JP4670675B2 - 電荷転送部の駆動回路及び電荷転送部の駆動方法 - Google Patents

電荷転送部の駆動回路及び電荷転送部の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、CCD(Charge Coupled Device)などの容量性負荷を駆動する回路および駆動方法に関し、特に、2以上の駆動電圧を与える場合にその駆動電圧間の干渉を低減する電荷転送部の駆動回路および駆動方法に関する。
近年、CCDを搭載したビデオカメラでは、TV(テレビジョン)方式と無関係にカメラ部分を高速で撮像してスロー再生を行う要望が強く、また、CCDを搭載したデジタルスチルカメラでは、多画素化に伴い連写速度が低下してしまうことが問題視され、撮像素子の高速化が求められている。
図12は、CCDを用いた従来の撮像装置の構成およびCCDの駆動方法の例を示す。図12(a)は、インターライン転送(IT)方式のCCDを用いた撮像装置の要部を示す。図12に示す撮像装置30は、画素となる複数の受光センサ31がマトリクス(行列)状に配列され、各受光センサ列に対応して複数のCCD構造の垂直転送レジスタ33が形成され、各垂直転送レジスタ33の最終段に接続するようにCCD構造の水平転送レジスタ34が形成され、水平転送レジスタ34の後段に出力部36が接続されて構成される。
垂直転送レジスタ33は、1つの受光センサ31に2つの垂直転送電極が対応するように形成され、4相の垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV4で信号電荷を垂直方向に転送駆動するように構成される。すなわち、4つの転送電極32〔321、322、323、324〕に夫々垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV4が印加されるようになされる。この例では、受光センサ31の位置に対応して転送電極321、323が形成される。垂直方向の最終に位置する受光センサ31は、垂直転送パルスφV1が印加される転送電極321に対応している。
垂直転送レジスタ33は、最終段の1ビット分の転送電極(φV1〜φV4が印加される転送電極)321〜324を介して水平転送レジスタ34に接続される。各転送電極321〜324は、夫々各垂直転送レジスタ33に共通となるように、水平方向に延長して形成される。
水平転送レジスタ34は、各垂直転送レジスタ33に対応して2つの水平転送電極35〔351、352〕が対応するように成され、2相の水平駆動パルスφH1,φH2で信号電荷を水平方向に転送駆動するように構成される。
このCCD30では、受光センサ31において受光され光電変換して受光量に応じた信号電荷が蓄積される。この受光センサ31の信号電荷は、垂直ブランキング期間に受光センサ31から垂直転送レジスタ33へ読み出され、以後、水平ブランキング期間に1水平ライン毎の信号電荷が垂直転送され、いわゆる垂直ラインシフトが行われて、水平転送レジスタ34に転送される。そして、水平転送レジスタ34に転送された信号電荷は水平有効転送期間に水平方向に転送され、出力部36を通じて出力される。
従来のCCDにおける信号電荷の垂直ラインシフトは、TV方式の水平ブランキング期間Hb中に垂直転送パルス(φV1〜φV4)で転送駆動するように設計されていた。垂直ラインシフトの駆動タイミングを図12(b)に示す。図12(b)に示すように、信号電荷の垂直ラインシフトでは、水平ブランキング期間Hbにおいて、4相の垂直駆動パルスφV1〜φV4によって、例えばφV2,φV3に対応した転送電極322、323に待機していた信号電荷が水平転送レジスタ34へラインシフトされる。
すなわち、転送電極324の垂直駆動パルスφV4の立ち下がりで、水平転送レジスタ34の各水平駆動パルスφH1が印加される転送電極351へ信号電荷が転送される。なお、図示しないが垂直ラインシフト時の、水平ブランキング期間Hbの垂直転送電極321〜324に印加される各垂直駆動パスルφV1〜φV4の立ち上がりおよび立ち下がりの傾きΔV/ΔT(ΔVは電圧、ΔTは時間を指す)、いわゆるトランジェントスピード(ΔV/ΔT)は、垂直ブランキング期間に垂直転送電極321〜324に印加される垂直転送パルスφV1〜φV4のトランジェントスピード(ΔV/ΔT)と同じにしている。図12(b)では駆動パルスが垂直に立ち上がり、立ち下がる矩形パルスで示している。
一方、例えば、CCDを用いたビデオカメラの電子手ぶれ補正時の動作や、放送業務用のフレームインターライン転送(FIT)方式のCCDでは、垂直ブランキング期間に高速の垂直転送を必要としている。
また、CCD撮像素子において水平ブランキング期間に4相の垂直転送パルスによって垂直ラインシフトを行うことが、提案されている(例えば、特許文献1の図3参照)。
特開2000−138943号公報
ところで、従来、上述したCCDにおいては、垂直ラインシフトおよび垂直高速転送を、同一特性の垂直駆動走査回路、いわゆる垂直ドライバで駆動しており、一般的にスピードの速いCMOSタイプの垂直ドライバが用いられている。したがって、水平有効走査期間にこの垂直転送を行うと、垂直転送パルス(φV1〜φV4)が印加される瞬間に、CCD内でクロストークによるノイズが発生する。
つまり、水平有効走査期間中に垂直転送を行うとき、駆動波形の立ち上がりおよび立ち下がりでのトランジェントスピードが速い、すなわち垂直転送パルス(φV1〜φV4)の立ち上がりおよび立ち下がりの傾きΔV/ΔTが大きいため、CCD出力信号にクロストークノイズがのり、縦筋の画像ノイズが表われる。
駆動波形の高速なトランジェントスピードによる画質劣化(ノイズ発生)について、図13を参照してさらに説明する。図13は、CCDと従来の垂直ドライバの等価回路図である。
図13において、垂直ドライバ40は、それぞれ端子401,402に与えられる一定電圧V1,V2のいずれかを出力端子404から出力電圧Voutとして、CCD60に供給する。例えば、電圧V1はハイレベル、電圧V2はローレベルに設定される。
垂直ドライバ40では、端子403から制御信号Dinが入力され、そのレベルに応じて、レベルシフト回路(L/S)42または43から、スイッチ44または45をオンするための制御信号Vg1,Vg2が出力される。そして、スイッチ44がオンするときは、定常時の出力電圧Voutは電圧V1となり、スイッチ45がオンするときは、定常時の出力電圧Voutは電圧V2となる。
CCD60は、垂直ドライバ40の出力電圧Voutによって、電極601を介して駆動されるが、他の垂直ドライバや水平ドライバ(以下、ドライバ70)によっても電極602を介して駆動される。なお、図13において、R61は、CCD基板の等価抵抗を、C62,63は電極とCCD基板との間の等価容量を、C64は電極間の等価容量を、それぞれ示す。すなわち、CCD60は、垂直ドライバ40から見ると容量性負荷である。
ここで、図13に示した等価回路図において、出力電圧Voutのステップ応答(例えば、出力電圧Voutが0から電圧V1(電圧値V)まで上昇したとき)を求める。図14は、(a)出力電圧Voutのステップ応答を求めるための等価回路と、(b)その応答波形を示す図である。なお、図14(a)において、R44はスイッチ44の等価抵抗(等価インピーダンス)を示す。
図14(a)に示す等価回路において、出力電圧Voutのステップ応答を求めると以下の式(1)のようになる。特に、時刻t=0のときは、式(2)のようになる。
出力電圧Vout(t)=V・[1−(R44/(R44+R61))・exp(-t/(C62(R44+R61)))] …(1)
出力電圧Vout(0)=V・(R61/(R61+R44) …(2)
図14(b)には、R61=R44の場合とR61=0の場合の2つの例における出力電圧Voutの応答波形を示している。図14(b)に示すように、CCD基板の等価抵抗R61が0でない場合(通常0ではない)には、時刻t=0において、出力電圧Voutが急峻に立ち上がることがわかる。
また、CCD60では、電極601には上記式(1)で示す電圧が発生すると同時に、他方の電極602には、上記した出力電圧Voutの応答とは異なる応答をする駆動電圧が印加される。そして、電極601〜電極602間の結合容量であるC64とドライバ70の出力インピーダンスは微分回路を形成して、出力電圧Voutが電極602に影響を及ぼす(干渉する)。この影響は、特にt=0において出力電圧Voutが急峻に立ち上がる場合に顕著となる。
加えて、CCD基板の等価抵抗R61が0でない場合(通常0ではない)には、端子603に観測される電圧V603(t)は、以下の式(3)のようになり、同様にt=0において、容量C63を介して電極602に影響を及ぼす(干渉する)。また、この回路の時定数τ603を式(4)に示す。
603(t)=V・(R61/(R44+R61))・exp(-t/(C62(R44+R61))) …(3)
τ603=C62(R44+R61) …(4)
上記式(3)からV603(t)のステップ応答はt=0において、V・(R61/(R44+R61))の電圧だけ急激な傾きで立ち上がり、(C62(R44+R61)の時定数で収束する波形となることがわかる。
このように、1つの電極に対する駆動電圧の過渡的な変動が、他の電極に対する駆動電圧に干渉することで、例えばクロストークノイズなどの画質劣化が生ずる。したがって、従来は、この画質劣化を防止するために、垂直駆動(垂直転送)を水平有効走査期間でない期間(水平ブランキング期間)に行うことにしており、CCDにおける転送速度向上の妨げとなっている。
また、CCDにおける電極等価容量は、画素数や使用するプロセス、レイアウト形状に依存して大きく依存するため、ある特定のCCDに対して最適化された従来の垂直ドライバによる駆動電圧の過渡特性が他のCCDに対して必ずしも最適化されたものにはならない。したがって、CCDに応じて駆動電圧の過渡特性を簡便に制御できる方法が望まれる。
本発明は、上述の点に鑑み、CCDなどの容量性負荷に対して2以上の駆動電圧を与える場合に、その駆動電圧間の干渉を低減させた駆動回路および駆動方法を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するため成されたものである。すなわち、本発明は、垂直電荷転送部と水平電荷転送部との間に電荷を一時蓄積するバッファ部を備える固体撮像装置の前記垂直電荷転送部に対して2以上の複数の駆動電圧を与える駆動回路において、基準電流から、複数の駆動電圧のうち1つの駆動電圧に対応する所定の電流出力を行う少なくとも1つのカレントミラー回路と、この少なくとも1つのカレントミラー回路の電流出力を切り替えて電荷転送部に多値の駆動電圧を与えるためのスイッチ回路と、スイッチ回路によって複数の駆動電圧に対応する所定の電流出力を行う状態に切り替えを行う際に、基準電流の出力変化に所定の時定数を持たせる時定数回路とを備える。そしてその時定数の選定によって、電荷転送部に出力する駆動電圧の垂直転送パルスにおける立ち上がり時の時間ΔTの間の電圧変化および立ち下がり時の時間ΔTの間の電圧変化の傾きΔV/ΔTを小さくするものである。
このような本発明では、CCDなどの負荷に対して2以上の駆動電圧を与える場合に、ある基準電流からカレントミラー回路を通して電流出力する駆動方式であり、その電流をある任意の時定数で徐々にスイッチングさせることで駆動電圧のトランジェントスピードを低速にし、駆動電圧間の干渉を低減させることができる。
例えば、式(3)は図13においてVoutがステップ電圧波形で駆動された場合の端子603での応答を示しているが、本発明の駆動方式を用いて、ステップ駆動では無く、時定数(C62(R44+R61)より十分大きな時定数をもって駆動すれば、急峻な傾きの応答は無くなり、干渉を低減させることができる。
この駆動回路を電荷転送システムに適用するにあたり、垂直電荷転送部と水平電荷転送部との間に電荷を一時蓄積するバッファ部を設けることで、水平電荷転送部での電荷転送期間内であっても垂直電荷転送部で駆動電圧間の干渉を抑制した垂直電荷転送を行うことができるようになる。
したがって、本発明によれば、CCDなどの容量性負荷に対して2以上の駆動電圧を与える場合に、その駆動電圧間の干渉を低減させることが可能となる。また、本発明によれば、垂直駆動(垂直転送)を水平有効走査期間内に行った場合でも、画質の劣化を防止でき、システムの高速化を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
<第1の実施形態>
[撮像装置の全体構成]
図1は、本発明の撮像装置の一実施の形態を示す構成図である。図1は、インターライン転送(IT)方式のCCDを用いた撮像装置の要部を示す。
図1において、実施形態に係る撮像装置10では、画素となる複数の受光センサ11がマトリクス(行列)状に配列され、各受光センサ列に対応して複数のCCD構造の垂直転送レジスタ13が形成され、各垂直転送レジスタ13の最終段に接続するようにCCD構造の水平転送レジスタ14が形成され、水平転送レジスタ14の後段に出力部16および相関二重サンプリング(CDS)回路17が接続される。なお、toutは出力端子である。
垂直転送レジスタ13は、1つの受光センサ11に2つの垂直転送電極が対応するように形成され、4相の垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV4で信号電荷を垂直方向に転送駆動するように構成される。すなわち4つの転送電極12[121、122、123、124]に夫々垂直転送パルスφV1,φV2,φV3,φV4を印加するようにしている。本例では、受光センサ11の位置に対応して転送電極121、123が形成される。垂直方向の最終に位置する受光センサ11は、垂直転送パルスφV3が印加される転送電極123に対応している。
垂直転送レジスタ13は、最終段の転送電極(φV4が印加される転送電極)124の後段に形成したバッファ部であるストレージゲート部STGおよびホールドゲート部HLGを介して水平転送レジスタ14に接続される。各転送電極121〜124、ストレージゲート部STGの転送電極21およびホールドゲート部HLGの転送電極22は、夫々各垂直転送レジスタ13に共通となるように、水平方向に延長して形成されている。
水平転送レジスタ14は、各垂直転送レジスタ13に対応して2つの水平転送電極15[151、152]が対応するように成され、2相の水平駆動パルスφH1,φH2で信号電荷を水平方向に転送駆動するように構成される。
本実施の形態においては、特に、信号電荷の垂直転送レジスタ13における垂直転送、すなわち垂直ラインシフトを水平有効走査期間Hs中に行い、水平ブランキング期間Hbを短縮するようにしている。このため、上述したように垂直転送レジスタ13の最終段の転送電極124を有する転送部と水平転送レジスタ14との間にストレージゲート部STGとホールドゲート部HLGが設けられる。
垂直ラインシフト時には、転送電極121〜124に4相の垂直転送パルスφV1〜φV4を印加し、ストレージゲート部STGとホールドゲート部HLGに夫々ストレージゲート電圧φVSTGおよびホールドゲート電圧φVHLGを印加する。
図2は、CCD10の各駆動電圧波形を示すタイミングチャートである。本実施の形態においては、垂直ラインシフトを水平有効走査期間Hs中に行うため、CCD転送部内での垂直駆動パルスφV1〜φV4、すなわちそのクロック波形の立ち上がりおよび立ち下がり、いわゆるトランジェントによるクロストークノイズの影響を無くす。これは、本実施の形態では、図2(a)に示すように、垂直ラインシフトの垂直駆動パルスφV1〜φV4における立ち上がりおよび立ち下がりの傾きΔV/ΔT(ΔVはパルス電圧、ΔTは時間である)を小さくする、すなわちトランジェントスピードを遅くすることで実現する。
ここで、トランジェントスピードΔV/ΔTは、垂直転送パルスφV1〜φV4を印加したときに発生するクロストークノイズをCDS回路17で除去できる程度に低速とする。なお、垂直駆動パルスφV1〜φV4のトランジェントスピードΔV/ΔTを低下させるための具体的手法については、後に詳述する。
本実施形態に係る撮像装置では、各垂直駆動パルスのトランジェントスピードΔV/ΔTを低下させることで、図2に示すように、垂直駆動(図2(a)〜(d))と水平駆動(図2(g),(h))を同時に行うことができ、CCDにおける電荷転送速度を向上させている。
垂直駆動パルスφV1〜φV4のトランジェントスピードを遅くして実験を行ったところ、トランジェントスピードΔV/ΔTが、50mV/1nsec以下(但し、0を含まず)ならば、垂直ラインシフト時に発生する上記クロストークノイズがCDS回路17で除去され、水平有効走査期間Hs中に垂直ラインシフトを行っても固体撮像素子のCCD出力への画像ノイズ(縦筋)の影響を無くすことが確認された。すなわち、トランジェントスピードΔV/ΔTが50mV/1nsec以下(0を含まず)の垂直駆動パルスによるクロストークノイズは高い周波数成分がなく、CDS回路17で十分除去される。
因みに、従来の垂直ラインシフトの垂直転送パルスのトランジェントスピードΔV/ΔTは、約1V/1nsec程度あり、このような垂直転送パルスによるクロストークノイズは高い周波数成分が有りCDS回路では除去できない。
次に、CCD10の駆動方法について説明する。CCD10においては、受光センサ11で受光され光電変換されて、受光量に応じた信号電荷が受光センサ11に蓄積される。この受光センサ11の信号電荷は、垂直ブランキング期間に受光センサ11から垂直転送レジスタ13へ読み出された後、垂直ラインシフトによって1水平ライン毎の垂直転送が成される。この際、最下端に位置する受光センサ11に対応した信号電荷は垂直転送レジスタ13と水平転送レジスタ14間のストレージゲート部STGに転送される。
以後、ストレージゲート部STGに転送された電荷は水平ブランキング期間Hbでホールドゲート部HLGを介して水平転送レジスタ14に転送される。そして、水平転送レジスタ14に転送された信号電荷は水平有効走査期間Hsに水平方向に転送され、出力部16およびCDS回路17を通じて出力端子toutから出力される。
ここで、上述した、垂直ラインシフトは、水平転送レジスタ14内の信号電荷を水平方向に転送している水平有効走査期間Hsに行われ、ストレージゲート部STGまで転送される。信号電荷の水平転送レジスタ14への転送は、ストレージゲート電圧φVSTGとホールドゲージ電圧φVHLGとにより、ストレージゲート部STGから水平転送レジスタ14へ転送するだけでよいので、従来に比べて水平ブランキング期間Hbが短縮される。
また、垂直ラインシフト時に印加される垂直転送パルスφV1〜φV4のトランジェントスピードΔV/ΔTが遅いので、垂直ラインシフト時に発生するクロストークノイズは、低い周波数成分となり、前述したようにCDS回路17により十分除去されることになる。
[2値出力垂直ドライバと垂直電極の等価回路]
(図3、図4の説明)
以下、トランジェントスピードを低速にした2値出力垂直ドライバを実現するための手法について、等価回路を用いて説明する。
図3は、本発明の駆動回路の一実施形態としての垂直ドライバ50aと、その駆動対象であるCCD60とを示す等価回路図である。垂直ドライバ50aは、例えば図1に示した垂直転送パルスφV1〜φV4を発生させ、CCD60は、例えばこれらの垂直転送パルスが印加される垂直転送電極121〜124を含む。図3では、モデル化の容易のため、垂直ドライバ50aは1つの垂直転送パルス(出力電圧Vout)のみを生成するが、CCD60は、複数のドライバによって駆動される(例えば、ドライバ70)。
[2値出力ドライバ50aの構成]
実施形態に係る垂直ドライバ50aは、基準電流源530、531とトランジスタ(580、581)および(582,583)で構成されるカレントミラー回路と電流をゆっくり切り替えるためのスイッチ570〜573と時定数回路540、541とスイッチのオン−オフ電圧を生成するためのレベルシフタ520、521と論理回路51とを備えている。
[2値出力ドライバ50aのスイッチ制御説明]
図3における実施形態に係る垂直ドライバ50aの入力端子503には入力信号Dinが接続され、入力端子503には論理回路51、レベルシフタ520の入力端子が接続され、論理回路51の出力はレベルシフタ521の入力端子が接続される。
ここで、論理回路51はインバータであり、入力の反転信号を出力する。またレベルシフタ520、521は入力信号をスイッチのオン・オフに可能なレベルに変換し、非反転、反転出力する。レベルシフタ520の非反転出力はスイッチ570、574のゲートに、反転出力はスイッチ571のゲートに接続され、レベルシフタ521の非反転出力はスイッチ572、575のゲートに、反転出力はスイッチ573のゲートに接続される。
入力されるDin信号がHighレベル(以下Hとする)の時、前述の回路構成からスイッチ570、574、573がオンとなり、スイッチ571、575、572がオフとなる。入力されるDin信号がLowレベル(以下Lとする)の時、前述の回路構成からスイッチ570、574、573がオフなり、スイッチ571、575、572がオンとなる。
図3における実施形態に係る垂直ドライバ50aでは、基準電流源530、531は各々スイッチ574と575の片方の端子に接続され、スイッチ574、575のもう一方の端子は時定数回路540と541の入力に接続されている。時定数回路540と541の出力は各々カレントミラー回路CM0、CM1の入力に接続される。カレントミラー回路CM0、CM1の出力は垂直ドライバ50aの出力端子504に接続され、Vout信号としてCCD60に接続される。
[時定数回路の説明]
時定数回路540、541は例えば図4にあるようなRC回路で入力端子と出力端子の間に抵抗R50が接続され、出力端子とGNDとの間に容量C50が接続されている。この回路のステップ応答Vs(t)は入力電圧をViとすると式(5)で、時定数τは式(6)で表される。
また、本発明のポイントは、式(4)と式(6)で示される時定数の関係を式(7)のように選択することによって駆動電圧間の干渉を低減させることにある。
Vs(t)=Vi・[1−exp(-t/(R50・C50))] …(5)
τ=R50・C50 …(6)
τ603<τ …(7)
ここで抵抗R50、容量C50は寄生の抵抗、容量であっても良い。
[スイッチ付きカレントミラー回路の説明]
図3における実施形態に係る垂直ドライバ50aでP型トランジスタ(580、581)およびN型トランジスタ(582,583)は各々対になってカレントミラー回路を構成する。P型トランジスタ(580、581)およびN型トランジスタ(582,583)のソース、バルクは各々端子501、502に接続されることによりV1、V2の電圧が入力される。
カレントミラー回路CM0、CM1の入力端子CM01、CM11は各々トランジスタ580、582のドレイン、ゲートおよびスイッチ570、572の片方の端子に接続されている。スイッチ570、572のもう一方の端子には各々トランジスタ581、583のゲートとスイッチ571、573の片方の端子に接続され、スイッチ571、573のもう一方の端子には垂直ドライバ50aの端子501、502に接続されることによってV1、V2の電圧が入力される。
カレントミラー回路CM0、CM1の出力でもある、トランジスタ581、583のドレインは垂直ドライバ50aの出力端子504からVout信号として出力される。
[2値出力垂直ドライバ50aの動作説明]
(電圧V1を出力する場合)
以上の様な接続構成をとることで、垂直ドライバ50aの入力端子503に接続されたDin信号がLレベルからHレベルに切り替わる時、スイッチ574、570、573がオン、スイッチ571、575、572がオフとなって電流源530の電流が時定数回路540を通してゆっくりとカレントミラーCM0に流れ込み、Vout電圧が電圧V1よりトランジスタ580、581のオーバードライブ電圧を超えて低い飽和領域ではP型トランジスタ580と581のサイズ比で電圧V1からミラーされた電流が垂直ドライバ50aの出力端子504からVout信号としてゆっくりと電流出力される。
ここで、オーバードライブ電圧はトランジスタのゲート電圧からトランジスタの閾値を減算したものである。
Vout信号はCCD60の入力端子601に接続されている。垂直ドライバ50aから出力された電流IoutはCCD60の入力端子601のインピーダンスが通常容量負荷C62が支配的であるため、式(8)様な時間軸上にIoutをC62で除算した傾きを持ったVout電圧となる。
Vout(t)=(Iout/C62)・t …(8)
この時、Ioutは式(7)で選択された時定数τを持つ時定数回路540を通すことによって小さな傾きになるので電圧Voutのトランジェントスピードを低速にすることで、CCDなどの負荷に対して2以上の駆動電圧を与える場合に、その駆動電圧間の干渉を低減させることが可能である。
Vout電圧がトランジスタ580、581のオーバードライブ電圧より高い三極管領域ではトランジスタのコンダクタンスがリニアに減少するため出力電流も減少し、最終的なVout電圧はV1に収束する。また、この時カレントミラー回路CM1からは電流出力されない。
(電圧V2を出力する場合)
同様に、垂直ドライバ50aの入力端子503に接続されたDin信号がHレベルからLレベルに切り替わる時、スイッチ571、575、572が、オン、スイッチ574、570、573がオフとなって電流源531の電流が時定数回路541を通してゆっくりとカレントミラーCM1に流れ込み、Vout電圧が電圧V2よりトランジスタ582、583のオーバードライブ電圧を超えて高い飽和領域では、N型トランジスタ582と583のサイズ比で電圧V2からミラーされた電流が垂直ドライバ50aの出力端子504からVout信号としてゆっくりと電流出力される。
Vout電圧は電圧V2より高いところで前述と同様トランジェントスピード低速になるため、CCDなどの負荷に対して2以上の駆動電圧を与える場合に、その駆動電圧間の干渉を低減させることが可能である。
Vout電圧がトランジスタ582、583のオーバードライブ電圧より低い三極管領域ではトランジスタのコンダクタンスがリニアに減少するため出力電流も減少し、最終的なVout電圧はV2に収束する。
また、この時カレントミラー回路CM0からは電流出力されない。本発明の撮像装置によれば、垂直駆動(垂直転送)を水平有効走査期間でない期間に行った場合でも、画質の劣化を防止でき、システムの高速化を図れる。
[2値出力垂直ドライバ50aの問題点1]
図3で示した本発明の垂直ドライバ50aの第1の問題点とそれを解決する本発明の垂直ドライバ50c(図6参照)について説明する。
図3で示した本発明の垂直ドライバ50a出力電圧Voutは式(8)から解る様に垂直ドライバ50a出力電流IoutとCDD60の負荷容量C62の比で傾きが決定する。したがって、品種によって電極容量が大幅に異なるさまざまなCCDは各々異なる値のC62を持つため、垂直ドライバ50a出力電流Ioutが一定であれば、電圧Voutは品種によって電極容量が大幅に異なるさまざまなCCDによって各々異なる傾きになる。そのためCCDによっては本件の問題であったCCDに対して2以上の駆動電圧を与える場合にその駆動電圧間の干渉を十分に低減できない可能性がある。
図6はこの問題に対して同一回路を用いながら最適条件で駆動することが可能とする実施例である。
[2値出力垂直ドライバ50aの問題点1を解決する手段]
図6は、本発明の駆動回路の一実施形態としての垂直ドライバ50cと、その駆動対象であるCCD60とを示す等価回路図である。
垂直ドライバ50cは、例えば図1に示した垂直転送パルスφV1〜φV4を発生させ、CCD60は、例えばこれらの垂直転送パルスが印加される垂直転送電極121〜124を含む。図3では、モデル化の容易のため、垂直ドライバ50cは1つの垂直転送パルス(出力電圧Vout)のみを生成するが、CCD60は、複数のドライバによって駆動される(例えば、ドライバ70)。
垂直ドライバ50cは、図3で示した垂直ドライバ50aの電流源530、531を削除し、スイッチ574、575の片方の端子に電流DAC(Digital to Analog Converter)550、551の出力を接続されている。電流DAC550、551の入力は各々垂直ドライバ50cの入力端子505、506に接続され、DA1in、DA2in信号が入力される。電流DAC550、551には、DA1in、DA2in信号に対応する電流が出力される。
垂直ドライバ50cは、図3で示した垂直ドライバ50aの電流源530、531を電流DACに置き換えることでカレントミラー回路に送り込む電流を可変し、電流DACの入力信号DA1in、DA2inに対応した電流をミラー出力することで垂直ドライバ50cの出力電流を制御可能とした垂直ドライバである。
[効果]
この形態を取ることで品種によって電極容量が大幅に異なるさまざまなCCDに対して同一回路を用いながら最適条件で駆動することが可能である。
[2値出力垂直ドライバ50aの問題点2]
図3で示した本発明の垂直ドライバ50aの第2の問題点とそれを解決する本発明の垂直ドライバ50f(図8参照)について説明する。
図3で示したVまたはHドライバ70がCCD60の電極602を駆動した際に、電極601〜電極602間の結合容量であるC64と、垂直ドライバ50aの出力インピーダンスは微分回路を形成して、VまたはHドライバ70の出力電圧が電極601に影響を及ぼす(干渉する)。
この際、カレントミラー出力である垂直ドライバ50aの出力インピーダンスは、CMOS駆動回路出力インピーダンスと比較して高い値となり、出力インピーダンス間に発生する干渉するノイズレベルも高くなる。
図8に示す本発明の垂直ドライバ50fではこの問題に対して出力にV1もしくはV2が出力され、かつ遷移していない時、カレントミラー回路の最終出力トランジスタゲートにスイッチを介して任意の電圧にすることにより低い出力インピーダンスを実現することによって干渉するノイズレベルを低減する。
[2値出力垂直ドライバ50aの問題点2を解決する手段]
図8は、本発明の駆動回路の一実施形態としての垂直ドライバ50fと、その駆動対象であるCCD60とを示す等価回路図である。
垂直ドライバ50fは、例えば図1に示した垂直転送パルスφV1〜φV4を発生させ、CCD60は、例えばこれらの垂直転送パルスが印加される垂直転送電極121〜124を含む。図8では、モデル化の容易のため、垂直ドライバ50fは1つの垂直転送パルス(出力電圧Vout)のみを生成するが、CCD60は、複数のドライバによって駆動される(例えば、ドライバ70)。
[2値出力垂直ドライバ50fの説明]
垂直ドライバ50fは、図3で示した垂直ドライバ50aのカレントミラー回路の最終出力トランジスタ581、583のゲートに、各々スイッチ576、577の片方の端子が接続される。スイッチ576、577のもうー方の端子には垂直ドライバ50fの電圧入力端子503、504が接続され、電圧V3、V4が入力される。
垂直ドライバ50fの入力端子505、506は各々レベルシフタ522、523に接続され、スイッチに必要なレベルまでレベルシフトした電圧をレベルシフタ522,523の出力端子から出力する。
レベルシフタ522、523の出力端子はスイッチ576、577のゲートに接続される。垂直ドライバ50fの入力端子505、506は制御信号LZ1in、LZ2inに接続され、スイッチ576、577の制御を行っている。
図8に示す本発明の垂直ドライバ50fでは入力端子503から入力信号DinのHレベル、出力にV1が出力され、かつ遷移していない時、制御信号LZ1inがHレベルになるとスイッチ576を介して最終トランジスタ581のゲートと垂直ドライバ50fの電圧入力端子503が接続される。
電圧入力端子503には、最終トランジスタ581を十分に低いオン抵抗になる電圧が入力される。したがって、垂直ドライバ50fの出力インピーダンスは低く保たれる状態にあるため、この時VまたはHドライバ70が遷移することでCCD60の電極601〜電極602間の結合容量であるC64を介して干渉するレベルを低減することができる。
図8に示す本発明の垂直ドライバ50fでは入力端子503から入力信号DinのLレベル、出力にV2が出力され、かつ遷移していない時、制御信号LZ2inがHレベルになるとスイッチ577を介して最終トランジスタ583のゲートと垂直ドライバ50fの電圧入力端子504が接続される。
電圧入力端子504には、最終トランジスタ583を十分に低いオン抵抗になる電圧が入力される。したがって、垂直ドライバ50fの出力インピーダンスは低く保たれる状態にあるため、この時VまたはHドライバ70が遷移することでCCD60の電極601〜電極602間の結合容量であるC64を介して干渉するレベルを低減することができる。
[効果]
この特徴を有することにより、出力インピーダンスを下げることで干渉の影響を受けにくいドライバ特性を実現できる。
[2値出力垂直ドライバ50aの問題点3]
図3で示した本発明の垂直ドライバ50aの第3の問題点とそれを解決する本発明の垂直ドライバ50h(図11参照)について説明する。
図3で示したが垂直ドライバ50aの入力端子503に接続されたDin信号がLレベルからHレベルに切り替わる時、スイッチ574、570、573がオン、スイッチ571、575、572がオフとなって電流源530の電流が時定数回路540を通してゆっくりとカレントミラーCM0に流れ込み、Vout電圧が電圧V1よりトランジスタ580、581のオーバードライブ電圧を超えて低い飽和領域ではP型トランジスタ580と581のサイズ比で電圧V1からミラーされた電流が垂直ドライバ50aの出力端子504からVout信号としてゆっくりと電流出力される。
ここで問題となるのは、Din信号がLレベルからHレベルに切り替わってからVoutに電流出力される時間までの遅延時間である。この回路で遅延時間の支配的な部分は時定数回路540とカレントミラーCM0内トランジスタ580に関係する。時定数回路540の出力電圧つまりカレントミラーCM0内トランジスタ580のゲート電圧は、Din信号がLレベルの時、スイッチ574、570がオフで電流源530から電流が供給されないため、V1のレベルに近い値となっている。
その後、Din信号がLレベルからHレベルになった時、スイッチ574、570がオンとなり、時定数回路540の出力電圧つまりカレントミラーCM0内トランジスタ580のゲート電圧は時定数回路540の時定数でゆっくりと下がり(トランジスタ580がオンする方向)始める。
しかしながら、カレントミラーは直ちに電流出力する訳では無く、カレントミラーCM0内トランジスタ580のゲート電圧がV1のレベルからトランジスタ580の閾値V1thを超えるまでの遅延時間後に電流出力することになる。
この遅延時間は10μsec程度になる場合もあり、システム上問題になることがある。また電圧V2を出力する時にも同様に前述した遅延時間が問題となる。
[2値出力垂直ドライバ50aの問題点3を解決する手段]
問題を整理すると、Din信号がLレベルからHレベルに切り替わる時で、かつ時定数回路540の出力傾きΔVtc/Δtであり、かつDin信号がLレベルの時のトランジスタ580のゲート電圧Vs(図3の回路ではV1付近になる。)からトランジスタ580の閾値電圧V1thを差し引いた電圧(Vs−V1th)が0を超えている場合、遅延時間Tdは式(9)で表される。また(Vs−V1th)が0以下では式(10)の様に遅延時間Tdは0になる。
(Vs−V1th)>0の場合
Td=|Vs−V1th|・Δt/ΔVtc …(9)
(Vs−V1th)≦0の場合
Td=0 …(10)
式(9)からDin信号がLレベル時のトランジスタ580のゲート電圧VsをV1thに近づけられるならば遅延時間Tdは小さくなることがわかる。
これらの遅延時間を削減させた実施例である図11について説明する。図11に示す回路では、図3の電流源530、531の各々の出力に微小な電流を出力する電流源532、533が設けられている。
以上の様な構成を取ることでDin信号がLレベル時、電流源532から微小な電流を出力し、時定数回路540を通してカレントミラー回路CM0に入力する。したがって、トランジスタ580のゲート電圧はトランジスタ580の閾値電圧V1thをわずかに超えた電圧に留まる。
その後Din信号がLレベルからHレベルに切り替われば式(10)で表される様に(Vs−V1th)≦0となり、遅延時間Tdは0となる。この特徴を有することにより、電流出力遅延時間を少なくなり、より高速なシステム構築が可能になる。
[3値出力垂直ドライバ50bと垂直電極の等価回路]
その他の本発明実施例を図5に示す。図5は、本発明の駆動回路の一実施形態としての3値出力垂直ドライバ50bと、その駆動対象であるCCD60とを示す等価回路図である。
垂直ドライバ50bは、例えば図1に示した垂直転送パルスφV1〜φV4を発生させ、CCD60は、例えばこれらの垂直転送パルスが印加される垂直転送電極121〜124を含む。図5では、モデル化の容易のため、垂直ドライバ50bは1つの垂直転送パルス(出力電圧Vout)のみを生成するが、CCD60は、複数のドライバによって駆動される(例えば、ドライバ70)。
図3で示した垂直ドライバ50aはV1およびV2の2値出力であるのに対して、図5に示した垂直ドライバ50bはV1、V2、V3の3値を出力する機能を持つ。
[3値出力垂直ドライバの説明]
図5の垂直ドライバ50bの中で図3の垂直ドライバ50aに対して追加、および変更になる部分を説明する。図5の垂直ドライバ50bはV1、V2に加えてV3を出力するために、入力端子507に入力電圧V3が接続され、端子507はPMOSトランジスタ584のソースと、バルクが接続される。
PMOSトランジスタ584のドレインには垂直ドライバ50bの出力端子504が接続され、Vout信号としてCCD60を駆動する。V1、V2、V3の3値を出力するために入力信号Din1、Din2、Din3が各々垂直ドライバ50bの入力端子503、505、506に接続される。
垂直ドライバ50bの入力端子503、505、506には各々レベルシフタ520、521、522の入力端子に接続される。レベルシフタ522の反転出力端子はV3電圧を出力するためのPMOSトランジスタ584のゲートに接続され、PMOSトランジスタを駆動する。レベルシフタ520、521、電流源530、531、時定数回路540、541、カレントミラー回路CM0、CM1を含む領域50b0において、図3と同じ回路になる。
ここで、入力信号Din1がHレベルで、Din2、Din3がLレベルの時は出力端子504から出力されるVout信号は図3の垂直ドライバ50aで説明した様にV1となる。
また、入力信号Din2がHレベルで、Din1、Din3がLレベルの時は出力端子504から出力されるVout信号は図3の垂直ドライバ50aで説明した様にV2となる。
V1、V2を出力する際はトランジェントスピード低速にする機能を備え、CCDなどの負荷に対して2以上の駆動電圧を与える場合に、その駆動電圧間の干渉を低減させることが可能である。
また、入力信号Din3がHレベルで、Din1、Din2がLレベルの時は出力端子504から出力されるVout信号はPMOSトランジスタ584によってトランジェントスピード高速に電圧V3となる機能を備える。図5の構成を用いることで垂直ドライバ50bは電圧V1、V2、V3の3値出力が可能になる。
[3値出力垂直ドライバ50bの問題点1]
本発明回路の第1の問題点として、従来から使用されていたCMOS駆動の垂直ドライバと比較して定電流源、時定数回路、カレントミラー回路などを必要するため面積が大きくなる傾向にある。そこで、最終出力トランジスタ以前の回路を共通化することで回路の縮小したドライバについて提案する。
[3値出力垂直ドライバ50bの問題点1を解決する手段]
例えば、図7は回路を共通化することで面積を削減した実施例である。ただし、図7に示された回路の条件は、CCD60を駆動する図5に示した3値出力機能と同等の機能を持った2つの垂直ドライバであって、V1およびV2を出力する位相は同じであるが、V3を出力する位相のみ異なる場合となる。
図7は、本発明の駆動回路の一実施形態としての垂直ドライバ50d、50eと、その駆動対象であるCCD60とを示す等価回路図である。
[3値出力垂直ドライバ50d、50eの説明]
垂直ドライバ50d、50eは、例えば図1に示した垂直転送パルスφV1〜φV4を発生させ、CCD60は、例えばこれらの垂直転送パルスが印加される垂直転送電極121〜124を含む。
図7に示した垂直ドライバ50dは図5に示した垂直ドライバ50bからPMOSトランジスタ581、583ゲート電圧を各々出力端子508、509に基準電圧Ref1、Ref2として出力した回路である。
また、図7に示した垂直ドライバ50eは図7の垂直ドライバ50dからレベルシフタ520、521、定電流源530、531、時定数回路540、541およびカレントミラー回路CM0内のPMOSトランジスタ580、カレントミラー回路CM1内のNMOSトランジスタ582、スイッチ570−575を含む領域50d0を削除した変わりに、電圧V1、V2を出力するためのPMOSおよびNMOSトランジスタのゲート電圧Ref1、Ref2を垂直ドライバ50dから垂直ドライバ50eの各々入力端子508、509へ接続、さらに入力端子508、509から各々垂直ドライバ50eのPMOSトランジスタ581のゲート、垂直ドライバ50eのNMOSトランジスタ583のゲートに接続することによって、本来50d0で示した領域が2つ必要であったものを1つに共通化することで面積削減を実現した実施例である。
[効果]
この特徴を有することにより、回路面積の削減のほか、消費電力の削減、ドライバ間の特性誤差の削減、コスト削減が可能である。
[3値出力垂直ドライバ50bの問題点2]
図5に示した3値出力垂直ドライバ50bの第2の問題点について説明する。図5に示した垂直ドライバ50bに入力される電圧V1、V2、V3には、V2<V1<V3の関係があるものとする。
図5に示した垂直ドライバ50bで出力しようとする電圧がV1<V3かつ、出力電圧Voutに電圧V3を出力しようとしている場合、カレントミラー回路CM0内PMOSトランジスタ581のバルク電圧Vbとドレイン電圧Vdに着目すると、その接続からVb=V1、Vd=V3となり、Vb<Vdの関係になる。
ここで、PMOSトランジスタの構造はドレインをアノード、バルクをカソードとするダイオード構造形成している。したがって、(バルク電圧Vb+ダイオード閾値Vt)<(ドレイン電圧Vd)になるとダイオードに順方向電流が流れ、PMOSトランジスタ581のオン抵抗がPMOSトランジスタ584のオン抵抗より低くなるため、出力電圧Voutに電圧V3を出力しようとしても、電圧V3は(バルク電圧Vb+ダイオード閾値Vt)つまり、(電圧V1+ダイオード閾値Vt)以上の電圧は出力されない問題がある。
[3値出力垂直ドライバ50bの問題点2の解決手段]
この問題を解決するために、出力電圧Voutに電圧V3を出力する際にPMOSトランジスタ581のバルク電圧VbをV3もしくはVoutに接続することによって、PMOSトランジスタ581の(ドレイン電圧Vd)<(バルク電圧Vb+ダイオード閾値Vt)で動作し、結果的に出力電圧Voutが電圧V3まで出力できる回路を図9、図10に示す。
[3値出力垂直ドライバ50gの説明]
図9は、本発明の駆動回路の一実施形態としての垂直ドライバ50gと、その駆動対象であるCCD60とを示す等価回路図である。
垂直ドライバ50gは、例えば図1に示した垂直転送パルスφV1〜φV4を発生させ、CCD60は、例えばこれらの垂直転送パルスが印加される垂直転送電極121〜124を含む。図9では、モデル化の容易のため、垂直ドライバ50gは1つの垂直転送パルス(出力電圧Vout)のみを生成するが、CCD60は、複数のドライバによって駆動される(例えば、ドライバ70)。
図9に示した垂直ドライバ50gは図5に示した垂直ドライバ50bのカレントミラー回路CM0内PMOSトランジスタ580、581のバルク電圧Vbを電圧V1で無く、バルク制御回路56の出力と接続された回路である。バルク制御回路56の入力端子には電圧V1、V3、Vout、Din1、Din2、Din3が接続される。
図10はバルク制御回路56を示している。図10で入力電圧Din1、Din2、Din3は各々バルク制御回路56の入力端子505、506、507に接続され、入力端子505、506、507はレベルシフタ561の入力に接続されている。
レベルシフタ561の出力信号56aはスイッチ562、出力信号56bはスイッチ563、出力信号56cはスイッチ564のゲートに接続されている。レベルシフタ561は前述のスイッチ562、563、564の駆動可能な電圧を出力する。
図10で入力電圧V1、V3、Voutは各々バルク制御回路56の入力端子501、503、502に接続され、入力端子501、503、502は各々スイッチ564、562、563の片側に接続されている。
スイッチ564、562、563のもう一方はバルク制御回路56の出力端子504と接続され、バルク制御回路56の出力信号Bulkとして出力される。
[バルク制御回路56の説明]
ここで図9および図10に示したバルク制御回路56について説明する。入力信号Din3がHレベルで、Din1、Din2がLレベルの時は垂直ドライバ50gの出力端子504から電圧V3がVout信号に出力される。この時、バルク制御回路56はスイッチ562がオン、スイッチ563、564がオフとなり、バルク制御回路の出力電圧Bulkは電圧V3が出力される。
したがって、図9の垂直ドライバ50g内PMOSトランジスタ581のドレイン電圧Vd=バルク電圧Vb=V3となり、問題となっていた順方向電流が発生しないため問題は発生しない。
さらに、この状態から入力信号Din1がHレベルで、Din3、Din2がLレベルに変化し、垂直ドライバ50gの出力信号Voutが電圧V3から電圧V1に遷移収束する時は、バルク制御回路のスイッチ563がオン、スイッチ562、564がオフとなり、バルク制御回路の出力電圧Bulkは電圧Voutが出力される様に制御される。
この様に垂直ドライバ50gの出力信号Voutが電圧V3からV1に遷移する段階でバルク制御回路の出力電圧Bulkを電圧V1で無く電圧Voutに制御する理由は、本発明の意図からVout低速のトランジェントスピードとなり、バルク制御回路の出力電圧BulkつまりはPMOSトランジスタ581のバルク電圧Vbを高速でV1にすることで、PMOSトランジスタ581のバルク電圧Vb<ドレイン電圧Vdとなり、バルク−ドレイン間で順方向電流が流れることを防止するためである。
その他に入力条件である入力信号Din2がHレベルで、Din1、Din3がLレベル時と、この状態から入力信号Din1がHレベルで、Din2、Din3がLレベル時、つまり垂直ドライバの出力信号Voutが電圧V2出力または電圧V2からV1に遷移収束する場合は、バルク制御回路のスイッチ564がオン、スイッチ562、563がオフとなりバルク制御回路の出力電圧Bulkは電圧V1が出力される様に制御される。
したがって、この様なPMOSトランジスタのバルク電圧Vb=V1、ドレイン電圧Vd=V2もしくはドレイン電圧Vd=V1となり、電圧V2<V1の関係からバルク-ドレイン間で順方向電流が流れる問題を防止できる。
[効果]
この特徴を有することにより、図5に示した垂直ドライバ50bの問題点であった電圧V3が(電圧V1+ダイオード閾値Vt)以上の電圧は出力されない問題を解決することで出力電圧のダイナミックレンジを大きくなり、品種によって電極容量が大幅に異なるさまざまなCCDに対応できるようになる。
実施形態に係るCCDの構成図である。 実施形態に係るCCDの各駆動電圧波形を示すタイミングチャートである。 実施形態に係る2値出力垂直ドライバと、その駆動対象であるCCDとを示す等価回路図である。 時定数回路の例を示す回路図である。 実施形態に係る3値出力垂直ドライバと、その駆動対象であるCCDとを示す等価回路図である。 実施形態に係る2値出力垂直ドライバの応用例を説明する等価回路図である。 実施形態に係る3値出力垂直ドライバの応用例を説明する等価回路図である。 実施形態に係る2値出力垂直ドライバの応用例を説明する等価回路図である。 実施形態に係る3値出力垂直ドライバの応用例を説明する等価回路図である。 バルク制御回路の例を示す回路図である。 実施形態に係る2値出力垂直ドライバの応用例を説明する等価回路図である。 従来のCCDの構成およびその駆動方法の例を示す図である。 CCDと従来の垂直ドライバの等価回路図である。 従来の垂直ドライバの出力電圧のステップ応答を求めるための等価回路とステップ応答波形を示す図である。
符号の説明
10,30,60…CCD、40,50,50a,50b,50c,50d,50e,50f,50g,50h…垂直ドライバ、70…ドライバ、540,541…時定数回路、570,571,572,573,574,575…スイッチ、CM0,CM1…カレントミラー回路

Claims (4)

  1. 垂直電荷転送部と水平電荷転送部との間に電荷を一時蓄積するバッファ部を備える固体撮像装置の前記垂直電荷転送部に対して2以上の複数の駆動電圧を与える駆動回路において、
    基準電流から、前記2以上の複数の駆動電圧のうち1つの駆動電圧に対応して所定の電流出力を行う少なくとも1つのカレントミラー回路と、
    前記少なくとも1つのカレントミラー回路の電流出力を切り替えて前記電荷転送部に前記複数の駆動電圧を与えるためのスイッチ回路と、
    前記スイッチ回路によって前記複数の駆動電圧のうち一の駆動電圧から他の駆動電圧に対応する前記所定の出力を行う状態に切り替えを行う際に、前記基準電流の変化に所定の時定数を持たせる時定数回路と、を備え、
    前記時定数の選定によって、前記電荷転送部に出力する駆動電圧の垂直転送パルスにおける立ち上がり時の時間ΔTの間の電圧変化および立ち下がり時の時間ΔTの間の電圧変化の傾きΔV/ΔTを小さくするものであり、
    前記スイッチ回路で電流を切り替える際に前記カレントミラー回路に微小電流を流して回路閾値付近のゲート電圧を保つ回路を備えた
    電荷転送部の駆動回路。
  2. 前記垂直電荷転送部と前記水平電荷転送部で転送された電荷を出力する出力部に接続された相関二重サンプリング回路を備え、
    前記傾きΔV/ΔTは、前記複数の駆動電圧を印加したときに発生するクロストークノイズが前記相関二重サンプリング回路で除去される範囲となるように選定される請求項1記載の電荷転送部の駆動回路。
  3. 垂直電荷転送部と水平電荷転送部との間に電荷を一時蓄積するバッファ部を備える固体撮像装置の前記垂直電荷転送部に対して2以上の複数の駆動電圧を与える駆動方法において、
    基準電流から少なくとも1つのカレントミラー回路を通して電流出力し、その電流出力をスイッチ回路によって切り替えて前記電荷転送部に前記複数の駆動電圧のうちの一の駆動電圧を与える際、前記基準電流の電流変化に、前記駆動電圧の垂直転送パルスにおける立ち上がり時の時間ΔTの間の電圧変化および立ち下がり時の時間ΔTの間の電圧変化の傾きΔV/ΔTを小さくするように時定数を持たせるものであり、
    前記基準電流を切り替える際に前記カレントミラー回路に微小電流を流して回路閾値付近のゲート電圧を保つようにした
    電荷転送部の駆動方法。
  4. 前記垂直電荷転送部と前記水平電荷転送部で転送された電荷を出力する出力部に接続された相関二重サンプリング回路を備えた場合に、
    前記傾きΔV/ΔTを、前記複数の駆動電圧を印加したときに発生するクロストークノイズが相関二重サンプリング回路で除去される範囲となるように選定する請求項3記載の電荷転送部の駆動方法。
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