ガイド部29を設けて
いる。そのため、キャップ本体13aの高さが高い高キ
ャップBを取り扱う場合でもワークガイド部材28の終
端部側に搬送されたセンターホイール20の段上部26
aのワーク13がワーク落下ガイド部29とセンターホ
イール20との間の略V型の隙間を通り、センターホイ
ール20の段下部26b側に落下する際に横向きのワー
ク13の姿勢を縦向きに揃えることができるので、1台
のキャップ供給装置1で部品の交換や、面倒な部品の調
整をすることなく、低キャップAの表裏を正しく揃える
作業と、高キャップBの表裏を正しく揃える作業とを共
通に行うことができ、多種類のキャップの選別に対応す
ることができる。したがって、従来のように低キャップ
Aの表裏を正しく揃える作業用の専用のキャップ供給装
置と、高キャップBの表裏を正しく揃える作業用の専用
のキャップ供給装置とをそれぞれ別個に準備する必要が
ないので、大きな設備投資が不要となる。
【0056】また、本実施の形態では選別部5の駆動時
には、搬送ベルト32の上のキャップ本体13aの天面
部13bの外径寸法よりも小さい吸着ベルト33に吸引
力によってキャップ本体13aを吸着させた状態で、キ
ャップ本体13aを搬送するワーク13の搬送作業中、
エアーノズル36によってキャップ本体13aの横から
エアーを吹き付け、このエアーノズル36でのエアーの
吹き付けによって吸着ベルト33にキャップ本体13a
の天面部13bが吸着されている正しい姿勢のワーク1
3以外の不正な姿勢のワーク13を吹き飛ばしてワーク
回収部37によってワーク収容部2に戻すようにしてい
る。そのため、選別部5で吹き飛ばされた不正な姿勢の
ワーク13を再度、使用することができるので、ワーク
13の無駄がなく、効率よくワーク13を使用すること
ができる。
【0057】さらに、第2のワーク姿勢修正部6でも同
様に自重によって搬送ベルト40から落下したワーク1
3を図示しないワーク回収部によって回収し、ワーク収
容部2に戻すようにしているので、第2のワーク姿勢修
正部6で搬送ベルト40から落下したワーク13を再
度、使用することができ、ワーク13の無駄がなく、効
率よくワーク13を使用することができる。
【0058】また、図11は本発明の第2の実施の形態
のキャップ供給装置全体の概略構成を示すものである。
本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図10
(A),(B)参照)のキャップ供給装置1の構成を次
の通り変更したものである。
【0059】すなわち、本実施の形態では第1の実施の
形態の選別部5と第2のワーク姿勢修正部6とを一体的
に連結した一体化ユニット61を設けたものである。こ
の一体化ユニット61には選別部5の搬送ベルト32
と、第2のワーク姿勢修正部6の搬送ベルト40とを一
体化した搬送ベルト62が設けられている。そして、本
実施の形態でも第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0060】また、図12乃至図21は本発明の第3の
実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実
施の形態(図1乃至図10(A),(B)参照)のキャ
ップ供給装置1の選別部5と第2のワーク姿勢修正部6
の構成を次の通り変更したものである。
【0061】図12は本発明の第3の実施の形態のキャ
ップ供給装置1における第2のワーク姿勢修正部6の回
転ドラム71を示すものである。この回転ドラム71に
は水平方向に延設された回転軸72を中心に回転駆動さ
れる回転ドラム本体(回転体)73が設けられている。
この回転ドラム本体73の軸心部には一面側に図14に
示すように回転ドラム駆動モータ(ギヤードモータ)7
4の回転軸74aに固定される固定リング75が取付け
られている。
【0062】さらに、回転ドラム本体73の軸心部の他
面側には固定フレーム76に固定された回転軸72に回
転自在に連結されるボールベアリング77が取付けられ
ている。これにより、回転ドラム本体73は固定フレー
ム76の回転軸72と回転ドラム駆動モータ74の回転
軸74aとによって両持ち支持されている。
【0063】また、回転ドラム本体73の外周面にはボ
ウル型パーツフィーダ4側から選別部5を経由して第2
のワーク姿勢修正部6にワーク13のキャップ本体13
aを搬送する無端状のバキュームベルト(搬送ベルト)
78が掛け渡されている。このバキュームベルト78に
は図17〜図19に示すようにゴムベルト79上に2層
のスポンジベルト80、81が配設されている。
【0064】さらに、このバキュームベルト78には図
17に示すようにワーク13の送り方向に沿って円形状
の複数のワーク吸着部82が適宜の間隔を存して並設さ
れている。ここで、ゴムベルト79上には図18に示す
ように各ワーク吸着部82と対応する部分に小径な吸着
孔79aが形成されている。また、下側のスポンジベル
ト80にはゴムベルト79の吸着孔79aよりも大径な
円孔80a、上側のスポンジベルト81には下側のスポ
ンジベルト80の円孔80aよりも大径な円孔81aが
それぞれ形成されている。
【0065】さらに、このバキュームベルト78の各ワ
ーク吸着部82には図19に示すようにバキュームパッ
ド84が埋め込まれている。このバキュームパッド84
には上側のスポンジベルト81の円孔81aを覆う状態
で、例えばゴム薄膜によって形成された柔らかいリップ
部83と、下側のスポンジベルト80の円孔80a内に
挿入される円筒状の首部83aと、ゴムベルト79の吸
着孔79aの周囲に接着される底面部83bとが設けら
れている。そして、ゴムベルト79上の2層のスポンジ
ベルト80、81の各円孔80a、81aとこのリップ
部83とによってバキューム力でワーク13のキャップ
本体13aを吸着するワーク吸着部82が形成されてい
る。
【0066】なお、本実施の形態ではボウル型パーツフ
ィーダ4と、第2のワーク姿勢修正部6との間の選別部
5の部分のみでバキュームベルト78の各ワーク吸着部
82にバキューム力が作用するように設定されている。
【0067】また、回転ドラム本体73の両側には選別
部5から第2のワーク姿勢修正部6に送られたワーク1
3を両側から挟持する柔軟性を備えた同心円状のサイド
ベルト(ワーク挟持部材)85が配設されている。この
同心円状のサイドベルト85は例えばスポンジ板がリン
グ状に打ち抜き加工されて成形されている。
【0068】さらに、回転ドラム本体73の外周部位に
は選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク
13の受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との
間のワーク搬送領域(回転ドラム本体73とバキューム
ベルト78との接触区間)でサイドベルト85をワーク
13の挟持位置で保持し、ワーク搬送領域以外の領域で
はサイドベルト85をワーク13から離れる方向に移動
させるサイドベルト駆動機構86が設けられている。
【0069】このサイドベルト駆動機構86には図12
に示すように回転ドラム本体73の円周方向に沿って複
数並設された各一対のグリッパー87が設けられてい
る。各グリッパー87には図14に示すように略クラン
ク状に屈曲された連結アーム88が設けられている。こ
の連結アーム88の外端部の内面はサイドベルト85に
固定されている。
【0070】また、連結アーム88の内端部には外面に
樹脂材料によって形成された平板状のスライダー89が
固定されている。さらに、各スライダー89の内面側に
は円筒状の移動シャフト90が内方向に向けて突設され
ている。
【0071】また、回転ドラム本体73の外周部位には
両端面間を貫通する貫通孔91が円周方向に沿って複数
並設されている。この貫通孔91は回転軸72と平行に
形成されている。さらに、この貫通孔91には両面から
滑り軸受92が打ち込まれている。そして、この貫通孔
91内には両面側からそれぞれグリッパー87の移動シ
ャフト90が軸方向に移動可能に挿入されている。
【0072】また、貫通孔91内に両面側から挿入され
た両側のグリッパー87の移動シャフト90間には引張
りコイルばね(付勢部材)93が介設されている。そし
て、両側のグリッパー87はこの引張りコイルばね93
のばね力によってサイドベルト85を介してワーク13
を挟持する方向に付勢されている。
【0073】また、回転ドラム本体73の両端面には図
12に示すように各グリッパー87のスライダー89の
移動軌道と対応する部位に略半円の円弧形状の固定カム
(カム部材)94が設けられている。この固定カム94
は回転ドラム本体73と略同心円上に、かつ回転ドラム
本体73上における選別部5側に配置され、固定フレー
ム76側に固定されている。そして、回転ドラム71の
回転時には図15に示すように各グリッパー87のスラ
イダー89がこの固定カム94に乗り上げることによ
り、両側のグリッパー87間の間隔を規制するようにな
っている。
【0074】さらに、この固定カム94には中間部に図
15に示すように回転ドラム本体73の両端面から離れ
た位置に配置され、回転ドラム本体73の両側のサイド
ベルト85間の間隔を広げてワーク13を把持不能な開
位置で保持する開位置保持部94aが形成されている。
【0075】また、この固定カム94の上端部は選別部
5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受
け渡し位置の近傍位置、下端部は次の工程への受け渡し
位置の近傍位置にそれぞれ配置されている。ここで、こ
の固定カム94の上端部には図13(A)に示すように
先端部側に先細状のテーパー面94b、下端部にも同様
に図13(B)に示すように先細状のテーパー面94c
がそれぞれ形成されている。そして、固定カム94の上
端部のテーパー面94bによってワーク13の両側のサ
イドベルト85間の間隔を開位置よりも狭めてワーク1
3を両側から挟持する閉位置まで変化させる第1のベル
トガイド面が形成されている。また、固定カム94の下
端部のテーパー面94cによってワーク13の両側のサ
イドベルト85間の間隔を開いてワーク13の挾持を解
除する開位置まで変化させる第2のベルトガイド面が形
成されている。なお、固定カム94の上端部のテーパー
面94bの先端部及び下端部のテーパー面94cの先端
部は回転ドラム本体73の両側に形成されたリング状の
凹部95内に挿入されている。
【0076】そして、回転ドラム71の回転時には選別
部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の
受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワ
ーク搬送領域では図16に示すように各グリッパー87
のスライダー89が固定カム94から外れた位置で保持
される。そのため、このワーク搬送領域では各グリッパ
ー87は引張りコイルばね93のばね力によって両側の
サイドベルト85間の間隔を開位置よりも狭めてワーク
13を両側から挟持する閉位置まで移動させる状態で保
持されている。さらに、ワーク搬送領域以外の領域では
図15に示すように各グリッパー87のスライダー89
が固定カム94に乗り上げることにより、各グリッパー
87を引張りコイルばね93のばね力に抗して両側のグ
リッパー87間の間隔を広げる方向に移動させ、サイド
ベルト85をワーク13から離す方向に移動させるよう
になっている。
【0077】次に、上記構成の本実施の形態の作用につ
いて説明する。本実施の形態ではバキュームベルト78
のワーク吸着部82上に正しい姿勢で吸着されたワーク
13のキャップ本体13aはキャップ供給装置1の選別
部5から第2のワーク姿勢修正部6に搬送される。そし
て、選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間のワー
ク13の受け渡し位置でバキュームベルト78が回転ド
ラム本体73の外周面と接触する。この位置でワーク1
3は両側からサイドベルト85によって挟持される。
【0078】このワーク13の両側のサイドベルト85
はサイドベルト駆動機構86の各一対のグリッパー87
によって選別部5と第2のワーク姿勢修正部6との間の
ワーク13の受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位
置との間のワーク搬送領域ではワーク13の挟持位置で
保持される。そして、このワーク搬送領域の終端位置で
は各グリッパー87のスライダー89が固定カム94に
乗り上げることにより、各グリッパー87は引張りコイ
ルばね93のばね力に抗して両側のグリッパー87間の
間隔を広げる方向に移動され、サイドベルト85がワー
ク13から離れる方向に移動される。このとき、両側の
サイドベルト85間から落下したワーク13は次の工程
への受け渡し位置にセットされている図示しないコンベ
アー上に移載され、次の工程に搬送される。
【0079】また、ワーク搬送領域の終端位置で固定カ
ム94に乗り上げた各グリッパー87のスライダー89
はそのまま、両側のサイドベルト85間の間隔を広げた
ままの状態で、固定カム94上に沿って選別部5と第2
のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し位
置まで移動される。そのため、ワーク搬送領域以外の領
域では両側のサイドベルト85はワーク13から離れる
方向に移動させた状態で保持される。
【0080】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では第2のワーク
姿勢修正部6でのワーク13の搬送時には選別部5と第
2のワーク姿勢修正部6との間のワーク13の受け渡し
位置と、次の工程への受け渡し位置との間のワーク搬送
領域で両側のサイドベルト85間でワーク13を挟み込
むことによりワーク13を保持するようにしたので、ワ
ーク13を一層、確実に保持することができる。
【0081】なお、バキュームベルト78にバキューム
力によってワーク13を吸着する場合にはバキュームベ
ルト78が直線部から曲線部(回転ドラム本体73との
接触区間)に入ると、バキュームベルト78の外周部が
伸ばされ、吸着されたワーク13がずれることがあり、
ワーク13の吸着が不安定になるおそれがある。これに
対し、本実施の形態では第2のワーク姿勢修正部6にお
けるワーク搬送領域の区間ではバキュームベルト78に
は格別にバキューム力を作用させる必要がないので、バ
キュームベルト78にバキューム力によってワーク13
を吸着する場合に比べて安定にワーク13を搬送するこ
とができる。そのため、回転ドラム本体73の外径が小
さく、回転ドラム本体73との接触区間においてバキュ
ームベルト78の内周部と外周部の弧長の差が大きい場
合や、バキューム源のパワーが充分でない場合であって
も、同心円状の両側のサイドベルト85によりワーク1
3を確実に把持することでワーク13の落下を防止して
ワーク13を確実に反転させることができる。
【0082】さらに、本実施の形態では図20に示すよ
うに第2のワーク姿勢修正部6の回転ドラム71の左右
のサイドベルト85間に外径寸法D1が小さい小径キャ
ップ13Aが把持された状態でも、図21に示すように
左右のサイドベルト85間に外径寸法D2が大きい大径
キャップ13Bが把持された状態でも共通に使用するこ
とができ、兼用性が高い効果がある。
【0083】また、本実施の形態ではバキュームベルト
78に柔軟なバキュームパッド84を埋め込み、このバ
キュームパッド84によってワーク13のキャップ本体
13aを吸着するようにしたので、バキュームパッド8
4のリップ部83が柔らかく、ワーク13のキャップ本
体13aの吸着面になじむ為、より確実に吸着すること
ができる。
【0084】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、搬送ベルトに取り付けるバキューム
パッドを長円形としたり、スライダー材質を真鍮にする
等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施でき
ることは勿論である。
【0085】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ワーク収容部
に供給されたキャップ本体の向きを第1のワーク姿勢修
正部によってキャップ本体の天面部を上、或いは下に向
けた縦向きに揃えて次の工程に送り、この第1のワーク
姿勢修正部から送り出された縦向きのキャップ本体の表
裏を選別部によって選別し、選別されたワークを次の工
程に送り、残りをワーク収容部に戻すとともに、選別部
から送り出されたワークを第2のワーク姿勢修正部によ
ってキャップ本体の天面部を上に向けた姿勢に修正して
次の工程に送るようにしたので、部品の交換や、面倒な
部品の調整をすることなく、多種類のキャップの選別に
対応することができる。
【0086】請求項2の発明によれば、第1のワーク姿
勢修正部には、センターホイールの外周部側に内部側に
比べて高さが低い段差部を設け、センターホイールの段
上部の外側にセンターホイールの段上部に載っているワ
ークの移動をガイドする略円弧状のワークガイド部材を
配設し、このワークガイド部材の終端部にセンターホイ
ールとの間の間隔を徐々に大きくする傾斜状のワーク落
下ガイド部を設けたので、センターホイールの段上部の
ワークがワーク落下ガイド部とセンターホイールとの間
の隙間を通り、センターホイールの段下部側に落下する
際に横向きのワークの姿勢を縦向きに揃えることができ
る。
【0087】請求項3の発明によれば、選別部の駆動時
に、搬送ベルトの上のキャップ本体の天面部の外径寸法
よりも小さいキャップ吸着部に吸引力によってキャップ
本体を吸着させた状態で、キャップ本体を搬送する際
に、エアー吹き付け部によってキャップ本体の横からエ
アーを吹き付け、このエアー吹き付け部でのエアーの吹
き付けによってキャップ吸着部にキャップ本体の天面部
が吸着されている正しい姿勢のワーク以外の不正な姿勢
のワークを吹き飛ばしてワーク回収部によってワーク収
容部に戻すようにしたので、選別部で吹き飛ばされた不
正な姿勢のワークを再度、使用することができ、ワーク
の無駄がなく、効率よくワークを使用することができ
る。
【0088】請求項4の発明によれば、第2のワーク姿
勢修正部の駆動時には水平方向に延設された回転軸を中
心に回転体を回転駆動させることにより、無端状の搬送
ベルトをこの回転体に沿って駆動させる際に、搬送ベル
トの上のキャップ吸着部の吸引力によってキャップ本体
の天面部を吸着し、このキャップ吸着部にキャップ本体
を吸着させた状態で、回転体の回転にともないベルト駆
動部によってキャップ本体の天面部を上に向けた反転位
置に搬送ベルトを移動してワークの姿勢を修正すること
ができる。
【0089】請求項5の発明によれば、第2のワーク姿
勢修正部でのワークの搬送時には選別部と第2のワーク
姿勢修正部との間のワークの受け渡し位置と、次の工程
への受け渡し位置との間のワーク搬送領域でワーク挟持
部材間でワークを挟み込むことによりワークを保持する
ようにしたので、ワークを一層、確実に保持することが
できる。そのため、バキューム源にパワーが充分でない
場合であっても、キャップの落下を防止してワークを確
実に反転させることができる。
【0090】請求項6の発明によれば、回転体の円周方
向に沿って複数並設された各一対のグリッパーによって
柔軟性を備えたサイドベルトを介してワークを挟持する
とともに、ワーク搬送領域では付勢部材によって各グリ
ッパーをサイドベルトを介してワークを挟持する方向に
付勢し、ワーク搬送領域以外の領域ではカム部材によっ
て各グリッパーを付勢部材の付勢力に抗してサイドベル
トをワークから離す方向に移動させるようにしたので、
ワークを確実に保持することができ、バキューム源にパ
ワーが充分でない場合であっても、キャップの落下を防
止することができる。
【0091】請求項7の発明によれば、搬送ベルトに取
付けた柔軟なバキュームパッドによってキャップを吸着
することができるので、バキュームパッドのリップ部が
柔らかくキャップ吸着面になじむ為、より確実な吸着と
なる。そのため、バキューム源にパワーが充分でない場
合であっても、重量が比較的大きいキャップであっても
キャップの吸着が不安定になることを防止してキャップ
の落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のキャップ供給装置
全体の概略構成を示す縦断面図。
【図2】第1の実施の形態のキャップ供給装置における
ワーク収容部の概略構成を示す要部の縦断面図。
【図3】第1の実施の形態のキャップ供給装置における
ワーク収容部内の第1のワーク姿勢修正部を示す平面
図。
【図4】第1の実施の形態のキャップ供給装置における
ワークガイド部材の取付け部を示す側面図。
【図5】第1の実施の形態のキャップ供給装置のセンタ
ーホイールにおける低キャップの搬送状態を示すもの
で、(A)はセンターホイールの段上部のワークの搬送
状態を示す要部の縦断面図、(B)はセンターホイール
の段下部側のワークの搬送状態を示す要部の縦断面図。
【図6】第1の実施の形態のキャップ供給装置のセンタ
ーホイールにおける高キャップの搬送状態を示すもの
で、(A)はセンターホイールの段上部のワークが横向
きでガイドされている状態を示す要部の縦断面図、
(B)はセンターホイールの段下部側に落下する際に横
向きのワークの姿勢を縦向きに揃えた状態を示す要部の
縦断面図。
【図7】第1の実施の形態のキャップ供給装置の選別部
を示すもので、(A)は正しい姿勢のワークの吸着状態
を示す概略構成図、(B)は不正な姿勢のワークの吸着
状態を示す概略構成図。
【図8】第1の実施の形態のキャップ供給装置の第2の
ワーク姿勢修正部における搬送ベルトのキャップ吸着部
を示す要部の縦断面図。
【図9】図8のIX−IX線断面図。
【図10】第1の実施の形態のキャップ供給装置のキャ
ップ吸着部の作用を説明するもので、(A)はキャップ
吸着部にキャップ本体の天面部を吸着した正しい姿勢の
状態を示す要部の縦断面図、(B)はキャップ吸着部に
キャップ本体の天面部が吸着されていない不正な姿勢の
状態を示す要部の縦断面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態のキャップ供給装
置全体の概略構成を示す縦断面図。
【図12】本発明の第3の実施の形態のキャップ供給装
置における第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムを示す
側面図。
【図13】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
る回転ドラムのカム部材を示すもので、(A)は回転ド
ラムの上部位置における固定カム端部のベルトガイド面
を示す要部の縦断面図、(B)は回転ドラムの下部位置
における固定カム端部のベルトガイド面を示す要部の縦
断面図。
【図14】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
る第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムの内部構造を示
す縦断面図。
【図15】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
る第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムのサイドベルト
が開位置に移動された状態を示す要部の縦断面図。
【図16】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
る第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムのサイドベルト
が閉位置に移動された状態を示す要部の縦断面図。
【図17】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
るバキュームベルトの平面図。
【図18】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
るバキュームベルトのワーク吸着部においてバキューム
パッドを除外した縦断面図。
【図19】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
るバキュームベルトのワーク吸着部の縦断面図。
【図20】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
る第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムの左右のサイド
ベルト間に小径キャップが把持された状態を示す要部の
縦断面図。
【図21】第3の実施の形態のキャップ供給装置におけ
る第2のワーク姿勢修正部の回転ドラムの左右のサイド
ベルト間に大径キャップが把持された状態を示す要部の
縦断面図。
【図22】従来のキャップ供給装置を示すもので、
(A)はキャップ本体の天面部が下に向いた状態を示す
要部の縦断面図、(B)はキャップ本体の天面部が上に
向いた状態を示す要部の縦断面図。
【図23】(A)はキャップ本体の高さが低い低キャッ
プを示す縦断面図、(B)はキャップ本体の高さが高い
高キャップを示す縦断面図。
【符号の説明】
2 ワーク収容部 3 第1のワーク姿勢修正部 4 ボウル型パーツフィーダ 5 選別部 6 第2のワーク姿勢修正部 13 ワーク 13a キャップ本体 13b 天面部 19 回転軸 20 センターホイール 26 傾斜面 26a 段上部 26b 段下部 27 段差部 28 ワークガイド部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップが供給されるワーク収容部と、 このワーク収容部に供給された前記キャップの本体の向
    きを前記キャップ本体の天面部を上、或いは下に向けた
    縦向きに揃えて次の工程に送る第1のワーク姿勢修正部
    と、 この第1のワーク姿勢修正部から送り出された縦向きの
    前記キャップ本体の表裏を選別し、選別されたワークを
    次の工程に送り、残りを前記ワーク収容部に戻す選別部
    と、 この選別部から送り出されたワークを前記キャップ本体
    の天面部を上に向けた姿勢に修正して次の工程に送る第
    2のワーク姿勢修正部とを具備したことを特徴とするキ
    ャップ供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のワーク姿勢修正部は、前記ワ
    ーク収容部に鉛直方向に向けて突設された回転軸を中心
    に回転駆動される円板状のセンターホイールの外周部側
    に内部側に比べて高さが低い段差部を設けるとともに、 前記センターホイールの段上部の外側に前記センターホ
    イールの段上部に載っている前記ワークの移動をガイド
    する略円弧状のワークガイド部材を配設し、 このワークガイド部材の終端部に前記センターホイール
    との間の間隔を徐々に大きくする傾斜状のワーク落下ガ
    イド部を設け、 前記センターホイールの段上部のワークが前記ワーク落
    下ガイド部と前記センターホイールとの間の隙間を通
    り、前記センターホイールの段下部側に落下する際に横
    向きのワークの姿勢を縦向きに揃えるものであることを
    特徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置。
  3. 【請求項3】 前記選別部は、前記キャップ本体を搬送
    する搬送ベルトと、 この搬送ベルトの上に配設され、前記キャップ本体の天
    面部の外径寸法よりも小さいキャップ吸着部と、 このキャップ吸着部に吸引力によって前記キャップ本体
    を吸着させた状態で、前記キャップ本体の横からエアー
    を吹き付けるエアー吹き付け部と、 このエアー吹き付け部でのエアーの吹き付けによって前
    記キャップ吸着部に前記キャップ本体の天面部が吸着さ
    れている正しい姿勢のワーク以外の不正な姿勢のワーク
    を吹き飛ばして前記ワーク収容部に戻すワーク回収部と
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ
    供給装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のワーク姿勢修正部は、 水平方向に延設された回転軸を中心に回転駆動される回
    転体と、 この回転体に沿って駆動される無端状の搬送ベルトと、 この搬送ベルトの上に配設され、吸引力によって前記キ
    ャップ本体の天面部を吸着するキャップ吸着部と、 このキャップ吸着部に前記キャップ本体を吸着させた状
    態で、前記回転体の回転にともない前記キャップ本体の
    天面部を上に向けた反転位置に前記搬送ベルトを移動し
    て前記ワークの姿勢を修正するベルト駆動部と を具備したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ
    供給装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のワーク姿勢修正部は、 水平方向に延設された回転軸を中心に回転駆動される回
    転体と、 この回転体に沿って駆動される無端状の搬送ベルトと、 前記回転体の両側に配設され、前記選別部から前記第2
    のワーク姿勢修正部に移載されたワークを両側から挟持
    するワーク挟持部材と、 前記選別部と前記第2のワーク姿勢修正部との間の前記
    ワークの受け渡し位置と、次の工程への受け渡し位置と
    の間のワーク搬送領域で前記ワーク挟持部材を前記ワー
    クの挟持位置で保持し、前記ワーク搬送領域以外の領域
    では前記ワーク挟持部材を前記ワークから離れる方向に
    移動させる挟持部材駆動機構とを具備したことを特徴と
    する請求項1に記載のキャップ供給装置。
  6. 【請求項6】 前記ワーク挟持部材は、柔軟性を備えた
    サイドベルトによって形成され、 前記挟持部材駆動機構は、前記回転体の円周方向に沿っ
    て複数並設され、前記サイドベルトを介して前記ワーク
    を挟持する各一対のグリッパーと、 前記サイドベルトを介して前記ワークを挟持する方向に
    前記各グリッパーを付勢する付勢部材と、 前記ワーク搬送領域以外の領域で前記各グリッパーを前
    記付勢部材の付勢力に抗して移動させ、前記サイドベル
    トを前記ワークから離す方向に移動させるカム部材とを
    具備したことを特徴とする請求項5に記載のキャップ供
    給装置。
  7. 【請求項7】 前記キャップ吸着部は、前記搬送ベルト
    に取付けられた柔軟なバキュームパッドを具備したこと
    を特徴とする請求項3に記載のキャップ供給装置。
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