JPH0559995A - 車両用内燃機関の回転数制御装置 - Google Patents

車両用内燃機関の回転数制御装置

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JPH0559995A
JPH0559995A JP3220800A JP22080091A JPH0559995A JP H0559995 A JPH0559995 A JP H0559995A JP 3220800 A JP3220800 A JP 3220800A JP 22080091 A JP22080091 A JP 22080091A JP H0559995 A JPH0559995 A JP H0559995A
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JP
Japan
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speed
rotation speed
maximum
target
throttle valve
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JP3220800A
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Kota Otoshi
浩太 大年
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】加速要求時に急激な減速感を伴うことなく車速
を最高車速に上限規制する。 【構成】エンジン1のスロットルバルブ3をステップモ
ータ5で開閉駆動させる。アクセル開度をアクセルセン
サ10で検出し、実回転数相当の点火信号をディストリ
ビュータ11で検出する。ボリューム11により最大ア
クセル開度に対する最大目標回転数を設定可能とする。
そして、コントローラ14は変速機14の状態が1速の
場合に、アクセル開度に対応する目標回転数と実回転数
との偏差に基づきスロットルバルブ3の目標開度を決定
してステップモータ5を駆動させ、スロットルバルブ3
を開閉制御する。又、コントローラ14は、変速機14
の状態が2速の場合に、実回転数をボリューム11で設
定された最大目標回転数に上限規制すべくステップモー
タ5を駆動させてスロットルバルブ3を開閉制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフォークリフト等の車
両に適用されるガソリンエンジン等の内燃機関に係り、
その回転数制御を行う回転数制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えばフォ
ークリフトにおいて、図6に示すようにガソリンエンジ
ン21の吸気通路22に設けられたスロットルバルブ2
3を、アクセルペダル24の踏み込み量(アクセル開
度)に応じて開閉駆動させ、その開閉量に応じてエンジ
ン回転数を制御するようにしたものがあった。ここで、
アクセルペダル24はワイヤ25、電磁クラッチ26、
ワイヤ27及びプーリ28を介してスロットルバルブ2
3に連結されている。プーリ28には戻しスプリング2
9が接続されており、その付勢力によりスロットルバル
ブ23が常に全閉方向へ付勢されている。又、電磁クラ
ッチ26はコントローラ30からの制御信号によってク
ラッチ板26aが入り・切りされるようになっている。
コントローラ30は、ボリューム等の操作により設定さ
れた最高車速設定値と、車速センサ等により入力される
現在の車速とを比較し、現在の車速が最高車速設定値を
越えないときには、電磁クラッチ26のクラッチ板26
aを接続させ、現在の車速が最高車速設定値を越えたと
きには、そのクラッチ板26aを分離させるようになっ
ている。上記のように最高車速を設定することは、車速
の上限規制を行い、フォークリフトを工場の構内等で必
要以上の速度で走行させないためであった。
【0003】そして、現在の車速が最高車速設定値を越
えない場合には、アクセル開度に応じたエンジン回転数
制御が可能で、現在の車速が最高車速設定値を越える
と、戻しスプリング29の付勢力によってスロットルバ
ルブ23が閉じられ、エンジン21がアイドル状態に戻
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記従来技術
では、現在の車速が最高車速設定値を越えた場合に、エ
ンジン21がアイドル状態に戻ってしまうことから、急
激な減速感を伴い運転フィーリングの悪いものになって
いた。特に、低速域からアクセルペダル24を目一杯に
踏み込んで加速を行おうとしている時に、エンジン21
が突然アイドル状態に戻ってしまうことは極めて運転フ
ィーリングの悪いものであった。
【0005】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、加速要求時に急激な減速感
を伴うことなく車速を最高車速に上限規制することの可
能な車両用内燃機関の回転数制御装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、車両に搭載されて変速機を
介してトルク出力される内燃機関と、その内燃機関の吸
気通路に設けられたスロットルバルブを開閉駆動させる
アクチュエータと、内燃機関の目標回転数を指令するた
めに操作されるアクセルペダルの操作量を検出するアク
セル操作量検出手段と、そのアクセル操作量検出手段の
検出値に対応する目標回転数を指令値として演算する目
標回転数演算手段と、内燃機関の実際の回転数を検出す
る回転数検出手段と、目標回転数演算手段の演算による
目標回転数の指令値と回転数検出手段による実際の回転
数の検出値との偏差を演算し、その演算結果に基づいて
スロットルバルブの目標開度を決定するバルブ開度演算
手段とを備えた車両用内燃機関の回転数制御装置におい
て、アクセルペダルの最大操作量に対応する最高車速相
当の最大目標回転数を設定するために操作される最大目
標回転数設定手段と、変速機の変速状態を検出する変速
状態検出手段と、その変速状態検出手段による検出が低
速域である場合に、バルブ開度演算手段の演算結果に基
づいてスロットルバルブを開閉制御すべくアクチュエー
タを駆動制御する低速域駆動制御手段と、変速状態検出
手段による検出が高速域である場合に、最大目標回転数
設定手段により設定された最大目標回転数が上限値とな
るようにスロットルバルブを開閉制御すべくアクチュエ
ータを駆動制御する高速域駆動制御手段とを備えてい
る。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、内燃機関の運転時に、目
標回転数演算手段はアクセルペダルの操作量に応じたア
クセル操作量検出手段の検出値に対応して目標回転数の
指令値を演算する。又、バルブ開度演算手段は、その演
算された目標回転数の指令値と回転数検出手段による実
際の回転数の検出値との偏差を演算し、その演算結果に
基づいてスロットルバルブの目標開度を決定する。
【0008】そして、変速状態検出手段による検出が低
速域である場合には、低速域駆動制御手段がバルブ開度
演算手段により決定された目標開度に基づきスロットル
バルブを開閉制御すべくアクチュエータを駆動制御す
る。これにより、アクセルペダルの操作量に応じてアク
チュエータが駆動制御され、内燃機関の回転数が制御さ
れる。従って、運転者の加速要求に応じた車速制御が行
われる。
【0009】一方、変速状態検出手段による検出が高速
域である場合には、高速域駆動制御手段が最大目標回転
数設定手段により設定された最大目標回転数が上限値と
なるようにスロットルバルブを開閉制御すべくアクチュ
エータを駆動制御する。これにより、アクセルペダルが
最大操作量で操作されたときには、最大目標回転数が上
限値となるようにアクチュエータが駆動制御されて内燃
機関の回転数が制御される。従って、運転者の加速要求
にかかわらず最高車速の上限規制が行われる。
【0010】
【実施例】以下、この発明における車両用内燃機関の回
転数制御装置をフォークリフトに具体化した一実施例を
図1〜図5に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1はこの実施例における内燃機関として
のガソリンエンジン1の回転数制御を行うための回転数
制御装置を示す概略構成図であり、図2は吸気通路2に
おけるスロットルバルブ3の駆動機構を示す図である。
フォークリフトに搭載されたエンジン1は、周知のよう
にフォークリフト走行用の駆動源であると共に、フォー
クを上下動させる油圧回路の駆動源ともなっている。エ
ンジン1における吸気通路2の途中には、スロットルバ
ルブ3を開閉作動可能に支持するスロットルボディ4が
設けられている。又、そのスロットルバルブ3を開閉駆
動させるために、アクチュエータとしてのステップモー
タ5が設けられている。そして、図2に示すように、ス
テップモータ5の出力軸5aに設けられたプーリ6が、
スロットルバルブ3の支軸3aに設けられたプーリ7に
対してワイヤ8を介して駆動連結されている。
【0012】従って、ステップモータ5が所定量駆動さ
れることにより、その駆動量に応じてプーリ6,7及び
ワイヤ8を介してスロットルバルブ3が開閉駆動され
る。この実施例のフォークリフトには、エンジン1の目
標回転数D0を指令するために操作されるアクセルペダ
ル9が設けられ、その操作量(アクセル開度)θを検出
するアクセル操作量検出手段としてのポテンショメータ
よりなるアクセルセンサ10が設けられている。
【0013】又、この実施例のフォークリフトには、ア
クセルペダル9の最大操作量(最大アクセル開度)に対
応する最高車速相当の最大目標回転数Dxを設定するた
めに操作される最大目標回転数設定手段としてのボリュ
ーム11が設けられている。この実施例では、ボリュー
ム11により最高車速で「9〜18(km/h)」とな
るように最大目標回転数Dxが設定可能となっている。
【0014】更に、この実施例では、エンジン1の実際
の回転数(実回転数)DNを検出するために、回転数セ
ンサを特別に設けることを省略する意味から、回転数セ
ンサを兼ねてエンジン1の点火タイミングを決定する回
転数検出手段としての周知のディストリビュータ12が
設けられている。このディストリビュータ12はエンジ
ン1の回転に連動する図示しないロータと、そのロータ
の回転を周期的に検出するピックアップとから構成され
ている。そして、そのディストリビュータ12から周期
的に得られる点火信号を利用し、その点火信号を実回転
数DNに置き換えて検出するようになっている。
【0015】加えて、エンジン1の出力軸1aにはフラ
イホイール13が設けられ、そのフライホイール13に
は変速機14を介してディファレンシャルギア15が設
けられている。そして、そのディファレンシャルギア1
5の近傍には、同ギア15の回転から車速Sを検出する
車速センサ16が設けられている。
【0016】目標回転数演算手段、バルブ開度演算手
段、低速域駆動制御手段及び高速域駆動制御手段を構成
するコントローラ17はメモリを内蔵するマイクロコン
ピュータより構成され、そのメモリにはエンジン回転数
制御のためのプログラム等が記憶されている。そして、
コントローラ17はアクセルセンサ10からのアクセル
開度θの検出値を入力すると共に、ディストリビュータ
12からの点火信号を実回転数DNとして入力する。
又、コントローラ17はボリューム11による最大目標
回転数Dxの設定値を入力すると共に、車速センサ16
からの車速Sの検出値を入力する。コントローラ17
は、それら入力信号からメモリに記憶されているエンジ
ン回転数制御のためのプログラムに基づき、ステップモ
ータ5を駆動制御するようになっている。更に、この実
施例では、変速機14の変速状態を検出するために、変
速位置センサを特別に設けることを省略する意味から、
ディストリビュータ12及び車速センサ16が変速状態
検出手段を構成しており、両者12,16から入力され
る実回転数DN及び車速Sに基づき、コントローラ17
が変速機14の変速状態を判断するようになっている。
【0017】次に、上記のように構成した車両用内燃機
関の回転数制御装置の作用を図3のフローチャートに従
って説明する。このフローチャートはコントローラ17
により実行されるエンジン回転数制御のための処理ルー
チンを示し、「10ms毎」の定時割り込みにより実行
される。
【0018】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、アクセルセンサ10、車速セン
サ16、ディストリビュータ12及びボリューム11よ
りアクセル開度θ、車速S、実回転数DN及び最大目標
回転数Dxをそれぞれ読み込む。
【0019】続いて、ステップ102において、読み込
まれたアクセル開度θよりそのアクセル開度θに対応す
る目標回転数D0を指令値として演算して読み込む。こ
の目標回転数D0の演算は、メモリに予め記憶されたア
クセル開度θに対する目標回転数D0の関係のデータか
ら求められる。
【0020】次に、ステップ103において、読み込ま
れた車速Sを実回転数DNで割り算して、その演算結果
を変速機14の変速状態を示す変速値Aとして求める。
そして、ステップ104において、変速値Aが低速域と
しての1速と高速域としての2速とを判定するための判
定値Kよりも大きいか否かを判断する。即ち、図4に示
すように、実回転数DNと車速Sの関係から1速か2速
かを判断する。ここで、変速値Aが判定値Kよりも大き
くない場合には、1速であるとしてステップ105へ移
行する。
【0021】そして、ステップ105において、目標回
転数D0と実回転数DNとの偏差を演算し、その演算結
果に基づいてスロットルバルブ3の目標開度に相当する
ステップモータ5の目標駆動量Vを演算する「PID制
御」の演算を実行する。続いて、ステップ106におい
て、その演算された目標駆動量Vに基づきステップモー
タ5を駆動させ、スロットルバルブ3を目標開度だけ開
かせる処理を行い、その後の処理を一旦終了する。この
ように、コントローラ17は、変速機14の変速状態が
1速の場合に、「PID制御」を実行してステップモー
タ5を駆動制御するのである。
【0022】一方、ステップ104において、変速値A
が判定値Kよりも大きい場合には、2速であるとしてス
テップ107へ移行する。そして、ステップ107にお
いて、エンジン1毎で許容される最大回転数Dmax、
ボリューム11により設定された最大目標回転数Dx、
車速S及び1速で許容される予め定められた最大車速S
xから以下の計算式に従って過渡時目標回転数Daを演
算する。
【0023】 Da=Dmax−{(Dmax−Dx)/Sx}*S 次に、ステップ108において、演算された過渡時目標
回転数Daがアクセル開度θにより決まる目標回転数D
0以上であるか否かを判断する。ここで、過渡時目標回
転数Daが目標回転数D0以上である場合には、ステッ
プ109において、小さい方の目標回転数D0に対応し
たスロットルバルブ3の目標開度に相当するステップモ
ータ5の目標駆動量VをPID演算により決定する。続
いて、ステップ106において、その決定された目標駆
動量Vに基づきステップモータ5を駆動させ、スロット
ルバルブ3を開かせる処理を行い、その後の処理を一旦
終了する。
【0024】一方、ステップ108において、過渡時目
標回転数Daが目標回転数D0よりも小さい場合には、
ステップ110において、小さい方の過渡時目標回転数
Daに対応したスロットルバルブ3の目標開度に相当す
るステップモータ5の目標駆動量VをPID演算により
決定する。又、ステップ106において、その決定され
た目標駆動量Vに基づきステップモータ5を駆動させ、
スロットルバルブ3を開かせる処理を行い、その後の処
理を一旦終了する。このように、コントローラ17は、
変速機14の変速状態が1速から2速へ移った場合に、
過渡時目標回転数Daを求めて、ボリューム11で設定
された最大目標回転数Dxで実回転数DNが上限規制可
能となるようにステップモータ5を駆動制御するのであ
る。
【0025】以上のようにしてエンジン回転数制御のた
めの処理が実行される。従って、この実施例では、例え
ばエンジン1がアイドル状態でかつ変速機14が1速の
状態である場合において、運転者が加速要求のためにア
クセルペダル9を目一杯(最大アクセル開度)に踏み込
むと、エンジン1の実回転数DNと車速Sは次のように
推移する。即ち、図5のタイムチャートに示すように、
時間t0にてアクセルペダル9が目一杯に踏み込まれる
と、スロットルバルブ3の開度(バルブ開度)が最大
(Max)に達するまでの間で実回転数DNが急上昇
し、その後、時間t1にて実回転数DNがエンジン1で
許容される最大回転数Dmaxに達すると、その最大回
転数Dmaxを維持することになる。この間、車速Sは
実回転数DNに比例して上昇し1速の最高車速Smax
1となる。
【0026】やがて、時間t2にて変速機14が1速か
ら2速へ変速すると、実回転数DNは徐々に下降する。
そして、時間t3にて実回転数DNがボリューム11で
設定された最大目標回転数Dxに達すると、その後は最
大目標回転数Dxを維持する。この間、車速Sは2速へ
変速された分だけ徐々に上昇して、最大目標回転数Dx
に相対する理論的な最高車速Smax2へと落ち着くこ
とになる。
【0027】ここで、図5の時間t2において1速から
2速へ変速された場合、理論的には、同図に破線で示す
ように、実回転数DNを最大回転数Dmaxから最大目
標回転数Dxへ直ちに落とした方がよい。しかし、これ
を行うと、エンジン回転数制御の関係から、スロットル
バルブ3は一度急速に閉じられてから、実回転数DNが
最大目標回転数Dxになるように開かれていくことにな
り、急速なエンジンブレーキがかかかった後に再加速さ
れるように感じられてしまう。一方、車速Sに関して
は、1速から2速へ変速された場合、理論的には、図5
に破線で示すように急速に上昇するはずである。
【0028】従って、この実施例では、アイドル状態か
らアクセルペダル9が目一杯に踏み込まれて加速を行お
うとしている時には、1速でエンジン1の許容する最大
回転数Dmaxまで、実回転数DNの上昇が許容される
ようになっている。又、1速から2速へ変速された場合
には、実回転数DNが最大回転数Dmaxからボリュー
ム11で設定された最大目標回転数Dxまで、過渡的に
定められた過渡時目標回転数Daに基づいて徐々に下げ
られるようになっている。
【0029】そのため、アイドル状態からアクセルペダ
ル9が目一杯に踏み込まれた時に、1速で最大回転数D
maxまで実回転数DNを上げることができ、加速応答
性を高めることができる。又、その状態で1速から2速
へ変速された場合には、実回転数DNが最大目標回転数
Dxまで徐々に下げられる。
【0030】その結果、上記のような加速要求の際に
は、エンジン1が突然アイドル状態に戻ってしまうこと
がなく、1速で迅速な加速を実現した後に、2速で最高
車速Smaxに上限規制することができる。よって、車
速Sの上限規制に当たって急激な減速感を伴うことが全
くなく、フォークリフトの運転フィーリングの悪化を未
然に防止することができる。
【0031】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、エンジン1の実回転数DNを検
出する回転数検出手段としてディストリビュータ12を
利用したが、特別な回転数センサを使用してもよい。
【0032】(2)前記実施例では、ディストリビュー
タ12と車速センサ16を変速状態検出手段として兼用
したが、変速状態検出手段として特別な変速位置センサ
を設けてもよい。
【0033】(3)前記実施例では、車両としてフォー
クリフトに具体化したが、それ以外の産業車両に具体化
してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、変速状態が低速域である場合に、アクセルペダルの
操作量に応じて演算された目標開度になるようにスロッ
トルバルブを開閉制御すべくアクチュエータを駆動制御
し、変速状態が高速域である場合に、最大目標回転数設
定手段により設定された最大目標回転数が上限値となる
ようにスロットルバルブを開閉制御すべくアクチュエー
タを駆動制御するので、加速要求時に急激な減速感を伴
うことなく車速を最高車速に上限規制することができ、
運転フィーリングの悪化を未然に防止することができる
という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した一実施例におけるガソリ
ンエンジンの回転数制御を行うための回転数制御装置を
示す概略構成図である。
【図2】一実施例において吸気通路におけるスロットル
バルブの駆動機構を示す図である。
【図3】一実施例においてコントローラにより実行され
るエンジン回転数制御ルーチンを説明するフローチャー
トである。
【図4】一実施例において1速と2速を判定するための
実回転数と車速の関係を説明する図である。
【図5】一実施例においてエンジン回転数制御による車
速、実回転数及びバルブ開度の推移を説明するタイムチ
ャートである。
【図6】従来例におけるエンジンの回転数制御装置を説
明する図である。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、2…吸気通路、3…ス
ロットルバルブ、5…アクチュエータとしてのステップ
モータ、9…アクセルペダル、10…アクセル操作量検
出手段としてのアクセルセンサ、11…最大目標回転数
設定手段としてのボリューム、12…回転数検出手段と
してのディストリビュータ、14…変速機、16…車速
センサ(12,16は変速状態検出手段を構成してい
る)、17…目標回転数演算手段,バルブ開度演算手
段,低速域駆動制御手段及び高速域駆動制御手段を構成
するコントローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されて変速機を介してトルク
    出力される内燃機関と、 前記内燃機関の吸気通路に設けられたスロットルバルブ
    を開閉駆動させるアクチュエータと、 前記内燃機関の目標回転数を指令するために操作される
    アクセルペダルの操作量を検出するアクセル操作量検出
    手段と、 前記アクセル操作量検出手段の検出値に対応する前記目
    標回転数を指令値として演算する目標回転数演算手段
    と、 前記内燃機関の実際の回転数を検出する回転数検出手段
    と、 前記目標回転数演算手段の演算による目標回転数の指令
    値と前記回転数検出手段による実際の回転数の検出値と
    の偏差を演算し、その演算結果に基づいて前記スロット
    ルバルブの目標開度を決定するバルブ開度演算手段とを
    備えた車両用内燃機関の回転数制御装置において、 前記アクセルペダルの最大操作量に対応する最高車速相
    当の最大目標回転数を設定するために操作される最大目
    標回転数設定手段と、 前記変速機の変速状態を検出する変速状態検出手段と、 前記変速状態検出手段による検出が低速域である場合
    に、前記バルブ開度演算手段の演算結果に基づいて前記
    スロットルバルブを開閉制御すべく前記アクチュエータ
    を駆動制御する低速域駆動制御手段と、 前記変速状態検出手段による検出が高速域である場合
    に、前記最大目標回転数設定手段により設定された最大
    目標回転数が上限値となるように前記スロットルバルブ
    を開閉制御すべく前記アクチュエータを駆動制御する高
    速域駆動制御手段とを備えた車両用内燃機関の回転数制
    御装置。
JP3220800A 1991-05-23 1991-08-31 車両用内燃機関の回転数制御装置 Pending JPH0559995A (ja)

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JP3220800A JPH0559995A (ja) 1991-08-31 1991-08-31 車両用内燃機関の回転数制御装置
EP92910504A EP0540758B1 (en) 1991-05-23 1992-05-22 Apparatus for controlling the rotational speed of an engine for a vehicle
PCT/JP1992/000664 WO1992020914A1 (en) 1991-05-23 1992-05-22 Method of controlling rotational speed of engine for vehicle and apparatus therefor
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KR1019930700212A KR100195572B1 (ko) 1991-05-23 1992-05-22 차량용 엔진 회전수의 제어방법 및 장치

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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