JP6255782B2 - 送風装置およびこれを備えた脱臭装置 - Google Patents

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本発明は、ファンを有する送風装置、および、この送風装置と脱臭用のフィルタとを備えた脱臭装置に関する。
従来、車などのような小空間でありながら換気量の多い場所に設置され、空気を脱臭する脱臭装置が知られている。そして、このような脱臭装置として、脱臭フィルタや塵埃フィルタと、ファンを有する送風装置による強制送風との組み合わせにより、空気中の塵埃や臭気成分を除去するものが提案されている。
例えば、特許文献1に記載の脱臭装置は、筒形状の筐体側面に、筐体内部に空気を取り込むための通気孔(空気吸込口)を備えるとともに、筐体上面に筐体内部から空気を排出するための排気口(空気吹出口)備えたものであり、筐体内部が2枚の仕切り板で仕切られることによって、上から順に上部室、中部室、下部室に区画されている、上部室には、送風機(ファン)が配置され、送風機は上部室を区画する仕切り板に固定されている。また、中部室に脱臭フィルタや塵埃フィルタが配置され、下部室に電源スイッチや送風量調節器等の電気回路素子が配置されている。この脱臭装置では、ファンを駆動させることによって、通気孔から筐体内部に吸い込まれた空気が、中部室の脱臭フィルタや塵埃フィルタで脱臭・除塵されて、排気口から外部へ排出される。
特開平11−63591号公報
特許文献1に記載した脱臭装置では、上述したように、送風機を上部室に配置するために、上部室を区画する仕切り板が必要となるため、脱臭装置の構造が複雑化するという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、送風装置やこれを有する脱臭装置の構造を簡素化しつつ、送風機(ファン)を配置可能とすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の送風装置およびこれを備えた脱臭装置は、通風孔と空気吹出口と通風孔と吹出口とをつなぐ送風路とを有するケーシングと、ケーシング内にファンユニットが配置されたものであって、ケーシングは、第1ケーシングと第2ケーシングとからなり、ファンユニットは、第1ケーシングと第2ケーシングとによって挟持されるものである。
上記のように構成した本発明の送風装置およびこれを備えた脱臭装置によれば、第1ケーシングと第2ケーシングとでファンユニットを挟持して固定するので、ファンユニットを固定するための仕切り板のような他の部材が必要なく、簡素な構成の送風装置や脱臭装置を実現できる。
本発明の実施形態における、脱臭装置の外観斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 本発明の実施形態における、ファンユニットの外観斜視図であり、(A)は防振ゴム装着前の外観図、(B)は防振ゴム装着後の外観図である。 ファンユニットの背面側ケーシングへの装着を説明する図面である。 前面側ケーシングおよび背面側ケーシングにファンユニットが装着された状態図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、送風装置と脱臭フィルタとを有し、車のカップホルダに設置できる脱臭装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態を示す脱臭装置1の外観斜視図である。図1におけるX方向は前後方向、Y方向は左右方向、Z方向は上下方向をそれぞれ示し、以下の説明で前後、左右、および上下、といった方向を示す表現は、上記各方向(X方向、Y方向、Z方向)に従うものとする。図2は、図1に示す脱臭装置1を前後方向に中央部で縦断したA−A断面図である。図3は、後述するファンユニット23の外観斜視図である。図4は、ファンユニット23の後述する背面側ケーシング17への装着を説明する図面である。また、図5は、後述する前面側ケーシング16および背面側ケーシング17にファンユニット23が装着された状態図である。
図1に示すように、脱臭装置1は合成樹脂パネルで形成された筒形状の筐体10を有する。具体的には、筐体10は円筒形状であり、その下端部の断面直径寸法(以降、直径寸法と記載)はEとされており、筐体10の下端部から図1に示す起点Cまでの間は同じ直径寸法Eとされている。また、筐体10の上端部の直径寸法は下端部の直径寸法Eより大きいFとされており、筐体10の上端部から図1に示す起点Dまでの間は同じ直径寸法Fとされている。そして、起点Cと起点Dとの間は、起点Cから起点Dへと向かうにつれて直径寸法が徐々に大きくなるよう形成されている。
筐体10の下端部から起点Cまでの間の直径寸法E、および、起点Cの筐体10下端部からの高さ寸法Hは、図3に示す車のカップホルダ30の形状(カップホルダ30の内径寸法Gおよび深さ寸法T)に対応して定められている。また、筐体10の上端部から起点Dまでの間の直径寸法Fは、隣のカップホルダに置かれる飲み物容器との干渉や、運転動作の妨げとなることを防ぐような寸法とされている。さらには、筐体10における起点Cから起点Dまでの外形形状は、滑らかな曲線を組み合わせ、かつ、起点C―起点D間の直径寸法が直径寸法Fを超えないような形状とされている。
尚、以下の説明では、筐体10における起点Cから底面部14までの間を筐体下部10a、起点Cから天面パネル13までの間を筐体上部10bとする。
まず、筐体10を構成する各部材について説明する。図1に示すように、筐体10は、前面パネル11と、背面パネル12と、天面パネル13と、底面部14とで構成されている。これらのうち、底面部14は、後述する前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とによって形成されている。
前面パネル11は、合成樹脂材で断面が半円形状に形成されている。前面パネル11は、筐体10の前面側の意匠面を形成する。また、前面パネル11における筐体上部10bに対応する箇所には、多数の孔からなる吸込口11aを備えている。この吸込口11aを通って、車内空気が筐体10の前面側から筐体10内部に流入する。
背面パネル12は、合成樹脂材で断面が半円形状に形成されている。背面パネル12は、筐体10の背面側の意匠面を形成する。また、背面パネル12における筐体上部10bに対応する箇所には、多数の孔からなる吸込口12aを備えている。この吸込口12aを通って、車内空気が筐体10の背面側から筐体10内部に流入する。
天面パネル13は、合成樹脂材で形成されている。天面パネル13は、筐体10の上面側の意匠面を形成する。天面パネル13は、外郭部13eと、中央部13fと、フィン13bとで構成される。外郭部13eは、外径寸法が筐体10の上端部の直径寸法Fに応じた寸法とされ、所定の内径寸法を有するリング状の形状とされている。中央部13fは外郭部13eの内径寸法より小さい外径寸法で円板形状に形成され、その上面に表示部13cと操作部13dとを備える。表示部13cは、脱臭装置1の運転状態を表示する。操作部13dは、脱臭装置1の運転動作を選択/決定するための操作スイッチである。フィン13bは、外郭部13eと中央部13fとを接続するものであり、外郭部13eと中央部13fとの間の空間が、筐体10内部から空気を流出させる吹出口13aとなる。尚、フィン13bの間隔(ピッチ)寸法は、人の手指が吹出口13aから筐体10内部へ入らない寸法とされている。
筐体10の左側面下部(筐体10を前面パネル11から見て左側で、起点Cより下方の位置)からは、電源コード15が導出されている。電源コード15の一端には、図2(A)に示すように、後述する第1電源基板24aのコネクタ24dに接続される電源側コネクタ15aが設けられている。電源コード15の他端には、車のシガーソケットに対応した図示しない車側コネクタが設けられている。電源コード15は、シガーソケットから供給される電力を第1電源基板24aに導く。
次に、脱臭装置1の筐体10内部の構成について説明する。図2に示すように、筐体10内部には、第1ケーシングである前面側ケーシング16と、第2ケーシングである背面側ケーシング17と、フィルタユニット21と、オゾナイザユニット22と、ファンユニット23と、基板ユニット24と、表示/操作基板25とが備えられている。前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とが接合されて、筐体10の内部空間が形成され、この内部空間が送風路40となっている。後述する前面側ケーシング16の底部16aと背面側ケーシング17の底部17aとで、筐体10の底面部14が形成される。筐体上部10bの上端部から下端部に向かって、天面パネル13、表示/操作基板25、ファンユニット23、オゾナイザユニット22、フィルタユニット21、の順に配置され、筐体下部10aには基板ユニット24が配置される。
背面側ケーシング17は、合成樹脂材で断面が半円形状に形成され、図2、図4および図5に示すように、底部17aと、上部挿入孔17bと、下部挿入孔17cと、上部通風孔17dと、下部通風孔17eとを備えている。図4および図5に示すように、上部挿入孔17bおよび下部挿入孔17cは、背面側ケーシング17における上部(ファンユニット23が配置される箇所)に設けられており、天面パネル13側から上部挿入孔17b、下部挿入孔17cの順で配置されている。上部挿入孔17bは、後述するファンユニット23の上部挿入部23fに対応した形状とされており、また、下部挿入孔17cは、後述するファンユニット23の下部嵌合部23gに対応した形状とされている。上部通風孔17dおよび下部通風孔17eは、フィルタユニット23が配置される箇所に設けられている。上部通風孔17dは、フィルタユニット21の上方に設けられた複数の孔からなり、背面パネル12の吸込口12aから取り込んだ車内空気を筐体10内部に導く。下部通風孔17eは、フィルタユニット21の下方に設けられた複数の孔からなり、背面パネル12の吸込口12aから取り込んだ車内空気を筐体10内部に導く。
尚、背面側ケーシング17の外表面(脱臭装置1の前面側)は、背面パネル12が装着できるよう形成されており、図示は省略するが、背面パネル12と背面側ケーシング17との間における吸込口12aに対応する箇所には、車内空気に含まれる塵埃を除去する塵埃フィルタが配置されている。
前面側ケーシング16は、上述した背面側ケーシング17と同様に、合成樹脂材で断面が半円形状に形成され、図2および図5に示すように、底部16aと、上部挿入孔16bと、下部挿入孔16cと、上部通風孔16dと、下部通風孔16eとを備えている。図5に示すように、上部挿入孔16bおよび下部挿入孔16cは、ファンユニット23が配置される箇所に設けられており、天面パネル13側から上部挿入孔16b、下部挿入孔16cの順で配置されている。上部挿入孔16bは、後述するファンユニット23の上部挿入部23fに対応した形状とされており、また、下部挿入孔16cは、後述するファンユニット23の下部嵌合部23gに対応した形状とされている。上部通風孔16dおよび下部通風孔16eは、フィルタユニット23が配置される箇所に設けられている。上部通風孔16dは、フィルタユニット21の上方に設けられた複数の孔からなり、前面パネル11の吸込口11aから取り込んだ車内空気を筐体10内部に導く。下部通風孔16eは、フィルタユニット21の下方に設けられた複数の孔からなり、前面パネル11の吸込口11aから取り込んだ車内空気を筐体10内部に導く。
尚、前面側ケーシング16の外表面(脱臭装置1の前面側)は、前面パネル11が装着できるよう形成されており、図示は省略するが、前面パネル11と前面側ケーシング16との間における吸込口11aに対応する箇所には、車内空気に含まれる塵埃を除去する塵埃フィルタが配置されている。
図2に示すように、フィルタユニット21は、脱臭フィルタである触媒フィルタ21aと、ヒータ21bと、フィルタホルダ21cとで構成されている。触媒フィルタ21aは、例えば、蜂の巣(ハニカム)構造を取り入れることで通気性を持たせた円板形状のハニカムコアボードを心材とし、その表面に金属触媒を所定の厚さで設けたものであり、筐体10内部に流入した車内空気に含まれる臭気成分を吸着して分解する。ヒータ21bは、例えば、PTCヒータであり、触媒フィルタ21aを加熱して吸着した臭気成分の分解を促進する。フィルタホルダ21cは、合成樹脂材で触媒フィルタに応じた略円筒形状に形成されており、触媒フィルタ21aやヒータ21bを保持する。フィルタホルダ21cは、前面側ケーシング16や背面側ケーシング17に固定される。
オゾナイザユニット22は、オゾナイザ22aと、拡散板22bと、給電コード22cとで構成されている。オゾナイザ22は、例えば、高電圧電極と誘電電極とを有する沿面放電方式のものであり、電極間における放電により送風路40を流れる車内空気にエネルギーを付与することで活性化させ、解離または励起された酸素の一部をオゾンに変化させることによってオゾンを生成する。拡散板22bは、合成樹脂材で形成されており、オゾナイザ22aを保持する。拡散板22bは、前面側ケーシング16や背面側ケーシング17に固定される。また、拡散板22bは、上部が円盤形状に形成されており、オゾナイザ22aで生成したオゾンが偏って吹出口13aから筐体10外部に放出されないよう、オゾンを筐体10内部に拡散させる役目を果たす。給電コード22cは、一端がオゾナイザ22aに接続され、他端が後述する第2電源基板24bに接続される。給電コード22cは、第2電源基板24bから供給される電力をオゾナイザ22aに導く。
ファンユニット23は、ファン23aと、ファンホルダ23bとで構成されている。ファン23aは、合成樹脂材で形成された軸流ファンであり、ファン23aの内部に図示しないファンモータを備えている。ファンホルダ23bは、合成樹脂材で形成されており、ホルダ上面部23cと、ホルダ下面部23dと、ファン収容部23jとで構成されている。ファン収容部23jは、ファン23aの形状に応じた略円筒形状とされており、その側面には90度間隔で配置され後述する防振ゴム30の本体内面30aaが当たる当接面23jaが設けられている。ホルダ上面部23cは、ファン収容部23jの上方に配置され、略四方形状の板形状である。ホルダ上面部23cの四隅には、上部嵌合部23eが設けられており、各上部嵌合部23eには、後述する防振ゴム30の上部柱状突起30cが嵌合する上部保持孔23fが設けられている。ホルダ下面部23dは、ファン収容部23jの下方に配置され、略四方形状の板形状である。ホルダ下面部23dの四隅には、下部嵌合部23gが設けられており、各下部嵌合部23gには、後述する防振ゴム30の下部柱状突起30eが嵌合する下部保持孔23hが設けられている。
尚、ファンホルダ23bの前面側ケーシング16や背面側ケーシング17への固定については、後に詳細に説明する。
基板ユニット24は、第1電源基板24aと、第2電源基板24bと、基板ホルダ24cとで構成されている。第1電源基板24aは、電源コード15の電源側コネクタ15aが接続される基板側コネクタ24dを有し、電源コード15を介してシガーソケットから電力が供給される。また、第1電源基板24aは、第2電源基板24b、ファン23aのファンモータ、ヒータ21b、および、後述する表示/操作基板25に電力を供給する。第2電源基板24bは、第1電源基板24aから供給される電力を受け、給電コード22cを介してオゾナイザ22aに給電する。基板ホルダ24cは、合成樹脂材で形成されており、第1電源基板24aや第2電源基板24bを保持する。基板ホルダ24cは、前面側ケーシング16や背面側ケーシング17に固定される。また、基板ホルダ24cは、吸込口11a、吸込口12a、および、吹出口13aから筐体10内部に侵入する水が第1電源基板24aや第2電源基板24bにかかることを防ぐ役目を果たす。
表示/操作基板25は、天面パネル13の中央部13fの下方に配置されている。表示/操作基板25には、表示部13cに対応する発光ダイオードや、操作部13dに対応するボタンスイッチ等が適宜配置されている。
尚、以上説明した各構成のうち、前面側ケーシング16と、背面側ケーシング17と、ファンユニット23と、基板ユニット24とで、本発明の送風装置が構成される。
以上説明した構成を有する脱臭装置1で、使用者が操作部13dを操作して脱臭装置1の運転を開始すると、第1電源基板24aからファンユニット23に電力が供給されて、ファン23aが回転を開始する。また、第2電源基板24bからオゾナイザユニット22に電力が供給されて、オゾナイザ22aがオゾンの生成を開始する。
ファン23aが回転を開始すると、筐体上部10b(のファンユニット23周り)が負圧となり、前面パネル11の吸込口11aや背面パネル12の吸込口12aから筐体10内部の送風路40に車内空気が流入する。この車内空気は、吸込口11aや吸込口12aから上部通風孔16d、17d、および、下部通風孔16e、17eを介して、送風路40に流入する。車内空気は、送風路40に流入する際に、前述した塵埃フィルタによって除塵される。
送風路40に流入した車内空気は、送風路40内を筐体上方(天面パネル13側)に向かって流れるときにフィルタユニット21を通過する。フィルタユニット21を通過する車内空気は、触媒フィルタ21aの働きにより脱臭される。フィルタユニット21を通過した車内空気および上部通風孔16dや17dから送風路40に流入した車内空気は、オゾナイザ22aが生成したオゾンによりさらに脱臭されてファンユニット23へと流れ、吹出口13aから車内に放出される。このとき、オゾナイザ22aが生成したオゾンの一部が吹出口13aから放出される車内空気によって車内に放出され、車内の脱臭を行う。
尚、触媒フィルタ21aは、ヒータ21bによって加熱されることで、吸着した臭気成分が触媒作用により分解され、脱臭性能が再生される。
次に、図3乃至図5を用いて、ファンユニット23の前面側ケーシング16および背面側ケーシング17への固定について、具体的に説明するとともに、その効果について説明する。尚、図3乃至図5では、ファン23aの図示を省略している。
まずは、ファンユニット23に取り付ける防振部材である防振ゴム30について説明する。防振ゴム30は、例えば、クロロプレンゴムやシリコンゴム等で形成される。図3(A)に示すように、防振ゴム30は、本体部30aと、上部板状突起30bと、下部板状突起30dと、上部柱状突起30cと、下部柱状突起30eとで構成されている。本体部30aは、本体内面30aaと本体外面30abとを有する。本体内面30aaは、ファン収容部23jの当接面23jaに応じた形状とされている。本体外面30abは、前面側ケーシング16や背面側ケーシング17の内側面に応じた形状とされている。上部板状突起30bは、本体部30aの上端に配置され、本体内面30aaから本体外面30abの方向に向かって凸となるように形成されている。上部板状突起30bは、上部内面30baと上部外面30bbとを有する。上部柱状突起30cは、上部板状突起30bの上部外面30bbに設けられており、ファンユニット23の上部保持孔23fに応じた円柱形状で上方に凸となるように形成されている。下部板状突起30dは、本体部30aの下端に配置され、本体内面30aaから本体外面30abの方向に向かって凸となるように形成されている。下部板状突起30dは、下部内面30daと下部外面30dbとを有する。下部柱状突起30eは、下部板状突起30dの下部外面30dbに設けられており、ファンユニット23の下部保持孔23hに応じた円柱形状で上方に凸となるように形成されている。
次に、ファンユニット23を防振ゴム30を介して前面側ケーシング16および背面側ケーシング17に固定する方法を説明する。まずは、防振ゴム30をファンユニット23に取り付ける。防振ゴム30の上部柱状突起30cをファンユニット23の上部保持孔23fに、防振ゴム30の下部柱状突起30eをファンユニット23の下部保持孔23hに、それぞれ挿入すると、図3(B)に示す状態となる。このとき、上部板状突起30bの上部外面30bbは、上部嵌合部23eの下面に当たり、下部板状突起30dの下部外面30dbは、下部嵌合部23gの上面に当たる。また、本体部30aの本体内面30aaは、ファン収容部23jの当接面23jaに当たる。
次に、図4に示すように、ファンユニット23を背面側ケーシング17に装着する。図4では、先にフィルタユニット21が背面側ケーシング17に装着された状態を図示している。背面側ケーシング17に設けられた上部挿入孔17bにフィルタユニット23の上部嵌合部23eおよび防振ゴム30の上部板状突起30bを挿入する。背面側ケーシング17に設けられた下部挿入孔17cにフィルタユニット23の下部嵌合部23gおよび防振ゴム30の下部板状突起30dを挿入する。このとき、上部板状突起30bの上部内面30baは、上部挿入孔17bの下端部に当たり、下部板状突起30dの下部内面30daは、下部挿入孔17cの上端部に当たる。また、本体部30aの本体外面30abは、背面側ケーシング17の内側面に当たる。
ファンユニット23を背面側ケーシング17に装着した後は、残りのオゾナイザユニット22および、基板ユニット24を背面側ケーシング17に装着し、前面側ケーシング16を背面側ケーシング17に組み付ける。前面側ケーシング16組み付け後は、図5に示す状態となり、前面側ケーシング16に設けられた上部挿入孔16bにフィルタユニット23の上部嵌合部23eおよび防振ゴム30の上部板状突起30bが挿入され、前面側ケーシング16に設けられた下部挿入孔16cにフィルタユニット23の下部嵌合部23gおよび防振ゴム30の下部板状突起30dが挿入される。このとき、上部板状突起30bの上部内面30baは、上部挿入孔16bの下端部に当たり、下部板状突起30dの下部内面30daは、下部挿入孔16cの上端部に当たる。また、本体部30aの本体外面30abは、前面側ケーシング16の内側面に当たる。
以上により、ファンユニット23が前面側ケーシング16および背面側ケーシング17によって挟持されることで、ファンユニット23の固定がなされる。
尚、本実施形態では、ファンユニット23の上部嵌合部23eを前面側ケーシング16の上部挿入孔16bと背面側ケーシング17の上部挿入孔17bに、ファンユニット23の下部嵌合部23gを前面側ケーシング16の下部挿入孔16cと背面側ケーシング17の下部挿入孔17cに、各々挿入して、ファンユニット23を前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とで挟持して固定する場合について説明したが、これに限るものではなく、前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とでファンユニット23を挟持できる構造であればよい。例えば、前面側ケーシング16や背面側ケーシング17にファンユニット23のファンホルダ23bの形状に対応した凹部を設け、この凹部にファンユニット23を配置して、前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とでファンユニット23を挟持するようにしてもよい。
ファンユニット23が前面側ケーシング16および背面側ケーシング17に固定されると、上部嵌合部23eの下面と上部挿入孔16bの下端部および上部挿入孔17bの下端部との間に、防振ゴム30の上部板状突起30bが介在し、下部嵌合部23gの上面と下部挿入孔16cの上端部および下部挿入孔17cの上端部との間に、防振ゴム30の下部板状突起30dが介在することとなる。また、ファン収容部23jと前面側ケーシング16の内側面および背面側ケーシング17の内側面との間に、防振ゴム30の本体部30aが介在することとなる。つまりは、前面側ケーシング16の側面および背面側ケーシング17と、ファンユニット23のファンホルダ23bとの間に、防振ゴム30が介在することとなる。
以上説明したように、前面側ケーシング16と背面側ケーシング17とでファンユニット23を挟持して固定するので、ファンユニット23を固定するための仕切り板のような他の部材が必要なく、簡素な構成の脱臭装置1を実現できる。
また、以上説明した実施形態のように、ファンユニット23の上部嵌合部23eを前面側ケーシング16の上部挿入孔16bと背面側ケーシング17の上部挿入孔17bに、ファンユニット23の下部嵌合部23gを前面側ケーシング16の下部挿入孔16cと背面側ケーシング17の下部挿入孔17cに、各々挿入して、ファンユニット23を前面側ケーシング16および背面側ケーシング17とで挟持して固定すれば、ファンユニット23の組み付け時にファンユニット23の位置決めが簡単に行え、また、背面側ケーシング17にファンユニット23を仮固定した状態で、前面側ケーシング16を組み付けることができるので、組み立て作業が容易となる。
また、前面側ケーシング16の側面および背面側ケーシング17と、ファンユニット23との間に、防振ゴム30が介在するので、ファンユニット23の駆動により発生した振動が、防振ゴム30によって減衰する。従って、ファンユニット23で発生する振動が、前面側ケーシング16や背面側ケーシング17に伝わっても、前面側ケーシング16や背面側ケーシング17の振動が小さくなり、ひいては、脱臭装置1が振動することを抑えることができる。
1 脱臭装置
10 筐体
11 前面パネル
11a 吸込口
12 背面パネル
12a 吸込口
13 天面パネル
13a 吹出口
16 前面側ケーシング
16b 上部挿入孔
16c 下部挿入孔
17 背面側ケーシング
17b 上部挿入孔
17c 下部挿入孔
21 フィルタユニット
23 ファンユニット
23a ファン
23b ファンホルダ
23c ホルダ上面部
23d ホルダ下面部
23e 上部嵌合部
23f 上部保持孔
23g 下部嵌合部
23h 下部保持孔
23j ファン収容部
23ja 当接面
30 防振ゴム
30a 本体部
30aa 本体内面
30ab 本体外面
30b 上部板状突起
30ba 上部内面
30bb 上部外面
30c 上部柱状突起
30d 下部板状突起
30da 下部内面
30db 下部外面
30e 下部柱状突起
40 送風路

Claims (4)

  1. 通風孔と空気吹出口と前記通風孔と前記空気吹出口とをつなぐ送風路とを有するケーシングと、同ケーシング内にファンユニットが配置された送風装置であって、
    前記ケーシングは、第1ケーシングと第2ケーシングとからなり、
    前記ファンユニットは、前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとによって挟持され、
    前記ファンユニットは、ファンと、同ファンを保持するファンホルダとからなり、
    前記第1ケーシングおよび前記第2ケーシングそれぞれに、貫通した挿入孔が設けられ、
    前記ファンホルダは、同ファンホルダの側面に前記挿入孔に対応した複数の嵌合部を有し、
    前記挿入孔に前記嵌合部が挿入されること、
    を特徴とする送風装置。
  2. 前記ファンホルダが前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとに防振部材を介して挟持されること、
    を特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記防振部材は、複数の突出部と、複数の前記突出部をつなぐ本体部とからなり、
    前記突出部は、前記嵌合部とともに前記挿入孔に挿入され、
    前記本体部は、前記ケーシングの内側面と前記ファンホルダの側面との間に配置されること、
    を特徴とする請求項に記載の送風装置。
  4. 請求項1乃至請求項に記載の送風装置と、脱臭フィルタとを有し、
    前記脱臭フィルタが、前記送風装置の前記送風路に配置されること、
    を特徴とする脱臭装置。
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