JP4710273B2 - 送風ファンの吹出し部に設置する芳香装置 - Google Patents

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この発明は、送風ファンによって発生する風を吹出し部から吹出しする送風装置を備えた機器に設置する芳香装置に関するものである。
芳香剤には消臭効果だけでなく、芳香剤から放出される香りを楽しむことでリラックス効果や気分転換にも効果があることが注目されており、最近は空気調和機などの送風装置を備えた機器の送風流路内に芳香装置を組み込んだものが好まれており、芳香剤に送風ファンの風をあてることで芳香剤の香りを室内に放出するものがある(特許文献1参照)。
特開2000−189505号公報
芳香剤は時間がたつにつれて効果が薄くなり、香りが弱くなるので、定期的に芳香剤の補充や交換が必要となるが、空気調和機などの枠体内に芳香装置を組み込んだ構造では、芳香剤の交換や補充を行うときには製品を分解しなければならないため作業が面倒であり、使い勝手の悪いものとなってしまう。
また、芳香剤の香りの種類や強さは人によって好みに差があるため、ユーザーがそれぞれ自分の好みに合った芳香剤を使用したい要求がある。香りの好みは芳香剤を交換することで選択し、香りの強さは芳香剤にあてる送風量で調整している。香りを弱くするときに送風量を低下させる構造にすると送風装置としての性能が発揮できなくなるので、送風ファンの送風量を変えずに芳香剤にあてる風の量を低下させる必要があるが、枠体内の構造が複雑になってコスト高になってしまう。
また、芳香剤の香りは枠体内の送風流路や吹出し部に付着して残るため、空気調和機などの送風装置を備えた機器に芳香装置を組み込んだ場合には、空気調和機を単独で運転したいときでも、枠体内に付着して残る芳香剤の香りが吹出し部から放出されてしまうものであった。更に、枠体内に付着して残る芳香剤の香りをそのままにしておくと、芳香剤の香りに他の臭い成分が混じって香りが変化し、枠体内から悪臭を発生させる原因となることもあった。
この発明は上記の課題を解決するもので、送風ファンの風の吹出し部に設けられた、送風ファン方向へ物の侵入を防ぐガード着脱自在に取り付ける芳香装置であって、前記芳香装置は芳香剤を収納した容器で構成され、前記容器は、前記ガードの表面に容器底部を配置するための前記ガードへ向けて突出した係止部と、前記容器底部の外周から立ち上げた円形のガイド壁と、該ガイド壁の外側に嵌合する円形の側壁を備えた容器蓋とを設け、前記容器底部のガイド壁の外周面に形成した突部と、前記容器蓋の側壁の内面に形成した突起からなる取付け片を設け、前記容器底部のガイド壁の外側に前記容器蓋の側壁が嵌合して前記突部と前記突起とが係合し、前記容器蓋と前記容器底部とが一体に組み合わされ前記容器底部のガイド壁の外周と前記容器蓋の側壁の内面との間には外部と容器内部とを連通させる隙間が形成され、かつ、前記突部は前記ガイド壁の円周方向に沿って形成し、前記容器蓋の突起は前記突部に沿って円周方向に移動可能に係合して、前記容器底部に対して前記容器蓋を回動自在に保持しており、前記容器底部のガイド壁と前記容器蓋の側壁には対向する開口を設け、前記容器蓋回動時に前記ガイド壁の開口と前記側壁の開口の重なりが変化して、容器内部と外部を連通する開口の開口率を変化させたことを特徴とするものである。
また、容器底部のガイド壁と容器蓋の側壁とに設けた対向する開口は複数個の小孔で構成し、容器蓋回動時に閉ざされる小孔数を変化させることで容易に開口の開口率を変化させることができる。
また、容器底部のガイド壁と容器蓋の側壁とに設けた対向する開口部分の隙間には、他の部分の隙間よりもせまくする遮蔽部を形成することで、隙間から流入した空気は直接開口に向かうことなく容器内に流入するので、空気を効率よく芳香剤に送ることができる。
また、容器には芳香剤が含浸した粒子状担体が容器の上部に空間を形成させて収納されており、容器を送風ファンの風の吹出し部に設置した時において、開口はこの容器上部の空間にのぞませて配置すると共に、容器蓋には容器内の芳香剤が含浸した粒子状担体に向けて緩やかな突出湾曲面が形成され、容器内に流入した送風ファンの風は突出湾曲面に沿って上昇するときに容器底部側に送られるから、容器内の芳香剤の全体に空気流を通過させることができる。
上記課題を解決するこの発明は、容器蓋と容器底部とを一体に組み合わせて形成した容器に芳香剤を収納し、この容器を送風ファンの風の吹出し部に設けたガードに取付けたものであり、送風ファンの風は容器蓋と容器底部のガイド壁との間に形成した隙間から容器内に流入し、芳香剤の間を通過した空気流が容器底部のガイド壁と容器蓋の側壁に設けた開口から吹出すことで芳香剤の香りを室内に放出するものであり、送風装置を備えた各種の機器の送風ファンの吹出し部に容器を取付けることで簡単に芳香装置を構成できるものとなった。
また、送風ファンの吹出し部に取付けた容器は、容器底部に対して容器蓋が回動自在に保持されており、この容器蓋の回動時に開口の開口率が変化するから、開口から放出される香りの強さが容易に調整できるものとなった。
また、容器は容器底部に形成した係止部によってガードに着脱自在に取付けられているから、ガードへの着脱作業が簡単にできるものであり、芳香剤の交換や補充作業が容易にできるものとなった。
また、従来のように芳香装置を空気調和機などの送風装置を備えた機器の枠体内に組み込んだ構造では送風装置の枠体内に香りが付着してしまう問題があったが、この発明の芳香装置は送風ファンの吹出し部に芳香剤を収納した容器を取付ける構成であるから、悪臭の原因となる枠体内への芳香剤の付着が防止できると共に、容器を取外せば芳香剤の香りが放出されることはなくなるので、使い勝手が向上できた。
また、容器底部のガイド壁と容器蓋の側壁とに設けた開口を複数個の小孔で構成し、容器蓋の回動時に閉ざされる小孔数を変化させることで開口率が変化して香りの強さの調整ができるものであり、この小孔の径や配置を変更することで、室内に放出される香りの強さを変えずに空気の吹出し方向を変えたり、空気の吹出し方向を変えずに香りの強さを変更できるものとなる。
また、ガイド壁と側壁とに設けた対向する開口部分には遮蔽部を形成し、開口を設けた部分の隙間を他の部分の隙間よりもせまくしたから、隙間から流入した空気は開口部分に向かうことなく確実に容器内に送ることができ、芳香剤の間を通過した空気は隙間に流れることなく開口から吹出すので、送風ファンの風のロスが少なく芳香剤の香りを効率よく室内に放出することができる。
また、前記開口は容器を送風ファンの吹出し部に設置したときに容器の上部に位置するように配置し、容器蓋には容器内に収納した芳香剤が含浸した粒子状担体に向けてゆるやかな突出湾曲面を形成したから、容器下部の隙間から流入して開口に向かう空気は突出湾曲面に沿って流れるときに容器底部側に向かい、容器底部側の芳香剤を含浸した粒子状担体の間を通過して開口に向かうので、送風ファンの風を容器内の全体に送ることができ、芳香剤の香りを効率よく室内に放出させることができるものとなった。
図に示す実施例によってこの発明を説明すると、9は空気調和機などの既設の送風装置を備えた機器の枠体、10は枠体9の背面側に配置されて室内空気を取入れる吸込み部、2は枠体9の前面に開口によって形成した吹出し部、11は枠体9の背面の吸込み部10から枠体9の前面の吹出し部2に向かう流路を枠体9内に形成する送風流路である。
1は枠体9の背面に位置する送風流路11の入口側の吸込み部10に設けた送風ファンであり、送風ファン1を運転すると室内の空気は吸込み部10から吸込まれて送風流路11を通過し、送風流路11の出口側に位置する吹出し部2から吹出すものである。2aは吹出し部2に設けて送風流路11内への物の侵入を防ぐガードである。
図1に示す実施例の送風装置は、空気清浄機を構成したもので、12は吸込み部10の内側の送風流路11に設けたフィルタ機構、13は枠体9内の送風流路11を前後に仕切る仕切板、13aは仕切板13に設けた空気通過部であり、前記送風ファン1は仕切板13より枠体前面側の送風流路11に配置され、送風ファン1を運転すると枠体9の背面の吸込み部10から仕切板13の空気通過部13aに向かう空気流を形成し、フィルタ機構12を通過するときに空気中のゴミや埃が捕集されて清浄な空気となる。
1aは送風ファン1の周囲に形成して空気流を上部に向ける送風ケーシング、14は送風ケーシング1aの出口と吹出し部2とを連通する誘導部であり、送風ファン1によってフィルタ機構12を通過した空気は空気通過部13aから吸引して送風ケーシング1a内で上方に向け、送風ケーシング1aの出口から誘導部14を経て吹出し部2から室内に清浄空気を吹出すものである。
この発明は送風装置を備えた空気調和機などの送風ファン1の吹出し部2に設置する芳香装置であり、4は吹出し部2のガード2aに着脱自在に取付けた芳香装置を構成する容器、3は該容器4内に収納される固体もしくは液体で構成された芳香剤であり、芳香剤3が固形の場合は芳香剤3をそのまま容器4内に収納して使用し、芳香剤3が液体の場合は布等に芳香剤3をしみこませ、これを容器4に収納して使用するものである。
5は容器4の底板を構成する容器底部、6は容器4の上板を構成する容器蓋、5aは容器底部5の外周から立ち上げた円形のガイド壁、6aは容器底部5のガイド壁5aに嵌合する容器蓋6の円形の側壁であり、容器底部5と容器蓋6を一体に組み合わせて容器4を構成したときに容器蓋6の側壁6aが容器底部5のガイド壁5aの外側に位置する。
5cは容器底部5のガイド壁5aの外側面に形成した取付け片、6cは容器蓋6の側壁6aの内側面の容器底部5の取付け片5cに対応する位置に形成した取付け片であり、芳香剤3を収納した容器底部5に容器蓋6を取付けると容器底部5の取付け片5cと容器蓋6の取付け片6cとが係合して一体の容器4が構成される。
図2に示すように、実施例の容器底部5の取付け片5cはガイド壁5a外周面に円周方向に沿って突部を形成し、この突部の両端に回転規制部を形成して構成したものであり、一方、容器蓋6の取付け片6cは側壁6aから容器蓋6の中心に向かって突出させた突起で構成したものであり、容器蓋6の取付け片6cを構成する突起が容器底部5の取付け片5cを形成する突部を乗り越えて係合する。
7は容器蓋6の側壁6aと容器底部5のガイド壁5aとの間に形成される隙間であり、容器底部5のガイド壁5aから突出する取付け片5cが容器蓋6の側壁6aの内面に接触し、容器蓋6の側壁6aから突出する取付け片6cが容器底部5のガイド壁5aの外側面に接触するので、取付け片5c・6cのない部分のガイド壁5aと側壁6aとの間に隙間7を形成することができる。
また、取付け片5c・6cは容器底部5に対して容器蓋6を回動自在に保持するものであり、容器蓋6の取付け片6cを構成する突起が容器底部5の取付け片5cを構成する突出部の両端の回転規制部の間を移動できるものとなっており、容器蓋6は取付け片5cの回転規制部の範囲内で回動することができる。
5dは容器4を吹出し部2に取付けるために容器底部5に設けた係止部であり、該係止部5dは容器底部5からガード2aに向けて形成している。図に示す実施例のガード2aは多数の横桟を配置した構成であり、容器底部5に設けた係止部5dは上下に配置した2枚の平板の先端に爪を設けた形状であり、係止部5dをガード2aの間に挿入すると係止部5dの先端の爪がガード2aに係止して容器4をガード2aの表面に取付けることができる。
5bは容器底部5のガイド壁5aに設けた開口、6bは容器蓋6の側壁6aに設けた開口であり、容器蓋6の開口6bと容器底部5に設けた開口5bとが対向し、容器4内と外部とが連通する。
送風ファン1を運転して吹出し部2から空気が吹出すと、送風ファン1の風の一部が容器4の隙間7へ流入し、容器底部5のガイド壁5aの先端から容器4内に流入し、容器4内に収納した芳香剤3の間を通過しながら容器底部5の開口5bに向かい、開口5bを通過した空気は開口6bから外部に吹出し、芳香剤3の香りがこの空気と一緒に開口5b・6bから外部へ放出されており、芳香剤3の香りは吹出し部2から吹出す送風ファン1の風と一緒に室内に送られるので、芳香剤3の香りが室内に広がるものである。
吹出し部2に取付けられた容器4の容器蓋6を回動すると、容器底部5の開口5bに対して容器蓋6の開口6bの位置が変化するので、開口5bと開口6bとの重なる部分が変化して開口率が変化するものであり、図に示すこの発明の実施例では容器蓋の突起が容器底部の一方の回転制御部に位置するときに開口6bが開口5bと一致しており、この位置から容器蓋6を回動していくと開口6bが開口5bと重なる部分が少なくなっていき、容器蓋6を突起が他方の回転制御部に位置するときに開口6bが開口5bとは対向しない位置関係となって開口5b・6bが閉じた状態となる。
このように開口5b・6bの開口率を変化させることで開口5b・6bから吹出される空気量が変化するので、開口5b・6bを一致させたときには放出される芳香剤3の量が多くなって香りが強くなり、この位置から容器蓋6を回動していくと開口面積が少しずつ狭くなって放出される芳香剤3の量が少なくなって香りが弱くなり、容器蓋6を他側まで回動させると開口が閉じた状態になるので香りが放出されなくなるものであり、香りの強さの調整が簡単にできるものとなった。そして、容器蓋6を回動して開口5b・6bを完全に閉じた状態にすれば、芳香剤3の香りが開口5b・6bから放出されることはなくなり、送風装置を単独で運転することができる。
また、芳香剤3を収納する容器4が吹出し部2のガード2aに着脱自在に取付けられているから、芳香剤3の交換や補充を行うときには容器4をガード2aから取外して容器底部5と容器蓋6を分解すればよく、送風装置を分解する必要はなくなり、芳香剤3の交換や補充が容易にできるものとなり、使い勝手が向上できた。
更に、容器4を枠体9外に取付けた構造であるから、枠体9内の送風流路11や送風ファン1などに芳香剤3の香りが付着しにくくなり、芳香装置を必要としないときに容器4をガード2aから取外しておけば、芳香剤3の香りが室内に拡散されることはなく空気調和機を単独で運転することができると共に、悪臭の原因となる香りの付着を防止できるものとなった。
また、この発明の他の実施例では、容器底部5のガイド壁5aと容器蓋6の側壁6aとに設けた対向する開口5b・6bを複数個の小孔で構成したものであり、容器蓋6の回動時に閉ざされる小孔数を変化させることで開口率を変化さており、香りの強さの調整を行うことができるようになっている。
そして、開口5b・6bを構成する小孔のピッチや径、配置を変更することによって開口5b・6bから吹出される空気の吹出し方向や吹出し量の設定ができるものであり、空気(香り)の吹出し方向は変えずに香りの強さを変更したり、香りの強さは変えずに空気(香り)吹出し方向を変更することができるものとなった。また、開口5b・6bの形状は小孔だけに限ったものではなく、開口5b・6bを複数個の小孔と複数個の長孔を組み合わせた構造にしてもよい。
ところで、容器底部5のガイド壁5aと容器蓋6の側壁6aとの隙間7が開口5b・6bを設けた部分にも形成されていると、隙間7に流入した空気が容器4内に向かわず、隙間7に流入した空気が直接容器蓋6の開口6bから吹出されてしまうことがあり、容器4内に収納した芳香剤3に効率よく空気を通過させることができないものであった。
この発明の実施例において、8は容器底部5のガイド壁5aと容器蓋6の側壁6aとに設けた対向する開口5b・6bよりも側壁先端側の隙間7を、他の部分の隙間7よりもせまくする遮蔽部であり、図3、図4に示すように、この発明の実施例では、開口6bを設けた部分の容器蓋6の側壁6aの板厚を他の部分よりも厚くした構成であり、容器底部5と容器蓋6を組み合わせたときにガイド壁5aと側壁6aとの隙間7が狭くなって遮蔽部8が形成されている。
この構成によって、隙間7から流入した空気流は遮蔽部8に遮られて開口5b・6b部分に向かうことはなく、この隙間7に流入した空気は確実に容器4内に向かうものとなり、容器4内に収納した芳香剤3に効率よく空気を通過させることができるものとなった。また、容器蓋6を回動して開口5b・6bを閉じたときも、側壁6aの開口6bとガイド壁5aとの間の隙間がせまくなっているから、開口6bから空気が流出することはなく、芳香剤3の香りが外部に放出されることはなくなった。
また、図5に示すこの発明の他の実施例において、3aは芳香剤を含浸した粒子状担体、6dは容器蓋6から容器4内に収納された芳香剤3を含浸した粒子状担体3aに向けて形成した突出湾曲面であり、粒子状担体3aを収納した容器4を送風ファン1の吹出し部2のガード2aに設置すると、粒子状担体3aが容器4内の下部側に集まり、容器4の上部に空間が形成されるものであり、前記開口5b・6bは容器4を吹出し部2に取付けたときに容器4の上部に位置するように形成され、容器4の上部に形成される空間にのぞませて配置している。
容器底部5と容器蓋6との隙間7から流入した空気は容器底部5のガイド壁5aの先端から容器4内に送られるため、容器4内の容器蓋6側には空気が流れやすいが、容器底部5側には流れにくいものであり、容器底部5側に収納された粒子状担体3aを通過する空気が少なくなってしまう恐れがあるが、この発明では容器底部5と容器蓋6の隙間7から容器4内に流入した空気が容器蓋6の突出湾曲面6dによって容器底部5側に誘導され、容器底部5側に収納された粒子状担体3aを通過して開口5b・6bに送られるので、容器4内の粒子状担体3aの全体に空気が行き渡るものとなり、芳香剤3の香りを効率よく室内に拡散させることができるものとなった。
この発明の実施例を示す送風ファンの吹出し部に設置した芳香装置である。 この発明の実施例を示す芳香装置を構成する容器の分解斜視図である。 この発明の他の実施例を示す芳香装置を構成する容器の断面図であり、開口を開いた状態をあらわす。 図3に示す芳香装置を構成する容器の断面図であり、開口を閉じた状態をあらわす。 この発明の他の実施例を示す芳香装置を構成する容器の側断面図である。
符号の説明
1 送風ファン
2 吹出し部
2a ガード
3 芳香剤
4 容器
5 容器底部
5a ガイド壁
5b 開口
5c 取付け片
5d 係止部
6 容器蓋
6a 側壁
6b 開口
6c 取付け片
6d 突出湾曲面
7 隙間
8 遮蔽部

Claims (4)

  1. 送風ファンの風の吹出し部に設けられた、送風ファン方向へ物の侵入を防ぐガード着脱自在に取り付ける芳香装置であって、
    前記芳香装置は芳香剤を収納した容器で構成され、
    前記容器は、前記ガードの表面に容器底部を配置するための前記ガードへ向けて突出した係止部と、前記容器底部の外周から立ち上げた円形のガイド壁と、該ガイド壁の外側に嵌合する円形の側壁を備えた容器蓋とを設け
    前記容器底部のガイド壁の外周面に形成した突部と、前記容器蓋の側壁の内面に形成した突起からなる取付け片を設け、
    前記容器底部のガイド壁の外側に前記容器蓋の側壁が嵌合して前記突部と前記突起とが係合し、前記容器蓋と前記容器底部とが一体に組み合わされ
    前記容器底部のガイド壁の外周と前記容器蓋の側壁の内面との間には外部と容器内部とを連通させる隙間が形成され、
    かつ、前記突部は前記ガイド壁の円周方向に沿って形成し、前記容器蓋の突起は前記突部に沿って円周方向に移動可能に係合して、前記容器底部に対して前記容器蓋を回動自在に保持しており、
    前記容器底部のガイド壁と前記容器蓋の側壁には対向する開口を設け、
    前記容器蓋回動時に前記ガイド壁の開口と前記側壁の開口の重なりが変化して、容器内部と外部を連通する開口の開口率を変化させたことを特徴とする送風ファンの吹出し部に設置する芳香装置。
  2. 前記容器底部のガイド壁と容器蓋の側壁とに設けた対向する開口は複数個の小孔で構成し、
    前記容器蓋回動時に閉ざされる小孔数を変化させたことを特徴とする請求項1に記載の送風ファンの吹出し部に設置する芳香装置。
  3. 前記容器底部のガイド壁と容器蓋の側壁とに設けた対向する開口部分の隙間には、他の部分の隙間よりもせまくする遮蔽部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の送風ファンの吹出し部に設置する芳香装置。
  4. 前記容器には芳香剤が含浸した粒子状担体が容器の上部に空間を形成させて収納されており、
    前記容器を送風ファンの風の吹出し部に設置した時において、前記開口はこの容器上部の空間にのぞませて配置すると共に、前記容器蓋には容器内の芳香剤が含浸した粒子状担体に向けて緩やかな突出湾曲面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の送風ファンの吹出し部に設置する芳香装置。
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