JP6650561B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、居室内に設置され、直接気流による体感温度の減少や室内の空気の循環に使用される扇風機などの送風装置に関するものである。
従来、この種の送風装置は、羽根車とモータを台座となる基部に内包して、基部上部に備えられた円環形状の送風部から床面と水平方向に吹出すようにして空気の循環及び空気の流れを生じさせる家庭用送風装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その送風装置について図11および図12を参照しながら説明する。
図11には、送風機組立体100の正面図を、図12には、送風機組立体100の断面図を示している。送風機組立体100は、中央開口部102を画定する環状ノズル101を有している。環状ノズル101を通る空気流を生じさせるモータ122がモータハウジング126と共に基部116の内部に配置されている。さらに、インペラ(羽根車)130が、モータ122から外方に延びる回転シャフトに連結され、ディフューザ132が、インペラ130の下流側に位置決めされているモータ122は、電気接続部及び電源に接続され、複数個の選択ボタン120により、ユーザは、送風機組立体100を操作することができる。
上記構成で、送風機組立体100は、以下のように動作する。
ユーザが複数個の選択ボタン120の中から所定のボタンを選択してモータ122が起動されると、空気が空気入口124を介して送風機組立体100内に吸い込まれる。空気は、外側ケーシング118を通り、インペラ130の入口134まで流れる。ディフューザ132の出口136及びインペラ130の排気部を出た空気流は、内部通路110を通って互いに逆の方向に進む2つの空気流に分けられる。
空気流は、口112に入る際に絞られ、口112の出口144で更に絞られる。この絞りにより、内部通路110に圧力が生じる。
このように作られた空気流は、絞りにより生じる圧力に打ち勝ち、一次空気流として出口144を通って出る。一次空気流は、ガイド部分148の配置により、ユーザに向かって集中または集束して向けられる。二次空気流は、外部環境、特に出口144周りの領域及び環状ノズル101の外縁部周りからの空気の吸引によって生じる。この二次空気流は、中央開口部102を通り、ここで、一次空気流と混ざり合って送風機組立体100から前方に放出される全空気流が生じる。
特開2010−077969号公報
このような従来の送風装置では、一次空気流が出口から出ることにより、二次空気流は外部環境、特に出口周りの領域及び環状ノズルの外縁部周りからの空気の吸引によって生じるものであるため、中央開口部の環状ノズル近傍では空気の吸引が大きく、中央開口部の中心に近づくにつれ空気の吸引が小さくなるものである。このため、環状にしか空気を吹出すことができず、送風範囲を調整することができないという課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、吹出口からの高圧空気の吹出しにより誘引される空気の送風範囲を調整できる送風装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る送風装置は、筐体に、空気を取り入れる吸込口と、高圧空気を発生するための羽根車と前記羽根車を駆動するためのモータで構成された高圧空気発生部と、前記筐体の一面から起立させた複数のノズルとを備え、前記ノズルは、側部に、前記ノズルを起立させた方向に対して垂直方向に高圧空気発生部で発生した高圧空気を吹出す吹出口を備え、内部に、高圧空気を前記吹出口に導くためのダクトを備え、前記ノズルは、前記垂直方向の断面が吹出方向に縦長であり、複数のノズルに設けられているそれぞれの前記吹出口が同一面となるように間隙を設けて備えられ、前記間隙によって、前記吹出口から吹出す空気に誘引される空気の誘引風路が形成されている送風装置であって、高圧空気を吹出す前記吹出口の個数と位置を選択する変更手段を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、高圧空気を吹出す前記吹出口の個数と位置を選択する変更手段を備えたので、高圧空気を吹出す吹出口の個数と位置を選択することができるので、吹出口から吹出される高圧空気により誘引される空気も使用者の位置や人数に合わせて、送風範囲を調節することができ、快適性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の前提例1の送風装置の斜視図 同前提例1の送風装置の断面図(図1のA断面図) 同前提例1の送風装置の断面図(図1のB断面図) 同前提例1の送風装置の断面図(図1のC断面図) 同実施の形態1の送風装置の変更手段を示す構成図((a)図2の拡大図、(b)吹出口の開状態の拡大図、(c)吹出口の閉状態の拡大図) 同実施の形態1の送風装置の上面から見た断面を示す構成図(全吹出口が開状態を示す図) 同実施の形態1の送風装置の上面から見た断面を示す構成図(真ん中の2本のみ閉状態を示す図) 同実施の形態2の送風装置の変更手段を示す構成図((a)図3の拡大図、(b)吹出口の閉状態の拡大図、(c)吹出口の開状態の拡大図、(d)真ん中の2本のみ閉状態の下面から見た断面図) 同実施の形態3の送風装置を示す構成図((a)斜視図、(b)ノズル単体の斜視図、(c)カバー単体の斜視図) 同実施の形態3の送風装置の使用状況を示す図((a)天井埋込型の斜視図、(b)壁面へ収納した状態を示す斜視図、(c)(b)を上面から見たときの断面図) 同実施の形態3の送風装置の使用状況を示す図((a)壁面へ収納した状態を示す斜視図、(b)(a)を上面から見たときの断面図) 従来技術の一例を示す正面図 従来技術の一例を示す断面図
本発明に係る送風装置は、筐体に、空気を取り入れる吸込口と、高圧空気を発生するた
めの羽根車と根車を駆動するためのモータで構成された高圧空気発生部と、体の一面から起立させた少なくとも3本のノズルとを備え、ズルは、側部に、ズルを起立させた方向に対して垂直方向に高圧空気発生部で発生した高圧空気を吹出す吹出口を備え、内部に、高圧空気を出口に導くためのダクトを備え、ズルは、直方向の断面が吹出方向に縦長であり、少なくとも3本のそれぞれのノズルに設けられている出口が互いに同一面となるように間隙を設けて備えられ、隙によって、出口から吹出す空気に誘引される空気の誘引風路が形成されている送風装置であって、高圧空気を吹出す出口の個数と位置を選択する変更手段を備えたものである。
これにより、変更手段を備えたことで、高圧空気を吹出す吹出口の個数と位置を選択することができるので、吹出口から吹出される高圧空気により誘引される空気も使用者の位置や人数に合わせて、送風範囲を調節することができ、快適性を向上させることができるという効果を奏する。ここで、高圧空気とは大気圧以上の空気を示すものとする。
また、本発明に係る送風装置は、変更手段が、吹出口に備えられ、出口をそれぞれ開閉する開閉装置であるという構成にしてもよい。
これにより、吹出口を開閉することが可能となるので、使用者の位置や人数に合わせて、送風範囲を調整することができ、快適性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る送風装置は、変更手段が、高圧空気発生部からダクトへ繋がる分岐部に備えられ、岐部を開閉する開閉装置であるという構成にしてもよい。
これにより、開閉装置で分岐部を開閉することが可能となるので、高圧空気を吹出す個数と位置を選択することができ、使用者の位置や人数に合わせて、送風範囲を調節することができ、快適性を向上させることができるという効果を奏する。また、筐体内に開閉装置を収めることが可能となるので、外観を変えることなく送風範囲を変更することができ、デザイン性に優れた送風装置を得ることができるという効果を奏する。さらに、開閉装置に接触することがなくなるので開閉装置の故障のリスクを減らすことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る送風装置は、変更手段、ノズルを筐体から取り外し、ノズルを取り外した筐体にカバーをすることによって吹出口の個数と位置を選択する構成にしてもよい。
これにより、ノズルの本数を変更して、吹出し口の個数と位置を選択することができるので、高圧空気を吹出す個数と位置を選択することができ、使用者の位置や人数に合わせて、送風範囲を調節することができ、快適性を向上させることができるという効果を奏する。また、ノズルを取り外すことで誘引される空気の風路が広がり、風路の圧損が減るので、誘引される空気が流れやすくなり、気流の風速の減衰を少なくすることができ遠方まで気流を到達させることができるという効果を奏することもできる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(前提例1)
図1に示すように、本実施の形態の前提となる送風装置11は、筐体12の上部一面から起立させた複数の等しい長さのノズル13(前提例1では6本)とを備えている。本前提例1では、筐体12の上面から起立させている。
図2、3に示すように、筐体12には、筐体12に空気を取り入れる吸込口14と、高圧空気を発生するための羽根車15と該羽根車15を駆動するモータ16で構成された高圧空気発生部17とを備えている。
図2に示すように、送風装置11の正面(図2の左側)に位置するノズル13の一側部には、ノズル13を起立させた方向に対して垂直方向である一方向に、高圧空気発生部17で発生した高圧空気を吹出す吹出口18を備えている。
ノズル13の内部には、高圧空気を吹出口18に導くためのダクト19を備えている。ダクト19は、少なくともノズル13と同数備えている。
また、図3に示すように、高圧空気発生部17と複数のダクト19の間には高圧空気を各ノズルに分流するチャンバー空間20が備えられている。
ノズル13は、平面視で図4に示すように、ノズル13を起立させた方向に対して垂直方向の断面が吹出方向に縦長である。複数のノズル13は、それぞれの吹出口18が同一面となるように間隙を設けて備えられ、この間隙によって、吹出口18から吹出す気流に誘引される空気の誘引風路21がノズル13の外側に形成されている。つまり、本実施の形態の例ではノズル13を6本設けているので、ノズル13に挟まれた空隙にそれぞれ誘引風路21がノズル13の数より少ない5本形成できる。なお、前記間隙の長さとしては、ノズル13の垂直方向の断面における吹出方向に対して垂直方向の長さ(ノズル13の幅)以上、ノズル13の筐体12上面からの起立方向の長さの半分以下が風速の均一性を得られるため好ましく、本実施の形態では、一例としてノズル13の幅が30mm、ノズル13の起立方向長さが600mm、間隙の長さが100mm、ノズル13の吹出方向長さが200mmの場合を示している。また本前提例では、ノズル13の垂直方向の断面形状は、長方形形状としたが、吹出し方向に縦長であればよく、楕円など別の形状でもよい。また、複数のノズル13は、図4に示すように、筐体12の中央から外側に設けられたノズル13に向かうにつれて、中央のノズル13に対して空気の吹出し方向が離れていくように広角に備えられている。
ノズル13内の吹出口18近傍には、図2に示すように、ノズル13の起立方向の風向を調整する風向調整リブ23が備えられている。ここで、複数のノズル13とは3本以上のことを示す。また、風速の均一性とは後述する吹出空気流24と誘引空気流25が合流した面気流の風速の分布に着目したもので、吹出口18から所定の距離を離れて正面視する平面において観測される風速の分布が、所定の範囲であることを示す。つまり前記平面での最小の風速が少なくとも最大風速の半分までは許容できることしている。また、高圧空気とは大気圧以上の空気を示すものとする。
上記構成によれば、送風装置11が稼動すると、モータ16が駆動し、羽根車15が回転することにより、内部流れ22に示すように、室内空気は、吸込口14から送風装置11内部に取り込まれ、羽根車15を通過しチャンバー空間20に至る。チャンバー空間20で高圧空気は複数のダクト19に分流され、各ダクト19を通過し、吹出口18近傍に設けられた風向調整リブ23でノズル13起立方向の風向を調整され、吹出口18から吹出し、吹出空気流24となる。
つまり、図1のように吹出空気流24により、誘引風路21と最外部のノズル13の外側の空気が誘引され、誘引空気流25となる。これら吹出空気流24と誘引空気流25が送風装置11の吹出方向前方で合流し、広範囲に略均一な風速の浄化された空気の面気流を送風できるものである。このとき、羽根車15は筐体12内に内包されているため、使用者が外部から接触できない構造となっているため、接触による不安感をなくすことができる。
また、吹出口18を面一となるようにノズル13は間隙を設けて配置することで、吹出す気流は面気流となる。
また、風向調整リブ23は仰角を調整することでノズル13の起立方向の風向を上方へ広げることができるため、ノズル13の起立方向長さより広範囲に送風することができる。すなわち、送風装置11高さよりも上方にも送風することができる。
(実施の形態1)
さて、本実施の形態1の送風装置11は、図5に示すように、前提例1の送風装置11に対して、ノズル13は吹出口18の個数と位置を選択する変更手段としての開閉装置26を備えている。開閉装置26は、図5(a)に示すように、吹出口18を覆うことのできる略平板状の板状部材27と、板状部材27を回転駆動するステッピングモータ28と、気流を噴出させるノズル13の位置を選択する操作部(図示せず)備えたものである。ステッピングモータ28はノズル13上部に配置している。ステッピングモータ28の回転によって板状部材27が回動し、吹出口18を開閉することができるものである。
図5(b)、(c)はそれぞれ吹出口18を開いた開状態と、吹出口18を閉じた閉状態を示している。開閉装置26は、各ノズル13にそれぞれ備えられており、高圧空気を吹出す吹出口18をそれぞれ独立して開閉させることができるものである。
上記構成によれば、使用者の人数や位置に合わせて、送風範囲を調整することができ、快適性を向上させることができる。
例えば、使用者2人(使用者A、B)が離れている場合、図6Aのように全てのノズル13を開いて使用しても、真ん中の2本からの吹出空気流24と誘引空気流25は無駄になる。気流を噴出すノズル13の位置を操作部(図示せず)で選択することで、ステッピングモータ28が板状部材27を回動させて、選択されたノズル13を開状態にして気流を噴出すこととなり、使用者の位置に合わせて送風を行うことができる。すなわち、図6Bに示すように、ノズル13の6本のうち使用者にあたらない真ん中に位置する2本の吹出口18を閉じて使用することができる。
また、気流を噴出すノズルの個数が操作部(図示せず)で選択されることとなり、風量を増加させることもできる。すなわち、ステッピングモータ28が板状部材27を回動させて、真ん中の2本を閉じることで、使用者にあたらない部分には吹出空気流24の供給が停止されることとなり、高圧空気は残りの4本に分配されることとなる。これにより開状態になっている吹出口18からの吹出空気流24は風速が増加し、誘引空気流25の量が増え、離れている使用者2人の快適性が向上する。
また、6本とも開いている場合と同じ程度の風量でよい場合には、モータ16の出力を減らすことができ、消費電力を低減することが可能となる。この場合、モータ16の回転数を制御する装置を備えることで、容易に風量を調節することができる。
なお、本実施の形態では真ん中の2本を閉じたが、使用者の状況に応じて、右半分だけを閉じる、1本おきに閉じる使い方なども可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2では、開閉装置26に換えて別の実施の形態を説明する。前提例1、実施の形態1と異なる点のみについて説明をする。なお、前提例1および実施の形態1と同一の構成要件については同一の付号を付し、重複を避けるために詳細な説明は省略する。
図7に送風装置31の構成図を示す。図7(a)は送風装置31の筐体12を正面から見た断面図である。
筐体12内の高圧空気発生部17と複数のダクト19の間には高圧空気を各ノズル13に分流するチャンバー空間20が備えられている。図7(a)に示すように、本実施の形態は、チャンバー空間20から各ダクト19への分岐部32に、風路の開閉装置33を備えている。
開閉装置33は、シート状で風路遮断する遮断部材34と、遮断部材34の巻き取り用のステッピングモータ35から構成されている。
図7(b)、(c)はそれぞれ分岐部32を開いた開状態と、分岐部32を閉じた閉状態を示している。図7(c)のようにステッピングモータ35が回転し、分岐部32が塞がれるようにシート状の遮断部材34を広げることで、分岐部32においてチャンバー空間20からダクト19への通風路を遮断し、高圧空気がダクト19へ流れなくなるものである。また、ステッピングモータ35が回転し、シート状の遮断部材34を巻き取ることでダクト19とチャンバー空間20が連通し、高圧空気をダクト19へ流すことができるものである。
開閉装置33は、各ダクト19の分岐部32にそれぞれ備えられており、高圧空気を流す分岐部32をそれぞれ独立して開閉させることができるものである。
図7(d)は、6本のうち真ん中にある2本の吹出口18を閉じた状態をチャンバー空間20側からダクト19の方向を見た断面を示している。つまり、図7(d)では、左から順番に「開」、「開」、「閉」、「閉」、「開」、「開」の状態になっている。
上記構成によれば、実施の形態1と同様に使用者の人数や位置に合わせて、送風範囲を調整することができ、快適性を向上させることができる。
また、開閉装置33が、筐体12内に収まった構成となるので、外観を変えることなく送風範囲を変更することができ、デザイン性に優れた送風装置を得ることができるという効果を奏する。
また、羽根車15は筐体12内に内包されているため、使用者が外部から接触できない構造となっているため、接触による不安感をなくすことができる。
さらに、開閉装置33に使用者の手が接触することがなくなるので開閉装置33の故障のリスクを減らすことができるという効果を奏する。
なお、開閉装置33は、シート状の遮断部材34と、巻き取り用のステッピングモータ35としたが、平板状の板を回転開閉させる機構や、スライドさせるなどで風路を遮断できる構成であれば、作用効果に差異は生じない。
(実施の形態3)
実施の形態3では、開閉装置26、または開閉装置33に換えて別の実施の形態を説明する。実施の形態1、2と異なる点のみについて説明をする。なお、前提例1および実施の形態1、2と同一の構成要件については同一の付号を付し、重複を避けるために詳細な説明は省略する。
図8に送風装置41の構成図を示す。本実施の形態の送風装置41は、筐体42からノズル43を取り外し、カバー44によってノズル43を取り外したあとで、ふたをできる構成となっている。
図8(a)は、6本のノズル43のうち1本を外し、カバー44をした状態を示している。図8(b)は、取り外したノズルの斜視図、図8(c)はカバー44の斜視図である。
上記構成によれば、ノズル43を取り外すことで、誘引風路21が広がるので、風路抵抗が減ることになる。そのため、誘引される空気が流れやすくなり、気流の風速減衰が少なくなり、遠方まで到達させることが可能となる。
また、図9は、天井50や室内壁51の窪みに納める形で送風装置41を設置した一例を示している。図9(a)に示すように天井に取り付けることで、室内の空気を循環させるなど、天井扇などのように用いることができる。また、図9(b)は壁の窪みに納めることで、設置していても人の活動を妨げないようにすることもできる。
しかしながら、図9(c)に示すように、図9(a)、(b)の設置方法では、送風装置41の前面全体から高圧空気が吹出す状態となっているため、誘引される空気がノズル43の背面側に回り込むことができなくなり、誘引される空気の供給量が減少し、風量が低下する。
そこで本実施の形態の構成を備え、図10に示すように、ノズル43を周りの環境に合わせて取り外すことによって、誘引される空気の供給経路を確保して、吹出空気流の影響を受けにくい空間を作ることができる。つまり、前記空間を通って、誘引される空気がノズル43の背面側に回り込むことが可能となる。これにより、誘引される空気が十分に供給されることになり、誘引される空気の減少を防ぐことが可能となる。(図10では、6本の中で左右の一番外側のノズル43をはずしている)。
なお、本実施の形態では、ノズル43を外すことで誘引される空気の供給を可能としているが、ノズル43を外さずに、6本の中のいずれかの吹出口18からの高圧空気の吹出しを止めることでも、同様の効果を得ることが可能となる。また、図10では、6本の中で左右の一番外側のノズル43をはずしているが、一番外側以外のノズル43をはずした場合でも、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、カバー44は筐体42から完全に取り外す構成にしているが、筐体42と接続された状態でもよい。例えば、ノズル43を筐体42に取り付けた時にカバー44が筐体42内へ押し込まれチャンバー空間20とダクト19が連通し、ノズル43を取り外した時に、ばねなどの反発力を利用して、自動でふたをするような構成であってもよい。
本発明にかかる送風装置は、羽根車を内包することで使用者の接触による不安感をなくしつつ、広範囲に略均一な風速の気流を提供できるため、居室内の床、天井や壁に設置され、直接気流による体感温度の減少や室内の空気の循環に使用される各種送風機器等として有用である。
11 送風装置
12 筐体
13 ノズル
14 吸込口
15 羽根車
16 モータ
17 高圧空気発生部
18 吹出口
19 ダクト
20 チャンバー空間
21 誘引風路
22 内部流れ
23 風向調整リブ
24 吹出空気流
25 誘引空気流
26 開閉装置
27 板状部材
28 ステッピングモータ
31 送風装置
32 分岐部
33 開閉装置
34 遮断部材
35 ステッピングモータ
41 送風装置
42 筐体
43 ノズル
44 カバー
50 天井
51 室内壁
100 送風機組立体
101 環状ノズル
102 中央開口部
110 内部通路
112 口
116 基部
118 外側ケーシング
120 選択ボタン
122 モータ
124 空気入口
126 モータハウジング
130 インペラ
132 ディフューザ
134 入口
136 出口
144 出口
148 ガイド部分

Claims (4)

  1. 体に、空気を取り入れる吸込口と、高圧空気を発生するための羽根車と前記羽根車を駆動するためのモータで構成された高圧空気発生部と、前記筐体の一面から起立させた少なくとも3本のノズルとを備え、
    記ノズルは、側部に、前記ノズルを起立させた方向に対して垂直方向に前記高圧空気発生部で発生した高圧空気を吹出す吹出口を備え、内部に、高圧空気を前記吹出口に導くためのダクトを備え、
    記ノズルは、前記垂直方向の断面が吹出方向に縦長であり、
    なくとも3本のそれぞれの前記ノズルに設けられている前記吹出口が互いに同一面となるように間隙を設けて備えられ、
    記間隙によって、前記吹出口から吹出す空気に誘引される空気の誘引風路が形成されている送風装置であって、
    圧空気を吹出す前記吹出口の個数と位置を選択する変更手段を備えたことを特徴とする送風装置。
  2. 前記変更手段が、前記吹出口に備えられ、前記吹出口をそれぞれ開閉する開閉装置であることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記変更手段が、前記高圧空気発生部から前記ダクトへ繋がる分岐部に備えられ、前記分岐部を開閉する開閉装置であることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  4. 前記変更手段前記ノズルを前記筐体から取り外し、前記ノズルを取り外した前記筐体にカバーをすることによって前記吹出口の個数と位置を選択することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
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