JP4710138B2 - 加湿機能を有する空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、室外から加湿空気を室内に供給する加湿機能を有する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、加湿機能を有する空気調和機としては、外気に含まれる水分を利用して室内を加湿する加湿ユニットを備えたものがある。この加湿機能を有する空気調和機では、加湿空気の室内吹き出し音は、室外側にある加湿ユニット内の加湿ファンから発生する回転騒音に左右され、加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低いほど回転騒音,室内吹き出し音は高くなるという問題と、屋外環境によって屋内で聴く音のレベルが一定しないために居住者に違和感を与えるという問題がある。
【0003】
そこで、この発明の目的は、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減でき、安定した室内吹き出し音が得られる加湿機能を有する空気調和機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1の加湿機能を有する空気調和機は、
加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を上記加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファンの回転数と上記ヒータの出力の少なくとも一方を制御する制御部と、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサとを備え、
上記制御部は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータの出力を制御すると共に、
上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することを特徴としている。
【0007】
上記請求項1の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記ヒータの出力の大小によっても加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度等が変化して、加湿空気の密度が変化する。したがって、上記制御部によりヒータの出力を制御して、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を所定値以下にすることによって、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減できる。上記制御部によりヒータの出力を大きくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が高くなる一方、ヒータの出力を小さくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低くなる。したがって、上記加湿ファンのヒータの出力を制御することによって、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上にすることが可能となる。そうして、上記加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上にすることにより、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの通過空気の温度,相対湿度等の条件が一定とすると、加湿ファンの風量が多くなるほど室内吹き出し音が大きくなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿能力が変動する。このような加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する。
【0008】
また、請求項2の加湿機能を有する空気調和機は、
加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を上記加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファンの回転数と上記ヒータの出力の少なくとも一方を制御する制御部と、
外気温度を検出する外気温度センサと、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサとを備え、
上記制御部は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記外気温度センサにより検出された上記外気温度および上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度および上記加湿ファンの風量に基づいて上記加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量を求めて、その質量流量が目標質量流量以下となるように、上記ヒータの出力を制御すると共に、
上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標質量流量を大小に設定することを特徴としている。
【0009】
上記請求項2の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記ヒータの出力の大小によっても加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度等が変化して、加湿空気の密度が変化する。したがって、上記制御部によりヒータの出力を制御して、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を所定値以下にすることによって、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減できる。上記外気温度センサにより検出された外気温度が高いほど、さらに上記加湿空気温度センサにより検出された加湿空気の温度が低いほど、加湿ロータの吸着量が多くなる傾向にあるので、加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度を推定できる。上記制御部によりヒータの出力を大きくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が高くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる質量流量は小さくなる。一方、ヒータの出力を小さくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる質量流量は大きくなる。したがって、上記ヒータの出力を制御することによって、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量を目標質量流量以下にすることが可能となる。そうして、上記加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度と推定された相対湿度および加湿ファンの風量に基づいて求められた質量流量を目標質量流量以下にすることにより、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量が目標質量流量以下の所定質量流量になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。また、外気温度と加湿ファンの通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することによって、相対湿度センサを別に用いる必要がなくコストを低減できる。
また、上記加湿ファンの風量が大きくなるほど質量流量が小さくなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標質量流量を大小に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿能力が変動する。このような加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する。
【0010】
また、請求項3の加湿機能を有する空気調和機は、
加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を上記加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファンの回転数と上記ヒータの出力の少なくとも一方を制御する制御部と、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサと、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度を検出する加湿空気相対湿度センサとを備え、
上記制御部は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度および上記加湿空気相対湿度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度および上記加湿ファンの風量に基づいて上記加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量を求めて、その質量流量が目標質量流量以下となるように、上記ヒータの出力を制御すると共に、
上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標質量流量を大小に設定することを特徴としている。
【0011】
上記請求項3の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記ヒータの出力の大小によっても加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度等が変化して、加湿空気の密度が変化する。したがって、上記制御部によりヒータの出力を制御して、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を所定値以下にすることによって、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減できる。上記制御部によりヒータの出力を大きくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が高くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる質量流量は小さくなる。一方、ヒータの出力を小さくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる質量流量は大きくなる。したがって、上記ヒータの出力を制御することによって、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量を目標質量流量以下にすることが可能となる。そうして、上記加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度,加湿空気相対湿度センサにより検出された相対湿度および加湿ファンの風量に基づいて求められた質量流量を目標質量流量以下にすることにより、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量が目標質量流量以下の所定質量流量になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの風量が大きくなるほど質量流量が小さくなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標質量流量を大小に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿能力が変動する。このような加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する。
【0012】
また、請求項4の加湿機能を有する空気調和機は、
加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を上記加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファンの回転数と上記ヒータの出力の少なくとも一方を制御する制御部と、
外気温度を検出する外気温度センサと、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサとを備え、
上記制御部は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記外気温度センサにより検出された上記外気温度および上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度と上記加湿空気の温度に基づいて上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となり、かつ、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータの出力を制御すると共に、
上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定し、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴としている。
【0013】
上記請求項4の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記ヒータの出力の大小によっても加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度等が変化して、加湿空気の密度が変化する。したがって、上記制御部によりヒータの出力を制御して、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を所定値以下にすることによって、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減できる。上記外気温度センサにより検出された外気温度が高いほど、さらに上記加湿空気温度センサにより検出された加湿空気の温度が低いほど、加湿ロータの吸着量が多くなる傾向にあるので、加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度を推定できる。上記制御部によりヒータの出力を大きくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が高くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は高くなる。一方、ヒータの出力を小さくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は低くなる。したがって、上記ヒータの出力を制御することによって、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にすることが可能となる。そうして、上記加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度と推定された相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にし、かつ、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上にすることにより、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにし、かつ、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。また、外気温度と加湿ファンの通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することによって、相対湿度センサを別に用いる必要がなくコストを低減できる。
また、上記加湿ファンの通過空気の温度,相対湿度等の条件が一定とすると、加湿ファンの風量が多くなるほど室内吹き出し音が大きくなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、上記加湿ファンの風量が多くなるほど絶対湿度が低くなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿能力が変動する。このような加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する。
【0014】
また、請求項5の加湿機能を有する空気調和機は、
加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を上記加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファンの回転数と上記ヒータの出力の少なくとも一方を制御する制御部と、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサと、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度を検出する加湿空気相対湿度センサとを備え、
上記制御部は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度および上記加湿空気相対湿度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度に基づいて上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となり、かつ、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータの出力を制御すると共に、
上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定し、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴としている。
【0015】
上記請求項5の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記ヒータの出力の大小によっても加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度等が変化して、加湿空気の密度が変化する。したがって、上記制御部によりヒータの出力を制御して、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を所定値以下にすることによって、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減できる。上記制御部によりヒータの出力を大きくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が高くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は高くなる。一方、ヒータの出力を小さくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は低くなる。したがって、上記ヒータの出力を制御することによって、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を目標絶対湿度以上にすることが可能となる。そうして、上記加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度,加湿空気相対湿度センサにより検出された相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にし、かつ、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上にすることにより、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにし、かつ、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの通過空気の温度,相対湿度等の条件が一定とすると、加湿ファンの風量が多くなるほど室内吹き出し音が大きくなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、上記加湿ファンの風量が多くなるほど絶対湿度が低くなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿能力が変動する。このような加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する。
【0016】
また、請求項6の加湿機能を有する空気調和機は、
加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を上記加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファンの回転数と上記ヒータの出力の少なくとも一方を制御する制御部と、
外気温度を検出する外気温度センサと、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサとを備え、
上記制御部は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記外気温度センサにより検出された上記外気温度および上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度と上記加湿空気の温度に基づいて上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となるか、または、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータの出力を制御すると共に、
上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定し、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴としている。
【0017】
上記請求項6の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記ヒータの出力の大小によっても加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度等が変化して、加湿空気の密度が変化する。したがって、上記制御部によりヒータの出力を制御して、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を所定値以下にすることによって、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減できる。上記外気温度センサにより検出された外気温度が高いほど、さらに上記加湿空気温度センサにより検出された加湿空気の温度が低いほど、加湿ロータの吸着量が多くなる傾向にあるので、加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度を推定できる。上記制御部によりヒータの出力を大きくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が高くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は高くなる。一方、ヒータの出力を小さくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は低くなる。したがって、上記ヒータの出力を制御することによって、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を目標絶対湿度以上にすることが可能となる。そうして、上記加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度と推定された相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にするか、または、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上にすることにより、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにするか、または、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。また、外気温度と加湿ファンの通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することによって、相対湿度センサを別に用いる必要がなくコストを低減できる。
また、上記加湿ファンの通過空気の温度,相対湿度等の条件が一定とすると、加湿ファンの風量が多くなるほど室内吹き出し音が大きくなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、上記加湿ファンの風量が多くなるほど絶対湿度が低くなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿能力が変動する。このような加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する。
【0018】
また、請求項7の加湿機能を有する空気調和機は、
加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を上記加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファンの回転数と上記ヒータの出力の少なくとも一方を制御する制御部と、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサと、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度を検出する加湿空気相対湿度センサとを備え、
上記制御部は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度および上記加湿空気相対湿度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度に基づいて上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となるか、または、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータの出力を制御すると共に、
上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定し、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴としている。
【0019】
上記請求項7の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記ヒータの出力の大小によっても加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度等が変化して、加湿空気の密度が変化する。したがって、上記制御部によりヒータの出力を制御して、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を所定値以下にすることによって、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減できる。上記制御部によりヒータの出力を大きくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が高くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は高くなる。一方、ヒータの出力を小さくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は低くなる。したがって、上記ヒータの出力を制御することによって、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を目標絶対湿度以上にすることが可能となる。そうして、上記加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度と加湿空気相対湿度センサにより検出された相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にするか、または、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上にすることにより、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにするか、または、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの通過空気の温度,相対湿度等の条件が一定とすると、加湿ファンの風量が多くなるほど室内吹き出し音が大きくなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、上記加湿ファンの風量が多くなるほど絶対湿度が低くなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿能力が変動する。このような加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する。
【0020】
また、請求項8の加湿機能を有する空気調和機は、
加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を上記加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファンの回転数と上記ヒータの出力の少なくとも一方を制御する制御部と、
上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を検出する加湿空気絶対湿度センサを備え、
上記制御部は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気絶対湿度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上となるように、上記ヒータの出力を制御すると共に、
上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴としている。
【0021】
上記請求項8の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記ヒータの出力の大小によっても加湿ファンを通過する加湿空気の温度,相対湿度等が変化して、加湿空気の密度が変化する。したがって、上記制御部によりヒータの出力を制御して、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を所定値以下にすることによって、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減できる。上記制御部によりヒータの出力を大きくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が高くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は高くなる。一方、ヒータの出力を小さくすると、加湿ファンの風量が一定であれば加湿ファンを通過する加湿空気の温度が低くなり、その加湿空気の温度と相対湿度に基づいて求められる絶対湿度は低くなる。したがって、上記ヒータの出力を制御することによって、上記加湿空気温度センサにより検出された上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を目標絶対湿度以上にすることが可能となる。そうして、上記加湿空気絶対湿度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を目標絶対湿度以上にすることにより、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの風量が多くなるほど絶対湿度が低くなるので、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇を確実に低減できる。
また、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿能力が変動する。このような加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の加湿機能を有する空気調和機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0031】
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態の加湿機能を有する空気調和機の加湿ユニットの要部の模式図であり、この加湿ユニットは、図1に示すように、円板状の加湿ロータ2を有し、この加湿ロータ2は、シリカゲル,ゼオライト,アルミナ等の吸着材を例えばハニカム状または多孔多粒状に成形されている。上記加湿ロータ2は、軸を中心に図示しないモータによって矢印Rの方向に回転し、その回転に伴って、加湿ロータ2の各部が順次、吸湿領域A、加湿領域H、採熱領域Tを通るようになっている。また、上記加湿ロータ2を図示しないケーシング内に配置して、このケーシング内を図示しない仕切り板で仕切ることによって、吸湿領域Aを経由する吸湿通路3と、加湿領域Hを経由する加湿通路4と、採熱領域Tを経由する採熱通路5とを形成している。そして、上記採熱領域Tで予熱した空気をさらに加熱するために、加湿通路4と採熱通路5との間にヒータ6を設置している。なお、上記加湿通路4は採熱通路5の下流側に連なっている。
【0032】
上記加湿通路4の加湿ロータ2よりも下流側に加湿ファン8を設けて、矢印に示すように外気を流して、加湿ロータ2の加湿領域Hで水分を脱着することにより加湿された空気を図示しない室内に供給する。一方、上記吸湿通路3の加湿ロータ2よりも下流側には吸湿ファン7を設けて、空気を矢印に示すように吸引して流すようにしている。上記吸湿通路3には、吸引された空気が加湿ロータ2の吸湿領域Aを通るときに、加湿ロータ2に水分が吸着される。
【0033】
また、この第1実施形態の加湿機能を有する空気調和機は、図2に示すように、室外機11に加湿ユニット1を搭載している。この室外機11は、機械室12に配置された熱交換器14を有している。また、上記室外機11に吸入口13を設けて、暖房運転時、この吸入口13から吸い込まれた外気は、熱交換器14を経由して冷却された後、採熱通路5の加湿ロータ2よりも上流側に流入する。これにより、上記採熱通路5が経由する加湿ロータ2の部分と、採熱通路5に供給される空気との温度差が大きくなり、採熱効率が向上する。
【0034】
また、図3は上記加湿ユニット1の要部の側面図である。図3に示すように、加湿ファン用ハウジング23内に、加湿ファン用モータ21の軸21aに固定された加湿ファン8を配置している。そして、加湿ファン用ハウジング23の下側に、吸込口24aを有するベルマウス24を取り付け、そのベルマウス24と底フレーム10との間に吸い込み通路25(図1に示す加湿通路4の加湿ロータ2の下流側)を形成している。また、上記ベルマウス24の下側に下方に延びる円筒部24bを設け、その円筒部24bの先端を、底フレーム10に形成された円筒部10bの入口側に嵌合している。また、上記加湿ファン用ハウジング23を底フレーム10固定して、加湿ファン用ハウジング23と底フレーム10でベルマウス24を挟み込んでいる。さらに、上記底フレーム10にモータ取付板22を固定して、モータ取付板22と底フレーム10で加湿ファン用ハウジング23,ベルマウス24を挟み込んでいる。そして、上記加湿ファン用ハウジング23内のベルマウス24の円筒部24b近傍に加湿空気温度センサ32を取り付けている。
【0035】
また、図4は上記加湿機能を有する空気調和機において外気温度センサを備えた場合のブロック図を示している。図4に示すように、この空気調和機は、外気温度を検出する外気温度センサ31と、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサ32と、上記外気温度センサ31により検出された外気温度および加湿空気温度センサ32により検出された加湿ファンを通過する空気の温度に基づいて、加湿制御を行う制御部としての加湿制御部33と、上記加湿制御部33により回転数等が制御される加湿ファン8と、上記加湿制御部33により制御されるヒータ6とを備えている。上記加湿制御部33は、マイクロコンピュータと入出力回路等からなる。
【0036】
図5は図4に示す加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、この加湿制御処理がスタートする前に、加湿ファン8の回転数と目標温度としての目標通過空気温度に初期値を夫々設定する。
【0037】
まず、処理がスタートすると、ステップS11で加湿ファン8の回転数を変えたか否かを判別して、加湿ファン8の回転数を変えていないと判別すると、ステップS13に進む。一方、ステップS11で加湿ファン8の回転数を変えたと判別すると、ステップS12に進み、加湿ファン8の回転数に応じて目標通過空気温度の変更を行い、ステップS13に進む。ここで、加湿ファン8の回転数の大小に応じて目標通過空気温度を高低に設定する。
【0038】
次に、ステップS13で加湿空気温度センサ32により加湿ファン8の通過空気温度の読み込みを行う。
【0039】
次に、ステップS14に進み、通過空気温度が目標通過空気温度以上か否かを判別して、通過空気温度が目標通過空気温度未満であると判別すると、ステップS16に進み、ヒーター出力を上げて、ステップS18に進む。一方、ステップS14で通過空気温度が目標通過空気温度以上であると判別すると、ステップS15に進む。
【0040】
次に、ステップS15で加湿ファン8の通過空気温度が制限温度よりも高いか否かを判別して、通過空気温度が制限温度よりも高いと判別すると、ステップS17に進み、ヒータ出力を所定出力下げて、ステップS18に進む。ここで、制御温度とは、機構上、各構成部が絶え得る温度の上限値である。
【0041】
一方、ステップS15で通過空気温度が制限温度以下であると判別すると、ステップS11に戻る。
【0042】
次に、ステップS18でステップS11に戻るサイクルを何回繰り返したか判断し、N回未満ならステップS11に戻り、N回目ならステップS19に進み、加湿ファン8の回転数を所定回転数下げて、ステップS11に戻る。
【0043】
図14は風量の大小に応じた加湿ファン通過空気の温度と室内吹き出し音の関係を示しており、図14において、横軸が加湿ファン通過空気の温度(任意目盛)を表し、縦軸が室内吹き出し音(任意目盛)を表している。なお、このときの相対湿度は一定とする。図14に示すように、加湿ファン8の通過する空気の温度が高いほど、室内吹き出し音は小さくなると共に、加湿ファン8の風量が小さいほど、室内吹き出し音は小さくなる。
【0044】
このように、上記制御部33によりヒータ6の出力を制御して、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上にすることにより、加湿ファン8の回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。また、上記加湿ファン8を通過する加湿空気の温度が目標通過空気温度以上の所定温度になるようにすることによって、室内吹き出し音を安定させることができる。
【0045】
なお、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために、加湿ファン8の回転数とヒータ6の出力を制御すると、加湿ユニット本来の加湿能力が変動してしまうので、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減する制御を行う。
【0046】
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態の加湿機能を有する空気調和機について説明する。この第2実施形態の加湿機能を有する空気調和機は、第1実施形態の加湿機能を有する空気調和機と同一の構成をしており、加湿制御部33の加湿制御処理のみが異なる。
【0047】
図6は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、この加湿制御処理がスタートする前に、加湿ファン8の回転数と目標質量流量に初期値を夫々設定する。
【0048】
まず、処理がスタートすると、ステップS21で加湿ファン8の回転数を変えたか否かを判別して、加湿ファン8の回転数を変えていないと判別すると、ステップS23に進む。一方、ステップS21で加湿ファン8の回転数を変えたと判別すると、ステップS22に進み、加湿ファン8の回転数に応じて目標質量流量の変更を行い、ステップS23に進む。
【0049】
次に、ステップS23で外気温度センサ31により外気温度の読み込みを行う。
【0050】
次に、ステップS24で加湿空気温度センサ32により加湿ファン8の通過空気温度の読み込みを行う。
【0051】
次に、ステップS25に進み、相対湿度の推定を行う。ここで、上記外気温度センサ31により検出された外気温度が高いほど、さらに加湿空気温度センサ32により検出された加湿空気の温度が低いほど、加湿ロータ2の吸着量が多くなる傾向にあるので、加湿ファン8を通過する加湿空気の相対湿度を推定できる。したがって、このような外気温度と加湿ファン8の通過空気温度との関係から加湿ファン8の通過空気の相対湿度を決定するテーブルを予め作成しておき、そのテーブルに基づいて通過空気の相対湿度を推定する。なお、外気温度と加湿空気の温度との関係から外気湿度を決定する関係式などを用いてもよい。
【0052】
次に、ステップS26に進み、加湿空気の質量流量の算出を行う。この加湿空気の質量流量は、加湿ファン8の通過空気温度と通過空気の相対湿度より湿り空気線図を用いて比体積を求めて、その比体積と加湿ファン8の風量より算出する。
【0053】
次に、ステップS27に進み、算出された質量流量が目標質量流量以下であるか否かを判別して、質量流量が目標質量流量を越えると判別すると、ステップS29に進み、ヒータ出力を上げて、ステップS31に進む。一方、ステップS27で質量流量が目標質量流量以下であると判別すると、ステップS28に進む。
【0054】
次に、ステップS28で加湿ファン8の通過空気温度が制限温度よりも高いか否かを判別して、通過空気温度が制限温度よりも高いと判別すると、ステップS30に進み、ヒータ出力を所定出力下げて、ステップS31に進む。
【0055】
一方、ステップS28で通過空気温度が制限温度以下であると判別すると、ステップS21に戻る。
【0056】
次に、ステップS31でステップS21に戻るサイクルを何回繰り返したか判断し、N回未満ならステップS21に戻り、N回目ならステップS32に進み、加湿ファン8の回転数を所定回転数下げて、ステップS21に戻る。
【0057】
このように、上記制御部33によりヒータ6の出力を制御して、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度,相対湿度および加湿ファン8の風量に基づいて求められた質量流量を目標質量流量以下にすることにより、加湿ファン8の回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。また、上記加湿ファン8を通過する加湿空気の質量流量が目標質量流量以下の所定質量流量になるようにすることによって、室内吹き出し音を安定させることができる。
【0058】
また、相対湿度センサがなくとも、外気温度と加湿ファン8の通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することができ、コストを低減することができる。
【0059】
(第3実施形態)
図7はこの発明の第3実施形態の加湿機能を有する空気調和機のブロック図を示している。この空気調和機は、外気温度センサの代わりに加湿ファン8を通過する加湿空気の相対湿度を検出する加湿空気相対湿度センサ35を備えている以外は第1実施形態の加湿機能を有する空気調和機と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
【0060】
図8は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、この加湿制御処理がスタートする前に、加湿ファン8の回転数と目標質量流量に初期値を夫々設定する。
【0061】
まず、処理がスタートすると、ステップS41で加湿ファン8の回転数を変えたか否かを判別して、加湿ファン8の回転数を変えていないと判別すると、ステップS43に進む。一方、ステップS41で加湿ファン8の回転数を変えたと判別すると、ステップS42に進み、加湿ファン8の回転数に応じて目標質量流量の変更を行い、ステップS43に進む。
【0062】
次に、ステップS43で加湿空気相対湿度センサ35により相対湿度の読み込みを行う。
【0063】
次に、ステップS44で加湿空気温度センサ32により加湿ファン8の通過空気温度の読み込みを行う。
【0064】
次に、ステップS45に進み、加湿空気の質量流量の算出を行う。この加湿空気の質量流量は、加湿ファン8の通過空気温度と通過空気の相対湿度より湿り空気線図を用いて比体積を求めて、その比体積と加湿ファン8の風量より算出する。
【0065】
次に、ステップS46に進み、算出された質量流量が目標質量流量以下であるか否かを判別して、質量流量が目標質量流量を越えると判別すると、ステップS48に進み、ヒータ出力を上げて、ステップS50-1に進む。一方、ステップS46で質量流量が目標質量流量以下であると判別すると、ステップS47に進む。
【0066】
次に、ステップS47で加湿ファン8の通過空気温度が制限温度よりも高いか否かを判別して、通過空気温度が制限温度よりも高いと判別すると、ステップS49に進み、ヒータ出力を所定出力下げて、ステップS50-1に進む。
【0067】
一方、ステップS47で通過空気温度が制限温度以下であると判別すると、ステップS41に戻る。
【0068】
次に、ステップS50-1でステップS41に戻るサイクルを何回繰り返したか判断し、N回未満ならステップS41に戻り、N回目ならステップS50-2に進み、加湿ファン8の回転数を所定回転数下げて、ステップS41に戻る。
【0069】
このように、上記制御部33によりヒータ6の出力を制御して、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度,相対湿度および加湿ファン8の風量に基づいて求められた質量流量を目標質量流量以下にすることにより、加湿ファン8の回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。また、上記加湿ファン8を通過する加湿空気の質量流量が目標質量流量以下の所定質量流量になるようにすることによって、室内吹き出し音を安定させることができる。
【0070】
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態の加湿機能を有する空気調和機について説明する。この第4実施形態の加湿機能を有する空気調和機は、第1実施形態の加湿機能を有する空気調和機と同一の構成をしており、加湿制御部33の加湿制御処理のみが異なる。
【0071】
図9は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、この加湿制御処理がスタートする前に、加湿ファン8の回転数と目標通過空気温度と目標質量流量に初期値を夫々設定する。
【0072】
まず、処理がスタートすると、ステップS51で加湿ファン8の回転数を変えたか否かを判別して、加湿ファン8の回転数を変えていないと判別すると、ステップS53に進む。一方、ステップS51で加湿ファン8の回転数を変えたと判別すると、ステップS52に進み、加湿ファン8の回転数に応じて目標通過空気温度と目標絶対湿度の変更を行い、ステップS53に進む。
【0073】
次に、ステップS53で外気温度センサ31により外気温度の読み込みを行う。
【0074】
次に、ステップS54で加湿空気温度センサ32により加湿ファン8の通過空気温度の読み込みを行う。
【0075】
次に、ステップS55に進み、相対湿度の推定を行う。この相対湿度の推定は、第3実施形態と同様の方法により行う。
【0076】
次に、ステップS56に進み、加湿空気の絶対湿度の算出を行う。この加湿空気の絶対湿度は、加湿ファン8の通過空気温度と相対湿度より算出する。
【0077】
次に、ステップS57に進み、通過空気温度が目標通過空気温度以上か否かを判別して、通過空気温度が目標通過空気温度未満であると判別すると、ステップS60に進み、ヒータ出力を上げて、ステップS62に進む。一方、ステップS57で通過空気温度が目標通過空気温度以上であると判別すると、ステップS58に進む。
【0078】
次に、ステップS58で算出された絶対湿度が目標絶対湿度以上か否かを判別して、絶対湿度が目標絶対湿度未満であると判別すると、ステップS60に進み、ヒータ出力を上げて、ステップS62に進む。一方、絶対湿度が目標絶対湿度以上であると判別すると、ステップS59に進む。
【0079】
次に、ステップS59で加湿ファン8の通過空気温度が制限温度よりも高いか否かを判別して、通過空気温度が制限温度よりも高いと判別すると、ステップS61に進み、ヒータ出力を所定出力下げて、ステップS62に進む。
【0080】
一方、ステップS59で通過空気温度が制限温度以下であると判別すると、ステップS51に戻る。
【0081】
次に、ステップS62でステップS51に戻るサイクルを何回繰り返したか判断し、N回未満ならステップS51に戻り、N回目ならステップS63に進み、加湿ファン8の回転数を所定回転数下げて、ステップS51に戻る。
【0082】
このように、上記制御部33によりヒータ6の出力を制御して、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度,相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にし、かつ、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上にすることにより、加湿ファン8の回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。また、上記加湿ファン8を通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにし、かつ、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上の所定温度になるようにすることで、室内吹き出し音を安定させることができる。
【0083】
また、相対湿度センサがなくとも、外気温度と加湿ファン8の通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することができ、コストを低減することができる。
【0084】
(第5実施形態)
次に、この発明の第5実施形態の加湿機能を有する空気調和機について説明する。この第5実施形態の加湿機能を有する空気調和機は、第3実施形態の加湿機能を有する空気調和機と同一の構成をしており、加湿制御部33の加湿制御処理のみが異なる。
【0085】
図10は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、この加湿制御処理がスタートする前に、加湿ファン8の回転数と目標通過空気温度と目標絶対湿度に初期値を夫々設定する。
【0086】
まず、処理がスタートすると、ステップS71で加湿ファン8の回転数を変えたか否かを判別して、加湿ファン8の回転数を変えていないと判別すると、ステップS73に進む。一方、ステップS51で加湿ファン8の回転数を変えたと判別すると、ステップS72に進み、加湿ファン8の回転数に応じて目標通過空気温度と目標絶対湿度の変更を行い、ステップS73に進む。ここで、加湿ファン8の回転数の大小に応じて目標通過空気温度を高低に設定すると共に、加湿ファン8の回転数が大きいほど目標絶対湿度を大きくする一方、加湿ファン8の回転数が小さいほど目標絶対湿度を小さくする。
【0087】
次に、ステップS73で加湿空気相対湿度センサ35により相対湿度の読み込みを行う。
【0088】
次に、ステップS74で加湿空気温度センサ32により加湿ファン8の通過空気温度の読み込みを行う。
【0089】
次に、ステップS75に進み、加湿空気の絶対湿度の算出を行う。
【0090】
次に、ステップS76に進み、通過空気温度が目標通過空気温度以上か否かを判別して、通過空気温度が目標通過空気温度未満であると判別すると、ステップS79に進み、ヒータ出力を上げて、ステップS81に進む。一方、ステップS76で通過空気温度が目標通過空気温度以上であると判別すると、ステップS77に進む。
【0091】
次に、ステップS77で算出された絶対湿度が目標絶対湿度以上か否かを判別して、絶対湿度が目標絶対湿度未満であると判別すると、ステップS79に進み、ヒータ出力を上げて、ステップS81に進む。一方、絶対湿度が目標絶対湿度以下であると判別すると、ステップS78に進む。
【0092】
次に、ステップS78で加湿ファン8の通過空気温度が制限温度よりも高いか否かを判別して、通過空気温度が制限温度よりも高いと判別すると、ステップS80に進み、ヒータ出力を所定出力下げて、ステップS81に進む。
【0093】
一方、ステップS78で通過空気温度が制限温度以下であると判別すると、ステップS71に戻る。
【0094】
次に、ステップS81でステップS71に戻るサイクルを何回繰り返したか判断し、N回未満ならステップS71に戻り、N回目ならステップS82に進み、加湿ファン8の回転数を所定回転数下げて、ステップS71に戻る。
【0095】
このように、上記制御部33によりヒータ6の出力を制御して、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度,相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にし、かつ、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上にすることにより、加湿ファン8の回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。また、上記加湿ファン8を通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにし、かつ、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上の所定温度になるようにすることで、室内吹き出し音を安定させることができる。
【0096】
(第6実施形態)
次に、この発明の第6実施形態の加湿機能を有する空気調和機について説明する。この第6実施形態の加湿機能を有する空気調和機は、第1実施形態の加湿機能を有する空気調和機と同一の構成をしており、加湿制御部33の加湿制御処理のみが異なる。
【0097】
図11は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、この加湿制御処理がスタートする前に、加湿ファン8の回転数と目標通過空気温度と目標絶対湿度に初期値を夫々設定する。
【0098】
まず、処理がスタートすると、ステップS91で加湿ファン8の回転数を変えたか否かを判別して、加湿ファン8の回転数を変えていないと判別すると、ステップS93に進む。一方、ステップS91で加湿ファン8の回転数を変えたと判別すると、ステップS92に進み、加湿ファン8の回転数に応じて目標通過空気温度と目標絶対湿度の変更を行い、ステップS93に進む。ここで、加湿ファン8の回転数の大小に応じて目標通過空気温度を高低に設定すると共に、加湿ファン8の回転数が大きいほど目標絶対湿度を大きくする一方、加湿ファン8の回転数が小さいほど目標絶対湿度を小さくする。
【0099】
次に、ステップS93で外気温度センサ31により外気温度の読み込みを行う。
【0100】
次に、ステップS94で加湿空気温度センサ32により加湿ファン8の通過空気温度の読み込みを行う。
【0101】
次に、ステップS95に進み、相対湿度の推定を行う。
【0102】
次に、ステップS96に進み、加湿空気の絶対湿度の算出を行う。
【0103】
次に、ステップS97に進み、通過空気温度が目標通過空気温度以上か否かを判別して、通過空気温度が目標通過空気温度未満であると判別すると、ステップS98に進む。一方、ステップS97で通過空気温度が目標通過空気温度以上であると判別すると、ステップS99に進む。
【0104】
次に、ステップS98で絶対湿度が目標絶対湿度以上か否かを判別して、絶対湿度が目標絶対湿度未満であると判別すると、ステップS100に進み、ヒータ出力を上げてステップS102に進む。一方、ステップS98で絶対湿度が目標絶対湿度以上と判別すると、ステップS99に進む。
【0105】
次に、ステップS99で加湿ファン8の通過空気温度が制限温度よりも高いか否かを判別して、通過空気温度が制限温度よりも高いと判別すると、ステップS101に進み、ヒータ出力を所定出力下げて、ステップS102に進む。
【0106】
一方、ステップS99で通過空気温度が制限温度以下であると判別すると、ステップS91に戻る。
【0107】
次に、ステップS102でステップS91に戻るサイクルを何回繰り返したか判断し、N回未満ならステップS91に戻り、N回目ならステップS103に進み、加湿ファン8の回転数を所定回転数下げて、ステップS91に戻る。
【0108】
このように、上記制御部33によりヒータ6の出力を制御して、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度,相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にするか、または、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上にすることにより、加湿ファン8の回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。また、上記加湿ファン8を通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにするか、または、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上の所定温度になるようにすることで、室内吹き出し音を安定させることができる。
【0109】
また、相対湿度センサがなくとも、外気温度と加湿ファン8の通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することができ、コストを低減することができる。
【0110】
(第7実施形態)
次に、この発明の第7実施形態の加湿機能を有する空気調和機について説明する。この第7実施形態の加湿機能を有する空気調和機は、第3実施形態の加湿機能を有する空気調和機と同一の構成をしており、加湿制御部33の加湿制御処理のみが異なる。
【0111】
図12は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、この加湿制御処理がスタートする前に、加湿ファン8の回転数と目標通過空気温度と目標絶対湿度に初期値を夫々設定する。
【0112】
まず、処理がスタートすると、ステップS111で加湿ファン8の回転数を変えたか否かを判別して、加湿ファン8の回転数を変えていないと判別すると、ステップS113に進む。一方、ステップS51で加湿ファン8の回転数を変えたと判別すると、ステップS112に進み、加湿ファン8の回転数に応じて目標通過空気温度と目標絶対湿度の変更を行い、ステップS113に進む。ここで、加湿ファン8の回転数の大小に応じて目標通過空気温度を高低に設定すると共に、加湿ファン8の回転数が大きいほど目標絶対湿度を大きくする一方、加湿ファン8の回転数が小さいほど目標絶対湿度を小さくする。
【0113】
次に、ステップS113で加湿空気相対湿度センサ35により相対湿度の読み込みを行う。
【0114】
次に、ステップS114で加湿空気温度センサ32により加湿ファン8の通過空気温度の読み込みを行う。
【0115】
次に、ステップS115に進み、加湿空気の絶対湿度の算出を行う。
【0116】
次に、ステップS116に進み、通過空気温度が目標通過空気温度以上か否かを判別して、通過空気温度が目標通過空気温度未満であると判別すると、ステップS117に進む。一方、ステップS116で通過空気温度が目標通過空気温度以上であると判別すると、ステップS118に進む。
【0117】
次に、ステップS117で絶対湿度が目標絶対湿度以上であるか否かを判別して、絶対湿度が目標絶対湿度未満であると判別すると、ステップS119に進み、ヒータ出力を上げて、ステップS121に進む。一方、ステップS117で絶対湿度が目標絶対湿度以上と判別すると、ステップS118に進む。
【0118】
次に、ステップS118で加湿ファン8の通過空気温度が制限温度よりも高いか否かを判別して、通過空気温度が制限温度よりも高いと判別すると、ステップS120に進み、ヒータ出力を所定出力下げて、ステップS121に進む。
【0119】
一方、ステップS118で通過空気温度が制限温度以下であると判別すると、ステップS111に戻る。
【0120】
次に、ステップS121でステップS111に戻るサイクルを何回繰り返したか判断し、N回未満ならステップS111に戻り、N回目ならステップS122に進み、加湿ファン8の回転数を所定回転数下げて、ステップS111に戻る。
【0121】
このように、上記制御部33によりヒータ6の出力を制御して、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度,相対湿度に基づいて求められた絶対湿度を目標絶対湿度以上にするか、または、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上にすることにより、加湿ファン8の回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。また、上記加湿ファン8を通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにするか、または、加湿ファン8を通過する加湿空気の温度を目標通過空気温度以上の所定温度になるようにすることで、室内吹き出し音を安定させることができる。
【0122】
(第8実施形態)
次に、この発明の第8実施形態の加湿機能を有する空気調和機について説明する。この第8実施形態の加湿機能を有する空気調和機は、加湿空気温度センサの代わりに加湿ファンの通過空気の絶対湿度を検出する加湿空気絶対湿度センサを備えている以外は第1実施形態の加湿機能を有する空気調和機と同一の構成をしており、加湿制御部33の加湿制御処理のみが異なる。
【0123】
図13は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、この加湿制御処理がスタートする前に、加湿ファン8の回転数と目標絶対湿度に初期値を夫々設定する。
【0124】
まず、処理がスタートすると、ステップS131で加湿ファン8の回転数を変えたか否かを判別して、加湿ファン8の回転数を変えていないと判別すると、ステップS133に進む。一方、ステップS131で加湿ファン8の回転数を変えたと判別すると、ステップS132に進み、加湿ファン8の回転数に応じて目標絶対湿度の変更を行い、ステップS133に進む。ここで、加湿ファン8の回転数の大小に応じて目標絶対湿度を高低に設定する。
【0125】
次に、ステップS133で加湿空気絶対湿度センサにより加湿ファン8の通過空気の絶対湿度の読み込みを行う。
【0126】
次に、ステップS134に進み、ステップS133で読み込んだ絶対湿度が目標絶対湿度以上か否かを判別して、絶対湿度が目標絶対湿度未満と判別すると、ステップS136に進み、ヒータ出力を上げて、ステップS138に進む。一方、ステップS134で絶対湿度が目標絶対湿度以上と判別すると、ステップS135に進む。
【0127】
次に、ステップS135で加湿ファン8の通過空気温度が制限温度よりも高いか否かを判別して、通過空気温度が制限温度よりも高いと判別すると、ステップS137に進み、ヒータ出力を所定出力下げて、ステップS138に進む。
【0128】
一方、ステップS135で通過空気温度が制限温度以下であると判別すると、ステップS131に戻る。
【0129】
次に、ステップS138でステップS131に戻るサイクルを何回繰り返したか判断し、N回未満ならステップS131に戻り、N回目ならステップS139に進み、加湿ファン8の回転数を所定回転数下げて、ステップS131に戻る。
【0130】
このように、上記制御部33によりヒータ6の出力を制御して、加湿ファン8を通過する加湿空気の絶対湿度を目標絶対湿度以上にすることにより、加湿ファン8の回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。また、上記加湿ファン8を通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにすることによって、室内吹き出し音を安定させることができる。
【0131】
【発明の効果】
【0132】
以上より明らかなように、請求項1の発明の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、加湿ファンの回転騒音が所定値以下になるように、制御部によって加湿ファンの風量とヒータの出力の少なくとも一方を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する回転数あるいは空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を低減することにより、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。
また、加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記制御部がヒータの出力を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減することができる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために加湿能力が変動することを考慮して、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するようにすることによって、室内吹き出し音の低減と加湿能力の確保とを両立させることができる。
【0133】
また、請求項2の発明の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、加湿ファンの回転騒音が所定値以下になるように、制御部によって加湿ファンの風量とヒータの出力の少なくとも一方を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する回転数あるいは空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を低減することにより、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。
また、外気温度センサにより検出された外気温度および加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度および加湿ファンの風量に基づいて加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量を求めて、その質量流量が目標質量流量以下となるように、上記制御部がヒータの出力を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減することができる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量が目標質量流量以下の所定質量流量になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。また、外気温度と加湿ファンの通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することによって、相対湿度センサを別に用いずにコストを低減できる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標質量流量を大小に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために加湿能力が変動することを考慮して、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するようにすることによって、室内吹き出し音の低減と加湿能力の確保とを両立させることができる。
【0134】
また、請求項3の発明の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、加湿ファンの回転騒音が所定値以下になるように、制御部によって加湿ファンの風量とヒータの出力の少なくとも一方を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する回転数あるいは空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を低減することにより、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。
また、加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度および加湿空気相対湿度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度および加湿ファンの風量に基づいて加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量を求めて、その質量流量が目標質量流量以下となるように、上記制御部がヒータの出力を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減することができる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の質量流量が目標質量流量以下の所定質量流量になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標質量流量を大小に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために加湿能力が変動することを考慮して、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するようにすることによって、室内吹き出し音の低減と加湿能力の確保とを両立させることができる。
【0135】
また、請求項4の発明の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、加湿ファンの回転騒音が所定値以下になるように、制御部によって加湿ファンの風量とヒータの出力の少なくとも一方を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する回転数あるいは空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を低減することにより、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。
また、外気温度センサにより検出された外気温度および加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度と加湿空気の温度に基づいて加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となり、かつ、加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記制御部がヒータの出力を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減することができる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにし、かつ、加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。また、外気温度と加湿ファンの通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することによって、相対湿度センサを別に用いずにコストを低減できる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために加湿能力が変動することを考慮して、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するようにすることによって、室内吹き出し音の低減と加湿能力の確保とを両立させることができる。
【0136】
また、請求項5の発明の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、加湿ファンの回転騒音が所定値以下になるように、制御部によって加湿ファンの風量とヒータの出力の少なくとも一方を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する回転数あるいは空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を低減することにより、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。
また、加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度および加湿空気相対湿度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度に基づいて加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となり、かつ、加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記制御部がヒータの出力を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減することができる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにし、かつ、加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために加湿能力が変動することを考慮して、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するようにすることによって、室内吹き出し音の低減と加湿能力の確保とを両立させることができる。
【0137】
また、請求項6の発明の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、加湿ファンの回転騒音が所定値以下になるように、制御部によって加湿ファンの風量とヒータの出力の少なくとも一方を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する回転数あるいは空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を低減することにより、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。
また、外気温度センサにより検出された外気温度および加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度と加湿空気の温度に基づいて加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となるか、または、加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記制御部がヒータの出力を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減することができる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにするか、または、加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。また、外気温度と加湿ファンの通過空気温度に基づいて相対湿度を推定することによって、相対湿度センサを別に用いずにコストを低減できる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために加湿能力が変動することを考慮して、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するようにすることによって、室内吹き出し音の低減と加湿能力の確保とを両立させることができる。
【0138】
また、請求項7の発明の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、加湿ファンの回転騒音が所定値以下になるように、制御部によって加湿ファンの風量とヒータの出力の少なくとも一方を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する回転数あるいは空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を低減することにより、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。
また、加湿空気温度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の温度および加湿空気相対湿度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の相対湿度に基づいて加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となるか、または、加湿ファンを通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記制御部がヒータの出力を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減することができる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにするか、または、加湿ファンを通過する加湿空気の温度を目標温度以上の所定温度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために加湿能力が変動することを考慮して、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するようにすることによって、室内吹き出し音の低減と加湿能力の確保とを両立させることができる。
【0139】
また、請求項8の発明の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿ロータを通過する空気から水分を吸収した後、ヒータにより加熱された空気を加湿ロータに通過させて、上記加湿ロータから水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファンにより室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、加湿ファンの回転騒音が所定値以下になるように、制御部によって加湿ファンの風量とヒータの出力の少なくとも一方を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する回転数あるいは空気密度を小さくし、加湿ファンの回転騒音を低減することにより、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減することができる。
また、加湿空気絶対湿度センサにより検出された加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上となるように、上記制御部がヒータの出力を制御することによって、加湿ファンの回転騒音を左右する空気密度を小さくして、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を確実に低減することができる。また、上記加湿ファンを通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上の所定絶対湿度になるようにすることで、安定した室内吹き出し音が得られる。
また、上記加湿ファンの風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することによって、室内吹き出し音の上昇をより確実に低減することができる。
また、上記制御部の加湿ファンの風量とヒータの出力の制御により加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するために加湿能力が変動することを考慮して、必要な加湿能力に応じて、例えば必要な加湿能力をある程度発揮しつつ、加湿空気の室内吹き出し音の上昇を低減するようにすることによって、室内吹き出し音の低減と加湿能力の確保とを両立させることができる。
【0140】
【0141】
【0142】
【0143】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の加湿機能を有する空気調和機の図である。
【図2】 図2は上記加湿機能を有する空気調和機の室外機の模式図である。
【図3】 図3は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿ファン部および底フレームの要部の側面図である。
【図4】 図4は上記加湿機能を有する空気調和機のブロック図である。
【図5】 図5は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部の動作を示すフローチャートである。
【図6】 図6はこの発明の第2実施形態の加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部の動作を示すフローチャートである。
【図7】 図7はこの発明の第3実施形態の加湿機能を有する空気調和機のブロック図である。
【図8】 図8は上記加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部の動作を示すフローチャートである。
【図9】 図9はこの発明の第4実施形態の加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部の動作を示すフローチャートである。
【図10】 図10はこの発明の第5実施形態の加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部の動作を示すフローチャートである。
【図11】 図11はこの発明の第6実施形態の加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部の動作を示すフローチャートである。
【図12】 図12はこの発明の第7実施形態の加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部の動作を示すフローチャートである。
【図13】 図13はこの発明の第8実施形態の加湿機能を有する空気調和機の加湿制御処理の加湿制御部の動作を示すフローチャートである。
【図14】 図14は風量の大小に応じた加湿ファン通過空気の温度と室内吹き出し音の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…加湿ユニット、
2…加湿ロータ、
3…吸湿通路、
4…加湿通路、
5…採熱通路、
6…ヒータ、
7…吸湿ファン、
8…加湿ファン、
10…底フレーム、
11…室外機、
12…機械室、
13…吸入口、
14…熱交換器、
21…加湿ファン用モータ、
22…モータ取付板、
23…加湿ファン用ハウジング、
24…ベルマウス、
25…吸い込み通路、
31…外気温度センサ、
32…加湿空気温度センサ、
33…加湿制御部、
35…加湿空気相対湿度センサ。
Claims (8)
- 加湿ロータ(2)を通過する空気から水分を吸収した後、ヒータ(6)により加熱された空気を上記加湿ロータ(2)に通過させて、上記加湿ロータ(2)から水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファン(8)により室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファン(8)の回転数と上記ヒータ(6)の出力の少なくとも一方を制御する制御部(33)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサ(32)とを備え、
上記制御部(33)は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気温度センサ(32)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータ(6)の出力を制御すると共に、
上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定することを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。 - 加湿ロータ(2)を通過する空気から水分を吸収した後、ヒータ(6)により加熱された空気を上記加湿ロータ(2)に通過させて、上記加湿ロータ(2)から水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファン(8)により室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファン(8)の回転数と上記ヒータ(6)の出力の少なくとも一方を制御する制御部(33)と、
外気温度を検出する外気温度センサ(31)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサ(32)とを備え、
上記制御部(33)は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記外気温度センサ(31)により検出された上記外気温度および上記加湿空気温度センサ(32)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度および上記加湿ファン(8)の風量に基づいて上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の質量流量を求めて、その質量流量が目標質量流量以下となるように、上記ヒータ(6)の出力を制御すると共に、
上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標質量流量を大小に設定することを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。 - 加湿ロータ(2)を通過する空気から水分を吸収した後、ヒータ(6)により加熱された空気を上記加湿ロータ(2)に通過させて、上記加湿ロータ(2)から水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファン(8)により室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファン(8)の回転数と上記ヒータ(6)の出力の少なくとも一方を制御する制御部(33)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサ(32)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の相対湿度を検出する加湿空気相対湿度センサ(35)とを備え、
上記制御部(33)は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気温度センサ(32)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度および上記加湿空気相対湿度センサ(35)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の相対湿度および上記加湿ファン(8)の風量に基づいて上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の質量流量を求めて、その質量流量が目標質量流量以下となるように、上記ヒータ(6)の出力を制御すると共に、
上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標質量流量を大小に設定することを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。 - 加湿ロータ(2)を通過する空気から水分を吸収した後、ヒータ(6)により加熱された空気を上記加湿ロータ(2)に通過させて、上記加湿ロータ(2)から水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファン(8)により室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファン(8)の回転数と上記ヒータ(6)の出力の少なくとも一方を制御する制御部(33)と、
外気温度を検出する外気温度センサ(31)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサ(32)とを備え、
上記制御部(33)は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記外気温度センサ(31)により検出された上記外気温度および上記加湿空気温度センサ(32)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度と上記加湿空気の温度に基づいて上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となり、かつ、上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータ(6)の出力を制御すると共に、
上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定し、上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。 - 加湿ロータ(2)を通過する空気から水分を吸収した後、ヒータ(6)により加熱された空気を上記加湿ロータ(2)に通過させて、上記加湿ロータ(2)から水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファン(8)により室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファン(8)の回転数と上記ヒータ(6)の出力の少なくとも一方を制御する制御部(33)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサ(32)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の相対湿度を検出する加湿空気相対湿度センサ(35)とを備え、
上記制御部(33)は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気温度センサ(32)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度および上記加湿空気相対湿度センサ(35)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の相対湿度に基づいて上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となり、かつ、上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータ(6)の出力を制御すると共に、
上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定し、上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。 - 加湿ロータ(2)を通過する空気から水分を吸収した後、ヒータ(6)により加熱された空気を上記加湿ロータ(2)に通過させて、上記加湿ロータ(2)から水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファン(8)により室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファン(8)の回転数と上記ヒータ(6)の出力の少なくとも一方を制御する制御部(33)と、
外気温度を検出する外気温度センサ(31)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサ(32)とを備え、
上記制御部(33)は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記外気温度センサ(31)により検出された上記外気温度および上記加湿空気温度センサ(32)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度に基づいて相対湿度を推定し、さらにその相対湿度と上記加湿空気の温度に基づいて上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となるか、または、上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータ(6)の出力を制御すると共に、
上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定し、上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。 - 加湿ロータ(2)を通過する空気から水分を吸収した後、ヒータ(6)により加熱された空気を上記加湿ロータ(2)に通過させて、上記加湿ロータ(2)から水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファン(8)により室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファン(8)の回転数と上記ヒータ(6)の出力の少なくとも一方を制御する制御部(33)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度を検出する加湿空気温度センサ(32)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の相対湿度を検出する加湿空気相対湿度センサ(35)とを備え、
上記制御部(33)は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気温度センサ(32)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度および上記加湿空気相対湿度センサ(35)により検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の相対湿度に基づいて上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の絶対湿度を求めて、その絶対湿度が目標絶対湿度以上となるか、または、上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の温度が目標温度以上となるように、上記ヒータ(6)の出力を制御すると共に、
上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標温度を高低に設定し、上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。 - 加湿ロータ(2)を通過する空気から水分を吸収した後、ヒータ(6)により加熱された空気を上記加湿ロータ(2)に通過させて、上記加湿ロータ(2)から水分を脱着することにより加湿された空気を加湿ファン(8)により室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機において、
必要な加湿能力に応じて上記加湿ファン(8)の回転数と上記ヒータ(6)の出力の少なくとも一方を制御する制御部(33)と、
上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の絶対湿度を検出する加湿空気絶対湿度センサを備え、
上記制御部(33)は、上記加湿能力の変動により必要な加湿能力が得られないということがないように、上記加湿空気絶対湿度センサにより検出された上記加湿ファン(8)を通過する加湿空気の絶対湿度が目標絶対湿度以上となるように、上記ヒータ(6)の出力を制御すると共に、
上記加湿ファン(8)の風量の大小に応じて上記目標絶対湿度を高低に設定することを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。
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