JP2015027368A - 脱臭装置 - Google Patents

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陽平 中村
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Abstract

【課題】安価な構成で脱臭フィルタによる通風抵抗の影響を低減し、発生したオゾンを過不足なく放出することで脱臭能力が確保できる脱臭装置を提供する。
【解決手段】車内空気は、フィルタユニット21より下方の吸込口11aから前面側ケーシング16の下部通風孔16dを通る流路とフィルタユニットより下方の吸込口12aから背面側ケーシング17の下部通風孔17dを通る流路である空気の流入経路Wi1で送風路40に流入するとともに、フィルタユニットより上方の前面側ケーシングの上部通風孔16cを通る流路と背面側ケーシングの上部通風孔17cを通る流路である空気の流入経路Wi2で送風路に流入し、フィルタユニットは送風路を上方と下方とに隔てるよう配置され、これにより空気の流入経路が2つに分けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、脱臭用のフィルタとオゾン発生手段とを用いて空気を脱臭する脱臭装置に関する。
従来、車などのような小空間でありながら換気量の多い場所に設置され、空気を脱臭する脱臭装置が知られている。そして、このような脱臭装置として、高い脱臭能力を発揮させるために、空気中の臭気成分を吸着して分解する触媒を有する脱臭フィルタと、オゾンを発生させてオゾン脱臭を行うためのオゾン発生手段とを備えたものが提案されている。
例えば、特許文献1に記載の脱臭装置は、円筒形状の収容筒の内部に空気流路を形成し、収容筒における空気の入口側にオゾン発生手段として紫外線ランプを配置し、収容筒における空気の出口側に金属触媒を備えた脱臭フィルタを配置している。空気流路を通過する空気は、紫外線ランプから照射される紫外線によって生成されたオゾンで脱臭されるとともに、脱臭フィルタを通過する際にも脱臭されるので、高い脱臭能力を発揮することができる。また、紫外線によって生成されたオゾンの一部は、脱臭装置から吹き出される空気によって脱臭装置が設置された空間に放出され、放出されたオゾンによって脱臭装置が置かれた室内の脱臭が行われる。
特開2002−224207号公報
ところで、特許文献1に記載したような脱臭装置では、脱臭フィルタでの脱臭能力を確保するために、脱臭フィルタはできる限り大きくし、より多くの空気が脱臭フィルタを通過できるようにすることが好ましい。このため、特許文献1に記載の脱臭装置では、脱臭フィルタを収容筒の内径形状に応じた円板形状に形成し、かつ、その外径寸法を収容筒の内径寸法と略同寸法とすることで、脱臭フィルタが収容筒における空気の出口側いっぱいに配置されるようにしている。
しかし、脱臭フィルタが空気の出口側いっぱいに配置されていると、脱臭フィルタが通風抵抗となって脱臭装置から吹き出される空気量が減少する。脱臭装置から吹き出される空気量が減少すると、吹き出し空気により脱臭装置から放出されるオゾン量が減少するので、脱臭装置が設置された空間の脱臭が十分に行われない虞があった。
また、上記のような脱臭装置で、空間に放出されるオゾン量を確保するためには、ファンの個数を増やす、ファンの回転数を上げる、等の方法により脱臭装置に流入/流出する空気量を増やすことが考えられる。しかし、ファンの個数を増やすことについては、脱臭装置のコストアップとなる問題があり、また、ファンの回転数を上げることについては、ファンで発生する騒音が増大するという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、安価な構成で脱臭フィルタによる通風抵抗の影響を低減し、発生したオゾンを過不足なく放出することで脱臭能力が確保できる脱臭装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の脱臭装置は、通風孔と空気吹出口とをつなぐ送風路とを有するケーシングと、ファンと、送風路に配置される脱臭フィルタとを有するものであって、通風孔は、第1通風孔と第2通風孔とからなり、送風路は、第1送風路と第2送風路とからなるものである。そして、第1送風路は、ファンの回転により第1通風孔から吸い込まれた空気が脱臭フィルタを通過して空気吹出口から吹き出される送風路として形成され、第2送風路は、ファンの回転により第2通風孔から吸い込まれた空気が脱臭フィルタを通過せずに空気吹出口から吹き出される送風路として形成されるものである。また、第2送風路にオゾン発生装置をさらに備えるものである。
上記のように構成した本発明の脱臭装置によれば、筐体内部に流入する空気が、脱臭フィルタに流れる第1送風路と、オゾン発生装置に流れる第2送風路とに分かれるので、第2送風路を流れる空気が脱臭フィルタによる通風抵抗の影響を受けない。これにより、オゾン発生装置で生成したオゾンを第2送風路を流れる空気によって過不足なく放出することができ、脱臭能力を確保することができる。また、脱臭フィルタによる通風抵抗の影響を受けない第2送風路を設けることで、空間に放出されるオゾン量を確保して脱臭能力を確保することができる。
本発明の実施形態における、脱臭装置の外観斜視図ある。 本発明の実施形態における、脱臭装置の断面図であり、(A)は図1におけるA−A断面図、(B)は図1におけるB−B断面図である。 本発明の実施形態における、フィルタユニットとケーシングとの接合状態を説明する図面である。 本発明の実施形態における、脱臭装置の設置図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、車のカップホルダに設置できる脱臭装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態を示す脱臭装置1の外観斜視図である。図1におけるX方向は前後方向、Y方向は左右方向、Z方向は上下方向をそれぞれ示し、以下の説明で前後、左右、および上下、といった方向を示す表現は、上記各方向(X方向、Y方向、Z方向)に従うものとする。また、図2は、図1に示す脱臭装置1の断面図であり、(A)は脱臭装置1を前後方向に中央部で縦断したA−A断面図、(B)は脱臭装置1左右方向に中央部で縦断したB−B断面図である。また、図3は、後述する前面側ケーシング16および背面側ケーシング17とフィルタユニット21との接合状態を説明する図面である。また、図4は、脱臭装置1の車のカップホルダ30への設置図である。
図1に示すように、脱臭装置1は合成樹脂パネルで形成された筒形状の筐体10を有する。具体的には、筐体10は円筒形状であり、その下端部の断面直径寸法(以降、直径寸法と記載)はEとされており、筐体10の下端部から図1に示す起点Cまでの間は同じ直径寸法Eとされている。また、筐体10の上端部の直径寸法は下端部の直径寸法Eより大きいFとされており、筐体10の上端部から図1に示す起点Dまでの間は同じ直径寸法Fとされている。そして、起点Cと起点Dとの間は、起点Cから起点Dへと向かうにつれて直径寸法が徐々に大きくなるよう形成されている。
筐体10の下端部から起点Cまでの間の直径寸法E、および、起点Cの筐体10下端部からの高さ寸法Hは、図3に示す車のカップホルダ30の形状(カップホルダ30の内径寸法Gおよび深さ寸法T)に対応して定められている。また、筐体10の上端部から起点Dまでの間の直径寸法Fは、隣のカップホルダに置かれる飲み物容器との干渉や、運転動作の妨げとなることを防げるような寸法とされている。さらには、筐体10における起点Cから起点Dまでの外形形状は、滑らかな曲線を組み合わせ、かつ、起点C―起点D間の直径寸法が直径寸法Fを超えないような形状とされている。
尚、以下の説明では、筐体10における起点Cから底面部14までの間を筐体下部10a、起点Cから天面パネル13までの間を筐体上部10bとする。
まず、筐体10を構成する各部材について説明する。図1に示すように、筐体10は、前面パネル11と、背面パネル12と、天面パネル13と、底面部14とで構成されている。これらのうち、底面部14は、後述する前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とによって形成されている。
前面パネル11は、合成樹脂材で断面が半円形状に形成されている。前面パネル11は、筐体10の前面側の意匠面を形成する。また、前面パネル11における筐体上部10bに対応する箇所には、多数の孔からなる吸込口11aを備えている。この吸込口11aを通って、空気が筐体10の前面側から筐体10内部に流入する。
背面パネル12は、合成樹脂材で断面が半円形状に形成されている。背面パネル12は、筐体10の背面側の意匠面を形成する。また、背面パネル12における筐体上部10bに対応する箇所には、多数の孔からなる吸込口12aを備えている。この吸込口12aを通って、空気が筐体10の背面側から筐体10内部に流入する。
天面パネル13は、合成樹脂材で形成されている。天面パネル13は、筐体10の上面側の意匠面を形成する。天面パネル13は、外郭部13eと、中央部13fと、フィン13bとで構成される。外郭部13eは、外径寸法が筐体10の上端部の直径寸法Fに応じた寸法とされ、所定の内径寸法を有するリング状の形状とされている。中央部13fは外郭部13eの内径寸法より小さい外径寸法で円筒形状に形成され、その上面に表示部13cと操作部13dとを備える。表示部13cは、脱臭装置1の運転状態を表示する。操作部13dは、脱臭装置1の運転動作を選択/決定するための操作スイッチである。フィン13bは、外郭部13eと中央部13fとを接続するものであり、外郭部13eと中央部13fとの間の空間が、筐体10内部から空気を流出させる吹出口13aとなる。尚、フィン13bの間隔(ピッチ)寸法は、人の手指が吹出口13aから筐体10内部へ入らない寸法とされている。
筐体10の左側面下部(筐体10を前面パネル11から見て左側で、起点Cより下方の位置)からは、電源コード15が導出されている。電源コード15の一端には、図2(A)に示すように、後述する第1電源基板24aのコネクタ24dに接続される電源側コネクタ15aが設けられている。電源コード15の他端には、車のシガーソケットに対応した図示しない車側コネクタが設けられている。電源コード15は、シガーソケットから供給される電力を第1電源基板24aに導く。
次に、脱臭装置1の筐体10内部の構成について説明する。図2に示すように、筐体10内部には、前面側ケーシング16と、背面側ケーシング17と、フィルタユニット21と、オゾナイザユニット22と、ファンユニット23と、基板ユニット24と、表示/操作基板25と、塵埃フィルタ26とが備えられている。尚、塵埃フィルタ26は、図2(B)のみに図示し、図2(A)では図示を省略している。
前面側ケーシング16は、合成樹脂材で断面が半円形状に形成され、外表面(脱臭装置1の前面側)に前面パネル11が装着できるよう形成されている。図3に示すように、前面側ケーシング16は、底部16aと、フィルタ取付部16bと、ファン取付部16eと、オゾナイザ取付部16fと、基板取付部16gと、第2通風孔である上部通風孔16cと、第1通風孔である下部通風孔16dとを有している。底部16aは、後述する背面側ケーシング17の底部17aとともに、筐体10の底面部14を形成する。ファン取付部16e、オゾナイザ取付部16f、および、フィルタ取付部16bは、前面側ケーシング16における筐体上部10bに対応する箇所に設けられ、前面側ケーシング16の上方から下方に向かってファン取付部16e、オゾナイザ取付部16f、フィルタ取付部16b、の順で配置されている。ファン取付部16e、オゾナイザ取付部16f、および、フィルタ取付部16bには、各々後述するファンユニット23、オゾナイザユニット22、および、フィルタユニット21が固定される。尚、ファン取付部16bは、後述するフィルタホルダ21cが固定される固定部16b1以外の箇所が貫通孔となっている。基板取付部16gは、前面側ケーシング16における筐体下部10aに対応する箇所に設けられ、後述する基板ユニット24が固定される。上部通風孔16cは、フィルタ取付部16bの上方に設けられた複数の孔からなり、前面パネル11の吸込口11aから取り込んだ車内空気を筐体10内部に導く。下部通風孔16dは、フィルタ取付部16bの下方に設けられた複数の孔からなり、前面パネル11の吸込口11aから取り込んだ車内空気を筐体10内部に導く。
尚、図2(B)に示すように、前面パネル11と前面側ケーシング16との間における吸込口11aに対応する箇所には、塵埃フィルタ26が配置されている。
背面側ケーシング17は、合成樹脂材で断面が半円形状に形成され、外表面(脱臭装置1の前面側)に背面パネル12が装着できるよう形成されている。図3に示すように、背面側ケーシング17は、底部17aと、フィルタ取付部17bと、ファン取付部17eと、オゾナイザ取付部17fと、基板取付部17gと、第2通風孔である上部通風孔17cと、第1通風孔である下部通風孔17dとを有している。底部17aは、上述した前面側ケーシング16の底部16aとともに、筐体10の底面部14を形成する。ファン取付部17e、オゾナイザ取付部17f、および、フィルタ取付部17bは、背面側ケーシング17における筐体上部10bに対応する箇所に設けられ、背面側ケーシング17の上方から下方に向かってファン取付部17e、オゾナイザ取付部17f、フィルタ取付部17b、の順で配置されている。ファン取付部17e、オゾナイザ取付部17f、および、フィルタ取付部17bには、各々後述するファンユニット23、オゾナイザユニット22、および、フィルタユニット21が固定される。尚、ファン取付部17bは、後述するフィルタホルダ21cが固定される固定部17b1以外の箇所が貫通孔となっている。基板取付部17gは、背面側ケーシング17における筐体下部10aに対応する箇所に設けられ、後述する基板ユニット24が固定される。上部通風孔17cは、フィルタ取付部17bの上方に設けられた複数の孔からなり、背面パネル12の吸込口12aから取り込んだ車内空気を筐体10内部に導く。下部通風孔17dは、フィルタ取付部17bの下方に設けられた複数の孔からなり、背面パネル12の吸込口12aから取り込んだ車内空気を筐体10内部に導く。
尚、図示は省略するが、背面パネル12と背面側ケーシング17との間における吸込口12aに対応する箇所には、上述した筐体10の前面側と同様に、塵埃フィルタ26が配置されている。
前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とが接合されることで、筐体10の内部に前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とで覆われる円柱状の空間が形成される。内部空間には、第1通風孔16dや17dと吹出口13aとをつなぐ第1送風路40aと、第2通風孔16cや17cと吹出口13aとをつなぐ第2送風路40bとからなる送風路40が形成される。前面側ケーシング16の底部16aと背面側ケーシング17の底部17aとで筐体10の底面部14が形成される。筐体10の上端には天面パネル13が配置され、天面パネル13の内部(筐体10の内部側)に表示/操作基板25が配置される。筐体10内部のファン取付部16eおよび17e、オゾナイザ取付部16fおよび17f、フィルタ取付部16bおよび17b、基板取付部16gおよび17gには、各々ファンユニット23、オゾナイザユニット22、フィルタユニット21、基板ユニット24が固定される。これにより、筐体上部10bの上端部から下端部に向かって、ファンユニット23、オゾナイザユニット22、フィルタユニット21、の順に配置され、オゾナイザユニット22が第2送風路40bに、フィルタユニットが第1送風路40aに各々配置されることとなる。また、筐体下部10aには基板ユニット24が配置される。
フィルタユニット21は、脱臭フィルタである触媒フィルタ21aと、ヒータ21bと、フィルタホルダ21cとで構成されている。触媒フィルタ21aは、例えば、蜂の巣(ハニカム)構造を取り入れることで通気性を持たせた円板形状のハニカムコアボードを心材とし、その表面に金属触媒を所定の厚さで設けたものであり、筐体10内部に流入した車内空気に含まれる臭気成分を吸着して分解する。ヒータ21bは、例えば、PTCヒータであり、触媒フィルタ21aを加熱して吸着した臭気成分の分解を促進する。フィルタホルダ21cは、合成樹脂材で触媒フィルタに応じた略円筒形状に形成されており、触媒フィルタ21aやヒータ21bを保持する。フィルタホルダ21cは、前面側ケーシング16のフィルタ取付部16bや背面側ケーシング17のフィルタ取付部17bに固定される。図3に示すように、フィルタユニット21のフィルタホルダ21cが、前面側ケーシング16の固定部16b1や背面側ケーシング17の固定部17b1に固定されると、フィルタ取付部16bやフィルタ取付部17bの貫通孔とフィルタホルダ21cの外周面とによって、図4に示すような隙間Sが形成される。
オゾナイザユニット22は、オゾナイザ22aと、拡散板22bと、給電コード22cとで構成されている。オゾナイザ22は、例えば、高電圧電極と誘電電極とを有する沿面放電方式のものであり、電極間における放電により送風路40を流れる車内空気にエネルギーを付与することで活性化させ、解離または励起された酸素の一部をオゾンに変化させることによってオゾンを生成する。拡散板22bは、合成樹脂材で形成されており、オゾナイザ22aを保持する。拡散板22bは、前面側ケーシング16のオゾナイザ取付部16fや背面側ケーシング17のオゾナイザ取付部17fに固定される。また、拡散板22bは、上部が円盤形状に形成されており、オゾナイザ22aで生成したオゾンが偏って吹出口13aから筐体10外部に放出されないよう、オゾンを筐体10内部に拡散させる役目を果たす。給電コード22cは、一端がオゾナイザ22aに接続され、他端が後述する第2電源基板24bに接続される。給電コード22cは、第2電源基板24bから供給される電力をオゾナイザ22aに導く。
ファンユニット23は、ファン23aと、ファンホルダ23bとで構成されている。ファン23aは、合成樹脂材で形成された軸流ファンであり、内部に図示しないファンモータを備えている。ファンホルダ23bは、合成樹脂材で形成されており、ファン23aを保持する。ファンホルダ23bは、前面側ケーシング16のファン取付部16eや背面側ケーシング17のファン取付部17eに固定される。
基板ユニット24は、第1電源基板24aと、第2電源基板24bと、基板ホルダ24cとで構成されている。第1電源基板24aは、電源コード15の電源側コネクタ15aが接続される基板側コネクタ24dを有し、電源コード15を介してシガーソケットから電力が供給される。また、第1電源基板24aは、第2電源基板24b、ファン23aの図示しないファンモータ、ヒータ23a、および、後述する表示/操作基板25に給電する。第2電源基板24bは、第1電源基板24aから供給される電力を受け、給電コード22cを介してオゾナイザ22aに給電する。基板ホルダ24cは、合成樹脂材で形成されており、第1電源基板24aや第2電源基板24bを保持する。基板ホルダ24cは、前面側ケーシング16の基板取付部16gや背面側ケーシング17の基板取付部17gに固定される。また、基板ホルダ24cは、吸込口11a、吸込口12a、および、吹出口13aから筐体10内部に侵入する水分が第1電源基板24aや第2電源基板24bにかかることを防ぐ役目を果たす。
表示/操作基板25は、天面パネル13の中央部13fの下方に配置されている。表示/操作基板25には、表示部13cに対応する発光ダイオードや、操作部13dに対応するボタンスイッチ等が適宜配置されている。
以上説明した構成を有する脱臭装置1で、使用者が操作部13dを操作して脱臭装置1の運転を開始すると、第1電源基板24aからファンユニット23に電力が供給されて、ファン23aが回転を開始する。また、第2電源基板24bからオゾナイザユニット22に電力が供給されて、オゾナイザ22aがオゾンの生成を開始する。
ファン23aが回転を開始すると、筐体上部10b(のファンユニット23周り)が負圧となり、前面パネル11の吸込口11aや背面パネル12の吸込口12aから筐体10内部の送風路40に車内空気が流入する。図4に示すように、車内空気は、フィルタユニット21より下方の吸込口11aや吸込口12aから、下部通風孔16dや下部通風孔17dを介して空気が流入する経路Wi1(以下、流入経路Wi1と記載)で送風路40の第1送風路40aに流入する。また、車内空気は、フィルタユニット21より上方の吸込口11a吸込口12aから、上部通風孔16cや上部通風孔17cを介して空気が流入する経路Wi2(以下、流入経路Wi2と記載))で送風路40の第2送風路40bに流入する。このように、空気の流入経路がWi1とWi2とに分かれるのは、フィルタユニット21が送風路40を第1送風路40aと第2送風路40bとに隔てるよう配置されているためである。
流入経路Wi1で送風路40の第1送風路40aに流入した車内空気は、第1送風路40aを吹出口13aに向かって流れるときにフィルタユニット21を通過する。フィルタユニット21を通過する車内空気は、触媒フィルタ21aの働きにより脱臭される。フィルタユニット21を通過した車内空気は、送風路40の第2送風路40bに流入し、流入経路Wi2で第2送風路40bに流入した車内空気と合流し、オゾナイザ22aが生成したオゾンにより脱臭されてファンユニット23へと流れ、図3に示す空気の流出経路Woで、吹出口13aから車内に放出される。このとき、オゾナイザ22aが生成したオゾンの一部が流出経路Woで車内に放出される車内空気によって車内に放出され、車内の脱臭を行う。
尚、触媒フィルタ21aは、ヒータ21bによって加熱されることで、吸着した臭気成分が触媒作用により分解され、脱臭機能が再生される。
背景技術で説明したような、脱臭フィルタが筐体の空気の出口側いっぱいに配置されている脱臭装置の場合は、脱臭フィルタが通風抵抗となって脱臭装置から吹き出される空気量が減少し、脱臭装置から吹き出される空気によって脱臭装置から放出されるオゾン量が減少するので、車内の脱臭が十分に行われない虞がある。しかし、本発明の脱臭装置1は、フィルタユニット21の上方に上部通風孔16c、17cを、フィルタユニット21の下方に下部通風孔16d、17d、をそれぞれ設けることで、第1送風路40aを通ってフィルタユニット21に向かう空気の流入経路Wi1とは別に、フィルタユニット21を通過せずにオゾナイザユニット22が配置された第2送風路40bを通って空気が流入する流入経路Wi2が生じる。これにより、オゾナイザユニット22で生成したオゾンが流入経路Wi2で流入した車内空気によって吹出口13aまで運ばれ、吹出口13aを介して車内に放出されるオゾン量を確保できるので、放出されるオゾンにより車内の脱臭を十分に行うことができる。
また、背景技術で説明した脱臭装置で車内に放出されるオゾン量を確保するためには、ファンの個数を増やしたり、ファンの回転数を上げることによって脱臭装置に流入/流出する車内空気量を増やすことが考えられるが、これらの方法では、脱臭装置のコストアップやファンで発生する騒音の増大を招くという問題がある。しかし、本発明の脱臭装置1は、上述したように、フィルタユニット21の通風抵抗による影響を受けない空気の流入経路Wi2で第2送風路40bに車内空気を取り込んでオゾナイザユニット22で生成したオゾンを車内に放出するので、1台のファンユニット23で、フィルタユニット21による車内空気の脱臭や、車内の脱臭を行うのに十分な量のオゾンを放出することができ、低コストの脱臭装置1を実現できる。
また、直径寸法の大きい筐体上部10bに吸込口11aや吸込口12aが設けられているので、筐体が単純な円筒形状である脱臭装置と比べて吸込口11aや吸込口12aの開口面積を大きくすることができる。さらには、図2(B)や図3に示すように、フィルタユニット21の外径寸法を前面パネル11および背面パネル12との間に隙間Sができるような寸法としているので、フィルタユニット21によって吸込口11aや吸込口12aが塞がれることがない。以上のことから、筐体10内部の送風路40(の第1送風路40aや第2送風路40b)に流入する車内空気量が増加することで脱臭能力を高めることができる。
以上説明したように、本発明の脱臭装置は、筐体内部に流入する空気が、脱臭フィルタに流れる第1空気流路と、オゾン発生装置に流れる第2空気流路とに分かれるので、第2空気流路で流入する空気が脱臭フィルタによる通風抵抗の影響を受けない。これにより、オゾン発生装置で生成したオゾンを第2空気流路を流れる空気によって過不足なく放出することができ、脱臭能力を確保することができる。また、脱臭フィルタによる通風抵抗の影響を受けない第2空気流路を設けることで、空間に放出されるオゾン量を確保して脱臭能力を確保することができる。
1 脱臭装置
10 筐体
10a 筐体下部
10b 筐体上部
11 前面パネル
11a 吸込口
12 背面パネル
12a 吸込口
13 天面パネル
13a 吹出口
16 前面側ケーシング
16a 底部
16b フィルタ取付部
16b1 固定部
16c 上部通風孔
16d 下部通風孔
16e ファン取付部
16f オゾナイザ取付部
16g 基板取付部
17 背面側ケーシング
17a 底部
17b フィルタ取付部
17b1 固定部
17c 上部通風孔
17d 下部通風孔
17e ファン取付部
17f オゾナイザ取付部
17g 基板取付部
21 フィルタユニット
21a 触媒フィルタ
22 オゾナイザユニット
22a オゾナイザ
23 ファンユニット
23a ファン
24 基板ユニット
24a 第1電源基板
24b 第2電源基板
30 カップホルダ
40 送風路
40a 第1送風路40a
40b 第2送風路40b
Wi1、Wi2 空気の流入経路
Wo 空気の流出経路

Claims (3)

  1. 通風孔と空気吹出口と前記通風孔と前記空気吹出口とをつなぐ送風路とを有するケーシングと、ファンと、前記送風路に配置される脱臭フィルタとを有する脱臭装置であって、
    前記通風孔は、第1通風孔と第2通風孔とからなり、
    前記送風路は、第1送風路と第2送風路とからなり、
    前記第1送風路は、前記ファンの回転により前記第1通風孔から吸い込まれた空気が前記脱臭フィルタを通過して前記空気吹出口から吹き出される送風路として形成され、
    前記第2送風路は、前記ファンの回転により前記第2通風孔から吸い込まれた空気が前記脱臭フィルタを通過せずに前記空気吹出口から吹き出される送風路として形成されること
    を特徴とする脱臭装置。
  2. オゾン発生装置をさらに有し、
    前記オゾン発生装置は、前記第2送風路に配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の脱臭装置。
  3. 前記ケーシングを覆うように配置されるパネルをさらに有し、
    前記パネルは、空気吸込口を有し、
    前記空気吸込口から前記第1通風孔および前記第2通風孔を介して、前記送風路に空気が流入する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脱臭装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023015969A (ja) * 2021-07-20 2023-02-01 日本特殊陶業株式会社 オゾン発生器

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