JP4107262B2 - 雄型コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は雄型コネクタに関する。
図16及び図17は下記特許文献1に開示されているコネクタ100を示している。このコネクタ100は、その内部に雄型端子金具(図示せず)を収容する雄型である。コネクタ100の前方には、雄型端子金具のタブの周囲を包囲するフード部101が備えられている。また、このフード部101の前方開口には、防塵用キャップ102が備えられている。
実開平7−32868号公報
このように、従来の雄型コネクタ100には、通常、フード部101が備えられている。このため、フード部101の分だけ、上下左右方向に雄型コネクタ100が大型化してしまう。
ところで、雄型コネクタ100が使用される場所によっては、フード部101の分だけでも小型化せざるを得ない状況もある。また、分割コネクタに収容されるサブコネクタの場合には、メインコネクタにフード部が設けられていれば、サブコネクタがメインハウジングに収容された後には、サブコネクタのフード部は不要となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化を図りうる雄型コネクタを提供することである。また、他の目的は、雄型コネクタが分割コネクタのサブコネクタであった場合に、メインコネクタを小型化できるものを提供することである。
<請求項1の発明>
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングと、そのコネクタハウジングのキャビティに挿入されて先端のタブが前記コネクタハウジングの前端面から非包囲状態で突出される雄型端子金具と、前記コネクタハウジングの前面に、前記タブの突出部分を包囲するようにして取り外し可能に組み付けられるキャップとを備え、このキャップには前記コネクタハウジングの左右両側壁に対して対向する一対の撓み片が後方へ延出して形成されかつ左右方向へ撓み可能に設けられ、さらに、前記キャップを前記コネクタハウジングに組み付けるにあたり、ハウジング側係合部とこのハウジング側係合部に対して解離可能に係合するキャップ側係合部とが配され、前記撓み片は前記キャップ側係合部の一部として構成され、前記ハウジング側係合部は前記コネクタハウジングの前記両側壁において前後方向に沿って凹設された溝部内に配される一方、前記撓み片は前記溝部より幅広に形成されており、かつ両撓み片の内面には、前記溝部内で前記ハウジング側係合部と解離可能に係合する爪片が内向きに突設されていることを特徴とする。
<請求項2の発明>
請求項2の発明は、請求項1に記載するものであって、前記ハウジング側係合部は前記溝部内において撓み可能に形成されていることを特徴とする。
<請求項3の発明>
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載するものであって、前記コネクタハウジングは、その複数個をメインハウジングに収容してメインコネクタを構成可能であるとともに、このメインハウジングへの組付けにあたり、前記キャップは取り外され、かつ前記メインハウジングに収容された状態ではメインハウジングにも設けられたフード部によって前記タブの周囲が取り囲まれるようになっており、さらに前記ハウジング側係合部は前記メインハウジングに対しても係合可能であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、コネクタハウジングにはフード部が設けられていないので、その分だけ、小型化を図ることができる。また、ハウジング側係合部は溝部内に配されて外壁面から引っ込んで位置しているため、外力等から保護される。
請求項2の発明によれば、ハウジング側係合部が撓み変形可能に形成されたものの場合には、外力による変形からの保護がより一層意義深いものとなる。
請求項3の発明によれば、複数のコネクタハウジングをメインハウジングへ収容することで、メインコネクタが構成される。コネクタハウジング自体が小型化されているため、メインコネクタも小型化を図ることができる。加えて、ハウジング側係合部をキャップに対する係合用であると同時にメインハウジングに対する係合用とすることができる。
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態について、図1〜図12を参照しつつ詳細に説明する。
図1には、雄型コネクタ17のコネクタハウジング1の側面図を示した。この雄型コネクタ17は、分割式コネクタと呼ばれるものである。後述するように、複数個の雄型コネクタ17を収容可能なメインハウジング20が備えられており、このメインハウジング20に雄型コネクタ17を装着することでメインコネクタ21が組み立てられる。
雄型コネクタ17には、コネクタハウジング1と、そのコネクタハウジング1に収容される雄型端子金具2とが備えられている。雄型端子金具2の前方には、相手側の雌型端子金具(図示せず)に接続可能なタブ5が延設されている(図5等を参照)。
コネクタハウジング1は合成樹脂により略直方体状に形成されており、その内部に雄型端子金具2を収容して、相手側の雌型コネクタハウジング(図示せず)と嵌合することができる。コネクタハウジング1の内部には、雄型端子金具2を収容可能なキャビティ4が設けられている(図2を参照)。このキャビティ4は、コネクタハウジング1の前後に開口されており、その後側は雄型端子金具2を挿入する端子挿入口4Aとされている。また、キャビティ4の前側は雄型端子金具2のタブ5を挿入するタブ挿入口4Bとして小さく開口されている。コネクタハウジング1の前端面18は、このタブ挿入口4Bの開口位置に一致している。このため、雄型端子金具2がコネクタハウジング1に組み付けられると、タブ5はコネクタハウジング1の前端面18から非包囲状態で露出した状態となる。また、キャビティ4を形成する壁面の一部には、上下に撓み変形可能なランス6が突設されており、雄型端子金具2に係合することができる。
コネクタハウジング1の左右両側壁部には、一対のハウジング側係合部10が後方に向かって突設されている。このハウジング側係合部10は、内側に向かって撓み変形可能とされており、後述するキャップ3に設けられたキャップ側係合部11に係合することができる。また、コネクタハウジング1の左右両側壁部には、前後方向に沿って溝部mzが凹設されていて、ハウジング側係合部10はこの溝部mz内に配されている。
コネクタハウジング1の上下両側壁部19の中央部分には、キャビティ4に連通するリテーナ装着口7が凹設されている。このリテーナ装着口7には、リテーナ8が組み付けられる。このリテーナ8は、コネクタハウジング1に対してヒンジ部9を介して一体に形成されており、このヒンジ部9を回動中心として、回動可能とされている。また、リテーナ8には、コネクタハウジング1に組み付けられる面側に端子係合部8Aが突設されている。リテーナ8は、リテーナ装着口7に対して、差し込み深さの異なる二つの係止位置が設けられている。このうち、浅く結合する差し込み位置は、雄型端子金具2がキャビティ4に挿入するのを許容する待機位置である。また、もう一つの差し込み位置は、この待機位置よりも深く押し込まれて、雄型端子金具2を係止する係止位置とされている。リテーナ8が係止位置に至ると、リテーナ8の表面はコネクタハウジング1の外壁面と略面一となる一方、リテーナ8が待機位置にあるときには、リテーナ8の表面はコネクタハウジング1の外壁面から突出した位置にある。
図3には、キャップ3を示した。このキャップ3は合成樹脂により一体に成形されている。キャップ3には、前部から中央部分にかけて中空状とされたキャップ本体12と、このキャップ本体12の後方に設けられて、コネクタハウジング1との係合を行うキャップ側係合部11とが備えられている。
キャップ本体12は、コネクタハウジング1の外径とほぼ同じ外径を備えており、コネクタハウジング1の前端面から突出するタブ5の長さよりも長く形成されている。キャップ3がコネクタハウジング1に組み付けられると、キャップ本体12は、タブ5が突出する突出空間を包囲する。また、キャップ本体12の前端面には、検査用開口部13が開口している。キャップ3とコネクタハウジング1とが組み付けられている状態において、雄型端子金具2がキャビティ4に装着されたときに、検査用開口部13は、導通チェック用の検査用プローブ14の挿入を許容している。また、キャップ本体12の左右側壁面には、一対の摘み片15が突設されている。両摘み片15を摘み操作することで、キャップ3とコネクタハウジング1との係合及び解離操作を円滑に行うことができる。
また、キャップ側係合部11はキャップ本体12の後端に形成されており、コネクタハウジング1の前端部分に覆いつく筒状部11Aと、この筒状部11Aの左右壁面から後方に延出される撓み片11Bとからなる。筒状部11Aは、キャップ本体12よりも一回り大きく形成されており、その筒状部11Aの内側にコネクタハウジング1が挿入可能とされている。また、撓み片11Bは、左右方向に撓み変形可能とされている。撓み片11Bの先端には、内側に向かって爪片11Cが突設されている。この爪片11Cとコネクタハウジング1のハウジング側係合部10とが係合することで、コネクタハウジング1とキャップ3とが係合する。
また、筒状部11Aの後端部分において、コネクタハウジング1の上下を覆うところには、リテーナ保護リブ16が突設されている。このリテーナ保護リブ16の上下方向への突設高さは、キャップ3がコネクタハウジング1に組み付けられたときに、待機位置にあるリテーナ8がコネクタハウジング1から突出する高さと同等かそれよりも僅かに高く設定されている(図5を参照)。
次に、上記のように構成された雄型コネクタ17とキャップ3との組み付け及び解離操作について説明する。
コネクタハウジング1のリテーナ8をヒンジ部9を中心として回動させて、リテーナ装着口7に組み付け、待機位置としておく。
次に、コネクタハウジング1の前面にキャップ3を組付ける。キャップ3の筒状部11Aにコネクタハウジング1の前面を嵌ま込むと、撓み片11Bが僅かに外方向に撓んで爪片11Cがハウジング側係合部10を乗り越えて係合する(図4を参照。なお、爪片11Cとハウジング側係合部10との係合は図7に示す。)。この状態では、キャップ側係合部11とハウジング側係合部10とが係合して、コネクタハウジング1とキャップ3とが係止している。また、このとき、キャップ3のリテーナ保護リブ16がリテーナ8の近傍に突出している。このため、リテーナ8が誤って、待機位置から係止位置に落ち込んでしまう事態を防止できる。
次に、コネクタハウジング1のキャビティ4に雄型端子金具2を挿入する。雄型端子金具2が正規の挿入位置まで押し込まれると、ランス6が雄型端子金具2に係合し、雄型端子金具2がキャビティ4内に一次係止される(図5を参照)。このとき、コネクタハウジング1の前端面18から非包囲状態で突出されるタブ5は、キャップ3によって保護されている。このため、雄型コネクタ17が単独で存在する状態でも、タブ5の変形や破損を防止することができる。
次に、リテーナ8を待機位置から係止位置まで押し込むと、リテーナ8の端子係合部8Aが雄型端子金具2に係合して、雄型端子金具2がキャビティ4内に二次係止される(図8を参照)。この状態で、雄型端子金具2の導通チェックを行う場合には、キャップ本体12の前面に備えられた検査用開口部13から、検査用プローブ14を挿入できる。このため、導通チェック時に、キャップ3を雄型コネクタ17から取り外す必要がなく、作業を効率的に行うことができる。
また、雄型コネクタ17には、フード部が設けられておらず、雄型コネクタ17が単独で存在する場合には、着脱可能に組み付けられるキャップ3がタブ5の変形や破損を防止する。さらに、雄型コネクタ17のフード部をなくした分だけ、雄型コネクタ17の小型化を図ることができる。
なお、必要時には、キャップ3を雄型コネクタ17から取り外して(図9を参照)、メインハウジング20に組み込むことができる。
次に、図10〜図12を参照しつつ、雄型コネクタ17とメインハウジング20との組み付け操作について説明する。
メインハウジング20は合成樹脂により一体に成形されており、その内部には複数の雄型コネクタ17を収容可能とされている。図10に示すように、メインハウジング20の内部には、雄型コネクタ17を装着可能な複数のコネクタ収容室22が設けられている。コネクタ収容室22は、前後に開口されており(メインコネクタ21に嵌合する図示しない相手側のコネクタとの嵌合方向を前側とする。)、その後側の開口から雄型コネクタ17が挿入されるようになっている。メインハウジング20の前部には、相手側コネクタを収容可能なフード部23がフード状に形成されている。雄型コネクタ17がメインハウジング20に装着されると、フード部23がタブ5の周囲を取り囲むようになっている。
また、コネクタ収容室22を形成する内壁面のうち、雄型コネクタ17のハウジング側係合部10に対向する面には、コネクタ係合部24が設けられている。このコネクタ係合部24は、ハウジング側係合部10と係合可能とされており、メインハウジング20と雄型コネクタ17とを抜止め状態に保持する。
雄型コネクタ17をメインハウジング20に装着するには、雄型コネクタ17の前側からコネクタ収容室22に挿入する。両係合部10,24が当接すると、ハウジング側係合部10が内側に撓み変形する。さらに、雄型コネクタ17をコネクタ収容室22に押し入れると、ハウジング側係合部10がコネクタ係合部24を乗り越えて復帰変形し、両係合部10,24が係合する(図11及び図12を参照)。こうして、メインコネクタ21の組み付け作業が完了する。
このように、本実施形態では、雄型コネクタ17に設けられたハウジング側係合部10が、キャップ3及びメインハウジング20のいずれの係合部11,24にも係合できる構成とされている。このため、雄型コネクタ17に二つの係合部を別々に設ける必要がなく、簡易な構成とできる。
参考例
次に、図13〜図15を参照しつつ、本発明の参考例について説明する。なお、本参考例と第1実施形態とは、キャップ30の形状のみが異なる。このため、第1実施形態と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、キャップ30が複数個連結した状態で形成されたときの様子を示すものである。このようなキャップ30の連結体は、例えば、真空成形法によって成形される。各キャップ30の連結部分には、ミシン目31が設けられている。必要なキャップ30の数に応じて、このミシン目31に沿って、キャップ30を切り取ることができる。
キャップ30には、雄型コネクタ17の前方においてタブ5の突出空間を包囲するキャップ本体32と、このキャップ本体32の後部に設けられるリテーナ保護部33とが備えられている。
キャップ本体32の内径は、コネクタハウジング1の外径よりも一回り大きく形成されており、コネクタハウジング1の外壁面を覆うようにして組み付けられる。また、キャップ本体32の内壁面には、当接部34が突設されており、コネクタハウジング1の前端面18がこの当接部34に突き当たることで、コネクタハウジング1の前止まりがなされる(図15を参照)。当接部34からキャップ本体32の前端までの長さは、タブ5がコネクタハウジング1の前端面18から突出する長さよりも長くされている。また、キャップ本体32の前端面には、検査用プローブ14の挿入を許容する検査用開口部35が開口されている。
リテーナ保護部33は上下左右の壁面をもちつつ構成されており、リテーナ8を覆うようにして組み付けられる。リテーナ保護部33が形成されている位置は、キャップ30が雄型コネクタ17に組み付けられたときに、待機位置にあるリテーナ8よりも前方とされている。リテーナ保護部33の左右の壁面は、キャップ本体32と面一に延設される一方、リテーナ保護部33の上下の壁面は、キャップ本体32よりも上下方向に突出されている。リテーナ保護部33がキャップ本体32の上下の壁面から突出する高さは、待機位置にあるリテーナ8よりも僅かに高いところとされている。また、リテーナ保護部33の後端は、キャップ30が雄型コネクタ17に組み付けられたときに、雄型コネクタ17の後端位置よりも僅かに後方位置となるように形成されている(図15を参照)。
なお、図示はしないが、リテーナ保護部33の内壁面には、コネクタハウジング1のハウジング側係合部10に対応する位置に爪片が突設されており、コネクタハウジング1とキャップ30との係合を行うことができる。
上記のように構成された参考例によっても第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、本参考例では、キャップ30がコネクタハウジング1に組み付けられたときに、待機位置にあるリテーナ8をリテーナ保護部33が覆うことで、リテーナ8が組付け位置に落ち込むことを防止している。このため、第1実施形態のリテーナ保護リブ16に比べると、リテーナ8の落ち込み防止機能がさらに向上している。
加えて、キャップ30は、雄型コネクタ17の前端から後端までの全領域を覆うようにされている。このため、雄型コネクタ17の全体を保護する機能がある。
さらに、キャップ30は、複数個のものが一体に形成され、相互にミシン目31で連結されている。このため、キャップ30の使用時には、必要な数だけを切り取って使用すればよい。また、複数個を一体に成形するため、個々に成形する場合に比べると、低コストで生産できる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態の雄型コネクタは分割式コネクタであったが、本発明によれば通常の雄型コネクタであってもよい。
(2)本発明によれば、キャップには、リテーナ保護リブないしリテーナ保護部は設けなくてもよい。
第1実施形態におけるコネクタハウジングの側面図 コネクタハウジングの側断面図 キャップの斜視図 リテーナが待機位置にあるときのコネクタハウジングにキャップを組み付けたときの側面図 リテーナが待機位置にあるときのコネクタハウジングにキャップを組み付け、雄型端子金具を装着したときの側断面図 コネクタハウジングにキャップを組み付け、雄型端子金具を装着したときの正面図 コネクタハウジングにキャップを組み付け、雄型端子金具を装着したときの平断面図 リテーナを係止位置に押し込んだときの雄型コネクタの側断面図 キャップを取ったときの雄型コネクタの側断面図 メインハウジングの側断面図 雄型コネクタをメインハウジングに収容したときのメインコネクタの側断面図 メインコネクタの正面図 参考例におけるキャップの斜視図 リテーナが待機位置にあるときのコネクタハウジングにキャップを組付ける前の斜視図 コネクタハウジングにキャップを組み付け、雄型端子金具を装着したときの側断面図 従来例におけるコネクタの斜視図 従来例におけるコネクタに防塵用キャップを組み付けたときの斜視図
符号の説明
1…コネクタハウジング
2…雄型端子金具
3,30…キャップ(雄型コネクタ用キャップ)
4…キャビティ
5…タブ
8…リテーナ
10…ハウジング側係合部
11…キャップ側係合部
12,32…キャップ本体
13,35…検査用開口部
14…検査用プローブ
16…リテーナ保護リブ
17…雄型コネクタ
20…メインハウジング
21…メインコネクタ
33…リテーナ保護部

Claims (3)

  1. コネクタハウジングと、
    そのコネクタハウジングのキャビティに挿入されて先端のタブが前記コネクタハウジングの前端面から非包囲状態で突出される雄型端子金具と、
    前記コネクタハウジングの前面に、前記タブの突出部分を包囲するようにして取り外し可能に組み付けられるキャップとを備え、
    このキャップには前記コネクタハウジングの左右両側壁に対して対向する一対の撓み片が後方へ延出して形成されかつ左右方向へ撓み可能に設けられ、
    さらに、前記キャップを前記コネクタハウジングに組み付けるにあたり、ハウジング側係合部とこのハウジング側係合部に対して解離可能に係合するキャップ側係合部とが配され、
    前記撓み片は前記キャップ側係合部の一部として構成され、
    前記ハウジング側係合部は前記コネクタハウジングの前記両側壁において前後方向に沿って凹設された溝部内に配される一方、前記撓み片は前記溝部より幅広に形成されており、かつ両撓み片の内面には、前記溝部内で前記ハウジング側係合部と解離可能に係合する爪片が内向きに突設されていることを特徴とする雄型コネクタ。
  2. 前記ハウジング側係合部は前記溝部内において撓み可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の雄型コネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングは、その複数個をメインハウジングに収容してメインコネクタを構成可能であるとともに、このメインハウジングへの組付けにあたり、前記キャップは取り外され、かつ前記メインハウジングに収容された状態ではメインハウジングにも設けられたフード部によって前記タブの周囲が取り囲まれるようになっており、
    さらに前記ハウジング側係合部は前記メインハウジングに対しても係合可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の雄型コネクタ。
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