JPH04151443A

JPH04151443A - 空気循環装置

Info

Publication number: JPH04151443A
Application number: JP2324734A
Authority: JP
Inventors: Koichi Nakade; 中出　浩一
Original assignee: Masuda Harmo KK
Current assignee: Masuda Harmo KK
Priority date: 1989-12-15
Filing date: 1990-11-27
Publication date: 1992-05-25
Anticipated expiration: 2011-10-23
Also published as: JP2547279B2; US5154893A; CA2032336C

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、病院、美容院、ホテル、レストラン、食堂等
の建物室内、及び自動車、鉄道車輌、航空機、船舶等の
乗物室内等の室内空間の空気を循環する装置に係り、詳
しくは香り又はオゾン等を放ちながら又は匂いを吸収し
ながら空気を循環する空気循環装置に関する。

（ロ）従来の技術従来、暖房又は冷房を効率的に行うため、室内空間の空
気を循環する空気循環装置（サーキュレータ）は、市販
されている。

近時、病院、美容院及び乗物室内等にあっては、その独
特な匂いを吸収して快適な室内環境を得ることか望まれ
ており、またホテル、航空機内等にあっては、そのホテ
ル独自の香りを放って香りによるホテル等の識別化、プ
ラント化を図ることか期待されている。

（ハ）発明か解決しようとする課題しかし、上述空気循環装置は、単に室内の空気を撹拌す
るたけなので、室内の匂いの吸収又は香りの放散を行う
ことがてきない。

また、空気循環装置の空気吸込み部又は吐出し部に消臭
剤又は芳香剤を配置することか考えられるが、このもの
にあっては、循環空気の全量か消臭剤又は芳香剤を通過
するので、空気の循環抵抗か極めて大きくなって、空気
の撹拌効率か悪くなると共に大きな容量の送風機及びそ
の駆動用モータを必要とし、かつ消臭剤又は芳香剤通過
時に通気音を発生し、静粛な環境を阻害し、また消臭剤
又は芳香剤か早期に劣化してしまう虞れかある。

一方、ホテル等にあっては、全能の空調システムに香り
を放散することか考えられるが、このものにあっては、
空調システム全体に係る大損りな装置が必要であると共
に、客室、ロビー、レストラン等の異なる環境下にきめ
細かく対応することができない。

そこで、本発明は、極めて簡単な装置てもって、空気の
循環と共に匂いの吸収又は香りの放散等を行え、もって
上述課題を解決した空気循環装置を提供することを目的
とするものである。

（勾　課頭を解決するための手段本発明は、上述事情に鑑みなされたしのてあって、例え
ば第１図ないし第３図を参照して示すと、室内空間（Ａ
）に開口している入口（１）と、該室内空間に開口して
いる出口（２）と、これら入口及び出口を連通ずる空気
通路（３）と、該空気通路に介在する送風機（５）と、
該送風機を駆動するモータ（６）と、を備えてなる空気
循環装置（Ｕ）において、前記空気通路（３）に介在し
て配置されかつ消臭剤（７）または芳香剤（９）等の空
気処理部を収納する収納部（１０）と、前Ｊ己出口（２
）に臨んで配！され、該出口から噴出される空気に基づ
き周囲の空気を吸込んて一緒に吹出すベンチュリー（１
１）と、を備えてなることを特徴とする。

また、前記空気通路（３）に、前記収納部（３９）と並
列に室内空気を濾過するフィルター（３７）を設けたこ
とを特徴とする。

また、前柱空気循環装置（Ｕ、）が、前記入口（１）、
送風機（５）及びモータく６）を一体に備えた装置本体
（３１）と、前配出口（２）及びベンチュリー（１１）
を一体に備えた腕部（５１）と、からなり、該腕部（５
１）を、前Ｊ己装置本体（３１）に対して傾動自在に連
結してなる。

また、前記腕部（５１）が、前記装置本体（３１）の周
囲に複数個配！されてなる。

また、前記空気循環装置ｆ（ＬＪｉに用いられる収納部
（３９）及びフィルター（３７）てあって、第９図及び
第１０図に示すようにこれら収納部（３９）及びフィル
ター（３７）が一体に構成されたカセット（３６）から
なり、かつ該カセット（３６）が、前言己入口（１）に
装脱自在に装着されてなる。

また、前記カセット（３６）が、第１０図に示すように
中央部に前記収納部（３９）を配置しかつ該収納部（３
９）に前記フィルター（３７）を配置してなる。

また、前記収納部（３９）が、第１１図に示すように矩
形状の箱体からなり、その一隅に入口孔（４０）を設け
ると共に他隅に出口孔（４１）を設け、さらに多数の仕
切り板（３９ｄ）を設けて、長い空気流通経路を形成し
てなる。

（ネ）作用以上構成に基づき、本空気循環装置（Ｕ）は、室内空間
（Ａ）の天井又はその近傍に取付けて用いられる。この
際、室内空間が病院等の独特の臭気のある室内空間であ
る場合、収納部（１０）に消臭剤（７）を収納する。こ
の状態て、駆動モータ（６）を回転すると、室内空間（
Ａ）の空気は、入口（１）から空気通路（３）を通って
送風機（５）に吸込まれるが、この際、空気は消臭剤（
７）中を通過して脱臭される。そして、該脱臭された空
気は、出口（２）からベンチュリー（１１）に向って吹
出される。すると、ベンチュリー（１１）は、その入口
部（ｌｌａ）周囲の空気を巻込んで、前記出口（２）か
らの噴出空気と一緒にその出口部分（ｌｌｂ）から吹出
し、これにより室内空間（Ａ）の空気を効率的に撹拌す
る。

また、本空気循環装置（Ｕ）を、ホテル等の客室に用い
る場合、収納部（１ｏ）にそのホテル独自の香りからな
る芳香剤（９）を収納し、前述と同様に送風機（５）を
駆動することにより、客室内の空気を撹拌すると共に、
室内にホテル独自の香りを放散する。

さらに、収納部と並列にフィルター（３７）を配置して
、室内空気の循環及び脱臭又は芳香の他に、室内空気の
清浄を行なうことが可能である。

また、複数の出口（２）及びベンチュリー（１１）を所
望の角度にそれぞれ設定して、空気の噴出方向を放射状
にすることにより、空気処理及び清浄した空気は、室内
空間（Ａ）の４隅部及び周辺部に対して一様に噴出され
る。

また、消臭剤（７）又は芳香剤（９）等の空気処理部か
劣化した場合、またはフィルター（１１）が目づまりし
た場合には、カセット（３６）を装置本体（３１）から
取り外すことにより、空気処理部（７，９）の交換は容
易に行なわれる。

なお、カッコ内の符号は、理解を容易にするために図面
と参照するためのものであるが、回答構成を限定するも
のではない。

（へ）実施例以下、図面に沿って、本発明による実施例について説明
する。

空気循環装置Ｕは、第１図ないし第３図に示すように、
ケース１２を有しており、該ケース１２の下面には２個
所の開口１２ａ、１２ｂが形成されていると共に取付は
ブラケット１３か固定されている。また、ケース１２内
には、空気通路となるダクト３、シロッコファンからな
る送風機５及び該ファンを駆動するモータ６か一体に結
合されて収納されており、かっ前ｌ己ダクト３の入口部
１が前記開口１２ａから外方に突出し、バッキング１５
を介してフランジ１ａにてケース１２に固定されており
、また前記モータ６か前記取付はブラケット１３に固定
されている。

そして、該入口部１の外方に突出している先端部分には
収納部材１ｏが着脱自在に取付けられており、該収納部
材１ｏはその上下部１０ａ、１０ｂか網目状となって空
気の流通を妨げない構造になっていると共にその間に消
臭剤７又は芳香剤９を適宜収納し得る。

また、シロッコファン５のカバーにて囲繞された吹出し
部５ａには出口部２か固定されており、註出口部２は前
記ケース１２の開口１２ｂから外方に突出し、かつ該開
口１２ｂ部分はバッキング１６にて閉室されている。そ
して、前記シロッコファン吹出し部５ａに結合されてい
る出口部２は断面矩形状からなるが、該出口部分は絞ら
れて断面略々円形状の吹出しノズル２ａとなる。更に、
該ノズル２ａの先端には取付金具１７にて取付は角度を
調節自在にベンチュリー１１か連結されている。該ベン
チュリー１１は入口大径部１１ａ、中間絞り部１１Ｃ及
び出口大径部１１ｂからなり、ノズル２ａから噴出され
た空気により入口大径部１１ａから周囲の空気を巻込ん
で吸込み、前記噴出空気と巻込み空気を一緒に出口大径
部１１ｂから吐出する。

一方、室内空間Ａの所定壁面にはコントローラ２０が取
付けられており、該コントローラ２０は摘み２０ａを有
していると共に前記電動モータ６に結線しており、該摘
み１７ａの回転により、電動モータ６従ってファン５の
回転なｍ節し得る。

本実施例は以上のような構成からなるので、本空気循環
装置Ｕは、室内空間Ａの天井１９に埋込んて取付けられ
、従って天井１９の下面には、収納部材１０、ノズル２
ａ及びベンチュリー１１が突出している。そして、室内
空間Ａが病院、美容院、車内等の独特な匂いがある場合
、前記収納部材１０に消臭剤７か収納されて入口部１に
取付けられる。この状態て、コントローラ２０の摘み２
０ａを適宜調節して電動モータ６を駆動すると、シロッ
コファン５か所定速度て回転して、室内空間Ａの空気が
、収納部材１０に収納された消臭剤７を通ってダクト３
に吸込まれる。この際、該消臭剤７により空気の匂いが
直接吸収されるが、又は消臭剤７から消臭性分が発散さ
れ、更に該脱臭された空気は、ファン５によりノズル２
ａから吹出される。そして、ノズル２ａからベンチュリ
ー１１へ噴出する空気は、ベンチュリー１１の入口大径
部１１ａの周囲の空気を巻込み、出口大径部１１ｂから
一緒に下方に向かって吹出す、これにより、例えばその
室内空間Ａが暖房状態にある場合、天井付近の暖かい空
気かベンチュリー１１にて巻込まれ、単なるノズル２ａ
からの空気の流れ以上の効率にて室内の空気は撹拌され
、室内温度を均一に保つ。

また、本空気循環装置Ｕをホテルの客室等に用いる場合
、収納部材１０にそのホテル独自の香りを放つ芳香剤９
を収納する。この場合、ファン５の駆動により、室内へ
の空気が芳香剤９を通って独自の香りをつけられ、該空
気がノズル２ａから噴出されて、ベンチュリー１１によ
る巻込み空気と共に室内に吹出される。

ついて、第５図ないし第７図に沿って、一部変更した実
施例について説明する。

第５図に示す空気循環装置Ｕ、は、送風機として軸流フ
ァン５を用いてあり、かつ収納部材１０及びベンチュリ
ー１１をケース１２の底板１２ｃに形成した凹部１２ｄ
、１２ｅ内に収納している。更に、ノズル２ａは蛇腹状
部材にて形成されており、かつ該ノズル２ａ先端にベン
チュリー１１か連結・支持されている。

従って、本実施例による空気循環装置Ｕ、は、収納部材
１０内の消臭剤又は芳香剤を通って吸込まれた空気が、
ノズル２ａを通ってベンチュリー１１に噴出され、該ベ
ンチュリー１１により凹部１２ｅ部分の空気を巻込んで
下方に吹出される。

この際、ベンチュリー１１の吹出し方向は、蛇腹状部材
からなるノズル２ａを変向することにより容易に！１節
し得る。

本実施例にあっては、安価な軸流ファン５を用いてコス
トダウンを図ることかてきると共に、天井の下方にベン
チュリー等が突出することを防止し、ホテル客室、美容
院等の室内の美観を良好に保つことかてきる。

第６図に示す空気循環装置Ｕ、は、同しく軸流ファン５
を用いていると共に、蛇腹状部材からなるノズル２ａを
用い、かつベンチュリー１１はケース底板１２ｃの凹部
１２ｅ内に収納されている。更に、本実施例にあっては
、ダクト３が２股状の吸込み入口部１＋、１ｇを有して
おり、かつこれら入口部先端にそれぞれ収納部材１０．
．１０、が取付けられている。そして、これら収納部材
１０１，１０．にはそれぞれ空気の流通を遮断するシャ
ッタ２４ａ、２４ｂか設けられており、かつ収納部材の
一方１０．に消臭剤か収納され、また他方１０２に芳香
剤が収納される。

従って、本実施例による空気循環装置Ｕ、は、一方のシ
ャッタ２４ａを開くと共に他方のシャッタ２４ｂを閉し
て、一方の収納部材１０　ｒのみを空気流通状態とする
ことにより、軸流ファン５による空気の吸込みは消臭剤
を通って行われ、室内の脱臭と共に空気の循環が行われ
る。

また、他方のシャッタ２４ｂを開くと共に一方のシャッ
タ２４ａを閉じると、細流ファン５による空気の吸込み
は芳香剤のみを通って行われ、室内に香りを放散すると
共に空気の循環が行われる。

更に、両方のシャッタ２０ａ、２０ｂを開くと、軸流フ
ァン５による吸込み空気の一部は消臭剤を通って行われ
、かつ吸込み空気の残りは芳香剤を通って行われ、これ
により室内の匂いを吸収すると共に、独自の香りの放散
が行われる。

本実施例にあっては、１個の空気循環装置Ｕ。

により、室内の脱臭又は香りの放散、更に場合によって
はその両方を同時に行うことかできる。

第７図に示す空気循環装置Ｕ４は、環状蛍光灯のシェー
ドに取付けたものである。シェード２１は略々円錐形状
からなり、その中間部か隔壁２２にて仕切られている。

そして、該隔壁２２の下部室２１ａには環状蛍光灯２３
．２３が支持されており、上部室２１ｂには本空気循環
装置Ｕ４か配設されている。空気循環装置Ｕ、は、送風
ファン５、電動モータ６及び水平方向左右に延びる吸込
み入口部１１，１．を有するダクト３を有しており、こ
れら入口部１．．１．のシェード２１側面から突出した
部分にそれぞれ消臭剤用及び芳香剤用の収納部材１０．
．１０．か設けられている。

そして、ファン５の吹出し出口から、蛇腹状ノズル２ａ
か前記隔壁２２を突出して下方に延びており、該ノズル
２ａに連結してかつ前記環状蛍光灯２３の中央部分に突
出してベンチュリー１１か配設されている。

従って、本空気循環装置Ｕ４は、蛍光灯シェード２１を
取付は金具２５により天井に装着することにより取付け
られる。そして、スイッチにて蛍光灯２３を点灯すると
、電動モータ６も自動的に作動し、前北第６図に示す実
施例と同様に、室内の脱臭又は独自の香りの放散、並び
に空気の循環を行う、なお、電動モータ６の駆動は、蛍
光灯スイッチに連動して行うと、室を使用する際に自動
的に本空気循環装置Ｕ４を作動して、消し忘れ等を防止
して都合かよいが、これに限らず、専門のコントローラ
（第４図参照）にて制御するようにしてもよい。

本実施例にあっては、空気循環装置Ｕ４を蛍光灯シェー
ド２２内に取付けたので、天井等の室内の工事を必要と
せず、容易に本空気循環装置Ｕ４を室内に装着すること
ができる。

なお、上述実施例は、収納部材１０に消臭剤又は芳香剤
を収納したが、これに限らず、オゾン発生器のオゾン発
生部等の他のものてもよいことは勿論であり、また空気
循環装置のケース１２を天井内に取付けたが、該ケース
を天井下面又は壁面上部に、該ケースが室内に露出する
ように取付けてもよいことは勿論である。

次に、本発明の他の実施例を第８図ないし第１０図に基
づいて説明する。

同図において、空気循環装置Ｕ、は、第１のケース３１
ａとこれに接続された第２のケース３１ｂとから構成さ
れる装置本体３１を有している。

この装置本体３１内には、第１のダクト３２ａとこれと
一体的に構成されている第２のダクト３２ｂとからなる
ダクト３２か固設されており、このダクト３２は第１の
ダクト３２ａ内の第１の空気通路３ａとこれに連通して
いる第２のダクト３２ｂ内の第２の空気通路３ｂとから
なる空気通路３を形成している。

第１のダクト３２ａの開口部からなる入口部１にはカセ
ット３６か配設されており、このカセット３６には中央
に穴部３７ａを有するエアーフィルター３７と、上記穴
３７ａ内に装着されているカートリッジ（収納部）３９
とか収納されている。上記カートリッジ３９は、第１０
図に示すように、箱状をなすカートリッジ本体３９ａと
、蓋３９ｂと、連通した複数の部屋に上記カートリッジ
本体３９ａを仕切る複数の仕切り板３９ｄとから構成さ
れている。

また、カートリッジ本体３９ａの底板３９ｅの１角隅部
であって上記部屋の一端部には、室内空気を吸入するた
めの通気口４ｏか穿設され、上記部屋の他方の端部に対
応する１１３９ｂの角隅部には、空気を排出するための
通気口４１が穿設されている。カートリッジ（収納部）
は、上記のように構成したことにより、長い空気流通路
を形成している。上記カートリッジ３９内には、例えば
消臭剤７又は芳香剤９等の空気処理部が収納されている
。

そして、上記カセット３６は、下面に網目状のパネル４
２を有する枠体３８に着脱自在に載置・収納され、かつ
該枠体３８がその一側部に形成された突起３８ａを第１
のダクト３２ａに穿設した凹部３２ｂに嵌合し、かつ、
カセット３６の他側部に穿設された凹部３６ｂに係止部
材４３の自由端を係合することにより装置本体３１に保
持されている。上記係止部材４３は、第１のケース３１
ａの前部に回転自在に装着された摘み４５の軸４５８に
固着されていて第１のダクト３２ａの穴を貫通しており
、この摘み４５を回動して係止部材４３を凹部３６ｂか
ら外すことにより入口部１は装置本体３１から取り外す
ことが可能になっている。

前記第１のダクト３２ａ内には、駆動モータ６か複数本
の支柱４７を介して固設されている。上記駆動モータ６
の出力軸６ａには、遠心送風機からなるファン（送風機
）５がナツト５０により固着されており、このファン５
は上記第２のダクト３２ｂ（第２の空気通路３ｂ）内に
位１している。上記第２のダクト３２ｂには、適宜の間
隔をもって複数個（実施例においては４個）の出口部２
か配設されており、各出口部２にはノズル２ａの基部て
あって適宜の角度（例えば９０°）て屈曲している接続
部（図示路）か回動自在に連結されている。

また、第８図に示すように、上記装置本体３１の各出口
部２か位置する箇所には、中空のケースからなる腕部５
１の基部か回動自在にそれぞれ配設されており、この腕
部５１内には、上記ノズル２ａとこのノズル２ａに臨ん
で配設されたベンチュリー１１とかそれぞれ収納されて
いる。さらに腕部５１には、上記ノズル２ａとベンチュ
リー１１とか対向している位置において２次空気吸入ス
リット５２か形成されている。この腕部５１は、その回
動軌跡を含む回動面が、隣接する腕部５１の回動面に対
してそれぞれ異なる向き（実施例では９０’　）になる
ようにそれぞれ配設されている。

なお、本実施例においては、腕部５１は４個の場合につ
いて示したが、腕部５１の数は必ずしもこれに限らず、
例えば５個にして吹き出し口の方向ズレを７２′″に、
また６個にして方向ズレを６ｏ６にすることも可能であ
る。

また、天井１９には複数の支持部材５３かねし５５によ
り固着されており、この支持部材５３の中央には、不図
示の穴及びこれに連続する長孔５３ａが穿設されている
。装置本体３１の上部には、自由端に係止部５６ａを有
する係止部材５６か固着されており、上記係止部５６ａ
を支持部材５３の長孔５３ａに係合させることにより、
空気循環装置Ｕ、は、天井１９に着脱自在に装着されて
いる。

このように構成された空気循環装置Ｕ、において、コン
トローラ２０（第４図参照）を操作して駆動モータ６及
びファン５を回転させると、吸入される室内空気の大部
分はエアーフィルター３７を通って第１のダクト３２ａ
内に吸入され、残りの少量の空気はカートリッジ３９の
通気口４０からカートリッジ３９内に吸入され、空気流
通経路を経て通気口４１から第１の空気通路３ａ内に吸
入される。

この吸入される１次空気は、エアーフィルター３７を通
過して濾過されることにより清浄され、カートリッジ３
９の空間内を通過する空気は、カートリッジ３９に収納
されている芳香剤９により香料を含んだ空気となって、
ファン５の送風作用により混合されて各出口部２のノズ
ル２ａからベンチュリー１１の吸入部に吐出される。ベ
ンチュリー１１内に混合空気か吐出される時に、その周
囲の２次空気が巻き込まれて２次空気吸入スリット５２
からベンチュリー１１内に吸入されて吹き出し口から室
内に吹き出される。

この吹き出される空気の方向を、天井１９に対する各腕
部５１の傾斜角度をそれぞれ任意に調整して全腕部５１
を放射状とすることにより、室内の上層空気は香料の香
りを含んだ状態で室内の下方の４隅・周辺部に一様に送
風されると共に、室内の暖気たまり及び冷気たまりをよ
り効率的に解消することがてきる。また、室内の形状、
広さ及び設置された大型物品への対応は、各腕部５１の
傾斜角度の張設により行なうことがてきる。

なお、カートリッジ３９内に芳香剤９を収納する代わり
に消臭剤７を収納すれば、例えば病院、食堂、船舶等に
おける独特の匂いの解消及び空気清浄と共に、暖気・冷
気たまりの解消を行なうことかできる。この２次空気の
吐出において、空気循環装置Ｕ、に吸入される１次空気
の大部分はエアーフィルター３７を通過し、残りの空気
がカートリッジ３９を通過するので、カートリッジ３９
内の芳香剤９は、空気通路３への吸入空気が多いにも係
わらずその消耗の速度を低減することかてきる。

そして、カセット３６に芳香剤９又は消臭剤７のいづれ
を収納している場合てあっても、芳香剤９の放香作用又
は消臭剤７の消臭作用が低下した場合には、カセット３
６内体を装置本体３１から取り外して新規の芳香剤９又
は消臭剤７と新規のエアーフィルター３７を収納しカセ
ット３６に交換すればよい、また、カセット３６内に所
定の芳香剤９又は消臭剤７を有するカートリッジ３９と
エアーフィルター３７を収納している種々のカセット３
６を予め用意しておいて、その交換時には、カセット３
６ごと交換することも可能である。

本実施例ては、カートリッジ３９内には、芳香剤９（又
は消臭剤７）の何れか一方を収納している場合について
述べたが、必要に応じてその両方を収納可能のカートリ
ッジを使用することかてき、このカートリッジ−例を第
１１区に示す。

第１１図は、消臭剤７及び芳香剤９の両方を収納可能の
カートリッジの平面視を示している。同図において、カ
ートリッジ（収納部）３９は消臭剤７を収納している消
臭カートリッジ３９Ａと、芳香剤９を収納している香料
カートリッジ３９Ｂとからなっており、各カートリッジ
３９Ａ、３９Ｂは前記カートリッジ３９と同様の仕切り
板３９ｄと通気口４０．４１をそれぞれ有している。こ
のカートリッジ３９においては、空気循環装置Ｕ、が室
内の１次空気の吸入時において、消臭カートリッジ３９
Ａを通過する空気により室内の空気清浄がなされると共
に、香料カートリッジ３９Ｂを通過する空気により室内
の空気に所定の香りを供給することが可能となっている
。

第８図〜第１０図により説明した実施例においては、空
気循環装置Ｕも内への１次空気吸い込み時に、カートリ
ッジ３９内を通過する空気の量は、カートリッジ３９に
設けられた通気口４ｏ、通気口４１　（第１ｏ図参照）
の大きさによって一定値に固定されている。この構成で
は、１次空気の吸入量を増減しないかぎり芳香剤９の放
香率（又は消臭剤７の消臭率）を希望する状態に制御す
ることはできない、第１２図は、上記の放香量又は消臭
率を希望の状態に可変てきるようにした通気口４０及び
通気口４１の変形例を示している。

第１２図（ａ）において、カートリッジ３９に設けられ
た通気口４０（又は通気口４１）は、複数の同径の穴４
０ａを有する通気口６０からなっており、各通気口６０
は、非使用時は剥離自在のステッカ−５９により閉塞さ
れている。空気循環装置Ｕ６を使用するに際し、所定の
数のステッカ−５９を剥離して通気口６０を開口させる
ことにより所定の大きさの通気口が形成される。これに
より、カートリッジ３９を通過する空気の放香率又は消
臭率の大きさをユーザの所望の状態に設定することがて
きる。

また、第１２図（ｂ）は、通気口４０（又は通気口４１
）のさらに別の変形例を示すものである。

同図において、通気口４０は、半径の異なる複数の通気
口６０ａ〜４０ｆからなっており、各通気口６０ａ〜４
０ｆも前記通気口６ｏと同様にしてステッカ−５９によ
りそれぞれ閉塞されている。

空気循環装置ＵＳの使用に際しては、通気口４０の所定
の大きさの径の通気口６０ｂ〜６０ｆの一つ又はその複
数組み合わせを選択してステッカ−５９を剥離すること
により、通気口４０（又は通気口４１）の開口面積は所
定の大きさに設定されて放香量又は消臭率の大きさを所
望の状態に選定することができる。

第１３図及び第１４図は、本発明の空気循環装置を一部
変更した実施例を示している。

同図において、空気循環装置Ｕ６の装置本体３１には、
前記第２の実施例と同様の（吐出）腕部５１が傾斜自在
に設けられており、この装置本体３１は壁６１に設けた
不図示の係止部材に着脱自在に係止されている。この壁
掛型の空気循環装置Ｕ６比教的小サイズの室内に好適で
あって、本実施例においては、腕部５１は１本の場合を
示しているが、装置本体３１に複数本の腕部５１を設け
てそれらの傾斜角度を張設して室内の１次空気の放香、
清浄及び暖気・冷気たまりの解消を行なうことがてきる
。

第１５区〜第１７図は、本発明の空気循環装置の更に一
部変更した実施例を示している。

同図において、空気循環装置Ｕ、はスタンド型をなして
おり、その支持台が空気循環装置Ｕ、の装置本体３１を
構成している。この装置本体３１内には、第２の実施例
（第９図参照）におけるエアーフィルター３７、カート
リッジ３９を収納しているカセット３６と、駆動モータ
６及びファン５等と同様のもの（図示時）かそれぞれ収
納されている。装置本体３１上には両側にリブ６３を有
する中空状の支柱からなる空気通路３が立設されており
、この空気通路３の自由端には、空気通路３に連通して
いる支持部材６６が固設されており、この支持部材６６
には前記腕部５１か傾動自在に配設されている。

空気循環装置Ｕ７の不図示のスイッチを操作することに
より、装置本体３１から吸入されて送風される１次空気
は、空気通路３及び支持部材６６を経て腕部５１に至り
、腕部５１の２次空気吸入スリット５２から周囲の２次
空気を巻き込んで腕部５１の吹き出し口から室内の下方
に排出される。この空気循環装ｆＵ、は、実施例におい
ては腕部５１か１本である場合について示したが、さら
に複数の腕部５１を空気通路３に設けることも可能てあ
り、また該スタンド型の空気循環装置Ｕ、に照明器具を
付設して、照明スタンドと兼用してもよい、そして、空
気循環装２０．の設置スペースが小さいことと移動可能
であることがら、本空気循環装宜Ｕ、は、狭い室内及び
消臭・放香作用が必要になった場所へ随時搬入して使用
するのに好適である。

なお、カセット３６のカートリッジ（収納部）３９内に
収納する物品の変形例として、消臭剤７、芳香剤９の他
に、例えば吸湿剤、防虫剤、防カビ剤等を収納して、空
気循環装置を物１、押し入れ、倉庫又は書庫等に配設す
ることにより、配設場所の吸湿、防虫等を行なうことか
できる。

（ト）発明の詳細な説明したように、本発明によると、空気循環装置（Ｕ
、〜Ｕ６）の空気通路（３）に、消臭剤又は芳香剤等を
収納する収納部（１０，３９）を介在したので、室内空
間（Ａ）に容易に取付けることかてきる極めて簡単な装
置でもって、室内空間の空気の循環と共に、室内の匂い
を消したり、又は香りを室内に放散して、落ち着いた快
適な環境を作ることかでき、更にホテル等に対応した独
自の香りを放散して、香りによる識別、プラント化を区
ることかできる。

また、送風機（５）の出口（２）に臨んでベンチュリー
（１１）を配置したのて、出口（２）から噴出する空気
によりベンチュリー（１１）が周囲の空気を巻込んで、
効率の高い室内空気の循環を行うことがてき、かつ送風
機（５）及びその駆動用モータ（６）を容量か比較的小
さくかつ効率の高いものを用いることが可能となり、モ
ータ駆動音及び風切り音を低減して室内を静粛に保つこ
とができる。

更に、室内（Ａ）の空気の循環は、出口（２）の噴出空
気及びベンチュリー（１１）による巻込み空気とが相俟
って行われるので、収納部（１０）に収納される消臭剤
（７）又は芳香剤（９）等を通過する空気は循環空気の
一部で足り、消臭剤（７）及び芳香剤（９）による効果
と暖房等のための空気循環効果とのバランスを適正に保
つことかでき、早期の消臭剤又は芳香剤等の劣化を防い
で、芳香剤等の交換等のメンテナンスを簡単化すること
ができる。

また、入口部に空気処理部部を収納した収納部（３９）
と共にフィルターを配設すると、室内空気をの臭消又は
放香等の空気処理すると共に清浄することがてきる。

また、出口（２）及びこれに臨んで配設されたベンチュ
リー（１１）を、任意の角度で傾動自在に調整できるよ
うにして、出口（２）及びベンチュリー（１１）を放射
状に設定可能にすると、室内空間の各隅部及び周辺部に
対して空気循環装置（Ｕ、）からの空気を一様に噴出さ
せることかてき、さらに室内の暖気たまり、及び冷気た
まりをさらに効率よく解消させることができる。特に、
出口（２）及びベンチュリー（１１）からなる腕部（５
１）を、装置本体（３１）の周囲に複数個配置すると、
更に効率よく空気の循環を図ることかてきる。

また、空気処理部を収納している収納部（３９）とフィ
ルター（３７）とを、カセット（３６）内に一緒に収納
すると共に、このカセット（３６）を装置本体（３１）
に着脱自在にしているので、消臭剤又は芳香剤等の空気
処理部と、フィルターの交換の操作性を向上させること
かできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による空気循環装置を示す斜
視図、第２図はその横断面図、第３図は第２図■−■線
による断面図、第４図はそのコントローラを示す正面図
、第５図ないし第７図はそれぞれ異なる他の実施例を示
す一部破断した斜視図、第８図は本発明の第２の実施例
を示す空気循環装置の斜視図、第９図は同しく縦断正面
図、第１０図は同しくカートリッジ部（収納部）の分解
斜視図、第１１図はカートリッジの変形例を示す平面図
、第１２図はカートリッジの通気口部の変形例を示す平
面図、第１３図は本発明の第３の実施例を示す空気循環
装置の正面図、第１４図は同じく側面図、第１５図は本
発明の第４の実施例を示す空気循環装置の側面図、第１
６図は同じく要部を示す正面図、第１７図は同じく腕部
を示す側面図である。１・・・入口（部）　、　　２・・・出口（部）２ａ・
・・ノズル　　　３・・・空気通路（ダクト）、５・・
・送風機（シロッコファン、軸流ファン）、６・・・（
電動）モータ　、　７・・・消臭剤９・・・芳香剤　、
　　１０，１０．．１０□・・・収納部（材）　　　　
１１・・・ベンチュリー１２・・・ケース　、３６・・
・カセット、３７・・・（エアー）フィルター　、　３
９・・・収納部（カートリッジ収納部）　　、　４０．
４１・・・通気口５１・・・腕部　、　Ａ・・・室内空
間［１，Ｕ、、Ｕ、、Ｕ４．Ｕ、、Ｕ、、Ｕ、・・・空
気循環装置第３図第４図第５図 ξ 第７図第１０図第１１図（ａ）（ｂ）第１４図平成３年１月１０日

Claims

【特許請求の範囲】１、室内空間に開口している入口と、該室内空間に開口
している出口と、これら入口及び出口を連通する空気通
路と、該空気通路に介在する送風機と、該送風機を駆動
するモータと、を備えてなる空気循環装置において、前記空気通路に介在して配置されかつ消臭剤又は芳香剤
等の空気処理部を収納する収納部と、前記出口に臨んで配置され、該出口から噴出される空気
に基づき周囲の空気を吸込んで一緒に吹出すベンチュリ
ーと、を備えてなることを特徴とする空気循環装置。２、前記空気通路に、前記収納部と並列に室内空気を濾
過するフィルターを設けた、請求項１記載の空気循環装置。３、前記空気循環装置が、前記入口、送風機及びモータ
を一体に備えた装置本体と、前記出口及びベンチュリー
を一体に備えた腕部と、からなり、該腕部を、前記装置
本体に対して傾動自在に連結してなる、請求項１又は２記載の空気循環装置。４、前記腕部が、前記装置本体の周囲に複数個配置され
てなる、請求項３記載の空気循環装置。５、前記請求項２に記載された空気循環装置に用いられ
る収納部及びフィルターであって、これら収納部及びフ
ィルターが一体に構成されたカセットからなり、かつ該
カセットが、前記入口に装脱自在に装着されてなる、空気循環装置に用いられる収納部及びフィルター。６、前記カセットが、中央部に前記収納部を配置しかつ
該収納部に前記フィルターを配置してなる、請求項５記載の空気循環装置に用いられる収納部及びフ
ィルター。７、前記収納部が、矩形状の箱体からなり、その一隅に
入口孔を設けると共に他隅に出口孔を設け、さらに多数
の仕切り板を設けて、長い空気流通経路を形成してなる
、請求項５又は６記載の空気循環装置に用いられる収納部
。