JP2007223664A - 給袋包装機におけるコンベア式袋マガジン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】先頭の袋を早送りをする際に確実且つ安定的に後続の袋群との分離が行なえるコンベア式袋マガジン装置を提供し、さらに、袋取出し位置での袋の位置決めを正確に行なうとともに、処理速度を大幅に向上できるコンベア式袋マガジン装置を提供する
【解決手段】袋12はコンベア3により搬送され、爪車装置21の下へ移動すると、爪車32,33の爪32a、33aのそれぞれ1つが袋の後縁部12bに当たって袋を前縁部12aがストッパ41に当たるまで早送りし、ストッパに当たるのをセンサ42が検知する。それにタイミングを合わせて規制部材51,54が退避位置から規制位置へ移動し、袋の浮上がりを防ぐ。一方センサ42の信号によりコンベア、爪車装置などは停止する。取出し吸盤61が袋に吸着し、規制部材は退避位置へ移動する。取出し吸盤が持ち上げ位置へ向かって移動すると、それをセンサが検知し、次の早送り処理を開始する。
【選択図】 図1
【解決手段】袋12はコンベア3により搬送され、爪車装置21の下へ移動すると、爪車32,33の爪32a、33aのそれぞれ1つが袋の後縁部12bに当たって袋を前縁部12aがストッパ41に当たるまで早送りし、ストッパに当たるのをセンサ42が検知する。それにタイミングを合わせて規制部材51,54が退避位置から規制位置へ移動し、袋の浮上がりを防ぐ。一方センサ42の信号によりコンベア、爪車装置などは停止する。取出し吸盤61が袋に吸着し、規制部材は退避位置へ移動する。取出し吸盤が持ち上げ位置へ向かって移動すると、それをセンサが検知し、次の早送り処理を開始する。
【選択図】 図1
Description
本願発明は給袋包装機におけるコンベア式袋マガジン装置に関し、さらに詳細に言えば、多数の袋を同時に移送し、その移送の途中で先頭の一枚を取出し位置へ早送りするタイプのコンベア式袋マガジン装置に関する。
袋を用いて食品等を自動包装する場合に、使用する袋を包装機のグリッパに供給する袋マガジン装置が使用される。この袋マガジン装置の中に、多数の空袋をコンベア、例えばベルトコンベア上に進行方向前側の袋が上になるように僅かずつずらして重ね、この袋群を前方に設定した取出し位置に送りながら、前方の袋から順に1枚ずつ取出して袋詰め包装機のグリッパに受け渡すコンベア式袋マガジン装置がある。
このようなコンベア式マガジン装置の一例が特開2003−291922に開示されている。この装置はスパウト付きの袋を供給するマガジン装置で、ベルト上に袋の本体部分が載って移動し、スパウトと袋の両側はガイド上を滑るようになっている。したがってベルトの摩擦力が小さいと袋の移動にバラツキが生じる可能性がある。
また、特開2000−168729に開示されたスパウト袋の供給装置では、コンベアに載って移動する袋の上に押さえ板が設けられ、この板への接触状態によって袋の送りにバラツキが生じる可能性がある。このような袋の移動のバラツキについては必ずしもスパウト付き袋に限らず、平袋などでも生じる可能性がある。袋に反りや変形が生じているとなおさらその傾向が高くなる。そして従来このようなバラツキを避けるためには、比較的に摩擦係数の大きい材質のベルトを使用する必要があった。
ところで、前記したコンベア式袋マガジン装置では、例えば特開2000−168729や特開2000−137219に開示されるように、コンベアで移動させている途中の位置で、一番前の袋だけを早送りベルト或は爪車を用いて早送りし、後の袋群から先頭の袋を分離することが行なわれる。これはベルト或は爪車の摩擦力で早送りしようとするのであるが、その際に前記のコンベアベルトによる摩擦力が送りに対する抵抗となり、後続の袋群との分離が安定的に行なえなかった。袋に反りや変形が生じている場合にはそれも不安定化を高める要因となっていた。
一方、早送りした袋を正確に取出し位置に位置させるために、取出し位置にストッパを設けるが、袋に変形が生じていたりすると、袋の先端側がストッパに当たったときに袋が湾曲したり、或は袋の先端側がストッパの上に乗り上げてしまったりすることがある。これでは取出し位置で袋に対して取出し用吸盤が吸着する位置が一定せず、グリッパに正しい姿勢で引き渡せない。これを避けるために実公平3−5532開示の袋供給装置では、袋押さえベルトで袋の両側縁部を押さえながら早送りベルトでストッパに当たるまで移動させている。しかしこの場合、取出し吸盤で袋を取出す際にはこの袋押さえベルトに逆らって取出すこととなるので、袋押さえベルトは取出し動作の障害になる。
特開2003−137219では、早送りベルトで早送りされた袋をさらに爪車で送り、袋の先端側が押さえガイドの下へ入ってストッパに当たるようになっている。このとき爪車の爪は袋の上に載っていて止まる。そしてこの袋を取出し吸盤で持ち上げる際には爪車とともに押さえガイドが上方へ逃げるようになっている。この場合、押さえガイドは袋の取出しの障害とはならないが、袋が押さえガイドの下方への移動と干渉しない位置まで移動するまでは押さえガイド及び爪車は元の位置へ戻れず、次の早送り処置を行なえないので、装置の処理速度に限界があった。
本願発明は上記従来例の問題点に鑑みなされたものであり、コンベアベルトの摩擦係数が高くても、先頭の袋を早送りをする際に確実に後続の袋群との分離が行なえるコンベア式袋マガジン装置を提供することをその課題とする。
また本発明はさらに、袋取出し位置での袋の位置決めを正確に行なうとともに、処理速度を大幅に向上できるコンベア式袋マガジン装置を提供することをもその課題とする。
また本発明はさらに、袋取出し位置での袋の位置決めを正確に行なうとともに、処理速度を大幅に向上できるコンベア式袋マガジン装置を提供することをもその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるコンベア式袋マガジン装置では、早送り装置として爪車装置を使用し、その爪車はコンベアの上方に配置され、駆動源により回転駆動され、放射状に伸びる複数の柔軟な爪を備えている。爪車により早送りされる袋は取出し位置において位置決めストッパにより位置決めされる。そしてこの爪車は、ストッパにより位置決めされた袋の後縁部が爪車の爪の先端の回転軌跡円内に位置するように配置される。
ある実施の形態では、そのコンベア式袋マガジン装置はさらに、取出し位置に早送りされる袋の浮上りを防止する規制部材を備える。その規制部材は、袋の上側に位置してその浮上がりを防止する規制位置と、その規制位置より側方へ移動した退避位置との間で移動する。
さらに他の実施の形態では、そのコンベア式袋マガジン装置はさらに、爪車により前方に送られる袋の上面にエアーを吹付けるエアー吹付け部材を備えている。これにより移動中に袋の浮上りを防止することができる。
ある実施の形態では、そのコンベア式袋マガジン装置はさらに、取出し位置に早送りされる袋の浮上りを防止する規制部材を備える。その規制部材は、袋の上側に位置してその浮上がりを防止する規制位置と、その規制位置より側方へ移動した退避位置との間で移動する。
さらに他の実施の形態では、そのコンベア式袋マガジン装置はさらに、爪車により前方に送られる袋の上面にエアーを吹付けるエアー吹付け部材を備えている。これにより移動中に袋の浮上りを防止することができる。
本願発明によれば、上記の構成の爪車を採用することにより袋の後縁部を爪車の爪で押して移動させることとなるので、袋をばらつきなく、確実に早送りすることができる。
上記構成の規制部材を採用した場合には、袋が取出し吸盤により取出し位置から上方へ移動させられると直ちに規制部材を規制位置へ移動させることができるので、装置の高速化を図ることができる。
さらに上記のエアー吹付け部材を備えた場合には、早送り中に袋の浮上りを防止することができ、取出し位置での位置決め等を安定的に行なうことができる。
上記構成の規制部材を採用した場合には、袋が取出し吸盤により取出し位置から上方へ移動させられると直ちに規制部材を規制位置へ移動させることができるので、装置の高速化を図ることができる。
さらに上記のエアー吹付け部材を備えた場合には、早送り中に袋の浮上りを防止することができ、取出し位置での位置決め等を安定的に行なうことができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明するが、以下の実施の形態は例示的に示すものであり、本願発明の範囲がそれに限定されるものではない。
図1は本願発明の第1の実施の形態に係るコンベア式袋マガジン装置(以下単に「マガジン装置」という。)を示す全体側断面図であり、図2におけるB−B断面によるものであり、図2は図1におけるA−A断面での全体平面断面図である。図3は図2のC-C断面における要部側断面図であり、図4は図3でのD-D断面における要部背面断面図である。
図において、マガジン装置1は図示しないブラケットなどを介してこれも図示しない機台に固定される断面が「コ」の字を半時計方向に90度回転させた形のフレーム2を備えている。符号3はコンベアであり、フレーム2の前後両端近くにおいてそれぞれの軸部6、7を介して回転可能に支持された前側プーリ4と後側プーリ5とを備えている。前側及び後側プーリ4、5はいずれも同心に配置された径の小さい小径プーリ4a、5aと径の大きい大径プーリ4b、5bとからなり、図示しない駆動手段により前側の小径プーリ4aと大径プーリ4bとがそれらの周速度が同じになるようにそれぞれ駆動される。小径プーリ4a、5aには平ベルト8が巻き回され、大径プーリ4b、5bには本実施の形態では5本の丸ベルト9が巻き回されている。符号10は平ベルト8をその上側を走る部分で支える支持板であり、符号11は丸ベルト9をその上側を走る部分で支える支持板であり、それぞれフレーム2の上に取付けられている。
本実施の形態で使用する袋12はスパウト付きの袋で、図示のように二つのスパウト13,14が付いている。平ベルト8と丸ベルト9とは小径プーリ4a、5aと大径プーリ4b、5bとの半径の差分だけ高さ方向でその走行位置が異なっており、丸ベルト9用の支持板11は平ベルト8用の支持板10よりその半径差分だけ上に位置している。そして袋12はスパウト13,14側が平ベルト8の上に乗り、袋本体15の大部分が丸ベルト9の上に乗って移動する。袋12は進行方向前側の袋が上になるように少しずつ進行方向でずらして重ねられた状態で搬送される。符号16,17は搬送される袋12の搬送方向でみて左右縁部をガイドする左右ガイド板である。
なお、図1に示されるように前側プーリ4は後側プーリ5より下に位置している。そして両ベルト8,9用の支持板10,11は前側プーリ4の上まで伸びているが、平ベルト8、丸ベルト9は支持板10,11のそれぞれ前側端付近に形成された切欠或はスリット(図示せず)を通ってそれぞれ支持板10,11の下側へ延びて前側プーリ4の小径プーリ4aと大径プーリ4bにそれぞれ巻き回されている。
次に図3,4を主に参照して爪車装置21について説明する。爪車装置21はコンベア3によってこの爪車装置21の下方まで運ばれてきた先頭の袋12を早送りして後続の袋群から分離し、且つその先頭の袋を取出し位置へ送込む動作を行なうものであり、コンベア3の移動方向に沿った適宜な位置においてフレーム2に対して取付けられている。すなわち爪車装置21は摺動プレート22を備え、この摺動プレート22にはその下側部分において摺動ブロック23が取り付けられている。この摺動ブロック23が、フレーム2に取付けられてコンベア3の長手方向に沿って伸びているレール24に嵌っており、コンベア3に沿ってある範囲でその位置が調節可能となっており、ノブねじ25によって適宜な位置に位置決め固定できるようになっている。
符号26は爪車駆動用のモータで、摺動プレート22に取付けられ、その出力軸27は摺動プレート22を通ってコンベア3側へ伸び、摺動プレート22に対してモータ26とは反対側に固定された軸受け部材28に挿通され、回転自在に支持されている。軸受け部材28の外周側には回転ホルダ29が回転自在に取付けられ、この回転ホルダ29には揺動アーム30がその一端側において固定して取付けられている。揺動アーム30の他端側にはコンベア3を横切る方向に延びる爪車取付け軸31が回転自在に取付けられている。
軸31の両端には、それぞれ放射状に伸びる複数の爪32a、33aを有する左右の爪車32,33が一体回転するように固定して取付けられている。また、軸31にはその略中間位置、揺動アーム30の直ぐ左側(図4)で被動プーリ34が固定されている。この被動プーリ34に対応して駆動プーリ35が、揺動アーム30を貫いて伸びている前述のモータ出力軸27の先端に固定して取付けられ、両プーリ34,35にはベルト36が掛け回されている。モータ26は図1,3において駆動プーリ35を時計方向に回転させ、爪車32、33の爪32a,33aの作用によって先頭の袋12を早送りし、後続の袋群から分離する。これについては後述する。なお、揺動アーム30は図1及び図4に示す位置に自重で、そして適宜なストッパによって位置決めされており、時計方向には回転させることができる。
図1,2を参照すると、符号41は早送りされた袋12を取出し位置に位置決めするストッパであり、フレーム2の前方側端部上に設けられている。ストッパ41は、水平部41aにおいてフレーム2上に取付けられ、コンベア3を横切る方向に且つ上方へ延びる垂直部41a備え、この垂直部41bに袋12の前縁部12aが当接して位置決めされる。垂直部41aの上側の部分はその左右端部において、後ろ側の面が下から上に向かうにつれて後方へと傾いた傾斜ガイド部41c(図1)となっており、ここに袋12の前縁部12aが当たったときにはそれを下方へと移動させ、袋前縁部12aがストッパ41の上に乗り上げるのを防止する。符合42はセンサであり、袋12の前縁部12aがストッパ41に当たったのを検知し、あるいはそこから袋12が取出されたのを検知して、図示しない制御装置に信号を送り、コンベア3、爪車装置21、後述する規制部材51,54などの動作を制御するようになっている。
ところで、従来の爪車を利用した早送りの場合には、爪の先端が袋の上面に当たり、摩擦力によって袋を移動させ、未だ爪の先端が袋の上面に乗っている状態でストッパに当てていたのに対して、本発明においては、袋12の後縁部12bに爪32a、33aの先端が当たって前方に押すようにしている。ここで爪車32,33による袋12の早送りに関連して、爪車32,33とストッパ41との相互位置関係について説明する。
図1乃至3は先頭の袋12を爪車32,33によって早送りし、袋12の前縁部12aがストッパ41に当接した状態を示している。このときに爪車32,33の爪32a,33aの先端は図に示されるように袋12の後縁部12bに当たっている。すなわち、爪車32,33は、ストッパ41に当接して取出し位置に位置決めされた袋12の後縁部12bが爪車32,33の爪32a、33aの先端の回転軌跡円内に少し入った状態となる位置に配置されている。したがって、コンベア3によって運ばれる一群の袋の先頭の袋12の後縁部12bが、図3において爪車32,33の中心を通る垂直線に関して図示の位置と略対称な位置Pに達すると、後から廻ってくる爪32a、33aの先端が袋12の後縁部12bに当たってそのまま前方へ袋12を押し出し、袋12の前縁部12aがストッパ41に当たる取り出し位置まで移動させるのである。このように後縁部12bを押して移動させるので、袋12に作用するベルトからの摩擦力による抵抗を排除して、従来のように袋12の上面に摩擦力を作用させて袋を移動させるより格段にその動作の確実性が増す。勿論、爪32a、33aの先端が袋後縁部12bに当たる前にその回転方向前側にある爪32a,33aが袋12の上表面に接触することはあり得るが、その際に作用する摩擦力は当然に袋12を早送りさせるように作用するが、次の爪が袋後縁部12bに当たって袋12を確実に移動させるようになる。
符号45はエア吹出しノズルであり、ブラケット46を介して揺動アーム30に取付けられている。この吹出しノズル45は、爪車32,33によって早送りされる袋12にエアを吹付けてその移動を助けると共に、袋12が早送り中に浮き上がるのを防止し、ストッパによる位置決めを安定的に行なうことができるようにする。
符号51,54は、取出し位置での袋12の浮上りを防止し、後述する取出し吸盤61が袋に対して定まった位置で吸着できるようにする規制部材であり、それぞれ取付け部52,55を介して、フレーム2に揺動可能に軸支された規制部材揺動アーム53,56に取付けられている。揺動アーム53,56は図示しない駆動源に連結されて軸53a、56a周りに揺動するようになっている。規制部材51,54は、揺動アーム53,56が揺動することにより図1に実線で示した規制位置と二点鎖線で示した側方へ移動した退避位置との間で移動するようになっている。すなわち、規制位置ではその規制部材51,54の先端51a、54aがストッパ41を越えて取出し位置に位置する袋12の上側に位置して袋12の浮上りを防止する。そして退避位置へはストッパ41を越えて前側に移動して、取出し吸盤61による袋12の上方への移動の障害にならないようになっている。なお、規制部材51,54は規制位置において袋12の浮上がりを防止すれば十分であり、必ずしも袋12を下向きに押付ける必要はない。なお、軸53a、56aが図示の位置に設けられているので、規制部材51,54は略水平面内で移動する。
袋取出し吸盤61は、図1において紙面に垂直な軸周りに揺動可能な図示しないアームに取付けられ、図中に符号61aで示される退避位置から吸着位置61bへ、そして持ち上げ位置61cへ、そして袋12を移送チャック63に引き渡してから退避位置61aへと移動するようになっている。袋移送チャック63は受取り位置63aで袋12を取出し吸盤61から受取り、中間位置63bへ移動し、さらに引渡し位置63cへ移動して包装機のグリッパ65へ袋12を引渡すようになっている。
以下にこの実施の形態に係るマガジン装置1の動作を説明すると、図1,2には、先頭の袋がストッパ41に当たり、規制部材51,54が規制位置へ移動し、ストッパ41に当接した袋12、すなわち取出し位置に位置した袋12の存在を検知したセンサ42の信号によりコンベア3、爪車装置21、エアー吹出しノズル45が停止し、取出し吸盤61が吸着位置61bで袋12に吸着した状態を示している。図では爪車32,33のそれぞれの爪32a、33aの一つが袋12の後縁部12bにまだ当たっている状態に示してあるが、爪車32,33の停止のタイミングによっては爪車32,33が図示の位置より少し先へ回転して停止し、爪32a,33aの先端が袋12の後縁部12bから離れている場合もある。この状態から規制部材51,54が退避位置へ向かって退避し、所定のタイミングで取出し吸盤61が持ち上げ位置61cへ向かって移動する。すると、センサ42により取出し位置に袋12がもはや存在しないことが検知され、コンベア3、爪車装置31、吹出しノズル45が動作を開始する。そして次の先頭の袋12の後縁部12bが前述の位置Pへ達すると、回転している爪車32,33の袋12の後縁部12bの後側から回ってくる爪32a,33a、が後縁部12bに当たり、先頭の袋12を前方へ早送りする。そして前縁部12aがストッパ41に当たる直前に規制部材51,54が規制位置へ到達するようなタイミングで規制部材51,54を移動させる。これにより、取出し位置へ移動してきた袋12が、その袋の変形に起因してストッパ41を乗越えて浮上がるのを防止する。そして袋前縁部12aがストッパ41に当たるとそれがセンサ42によって検知され、コンベア3、爪車32,33は動作を停止し、ノズル45はエアーの吹出しを停止する。一方規制部材51,54は袋12の前側部分において袋12の上側に位置して袋12の浮上りを防止している。ここへ取出し吸盤61が吸着位置61bへ移動し、袋12に吸着する。そして前述した通り、規制部材51、54が退避位置へ移動し、吸盤61が持ち上げ位置61cへ移動する。吸盤61は、そこに待機していた袋移送チャック63に袋12を引渡し、退避位置61aへ戻る。移送チャック63は中間位置を経由して受渡し位置へ移動してグリッパ65に袋12を引渡し、待機位置63aへ戻る。一方、吸盤61により袋12が持ち上げ位置61cへ向かって移動すると、センサ42によって取出し位置に袋の存在しないことが検知され、制御装置へ信号が送られ、コンベア3、爪車32,33、ノズル45は動作を再開するのは前述したとおりであり、コンベア3は袋群の移動を行ない、先頭の袋が前記した位置に達すれば爪車が早送りをする。そして上述したタイミングで規制部材51,54が規制位置へ移動し、取出し吸盤61が吸着位置へ移動して袋12に吸着する。以下、上記の動作を繰り返すことになる。
上記の説明から判るとおり、規制部材51,54はストッパ41を越えてその前後方向へ移動するので、前述の従来例とはことなり、取出し吸盤61が袋12を上方所定の位置まで移動させれば直ちに規制部材51,54を規制位置へ移動させることが可能となり、次の袋12の早送り動作を開始することが可能となる。これにより袋を供給する作業を大幅に高速化することが可能となり、包装機の高速化を実現できる。なお規制部材51,54は、本実施の形態ではコンベア3で移動する袋の移動方向と同じ方向で規制位置と退避位置との間を移動するようになっているが、袋の移動方向に直行する方向へ移動するようにしてもよい。すなわち、取出し吸盤61により上方へ移動させられる袋12の上方への移動の邪魔にならないように側方へ移動し、袋の下側に規制部材51,54は入り込むスペースが空いたら直ちに規制位置へ移動できるようにすればよい。また、規制部材を規制位置へ移動させるタイミングとしては、規制部材を先に規制位置へ移動させ、その後に規制部材と支持板との間に早送りされた袋が入り込むようにしてもよい。この場合、袋12の前縁部12aが規制部材に51,54の先端に引っ掛かるのを防止するために、袋が入り込む側となる規制部材の先端側において支持板との隙間を大きくしておくことが望ましい。
図5は第2の実施の形態に係るコンベア式袋マガジン装置71の全体側断面図であり、第1の実施の形態での図1に対応する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係るマガジン装置1にベルト式早送り装置72を追加し、それを爪車装置21の手前側に配置したものである。このベルト式早送り装置72は、マガジン装置71のフレーム2に取付けられた取付けプレート73、該取付けプレート73に取付けられた揺動アーム74、揺動アーム74上に取付けられた駆動プーリ75と被動プーリ76と両プーリに巻き回されるベルト77などを備え、図示しないモータによって駆動プーリ75を回転させて、被動プーリ76側でベルト77をコンベア3上の袋12の上面に接触させ、早送りするものである。このタイプのベルト式早送り装置は前述の特開2003−137219などに開示されて従来から公知であり、本実施の形態ではこの公知のベルト式早送り装置を使用するので、これ以上の詳細な説明は省略する。
1:コンベア式袋マガジン装置 3:コンベア装置 21:爪車装置 26:モータ 32,33:爪車 32a、33a:爪 34:被動プーリ 35:駆動プーリ 36:ベルト 41:ストッパ 45:エアー吹出しノズル 51,54:規制部材
Claims (3)
- 多数の空袋を同時に取出し位置へ向けて搬送し、取出し位置で順次一枚ずつ取出して袋詰め包装機のグリッパに引き渡す給袋包装機におけるコンベア式袋マガジン装置において、前記多数の袋を進行方向前側の袋が上になるようにずらして重ねた状態で取出し位置へ向けて搬送するコンベアと、前記コンベアの上方に配置され、駆動源により回転駆動される、放射状に伸びる複数の柔軟な爪を備えた爪車と、前記取出し位置に送込まれた袋を停止させ、位置決めする位置決めストッパとを備え、前記爪車は、前記ストッパにより位置決めされた袋の後縁部が前記爪車の爪の先端の回転軌跡円内に位置するように配置されていることを特徴とする、コンベア式袋マガジン装置。
- 請求項1記載のコンベア式袋マガジン装置において、前記コンベア式袋マガジン装置はさらに取出し位置において袋の浮上りを防止する規制部材を備え、該規制部材は、袋の上側に位置して袋の浮上がりを制限する規制位置と、その規制位置より側方へ移動した退避位置との間で移動することを特徴とする、コンベア式袋マガジン装置。
- 請求項1または2記載のコンベア式袋マガジン装置において、前記コンベア式袋マガジン装置はさらに、爪車により前方に送られる袋の上面にエアーを吹付けるエアー吹付け部材を備えていることを特徴とする、コンベア式袋マガジン装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070731 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090512 |