JP2754758B2 - エンジンの絞り弁開度制御装置 - Google Patents

エンジンの絞り弁開度制御装置

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JP2754758B2 JP17276189A JP17276189A JP2754758B2 JP 2754758 B2 JP2754758 B2 JP 2754758B2 JP 17276189 A JP17276189 A JP 17276189A JP 17276189 A JP17276189 A JP 17276189A JP 2754758 B2 JP2754758 B2 JP 2754758B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、エンジンの出力制御装置に関し、特にエン
ジンの絞り弁開度を制御することによりエンジン出力を
制御するエンジンの絞り弁開度制御装置に関する。
従来の技術 従来のエンジンの出力制御装置としては、例えば動力
伝達機構を小型化するために、駆動系のギア位置をエン
ジン回転数と車速とによって検出し、1速及び2速のよ
うな大きな駆動トルクを発生するギア位置において、エ
ンジンの軸トルクを予め定めた駆動系の許容トルク以内
に所定回転数範囲内で制限するものがある、(特開昭59
−82549号公報参照)。
すなわち、このようにエンジンのトルクを制限するこ
とによって駆動トルクが制限され、駆動系に過度の強度
を必要としないので、小型の駆動系を使用でき、結果的
に車両が軽量化される。しかも小型の駆動系を使用して
強力なエンジンを搭載することが可能であるため、車両
性能及び経済性の優れた車を得ることができるというも
のである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のエンジンの出力制御
装置にあっては、少なくとも1速を含むシフト位置にお
いて予かじめ定めた回転数範囲内でエンジントルクを一
定に制限してしまう。このために一定に制限された制御
域では、アクセルを踏み込んでも加速できない運転領域
ができてしまい、運転者の運転感覚と一致せず違和感が
生ずるという問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、動力伝達機構を小
型化しても、その許容トルク内で運転者の運転感覚に違
和感を生ずることなくエンジン出力を制御することがで
きる、エンジンの絞り弁開度制御装置を提供しようとす
るものである。
課題を解決するための手段 このため本発明は、発明の基本概念を示した第1図の
如く、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段1
と、駆動系のギア比を検出するギア比検出手段2と、各
ギア比(変速位置)におけるエンジンの発生上限トルク
を演算するエンジン発生上限トルク演算手段3と、エン
ジン発生上限トルク演算手段3によって求めた上限トル
クを発生する上限絞り弁開度を演算する上限絞り弁開度
演算手段4と、上限絞り弁開度演算手段によって求めた
上限絞り弁開度をアクセル開度の全開点と一致させアク
セ全閉点から全開点までのアクセル開度に対応した絞り
弁開度量を順次増加させて割り付ける絞り弁開度量割付
演算手段5と、アクセル開度検出手段1よりの信号をも
とに絞り弁開度量割付演算手段5によりアクセル踏み込
み量に応じた絞り弁開度制御量を決定する絞り弁開度制
御量演算手段6と、絞り弁開度制御量演算手段よりの信
号によりアクセル踏み込み量に応じて絞り弁8を開閉駆
動する絞り弁駆動手段7とを設けた。
作用 ギア比検出手段によって現在使用しているギア位置の
ギア比を検出し、検出したギア比におけるエンジン発生
上限トルク値を、予じめ定めておいた駆動系の最大許容
トルク値よりも低い値になるように演算する。
次に、この上限トルクを発生するエンジンの絞り弁開
度を演算し、求められた絞り弁開度を、使用しているギ
ア比(シフト位置)における絞り弁開度の上限値に設定
する。次いで、この絞り弁開度上限値とアクセル開度の
全開点とを一致させ、アクセル全閉点から全開点までの
トルク特性を、アクセル開度の増加に伴って順次増加す
るように割り付ける。そして、アクセルの踏み込み量に
応じ前記割り付けにより絞り弁を開閉制御する。
これにより、アクセルを全開点まで踏み込んで加速さ
せる場合でも、運転者に違和感を与えることなく加速を
行うことができ、しかもエンジンの発生トルクを駆動系
の最大許容トルクよりも低く抑えることができるので、
小型軽量で強度が特に高くない駆動系を使用することが
できる。
実施例 以下、本発明を図面に基づいて説明する。第2図は本
発明の一実施例を示す概略構成図である。
まず構成を説明する。アクセル9にはアクセル開度セ
ンサ10が設けられてアクセル開度検出手段を構成してい
る。絞り弁8には、ストロークシャフト11、減速歯車1
2、モータ13よりなる絞り弁駆動手段7が取り付けられ
ており、モータ13はコントロールユニット14からの指令
で作動して絞り弁8を駆動するようになっている。ま
た、エンジン回転数を検出するクランク角センサ15、車
速を検出する車速センサ16、及び燃料噴射弁17、点火プ
ラグ18、空燃比センサ19、冷却水温水温センサ20がそれ
ぞれ設けられている。
コントロールユニット14には、上記各センサよりの信
号が入力されている。そして、コントロールユニット14
はマイクロプロセッサー、メモリ、インターフェースを
有し、クランク角センサ15及び車速センサ16よりの信号
をもとに使用されているギア位置でのギア比を求めるギ
ア比検出手段2をはじめ第1図に図示した、エンジン発
生上限トルク演算手段3、上限絞り弁開度演算手段4、
絞り弁開度量割付演算手段5、絞り弁開度制御量演算手
段6を内蔵している。
次に本実施例の動作を第3図の絞り弁開度制御フロー
図に従って説明する。なお図中S1,S2,…は処理手順(ス
テップ)の番号を示す。
まず、クランク角センサ15によりエンジン回転数Nを
検出する(S1)。
ついで、アクセル開度αを検出する(S2)。
また、車速センサ16によって車速VSPを検出する(S
3)。
ステップS4では、図示しないギア位置のリバーススイ
ッチ出力を検出し、スイッチ出力がオンの時にはステッ
プS1に戻り、スイッチ出力がオフの時に次のステップS5
へ進む。このステップS4ではギア位置がリバースにある
か否かを検出しており、リバース位置にない場合のみ次
のステップS5へ進み、絞り弁開度の制御を行う。
ステップS5では、ギア比検出手段2によりステップS1
及びS3で求めたエンジン回転数N及び車速VSPの値からN
/VSPを計算し、各シフト位置によって減速比が異なって
いるのでN/VSPの値からシフト位置を判断して、各シフ
ト位置におけるギア比GNを求める。
ステップS6では、ステップS5で求めたギア比GN及び車
両レイアウト等から好ましい値として予じめ求めておい
た駆動系の最大許容トルクTDMAXから、現在のシフト位
置においてエンジンが発生しても良いトルクの上限値T
MAXをエンジン発生上限トルク演算手段3によって次式
により演算する。
TMAX=TDMAX/GN ステップS7ではトルクTMAXを発生する絞り弁開度θ
MAXを上限絞り弁開度演算手段4により演算する。これ
は、第4図に示すように、エンジンの発生トルク全性能
を記憶させたマップから読みとる。すなわち、例えばエ
ンジン発生上限トルクTMAX=10kg・mの場合は、10kg・
mの等トルク線から回転数の変化に伴って上限絞り弁開
度θMAXは変化し、約3100rpm時には、30゜、2100rpm時
には40゜というように上限絞り弁開度θMAXが求められ
る。
ステップS8及びS9は絞り弁開度量割付演算手段5の動
作を示したもので、ステップS8ではステップS7で求めた
θMAXを絞り弁開度の上限値として設定する。そしてス
テップS9では、第5図に示すように、ステップS8で設定
された上限絞り弁開度θMAXと、アクセル開度の全開点
αMAXとを一致させ、その上で第6図に示したような絞
り弁開度に制限値を設けない時のアクセル開度αに対す
る絞り弁度θの関係を、第5図に示したように、アクセ
ル開度αの増加に伴い弁開度θが順次増加す形で、絞り
弁開度θ方向を圧縮させて、アクセル開度αに対して割
り付ける。
ステップS10では、アクセル開度検出センサ10からの
信号をもとにアクセル開度制御量演算手段6によりアク
セル踏み込み量に応じた絞り弁開度制御量を求める。
最後にステップ11においてモータ13に指令を与え、ス
テップS10で演算された通りに、アクセル開度に対して
絞り弁8を開閉制御する。
以上説明した実施例においては、各変速段におけるエ
ンジン発生上限トルクTMAXから定まる、上限絞り弁開度
θMAXを、エンジン回転数Nの変化に伴って変更される
ようにしているので、よりきめ細かい制御を行うことが
でき、運転者に与える違和感は大幅に低減される。
なお、実施例においては、変速ギア比をエンジン回転
数Nと車速VSPとから求めているが、変速シフトレバー
の位置を変速シフトレバー位置検知センサによって直接
検知するようにしてもよい。
更に、実施例においては、各変速段における上限絞り
弁開度θMAXをエンジン回転数Nの変化に伴い変更させ
ていたが、各変速段ごとに固定の上限絞り弁開度θMAX
を所定値として設けて制御を行っても良い。このように
した場合には、簡単な制御方法によって本発明を実施で
きるという効果を有する。
発明の効果 以上説明してきたように構成されているので、本発明
は以下に記載する効果を奏する。
運転者に違和感を与えることなくエンジンの発生トル
クを予め設定した駆動系の最大許容トルクよりも低く制
限することができる。
小型軽量の駆動系を使用できるので、車両を軽量化で
きる。また小型の駆動系を用いて強力なエンジンを搭載
することができるので車両性能及び経済性の優れた車を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本概念を示すブロック図、第2図は
本発明の一実施例を示す概略構成図、第3図は本発明の
制御手順の一例を示すフローチャート、第4図はエンジ
ンの発生トルク全性能の一例を示す図、第5図は絞り弁
開度の上限値θMAXが設定されたときのアクセル開度に
対する絞り弁開度の特性を示した図、第6図は絞り弁開
度に制限値を設けないときのアクセル開度に対する絞り
弁開度の特性を示した図である。 1……アクセル開度検出手段、2……ギア検出手段、3
……エンジン発生上限トルク演算手段、4……上限絞り
弁開度演算手段、5……絞り弁開度量割付演算手段、6
……絞り弁開度制御量演算手段、7……絞り弁駆動手
段、8……絞り弁、10……アクセル開度検出センサ、13
……モータ、14……コントロールユニット、15……クラ
ンク角センサ、16……車速センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセル開度を検出するアクセル開度検出
    手段と、駆動系のギア比を検出するギア比検出手段と、
    各ギア比におけるエンジンの発生上限トルクを演算する
    エンジン発生上限トルク演算手段と、エンジン発生上限
    トルク演算手段によって求めた上限トルクを発生する上
    限絞り弁開度を演算する上限絞り弁開度演算手段と、上
    限絞り弁開度演算手段によって求めた上限絞り弁開度を
    アクセル開度の全開点と一致させアクセル全閉点から全
    開点までのアクセル開度に対応した絞り弁開度量を順次
    増加させて割り付ける絞り弁開度量割付演算手段と、前
    記アクセル開度検出手段よりの信号をもとに絞り弁開度
    量割付演算手段によりアクセル踏み込み量に応じた絞り
    弁開度制御量を決定する絞り弁開度制御量演算手段と、
    絞り弁開度制御量演算手段よりの信号によりアクセル踏
    み込み量に応じて絞り弁を開閉駆動する絞り弁駆動手段
    とを有することを特徴とするエンジンの絞り弁開度制御
    装置。
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