JP4712497B2 - フィルタ回路、並びに、これを用いたイメージセンサ、イメージセンサモジュール、画像読取装置 - Google Patents

フィルタ回路、並びに、これを用いたイメージセンサ、イメージセンサモジュール、画像読取装置 Download PDF

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Description

本発明は、フィルタ回路、並びに、これを用いたイメージセンサ、イメージセンサモジュール、画像読取装置に関するものである。
スキャナやディジタル複合機など、フラットベッド型の画像読取装置を備えたアプリケーションでは、その構造上、セット基板とイメージセンサモジュールとを接続するための信号ライン、並びに、イメージセンサモジュール上でI/O[Input/Output]とイメージセンサICとを接続するための信号ラインが長距離にわたって引き回されることが多い。
特に、密着型のイメージセンサモジュールは、複数のイメージセンサICを各受光素子の配列方向に縦列して成る構造上、モジュール上における信号ラインの引き回しが非常に長く、信号ラインに飛び込む外来ノイズによって、イメージセンサICのロジック部が誤った動作を行い、読取画像信号に乱れを生じるおそれがあった。
そのため、従来の画像読取装置では、外来ノイズを除去すべく、信号ラインにRCフィルタ回路を挿入する構成が一般に採用されていた。
なお、本願発明に関連するその他の従来技術としては、充放電用コンデンサと、前記コンデンサに接続されて出力電圧を出力するRCフィルタと、入力電圧が前記コンデンサの端子電圧より高いときに前記コンデンサを充電する充電回路と、入力電圧が前記コンデンサの端子電圧より低いときに前記コンデンサを放電する放電回路と、を設けたことを特徴とするフィルタ回路が開示・提案されている(特許文献1を参照)。
また、本願発明に関連するその他の従来技術としては、入力信号を複数回サンプリングし、そのサンプリング結果を多数決するディジタルフィルタ回路が種々開示・提案されている(例えば、特許文献2〜5を参照)。
特開2002−190720号公報 実開平05−59995号公報 特開平10−126228号公報 特開平11−195963号公報 特開2002−185309号公報
確かに、信号ラインにRCフィルタ回路を挿入すれば、外来ノイズの悪影響を低減してイメージセンサICの動作精度を高めることができ、延いては、読取画像信号の品質向上を図ることが可能である。
しかしながら、RCフィルタ回路の時定数(フィルタ定数)は、回路を構成する抵抗の抵抗値とコンデンサの容量値との積で決まるため、当該RCフィルタ回路をイメージセンサICに集積化する場合には、チップ面積の制約によって、そのフィルタ定数がおのずと制限されていた。そのため、信号ライン毎にフィルタ定数を広範囲に設定しなければならない場合には、RCフィルタ回路をディスクリート部品で構成せざるを得ず、これが装置規模の縮小阻害要因の一つとなっていた。
なお、特許文献1の従来技術であれば、抵抗値や容量値を変更することなく、フィルタ回路の時定数や入力信号の振幅を制御することが可能である。しかしながら、当該従来技術は、充電回路(カレントミラー回路)の電源電圧ラインと放電回路(カレントミラー回路)の基準電圧ラインにいずれも入力信号を供給し、入力信号の電圧レベルと充放電用コンデンサの端子電圧との高低に応じて、充電回路及び放電回路の動作可否、延いては、前記コンデンサの充電動作/放電動作を切り替える構成とされていた。そのため、入力信号のドライブ能力を十分に高めておかなければ、充電回路や放電回路をドライブすることができず、コンデンサの充放電電流に狂いが生じて、フィルタ定数が所望値から外れてしまうおそれがあった。
また、特許文献2〜4の従来技術では、抵抗やコンデンサを要することなく、外来ノイズを除去することが可能ではあるが、当該従来技術では、入力信号のサンプリングクロックに同期したようなパルスノイズ(フリップフロップのセットアップ、ホールドタイム以上のパルス幅を有するノイズ)が連続的に重畳すると、誤動作を生じるおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、入力信号のドライブ能力に依ることなく、フィルタ定数を高精度かつ広範囲に設定することができ、かつ、その集積化に際しても装置規模の増大を抑制することが可能なフィルタ回路、並びに、これを用いたイメージセンサ、イメージセンサモジュール、画像読取装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るフィルタ回路は、第1定電流を生成する第1定電流源と;第2定電流を生成する第2定電流源と;一対の第1、第2Pチャネル型電界効果トランジスタによって形成され、第1定電流に応じた第1ミラー電流を生成する第1カレントミラー部と;一対の第1、第2Nチャネル型電界効果トランジスタによって形成され、第2定電流に応じた第2ミラー電流を生成する第2カレントミラー部と;入力パルス信号をバッファする入力バッファと;ソースが電源に接続され、ドレインが第1、第2Pチャネル型電界効果トランジスタの両ゲートに接続され、ゲートが前記入力バッファの出力端に接続された第3Pチャネル型電界効果トランジスタと;ソースが接地され、ドレインが第1、第2Nチャネル型電界効果トランジスタの両ゲートに接続され、ゲートが前記入力バッファの出力端に接続された第3Nチャネル型電界効果トランジスタと;第1ミラー電流によって充電され、第2ミラー電流によって放電されるコンデンサと;前記コンデンサの一端電圧を出力パルス信号として出力する出力バッファと;を有して成る構成(第1の構成)としている。
或いは、本発明に係るフィルタ回路は、上記の電界効果トランジスタに代えてバイポーラトランジスタを用いた構成、すなわち、第1定電流を生成する第1定電流源と;第2定電流を生成する第2定電流源と;一対の第1、第2PNP型バイポーラトランジスタによって形成され、第1定電流に応じた第1ミラー電流を生成する第1カレントミラー部と;一対の第1、第2NPN型バイポーラトランジスタによって形成され、第2定電流に応じた第2ミラー電流を生成する第2カレントミラー部と;入力パルス信号をバッファする入力バッファと;エミッタが電源に接続され、コレクタが第1、第2PNP型バイポーラトランジスタの両ベースに接続され、ベースが前記入力バッファの出力端に接続された第3PNP型バイポーラトランジスタと;エミッタが接地され、コレクタが第1、第2NPN型バイポーラトランジスタの両ベースに接続され、ベースが前記入力バッファの出力端に接続された第3NPN型バイポーラトランジスタと;第1ミラー電流によって充電され、第2ミラー電流によって放電されるコンデンサと;前記コンデンサの一端電圧を出力パルス信号として出力する出力バッファと;を有して成る構成(第2の構成)としてもよい。
なお、上記第1または第2の構成から成るフィルタ回路は、前記出力パルス信号を複数回サンプリングする手段と、そのサンプリング結果を多数決して出力する手段と、を備えて成る構成(第3の構成)にするとよい。
また、本発明に係るイメージセンサは、受光素子を用いて原稿からの反射光量に応じたアナログの読取画像信号を生成し、これを画素毎にシリアル出力するイメージセンサであって、前記イメージセンサの駆動及び/または制御に必要な入力パルス信号のフィルタ手段として、上記第1〜第3いずれかの構成から成るフィルタ回路を備えて成る構成(第4の構成)としている。
また、本発明に係るイメージセンサモジュールは、複数のイメージセンサを各受光素子の配列方向に縦列して成るイメージセンサモジュールであって、前記イメージセンサとして、上記第4の構成から成るイメージセンサを備えた構成(第5の構成)としている。
また、本発明に係る画像読取装置は、上記第5の構成から成るイメージセンサモジュールを備えて成る構成(第6の構成)としている。
本発明によれば、入力信号のドライブ能力に依ることなく、フィルタ定数を高精度かつ広範囲に設定することができ、かつ、その集積化に際しても装置規模の増大を抑制することが可能なフィルタ回路、並びに、これを用いたイメージセンサ、イメージセンサモジュール、画像読取装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明に係るイメージセンサモジュールを備えた画像読取装置の一実施形態を示す模式図である。
本図に示すように、本実施形態の画像読取装置は、密着型のイメージセンサモジュール1(以下、CIS[Contact Image Sensor]モジュール1と呼ぶ)と、セット基板2と、フレキシブルケーブル3と、を有して成る。また、本図には示していないが、本実施形態の画像読取装置は、上記構成要素のほかにも、原稿を照射する光源や、原稿からの反射光をCISモジュール1に導くレンズアレイなど、画像読取装置の機能を実現するに際して必須の構成要素を当然に有して成る。
なお、本発明に係るCISモジュール1の搭載対象となる画像読取装置としては、ファクシミリ、プリンタ、ディジタル複写機、スキャナ、及び、これらの諸機能を備えた複合機(MFP[Multi Function Peripheral])など、シートフィード型やフラットベッド型の画像読取装置を備えたアプリケーション全般を挙げることができる。
CISモジュール1は、n(≧2)個のイメージセンサIC11〜1nを各受光素子の配列方向に縦列して成る。イメージセンサIC11〜1nは、原稿の幅方向に沿って1列(或いはRGBの3列)に配列された受光素子列(CCD[Charge Coupled Devices]型やCMOS[Complementary Metal Oxide Semiconductor]型の固体撮像素子)を用いて原稿からの反射光量に応じたアナログ画像信号を生成し、これを画素毎にシリアル出力する半導体集積回路装置である。なお、CISモジュール1上における信号ラインL1〜L3の配線長は、読取り対象となる原稿の幅に応じて、数十[cm](A4原稿対応機種では約20[cm])とされている。また、イメージセンサIC11〜1nの各受光素子の配列については、その高解像度化を図るべく、千鳥配列としてもよい。
セット基板2は、CISモジュール1の制御主体であるCPU[Central Processing Unit]等が搭載された基板である。CPUは、CISモジュール1に対して、イメージセンサIC11〜Inの駆動及び/または制御に必要な入力パルス信号(クロックパルス信号CLK、スタートパルス信号SP、及び、モード切替信号MODE)を伝達する一方、CISモジュール1からのアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換して取り込む。
フレキシブルケーブル3は、CISモジュール1とセット基板2とを電気的に接続するためのケーブルであり、そのケーブル長は、読取り対象となる原稿の高さ(原稿の走査距離)に応じて、数十[cm](A4原稿対応機種では約50[cm])とされている。なお、本図においては、フレキシブルケーブル3に含まれる信号ラインとして、イメージセンサIC11〜Inの駆動及び/または制御に必要な入力パルス信号(クロックパルス信号CLK、スタートパルス信号SP、及び、モード切替信号MODE)を伝達する信号ラインL1〜L3を代表的に図示したが、信号ラインはこれに限定されるものではなく、フレキシブルケーブル3には、その他にも種々の信号ラインが含まれている。
上記構成から成る画像読取装置では、原稿と等幅のCISモジュール1を原稿の高さ方向に走査することで、2次元の画像信号を得ることが可能である。また、CISモジュール1を用いた構成(すなわち、密着方式を採用した構成)であれば、レンズ結像方式を採用した構成と異なり、レンズとセンサとの間に焦点距離を確保する必要がないため、装置の小型化を図ることが可能となる。
なお、先述したように、上記構成から成る画像読取装置では、フレキシブルケーブル3のケーブル長や、CISモジュール1上における信号ラインL1〜L3の配線長が非常に長いため、信号ラインL1〜L3に外来ノイズが飛び込みやすい状況となっている。
次に、イメージセンサIC11〜1nの第1実施形態について詳細な説明を行う。
図2は、イメージセンサIC11〜1nの第1実施形態を示すブロック図である。
なお、図2では、特にイメージセンサIC11の第1実施形態(以下、「イメージセンサIC11a」と符号する)を代表として示しているが、その他のイメージセンサIC12〜1nについても、図2と同様の構成から成るものとする。
図2に示すように、本実施形態のイメージセンサIC11aは、パッドT1〜T3と、アナログフィルタ回路AF1〜AF3と、ロジック部LGと、受光素子列SNと、を有して成る。
信号ラインL1を用いて伝達されるクロックパルス信号CLKは、イメージセンサIC11〜Inの駆動に必要なクロック信号であり、パッドT1及びアナログフィルタ回路AF1を介して、ロジック部LGに入力される。なお、クロックパルス信号CLKの周波数は、数[MHz](本実施形態では5[MHz])とされており、そのパルス幅は、数百[ns](本実施形態では100[ns])とされている(図3を参照)。
信号ラインL2を用いて伝達されるスタートパルス信号SPは、原稿の読取開始を指示するための命令信号であり、パッドT2及びアナログフィルタ回路AF2を介して、ロジック部LGに入力される。なお、スタートパルス信号SPは、クロックパルス信号CLKに同期してその論理が変遷される2値信号であり、原稿の読取り開始に際して、クロックパルス信号CLKの1周期分(本実施形態では200[ns])だけ、イネーブル(ハイレベル)とされる(図3を参照)。
信号ラインL3を用いて伝達されるモード切替信号MODEは、原稿の読取解像度を300dpi[dot per inch]と600dpiのいずれか一に切り替えるための選択信号であり、パッドT3及びアナログフィルタ回路AF3を介して、ロジック部LGに入力される。なお、モード切替信号MODEは、クロックパルス信号CLKに同期してその論理が変遷される2値信号であり、少なくとも原稿の読取り開始から終了までの期間は、一の論理に保持される(図3を参照)。
アナログフィルタ回路AF1〜AF3は、入力パルス信号(CLK、SP、MODE)から信号ラインL1〜L3に飛び込む外来ノイズを各々除去するように波形整形を行い、当該波形整形済みの出力パルス信号S1〜S3をロジック部LGに送出するアナログフィルタ手段である。
ロジック部LGは、アナログフィルタ回路AF1〜AF3からの出力パルス信号S1〜S3に基づいて、受光素子列SNを用いたアナログ画像信号の生成、並びに、その画素毎のシリアル出力を制御する。
次に、アナログフィルタ回路AF1〜AF3の一構成例について詳細な説明を行う。
図4は、アナログフィルタ回路AF1〜AF3の一構成例を示す回路図である。
なお、図4では、特にアナログフィルタ回路AF1の一構成例を代表として示しているが、その他のアナログフィルタ回路AF2〜AF3についても、図4と同様の構成から成るものとする。
図4に示す通り、本構成例のアナログフィルタ回路AF1は、一端が接地された第1定電流源I1と;一端が電源に接続された第2定電流源I2と;ソースが電源に接続され、ドレインが第1定電流源I1の他端に接続され、ゲートが自身のドレインに接続された第1Pチャネル型電界効果トランジスタP1と;ソースが電源に接続され、ゲートが第1Pチャネル型電界効果トランジスタP1のゲートに接続された第2Pチャネル型電界効果トランジスタP2と;ソースが接地され、ドレインが第2定電流源I2の他端に接続され、ゲートが自身のドレインに接続された第1Nチャネル型電界効果トランジスタN1と;ソースが接地され、ゲートが第1Nチャネル型電界効果トランジスタN1のゲートに接続された第2Nチャネル型電界効果トランジスタN2と;入力パルス信号(クロックパルス信号CLK)をバッファして出力する入力バッファBUF1と;ソースが電源に接続され、ドレインが第1、第2Pチャネル型電界効果トランジスタP1、P2の両ゲートに接続され、ゲートが入力バッファBUF1の出力端に接続された第3Pチャネル型電界効果トランジスタP3と;ソースが接地され、ドレインが第1、第2Nチャネル型電界効果トランジスタN1、N2の両ゲートに接続され、ゲートが入力バッファBUF1の出力端に接続された第3Nチャネル型電界効果トランジスタN3と;一端が第2Pチャネル型電界効果トランジスタP2のドレイン及び第2Nチャネル型電界効果トランジスタN2のドレインに各々接続され、他端が接地されたコンデンサC1と;コンデンサC1の一端電圧Vcを出力パルス信号S1として出力する出力バッファBUF2と;を有して成る。
第1、第2定電流源I1、I2は、それぞれ、所定の第1、第2定電流i1、i2を生成する手段である。なお、第1、第2定電流源I1、I2として、抵抗素子を要しないバンドギャップ補償定電流源を採用すれば、周囲温度の変化に依らない第1、第2定電流i1、i2を生成することができる。従って、抵抗素子を要するRCフィルタ回路に比べて温度特性の面で有利となる。
一対のトランジスタP1、P2によって形成される第1カレントミラー部CM1は、第1定電流i1に応じた第1ミラー電流m1を生成する手段である。なお、第1定電流i1と第1ミラー電流m1との比は、トランジスタP1、P2のゲート面積比に応じて、適宜調節することが可能である。
一対のトランジスタN1、N2によって形成される第2カレントミラー部CM2は、第2定電流i2に応じた第2ミラー電流m2を生成する手段である。なお、第2定電流i2と第2ミラー電流m2との比は、トランジスタN1、N2のゲート面積比に応じて、適宜調節することが可能である。
コンデンサC1は、第1ミラー電流m1によって充電され、第2ミラー電流m2によって放電される充放電手段であり、その端子電圧Vcが後段に引き出されている。
入力バッファBUF1は、入力されるクロックパルス信号CLKのドライブ能力を高める手段であり、インバータINV1、INV2を直列接続することで形成されている。
出力バッファBUF2は、コンデンサC1の端子電圧Vcを出力パルス信号S1として波形整形するとともに、そのドライブ能力を高める手段であり、インバータINV3、INV4を直列接続することで形成されている。なお、前段のインバータINV3は、2値の閾値電圧(上側閾値電圧VthHと下側閾値電圧VthL)を備えたヒステリシス構成とされている。すなわち、インバータINV3の出力論理は、コンデンサC1の端子電圧Vcが上側閾値電圧VthHを上回ったときに第1論理から第2論理に遷移され、以後、下側閾値電圧VthLを下回ったときに第2論理から第1論理に復帰される。
上記構成から成るアナログフィルタ回路AF1の動作について、図4とともに図5を参照しながら詳細に説明する。
図5は、アナログフィルタ回路AF1の動作を説明するための図であり、上から順に、クロックパルス信号CLK、コンデンサC1の端子電圧Vc、及び、出力パルス信号S1の波形挙動をそれぞれ示している。
まず、正常なクロックパルス信号CLKが入力された場合について説明する。
この場合、クロックパルス信号CLKがハイレベルに立ち上がると、トランジスタP3がオフとなり、トランジスタN3がオンとなるので、第1カレントミラー部CM1のミラー動作が許可され、第2カレントミラー部CM2のミラー動作が禁止される。その結果、コンデンサC1には、第1ミラー電流m1が流し込まれ、その端子電圧Vcが所定の時定数をもって立ち上がる。その後、コンデンサC1の端子電圧VcがインバータINV3の上側閾値電圧VthHを上回ると、出力パルス信号S1がハイレベルに立ち上がる。
一方、クロックパルス信号CLKがローレベルに立ち下がると、トランジスタP3がオンとなり、トランジスタN3がオフとなるので、第1カレントミラー部CM1のミラー動作が禁止され、第2カレントミラー部CM2のミラー動作が許可される。その結果、コンデンサC1からは、第2ミラー電流m2が引き抜かれ、その端子電圧Vcが所定の時定数をもって立ち下がる。その後、コンデンサC1の端子電圧VcがインバータINV3の下側閾値電圧VthLを下回ると、出力パルス信号S1がローレベルに立ち下がる。
このように、正常なクロックパルス信号CLKが入力されている場合、アナログフィルタ回路AF1で得られる出力パルス信号S1は、入力されたクロックパルス信号CLKそのものとなる。
次に、信号ラインL1に外来ノイズが重畳した場合について説明する。
図5に示すように、クロックパルス信号CLKが本来ローレベルである期間に外来ノイズが重畳すると、コンデンサC1は、本来の放電期間中に誤って充電されることになる。しかしながら、外来ノイズの重畳は瞬時的なものであるため、その誤充電は、コンデンサC1の端子電圧VcがインバータINV3の上側閾値電圧VthHに至る前に終了され、再び本来の放電期間に復帰される。従って、出力パルス信号S1は、上記の外来ノイズが除去された波形となる。
上記構成から成るアナログフィルタ回路AF1であれば、コンデンサC1の充放電電流となる第1、第2ミラー電流m1、m2を適宜調整することにより、そのフィルタ定数を広範囲(例えば、数[ns]〜数十[μs])に設定することができるので、信号ラインL1〜L3毎(入力パルス信号毎)に最適なフィルタ定数を設定することが可能となる。
本実施形態を例に挙げて、より具体的に述べると、アナログフィルタ回路AF1、AF2のフィルタ定数については、クロックパルス信号CLK及びスタートパルス信号SPのパルス幅がいずれも数百[ns]程度であることに鑑み、第1、第2ミラー電流m1、m2を大きくして、両入力パルス信号に影響を及ぼさない範囲(数十[ns])に設定する一方、アナログフィルタ回路AF3のフィルタ定数については、モード切替信号MODEのパルス幅が上記に比べて非常に長く、フィルタリング処理による影響を受けにくいことに鑑み、外来ノイズの除去効率を優先すべく、第1、第2ミラー電流m1、m2を十分に絞って、数十[μs]に設定することが可能となる。従って、各入力パルス信号につき、そのノイズ耐性を適切にかつ効果的に高めることが可能となる。
なお、RCフィルタ回路のフィルタ定数を数十[μs]まで大きくするためには、非常に大きな抵抗値或いは容量値が必要となるため、当該回路の集積化は非現実的となるが、上記構成から成るアナログフィルタ回路AF1であれば、抵抗値或いは容量値を変えずにフィルタ定数を大きくすることができるので、ICへの集積化にも非常に好適である。
また、上記構成から成るアナログフィルタ回路AF1は、入力パルス信号(クロックパルス信号CLK)に応じてトランジスタP3、N3のオン/オフ制御を行い、トランジスタP1、P2、及び、トランジスタN1、N2のゲート電圧を直接的に制御することで、第1、第2カレントミラー部CM1、CM2の動作可否を制御する構成とされている。すなわち、上記構成から成るアナログフィルタ回路AF1であれば、インピーダンス的にドライブ能力の乏しい入力バッファBUF1を用いた場合でも、トランジスタP3、N3のゲート制御が可能でありさえすれば、第1、第2カレントミラー部CM1、CM2のドライブ不能が生じることはない。従って、コンデンサC1の充放電電流に狂いが生じにくくなり、フィルタ定数が所望値から外れてしまうおそれを低減することが可能となる。
また、上記構成から成るアナログフィルタ回路AF1であれば、第1、第2ミラー電流m1、m2のバランスを適宜調整することにより、立上がりノイズに対する耐性のみを高めたり、逆に、立下がりノイズに対する耐性のみを高めたりすることが可能となる。
例えば、スタートパルス信号SPのように、画像読取りの開始時のみハイレベルに遷移する入力パルス信号をフィルタ対象とする場合には、殆どの期間がローレベルであることに鑑み、第1ミラー電流m1を絞って、立上がりノイズに対する耐性を高めることが考えられる。逆に、上記の論理が逆である入力パルス信号をフィルタ対象とする場合には、殆どの期間がハイレベルであることに鑑み、第2ミラー電流m2を絞って、立下がりノイズに対する耐性を高めればよい。
次に、イメージセンサIC11〜1nの第2実施形態について詳細な説明を行う。
図6は、イメージセンサIC11〜1nの第2実施形態を示すブロック図である。
なお、図6では、特にイメージセンサIC11の第2実施形態(以下、「イメージセンサIC11b」と符号する)を代表として示しているが、その他のイメージセンサIC12〜1nについても、図6と同様の構成から成るものとする。
図6に示すように、本実施形態のイメージセンサIC11bは、第1実施形態とほぼ同様の構成から成り、アナログフィルタ回路AF2の後段に、ディジタルフィルタ回路DFを設けたことを特徴としている。そこで、第1実施形態と同様の構成部分については、図2と同一符号を付すことで詳細な説明を省略し、以下では、本実施形態の特徴部分であるディジタルフィルタ回路DFについて重点的な説明を行う。
ディジタルフィルタ回路DFは、アナログフィルタ回路AF2からの出力パルス信号S2を複数回サンプリングし、そのサンプリング結果を多数決して出力する手段である。
このようなディジタルフィルタ回路DFを挿入すれば、アナログフィルタ回路AF2を挿入することで生じたスタートパルス信号SPのタイミングずれを適切に補正することが可能となる。また、ディジタルフィルタ回路DF側から見れば、前段のアナログフィルタ回路AF2にて外来ノイズが除去されているので、その多数決動作に誤動作を生じるおそれを低減することが可能となる。
なお、ディジタルフィルタ回路DFのフィルタ定数(すなわちサンプリング周期)は、アナログフィルタ回路AF2のフィルタ定数よりも大きい値に設定しておけばよい。
次に、ディジタルフィルタ回路DFの一構成例及びその動作について詳細に説明する。
図7は、ディジタルフィルタ回路DFの一構成例(以下、「ディジタルフィルタ回路DFa」と符号する)を示す回路図であり、図8は、ディジタルフィルタ回路DFaの動作を説明するための図である。
図7に示す通り、本構成例のディジタルフィルタ回路DFaは、DフリップフロップFF1a、FF2a、FF3aと、多数決部MAJと、ラッチ部LTCと、を有して成る。
DフリップフロップFF1aのデータ入力端(D)には、アナログフィルタ回路AF2の出力パルス信号S2(フィルタリング処理が為されたスタートパルス信号SP)が入力されている。DフリップフロップFF2aのデータ入力端(D)には、DフリップフロップFF1aの出力信号Q1が入力されている。DフリップフロップFF3aのデータ入力端(D)には、DフリップフロップFF2aの出力信号Q2が入力されている。
一方、DフリップフロップFF1a、FF2a、FF3aの各クロック入力端には、いずれも、アナログフィルタ回路AF1の出力パルス信号S1(フィルタリング処理が為されたクロックパルス信号CLK)に同期した内部クロックパルス信号ICLK(出力パルス信号S1の逓倍信号)が入力されている。
すなわち、DフリップフロップFF1a、FF2a、FF3aでは、上記の内部クロックパルス信号ICLKの立上がりエッジにて、各々の入力信号S2、Q1、Q2がサンプリングされることになる(サンプリング周期t1)。
多数決部MAJは、DフリップフロップFF1a、FF2a、FF3aの出力信号Q1〜Q3を多数決して出力する手段である。より具体的に述べると、多数決部MAJは、出力信号Q1〜Q3のうち、2つ以上がハイレベルであれば、多数決信号M1をハイレベルとし、逆に、2つ以上がローレベルであれば、多数決信号M1をローレベルとする。
ラッチ部LTCは、出力パルス信号S1の立上がりエッジにて、多数決信号M1をラッチし、そのラッチ出力を出力パルス信号S2’(フィルタリング処理、タイミング調整処理が為されたスタートパルス信号SP)として、ロジック部LGに送出する手段である。
上記構成であれば、ディジタルフィルタ回路DFを簡易に構成することが可能となる。
次に、ディジタルフィルタ回路DFの別構成例及びその動作について詳細に説明する。
図9は、ディジタルフィルタ回路DFの別構成例(以下、「ディジタルフィルタ回路DFb」と符号する)を示す回路図であり、図10は、ディジタルフィルタ回路DFbの動作を説明するための図である。
図9に示す通り、本構成例のディジタルフィルタ回路DFbは、DフリップフロップFF1b、FF2b、FF3bと、多数決部MAJと、ラッチ部LTCと、を有して成る。
DフリップフロップFF1bのクロック入力端には、アナログフィルタ回路AF1の出力パルス信号S1(フィルタリング処理が為されたクロックパルス信号CLK)が入力されている。DフリップフロップFF2bのクロック入力端には、第1内部クロックパルス信号ICLK1(出力パルス信号S1を所定時間t2だけ遅らせた遅延パルス信号)が入力されている。DフリップフロップFF3bの入力端には、第2内部クロックパルス信号ICLK2(第1内部クロックパルス信号ICLK1を所定時間t2だけ遅らせた遅延パルス信号)が入力されている。
一方、DフリップフロップFF1b、FF2b、FF3bのデータ入力端(D)には、いずれも、アナログフィルタ回路AF2の出力パルス信号S2(フィルタリング処理が為されたスタートパルス信号SP)が入力されている。
すなわち、DフリップフロップFF1b、FF2b、FF3bでは、出力パルス信号S1、及び、第1、第2内部クロックパルス信号ICLK1、ICLK2の各立上がりエッジにて、各々の入力信号S2がサンプリングされることになる。
多数決部MAJは、DフリップフロップFF1b、FF2b、FF3bの出力信号Q1〜Q3を多数決して出力する手段である。より具体的に述べると、多数決部MAJは、出力信号Q1〜Q3のうち、2つ以上がハイレベルであれば、多数決信号M1をハイレベルとし、逆に、2つ以上がローレベルであれば、多数決信号M1をローレベルとする。
ラッチ部LTCは、出力パルス信号S1の立上がりエッジにて、多数決信号M1をラッチし、そのラッチ出力を出力パルス信号S2’(フィルタリング処理、タイミング調整処理が為されたスタートパルス信号SP)として、ロジック部LGに送出する手段である。
上記構成であれば、出力パルス信号S1を逓倍することなく、ディジタルフィルタ回路DFを構成することが可能となるので、先の構成例に比べて、装置規模や消費電力を縮小することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、CISモジュールのイメージセンサICに本発明を適用した構成を例示して説明を行ったが、本発明に係るアナログフィルタ回路の適用対象はこれに限定されるものではなく、レンズ結像方式のイメージセンサや、その他の信号処理装置についても、そのフィルタ手段として広く適用することが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施形態では、アナログフィルタ回路を電界効果トランジスタで構成した場合を例示して説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、電界効果トランジスタに代えて、バイポーラトランジスタを用いても構わない。なお、その際には、Pチャネル型電界効果トランジスタに代えてPNP型バイポーラトランジスタを用いればよく、また、Nチャネル型電界効果トランジスタに代えてNPN型バイポーラトランジスタを用いればよい。また、各端子の接続に際しては、ソースがエミッタに相当し、ドレインがコレクタに相当し、ゲートがベースに相当するように、適宜接続すればよい。
また、上記の第2実施形態では、スタートパルス信号SPが入力されるアナログフィルタ回路AF2の後段にのみ、ディジタルフィルタ回路DFを設けた構成を例に挙げて説明を行ったが、ディジタルフィルタ回路の挿入位置はこれに限定されるものではなく、他の信号入力経路にもディジタルフィルタ回路を挿入することは可能である。
本発明は、アナログフィルタ回路のフィルタ定数を高精度かつ広範囲に設定するための技術であって、例えば、イメージセンサ及びイメージセンサモジュールの読取精度向上を図る上で有用な技術である。
は、本発明に係るイメージセンサモジュールを備えた画像読取装置の一実施形態を示す模式図である。 は、イメージセンサIC11〜1nの第1実施形態を示すブロック図である。 は、入力パルス信号(CLK、SP、MODE)の波形図である。 は、アナログフィルタ回路AF1〜AF3の一構成例を示す回路図である。 は、アナログフィルタ回路AF1の動作を説明するための図である。 は、イメージセンサIC11〜1nの第2実施形態を示すブロック図である。 は、ディジタルフィルタ回路DFの一構成例を示す回路図である。 は、ディジタルフィルタ回路DFaの動作を説明するための図である。 は、ディジタルフィルタ回路DFの別構成例を示す回路図である。 は、ディジタルフィルタ回路DFbの動作を説明するための図である。
符号の説明
1 イメージセンサモジュール(CISモジュール)
11(11a、11b)、12、13、…、1n イメージセンサIC
2 セット基板
3 フレキシブルケーブル
L1〜L3 信号ライン
T1〜T3 パッド
AF1〜AF3 アナログフィルタ回路
DF(DFa、DFb) ディジタルフィルタ回路
LG ロジック部
SN 受光素子列
I1 第1定電流源
I2 第2定電流源
CM1 第1カレントミラー部
CM2 第2カレントミラー部
P1〜P3 Pチャネル型電界効果トランジスタ
N1〜N3 Nチャネル型電界効果トランジスタ
C1 コンデンサ
BUF1 入力バッファ
BUF2 出力バッファ
INV1〜INV4 インバータ
FF1a〜FF3a、FF1b〜FF3b Dフリップフロップ
MAJ 多数決部
LTC ラッチ部

Claims (6)

  1. 第1定電流を生成する第1定電流源と;第2定電流を生成する第2定電流源と;一対の第1、第2Pチャネル型電界効果トランジスタによって形成され、第1定電流に応じた第1ミラー電流を生成する第1カレントミラー部と;一対の第1、第2Nチャネル型電界効果トランジスタによって形成され、第2定電流に応じた第2ミラー電流を生成する第2カレントミラー部と;入力パルス信号をバッファする入力バッファと;ソースが電源に接続され、ドレインが第1、第2Pチャネル型電界効果トランジスタの両ゲートに接続され、ゲートが前記入力バッファの出力端に接続された第3Pチャネル型電界効果トランジスタと;ソースが接地され、ドレインが第1、第2Nチャネル型電界効果トランジスタの両ゲートに接続され、ゲートが前記入力バッファの出力端に接続された第3Nチャネル型電界効果トランジスタと;第1ミラー電流によって充電され、第2ミラー電流によって放電されるコンデンサと;前記コンデンサの一端電圧を出力パルス信号として出力する出力バッファと;を有して成ることを特徴とするフィルタ回路。
  2. 第1定電流を生成する第1定電流源と;第2定電流を生成する第2定電流源と;一対の第1、第2PNP型バイポーラトランジスタによって形成され、第1定電流に応じた第1ミラー電流を生成する第1カレントミラー部と;一対の第1、第2NPN型バイポーラトランジスタによって形成され、第2定電流に応じた第2ミラー電流を生成する第2カレントミラー部と;入力パルス信号をバッファする入力バッファと;エミッタが電源に接続され、コレクタが第1、第2PNP型バイポーラトランジスタの両ベースに接続され、ベースが前記入力バッファの出力端に接続された第3PNP型バイポーラトランジスタと;エミッタが接地され、コレクタが第1、第2NPN型バイポーラトランジスタの両ベースに接続され、ベースが前記入力バッファの出力端に接続された第3NPN型バイポーラトランジスタと;第1ミラー電流によって充電され、第2ミラー電流によって放電されるコンデンサと;前記コンデンサの一端電圧を出力パルス信号として出力する出力バッファと;を有して成ることを特徴とするフィルタ回路。
  3. 前記出力パルス信号を複数回サンプリングする手段と、そのサンプリング結果を多数決して出力する手段と、を備えて成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルタ回路。
  4. 受光素子を用いて原稿からの反射光量に応じたアナログの読取画像信号を生成し、これを画素毎にシリアル出力するイメージセンサであって、前記イメージセンサの駆動及び/または制御に必要な入力パルス信号のフィルタ手段として、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフィルタ回路を備えて成ることを特徴とするイメージセンサ。
  5. 複数のイメージセンサを各受光素子の配列方向に縦列して成るイメージセンサモジュールであって、前記イメージセンサとして、請求項4に記載のイメージセンサを備えて成ることを特徴とするイメージセンサモジュール。
  6. 請求項5に記載のイメージセンサモジュールを備えて成ることを特徴とする画像読取装置。
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