JPH11308531A - 固体撮像装置とその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置とその駆動方法

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JPH11308531A
JPH11308531A JP10115613A JP11561398A JPH11308531A JP H11308531 A JPH11308531 A JP H11308531A JP 10115613 A JP10115613 A JP 10115613A JP 11561398 A JP11561398 A JP 11561398A JP H11308531 A JPH11308531 A JP H11308531A
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勇武 上野
Toru Koizumi
徹 小泉
Tetsunobu Kouchi
哲伸 光地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像装置の画素アンプの最大取扱い電荷
量Qsatを増加し、S/Nを高め、画質に優れた高品
質の読み取り画像信号を得ることを課題とする。 【解決手段】 画素部に光電変換素子と、前記光電変換
素子で発生する光電変換信号をゲート電極に入力する電
界効果トランジスタと、前記光電変換素子と前記電界効
果トランジスタのゲート電極との導通を制御する転送ス
イッチを有する固体撮像装置において、前記光電変換素
子から前記電界効果トランジスタのゲート電極への光電
変換信号の読み出しを、前記電界効果トランジスタのゲ
ート下に反転層が形成されている状態で行うことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置及び
その駆動方法に関し、特徴的には画素アンプの最大取り
扱い電荷量(Qsat)を増加する固体撮像装置及びその
駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光電変換信号をCCD(電荷結合
素子)ではなく、MOSトランジスタによって読み出す
CMOSイメージセンサと呼ばれるイメージセンサの研
究開発が活発となっている。このCMOSイメージセン
サはCMOSロジックLSIプロセスによって作成可能
で、周辺回路のオンチップ化が容易であること、低電圧
駆動、低消費電力などの点から、とくに携帯用途向けの
イメージセンサとして期待されている。このCMOSイ
メージセンサの光電変換素子はフォトダイオードから成
り、これらは全体的にCMOSロジックLSIプロセス
により製造されることから、周辺回路を含めて、CMO
Sセンサ又はCMOSイメージセンサと称している。
【0003】CMOSイメージセンサは画素内に1個以
上のMOSFETを持つ。このうち、光電変換信号をゲ
ート電極の入力とする増幅用MOSFETを画素内に設
けたものは、光電変換素子で発生したキャリアを一定時
間蓄積して信号として読み出すことができるため、高感
度タイプの撮像装置に用いられている。
【0004】CMOSイメージセンサの研究開発初期に
おいては、画素内に形成されるトランジスタの特性ばら
つきによる固定パターンノイズが大きく、良好なS/N
比を得ることができないと思われてきたが、その後固定
パターンノイズを効果的に解消する方式がいくつか提案
されている。例えば特開平4−61573号公報では、
図14に示すように容量クランプ回路を用いた読み出し
回路が提案されている。この固体撮像装置の動作を、図
13に示す駆動タイミング・チャートを用いて説明す
る。なお、回路要素および印加パルス、印加電圧の名称
は特開平4−61573号公報と同様である。
【0005】まずフォトダイオードD1からの信号読み
出しに先立って、端子CR1,CR2,CS1にパルス
を印加することによって、MOSスイッチQ16をオン
して、垂直信号線VL3はGNDレベルに、容量C1,
C3はともにVSSにリセットされる。その後、端子C
R1のパルスをローレベルにし、端子RSにパルスを印
加することによって、増幅用MOSFETQ2のゲート
は電圧VRSにリセットされる。そしてリセットパルス
RSをローレベルにした後、端子V3にハイレベルのパ
ルスを印加すると、選択MOSFETQ3をオンして、
増幅MOSFETQ2のドレインに動作電圧VDDが供
給され、これにより、Q2のゲート電圧に対応した電圧
VNが垂直出力線VL3に読み出される(ノイズ信
号)。次に、CR2のパルスを立ち下げ、容量C1の出
力側とC3の一方の電極がフローティングになる。この
時、端子V3はローレベルにし、選択MOSFETQ3
はオフ状態にする。そして、端子CR1にパルスを入力
し、垂直出力線VL3をリセットすると、容量C1の出
力側とC3の一方の電極の電位は上記バイアス電圧VS
Sから容量C1とC3の容量比に応じて分割された電圧
だけ低下した電圧(VSS−VN′)になる。ここでV
N′は次式で表される。
【0006】 VN′=C1×VN/(C1+C3) (1) 次にCR1の端子のパルスを立ち下げ、端子V3とVG
のパルスをハイレベルにし、電荷転送スイッチであるQ
1をオンしてフォトダイオードD1に蓄積された信号電
荷を、入力容量CPに転送すると同時に、選択MOSF
ETQ3がオンし、増幅MOSFETQ2のドレインに
動作電圧VDDが供給され、これにより、Q2のゲート
電圧に対応した電圧VSが垂直信号線VL3に読み出さ
れる(光信号)。この動作により、容量C1の電位はV
Sが容量C1とC3の容量比に応じて分割された電圧分
だけ上昇し、(VSS−VN′+VS′)になる。
【0007】ここでVS′はVN′と同様に以下の式で
表される。
【0008】 VS′=C1×VS/(C1+C3) (2) 従って、上記容量C3の電位は最終的に VC3=VSS−C1×(VN−VS)/(C1+C3) (3) となり、(3)式の第2項より、リセットMOSFET
や増幅MOSFETのしきい値Vthのバラツキ等が除
去されたS/Nの高い信号が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】CMOSイメージセン
サのS/N比を向上させる上で、前記した従来例1の固
体撮像装置およびその駆動方法のように、固定パターン
ノイズに対する対策をする一方で、動画表示時のランダ
ムノイズに対するS/N比を高めるため、最大取扱い電
荷量(以下、Qsatと略す)を増加させる必要があ
る。
【0010】画素部に光電変換素子、転送スイッチおよ
び光電変換信号をゲート入力とする電界効果トランジス
タを有する固体撮像装置において、光電変換素子からゲ
ート電極への光電変換信号の読み出しの際のゲート電極
に並列な容量C(前述の従来例ではCpにあたる)の大
きさは、転送可能な最大電荷量、すなわち最大取扱い電
荷量Qsatに影響する。
【0011】なぜなら、転送電荷が電子の場合、電荷が
転送されるためには、Vg(ゲート電圧)>Vpd(フ
ォトダイオード電圧)の関係が成り立たなければいけな
いが、単位電荷が転送されたときのVgの低下は、容量
Cに反比例するため、容量Cが小さくなれば、より少な
い転送電荷でVgが低下してしまうためである。電界効
果トランジスタがMOSFETであるときは、増幅用M
OSFETのゲート容量はCに含まれている。MOSF
ETのゲート容量は動作状態によって変化するので、電
荷転送時の増幅用MOSFETの動作状態によって、最
大取扱い電荷量Qsatが変化する。
【0012】従来技術の駆動方法においてはこの点に対
して、配慮が為されていない。例えば図13に示した従
来技術の駆動方法では、転送ゲートパルスVGにパルス
を印加し、電荷転送を行う際に、垂直出力線VL3につ
ながるソース電極はフローティングになっており、増幅
用MOSFETQ2の動作は不定である。仮に、増幅用
MOSFETQ2がオンになっていたとしても、電荷転
送時に選択スイッチQ3がオンになっているため、増幅
用MOSFETQ3のドレイン電極には、VDDが印加
され、増幅用MOSFETQ2は5極管動作領域にあ
り、ゲート容量は3極管動作時より減少している。従っ
て、光電変換素子の読み出し動作のフローティング状態
の不定性や増幅用MOSFETQ2の直線動作領域の変
動などに問題点を有していた。
【0013】本発明は、固体撮像装置の駆動方法を更に
向上して、S/Nを高め、画質に優れた高品質の読み取
り画像信号を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置の
駆動方法は、光電変換素子から電界効果トランジスタの
ゲート電極への光電変換信号の読み出しを、前記電界効
果トランジスタのゲート下に反転層が形成されている状
態で行うことを保証することで、上記の課題を解決する
ことが可能である。
【0015】本発明は、上記課題を解決するもので、画
素部に光電変換素子と、前記光電変換素子で発生する光
電変換信号をゲート電極に入力する電界効果トランジス
タと、前記光電変換素子と前記電界効果トランジスタの
ゲート電極との導通を制御する転送スイッチを有する固
体撮像装置において、前記光電変換素子から前記電界効
果トランジスタのゲート電極への光電変換信号の読み出
し状態は、前記電界効果トランジスタのゲート下に反転
層が形成されている状態とする制御を行う反転層形成手
段を有することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、画素部に光電変換素子
と、前記光電変換素子で発生する光電変換信号をゲート
電極に入力する電界効果トランジスタと、前記光電変換
素子と前記電界効果トランジスタのゲート電極との導通
を制御する転送スイッチを有する固体撮像装置におい
て、前記光電変換素子から前記電界効果トランジスタの
ゲート電極への光電変換信号の読み出し時点に、前記電
界効果トランジスタのゲート電圧が、前記電界効果トラ
ンジスタのソース電圧と前記電界効果トランジスタのし
きい値の和よりも大きくする電圧制御手段を有すること
を特徴とする。
【0017】さらに、本発明は、画素部に光電変換素子
と、前記光電変換素子で発生する光電変換信号をゲート
電極に入力する電界効果トランジスタと、前記光電変換
素子と前記電界効果トランジスタのゲート電極との導通
を制御する転送スイッチを有する固体撮像装置の駆動方
法において、前記光電変換素子から前記電界効果トラン
ジスタのゲート電極への光電変換信号の読み出しは、前
記電界効果トランジスタのゲート下に反転層が形成され
ている状態で行うことを特徴とする。
【0018】また、本発明は、画素部に光電変換素子
と、前記光電変換素子で発生する光電変換信号をゲート
電極に入力する電界効果トランジスタと、前記光電変換
素子と前記電界効果トランジスタのゲート電極との導通
を制御する転送スイッチを有する固体撮像装置の駆動方
法において、前記光電変換素子から前記電界効果トラン
ジスタのゲート電極への光電変換信号の読み出し時に、
前記電界効果トランジスタのゲート電圧が、前記電界効
果トランジスタのソース電圧と前記電界効果トランジス
タのしきい値の和よりも大きい状態にて読み出すことを
特徴とする。
【0019】またさらに、本発明は、画素部に光電変換
素子と、前記光電変換素子で発生した信号を増幅して出
力線に出力線トランジスタと、前記光電変換素子で発生
した信号を前記トランジスタへ転送する転送スイッチ
と、を有する固体撮像装置において、前記光電変換素子
で発生した信号の前記トランジスタへの転送時に、前記
トランジスタの動作状態を制御するトランジスタ制御手
段とを有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】〔実施形態1〕本発明の実施形態として、
図1で示す駆動タイミングで図14の固体撮像装置を駆
動した例を示す。この固体撮像装置は、フォトダイオー
ドD1に蓄積される光量に応じた光電荷を転送スイッチ
Q1を介して増幅用MOSトランジスタに供給して、選
択スイッチをオンして垂直出力線に読み出すものであ
る。
【0022】まず、フォトダイオードD1からの信号読
み出しに先立って、端子CR1,CR2,CS1にパル
スを印加することによって(t1)、リセットMOSス
イッチQ16をオンして、垂直信号線VL3はGNDレ
ベルに、容量C1,C3はともにVSSにリセットされ
る。その後端子CR1のパルスをローレベルにし(t
2)、端子RSにパルスを印加することによって、増幅
用MOSFETQ2のゲートは電圧VRSにリセットさ
れる(t3)。そしてリセットパルスRSをローレベル
にした後、端子V3にハイレベルのパルスを印加すると
(t3)、増幅MOSFETQ2のドレインに動作電圧
VDDが供給され、これにより、増幅MOSFETQ2
のゲート電圧に対応した電圧VNが垂直出力線VL3に
読み出される(ノイズ信号)。
【0023】次に、CR2のパルスを立ち下げ(t
4)、容量C1の出力側とC3の一方の電極がフローテ
ィングになる。この時、端子V3はローレベルにし、選
択MOSFETQ3はオフ状態にする。そして、端子C
R1にパルスを入力し、垂直出力線VL3をリセットす
ると、容量C1の出力側とC3の一方の電極の電位は上
記バイアス電圧VSSから容量C1とC3の容量比に応
じて分割された電圧だけ低下した電圧(VSS−V
N′)になる。次に、転送スイッチのゲート電圧VGに
ハイレベルのパルスを印加し(t5)、フォトダイオー
ドD1から電荷転送を行う。このとき、CR1をハイレ
ベルにして、増幅用MOSFETQ2のソース電極を接
地電圧に固定し、V3をローレベルにして、ドレイン電
極へのVDDの供給を遮断することで、増幅用MOSF
ETQ2の動作を3極管領域に規定することができる。
即ち、V3をローレベルにした時刻t4から、VGにハ
イレベルを印加する時刻t5までの間に増幅用MOSF
ETQ2のドレイン電位が接地電位近傍まで下がること
により、増幅用MOSFETQ2のゲート・ドレイン間
電位差がしきい値以上であるというバイアス関係が満た
される。
【0024】3極管動作に規定された増幅用MOSFE
TQ2のゲートはゲート幅×ゲート長で決まる面積の大
きな酸化膜容量が付加されることになる。このため、最
大取扱い電荷量は増加する。
【0025】つづいてVGをローレベルに(t6)、C
R1をローレベルに、V3をハイレベルにすると(t
7)、転送された電荷量に対応する信号電圧VSが垂直
出力線VL3に発生する。これに伴って、容量C1の出
力側とC3の一方の電極の電位は、(VSS−VN′+
VS′)になる。
【0026】図13に示した従来技術の駆動方法と本実
施形態を比較したところ、固定パターンノイズの除去率
は変わらなかったが、電荷転送時の増幅用MOSFET
のゲート容量が増加したため、線形動作領域で扱うこと
のできる電荷量が増大し、最大取扱い電荷量は15%増
加した。
【0027】上記駆動方法では、光電変換素子の画素か
ら画素アンプの電界効果トランジスタのゲート電極への
光電変換信号の読み出しを、転送されてきた画素電荷を
電界効果トランジスタのゲートレベルを下げた状態、即
ち反転層が形成されている状態で読み出している。
【0028】また、光電変換素子の画素から画素アンプ
の電界効果トランジスタのゲート電極への光電変換信号
の読み出し時に、電界効果トランジスタのゲート電圧
が、電界効果トランジスタのソース電圧と電界効果トラ
ンジスタのしきい値の和よりも大きい状態であるともい
える。
【0029】〔実施形態2〕本発明の実施形態2として
図3の固体撮像装置を図2の駆動タイミングで駆動させ
た例を示す。
【0030】まず図3の固体撮像装置の回路構成を説明
する。2×2画素の各画素内にはフォトダイオード1、
転送スイッチ2、リセットスイッチ3、画素アンプ4、
行選択スイッチ5が設けてあり、図3のように接続され
ている。行選択スイッチ5がオンになると、負荷電流源
7と画素アンプ4で構成されるソース・フォロワー回路
が動作状態になり、選択行の出力が垂直出力線6上に発
生する。この出力は転送ゲート8を介して、信号蓄積部
11に蓄積される。信号蓄積部11に一時記憶された出
力は水平走査回路12によって順次出力部へ読み出され
る。
【0031】図2の駆動タイミングで、図3の固体撮像
装置を動作させると次のようになる。まず、ΦRESが
ハイレベルとなり(t21)、画素アンプ4のゲート電
位がリセット電位(ΦRESのパルス電位−しきい値電
位)にリセットされる。つづいてΦSELがハイレベル
となり(t22)、画素アンプ4と負荷電流源7で構成
されるソース・フォロワー回路が動作状態になり、垂直
出力線6上にリセット電位に対応したノイズ出力が発生
し、信号蓄積部に読み出され、ΦTNをハイとして転送
ゲート13をオンとして、ノイズ信号を信号蓄積部11
に一時的に蓄積する。ノイズ信号の読み出し後、ΦSE
LおよびΦTNはふたたびローレベルになると(t2
3)、垂直出力線6の電位は負荷電流源7によって降下
する。接地電圧近傍まで達した状態で、転送パルスΦT
Xがハイレベルとなり(t24)、フォトダイオードD
1から画素アンプ4のゲート電極への電荷転送が行われ
る。
【0032】このとき、画素アンプ4のドレイン電極に
は電源電圧が供給されていないため、画素アンプは3極
管領域で動作している。したがって、画素アンプ4のゲ
ート容量は最大値をとる。しかる後にΦTXはローレベ
ルにし(t25)、ΦSELおよびΦTSをハイレベル
にすることで(t26)、光電変換出力の読み出しを行
う。また、ΦTXをローレベルにして、読み出しのため
に、ΦSELおよびΦTSをハイレベルにする時間t2
5からt26の時間を管理することで、直線動作領域と
して、ダイナミックレンジの広い光電荷を得ることがで
きる。
【0033】本実施形態では、フォトダイオードD1か
ら画素アンプ4のゲート電極への電荷転送時に、画素ア
ンプ4が3極管動作領域に規定されるため、従来技術の
駆動方法と比較して、最大取扱い電荷量は11%増加し
た。
【0034】〔実施形態3〕本発明の実施形態3として
図4の駆動タイミングで図5の固体撮像装置を動作させ
た例を示す。
【0035】まず図5の固体撮像装置の回路構成を説明
する。2×2画素の各画素内にはフォトダイオード1、
転送スイッチ2、リセットスイッチ3、画素アンプ4、
行選択スイッチ5が設けてあり、図5のように接続され
ている。行選択スイッチ5がオンになると、負荷電流源
7と画素アンプ4で構成されるソース・フォロワー回路
が動作状態になり、選択行の出力が垂直出力線6上に発
生する。この出力は転送ゲート8を介して、信号蓄積部
11に蓄積される。信号蓄積部11に一時記憶された出
力は水平走査回路12によって順次出力部へ読み出され
る。また、垂直出力線6を定電位にリセットする垂直出
力線リセットスイッチ9が設けられている。図3との違
いは、この垂直出力線リセットスイッチ9とこのゲート
電極にリセットパルスΦVRを供給する点である。
【0036】図4の駆動タイミングで図5の固体撮像装
置を駆動させると、次のようになる。まずΦVRがハイ
レベルとなり(t31)、垂直出力線6は定電位(本実
施形態では接地電位)にリセットされる。ΦVRがロー
レベルになった後(t32)、ΦRESがハイレベルに
なり(t33)、画素アンプ4のゲート電位がリセット
される。つづいてΦRESをローレベルとし、ΦSE
L,ΦTNがハイレベルとなり(t34)、画素アンプ
4と負荷電流源7で構成されるソース・フォロワー回路
が動作状態になり、垂直出力線6上にリセット電位に対
応したノイズ信号出力が発生し、転送ゲート13をオン
として、信号蓄積部11に読み出される。
【0037】ノイズ信号出力読み出し後(t35)、Φ
VRがハイレベルとなり(t36)、垂直出力線6はふ
たたび接地電位にリセットされる。垂直出力線6がリセ
ットされている期間中に、転送パルスΦTXにハイレベ
ルのパルスが印加されて(t37)、フォトダイオード
D1から画素アンプ4のゲート電極への電荷転送が行わ
れる。このとき、画素アンプMOSFET4はソース電
極が垂直出力線6と同電圧の接地電位に固定され、また
ドレイン電極に電源電圧が供給されていないため、その
動作は3極管領域に規定される。
【0038】画素アンプ4のゲート電極に光電荷を転送
後(t38)、ΦSEL,ΦTSがハイレベルとなり
(t39)、垂直出力線6に発生した光電変換出力は、
転送ゲート8をオンとして、信号蓄積部11へと読み出
される。前記した実施形態2の場合、電荷転送時に画素
アンプ4のソース電極の電位を接地電位近傍まで降下さ
せるために、負荷電流源の電流量をある程度以上大きく
するか、もしくはノイズ出力読み出しから電荷転送まで
のブランクを大きくする必要がある。本実施形態3では
垂直出力線リセット動作が可能なため、そのような制約
がない。
【0039】また、画素アンプ4のゲート電位がフロー
ティング状態のとき垂直出力線6の電位が変化すると、
ゲート・ソース間容量を介してフィードバック現象が起
こるが、本実施形態3では垂直出力線6の電位が常に接
地電位から立ち上がるため、光電変換出力に対するフィ
ードバック量の比は常に一定に保たれ、光電変換出力が
線形に保たれるという付加的効果がある。
【0040】従来技術の駆動方法に対して、本実施形態
の駆動方法では電荷転送時に画素アンプ4のゲート容量
が最大となるため、Qsatは13%増加した。
【0041】〔実施形態4〕本発明の実施形態4とし
て、図7の固体撮像装置を、図6の駆動タイミングで駆
動させた例を示す。
【0042】まず図7の回路構成について説明する。2
×2画素の各画素内にはフォトダイオード1、転送スイ
ッチ2、リセットスイッチ3、画素アンプ4、行選択ス
イッチ5が設けてあり、図7のように接続されている。
画素アンプ4は垂直出力線6と行選択スイッチ5を介し
て接続されており、画素アンプ4と行選択スイッチ5が
オンになると、負荷抵抗7によって、反転アンプとして
動作する。また、垂直出力線6には垂直出力線リセット
スイッチ9が設けられ、定電位(本実施形態では接地電
位)にリセットすることができる。画素アンプ4は、図
5の固体撮像装置の回路とは、負荷抵抗7による反転ア
ンプとしている点が異なる。
【0043】図6の駆動タイミングで図7の固体撮像装
置を駆動させると、次のような動作をする。まずΦRE
Sにハイレベルのパルスが印加され(t41)、画素ア
ンプ4のゲート電位がリセットされる。つづいてΦSE
L,ΦTNがハイレベルとなり(t42)、転送ゲート
13をオンして、ノイズ信号出力が読み出される。ノイ
ズ信号出力の読み出しが終了した時点で(t43)、Φ
SELをハイレベルに保った状態で、ΦVRがハイレベ
ルとなり(t44)、垂直出力線6および画素アンプ4
のドレイン電極が接地電位にリセットされる。ΦSEL
及びΦVRはふたたびローレベルとなり(t45)、ド
レイン電極は接地電位を保持しながら、フローティング
状態となる。このとき、画素アンプ4のソース電極は接
地されているため、画素アンプ4は3極管領域の動作に
規定される。
【0044】この状態で、ΦTXがハイレベルとなり
(t46)、フォトダイオードD1から画素アンプ4の
ゲート電極への電荷転送が行われる。引き続いて、ΦT
Xをローレベルとして(t47)、行選択パルスΦSE
L及びΦTSをハイとして、転送ゲート8をオンして、
光電変換信号出力の読み出しが行われる。その後、水平
走査回路12の走査信号ΦH(1,2)によって、信号
蓄積部11のノイズ信号と光電変換信号とを順次出力す
る。
【0045】本実施形態では電荷転送時に画素アンプが
3極管領域にあり、従来の駆動方法に対して、Qsat
は25%増加した。
【0046】〔実施形態5〕本発明の実施形態5とし
て、図8の駆動タイミングで図9の固体撮像装置を動作
させた例を示す。
【0047】まず図9の固体撮像装置の回路構成を説明
する。2×2画素の各画素内にはフォトダイオード1、
転送スイッチ2、リセットスイッチ3、画素アンプ4、
行選択スイッチ5が設けてあり、図9のように接続され
ている。行選択スイッチ5がオンになると、負荷電流源
7と画素アンプ4で構成されるソース・フォロワー回路
が動作状態になり、選択行の出力が垂直出力線6上に発
生する。この出力は転送ゲート8を介して、信号蓄積部
11に蓄積される。信号蓄積部11に一時記憶された出
力は水平走査回路12によって順次出力部へ読み出され
る。また、垂直出力線6を定電位にリセットする垂直出
力線リセットスイッチ9が設けられている。本図9に示
す固体撮像装置と図5に示す固体撮像装置とは、各画素
において、画素アンプのソース側に行選択スイッチ5が
接続されており、行選択スイッチ5を介して垂直出力線
6にノイズ信号及び光電変換信号とを読み出す点であ
る。
【0048】図8の駆動タイミングで本固体撮像装置を
動作させると次のようになる。まず、ΦRESにハイレ
ベルのパルスが印加され(t51)、画素アンプ4のゲ
ート電位がリセット電位にリセットされる。つづいてΦ
SELおよびΦTNがハイレベルとなり(t52)、ノ
イズ出力が信号蓄積部11へ読み出される。ノイズ出力
読み出し後、ΦTNはローレベルにされ(t53)、Φ
VRはハイレベルとなって(t54)、垂直出力線6の
リセットが行われる。このときΦSELはハイレベルに
あるため、画素アンプ4のソース電位も同時にリセット
され、接地電位に固定される。この状態でΦTXにハイ
レベルのパルスが印加され(t55)、フォトダイオー
ドD1から画素アンプ4のゲート電極への電荷転送が行
われる。電荷転送に伴って、画素アンプ4のゲート電位
は降下するが、行選択スイッチ5を介して、ソース電極
が接地電位に固定されているため、画素アンプ4は電荷
転送期間中、常にオン状態に規定される。電荷転送後Φ
VRおよびΦTXはローレベルに(t56)、ΦTSは
ハイレベルにされ(t57)、光電変換出力の信号蓄積
部11への読み出しが行われる。その後、ΦSEL及び
ΦTSをローレベルとして、一行分の画素の読み出し動
作を終了し、その次の行の画素の読み出し動作に移行す
る。
【0049】本実施形態5ではフォトダイオードD1か
ら画素アンプ4のゲート電極への電荷転送時に、画素ア
ンプ4が常にオン状態に規定されているため、従来の駆
動方法と比較して、最大取扱い電荷量Qsatは43%
増加した。
【0050】本実施形態では垂直出力線リセットスイッ
チ9を有する固体撮像装置を駆動させたが、負荷電流源
7の電流量が十分に大きく、電荷転送時に画素アンプ4
のソース電位が接地電位まで速やかに降下されるなら
ば、垂直出力線リセットスイッチ9はなくともよい。
【0051】〔実施形態6〕本発明の実施形態6とし
て、図10の駆動タイミングで図11の固体撮像装置を
駆動させた例を示す。
【0052】まず図11の固体撮像装置の回路構成を説
明する。2×2画素の各画素内にはフォトダイオード
1、転送スイッチ2、リセットスイッチ3、画素アンプ
4、行選択スイッチ5が設けてあり、図9と同様に、図
11のように接続されている。行選択スイッチ5がオン
になると、行選択スイッチ5を介して、負荷電流源7と
画素アンプ4で構成されるソース・フォロワー回路が動
作状態になり、選択行の出力が垂直出力線6上に発生す
る。この出力は転送ゲート8及び転送ゲート14,1
5、更に転送ゲート16を介して、信号蓄積部11に蓄
積される。信号蓄積部11に一時記憶された出力は水平
走査回路12によって順次出力部へ読み出される。ま
た、垂直出力線を定電位にリセットする垂直出力線リセ
ットスイッチ9が設けられている。また、この固体撮像
装置は転送ゲート8,14〜16の転送を奇数行及び偶
数行に分けて信号蓄積部11に転送するので、水平ブラ
ンキング期間中に2行分の出力を読み出すことが可能で
ある。
【0053】図12は図11の固体撮像装置の垂直走査
回路の構成を示す概念図である。奇数行の選択に対応す
るΦSEL1と偶数行の選択に対応するΦSEL2が独
立に与えられることで、同一水平期間中に2行分の出力
を信号蓄積部11に読み出すように構成されている。垂
直走査回路10内に構成された垂直シフトレジスタ17
から垂直クロックパルスΦV(n)をNOR回路18〜
21の一端に入力し、NOR回路18〜21の他端に
は、それぞれ垂直走査回路10で生成した奇数と偶数行
の選択のための行選択パルスΦSEL1,ΦSEL2
と、リセットパルスΦRESと、転送パルスΦTXとが
入力され、その出力に各行の選択パルスと、リセットパ
ルスと、転送スイッチとして供給され、各画素を駆動す
る。
【0054】次に、図10の駆動タイミングで図11の
固体撮像装置を駆動させたときの動作を説明する。ΦS
ELおよびΦTS、ΦTNが2系統になっている他はす
べてのパルスは奇数行、偶数行に同時に印加される。奇
数行側の動作に着目すると、まずΦRESにハイレベル
のパルスが印加され(t60)、画素アンプ4のゲート
電位がリセット電位(ΦRESのパルス電位−しきい値
電位)にリセットされる。つづいてΦSEL1およびΦ
TN1がハイレベルとなり(t61)、奇数行のノイズ
信号出力が信号蓄積部11へ読み出される。奇数行のノ
イズ信号出力の読み出し終了後、いったんΦSEL1お
よびΦTN1はローレベルになり(t62)、次に、Φ
SEL2およびΦTN2がハイレベルとなり(t6
3)、偶数行のノイズ信号出力が信号蓄積部11へ読み
出される。
【0055】偶数行のノイズ信号出力の読み出しを行っ
た後(t64)、ΦSEL1、ΦSEL2およびΦVR
はハイレベルとなり(t65)、垂直出力線6及び画素
アンプ4のソース電極のリセットが行われる(本実施形
態では、リセット電位は接地電位としている)。この状
態でΦTXにハイレベルのパルスが印加され、フォトダ
イオードD1から画素アンプ4のゲート電極への電荷転
送が行われる。電荷転送に伴って、画素アンプ4のゲー
ト電位は降下するが、ΦSEL1とΦSEL2とがハイ
の状態なので、行選択スイッチ5がオンとなり、ソース
電極が接地電位に固定されているため、画素アンプ4は
常にオン状態に規定される。奇数行、偶数行の光電変換
出力は、それぞれΦSEL1とΦTS1、ΦSEL2と
ΦTS2をハイレベルとすることで(t67,t68,
t69,t70)、信号蓄積部11へと読み出される。
【0056】以下、この駆動方法を繰り返して、エリア
センサとして順次フレーム画像を読み出す。本実施形態
では、隣接する奇数行、偶数行の出力を加算するなどし
て、動画表示に必要なスキャンが可能である。
【0057】従来技術の駆動方法においては、電荷転送
時に画素アンプ4のソース電極がフローティングである
ため、電荷転送に伴って画素アンプ4はオフ状態になっ
ていたが、本実施形態では、画素アンプ4がオン状態に
規定されるため、最大取扱い電荷量は従来駆動方法と比
較して45%増加した。
【0058】上記各実施形態で説明したように、画素ア
ンプ4の動作を駆動パルスの加えかたにより、画素アン
プ4のMOSトランジスタのアナログにおける最適な動
作領域で光電変換電荷を読み出しているので、画素電荷
の直線性のある3極管領域で動作させることができ、結
果的に画素アンプのダイナミックレンジを最大に広げた
状態で読み出すこととなる。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の固体撮
像装置の駆動方法は、回路構成を変えることなく、最大
取扱い電荷量Qsatを増加することが可能である。ま
た実施形態においてNMOSを主体とした回路構成を示
したが、PMOSを主体とした回路構成においても同様
な効果を持つことは明らかである。また電界効果トラン
ジスタはMOS型でなくともよい。
【0060】したがって本発明は、画素部に光電変換素
子と、光電変換出力をゲート入力とする電界効果トラン
ジスタと、前記光電変換素子と前記電界効果トランジス
タのゲート電極との導通を制御する転送スイッチを有す
る固体撮像装置全般に適用されるものであり、ソースフ
ォロワ型増幅用及び抵抗負荷の反転増幅用の電界効果ト
ランジスタの最大取扱い電荷量Qsatを増加すること
で、ダイナミックレンジを広げ、S/Nの高い、高画質
の画像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の駆動タイミング図であ
る。
【図2】本発明の実施形態2の駆動タイミング図であ
る。
【図3】本発明の実施形態2で使用した固体撮像装置で
ある。
【図4】本発明の実施形態3の駆動タイミング図であ
る。
【図5】本発明の実施形態3で使用した固体撮像装置で
ある。
【図6】本発明の実施形態4の駆動タイミング図であ
る。
【図7】本発明の実施形態4で使用した固体撮像装置で
ある。
【図8】本発明の実施形態5の駆動タイミング図であ
る。
【図9】本発明の実施形態5で使用した固体撮像装置で
ある。
【図10】本発明の実施形態6の駆動タイミング図であ
る。
【図11】本発明の実施形態6で使用した固体撮像装置
である。
【図12】図11の固体撮像装置の垂直走査回路を示す
図である。
【図13】従来技術による固体撮像装置の駆動タイミン
グの一例を示す図である。
【図14】従来技術による固体撮像装置の一例である。
【符号の説明】
1 フォトダイオード 2 転送スイッチ 3 リセットスイッチ 4 画素アンプ 5 選択スイッチ 6 垂直出力線 7 負荷定電流源 7′ 負荷抵抗 8,13〜16 転送ゲート 9 垂直出力線リセットスイッチ 10 垂直走査回路 11 信号蓄積部 12 水平走査回路 ΦSEL 行選択パルス ΦSEL1 奇数行選択パルス ΦSEL2 偶数行選択パルス ΦRES リセットパルス ΦTX 画素部転送スイッチに印加する転送パルス ΦTS 光電変換出力の転送パルス ΦTS1 奇数行の光電変換出力の転送パルス ΦTS2 偶数行の光電変換出力の転送パルス ΦTN ノイズ出力の転送パルス ΦTN1 奇数行のノイズ出力の転送パルス ΦTN2 偶数行のノイズ出力の転送パルス ΦVR 垂直出力線リセットパルス ΦV(n) n行目の垂直走査パルス ΦH(n) n列目の水平走査パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 光地 哲伸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素部に光電変換素子と、前記光電変換
    素子で発生する光電変換信号をゲート電極に入力する電
    界効果トランジスタと、前記光電変換素子と前記電界効
    果トランジスタのゲート電極との導通を制御する転送ス
    イッチを有する固体撮像装置において、 前記光電変換素子から前記電界効果トランジスタのゲー
    ト電極への光電変換信号の読み出し状態は、前記電界効
    果トランジスタのゲート下に反転層が形成されている状
    態とする制御を行う反転層形成手段を有することを特徴
    とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 画素部に光電変換素子と、前記光電変換
    素子で発生する光電変換信号をゲート電極に入力する電
    界効果トランジスタと、前記光電変換素子と前記電界効
    果トランジスタのゲート電極との導通を制御する転送ス
    イッチを有する固体撮像装置において、 前記光電変換素子から前記電界効果トランジスタのゲー
    ト電極への光電変換信号の読み出し時点に、前記電界効
    果トランジスタのゲート電圧が、前記電界効果トランジ
    スタのソース電圧と前記電界効果トランジスタのしきい
    値の和よりも大きくする電圧制御手段を有することを特
    徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記光電変換素子から前記電界効果トラ
    ンジスタのゲート電極への光信号の読み出し時に、前記
    電界効果トランジスタを3極管領域で動作させることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記光電変換素子から前記電界効果トラ
    ンジスタのゲート電極への光信号の読み出し時に、前記
    電界効果トランジスタのゲート電圧を、前記電界効果ト
    ランジスタのドレイン電圧と前記電界効果トランジスタ
    のしきい値の和よりも大きくすることを特徴とする請求
    項2又は3に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 画素部に光電変換素子と、前記光電変換
    素子で発生する光電変換信号をゲート電極に入力する電
    界効果トランジスタと、前記光電変換素子と前記電界効
    果トランジスタのゲート電極との導通を制御する転送ス
    イッチを有する固体撮像装置の駆動方法において、 前記光電変換素子から前記電界効果トランジスタのゲー
    ト電極への光電変換信号の読み出しは、前記電界効果ト
    ランジスタのゲート下に反転層が形成されている状態で
    行うことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 画素部に光電変換素子と、前記光電変換
    素子で発生する光電変換信号をゲート電極に入力する電
    界効果トランジスタと、前記光電変換素子と前記電界効
    果トランジスタのゲート電極との導通を制御する転送ス
    イッチを有する固体撮像装置の駆動方法において、 前記光電変換素子から前記電界効果トランジスタのゲー
    ト電極への光電変換信号の読み出し時に、前記電界効果
    トランジスタのゲート電圧が、前記電界効果トランジス
    タのソース電圧と前記電界効果トランジスタのしきい値
    の和よりも大きい状態にて読み出すことを特徴とする固
    体撮像装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記光電変換素子から前記電界効果トラ
    ンジスタのゲート電極への光信号の読み出し時に前記電
    界効果トランジスタが3極管領域で動作していることを
    特徴とする請求項3又は4に記載の固体撮像装置の駆動
    方法。
  8. 【請求項8】 前記光電変換素子から前記電界効果トラ
    ンジスタのゲート電極への光電変換信号の読み出し時
    に、前記電界効果トランジスタのゲート電圧が、前記電
    界効果トランジスタのドレイン電圧と前記電界効果トラ
    ンジスタのしきい値の和よりも大きくなることを特徴と
    する請求項5又は6に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記電界効果トランジスタのドレイン電
    極と定電圧源または出力線との間の導通を制御する選択
    スイッチがあり、前記光電変換素子から前記電界効果ト
    ランジスタのゲート電極への光電変換信号の読み出し時
    に、前記選択スイッチが非導通状態にあることを特徴と
    する請求項5乃至8のいずれか1項に記載の固体撮像装
    置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記電界効果トランジスタのソース電
    極と出力線との導通を制御する選択スイッチがあり、前
    記光電変換素子から前記電界効果トランジスタのゲート
    電極への光電変換信号の読み出し時に前記選択スイッチ
    が導通状態にあることを特徴とする請求項5乃至8のい
    ずれか1項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記光電変換素子から前記電界効果ト
    ランジスタのゲート電極への光電変換信号の読み出し時
    に、前記電界効果トランジスタのソース電極が定電流源
    と導通状態にあることを特徴とする請求項5乃至10の
    いずれか1項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 前記光電変換素子から前記電界効果ト
    ランジスタのゲート電極への光電変換信号の読み出し時
    に、前記電界効果トランジスタのソース電極が定電圧源
    と導通状態にあることを特徴とする請求項5乃至11の
    いずれか1項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記光電変換素子はフォトダイオード
    で、前記フォトダイオードから前記電界効果トランジス
    タのゲート電極への光電変換信号の読み出しにおいて、
    読み出し終了後に前記フォトダイオードが空乏化するこ
    とを特徴とする請求項5乃至12のいずれか1項に記載
    の固体撮像装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】 画素部に光電変換素子と、前記光電変
    換素子で発生した信号を増幅して出力線に出力線トラン
    ジスタと、前記光電変換素子で発生した信号を前記トラ
    ンジスタへ転送する転送スイッチと、を有する固体撮像
    装置において、 前記光電変換素子で発生した信号の前記トランジスタへ
    の転送時に、前記トランジスタの動作状態を制御するト
    ランジスタ制御手段とを有することを特徴とする固体撮
    像装置。
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