JP6007405B2 - 加湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯水容器に貯水した水に一部を浸漬した加湿フィルターに通風して加湿する気化式の加湿装置に関する。
従来、吹出し口から空気が吹き出す方向を変化させることを目的として、種々の構造が提案されている。例えば、自動車用ベンチレータの空気吹出口装置などに用いられるものとして、円筒状摺動体とこれに摺動自在に取り付けられる枠体とからなる合成樹脂製摺接係着構造が提案されている(特許文献1参照)。
また、加湿器において、円盤状の頂部とその周縁部から下方に延びた円筒状の胴部とが一体成形された噴出部を回動支持部に対して360°水平方向に回動自在とした構造が提案されている。この加湿器の噴出部には、円盤状の頂部の一方側に半円状の開口部が、他方側に複数の切り欠き口がそれぞれ形成されている。また、噴出部の胴部には、半円状の開口部に対応した一方側にのみ側壁開口部が形成されている(特許文献2参照)。
特許文献2に記載の加湿器は、上方に加湿空気を吹き出すための頂部の開口部および切り欠き口に加えて、側方に加湿空気を吹き出すための側壁開口部を胴部の一方側にのみ備えている。この構成により、噴出部を回動させることで、加湿空気の吹出方向を変えることができる。例えば、加湿器を壁際等に設置する場合、噴出部を回動させれば、側壁開口部を壁以外の方向に向けることができる。このように、特許文献2には、例えば壁等に結露が生じるといった問題を抑制するために、加湿空気の吹出方向を変える構成が記載されている。
上記のとおり、特許文献2には、噴出部の大部分から加湿空気を吹き出すと共に、所定の方向への吹き出しを抑制するために、胴部の一部を閉塞する構成が記載されている。これは、従来、加湿器により加湿する対象を部屋全体としていたことによる。
特開昭63−259345号公報 特開2008−25916号公報
発明者らは、近年、部屋全体ではなく特定領域をスポット的に加湿することの要求が生じており、また、その要求が高まってきていることを新たに見いだした。しかしながら、従来の加湿器は、上述したとおり、部屋全体を加湿する目的で用いられている。このため、ある特定領域を集中的に加湿する、スポット的な加湿に適した加湿器は存在しない。
そこで、本発明は、従来とは異なる新たな課題を解決すること、すなわち特定領域に対するスポット的な加湿に適した気化式の加湿装置を提供することを目的としている。
本発明の加湿装置は、その内部に、送風手段と、加湿フィルターと、貯水容器とを備え、天面に第1の吹出口を有している本体ケースと、前記第1の吹出口からの加湿空気の吹出方向を変更する風向変更部を備えている加湿装置であって、前記風向変更部が、水平外側方向に加湿空気を吹き出すスポット用吹出口を備え、前記風向変更部は、上面板、外側壁および仕切壁により規定される空気室を備えており、前記スポット用吹出口が、前記外側壁の一部に形成され、前記本体ケースの前記天面の外郭が円形であり、前記風向変更部の上面板の外郭が、前記天面の外郭に対応した円形であり、前記第1の吹出口が、前記天面の一部の領域に形成されており、前記風向変更部が、前記上面板の前記空気室を規定する部分以外の領域に、垂直方向に加湿空気を吹き出す第2の吹出口を備えており、前記天面に対して前記風向変更部を相対的に回動させることにより、前記第1の吹出口から前記空気室に供給される加湿空気と前記第1の吹出口から前記第2の吹出口に供給される加湿空気の比率が変化する
本発明の加湿装置によれば、風向変更部のスポット用吹出口から外側方向に加湿空気を吹き出すことによって、特定領域に対するスポット的な加湿が可能となる。
本発明の実施形態に係る加湿装置を斜前上側から見た斜視図 加湿装置の内部構造を示す図1のA−A’矢視断面図 加湿装置の本体ケースから風向変更部を取り外した状態を示す斜視図 加湿装置の内部構造を示す図1のA−A’矢視断面斜視図((a)吹出口が正面を向いた状態の断面斜視図(b)吹出口が背面を向いた状態の断面斜視図) 取り外された風向変更部を底面から見た平面図 風向変更部が取り外された状態の本体ケースの天面の部分拡大斜視図 第1の吹出口の整流版と送風手段の一部および吹出口との位置関係を説明する、送風手段の一部および天面の第1の吹出口を下方から見た部分拡大斜視図
以下、本発明の実施形態について、図1〜図7に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る加湿装置を斜前上側から見た斜視図である。図2は、加湿装置の内部構造を示す図1のA−A’矢視断面図である。これらの図に示すように、本実施形態の加湿装置1は、その内部に、送風手段2と、加湿フィルター3と、貯水容器4とを有し、天面5に第1の吹出口6を有している本体ケース7と、第1の吹出口6からの加湿空気の吹出方向を変更する風向変更部8を備えている。そして、風向変更部8が、外側方向に加湿空気を吹き出すスポット用吹出口9を備えている。また、空気を取り入れるために、貯水容器4の側面の本体ケース7を切り欠いた領域に設けられた吸込口41と、本体ケース7下面に設けられた吸込口71とを備えている。
本実施形態の加湿装置1は、吸込口41および吸込口71から吸込んだ空気を、貯水容器4において貯水されている水を吸水した加湿フィルター3を通過させて加湿空気として、送風手段2により本体ケース7の天面5に設けられた第1の吹出口6から上方に吹き出すものである。
加湿装置は、湿度を上げる目的で加湿空気を供給するものである。加湿空気中の水蒸気は拡散する速度が速いことから、加湿空気の供給により湿度を上げる対象としては、従来、部屋全体が想定されていた。このため、例えば、部屋の一部の人がいる部分に、スポット的に加湿空気を供給することを目的とした加湿装置は存在しなかった。
加湿装置1は、風向変更部8に、第1の吹出口6から上方に吹き出した加湿空気の向きを変更して、加湿空気を水平外側方向に吹き出すスポット用吹出口9を備えている。このスポット用吹出口9により、部屋全体ではなくその一部の領域に対してスポット的に加湿空気を供給することを可能にしている。例えば、加湿装置1を床や卓上に設置し、スポット用吹出口9を加湿対象領域に向けることにより、その周りにスポット的に加湿空気を供給すること(以下、適宜「スポット加湿」という。)が可能となる。ここで、「水平外側方向」に加湿空気を吹き出すとは、天面5の第1の吹出口6から吹き出された加湿空気の上方向および内側方向への空気の流れを止めて、外側方向への流れのみを許容することにより、本体ケース7の外部に加湿空気を供給することをいう。
第1の吹出口6に加湿空気を供給する送風手段2は、ファン吸気口2aを構成する筒状部材2bと、複数の羽根2cが立設されてなる回転体2dと、モータ部2eとから構成されている。筒状部材2bは羽根2cと接合されている。このため、モータ部2eの回転により、筒状部材2bは回転体2dととともに回転する。送風手段2は、ファン吸気口2aが下方となるように、そのモータ部2eが天面5の下面に取り付けられている。モータ部2eは天面5の中央に配置されている。そして、第1の吹出口6は、平面した場合に、モータ部2eを取り囲むように天面5に形成されている(図4(a)も併せて参照)。
図3は、加湿装置の本体ケースから風向変更部を取り外した状態を示す斜視図である。図4は、加湿装置の内部構造を示す図1のA−A’矢視断面斜視図であり(a)が吹出口が正面を向いた状態を示し、(b)がスポット用吹出口9が背面を向いた状態を示している。図5は、取り外された風向変更部を底面から見た平面図である。図6は、風向変更部が取り外された状態の本体ケースの天面の部分拡大斜視図である。
これらの図に示すように、風向変更部8は、上面板10、外側壁11、仕切壁12、および内側壁13により囲まれた空気室14を備えている。そして、スポット用吹出口9が、空気室14の外側壁11の一部に形成されている。このように、第1の吹出口6から吹き出された加湿空気を、空気室14を介してスポット用吹出口9から吹き出すことにより、水平外側方向に風向を変えてスポット加湿を行うことが可能となる。
なお、空気室14は、外側壁11のスポット用吹出口9による水平外側方向への加湿空気の吹き出しを可能にする程度に、上面板10、外側壁11、仕切壁12、および内側壁13により閉塞されていればよい。すなわち、上面板10、外側壁11、仕切壁12、および内側壁13に、スポット用吹出口9以外の孔や切り欠きが形成されていてもよい。
本実施形態では、空気室14は、上面板10、外側壁11、仕切壁12、および内側壁13により囲まれた空間により構成されている。しかし、本体ケース7の天面5には、平面視した状態で円形であって、上に突出する中央部15が形成されている。この中央部15の高さは略風向変更部8の高さと等しく、その側面は、内側壁13同様加湿空気の内側方向への空気の流れを止める機能を有する。このため、風向変更部8から内側壁13を取り除いたとしても、空気室14は上述したようにスポット加湿を行うことができる。この場合、空気室14は、上面板10、外側壁11、仕切壁12、および中央部15により囲まれた空間により構成される。
上述した2つの構成はいずれも、空気室14が、上面板10、外側壁11および仕切壁12により囲まれている。空気室14が上面板10、外側壁11および仕切壁12により規定されるとは、このことを意義している。
図3に示すように、本体ケース7の天面5の外郭は円形である。また、風向変更部8の上面板10の外郭は、天面5の外郭に対応した円形である。そして、風向変更部8は、天面5上を水平方向に360°回動可能に構成されている。このため、風向変更部8を回動させることにより、スポット用吹出口9の方向を変化させて、スポット加湿を行う方向を細かく変えることができる。
だだし、本体ケース7の天面5および風向変更部8の上面板10の外郭形状は、円形に限られず、正三角形、正方形などの正多角形として構成することもできる。例えば、正方形とした場合、4つの側面のうちの一つにスポット用吹出口を設ける構成とすれば、スポット用吹出口の位置を変えることにより、スポット加湿の方向を変化させることや、スポット加湿と部屋全体の加湿とを切り替えることができる。
風向変更部8の上面板10には、スポット用吹出口9の中央に対応した位置に丸い凹部16が形成されている。この凹部16に指をかけて風向変更部8を回動させることで、スポット用吹出口9の方向を容易に変化させることができる。また、操作者はスポット用吹出口9からのスポット加湿の方向を直感的に容易に視認することが可能になる。
本実施形態の加湿装置1は、第1の吹出口6が天面5の一部の領域に形成されており、その他の領域が加湿空気を吹き出さない閉塞部17となっている。第1の吹出口6および閉塞部17により、中央部15を囲む円環部20を構成している。なお、閉塞部17の下方には、送風手段2(図2参照)やそれを制御する演算装置等のための配線等が設けられている(図示せず)。
風向変更部8は、上面板10の空気室14を規定する部分以外の領域に、垂直方向に加湿空気を吹き出す第2の吹出口18を備えている。
そして、天面5に対して風向変更部8を相対的に水平方向に回動させることにより、風向変更部8の空気室14および第2の吹出口18のうち、第1の吹出口6と重なる部分の割合が変化する。このため、風向変更部8の回動により、第1の吹出口6から空気室14に供給される加湿空気と、第1の吹出口6から第2の吹出口18に供給される加湿空気の比率が変化する。これにより、第1の吹出口6から吹き出された加湿空気のうち、スポット用吹出口9によるスポット加湿に用いられるものと、第2の吹出口18による部屋全体を対象とした加湿に用いられるものとの比率を変化させることができる。
本実施形態の加湿装置1は、第1の吹出口6が天面5の円環部20(図3参照)の約3分の2の領域に形成されており、第2の吹出口18も風向変更部8の約3分の2の領域に形成されている。そして、第1の吹出口6と加湿装置1、閉塞部17と空気室14とが、それぞれ略同じ大きさに構成されている。
図4(a)に示すように、スポット用吹出口9が正面を向いた状態では、第1の吹出口6からの加湿空気は、約2:1の割合で空気室14および第2の吹出口18に供給される。このため、加湿空気の量は、約2:1の割合でスポット用吹出口9および第2の吹出口18から吹き出される。本実施形態では、部屋全体への加湿性能を確保するため、スポット加湿を行う場合も、同時に第2の吹出口18による部屋全体への加湿を行う構成としている。
図4(b)に示すように、スポット用吹出口9が背面を向いた状態(図1に示した状態から風向変更部8を180°回動させた状態)では、天面5の第1の吹出口6が風向変更部8の第2の吹出口18に、天面5の閉塞部17が風向変更部8の空気室14に、それぞれ重なる。風向変更部8を回動させてこの状態とすることにより、第1の吹出口6からの加湿空気は、全て第2の吹出口18に供給され、スポット用吹出口9には供給されない。このため、加湿空気は、加湿装置1のみから上方に吹き出される。
本実施形態においては、スポット加湿と同時に第2の吹出口18による部屋全体への加湿を行う構成としている。しかし、風向変更部8を180°回動させることにより、スポット加湿のみのモードと、部屋全体への加湿のみのモードとを切り替える構成としてもよい。例えば、円環部20において第1の吹出口6と閉塞部17とを半分ずつ形成し、風向変更部8において空気室14と第2の吹出口18とを半分ずつ形成した構成とすれば、スポット用吹出口9が正面を向いた状態(図4(a)参照)では、第1の吹出口6からの加湿空気の全てが空気室14に供給されるからスポット加湿のみのモードとなり、スポット用吹出口9が背面を向いた状態(図4(b)参照)では、第1の吹出口6からの加湿空気の全てが加湿装置1に供給されるから部屋全体への加湿のみのモードとなる。
上述したように、加湿装置1は、風向変更部8を回動させることにより、スポット加湿と部屋全体を対象とする加湿とを切り替えること、およびスポット加湿の方向を変化させることを簡単に行うことができる。
図3、図4に示すように、本体ケース7の天面5の周囲には外周壁19が設けられている。この外周壁19は、前側が最も低く後ろ側が最も高くなるように、連続的に高さが変化した構成となっている。また、外周壁19の高さは、前側がスポット用吹出口9が露出し、後ろ側がスポット用吹出口9を覆うのに十分なものに構成されている。
図4(a)に示すように、スポット加湿を行うときには、スポット用吹出口9が外周壁19により覆われないから、スポット用吹出口9が見える。対して、図4(b)に示すように、180°回転させてスポット加湿を行わないときには、スポット用吹出口9が外周壁19により覆われるから、スポット用吹出口9が見えない。上記加湿装置1により、スポット加湿と部屋全体を対象とする加湿との切り替えに対応して、スポット用吹出口9を覆うことにより、スポット加湿をしているか否かを容易に判断することができる。
図3に示すように、本体ケース7の天面5は、平面視した状態で円形であり、上側に突出する中央部15と、その周囲の円環部20とを備えている。この円環部20は、第1の吹出口6と閉塞部17とからなっている。そして、図3、図5に示すように、風向変更部8は、平面視した状態で、円環部20の外形に対応した円環形である。中央部15の下部溝21に風向変更部8を着脱可能に係止する係止爪22が、風向変更部8の内側壁13に設けられている。
このように、内側壁13にのみ係止爪22を形成することにより、風向変更部8を円環部20の外側いっぱいまで設けることができるから、第2の吹出口18の設計の自由度が大きくなる。例えば、係止爪22を内側壁13に形成することにより、外側壁11に形成した場合よりも、第2の吹出口18の外径を大きくすることができるから、加湿性能を向上させることができる。
内側壁13の係止爪22の両側には切り込みが形成されており、内側壁13の弾性変位により係止爪22が外側方向に変位可能となっている。また、係止爪22の下面には、下から上に行くにしたがって連続的に幅広になる斜面が形成されている。このため、風向変更部8を天面5方向に押し込むと、係止爪22が外側方向に撓む。これにより、内側壁13は中央部15の側面を通過することができる。このため、風向変更部8の本体ケース7への取り付けは、風向変更部8が天面5に対してどの位置にあるときでも可能である。
これに対して、下部溝21を構成する中央部15の下端面および係止爪22の上面はいずれも、水平な面で構成されている。このため、下部溝21と係止爪22とが係合した状態では、風向変更部8を天面5から引き上げる方向の力を加えることにより、両者の係合を外すことはできない。風向変更部8を本体ケース7から取り外す場合、風向変更部8を回動させて、本体ケース7の中央部15の側面に設けられた係止爪通過溝23と係止爪22との位置を合わせる。これにより係止爪22と下部溝21との係合が外れて、係止爪22が係止爪通過溝23を通過可能な状態となる。したがって、風向変更部8を引き上げて本体ケース7から取り外すことが可能になる。
上述したように、加湿装置1は、風向変更部8が天面5に対して所定の位置にある場合にのみ、本体ケース7から取り外し可能に構成されている。これにより、たとえば、子供のいたずらによって風向変更部8が誤って取り外されるといった事態が生じることを防止できる。また、風向変更部8は、空気の通り道であることから埃などが溜まりやすいが、取り外し可能に構成することで、清潔に保って機能を維持するために洗浄することが容易である。
なお、図3では、係止爪通過溝23のうち手前側の見える位置にあるもののみを示している。しかし、係止爪通過溝23は、風向変更部8が所定の位置に来たときに、各係止爪22と下部溝21との係合が解かれて、各22が各係止爪通過溝23を通過可能となるように、係止爪22に対応した位置にそれぞれ設けられている。
風向変更部8が取り外し可能となる所定の位置は、例えば、図6に示すように、外周壁19にマーク24を付して示す。マーク24の位置に凹部16が来たときにのみ風向変更部8を取り外し可能とすれば良い。また、風向変更部8が所定の位置に来たときに、風向変更部8の内側壁13の下端付近に設けられたクリック用凸部25が、天面5の中央部15の下部溝21に設けられているクリック用凹部26と係合して生じるクリック感により、操作者に取り外し可能であることを知らせる。
下部溝21には、スポット用吹出口9が正面に位置したことを知らせるクリック用凹部27も設けられている。スポット用吹出口9が正面に位置したときには、クリック用凸部25とクリック用凹部27とが係合して生じるクリック感により、操作者に知らせる。なお、スポット用吹出口9が背面に位置したことをクリック感により知らせるためのクリック用凹部も設けられている(図示せず)。
図6に示すように、天面5の円環部20の外郭には溝28が形成されている。このように、溝28を設けることにより、風向変更部8の外側壁11の下端面と天面5との接触面積が小さくなる。したがって、両者の摩擦抵抗を小さくし、風向変更部8をスムーズに回動させることが可能となる。
図7は、第1の吹出口の整流版と送風手段の一部および吹出口との位置関係を説明する、送風手段の一部および天面の第1の吹出口を下方から見た部分拡大斜視図である。同図に示すように、第1の吹出口6の送風手段2側の面(下面)には、送風手段2により形成された加湿空気の流れを整流する整流板29が設けられている。この整流板29により、図中に片側矢印により示した、送風手段2により形成された斜め上方向への加湿空気の流れを整流して、スポット加湿に適した鉛直上方向への流れとすることができる。これにより、スポット用吹出口9から外側方向に加湿空気を吹き出して、スポット加湿を行うことができる。
整流板29は、送風手段2により形成された流れの上流側に設けることにより、高い整流効果を奏する。このため、第1の吹出口6の下面に、その面が鉛直方向と平行となるように整流板29を設けることにより、整流効果を高くすることができる。このため、送風手段2は、天面5の第1の吹出口6の送風手段2側の面に、水平方向から見た場合に送風手段2の羽根2cと重なる位置に鉛直方向に複数設けられている。ただし、整流板29を設ける位置は、第1の吹出口6の下面に限られるものではなく、第1の吹出口6の上面や、空気室14の内部に設けることとしてもよい。なお、送風手段2を空気室14の内部に設ける場合、送風手段2により形成された流れに逆らう方向に傾斜を付けて配置することが好ましい。
図7に、正面側に位置した状態のスポット用吹出口9に対応する位置を両側矢印で示している。このように、第1の吹出口6の下側の整流板29は、スポット用吹出口9に対応する位置、およびスポット用吹出口9よりも加湿空気の流れの上流となる位置に設けられている。このように、複数の整流板29をスポット用吹出口9に対応する位置に加えて、その上流側に設けることにより、さらに良好な整流効果を得ることができる。
本発明に係る加湿装置は、特定領域をスポット的に加湿することが出来るという効果を奏し、室内に置かれる加湿装置として有用である。
1 加湿装置
2 送風手段
3 加湿フィルター
4 貯水容器
5 天面
6 第1の吹出口
7 本体ケース
8 風向変更部
9 スポット用吹出口
10 上面板
11 外側壁
12 仕切壁
13 内側壁
14 空気室
15 中央部
17 閉塞部
18 第2の吹出口
19 外周壁
20 円環部
21 下部溝
22 係止爪
23 係止爪通過溝
28 溝
29 整流板

Claims (6)

  1. その内部に、送風手段と、加湿フィルターと、貯水容器とを備え、天面に第1の吹出口を有している本体ケースと、前記第1の吹出口からの加湿空気の吹出方向を変更する風向変更部を備えている加湿装置であって、前記風向変更部が、水平外側方向に加湿空気を吹き出すスポット用吹出口を備え、前記風向変更部は、上面板、外側壁および仕切壁により規定される空気室を備えており、前記スポット用吹出口が、前記外側壁の一部に形成され、前記本体ケースの前記天面の外郭が円形であり、前記風向変更部の上面板の外郭が、前記天面の外郭に対応した円形であり、前記第1の吹出口が、前記天面の一部の領域に形成されており、前記風向変更部が、前記上面板の前記空気室を規定する部分以外の領域に、垂直方向に加湿空気を吹き出す第2の吹出口を備えており、前記天面に対して前記風向変更部を相対的に回動させることにより、前記第1の吹出口から前記空気室に供給される加湿空気と前記第1の吹出口から前記第2の吹出口に供給される加湿空気の比率が変化することを特徴とする加湿装置。
  2. 前記天面が、平面に鉛直な方向から視した状態で円形であり上方に突出する中央部と、その周囲の円環部とを備えており、前記円環部が、前記第1の吹出口と閉塞部とからなっており、前記風向変更部が、平面視した状態で、前記円環部の外形に対応した円環形であり、前記中央部に前記風向変更部を着脱可能に係止する係止爪が、前記風向変更部の内側壁に設けられており、前記風向変更部の外側壁には設けられてないことを特徴とする請求項に記載の加湿装置。
  3. 前記風向変更部は、前記天面に対して所定の位置にある場合にのみ、前記係止爪による係止を外して、前記本体ケースから取り外し可能に構成されていることを特徴とする請求項に記載の加湿装置。
  4. 前記円環部の外郭に溝が形成されていることを特徴とする請求項に記載の加湿装置。
  5. 前記第1の吹出口および/または前記スポット用吹出口に、前記送風手段により形成された加湿空気の流れを整流する整流板が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の加湿装置。
  6. 前記整流板が、前記天面の前記第1の吹出口の送風手段側の面に鉛直方向に設けられていることを特徴とする請求項に記載の加湿装置。
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