JP3099590B2 - 除加湿装置 - Google Patents

除加湿装置

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JP3099590B2
JP3099590B2 JP05174129A JP17412993A JP3099590B2 JP 3099590 B2 JP3099590 B2 JP 3099590B2 JP 05174129 A JP05174129 A JP 05174129A JP 17412993 A JP17412993 A JP 17412993A JP 3099590 B2 JP3099590 B2 JP 3099590B2
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
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    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
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    • F24F3/1411Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2203/00Devices or apparatus used for air treatment
    • F24F2203/10Rotary wheel
    • F24F2203/1012Details of the casing or cover

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内環境を制御する除加
湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の室内環境制御機器は単独機
能を有する商品が主流で、室内環境を総合的に制御する
室内環境制御機器としては、クリーンルームや病院等の
特殊な環境で使用されている程度で、その構成も単独機
能商品の組み合わせで行っているというのが現状であ
り、一般家庭向けを対象とした室内環境制御装置として
はほとんど存在しなかった。このため、従来は前記単独
機能の商品を組み合わせて、使用環境に応じて使いこな
すことにより室内環境を快適に維持するという方法をと
っていた。
【0003】例えば、室内の除湿を行う場合はエアコン
のドライ運転や除湿器を使用し、加湿を行う場合は各種
加湿器を用い、室内換気を行う場合は換気扇、室内の空
気を循環させる場合はサーキュレータや空気清浄器を用
いて行っていた。また、上記単独機能商品の中で2つ程
度の機能を有する複合商品は存在するが、全ての機能を
有する室内環境制御機器としては存在しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は総合的に室内環境を制御する機器が存在しなかった。
このため、単独機能商品の組み合わせで使用環境に応じ
た使い方が必要となる。また完全に室内環境を快適に維
持しようとする場合、全ての機器を取り揃えなければい
けない。このため、イニシャルコストが増大し、設置面
でも問題があった。さらに、使い勝手においても単独商
品であるため、人が都度、その使用環境に応じて操作を
しなければいけないという不便さがあった。例えば、従
来の除湿器にあってはコンプレッサーを用いた冷媒式が
主流であり、この場合室内の除湿した水分を都度、取り
除かなければいけないという手間がかかり、加湿器にお
いても加湿用の水を補給しなければいけないという手間
が必要であった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、室内
と室外の空気をゼオライトを主成分とする吸着材を介し
て循環制御することにより、除湿、加湿、換気、循環お
よび前記モードの組み合わせ動作を行わせることによ
り、1つの機器で室内環境の制御を行い、使い勝手のよ
い除加湿装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するため、室内と室外をステッピングモータを用
いたダンパーにより切り替え可能な構成とした給気経路
と排気経路を設け、給気経路側に送風機を取付け、送風
機の吸気部に温度センサーと湿度センサーを設ける。さ
らに、送風機の出口に開度調節用のダンパーと空気加熱
用のヒータと、その下流にゼオライトを主成分とする吸
着材を配置させ、前記室内と室外の給気、排気経路を切
り替え、ヒータ制御を行うことで吸着材による水分の脱
離、吸着作用を利用して水の排水、補給の手間がかから
ない除湿、加湿、換気、循環の基本機能を得る。前記経
路の切り替えとヒータ、送風量の制御を温度センサー、
湿度センサーの情報により行う制御部と制御状態および
室内外温度、湿度を表示する表示部と前記各動作の切り
替えを指示する操作部により構成する。
【0007】また、前記制御部は送風機の吸気部に設け
た温度センサーで経路切り替えにより得られる室外温度
より運転モードを設定する基本動作設定部と、前記室外
温度と室内温度より給気予熱の有無を設定する予熱制御
部と、湿度センサーの出力と設定値で運転モードを変更
する運転モード変更部と、各運転モードの動作パターン
を設定した動作指示部で、この動作指示部は除湿動作
部、加湿動作部、除湿換気動作部、加湿換気動作部、換
気動作部、循環動作部により構成され、負荷制御信号を
出力する。この負荷制御の中で経路切り替え用ダンパー
のステッピングモータ動作は動作頻度を軽減する目的で
同一動作パターン時は出力を出さない制御構成としてい
る。さらに、前記動作指示部の信号で負荷を制御する負
荷制御部がある。また、表示部に表示信号を送る表示設
定部があり、この表示設定部は前記温度センサーで得ら
れた情報を室内温度および室外温度データに変換する部
分と湿度センサーの情報を湿度データに変換する部分と
動作状態を表示データに変換する部分より構成されてい
る。
【0008】以上のように構成された制御部で操作部よ
りの運転指令に基づき、各センサー情報より動作パター
ンを自動的に選択し負荷を制御して、その室内環境に応
じた運転制御で、快適な室内環境を創出する訳である。
【0009】
【作用】本発明は上記構成によって、操作部の指示によ
りオート運転と除湿、加湿、除湿換気、加湿換気、換
気、循環の7種類の運転モードの選択ができる。単独運
転は予め設定した動作パターンに基づき負荷を制御して
動作させ、オート運転は吸気部に設けた温度センサーと
湿度センサーにより室内外環境の状態に応じて前記単独
運転モードを組み合わせることにより、効率的な室内環
境制御を行わせる。
【0010】一般的に夏季は相対湿度が高く除湿動作が
必要で、反対に冬季は相対湿度が低く、暖房器具の使用
も加わって加湿動作が必要となる。オート運転では前記
夏季と冬季の区別を吸気部に設けた温度センサーにより
室外温度を検出し、設定温度以下の場合は冬季、以上の
場合は夏季として判断し、基本動作設定部において冬季
の場合は加湿動作、夏季の場合は除湿動作を主に設定
し、以降は湿度センサーの出力により運転モード変更部
で設定する動作により制御を行う。
【0011】各運転モードの動作パターンは給気、排気
の経路組み合わせとヒータの加熱制御と送風機の回転数
制御と送風機出口のダンパー制御による送風量の制御を
設定することで行っている。
【0012】例えば、除湿動作の場合は、まず給気経路
を室内側にセットし、排気経路も室内側にセットして、
ヒータOFFの状態で送風機回転数Hi、ダンパー
「開」状態で所定時間動作させる。つまり、室内空気を
吸着材を介して循環させ、空気中の水分を吸着材に吸着
させ、乾燥空気を室内に排出する。この動作を吸着動作
という。所定時間経過すると吸着材への水分の吸着が飽
和するため、給気経路と排気経路を室外側にセットし
て、ヒータON状態で回転数を低速に切り替え、ダンパ
ーを「閉」状態とし送風量を減少して所定時間動作させ
る。これにより吸着材の温度が上昇し、吸着材に吸着し
た水分が脱離して、湿った空気として室外に排出され
る。この動作を脱離動作という。所定時間経過すると吸
着材は再度水分の吸着が可能な状態となるため、上記脱
離動作を行う。このように脱離動作と吸着動作を繰り返
すことにより室内空気中の水分を室外に排出することで
室内の除湿動作を行う。
【0013】加湿動作の場合は脱離動作と吸着動作時に
おける給気経路と排気経路が除湿動作の場合と反対にな
る訳である。詳細動作は、その他の運転モードの説明も
含め実施例の説明の項で行う。
【0014】このように、吸着材を用いて送風経路の切
り替えとヒータ制御および送風量制御により除湿、加湿
動作を行うため、除湿動作時に発生する水の排出処理の
必要がなく、加湿時の給水の手間も省け、メンテナンス
フリーの除加湿装置が提供できる。
【0015】また、吸気部に設けた温度センサーと湿度
センサーにより自動的に除湿、加湿、換気、循環、予熱
の組み合わせ制御が可能となり最適な、室内環境制御が
実現できる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図14を参照し
て説明する。まず図1を用いてその構成を説明すると、
1は室内給気口、2はフィルター、3は高圧放電タイプ
の空気清浄機、3Aは空気清浄フィルターで、前記空気
清浄機3で帯電した埃を吸着させる。3Bは高圧電源
で、前記空気清浄機3の電源である。4は遮風板で、湿
度センサーに送風を直接当てないために設置してある。
5は湿度センサーで、室内および室外の湿度検出用であ
る。6は温度センサーで、室内および室外の温度検出用
である。7はファン、8は送風用モータ、9はステッピ
ングモータ、9Aは前記ステッピングモータ9により動
作するダンパーで、送風量を動作条件により調節する。
10は整流板、11はヒータで、脱離動作時に空気を加
熱して、吸着材の水分を脱離する。13は吸着材で、空
気中の水分を吸着し、前記ヒータの加熱により吸着した
水分を脱離する。14は温度センサーで、吹き出し部の
温度検出用である。15は室内排気口、16はステッピ
ングモータ、16Aはステッピングモータ16により動
作し、排気経路の切り替えを行う。17は室外排気口、
18は室外給気口、19はステッピングモータ、19A
はステッピングモータ19により動作し、給気経路の切
り替えを行う。
【0017】上記構成において、その基本動作を簡単に
説明すると、除湿動作はまず送風経路の切り替えで室内
給気1、室内排気15にセットする。この状態で所定時
間送風機8を運転して室内空気を吸着材13を介して循
環させる。つまり、室内空気の水分を吸着材13に吸着
させて、乾燥空気を室内に放出する。吸着材13への吸
着が飽和する所定の時間が経過すると、送風経路を室外
給気18、室外排気17の形態に切り替える。次にヒー
タ11を加熱した状態で所定時間送風機8を運転し、吸
着材13に吸着した水分を脱離して室外に排出する。所
定時間経過すると、再度前記吸着動作を行う。このよう
に室内吸着、室外脱離の動作を繰り返すことで室内の除
湿を行う。以上説明のように除湿動作においては室内の
水分は吸着材を介して自動的に室外に排出するため、除
湿によりたまった水を人が排出するという手間が不要と
なる。
【0018】加湿動作は前記除湿動作と反対の動作によ
り室外の水分を室内に排出することで室内を加湿する。
つまり、送風経路を室外給気18、室外排気17で所定
時間送風機8を運転し、室外の水分を吸着材13に吸着
させる。つぎに、送風経路を室内給気1、室内排気15
に切り替え、ヒータ11を加熱した状態で所定時間送風
機8を運転する。これにより吸着材13の水分を脱離し
て室内に放出する。上記動作を繰り返し行うことで加湿
する。加湿動作の場合は室外水分を利用して加湿するた
め給水の手間が省ける訳である。
【0019】除湿換気動作は室内の空気を排出し、室外
の新鮮空気を導入する換気動作に前記除湿動作を加えた
動作で、吸着動作時に送風経路を室外給気18、室内排
気15にし、室外の空気を吸着材13で乾燥した状態に
して室内に取り込む。脱離時は送風経路を室内給気1、
室外排気17にして室内の汚れた空気を脱離動作を行い
ながら排出する。このように給排換気動作と除湿動作を
同時に行わせる訳である。
【0020】加湿換気動作は吸着動作時に室内給気1、
室外排気17とし、室内の汚れた空気を排出する。同時
に水分は吸着材13に吸着させ、脱離動作で送風経路を
切り替え室外空気を取り込むと同時に吸着材13の水分
を室内に放出して加湿する。
【0021】換気動作は強制給気、強制排気、給排自動
換気および予熱換気の4つの運転を行わせるような構成
としており、ヒータ非通電状態で送風経路の切り替えに
より上記換気モードの切り替えを行う。給排自動換気と
予熱換気の選択は給気温度センサー6の信号で行うよう
にしている。
【0022】循環動作も同様、ヒータ非通電状態で室内
給気1、室内排気15の送風経路で送風機8を運転させ
ることでサーキュレーターの役目を果たしている。
【0023】以上のように、送風経路の組み合わせによ
り6つの運転モードを創出し、室内環境制御を行わせる
訳である。
【0024】次に、上記動作を行わせるための具体的な
制御構成について、図2を用いて説明する。20は湿度
設定部で、運転モード選択、湿度制御レベルの設定を行
う。21は室外給気温度設定部で、夏季、冬季の判断を
するための室外温度を設定する部分である。22は基本
動作設定部で、前記給気温度センサー6と室外温度設定
部21で求まる室外環境状態により、除湿動作と加湿動
作の選択を行い動作設定する部分である。23は運転モ
ード変更部で、前記湿度センサー5による室内湿度状態
と湿度設定部20で定まる情報により運転モードの選択
を行う部分である。24は予熱制御部で、給気温度セン
サー6で求まる室内温度と室外温度により露点温度を推
測し、結露防止のため給気時に予熱制御を行う。25は
安全回路で、吹き出し部の温度センサー14の信号によ
り動作停止信号を出力する。
【0025】26は動作指示部で、上記6つの運転モー
ドについて負荷動作パターンを設定した部分で、以下に
記載する6つの要素で構成されている。26Aは除湿動
作部、26Bは加湿動作部、26Cは除湿換気動作部、
26Dは加湿換気動作部、26Eは換気動作部、26F
は循環動作部で各動作時における負荷の動作パターンを
設定した部分である。27は操作部で運転モードを指示
する部分で、以下記載する8つの指示部より送られてく
る信号により運転モードを選択し、動作指示部26に送
る。27Aはオート運転指示部、27Bは加湿、27C
は除湿、27Dは加湿換気、27Eは除湿換気、27F
は換気、27Gは循環、27Hは空気清浄運転指示部で
ある。28は表示回路で各センサーからの信号で室外温
度29、室内温度30、室内湿度31の状態を表示さ
せ、また動作指示部26からの信号で運転モード表示3
2に表示を行わせる。運転モード表示32も各運転モー
ドに対応した10個の表示部32A〜32Jで構成され
ている。33は負荷制御部で、前記動作指示部26の信
号により各負荷の駆動回路に信号を供給する。
【0026】上記構成における制御部の動作について図
3〜図14のフローチャートを用いて説明する。まず運
転モードの選択を運転指示部により行い、操作部27を
介して動作指示部26に信号を供給することで動作が開
始される。オート運転27Aは各単独動作の組み合わせ
により構成されているため、まず各単独動作の詳細説明
をフローチャートを用いて行う。
【0027】加湿動作について図7を用いて説明する
と、加湿運転指示27Bを選択すると操作部27を介し
て動作指示部26の加湿動作部26Bに信号が供給され
る。信号が供給されるとステッピングモータ16を動作
させて給気経路を室内側、ステッピングモータ19を動
作させて排気経路を室内側にセットする。さらにステッ
ピングモータ9を動作させダンパー9Aを「閉」状態に
し、送風機8を「弱」で動作する。同時にヒータ11を
ONして吸着材13の脱離動作を行う。所定時間td経
過するとヒータ11をOFF状態として給気温度のすな
わち室内温度のチェックを行う。これは脱離動作の効率
を高めるため行う脱離パージ動作の時間を室内温度によ
り補正するためのもので、チェックした室内温度に応じ
て脱離パージ時間td’を設定する。
【0028】この脱離パージ時間が経過すると、送風経
路を室外給気18、室外排気17に切り替え、風量調節
板9Aを「開」状態にして、送風機8を「強」で運転す
る。この動作を予め設定した吸着時間taの間行い、室
外の水分を吸着材13に吸着させる。吸着時間taが経
過すると送風機8を「弱」運転に変更し、所定時間経過
すると再度、送風経路を室内給気1、室内排気15に切
り替え上記説明の脱離動作を行い、吸着材13に吸着し
た水分を室内に排出して加湿を行う。また、上記動作の
中で吸着時間ta経過後の送風機8の「弱」運転への変
更は送風経路切り替え時のダンパーへの抵抗を軽減する
と共にダンパー切り替わり時の風切り音をなくすめに行
う動作である。以降、上記動作を繰り返して室外の水分
を室外に取り入れることによりメンテナンスフリーの加
湿動作が行える訳である。
【0029】次に、除湿動作について図6を用いて同様
に説明すると、除湿運転指示27Cを選択すると、操作
部27を介して動作指示部26の除湿動作部26Aに信
号が供給される。信号が供給されるとステッピングモー
タ16、19を動作させ、送風経路を室外給気18、室
内排気17にセットし、ステッピングモータ9を動作さ
せ、風量調節板9Aを「閉」の状態とする。この状態で
送風機8を「弱」で運転し、同時にヒータ11をONし
て所定時間td動作させる。この脱離時間tdが経過す
ると、ヒータをOFFして給気温度すなわち室外温度の
チェックをおこない、室外温度の状況に応じて脱離パー
ジ時間を設定する。
【0030】上記動作で初期の吸着材13の吸着水分を
脱離して、吸着動作の効率を高める。脱離パージ時間t
d’が経過すると、送風経路を室内給気1、室内排気1
5に切り替え風量調節板9Aを「開」にし送風機8を
「強」で運転する。これにより、室内の湿気を吸着材1
3に吸着し、乾燥空気を室内に排出して除湿を行う。吸
着時間taが経過すると、送風機8を「弱」運転に変更
し所定時間経過後、上記説明の脱離動作を行う。以降、
上記動作を繰り返すことで室内湿気を室外に排出して乾
燥空気を供給し、メンテナンスフリーの除湿動作を行
う。
【0031】加湿換気動作については図9に動作フロー
チャートを示しているが、基本動作については図7で説
明した加湿動作とほとんど同じのため、異なる部分につ
いて簡単に説明する。加湿換気運転指示27Dにより加
湿換気動作26Dを指示すると送風経路を室外給気1
8、室内排気15にセットして室外の新鮮空気を取り込
みながら脱離動作を行う。所定シーケンスで脱離動作が
完了すると送風経路を室内給気1、室外排気17に切り
替え、室内の汚れた空気を室外に排出しながら吸着動作
を行う。以上のように室内外で給排換気を行いながら、
脱離と吸着動作を行って加湿動作を行わせるものであ
る。
【0032】除湿換気動作については図8に動作フロー
チャートを示しているが、基本動作については図6で説
明した除湿動作とほとんど同じである。除湿換気運転指
示27Eで除湿換気動作26Cを指示すると、送風経路
を室内給気1、室外排気18として所定の脱離動作を行
う。つまり室内の汚れた空気を室外に排出するときに吸
着材13の脱離動作を行い、反対に、吸着動作の時に室
外空気を取り入れ換気動作を行いながら除湿動作を行っ
ている。
【0033】以上のように換気動作を併用した除加湿動
作においては除加湿動作専用に行った場合に比べ、多少
能力面での低下は見られるが室内の換気を行えるという
利点がある。
【0034】次に、換気動作について図10〜図12を
用いて説明する。本発明の除加湿装置における換気動作
は強制排気、強制給気、給排自動換気、予熱換気の4つ
の換気モードを有する構成とし、換気運転指示部27F
の指示により図10に示すように順送りで設定できるよ
うにしている。強制排気動作は送風経路を室内給気1、
室外排気17にセットし、送風機8を「強」で運転して
室内の汚れた空気を室外に排出している。
【0035】次に、強制給気は送風経路を室外給気1
8、室内排気15にして送風機8を「強」で運転して室
外の新鮮な空気を室内に導入する。
【0036】自動換気動作は、まず送風経路を室外給気
18、室外排気17にして送風機8を運転し、室外温度
のチェックを行う。この室外温度が規定値(10℃)以
上の場合は給排自動換気運転とし、規定値(10℃)以
下の場合は予熱換気運転としている。
【0037】予熱換気運転について図11を用いて説明
すると、まず送風経路を室外給気18、室内排気15に
セットし送風機8を運転する。この時、吹き出し温度を
温度センサー14によりチェックし、所定温度以下の時
はヒータを所定時間通電して給気動作を行う。また、こ
の給気動作の途中で吹き出し温度が所定値以上になった
時はその時点でヒータの通電を停止して給気動作を継続
する。所定時間の給気動作が完了すると、送風経路を室
内給気1、室外排気17に切り替え送風機8を「強」で
運転し排気動作を行う。以降、上記動作を繰り返し、室
外の新鮮空気を所定の温度に保って換気することにより
室内温度の低下を招くことなく、快適な換気動作を行う
ことができる。
【0038】次に、上記でチェックした室外温度が規定
温度(10℃)以上ある場合は、給排自動換気運転とな
り、その動作フローチャートを図12に示す。動作は上
記予熱換気動作のヒータ加熱がない状態と全く一緒で、
所定周期で給気動作と排気動作を交互に繰り返して換気
を行う訳である。
【0039】循環動作26Fは循環運転指示27Gによ
り行われ、図13に示すように室内給気1、室内排気1
5の送風経路で室内空気のサーキュレートを行い、空気
清浄運転指示27Hとの組み合わせにより空気清浄機3
との並用運転等で使われる。図14に動作フローチャー
トを示す。また、上記空気清浄運転指示は27Hは、そ
の他の運転モードとの組み合わせでも可能である。
【0040】次に、上記で説明した単独運転を組み合わ
せて、室内環境を自動的に制御するオート運転について
図3〜図5を用いて説明する。以下の説明の中ででてく
る運転モードの動作については、上記で説明した内容と
同じであるため、その詳細説明は省略する。
【0041】まず、オート運転指示27Aが選択される
と、操作部27を介して動作指示部26に信号が供給さ
れ、送風経路を室外給気18、室外排気17にセット
し、室外温度のチェックを行う。室外温度がチェックさ
れると予め設定した温度21と比較して、その結果を基
本動作設定部22に送り,冬季および夏季の判断を行
う。室外温度が設定温度以下で冬季と判断した場合は、
加湿動作をメインとした制御が行われ、その詳細動作に
ついて図3、図4を用いて説明する。
【0042】上記動作で基本動作が設定されると、送風
経路を室内給気1、室内排気15にセットして室内湿度
のチェックを行う。この室内湿度が規定値(60%)以
上の場合は、自動換気動作に入り、室内湿度が規定値
(50%)以下になると自動換気動作を停止してオート
運転の初期状態に戻す。一度換気動作に入った場合は室
内湿度が50%以下になるまで自動換気動作を継続す
る。この自動換気動作の給気動作の時に室外温度をチェ
ックし、この室外温度が設定値以下の場合は予熱換気動
作に切り替える。これは冷たい外気を取り込んで結露す
るのを防止するための動作である。このように冬季にお
いて初期の室内湿度が60%以上の場合は、換気動作に
より室外の乾燥空気との入れ替えで室内湿度を適当な状
態にする訳である。
【0043】次に、初期の室内湿度が60%〜40%の
場合は適湿であるため何もせず待機しておく。室内湿度
が40%以下になると加湿運転を開始し、室内湿度が5
0%以上になるまで継続する。室内湿度が50%以上に
なると加湿動作を停止して初期状態に戻す。また、室内
湿度が40%〜50%の間を所定時間以上継続する場合
は加湿動作から加湿換気動作に切り替えて運転を継続
し、以降室内湿度が前記状態を維持する場合は加湿動作
と加湿換気動作を所定周期で繰り返す。このようにして
冬季の室内湿度を60%〜40%の範囲で制御する訳で
ある。
【0044】次に、オート運転の初期チェックで夏季と
判断した場合は、除湿動作をメインに図5に示すような
動作で室内湿度の制御が行われる。上記同様まず、室内
湿度のチェックが行われ、室内湿度が60%以下の場合
は何もせず待機状態とする。室内湿度が60%以上の場
合は除湿動作を開始し、室内湿度が50%以下になるま
で動作を継続する。また、室内湿度が60%〜50%の
間を所定時間以上継続した場合は除湿動作から除湿換気
動作に切り替える。以降、所定周期で除湿と除湿換気動
作を繰り返すことにより、夏季において室内湿度を60
%〜50%の範囲で制御を行う。
【0045】以上のように送風経路の切り替え制御とゼ
オライトを主成分とする吸着材の脱離、吸着制御により
除加湿をメインとする室内環境制御を実現し、給気部に
設けた温度センサーと湿度センサーで前記室内環境制御
を効率的に行い、メンテンスフリーの使い勝手のよい除
加湿装置を提供するものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の除加湿装置
は、ゼオライトを主成分とする吸着材の水分の吸着、脱
離作用を利用したもので、送風経路を任意に切り替えら
れる構成として、室内の湿気を室外に排出して乾燥空気
を室内に導入する除湿動作、また室外の湿気を室内に取
り込む加湿動作を主とする室内環境制御動作を実現し、
その給気部に設けた温度センサーと湿度センサーの信号
により前記室内環境制御を効率的に行わせるようにし
て、メンテナンスフリーの使い勝手のよい除加湿装置を
提供すると共に1台の機器で除湿、加湿、換気、循環と
いう室内環境を快適に保つための動作を提供することが
でき費用、設置面でも大巾な改善となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における断面図
【図2】同装置の制御ブロック図
【図3】同装置のオート運転を説明したフローチャート
【図4】同装置のオート運転を説明したフローチャート
【図5】同装置のオート運転を説明したフローチャート
【図6】同装置の除湿運転を説明したフローチャート図
【図7】同装置の加湿運転を説明したフローチャート図
【図8】同装置の除湿換気運転を説明したフローチャー
ト図
【図9】同装置の加湿換気運転を説明したフローチャー
ト図
【図10】同装置の換気運転を説明したフローチャート
【図11】同装置の換気運転を説明したフローチャート
【図12】同装置の換気運転を説明したフローチャート
【図13】同装置の循環運転を説明したフローチャート
【図14】同装置の空気清浄運転を説明したフローチャ
ート図
【符号の説明】
1 給気経路 3 空気清浄機 4 遮風板 5 湿度センサー 6 給気温度センサー 8 送風機 9 風量調節用ステッピングモータ 11 ヒータ 13 吸着材 14 吹き出し温度センサー 15 排気経路 16 経路切り替え用ステッピングモータ 17 排気経路 18 給気経路 19 経路切り替え用ステッピングモータ 22 基本動作設定部 23 運転モード変更部 24 予熱制御部 25 安全回路 26 動作指示部
フロントページの続き (72)発明者 藤戸 稔也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 B01D 53/26 101 F24F 6/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内側と室外側を切り替え可能な構成と
    した給気経路と排気経路を有し、給気経路側に空気の搬
    送を行うための送風機を取付け、前記送風機の出口部に
    空気を加熱するためのヒータと、その下流に多孔性構造
    で形成された吸着材を配置した構成の除加湿装置におい
    て、送風機入り口に給気温度および給気湿度検出用の温
    度センサーと湿度センサーを設け、前記温度センサーと
    湿度センサーの信号で除湿、加湿、換気、循環動作及び
    各組み合わせ動作を行わせる制御部と、前記動作状態を
    表示するための表示部と、前記動作の指示を行う操作部
    で構成した除加湿装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は給気部に設けた温度センサ
    ーより得られる室外温度の情報で季節判断を行い基本動
    作の設定を行う基本動作設定部と、湿度センサー情報で
    運転制御を行う運転モード変更部と、前記給気温度セン
    サーで求めた室内、室外温度より判断して制御する予熱
    制御部と、吹き出し部に設けた温度センサー情報で作動
    する安全回路と、操作部より入力される運転指示信号で
    作動するとともに、前記基本動作設定部、運転モード変
    更部、予熱制御部の信号で制御される動作指示部で構成
    し、前記動作指示部は各運転モードの動作パターンを予
    め設定したもので、除湿動作部、加湿動作部、除湿換気
    動作部、加湿換気動作部、換気動作部、循環動作部で構
    成した請求項1記載の除加湿装置。
  3. 【請求項3】 前記送風機の出口部に開口制御用のダン
    パーを設け、送風量の制御を行うようにした請求項1記
    載の除加湿装置。
  4. 【請求項4】 前記給排経路の室内側と室外側の切り替
    え構成をステッピングモータを用いたダンパー構成と
    し、送風経路切り替え時のダンパー動作がそれ以前の動
    作と同一の場合は動作を行わせないように制約した制御
    構成とした請求項1記載の除加湿装置。
  5. 【請求項5】 前記湿度センサーの取付けを給気による
    風の影響を受けないように遮風板を設けて取り付けた請
    求項1記載の除加湿装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部は各運転モードを単独で指示
    するスイッチとセンサー出力に応じて自動運転を行うオ
    ートスイッチで構成した請求項1記載の除加湿装置。
  7. 【請求項7】 前記表示部は運転状態表示と室内温度と
    室外温度と室内湿度を表示するような構成とした請求項
    1記載の除加湿装置。
  8. 【請求項8】 前記換気動作を強制給気、強制排気、給
    排自動換気および給気温度による予熱換気動作を行う制
    御構成とした請求項1記載の除加湿装置。
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