JP3111716U - 冷蔵庫用脱臭剤収納ケース、冷蔵庫及び蓋体 - Google Patents

冷蔵庫用脱臭剤収納ケース、冷蔵庫及び蓋体 Download PDF

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Abstract

【課題】 脱臭剤の交換が容易で、且つ脱臭効果のある冷蔵庫用脱臭剤収納ケースを提供する。
【解決手段】冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2は、底板6の外側の面(外底面)に、置かれる面との間に間隔を得るための足10が設け、その底板6にそれを貫通する通気孔8を複数個配設し、上側が開口し、脱臭剤26を収納するケース本体4と、このケース本体4の開口した上側を覆い、通気孔20が貫設された蓋体18とで構成する。
そして、ケース本体4の通気孔8と蓋体18の通気孔20との平面方向の一つの方向の配置ピッチどうし及び平面方向の上記一つの方向と交差する別の方向の配置ピッチどうしを等しくし、且つ、ケース本体4の通気孔8と蓋体18の通気孔20とは、上或いは下から視た位置を、例えば通気孔配置ピッチの略2分の1ずつずらす。
【選択図】 図1

Description

本考案は、脱臭剤の交換が容易で、且つ脱臭効果のある冷蔵庫用脱臭剤収納ケース、冷蔵庫及び蓋体に関するものである。
冷蔵庫の冷蔵室等に入れた食材を脱臭するために、脱臭剤を利用することは、例えば特開2004−218991号公報等により紹介されている。
その特開2004−218991号公報により紹介された技術は、単に表裏面に複数の通気孔を有する板状の収容体に、脱臭剤を収納したパネルを利用し、そのパネルに脱臭剤を入れて冷蔵庫内の適宜な場所に置くようにしたものである。
特開2004−218991号公報
ところで、上記従来の技術によれば、簡単に冷蔵庫内に設置し、脱臭効果を充分に得ることができないという問題があった。
というのは、パネルを冷蔵庫の例えば冷蔵室内の棚にパネルを置くこととすれば、設置は楽であるが、棚の上面とパネルとの間に隙間がなく、そのため、空気の流通が悪く、その結果として脱臭効果が不十分であるからである。
また、従来のパネルは、表裏面に形成する通気孔の配置に関して空気が内部の脱臭剤をより有効に通過して脱臭効果を強めるようにする工夫も為されていなかった。
このことも、脱臭効果が不十分の原因になっていた。
本考案は、このような問題を解決すべく為されたものであり、脱臭剤の交換が容易で、且つ脱臭効果のある冷蔵庫用脱臭剤収納ケース、冷蔵庫及び蓋体を提供することを目的とする。
請求項1の冷蔵庫用脱臭剤収納ケースは、底板の外側の面(外底面)に、置かれる面との間に間隔を得るための足が設けられ、その底板にそれを貫通する通気孔が複数個配設された、上側が開口し、脱臭剤を収納するケース本体と、このケース本体の開口した上側を覆い、通気孔が貫設された蓋体からなることを特徴とする。
請求項2の冷蔵庫用脱臭剤収納ケースは、請求項1記載の冷蔵庫用脱臭剤収納ケースにおいて、前記ケース本体の通気孔と上記蓋体の通気孔との平面方向の一つの方向の配置ピッチどうし及び平面方向の上記一つの方向と交差する別の方向の配置ピッチどうしが等しくされ、且つ、上記ケース本体の通気孔と上記蓋体の通気孔とは、上或いは下から視た位置がずれていることを特徴とする。
請求項3の冷蔵庫は、自身(冷蔵庫自身)の被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは自身(冷蔵庫自身)に着脱可能な棚の一部に、それを貫通する通気孔が複数個配設され、上記被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部とは別体であって、貫通された通気孔を有する蓋体との間に脱臭剤を収納する空間が形成され得るようにされたことを特徴とする。
請求項4の蓋体は、請求項3記載の冷蔵庫用の蓋体であって、前記被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部上に置かれて、それとの間に脱臭剤を収納する空間を形成することを特徴とする。
請求項5の蓋体は、請求項4記載の蓋体であって、自身(蓋体自身)の通気孔が前記冷蔵庫の被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部の通気孔と配置ピッチが同じで、上或いは下から見た位置がずれていることを特徴とする。
請求項1の冷蔵庫用脱臭剤収納ケースによれば、外底面に足が形成されているので、冷蔵庫用脱臭剤収納ケースの外底面とその冷蔵庫用脱臭剤収納ケースが置かれる棚等との間に空間が生じ、空気の流れが良くなる。従って、冷蔵庫用脱臭剤収納ケースの下側を流れ、その外底面から裏側の通気孔を経て冷蔵庫用脱臭剤収納ケース内に至る空気流通経路が形成され、或いは冷蔵庫用脱臭剤収納ケース内部から裏側の通気孔を通じて外底面に至り、更に冷蔵庫用脱臭剤収納ケースの下側を流れる空気流通経路が形成され、脱臭剤による脱臭効果を有効に得ることができる。
請求項2の冷蔵庫用脱臭剤収納ケースによれば、上記ケース本体の通気孔と上記蓋体の通気孔とが、上或いは下から視た位置がずれているので、ケース本体と蓋体のいずれか一方の各通気孔を通じて冷蔵庫用脱臭剤収納ケース内に入った空気は冷蔵庫用脱臭剤収納ケース内の脱臭剤をその略ずれ量分通過してケース本体と蓋体の他方の各通気孔を通じて冷蔵庫用脱臭剤収納ケースから外部にでることになるので、空気内に脱臭成分を充分に含ませて冷蔵庫用脱臭剤収納ケース外に排出できる。
従って、脱臭効果をより強めることができる。
請求項3の冷蔵庫によれば、自身(冷蔵庫自身)の被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは自身(冷蔵庫自身)に着脱可能な棚の一部に、それを貫通する通気孔が複数個配設され、上記被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部とは別体であって、貫通された通気孔を有する蓋体との間に脱臭剤を収納する空間が形成され得るので、その蓋体をセットすることによりその空間を形成した場合には、その上側或いは下側からその空間を通ってその下側或いは上側に至る空気の流れを形成することができ、その空間内に置いた脱臭剤による脱臭効果を充分に得ることができる。
請求項4の蓋体によれば、請求項3記載の冷蔵庫の、前記被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部上に置かれて、それとの間に脱臭剤を収納する空間を形成することにより、その空間の上側或いは下側からその空間を通ってその下側或いは上側に至る空気の流れを形成することができ、その空間内に置いた脱臭剤による脱臭効果を充分に得ることができる。
請求項5の蓋体によれば、自身(蓋体自身)の通気孔が前記冷蔵庫の被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部の通気孔と配置ピッチが同じで、上或いは下から見た位置がずつずれているので、上と下とのいずれか一方の各通気孔を通じて冷蔵庫用脱臭剤収納ケース内に入った空気は冷蔵庫用脱臭剤収納ケース内の脱臭剤を少なくともそのずれ量分程度通過してケース本体と蓋体の他方の各通気孔を通じて冷蔵庫用脱臭剤収納ケースから外部にでることになるので、空気内に脱臭成分を充分に含ませて冷蔵庫用脱臭剤収納ケース外に排出できる。
従って、脱臭効果をより強めることができる。
本考案の最良の形態は、二つに大別できる。そのうちの一つは、冷蔵庫とは別体の冷蔵庫用脱臭剤収納ケースを設け、そのケース内に脱臭剤を入れて冷蔵庫内にセットするという形態である。他の形態は、冷蔵庫の一部(着脱自在の棚の場合を含む)に通気孔を配設し、その配設部上を、それと適宜な間隔(脱臭剤を収納するのに適当な間隔)を置いて覆う、通気孔が配設された、冷蔵庫とは別体の蓋体を設けることとし、その冷蔵庫の一部と蓋体との間の空間に脱臭剤を入れるという形態である。
いずれの場合でも、上側と下側の通気孔の位置は、ある程度ずれるように配置することがより好ましい。そのずれ量は、その配置ピッチの略2分の1が最適である。
尚、光触媒膜を表面に形成するようにしても良い。
以下、本考案の詳細を図示実施例に基いて説明する。
図1、図2(A)、(B)、図3及び図4は本考案の第1の実施例を示すもので、図1は冷蔵庫用脱臭剤収納ケースの斜視図、図2(A)は図1のA−A線に沿う断面図、(B)は図1のB−B線に沿う断面図、図3は冷蔵庫用脱臭剤収納ケースのケース本体への蓋体の着脱自在な取着部を示す断面図、図4は冷蔵庫用脱臭剤収納ケースをセットした冷蔵庫を扉を開いた状態で示す斜視図である。
図面において、2は冷蔵庫用脱臭剤収納ケース、4はケース本体で、その底板6にはそれを貫通する小径(例えば0.4〜2.5mm程度)の複数の通気孔8、8、・・・が縦横に一定のピッチ(例えば5〜15mm程度)で配設されている。
10、10、・・・は、ケース本体4の底面に一体に形成された足で、冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2とそれが置かれる面(冷蔵庫の例えば棚の上面)との間に空気が流通し得る空間を形成するためのものである。12はケース本体4を複数の脱臭剤収納エリア14、14に区切る仕切片である。
16はケース本体4の1端縁に設けられた蓋体受け部で、次に述べる蓋体(18)の一端縁を、図3に示すように、蓋体(18)がケース本体4に対して開いた向きで着脱可能に受け入れ、その後、その蓋体(18)のケース本体4を閉じる方向への回動を許容する。また、閉じた蓋体(18)を開くとその蓋体(18)の抜き取り方向への移動を許容し、蓋体(18)の抜き取りが可能である。
18は蓋体で、上記ケース本体4の上面を塞ぐ板体からなる。この蓋体18にはこれを貫通する通気孔20、20、・・・が縦横に配設されている。この通気孔20、20、・・・の孔径及び縦横の配設ピッチは、上記ケース本体4の通気孔8、8、・・・と略同じにされている。
22は蓋体18の下面の上記一端縁に突出形成された突片で、この突片22と上記蓋体受け部16の一部との係合により蓋体18のケース本体4に対するB−B線方向[図1、図2(B)参照)の位置決めが為されるようになっている。
また、蓋体18の上記一端縁に隣接する二つの相対向する端縁がケース本体4の位置決め段部24、24と係合することによりA−A線方向[図1、図2(A)参照)の位置決めが為されるようになっている。
そして、蓋体18が上記ケース本体4にその上面を塞ぎ、上述したように位置決めされてセットされたとき、ケース本体4の通気孔8、8、・・・と、蓋体18の通気孔20、20、・・・とは、その上側(或いは下側)から視た位置がA−A線方向においてその配置ピッチの略2分の1ずつずれており、また、B−B線方向においてもその配置ピッチの略2分の1ずつずれている。このずれ量は、必ずしも、完全に上記配置ピッチの2分の1であることは不可欠ではないが、2分の1が最適である。
なお、ケース本体4及び蓋体18は例えば透明な樹脂からなる。
この冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2は、図3に示すように、ケース本体4内(の脱臭剤収納エリア14)に脱臭剤26を入れて蓋体18の一端を蓋体受け部16内に入れる。そして、その蓋体18を閉じる。
すると、脱臭剤26を冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2内にセットした状態になる。
この脱臭剤26をセットした状態の冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2、2は、例えば、図4に示すように、冷蔵庫30の冷蔵室32内の例えば食材置き棚(冷蔵室32と着脱可能であっても良いし、冷蔵室32と一体であっても良い。)34、34上に置く。そして、その冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2、2上に、食材や食材入り容器36等を置く。
このような冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2によれば、その下側の外底面に足10、10、・・・が形成されているので、冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2の外底面とその冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2が置かれる棚34、34との間に空間が生じ、空気の流れが良くなる。従って、冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2の下側を流れ、その外底面から通気孔8、8、・・・を経て冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2内部に至る空気流通経路が、或いは冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2内部から通気孔8、8、・・・を通じて外底面に至り、更に冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2の下側を流れる空気流通経路が形成され、脱臭剤による脱臭効果を有効に得ることができる。
更に、ケース本体4の通気孔8、8、・・・と上記蓋体18の通気孔20、20、・・・とが、上或いは下から視た位置が配置ピッチの2分の1ずれているので、ケース本体4と蓋体18のいずれか一方の各通気孔を通じて冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2内に入った空気は冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2内の脱臭剤26をその略ずれ量分、この場合、配置ピッチの2分の1分通過してケース本体4と蓋体18の他方の各通気孔を通じて冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2から外部にでることになるので、空気内に脱臭成分を充分に含ませて冷蔵庫用脱臭剤収納ケース2外に排出できる。
従って、脱臭効果をより強めることができる。
図5は本発明の第2の実施例を示す断面図である。
同図において、40は冷蔵庫の例えば冷蔵室と一体の或いは着脱可能の食材置き棚であり、凹部42が形成され、この凹部42の底部44には、これを貫通する通気孔46、46・・・が一定のピッチで縦横に配設されている。
48は上記食材置き棚40の凹部42が形成された部分の周りに例えば上側に形成された位置決め用突起であり、この突起48内に次に述べる蓋体50を配設することができ、その蓋体50の端面との係合により蓋体50の凹部42に対する位置決めをすることができるようになっている。
50は蓋体で、透明な樹脂により平板状に形成され、これを貫通する通気孔52、52、・・・を有する。
この通気孔52、52、・・・と、凹部42の底部44の通気孔46、46、・・・とはその径がほぼ同じで、縦横に同じ配置ピッチで配設されており、更に、蓋体50を上述したように位置決めして凹部42を覆うようにセットしたとき、その上側(或いは下側)から視た位置が一方向においてその配置ピッチの略2分の1ずつずれており、また、上記方向と直交する方向においてもその配置ピッチの略2分の1ずつずれている。このずれ量は、必ずしも、完全に上記配置ピッチの2分の1であることは不可欠ではないが、2分の1が最適である。
この実施例においては、冷蔵庫の食材置き棚40の凹部42内に脱臭剤26を入れ、蓋体50をセットして脱臭効果を得る。
本考案は、脱臭剤の交換が容易で、且つ脱臭効果のある冷蔵庫用脱臭剤収納ケース、冷蔵庫及びそれとの組み合わせで使用される蓋体に産業上の利用可能性がある。
本考案の第1の実施例を示す冷蔵庫用脱臭剤収納ケースの斜視図である。 (A)は図1のA−A線に沿う断面図、(B)は図1のB−B線に沿う断面図である。 上記第1の実施例の冷蔵庫用脱臭剤収納ケースのケース本体への蓋体の着脱自在な取着部を示す断面図である。 上記第1の実施例の冷蔵庫用脱臭剤収納ケースをセットした冷蔵庫を扉を開いた状態で示す斜視図である。 本発明の第2の実施例を示す断面図である。、
2・・・冷蔵庫用脱臭剤収納ケース、4・・・ケース本体、6・・・底板、
8・・・通気孔、10・・・足、18・・・蓋体、20・・・通気孔、
26・・・脱臭剤、40・・・冷蔵庫に着脱可能な棚、42・・・凹部、
46・・・通気孔、50・・・蓋体、52・・・通気孔。

Claims (5)

  1. 底板の外側の面(外底面)に、置かれる面との間に間隔を設けるための足が設けられ、その底板にそれを貫通する通気孔が複数個配設された、上側が開口し、脱臭剤を収納するケース本体と、
    上記ケース本体の開口した上側を覆い、通気孔が貫設された蓋体からなる
    ことを特徴とする冷蔵庫用脱臭剤収納ケース。
  2. 前記ケース本体の通気孔と上記蓋体の通気孔との平面方向の一つの方向の配置ピッチどうし及び平面方向の上記一つの方向と交差する別の方向の配置ピッチどうしが等しくされ、
    且つ、上記ケース本体の通気孔と上記蓋体の通気孔とは、上或いは下から視た位置がずれている
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫用脱臭剤収納ケース。
  3. 自身(冷蔵庫自身)の被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは自身(冷蔵庫自身)に着脱可能な棚の一部に、それを貫通する通気孔が複数個配設され、
    上記被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部とは別体であって、貫通された通気孔を有する蓋体との間に脱臭剤を収納する空間が形成され得るようにされた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項3記載の冷蔵庫用の蓋体であって、
    前記被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部上に置かれて、それとの間に脱臭剤を収納する空間を形成する
    ことを特徴とする蓋体。
  5. 自身(蓋体自身)の通気孔が前記冷蔵庫の被冷蔵物或いは被冷凍物を置く部分或いは冷蔵庫に着脱可能な棚の一部の通気孔と配置ピッチが同じで、上或いは下から見た位置がずれている
    ことを特徴とする請求項4記載の蓋体。
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