JP2004024027A - ファン式薬剤放散装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装置本体1の本体部10における円孤形状の上部板12aに移動用開口部34を形成し、この本体部10の送風機収納室10a内に設けた送風機3のファン31の外周に気流放出ガイド33を回転自在に設け、この気流放出ガイド33に形成した放出口4を前記移動用開口部34に沿って移動自在とし、気流放出ガイド33を回転することで放出口4が移動すると共に、この放出口4から薬剤保持体2の薬剤が気中に放散させるようにしたファン式薬剤放散装置。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体と揮散性の薬剤を有する薬剤保持体と送風機を備え、送風機から発生する気流を薬剤保持体に接触又は通過させることで薬剤を気中に放散するファン式薬剤放散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
装置本体と薬剤保持体と送風機を備え、送風機から発生する気流を薬剤保持体に接触又は通過させることで薬剤を、装置本体の放出口から気中に放散するファン式薬剤放散装置が種々提案されている。
例えば、揮散性の殺虫成分を有する薬剤保持体を備え、その殺虫成分を放出口から気中に放散するファン式殺虫装置が提案されている。
また、揮散性の芳香成分を有する薬剤保持体を備え、その芳香成分を放出口から気中に放出するファン式芳香装置が提案されている。
また、揮散性の害虫防除成分を有する薬剤保持体を備え、その害虫防除成分を放出口から気中に放出するファン式防虫装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した各々のファン式薬剤放散装置は、装置本体に1つの放出口を設け、その1つの放出口から薬剤を気中に放散する状態である。
このために、装置本体から放散する薬剤の放散方向は、その放出口によって特定の方向に限定されると共に、薬剤の放散位置が放出口の位置に限定されるから、使用者の好みや、使用状況などに応じて薬剤の放散方向、放散位置を変更できないので、使い勝手が悪いものであった。
【0004】
例えば、ファン式殺虫装置を使用者の身体に保持して使用する携帯型の場合に、使用者が園芸や野良仕事をする際、例えば蚊など吸血害虫から身を守る場合、立ち姿勢で作業する際には上に向けて殺虫成分を放散することが好ましく、腰をかがめた姿勢で作業する際には下に向けて殺虫成分を放散することが好ましい。このような場合に、殺虫成分の放散方向や放散位置をその時々の作業状態に応じて変更できれば効果的に防虫できる。
【0005】
また、ファン式芳香装置は玄関やトイレなどに置いて使用するから、その装置本体の意匠を正面形状が見栄え良くし、正面が使用者に向うように置くようにすることが考えられる。
このように置く向きが意匠上から決められているファン式芳香装置の場合に芳香成分の放散方向が一方向であると、置き方によっては壁に向けて放散されてしまうことがある。
例えば、コーナー部に置いた場合に放出口が壁に向かい、壁に向けて芳香成分が放出される。
このような場合に、芳香成分の放散方向や放散位置を変更できれば有利である。
【0006】
また、ファン式防虫装置は洋服タンスやクローゼットなどの衣類収納空間の防虫に用いられるが、その放出口から放散される害虫防除成分が収納されている衣類に向けて直接放散されると害虫防除成分で衣類を汚染する恐れがあるから、衣類収納空間に取付けた際に放出口の向きや位置を変更できれば、前述のように害虫防除成分で衣類を汚染することを防止できる。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたもので、その目的は、放出口の向き及び/又は放出口の位置を変更して薬剤の放散方向及び/又は放散位置を変更できるようにしたファン式薬剤放散装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記放出口4の向き及び/又は位置が変更できることを特徴とするファン式薬剤放散装置である。
【0009】
第2の発明は、装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記装置本体1の円孤状面に沿って放出口4を移動自在としたことを特徴とするファン式薬剤放散装置である。
【0010】
第3の発明は、装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記装置本体1の直線状面に沿って放出口4を移動自在としたことを特徴とするファン式薬剤放散装置である。
【0011】
第4の発明は、装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記装置本体1に複数の放出口4を形成し、この各放出口4にキャップ60を着脱自在に取付けたことを特徴とするファン式薬剤放散装置である。
【0012】
第5の発明は、装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記放出口4を装置本体1に対して揺動自在としたことを特徴とするファン式薬剤放散装置である。
【0013】
【作 用】
第1の発明によれば、放出口4の向きと位置、向きのみ、位置のみを変更できるから、薬剤の放散方向と放散位置、薬剤の放散方向のみ、薬剤の放散位置のみを変更できる。
よって、使用者の好みや、使用状況などに応じて薬剤の放散方向及び/又は放散位置を変更できるので、使い勝手が良い。
【0014】
第2の発明によれば、放出口4を円孤状面に沿って移動することで、放出口4の向き及び位置を変更できる。
よって、薬剤の放散方向及び放散位置を変更できる。
【0015】
第3の発明によれば、放出口4を直線状面に沿って移動することで、放出口4の向きを変えずに位置のみを変更できる。
よって、薬剤の放散位置のみを変更できる。
【0016】
第4の発明によれば、いずれか1つのキャップ60を外すことで、いずれか1つの放出口4から薬剤を放散できる。
よって、装置本体1の円孤状面に沿って複数の放出口4を形成することで、薬剤の放散方向及び放散位置を変更できるし、装置本体1の直線状面に沿って複数の放出口4を形成することで、薬剤の放散位置のみを変更できる。
【0017】
第5の発明によれば、放出口4を揺動することで、放出口4の位置を変えずに向きを変更できる。
よって、薬剤の放散方向のみを変更できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
装置本体1に薬剤保持体2と送風機3が設けてあり、その送風機3で発生する気流を薬剤保持体2に接触又は通過し、薬剤保持体2が有する揮散性の薬剤を放出口4から気中に放散する。
前記放出口4は、その向き及び位置を変更して薬剤の放散方向及び放散位置を変更できるようにしてある。
例えば、図1に示すように放出口4は、所定角度θ、好ましくはほぼ180度の範囲において円孤状面に沿って移動自在で、放出口4の向きを左横向き、上向き、右横向きに変更できると共に、放出口4の位置を左、上、右に変更できる。これによって、薬剤の放散方向を左横向きと右横向きとの間のほぼ180度の範囲内で任意に変更できると共に、薬剤の放散位置を左と右の間の範囲内で任意に変更できる。
【0019】
次に、装置本体1、薬剤保持体2、送風機3の具体形状の一例を説明する。
装置本体1は本体部10とカバー部11を備え、そのカバー部11は本体部10に着脱自在に取付けられ、その本体部10とカバー部11との間に薬剤保持体2が取付けてある。
前記本体部10は上面板12と一側縦板13と他側縦板14と底面板15と中間横板16で送風機収納室10aと電池収納室10bを有する。
前記上面板12はほぼ下向きU字形状で、ほぼ半円形に湾曲した上部板12aと相互に平行となった一対の直線状の下部板12bを有している。
前記一側縦板13には送風機収納室10aに開口した開口部17が形成され、この開口部17の周縁にカバー部11が着脱自在に取付けてあり、そのカバー部11は薬剤保持体2の取付用開口部18を有する。
例えば、開口部17は円形で、カバー部11は円筒形状である。
前記他側縦板14には取付部、例えばフック19が取付けてあり、使用者のベルトにフック19を係止することで携帯できるようにしてある。
【0020】
前記薬剤保持体2は揮散性の薬剤を有する。例えば通気性の容器20内に揮散性の薬剤を担持した担持体21が充填してある。
通気性の容器20とは、例えば対向した面に通気性22を有するものである。前記容器20は外向きのフランジ23を有し、このフランジ23をカバー部11の取付用開口部18の開口縁に押しつけて保持して取付けられる。例えば、カバー部11に係止片24を設け、この係止片24で前述のようにして保持して取付ける。
【0021】
前記送風機3は電動モータ30でファン31を回転するもので、その電動モータ30は電池収納室10bに収納した電池32を電源として駆動される。
前記電動モータ30が他側縦板14に取付けてある。前記ファン31はシロッコファンとしてある。
【0022】
次に、放出口4を移動する具体形状の一例を説明する。
前記ファン31の回転によって生ずる気流を気中に放出ガイドする気流放出ガイド33が設けてある。
この気流放出ガイド33に前述の放出口4が形成してあると共に、その気流放出ガイド33はファン31の外周に沿って回転自在である。
前記装置本体1の円孤状面には放出口4が移動する移動用開口部34が形成され、気流放出ガイド33を回転することで放出口4がこの移動用開口部34に沿って移動する。
例えば、前記本体部10の上面板12における円孤状に湾曲した上部板12aに移動用開口部34が形成してある。
前記気流放出ガイド33は周面板35と一側板36と他側板37で断面円形の中空形状で、その一側板36に吸込口38が形成され、周面板35の一部に吐出口39が形成されている。つまり、この実施の形態では気流放出ガイド33はファンケースである。
前記他側板37の凹陥部37aが電動モータ30に回転自在に嵌合して取付けてあり、前記吸込口38が薬剤保持体2と対向している。
前記吐出口39にグリル40が取付けてあり、このグリル40と吐出口39で前記放出口4を形成している。
前記グリル40はプレート40aに孔40bを形成したもので、そのプレート40aが前記移動用開口部34に沿って移動する。
【0023】
このようであるから、グリル40に指を掛けて押し動かすことで、そのグリル40が移動用開口部34に沿って移動すると共に、気流放出ガイド33が回転する。
【0024】
前記上面板12の上部板12aにおける移動用開口部34の開口縁両側内面に一対のプレート41が一体的に設けてあり、この一対のプレート41に沿って気流放出ガイド33の一側板36、他側板37がそれぞれ接してスムーズに回転するようにしてあると共に、前記移動用開口部34から装置本体1の内部(本体部10の送風機収納室10a内部)が見えないようにしてある。
【0025】
前述の実施の形態では、グリル40を設けたが、吐出口39のみで放出口4とし、その吐出口39を移動用開口部34に沿って移動するようにしても良い。
また、放出口4をほぼ180度の範囲で移動するようにしたが、180度よりも小さな角度範囲で移動しても良いし、180度よりも大きい角度範囲で移動しても良い。
例えば、上面板12をほぼ円形状とすれば、ほぼ360度の範囲で移動できる。
また、放出口4を複数形成することができる。例えば、ファンケースを形成する気流放出ガイド33の周面板35に複数の吐出口39を形成する。
【0026】
前述の実施の形態では、揮散性の薬剤が殺虫成分を有するもので、フック19を備えた携帯用のファン式殺虫装置としてあるが、定置式のファン式殺虫装置として使用できることは勿論である。例えば、底面板15を床などに置いて使用することができる。
【0027】
定置式のファン式殺虫装置の好ましい実施の形態を本発明の第2の実施の形態として図5に基づき説明する。
装置本体1の本体部10の下部に電池収納室10bを形成し、薬剤保持体2が上となるように置いて使用できる形態とする。
この場合には送風機収納室10aを形成する周面板42を筒形状、例えば横断面ほぼ円形の筒形状とし、そのほぼ全周に亘って移動用開口部34を形成して気流放出ガイド33とともに放出口4をほぼ360度の範囲で移動できるようにする。
また、周面板42の移動用開口部34の上縁、下縁内面に沿って上下一対のプレート43を取付け、気流放出ガイド33をスムーズに回転できると共に、移動用開口部34から送風機収納室10a内部が見えないようにしてある。
【0028】
前述の各実施の形態において、薬剤保持体2の薬剤を芳香成分を有する薬剤とすればファン式芳香装置になる。
また、薬剤保持体2の薬剤を害虫防除成分を有する薬剤とすれば、ファン式防虫装置になる。
【0029】
ファン式防虫装置の好ましい実施の形態を本発明の第3の実施の形態として図6と図7に基づいて説明する。
装置本体1に吊り下げ用フック44を設ける。例えば本体部10の上部板12aにおける移動用開口部34の両側部分に跨って吊り下げ用フック44を上向きに設けて取付部とする。
この吊り下げ用フック44を衣類収納用空間内のハンガーパイプ45に吊り下げて取付けるようにする。
なお、この吊り下げ用フック44を備えたものであっても、薬剤保持体2の薬剤を芳香成分を有する薬剤とすれば吊り下げて取付けるファン式芳香装置になるし、殺虫成分を有する薬剤とすれば吊り下げて取付けるファン式殺虫装置になる。
【0030】
すなわち、装置本体1の取付部の形態を変更することで携帯タイプ、定置タイプ、吊り下げタイプなどの取付けの仕方が異なるファン式薬剤放散装置になる。また、薬剤保持体2の薬剤を変えることで、ファン式殺虫装置、ファン式芳香装置、ファン式防虫装置になる。
【0031】
前記気流放出ガイド33の第2の実施の形態を説明する。
図8と図9に示すように、可撓性を有する帯状体50の長手方向中間部に放出口4を形成して気流放出ガイド33とする。
例えば、帯状体50の長手方向中間部に孔51を形成し、この孔51の周縁に筒体52を設けて放出口4とする。
装置本体1(本体部10)の円孤状部(上面板12の上部板12a)に移動用開口部34を形成し、前記円孤状部の内面及びこの円孤状部と連続した直線状部(上面板12の下部板12b)の内面と間隔を置いてガイド、例えば複数のガイドピン53を設ける。図9において送風機は図示を省略してある。
【0032】
帯状体50はガイドピン53にガイドされながら、図9に実線で示す状態と図9に仮想線で示す状態とに亘って湾曲変形しながら順次移動する。
これによって、移動用開口部34は帯状体50で常時閉塞されると共に、放出口4がほぼ180度の範囲に亘って移動する。
【0033】
前記帯状体50を弾性を有し、外力で円孤状に湾曲し、かつ外力がなくなると直線状に弾性復元するようにすれば、その弾性復元力で帯状体50は上部板12aの内面、下部板12bの内面に接して移動することが可能であり、この場合にはガイドピン53は不要である。
【0034】
前述した気流放出ガイド33の第2の実施の形態において、帯状体50が幅方向に振れ動かないように幅方向のガイドを設けることが好ましい。
例えば、前述のガイドピン53はコ字形状とすることが考えられる。
【0035】
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
図10に示すように、装置本体1の直線状面、例えば本体部10の上面板12における直線状の上部板12aに移動用開口部34を形成する。
前述した帯状体50に放出口4を形成した気流放出ガイド33を移動用開口部34に沿って移動自在で、かつ常時移動用開口部34を閉塞するように取付ける。
このようにすれば、放出口4の向きを同一として直線状軌跡に沿って移動し、薬剤の放散位置のみを変更できる。
【0036】
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
前述の各実施の形態では放出口4を円孤状面に沿って移動したり、直線状面に沿って移動したが、円孤状面、直線状面に沿って複数の放出口4を間隔を置いて形成し、その放出口4をキャップで閉塞し、いずれか1つのキャップを外して1つの放出口4から薬剤を放散するようにしても良い。
【0037】
例えば、図11に示すように装置本体1の円孤状面、例えば本体部10の上部板12aに複数の放出口10を送風機収納室10aに開口して形成する。
前記各放出口4にキャップ60を着脱自在にそれぞれ取付ける。
なお、必ず1つの放出口4が開放するので、1つの放出口4にキャップ60を取付けないようにしても良い。また、前述のファンケースである気流放出ガイド33の周面板35に複数の吐出口39を形成して放出口4とし、その放出口4にキャップ60を着脱自在に取付けても良い。
前記各キャップ60を紐などで連結して紛失しないようにしたり、各キャップ60を連結し、分離して使用するようにしても良い。
【0038】
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
この実施の形態は放出口4を揺動自在とすることで、その放出口4の向きを変えるものである。
具体的には、図12に示すように装置本体1に気流が流出する流出口61を形成し、この流出口61と連続して吐出部62を揺動自在とし、この流出口61と吐出部62で揺動自在な放出口4とする。
例えば、本体部10の上部板12aに送風機収納室10aに開口した流出口61を形成し、図13に示すようにその流出口61と連通する取付座63を上部板12aの外面に取付ける。
この取付座63の球面状の凹部64に放出パイプ65の球状基部65aを上下・左右任意方向に揺動自在に嵌め合せ、取付座63に外れ止め66を取付け、その放出パイプ65と取付座63で吐出部62とする。
【0039】
このようにすれば、放出口4の位置は一定で、向きを上下・左右任意方向に変更することができる。
【0040】
また、図示は省略するが取付座63に左右方向に向う円孤状の凹部を形成し、その凹部に放出パイプ65の円孤状基部を上下揺動自在に嵌め合せて取付けることで、放出口4の位置は一定で、向きを上下方向に変更できるようにすることもできる。
また、図示は省略するが取付座63に上下方向に向う円孤状の凹部を形成し、その凹部に放出パイプ65の円孤状基部を左右揺動自在に嵌め合せて取付けることで、放出口4の位置は一定で、向きを左右方向に変更できるようにすることもできる。
【0041】
また、前述の第1〜第6の実施の形態を適宜組み合せることもできる。
例えば、前述の第1〜第5の実施の形態の放出口4を、第6の実施の形態の放出口4とする。
【0042】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、放出口4の向きと位置、向きのみ、位置のみを変更できるから、薬剤の放散方向と放散位置、薬剤の放散方向のみ、薬剤の放散位置のみを変更できる。
よって、使用者の好みや、使用状況などに応じて薬剤の放散方向及び/又は放散位置を変更できるので、使い勝手が良い。
【0043】
請求項2に係る発明によれば、放出口4を円孤状面に沿って移動することで、放出口4の向き及び位置を変更できる。
よって、薬剤の放散方向及び放散位置を変更できる。
【0044】
請求項3に係る発明によれば、放出口4を直線状面に沿って移動することで、放出口4の向きを変えずに位置のみを変更できる。
よって、薬剤の放散位置のみを変更できる。
【0045】
請求項4に係る発明によれば、いずれか1つのキャップ60を外すことで、いずれか1つの放出口4から薬剤を放散できる。
よって、装置本体1の円孤状面に沿って複数の放出口4を形成することで、薬剤の放散方向及び放散位置を変更できるし、装置本体1の直線状面に沿って複数の放出口4を形成することで、薬剤の放散位置のみを変更できる。
【0046】
請求項5に係る発明によれば、放出口4を揺動することで、放出口4の位置を変えずに向きを変更できる。
よって、薬剤の放散方向のみを変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す全体正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す全体側面図である。
【図3】図1のA−A拡大断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す全体断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す全体正面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す全体側面図である。
【図8】気流放出ガイドの第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図9】取付け状態の断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す一部を破断した全体正面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態を示す一部を破断した全体正面図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態を示す一部を破断した全体正面図である。
【図13】放出口部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…薬剤保持体、3…送風機、4…放出口、10…本体部、10a…送風機収納室、11…カバー部、33…気流放出ガイド、34…移動用開口部、44…吊り下げ用フック、45…ハンガーパイプ、50…帯状体、53…ガイドピン、60…キャップ、61…流出口、62…吐出部、65…放出パイプ。
Claims (5)
- 装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記放出口4の向き及び/又は位置が変更できることを特徴とするファン式薬剤放散装置。 - 装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記装置本体1の円孤状面に沿って放出口4を移動自在としたことを特徴とするファン式薬剤放散装置。 - 装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記装置本体1の直線状面に沿って放出口4を移動自在としたことを特徴とするファン式薬剤放散装置。 - 装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記装置本体1に複数の放出口4を形成し、この各放出口4にキャップ60を着脱自在に取付けたことを特徴とするファン式薬剤放散装置。 - 装置本体1と薬剤保持体2と送風機3を備え、送風機3による気流を薬剤保持体2に接触又は通過させることで、薬剤を放出口4から気中に放散するファン式薬剤放散装置であって、
前記放出口4を装置本体1に対して揺動自在としたことを特徴とするファン式薬剤放散装置。
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