JP2017056048A - 自動車用芳香剤 - Google Patents

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Ikumi Tomiyama
古谷昌之
Masayuki Furuya
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Abstract

【課題】香料の容量を大きくして香料の発散量や、使用期間を長くすると共に、効果的に香料成分を乗員に届けることを課題とする。【構成】自動車用芳香剤を自動車の飲料容器保持部に載置した状態で、ケースの側壁部は、前記自動車のエアコン吹き出し口と対向する位置に一方の開口部が形成され、乗員側と対向する他方の位置に他方の開口部が形成され、芳香剤容器の香料発散部が、前記ケース内の通風可能位置内に配置され、前記一方の開口部の上端位置が、前記他方の開口部の上端位置よりも高い位置に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、特に自動車のエアコン吹き出し口から吹く出す風を利用して香料を発散させる構造を有する芳香剤に関する。
従来のエアコン吹き出し口から吹く出す風を利用して香料を発散させる構造を有する芳香剤として実開昭59−73937号公報に記載の放香器300が公知であり、この放香器は、図17、図18に示すように、ケース体302がエアコンから吹き出す風の風入口321及び風出口322を有し、前記ケース体302の内部には芳香剤を収容する筒体301を配置した構成が開示されている。
しかしながら、この実開昭59−73937号公報に記載の放香器300は、前記ケース体302の裏面に形成された係合リブ323に取り付けた取り付け金具324によって、自動車のエアコンのベンチレーター(エアコン吹き出し口)に取り付ける構造であるため、前記取り付け金具324によって自動車のエアコンのベンチレーター(エアコン吹き出し口)のルーバーに大きな負荷を掛けないために、この放香器の重量を軽くすることが望ましく、そのため、香料の容量が少なくなり香りの発散量や、使用期間が短くなる欠点と、取り付け金具の装備によってコストが上昇する欠点があった。
また、エアコン吹き出し口から吹く出す風を利用して空気を消臭する技術として、実用新案登録第3043594号公報に記載の消臭具400では、図19、20に示すように、エアコン吹き出し口550に装着したドリンクホルダー600を利用して、エアコン吹き出し口550の前に消臭具400を配置した構成が開示されている。
この公知技術では、自動車用ドリンクホルダー600にサイズを合わせた円筒形の容器402内に消臭剤401を収容し、自動車の冷暖房空気吹き出し口に面した円筒面下部に空気取入口421を、上面に空気流出口422を設けるように構成されるため、エアコン吹き出し口550から運転者等の乗員に向かって吹く出した風は、前記ドリンクホルダー600および、前記消臭具400の容器402の円筒面上部によって、その通風経路を阻害され、風向が左右方向や上方に変わってしまうため、冷気や暖房された風が運転者等の乗員に届き難くなるため不快であると同時に、この消臭具400によって浄化された空気は上方に向かうので直接、転者等の乗員に届き難くなり不効率であった。
更に、この実用新案登録第3043594号公報に記載の技術では、消費者はこの消臭具400と同時に、エアコン吹き出し口550に装着可能なドリンクホルダー600を用意する必要があり、このドリンクホルダー600はクリップ424でエアコン吹き出し口550に取り付けるため、エアコン吹き出し口550のルーバーに大きな負荷を掛けないために、この消臭具400の重量を軽くすることが望ましく、更に使用者は、予めドリンクホルダー600を購入する必要があるため、余計な費用が掛かってしまう欠点があった。
実開昭59−73937号公報 実用新案登録第3043594号公報
本発明の自動車用芳香剤は、自動車のエアコン吹き出し口から吹く出す風を利用して香料を発散させる構造でありながら、香料の容量を大きくして香料の発散量や、使用期間を長くすると共に、エアコン吹き出し口から吹く出す風の通風を阻害する要素を少なくして、運転者等の乗員に不快感を与えず、効果的に香料成分を運転者等の乗員に届けることを課題とする。
本発明の自動車用芳香剤は、上部に香料発散部を有し、内部に香料が充填される芳香剤容器と、前記芳香剤容器の少なくとも前記香料発散部を内部に配置するケースと、を有する自動車用芳香剤において、
前記自動車用芳香剤は、自動車のセンターコンソール上もしくはダッシュボードの下部に純正装備された飲料容器保持部に載置可能な形状からなり、前記ケースの側壁部は、前記自動車の飲料容器保持部に載置した状態で、自動車のエアコン吹き出し口と対向する一方の位置と乗員側と対向する他方の位置を有し、前記一方の位置には一方の開口部が形成され、前記他方の位置には他方の開口部が形成され、前記ケース内の一方の開口部と他方の開口部間は通風可能に構成され、前記芳香剤容器の香料発散部が、前記ケース内の通風可能位置内に配置され、前記一方の開口部の上端位置が、前記他方の開口部の上端位置よりも高い位置に形成されることを特徴とする。
更に、前記一方の開口部の上端位置は、前記自動車用芳香剤の底面位置から90mm以上の位置に形成すると良い。
更に、前記自動車用芳香剤の底面位置から90mm以上の位置に形成される前記一方の開口部の面積が100mm以上に構成すると良い。
更に、前記他方の開口部の下端位置は、前記一方の開口部の下端位置よりも低い位置に形成すると良い。
更に、前記芳香剤容器内には液体香料が充填され、一端側が前記液体香料内に挿入され、毛管現象によって前記液体香料を吸い上げる吸上部材を有し、前記吸上部材の他端によって前記香料発散部が構成すると良い。
また、前記芳香剤容器内にはゲル状香料もしくは固形香料もしくは香料を吸着させた固形物質が充填され、前記ゲル状香料もしくは固形香料もしくは固形物質の表面を露出可能な手段を有し、前記ゲル状香料もしくは固形香料もしくは固形物質の表面によって前記香料発散部を構成してもよい。
また、前記芳香剤容器は、少なくとも一部に気体透過性フィルムを配置し、前記気体透過性フィルムの表面によって前記香料発散部を構成してもよい。
また、前記芳香剤容器内には液体香料が充填され、一端側が前記液体内に挿入され、電動吸い上げ機構によって前記液体香料を吸い上げる吸上部材を有し、前記電動吸い上げ機構によって吸い上げられた香料の放出部によって前記香料発散部を構成してもよい。
更に、前記ケース内の前記香料発散部位置における通風可能な通風路の面積は、前記ケース内に形成された壁部材によって、前記一方の開口部の面積よりも狭く形成すると良い。
更に、前記ケース内の前記香料発散部もしくは前記香料発散部と一方の開口部の中間位置に、前記香料発散部を通過する風に渦を発生させる乱流発生部材が配置すると良い。
更に、前記側壁部の他方の位置には、前記芳香剤容器内の香料の残量が確認可能な窓部が形成され、前記窓部が前記他方の開口部の一部を兼ねる様に構成すると良い。
本発明の自動車用芳香剤は、自動車のエアコン吹き出し口から吹く出す風を利用して香料を発散させる構造でありながら、エアコン吹き出し口のルーバーに装着せず、自動車のセンターコンソール上もしくはダッシュボードの下部に純正装備された飲料容器保持部に載置して使用する構造であるため香料の容量を大きくして香料の発散量や、使用期間を長くすることができる効果を有する。
更に、本発明の自動車用芳香剤は、エアコン吹き出し口のルーバーに芳香剤も飲料容器保持具も装着しないため、エアコン吹き出し口から吹く出す風の通風を阻害する要素を少なくして、運転者等の乗員にエアコン吹き出し口から吹く出す風が十分届く配置することができる。
更に、前記他方の開口部を、前記一方の開口部よりも低い位置に形成されると、記他方の開口部から放出された香料成分を含む風は、運転者等の乗員の膝元もしくは腰部から身体に沿って顔の位置に流れてくるため、効率よく香りを感じることができる効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の使用状態を示す参考断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の背面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤のAA線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤のBB線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の変形例を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の変形例を示す背面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の変形例を示すCC線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の変形例を示すDD線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用芳香剤の他の変形例の使用状態を示す参考断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る自動車用芳香剤の使用状態を示す参考断面図である 本発明の第2の実施形態に係る自動車用芳香剤の正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る自動車用芳香剤の背面図である。 本発明の第2の実施形態に係る自動車用芳香剤のEE線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る自動車用芳香剤のFF線断面図である。 従来技術の芳香器を示す斜視図である。 従来技術の芳香器を示す断面図である。 従来技術の消臭具を示す斜視図である。 従来技術の消臭具を示す断面図である。
以下、本発明の実施例を添付された図面に基づいて説明する。尚、本発明において、する。
図1〜図6に図示するように、本発明の第1実施例の自動車用芳香剤は、上部に香料発散部10を有し、内部に液体香料11が充填される芳香剤容器1と、前記芳香剤容器1を内部に配置するケース2と、を有する自動車用芳香剤において、前記自動車用芳香剤は、自動車の飲料容器保持部500に載置可能な形状からなり、前記ケース2の側壁部20は、前記自動車の飲料容器保持部500に載置した状態で、自動車のエアコン吹き出し口550と対向する一方の位置と乗員側と対向する他方の位置を有し、前記一方の位置には一方の開口部21が形成され、前記ケース2の側壁部20の乗員側と対向する他方の位置には他方の開口部22が形成され、前記一方の開口部21は、前記ケース2の上方位置に形成され、前記ケース2内の一方の開口部21と他方の開口部22間は通風可能に構成され、前記芳香剤容器1の香料発散部10の位置が、前記ケース2内の通風可能位置内に配置される。
前記ケース2の形状は、前記自動車の飲料容器保持部500に保持される下方部分の最大外径を80mm以下の外周形状に形成することによって、自動車のセンターコンソール上もしくはダッシュボードの下部に純正装備された飲料容器保持部500に載置して使用することが可能となる。尚、前記ケース2の外周形状は、円筒形に限定されず、横断面形状が楕円形や曲線と直線を複合した形状であっても良く、また前記ケース2の前記飲料容器保持部500への保持位置よりも上方位置の形状は本実施例に示すように、前記飲料容器保持部500に保持される下方部分の前記最大外径を越えていてもよい。
前記一方の開口部21は、前記ケース2の底面位置から90mm以上の位置に少なくともその一部が形成されると共に、前記ケース2の底面位置から90mm以上の位置に形成される前記一方の開口部21の面積が100mm以上に構成されることによって、前記自動車に純正装備された飲料容器保持部500の上方に設けられた自動車のエアコン吹き出し口550から吹き出す風を、前記一方の開口部21から十分取り込むことが可能になる。
そして、前記一方の開口部21から取り込んだ風は、前記香料発散部10の周囲を通過することによって、前記香料発散部10から香料成分を取り込み、前記他方の開口部22から乗員に向けて放出されるように構成され、前記他方の開口部22から放出された香料成分を含む風は、前記他方の開口部22上端位置および下端位置が前記一方の開口部21上端位置および下端位置よりも低い位置に形成されると、他方の開口部22から放出される香料成分を含んだ風を、斜め下方に向かって放出することができるため、運転者等の乗員の膝元もしくは腰部から身体に沿って顔の位置に流すことができ、乗員に効率よく香りを届けることができる効果を有する。
本実施例の芳香剤容器1は、前記芳香剤容器1内部に充填された液体香料11を毛管現象によって吸い上げるフエルト素材等よりなる吸上部材12の一端側(下方部)が香料容器1内に挿入され、前記吸上部材12の他端(上端部)によって前記香料発散部10が構成される。尚、この液体香料11を毛管現象によって吸い上げるフエルト素材等の構成については既存の技術を使用することができる。
前記ケース2内の前記香料発散部10の位置における通風可能な通風路23の面積は、前記ケース2内に形成されたリブによる壁部材24によって、前記一方の開口部21の面積よりも狭く形成されることにより前記香料発散部10を通過する風の流速が速くなり、単位時間当たりの香料成分発散量を向上させる効果を有する。また、この壁部材24の下端部の少なくとも一部を、前記香料容器1の上面と当接させることによって、ケース2内での前記香料容器1のガタツキを押さえることができる。
尚、前記ケース2の側壁部20の他方の位置には、前記芳香剤容器1内の香料11の残量が確認可能な窓部22bが形成され、前記窓部22bが前記他方の開口部22の一部を兼ねる様に構成されることによって、前記他方の開口部22は、前記香料発散部20を通過した風を運転者等の乗員に向けて吹き出すことができると共に、前記芳香剤容器1内の液体香料11の残量が確認可能となるため相乗効果を有する。
また、本発明の自動車用芳香剤における芳香剤容器の変形例として図7〜図10に図示するように、前記芳香剤容器101内にはゲル状香料もしくは固形香料もしくは香料を吸着させた固形物質からなる非液体香料111が充填され、前記芳香剤容器101の上縁部には前記ゲル状香料もしくは固形香料もしくは香料を吸着させた固形物質からなる非液体香料111の表面を覆うアルミ蒸着フィルム112が剥離可能に貼り付けられ、前記芳香剤容器101の上縁部から前記アルミ蒸着フィルム112の一部もしくは全部を剥離することによって、前記ゲル状香料もしくは固形香料もしくは香料を吸着させた固形物質からなる非液体香料111が前記ケース102内に露出可能に構成することにより、前記ゲル状香料もしくは固形香料もしくは香料を吸着させた固形物質からなる非液体香料111の表面によって前記香料発散部110が構成されるようにしてもよい。尚、本発明において前記芳香剤容器101の上縁部に貼り付けられるフィルムはアルミ蒸着フィルムに限定されず、既存の技術を応用することができる。
前記の本発明の変形例において、前記ケース2内の前記香料発散部110上もしくは前記香料発散部110と一方の開口部21との間の位置の通風路23内に、前記一方の開口部21から取り入れた風の流れを掻き乱すように形成された、板状もしくは棒状の乱流発生部材25が配置され、前記ゲル状香料もしくは固形香料等の揮発成分が揮発することによって体積が減少し、前記香料発散部110となる前記ゲル状香料もしくは固形香料等の表面が、前記芳香剤容器101の底面方向に移動した場合にも、前記乱流発生部材25によって前記香料発散部110の周囲を通過する風に渦状の乱流が発生することによって、効率良く香料の揮発成分を揮発させることができる。
また、本発明の自動車用芳香剤の更なる変形例として、既存の技術を用いて、前記芳香剤容器の少なくとも一部に気体透過性フィルムを配置し、前記気体透過性フィルムの表面によって前記香料発散部が構成されるようにしてもよい(図示せず)。
また、本発明の自動車用芳香剤の更なる変形例として、既存の技術を用いて、液体香料が充填され芳香剤容器において、一端側が前記液体内に挿入され、電動の吸い上げ機構によって前記液体香料を吸い上げる吸上部材を有し、前記電動の吸い上げ機構によって吸い上げられた液体香料の放出部によって前記香料発散部を構成してもよい(図示せず)。
尚、本発明の自動車用芳香剤は、図11に示す様に、前記一方の開口部21の上方もしくは周囲に、前記一方の開口部21内へ風を効率よく導くための導風部26を設けても良く、更に前記導風部26は、引き出し式など、その大きさを調整可能な構造を用いてもよい。(図示せず)
図12〜図16に図示するように、本発明の第2実施例の自動車用芳香剤は、上部に香料発散部210を有し、内部に液体香料211が充填される芳香剤容器201と、前記芳香剤容器201の上面と前記香料発散部210を内部に配置するケース202と、を有する自動車用芳香剤において、前記自動車用芳香剤は、自動車の飲料容器保持部500に載置可能な形状からなり、前記ケース202の側壁部220は、前記自動車の飲料容器保持部500に載置した状態で、自動車のエアコン吹き出し口550と対向する一方の位置と乗員側と対向する他方の位置を有し、前記一方の位置には一方の開口部221が形成され、前記ケース202の側壁部220の乗員側と対向する他方の位置には他方の開口部222が形成され、前記一方の開口部221は、前記ケース202の上方位置に形成され、前記ケース202内の一方の開口部221と他方の開口部222間は通風可能に構成され、前記芳香剤容器201の香料発散部210の位置が、前記ケース202内の通風可能位置内に配置される。
本実施例の自動車用芳香剤の自動車の飲料容器保持部500に保持可能な下方部分の形状は、前記芳香剤容器201と、前記ケース202の何れも最大外径を80mm以下の外周形状に形成することによって、自動車のセンターコンソール上もしくはダッシュボードの下部に純正装備された飲料容器保持部500に載置して使用することが可能となる。尚、前記芳香剤容器201と、前記ケース202の外周形状は、円筒形に限定されず、横断面形状が楕円形や曲線と直線を複合した形状であっても良く、また前記ケース202の前記飲料容器保持部500への保持位置よりも上方位置の形状は本実施例に示すように、前記飲料容器保持部500に保持される下方部分の前記最大外径を越えていてもよい。
前記ケース202の前記一方の開口部221は、前記芳香剤容器201の底面位置から90mm以上の位置に、少なくともその一部が形成されると共に、前記ケース202の底面位置から90mm以上の位置に形成される前記一方の開口部221の面積が100mm以上に構成されることによって、前記自動車に純正装備された飲料容器保持部500の上方に設けられた自動車のエアコン吹き出し口550から吹き出す風を、前記一方の開口部221から十分取り込むことが可能になる。
そして、前記一方の開口部221から取り込んだ風は、前記香料発散部210の周囲を通過することによって、前記香料発散部210から香料成分を取り込み、前記他方の開口部222から乗員に向けて放出されるように構成され、前記他方の開口部222から放出された香料成分を含む風は、前記他方の開口部222上端位置および下端位置が前記一方の開口部221上端位置および下端位置よりも低い位置に形成されると、他方の開口部222から放出される香料成分を含んだ風を、斜め下方に向かって放出することができるため、運転者等の乗員の膝元もしくは腰部から身体に沿って顔の位置に流すことができ、乗員に効率よく香りを届けることができる効果を有する。
本実施例の芳香剤容器201は、前記芳香剤容器201内部に充填された液体香料211を毛管現象によって吸い上げるフエルト素材等よりなる吸上部材212の一端側(下方部)が香料容器201内に挿入され、前記吸上部材212の他端(上端部)によって前記香料発散部210が構成される。尚、この液体香料211を毛管現象によって吸い上げるフエルト素材等の構成については既存の技術を使用することができる。
前記ケース202内の前記香料発散部210の位置における通風可能な通風路223の面積は、前記ケース202内に形成されたリブによる壁部材224によって、前記一方の開口部221の面積よりも狭く形成されることにより前記香料発散部210を通過する風の流速が速くなり、単位時間当たりの香料成分発散量を向上させる効果を有する。
尚、前記ケース202の側壁部220の他方の位置には、前記芳香剤容器201内の香料211の残量が確認可能な窓部222bが形成され、前記窓部222bが前記他方の開口部222の一部を兼ねる様に構成されることによって、前記他方の開口部222は、前記香料発散部220を通過した風を運転者等の乗員に向けて吹き出すことができると共に、前記芳香剤容器201内の香料211の残量が確認可能となるため相乗効果を有する。
また、本発明の自動車用芳香剤における芳香剤容器の変形例として、本発明の第1実施例で示した様に、芳香剤容器内の充填した前記ゲル状香料もしくは固形香料もしくは香料を吸着させた固形物質の表面によって前記香料発散部が構成されるようにしても良く、前記芳香剤容器の少なくとも一部に気体透過性フィルムを配置し、前記気体透過性フィルムの表面によって前記香料発散部が構成されるようにしても良く、電動の吸い上げ機構によって吸い上げられた液体香料の放出部によって前記香料発散部を構成してもよい。(図示せず)
尚、本発明の自動車用芳香剤は、本発明の第1実施例で示した様に、前記一方の開口部221の上方もしくは周囲に、前記一方の開口部221内へ風を効率よく導くための導風部を設けても良く(図示せず)、更に前記導風部は、引き出し式など、その大きさを調整可能な構造を用いてもよい。(図示せず)
本発明の自動車用芳香剤は、自動車のエアコン吹き出し口から吹く出す風を利用して香料成分を発散させる構造を有する芳香剤として、産業上有効に利用することができる。
1:芳香剤容器、2:ケース、10:香料発散部、11:香料、12:吸上部材、20:側壁部、21:一方の開口部、22:他方の開口部、22b:窓部、23:通風路、24:壁部材、25:乱流発生部材、26:導風部、101:芳香剤容器、110:香料発散部、111:非液体香料、112:フィルム、113:、20:側壁部、21:一方の開口部、22:他方の開口部、22b:窓部、201:芳香剤容器、202:ケース、210:香料発散部、211:液体香料、212:吸上部材、220:側壁部、221:一方の開口部、222:他方の開口部、222b:窓部、223:通風路、224:壁部材、300:放香器、301:筒体、302:ケース体、321:風入口、322:風出口、323:係合リブ、324:取り付け金具、400:消臭具、401:消臭剤、402:容器、421:空気取入口、422:空気流出口、424:クリップ、500:飲料容器保持部、550:エアコン吹き出し口、600:ドリンクホルダー

Claims (11)

  1. 上部に香料発散部を有し、内部に香料が充填される芳香剤容器と、
    前記芳香剤容器の少なくとも前記香料発散部を内部に配置するケースと、を有する自動車用芳香剤において、
    前記自動車用芳香剤は、自動車のセンターコンソール上もしくはダッシュボードの下部に純正装備された飲料容器保持部に載置可能な形状からなり、
    前記ケースの側壁部は、前記自動車の飲料容器保持部に載置した状態で、自動車のエアコン吹き出し口と対向する一方の位置と乗員側と対向する他方の位置を有し、
    前記一方の位置には一方の開口部が形成され、
    前記他方の位置には他方の開口部が形成され、
    前記ケース内の一方の開口部と他方の開口部間は通風可能に構成され、
    前記芳香剤容器の香料発散部が、前記ケース内の通風可能位置内に配置され、
    前記一方の開口部の上端位置が、前記他方の開口部の上端位置よりも高い位置に形成されることを特徴とする自動車用芳香剤。
  2. 前記一方の開口部の上端位置は、前記自動車用芳香剤の底面位置から90mm以上の位置に形成されることを特徴とする請求項1記載の自動車用芳香剤。
  3. 前記自動車用芳香剤の底面位置から90mm以上の位置に形成される前記一方の開口部の面積が100mm以上に構成されることを特徴とする請求項1または2記載の自動車用芳香剤。
  4. 前記他方の開口部の下端位置は、前記一方の開口部の下端位置よりも低い位置に形成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の自動車用芳香剤。
  5. 前記芳香剤容器内には液体香料が充填され、一端側が前記液体香料内に挿入され、毛管現象によって前記液体香料を吸い上げる吸上部材を有し、前記吸上部材の他端によって前記香料発散部が構成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の自動車用芳香剤。
  6. 前記芳香剤容器内にはゲル状香料もしくは固形香料もしくは香料を吸着させた固形物質が充填され、前記ゲル状香料もしくは固形香料もしくは固形物質の表面を露出可能な手段を有し、前記ゲル状香料もしくは固形香料もしくは固形物質の表面によって前記香料発散部が構成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の自動車用芳香剤。
  7. 前記芳香剤容器は、少なくとも一部に気体透過性フィルムを配置し、前記気体透過性フィルムの表面によって前記香料発散部が構成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の自動車用芳香剤。
  8. 前記芳香剤容器内には液体香料が充填され、一端側が前記液体内に挿入され、電動吸い上げ機構によって前記液体香料を吸い上げる吸上部材を有し、前記電動吸い上げ機構によって吸い上げられた香料の放出部によって前記香料発散部が構成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の自動車用芳香剤。
  9. 前記ケース内の前記香料発散部位置における通風可能な通風路の面積は、前記ケース内に形成された壁部材によって、前記一方の開口部の面積よりも狭く形成されることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の自動車用芳香剤。
  10. 前記ケース内の前記香料発散部もしくは前記香料発散部と一方の開口部の中間位置に、前記香料発散部を通過する風に渦を発生させる乱流発生部材が配置されることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の自動車用芳香剤。
  11. 前記側壁部の他方の位置には、前記芳香剤容器内の香料の残量が確認可能な窓部が形成され、前記窓部が前記他方の開口部の一部を兼ねる様に構成されることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項記載の自動車用芳香剤。
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