JP3233519U - 芳香剤取付容器および風向誘導ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】吹出し口からの送風方向に関わらず、芳香剤取付容器の正面への芳香の放出を抑制しつつ、所定空間内への芳香の拡散時間を短縮することのできる芳香剤取付容器を提供する。【解決手段】送風装置の吹出し口に配置される芳香剤取付容器10であって、芳香剤30を収容する芳香剤配置領域と共に裏面側から表面側へ風を通す通風領域を備えた容器本体12と、容器本体12の表面側において、容器本体12との間に隙間をあけて通風領域の配置範囲を覆う風向誘導ユニット20とを備える。風向誘導ユニット20は、容器本体12に対向して配置される第1風向誘導板22と、容器本体12と第1風向誘導板22との間に配置され、中心側に貫通孔を備えた第2風向誘導板24とを有する。【選択図】図3

Description

本考案は、芳香剤取付容器に係り、特に、送風装置の吹出し口への芳香剤取り付けに好適な芳香剤取付容器、および風向誘導ユニットに関する。
芳香剤の芳香を拡散することを目的として、車両等における送風装置の吹出し口に芳香剤を取り付けるための容器として、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているようなものが知られている。
特許文献1、2に開示されている芳香剤取付容器は、いずれも、容器本体の内部に芳香剤を収容可能とし、容器本体に、風を挿通させるための孔やスリットを備える構成とされている。そして、容器本体には、送風装置の吹出し口への取付手段として、クリップ等が備えられている。
このような構成の芳香剤取付容器では、吹出し口から吹き出される風が容器本体に設けられた孔やスリットを介して容器内部を通過することで、容器内部に収容された芳香剤の芳香を拡散させることができる。
特開2007−320378号公報 特表2016−528957号公報
特許文献1、2に開示されているような芳香剤取付容器では、容器本体の裏面側から導入した風を容器本体の表面側から放出することで、風と共に芳香の拡散を図ることができる。
しかし、このような構成の芳香剤取付容器では、芳香を風と共に正面に放出する構成とされている。このため、車両内において送風を自己に向けている場合には、芳香が強すぎるという事態が生じ得ると共に、車両室内全体に芳香を拡散させるためには、時間がかかるといった問題がある。
そこで本考案では、吹出し口からの送風方向に関わらず、芳香剤取付容器の正面への芳香の放出を抑制しつつ、所定空間内への芳香の拡散時間を短縮することのできる芳香剤取付容器、およびこのような効果を担う事のできる風向誘導ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための芳香剤取付容器は、送風装置の吹出し口に配置される芳香剤取付容器であって、芳香剤を収容する芳香剤配置領域と共に裏面側から表面側へ風を通す通風領域を備えた容器本体と、前記容器本体の表面側において、前記容器本体との間に隙間をあけて前記通風領域の配置範囲を覆う風向誘導ユニットと、を備えることを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する芳香剤取付容器において、前記容器本体は、外周側に
芳香剤配置領域を有し、中心側に前記通風領域を配置する構成とすると良い。このような特徴を有することによれば、吹出し口から噴出された風が効率良く容器本体を通過することとなる。
また、上記のような特徴を有する芳香剤取付容器において、前記風向誘導ユニットは、前記容器本体に対向して配置される第1風向誘導板と、前記容器本体と前記第1風向誘導板との間に配置され、中心側に貫通孔を備えた第2風向誘導板とを有するものとすることができる。このような特徴を有することによれば、容器本体を通過した風の向きを効率良く変えることができる。また、1枚の風向誘導板で風向きを変える場合に比べ、整流効果を高め、外周側に噴出する空気の流れがスムーズなものとなる。
また、上記のような特徴を有する芳香剤取付容器において前記第1風向誘導板と前記第2風向誘導板は、前記容器本体の中心を基点として、前記容器本体の外周側へ行く程、前記容器本体から離間する方向への傾斜面を有するようにすることができる。このような特徴を有することによれば、容器本体を通過した風の向きと、風向誘導板により誘導される芳香との成す角が鈍角となる。よって、風向き変更時の抵抗が減り、噴出風の誘導がスムーズなものとなる。
また、上記のような特徴を有する芳香剤取付容器において前記第1風向誘導板と前記第2風向誘導板は、前記容器本体の厚み方向への移動を可能とし、前記隙間の開度を調節可能な構成としても良い。このような特徴を有することによれば、芳香の拡散度合の調整を行うことが可能となる。
さらに、上記のような特徴を有する芳香剤取付容器における前記容器本体には、係合部を介して前記吹出し口に備えられたルーバーを構成するフィンへの取付手段が備えられ、前記容器本体は、前記係合部を基点として回動可能な構成とすることもできる。このような特徴を有することによれば、芳香剤取付容器をルーバーのフィンへ取り付けた状態で、吹出し口から噴出する風が容器本体に導入されないようにすることができる。
また、上記目的を達成するための本考案に係る風向誘導ユニットは、送風装置の吹出し口に配置され、裏面側から表面側へ風を通す通風領域を備えた芳香剤取付容器に着脱自在な風向誘導ユニットであって、前記芳香剤取付容器との間に隙間を設けて前記表面側へ装着可能とし、前記通風領域の配置範囲を覆う面積を持つ板部材を備えたことを特徴とする。
上記のような特徴を有する芳香剤取付容器、および風向誘導ユニットによれば、吹出し口からの送風方向に関わらず、芳香剤取付容器の正面への芳香の放出を抑制しつつ、所定空間内への芳香の拡散時間を短縮することができる。
第1実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す正面図である。 第1実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す平面図である。 図1におけるA−A断面を示す図である。 第1実施形態に係る芳香剤取付容器の構成を示す分解斜視図である。 第2実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す斜視図である。 第3実施形態に係る芳香剤取付容器の構成を示す分解斜視図である。 第3実施形態に係る芳香剤取付容器における第1風向誘導板と第2風向誘導板の動きを説明するための図である。 第4実施形態に係る芳香剤取付容器の構成を示す分解斜視図である。 第4実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す斜視背面図である。 第4実施形態に係る芳香剤取付容器の可動状態における外観構成を示す斜視正面図である。 第5実施形態に係る芳香剤取付容器の構成を示す分解斜視図である。 第5実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す斜視背面図である。 汎用の容器本体に対して考案に係る風向誘導ユニットを取り付けた状態を示す斜視図である。 汎用の容器本体から考案に係る風向誘導ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。
以下、本考案の芳香剤取付容器、および風向誘導ユニットに係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本考案を実施する上での好適な形態の一部に過ぎない。よって、その効果を奏する範囲において、形態の変更を行ったとしても、本考案の一部とみなすことができる。
[第1実施形態]
まず、図1から図4を参照して、第1実施形態に係る芳香剤取付容器について説明する。なお、図面において図1は、第1実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す正面図であり、図2は、平面図である。また、図3は、図1におけるA−A断面を示す図である。さらに、図4は、第1実施形態に係る芳香剤取付容器の構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係る芳香剤取付容器10は、容器本体12と、風向誘導ユニット20と、を備えることを基本として構成されている。容器本体12は、収容部14と蓋部16とから構成されている。収容部14は、芳香剤30を収容するための要素であり、収容を予定する芳香剤30のサイズに応じた厚みを有する凹部を持つように構成されている。また、本実施形態に係る収容部14は、凹部の底面に送風導入口14a(貫通孔)が備えられ、車両等における送風装置の吹出し口(不図示)から噴出される風を挿通可能な構成とされている。
本実施形態では、一例として、図4に示すような、リング状に形成された含浸材に芳香液を含浸させた芳香剤30を採用することとしている。このため、芳香剤30は、収容部14における凹部の外周側に配置されることとなる。このような形態的な特徴に基づき、送風導入口14aを凹部の底面における内側(中心寄り)に配置することで、収容部14を風(空気)が通過する際の抵抗を減らすことができ、多くの空気を通過させることができ、芳香の拡散効率向上に寄与することができる。なお、図4においては、送風導入口14aの形態は、扇型の開口部を複数設けたものとしているが、この形態は限定するものでは無い。例えば、円形や楕円形、矩形、その他の多角形の平面形状からなる開口部により構成しても良い。
また、収容部14には、送風装置の吹出し口に対する取付手段18が備えられている。取付手段18は、収容部14に対して、一体型であるか、別体型であるかを問うものでは無く、その形態を特定するものでも無い。その機能として、例えば吹出し口に備えられたルーバーのフィンを挟持可能な構成であれば良い。図3に示す例では、取付手段18をクリップ型とし、収容部14を基点として突設される一対の挟持片18a,18bと、対を成す挟持片18a,18bのそれぞれから、対向する側の挟持片18b,18aに向かって突設する支持片18a1,18b1とを有する構成としている。対向配置される支持片18a1,18b1の間にルーバーのフィンを挿入することで、収容部14が吹出し口に支持されることとなる。そして、支持片18a1,18b1は、挟持片18a,18bの
先端側から基端側へ向かう傾斜を成すように突設することで、いわゆる返しとしての機能を持ち、抜け止め効果を奏することとなる。
蓋部16は、収容部14に収容した芳香剤30の脱落を防ぐと共に、吹出し口から噴出される風を挿通させるといった作用を担う要素である。本実施形態に係る蓋部16は、収容部14における凹部の開口部を覆うことが可能に構成されている。また、収容部14に収容した芳香剤30の脱落を防ぐために、少なくとも外周側の一部を閉塞領域16aとしている。一方、吹出し口から噴出される風を挿通させる構成として、内周側に開口領域16bを備えている。このような構成とすることで、収容部14の送風導入口14aから導入された風(空気)を効率良く通過させることができる。なお、開口領域16bの開口形態は、1つの大きな孔であっても良いし、複数の孔により構成されても良い。また、開口部の形状も、扇型や楕円、矩形、その他の多角形等、様々な形状とすることができる。
風向誘導ユニット20は、第1風向誘導板22、および第2風向誘導板24から成る。第1風向誘導板22は、蓋部16の対向位置に配置され、蓋部16に形成された開口領域16bの面積よりも大きな面積を持つ板材である。第1風向誘導板22を開口領域16bに対向して配置することで、容器本体12を通過した風は、第1風向誘導板22に衝突し、第1風向誘導板22の板面方向、すなわち容器本体12の外周側へ流れることとなる。なお、この時の風の流れ、送風装置の吹出し口からの送風方向と交差する方向となる。
第2風向誘導板24は、容器本体12と第1風向誘導板22との間に配置されている板材である。第2風向誘導板24は、第1風向誘導板22と並行となるように配置されている。本実施形態に係る第2風向誘導板24は、第1風向誘導板22よりも大きな外形線を有する板材から構成されており、内部に、送風通過口24a(貫通孔)を有する。送風通過口24aは、容器本体12の蓋部16に設けられた開口領域16bよりも小さな面積を有するものとする。このような構成とすることで、容器本体12を通過して第2風向誘導板24に到達した風は、送風通過口24aを通過して第1風向誘導板22へ向かうものと、第2風向誘導板24により、容器本体12の外周方向へ誘導されるものとに分けられることとなる。なお、第1風向誘導板22と、第2風向誘導板24、および蓋部16との間には、それぞれに隙間を形成するための支持片26が備えられている
風向誘導ユニット20では、複数(本実施形態では2枚)の風向誘導板を備えることで、整流効果を奏することができる。このため、容器本体12を通過した風を外周側へ誘導する際に、外周側への噴出をスムーズなものとすることができる。
[作用効果]
上記のような特徴を有する芳香剤取付容器10によれば、吹出し口からの送風方向に関わらず、芳香剤取付容器10の正面への芳香の放出を抑制しつつ、容器本体12の外周側への方向の拡散を促すことができる。このような作用により、所定空間内への芳香の拡散時間を短縮することができる。このため、例えば車両の送風装置における吹出し口に芳香剤取付容器10を取り付けた場合、吹出し口からの風の噴出に伴い、車両の室内空間に短時間で芳香を拡散させることができることとなる。
[第2実施形態]
次に、図5を参照して、第2実施形態に係る芳香剤取付容器について説明する。なお、図5は、第2実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す斜視図である。本実施形態に係る芳香剤取付容器10Aも、その基本的な構成は、第1実施形態に係る芳香剤取付容器10と同様である。よって、その構成を同一とする箇所には、図面に同一符号を附して詳細な説明を省略することとする。
本実施形態に係る芳香剤取付容器10Aは、風向誘導ユニット20を構成する第1風向誘導板22と、第2風向誘導板24に傾斜を設けたことを特徴とする。具体的には、本実施形態に係る第1風向誘導板22と、第2風向誘導板24では、中心部を基点として、外周側(図5に示す例では、容器本体12の幅方向外側)に向かうにつれて、容器本体12から離間する方向へ向かうこととなるように、傾斜が設けられている。
[作用効果]
このような構成とした場合、容器本体12を通過した風が第1風向誘導板22、あるいは第2風向誘導板24に当たった際、風の進入角度と風の誘導方向とが鈍角となる。このため、風向きの変更がスムーズに成され、芳香の拡散効率を向上させることができる。
なお、図5に示す形態では、第1風向誘導板22と第2風向誘導板24は、共に、容器本体12の幅方向に傾斜を持つ構成としている。しかしながら、第1風向誘導板22と第2風向誘導板24に付与する傾斜は、容器本体12の高さ方向であっても良い。また、第1風向誘導板22と第2風向誘導板24との傾斜方向が異なる構成であっても良い。
[第3実施形態]
次に、図6、図7を参照して、第3実施形態に係る芳香剤取付容器について説明する。なお、図6は、第3実施形態に係る芳香剤取付容器の構成を示す分解斜視図である。また、図7は、第3実施形態に係る芳香剤取付容器における第1風向誘導板と第2風向誘導板の動きを説明するための図である。
本実施形態に係る芳香剤取付容器10Bも、その基本的な構成は、第1実施形態に係る芳香剤取付容器10と同様である。よって、その構成を同一とする箇所には、図面に同一符号を附して詳細な説明を省略することとする。
本実施形態に係る芳香剤取付容器10Bは、風向誘導ユニット20を構成する第1風向誘導板22と、第2風向誘導板24が可動である点を特徴とする。具体的には、第1風向誘導板22や、第2風向誘導板24を支持するために備えられた支持片26を蓋部16に形成した挿通孔17a,17bや、第2風向誘導板24に形成した挿通孔25に対してスライド可能に係合する。支持片26の先端に、図示しない返しを形成することで、支持片26が挿通孔17aや挿通孔25から突出状態にある時、反しが挿通孔17aや挿通孔25の縁部に引っかかり、第2風向誘導板24や、第1風向誘導板22を係止支持することが可能となる。
ここで、蓋部16に形成する挿通孔17bは、第2風向誘導板24に形成する挿通孔25よりも大きな貫通孔とし、第1風向誘導板22を支持する支持片26に形成される返しが引っ掛からない形態とする。これにより、第1風向誘導板22の収容と引き出し、および係止、支持をスムーズなものとすることができる。
[作用効果]
このような構成とした場合、第1風向誘導板22と第2風向誘導板24は、次に示すように容器本体12との間に形成する隙間を閉塞することができる。例えば、図7(A)に示す形態は、容器本体12と風向誘導ユニット20との間に形成される隙間を全て閉塞した状態を示すものである。次に、図7(B)に示す形態は、第2風向誘導板24の支持片26を引き出し、第2風向誘導板24と容器本体12との間に隙間を形成した状態を示す。図7(C)は、第2風向誘導板24と容器本体12との間の隙間を閉塞した状態で、第1風向誘導板22の支持片26を引き出した状態であり、第2風向誘導板24と第1風向誘導板22との間に隙間を形成した状態を示す。さらに、図7(D)に示す状態は、第1風向誘導板22と第2風向誘導板24の双方の支持片26を引き出した状態であり、容器
本体12と第2風向誘導板24との間と、第2風向誘導板24と第1風向誘導板22との間の2箇所に隙間を形成した状態を示す。
このように、本実施形態に係る芳香剤取付容器10Bによれば、第1風向誘導板22と第2風向誘導板24の引き出し状態によって、容器本体12から風を噴出させる隙間の開度を調整することができる。よって、芳香の拡散度合の調整を行うことが可能となる。
[第4実施形態]
次に、図8から図10を参照して、第4実施形態に係る芳香剤取付容器10Cについて説明する。なお、図8は、第4実施形態に係る芳香剤取付容器の構成を示す分解斜視図である。また、図9は、第4実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す斜視背面図である。さらに、図10は、第4実施形態に係る芳香剤取付容器の可動状態における外観構成を示す斜視正面図である。本実施形態に係る芳香剤取付容器10Cも、その基本的な構成は、第1実施形態に係る芳香剤取付容器10と同様である。よって、その構成を同一とする箇所には、図面に同一符号を附して詳細な説明を省略することとする。
本実施形態に係る芳香剤取付容器10Cは、取付手段18と収容部14を別体とし、取付手段18を基点として容器本体12を動かせる構成としたことを特徴とする。具体的には、容器本体12を構成する収容部14に、取付手段18との係合部14bを形成している。係合部14bは、収容部14の上半部となる位置に設けるようにすることが好ましい。
取付手段18は、クリップ型の場合、一対の挟持片18a,18bと係合部18cとの間に、連結片18dを備える構成としている。取付手段18の挟持片18a,18bと係合部18cとの間に、連結片18dを備える構成とし、収容部14の係合部14bと、係合部18cを係合させる構成とすることで、挟持片18a,18bが、吹出し口の下部側に備えられたルーバーのフィンを挟持するように配置した場合に、芳香剤取付容器10Cを吹出し口の中央近傍に位置させることが可能となる。よって、吹出し口から噴出した風を効率良く収容部14に導入することが可能となる。また、収容部14側の係合部14bの配置位置から状端部までの距離を、係合部14bの厚みより短くした場合には、取付手段18を吹出し口に取り付けた状態で、係合部18cを基点として、容器本体12を回動させることが可能となる。
[作用効果]
このような構成の芳香剤取付容器10Cでは、取付手段18に対して容器本体12が、係合部18cを基点として矢印Bで示す方向へ回動可能となる。このため、送風装置を稼働させた際に芳香を放散させたい場合には、係合部18cを基点として容器本体12を回動させて、容器本体12が連結片18dの配置方向に沿う状態、すなわち容器本体12と風の噴出方向が直交する状態とすれば良い。このような配置形態とした場合、第1から第3実施形態に係る芳香剤取付容器10,10A,10Bと同様に、車両室内等に芳香を拡散させることができる。
一方、芳香の放散を控えたい場合には、容器本体12を回動させて、容器本体12と連結片18dとの間の成す角を鋭角から直角の範囲に動かすようにすれば良い。このように容器本体12を回動させることにより、送風装置の吹出し口から噴出した風のうち、容器本体12に導入される風の割合が変化することとなる。このため、芳香拡散作用を変化させることができる。
なお、容器本体12と連結片18dとの成す角が直角となっている時が、最も芳香の拡散作用が小さくなる状態である。また、吹出し口から噴出する風を直接自分に当てたい場
合には、このような状態とすると良い。
[第5実施形態]
次に、図11、図12を参照して、第5実施形態に係る芳香剤取付容器について説明する。なお、図11は、第5実施形態に係る芳香剤取付容器の構成を示す分解斜視図である。また、図12は、第5実施形態に係る芳香剤取付容器の外観構成を示す斜視背面図である。本実施形態に係る芳香剤取付容器10Dも、その基本的な構成は、第1実施形態に係る芳香剤取付容器10と同様である。よって、その構成を同一とする箇所には、図面に同一符号を附して詳細な説明を省略することとする。また、本実施形態に係る芳香剤取付容器10Dは、取付手段18と容器本体12(収容部14)を別体として構成し、取付手段18を基点として容器本体12を動かせる構成としたことを特徴としている点が、第4実施形態に係る芳香剤取付容器10Cと一致する。
第4実施形態に係る芳香剤取付容器10Cとの相違点は、容器本体12を動かす方向にある。すなわち、第4実施形態に係る芳香剤取付容器10Cは、取付手段18を基点として、容器本体12を上下方向へ回動させることを可能とする構成としていた。一方で、本実施形態に係る芳香剤取付容器10Dは、取付手段18を基点として、容器本体を左右方向(図12において矢印Cで示す方向)へ回動させることを可能としている。
具体的な構成としては、取付手段18を構成する連結片18dの先端に、係合部18cとしての穴を形成している。容器本体12における収容部14の係合部14bには、取付手段18の係合部18cの穴に嵌合可能な軸を備えている。
[作用効果]
このような構成とすることで、穴に軸を係合させ、送風装置の吹出し口に取り付けた場合、容器本体12は、取付手段18(連結片18d)を基点として左右方向(矢印Cで示す方向)に向きを変えることができる。このため、容器本体12に対する噴出空気の導入方向が変化することとなる。このような動きが可能な構成とすることによれば、吹出し口から噴出する風の向きが左右いずれかの方向に向けて噴出されるように設定されている場合であっても、風の噴出方向に対して容器本体を直交させる方向へ傾け、噴出空気の導入を促すことができる。また、容器本体12を回動させることで、容器本体12に導入される風の量を調整することもでき、芳香拡散効果を変化させることができる。
[応用形態]
上記実施形態では、容器本体12と風向誘導ユニット20とから成る芳香剤取付容器10〜10Dについて説明してきた。しかしながら、本考案の目的は、送風装置の吹出し口から噴出する風を利用して芳香を効率良く拡散させ、所定空間内への芳香の拡散を短時間で行うという点にある。
このため、本考案は、図13、図14に示すように、風向誘導ユニット20を既存の容器本体12に脱着可能なアタッチメントとしても良い。なお、図13は、容器本体12に対して風向誘導ユニット20を取り付けた状態を示す例であり、図14は、容器本体12から、風向誘導ユニット20を取り外した状態を示す例である。ここで、容器本体12は、裏面側から噴出空気を導入し、表面側へ芳香空気を噴出させる基本構成を備えるものであれば、その具体的な構成を問うものではない。また、風向誘導ユニット20の取り付け構造に関しても、容器本体12と第2風向誘導板24との間に隙間を備えて取り付けができる構成であれば、具体的な構造を問うものでは無い。また、図示しないが、例えば第2風向誘導板24を基点として第1風向誘導板22の配置方向と反対側に、枠状板部材を配置し、この枠状板部材を介して両面テープ等で接合する構成としても良い。
なお、上記実施形態ではいずれも、風向誘導ユニット20を構成する風向誘導板は、第1風向誘導板22と、第2風向誘導板24の2枚であるとしていた。しかしながら、風向誘導板の枚数は、さらに多くしても良いし、第1風向誘導板22のみとしても良い。
また、上記実施形態ではいずれも、芳香剤30を例示するにあたり、リング状の形態を挙げているため、容器本体12の外周側に芳香剤配置領域を配置し、中心側に通風領域を備えるものとして記載した。しかしながら、芳香剤30の形態は、多岐に亙るもので良く、芳香剤配置領域と通風領域との配置関係も限定されるものではない。
例えば、容器本体12の内部に芳香剤30が収容されていれば、容器本体12の形態としては、収容部14と蓋部16の双方に無数の孔が空いた、いわゆる籠状に形成されたものであっても良い。また、芳香剤30の形態や数も限定されるものでは無い。すなわち、容器本体12からの脱落を防ぐことができれば、粒状の含浸材により構成された芳香剤30が複数収容されている構成とすることもできる。また、容器本体12が収容可能な形態であれば芳香剤30が液体やゲル状といった、含浸材を備えない形態であっても良い。このような構成とした場合であっても、容器本体12を通過する風により、芳香が拡散されるという点で、本願考案の効果を満たすことができるからである。
10,10A,10B,10C,10D………芳香剤取付容器、12………容器本体、14………収容部、14a………送風導入口、14b………係合部、16………蓋部、16a………閉塞領域、16b………開口領域、17a,17b………挿通孔、18………取付手段、18a,18b………挟持片、18a1,18b1………支持片、18c………係合部、18d………連結片、20………風向誘導ユニット、22………第1風向誘導板、24………第2風向誘導板、24a………送風通過口、25………挿通孔、26………支持片、30………芳香剤。

Claims (6)

  1. 送風装置の吹出し口に配置される芳香剤取付容器であって、
    芳香剤を収容する芳香剤配置領域と共に裏面側から表面側へ風を通す通風領域を備えた容器本体と、
    前記容器本体の表面側において、前記容器本体との間に隙間をあけて前記通風領域の配置範囲を覆う風向誘導ユニットと、を備えることを特徴とする芳香剤取付容器。
  2. 前記風向誘導ユニットは、前記容器本体に対向して配置される第1風向誘導板と、前記容器本体と前記第1風向誘導板との間に配置され、中心側に貫通孔を備えた第2風向誘導板とを有することを特徴とする請求項1に記載の芳香剤取付容器。
  3. 前記第1風向誘導板と前記第2風向誘導板は、前記容器本体の中心を基点として、前記容器本体の外周側へ行く程、前記容器本体から離間する方向への傾斜面を有する事を特徴とする請求項2に記載の芳香剤取付容器。
  4. 前記第1風向誘導板と前記第2風向誘導板は、前記容器本体の厚み方向への移動を可能とし、前記隙間の開度を調節可能な構成としていることを特徴とする請求項2に記載の芳香剤取付容器。
  5. 前記容器本体には、係合部を介して前記吹出し口に備えられたルーバーを構成するフィンへの取付手段が備えられ、
    前記容器本体は、前記係合部を基点として回動可能な構成としていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の芳香剤取付容器。
  6. 送風装置の吹出し口に配置され、裏面側から表面側へ風を通す通風領域を備えた芳香剤取付容器に着脱自在な風向誘導ユニットであって、
    前記芳香剤取付容器との間に隙間を設けて前記表面側へ装着可能とし、前記通風領域の配置範囲を覆う面積を持つ板部材を備えたことを特徴とする風向誘導ユニット。
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