JP4716128B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
ランス体を装着したインナーハウジングがアウターハウジングに収容されると、ランス体挿入穴の開口が収容凹部の内面によって閉止されるから、使用状態において、ランス体が外部に露出することはない。その結果、ランス体がランス体挿入穴から抜け出て、端子金具に対する係止状態を偶発的に解除する事態を回避できる。
さらに、アウターハウジングからインナーハウジングを取り外さないと、ランス体を抜きとることができないから、二次係止(リテーナ本体による係止)を解除したあと一次係止(ランスによる係止)を解除するという作業手順が遵守させられる。
インナーハウジングがアウターハウジングに収容されると、あり状溝とあり状突部とがありつぎ状態で嵌合可能とされるから、インナーハウジングおよび相手ハウジングの両差込口が開口されていることに起因してアウターハウジングが脆弱化しているという事情があっても、アウターハウジングがインナーハウジングと構造的に一体化することにより、両差込口側で不用意に拡開変形等されるのを防止できる。
収容凹部に対するインナーハウジングの挿入方向と相手ハウジングに対するインナーハウジングの嵌合方向とは互いに直交する関係にあるから、仮に、雄端子金具のタブの周りを包囲するものが何もない場合に、インナーハウジングが収容凹部に半挿入状態で置かれると、収容凹部内に進入した相手ハウジングがタブの先端と干渉して同タブを変形させたり折損させたりする事態が起こり得る。しかるに本発明によれば、インナーハウジングに雄端子金具のタブの周りを包囲するフード部が設けられており、インナーハウジングが半挿入位置にあるときには相手ハウジングがフード部の開口端に干渉するようになっているから、このフード部によって雄端子金具のタブが変形されたり折損されたりする事態を回避できる。
ランス体は、係合突部が係合溝に嵌入することでインナーハウジングに遊動規制状態で保持されるから、インナーハウジングとは別体であるという事情があっても、安定した姿勢で端子金具を係止することが可能であり、端子金具に対するランスの係止代を一定に保つことができる。
本発明の実施形態1を図1ないし図18によって説明する。本実施形態は、車両のドアミラー90に内蔵されるコネクタを例示するものであって、フレーム10(本発明におけるアウターハウジングに相当する)、コネクタハウジング30(本発明におけるインナーハウジングに相当する)、ランス体50を備えて構成される。ランス体50はコネクタハウジング30に装着され、コネクタハウジング30はフレーム10に収容され、さらに、フレーム10はドアミラー90に固定されるようになっている。そして、ドアミラー90に固定されたフレーム10には、嵌合相手となる相手ハウジング80が進入してコネクタハウジング30と嵌合可能とされる。
ランス体挿入穴37は各キャビティ36を高さ方向に連通して形成される一方、リテーナ本体挿入穴32はキャビティ36の各段毎に形成されており、リテーナ本体22と対応して高さ方向に3つ並んで配置されている。そして、ランス体挿入穴37の穴壁には、各段のキャビティ36より下位(高さ方向で隣接するキャビティ36間等)に、前後方向に拡張された係合溝38を有しており、この係合溝38に、ランス体50に設けられた係合突部51が緊密に嵌入可能となっている。コネクタハウジング30の一側面30Aにおけるランス体挿入穴37およびリテーナ本体挿入穴32の両開口縁には面取り部37A,32Aが全周に亘って形成されており、ランス体50およびリテーナ本体22が円滑に誘い込まれるようにしてある。
そして、係止本体部53の上面は、各段のキャビティ36の下面と対応する位置に配され、ランス体挿入穴37に挿入されたときに、各段のキャビティ36の下面と連続するようになっている。また、ランス体50の前後両面には、係合溝38と嵌合可能な係合突部51が形成されている。係合突部51は、係止本体部53の前後両端において、係止本体部53の長さ方向に沿って延出されるとともに、係止本体部53から基部52に亘る全幅に形成されている。
コネクタハウジング30の一側面30Aにおけるランス体挿入穴37の開口は常にはフレーム10の他側壁10Dにおける収容凹部12の内面によって閉止されているから、ランス体50がランス体挿入穴37から抜け出て、雄端子金具33に対する係止状態を偶発的に解除させるようなことなく、ランス54による係止作用の信頼性が確保される。
さらにまた、フレーム10には、コネクタハウジング30と相手ハウジング80との間のロック機能、雄端子金具33に対するリテーナ機能、およびドアミラー90に対する固定機能の三つの機能が集約されているから、部品点数を大幅に削減できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明によれば、フレーム(アウターハウジング)は、コネクタハウジング(インナーハウジング)を収容可能な収容凹部を有する形態であればよく、例えば、コネクタハウジングと相手ハウジングとの間のロック機能、リテーナ機能、および取付対象(ドアミラー)への固定機能のうちの一つまたは二つ以上の機能が欠けていても構わない。
(2)本発明によれば、あり状突部がコネクタハウジングの外面に設けられ、あり状溝がフレームの内面に設けられていてもよい。もっとも、あり状突部がフレームの内面に設けられていると、フレームの壁厚が厚くなり、フレームの強度を高めることができるというメリットがある。
(3)本発明によれば、相手ハウジングに対するロック部が、フレーム側ではなく、コネクタハウジング側に設けられてもよい。
(4)本発明によれば、コネクタハウジングに雌端子金具が挿入されていてもよい。
(5)本発明は、ドアミラー以外の箇所で用いられるコネクタにも適用可能である。
11…ロック部
12…収容凹部
16…あり状突部
30…コネクタハウジング(インナーハウジング)
32…リテーナ本体挿入穴
36…キャビティ
37…ランス体挿入穴
50…ランス体
51…係合突部
53…係止本体部
54…ランス
Claims (4)
- 端子金具を挿入可能なキャビティを有するインナーハウジングと、前記インナーハウジングを収容可能な収容凹部を有するアウターハウジングとを備え、
前記インナーハウジングには、前記キャビティに通じて前記インナーハウジングの側面に開口することにより、この側面における開口から撓み可能なランスを有するランス体を挿入可能とされるランス体挿入穴が形成されており、前記ランス体が前記ランス体挿入穴に正規深さで挿入されることにより、前記ランスが前記キャビティ内に進入して前記端子金具を抜け止め状態で弾性係止可能となっており、かつ、
前記ランス体を装着した前記インナーハウジングが前記アウターハウジングに収容された状態で、前記インナーハウジングにおける前記ランス体挿入穴の開口は、前記アウターハウジングにおける前記収容凹部の内面によって閉止されるようになっており、
前記アウターハウジングにおける前記収容凹部の内面には、リテーナ本体がこの収容凹部内に突出して形成されており、
前記アウターハウジングには、前記リテーナ本体の突出方向で対向する位置に、前記インナーハウジングの差込口が開口して形成されるとともに、前記リテーナ本体の突出方向と直交する方向で対向する位置に、前記インナーハウジングに嵌合可能とされる相手ハウジングの差込口が開口して形成され、
前記インナーハウジングには、前記キャビティに通じて前記インナーハウジングの側面に開口することにより、この側面における開口から前記リテーナ本体を挿入可能とされるリテーナ本体挿入穴が形成されており、
前記インナーハウジングの差込口を通して前記収容凹部に前記インナーハウジングが挿入されるのに伴って、前記リテーナ本体は、前記リテーナ本体挿入穴に挿入されるとともに前記キャビティ内に進入して、前記端子金具を前記ランスとともに二重係止することを特徴とするコネクタ。 - 前記アウターハウジングにおける前記収容凹部の内面と前記インナーハウジングの外面のいずれか一方には、前記リテーナ本体の突出方向と同方向に延びるあり状溝が形成され、他方には、前記あり状溝にありつぎ状態で嵌合可能とされるあり状突部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記インナーハウジングには、同インナーハウジングに装着された雄端子金具のタブの周りを包囲するフード部が設けられており、前記インナーハウジングが前記収容凹部に正規深さで挿入された場合には、前記相手ハウジングが同相手ハウジングの差込口を通して前記フード部に内嵌可能とされる一方、前記インナーハウジングが前記収容凹部に半挿入状態で置かれた場合には、前記相手ハウジングが前記フード部の開口端に干渉することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
- 前記インナーハウジングにおける前記ランス体挿入穴の穴壁には、前記ランス体に設けられた係合突部を嵌入可能とされる係合溝が形成されており、この係合溝に前記係合突部が嵌入することで、前記ランス体が前記インナーハウジングに対して遊動規制状態で保持されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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