JP2002317998A - 換気システム - Google Patents

換気システム

Info

Publication number
JP2002317998A
JP2002317998A JP2001122791A JP2001122791A JP2002317998A JP 2002317998 A JP2002317998 A JP 2002317998A JP 2001122791 A JP2001122791 A JP 2001122791A JP 2001122791 A JP2001122791 A JP 2001122791A JP 2002317998 A JP2002317998 A JP 2002317998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
mode
room
bathroom
ventilation system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001122791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoto Hamaguchi
清人 浜口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2001122791A priority Critical patent/JP2002317998A/ja
Publication of JP2002317998A publication Critical patent/JP2002317998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気汚染源室の汚染された空気を素早く排気
することができて、空気汚染源室の快適性の向上が図れ
ると共に居室等の快適性を低下させない換気システムを
提供する。 【解決手段】 室外空気を居室Lへ供給する共に、浴室
やトイレ等の空気汚染源室Rの空気を排気する換気シス
テムである。空気汚染源室Rの排気量が、通常モード
と、通常モードより多くなる増加モードとに変更可能で
ある。空気汚染源室Rが浴室である場合においては、そ
の使用後から所定時間の間だけ増加モードとする。空気
汚染源室Rがトイレである場合においては、その使用開
始時から使用後の所定時間の間だけ増加モードとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、換気システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】換気システムは、室外空気を居室へ供給
する共に、汚れた室内側の空気を排気するものである。
ここで、汚れた室内側の空気とは、浴室やトイレ等の湿
度・臭気の発生源(空気汚染源室)の空気である。そし
て、従来の換気システムでは、換気運転中は常時同じ排
気量で排気していた。すなわち、浴室やトイレ等の使用
時や使用後においても同じ排気量であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、浴室使用時に
おいては浴室が高湿度となるにもかかわらず、一定の排
気量で排気しているため、高湿度状態が長時間維持され
る。このような場合には、他の居室にもこの高湿度の空
気が流れ込むおそれがあり、居室等の快適性が低下して
いた。また、トイレにおいても、一定の排気量で排気し
ているため、使用後の臭気が長時間維持される。このよ
うな場合には、汚染された空気は空気汚染源室から長時
間排気されず、トイレの異臭が他の居室へ流れ込むおそ
れがあり、快適性の低下につながっていた。そこで、換
気システムとは相違する他の排気装置を各空気汚染源室
に設置すると共に、この排気装置と照明装置とを連動さ
せ、照明装置のON/OFFにて排気装置をON/OF
Fさせる場合もあった。しかしながら、このような場合
では、コスト高となると共に、気密性に問題があった。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、空気汚染源室
の汚染された空気を素早く排気することができて、空気
汚染源室の快適性の向上が図れると共に居室等の快適性
を低下させない換気システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の換気シ
ステムは、室外空気を居室Lへ供給する共に、浴室やト
イレ等の空気汚染源室Rの空気を排気する換気システム
であって、上記空気汚染源室Rの排気量が、通常モード
と、この通常モードより多くなる増加モードとに変更可
能であり、その使用状況に応じてモードを変更して運転
することを特徴としている。
【0006】上記請求項1の換気システムでは、使用状
況に応じてモードを変更することができ、急速換気を必
要とする際に、通常モードから増加モードに変更するこ
とができる。これにより、空気汚染源室Rの空気を急速
に排気することができて、空気汚染源室の快適性を向上
させることができる。
【0007】請求項2の換気システムは、上記空気汚染
源室Rが浴室である場合においては、その使用後から所
定時間T1の間だけ上記増加モードとすることを特徴と
している。
【0008】上記請求項2の換気システムでは、浴室に
おいては、使用後から所定時間T1の間だけ増加モード
で排気することができ、入浴後において、高湿度の空気
を素早く排出することができる。
【0009】請求項3の換気システムは、上記空気汚染
源室Rがトイレである場合においては、その使用開始時
から使用後の所定時間T2の間だけ上記増加モードとす
ることを特徴としている。
【0010】上記請求項3の換気システムでは、空気汚
染源室Rのトイレにおいては、使用開始時から使用後の
所定時間T2の間だけ増加モードで排気することがで
き、臭気の有する空気を素早く排出することができる。
【0011】請求項4の換気システムは、照明装置36
のON/OFFに連動して上記通常モードと増加モード
との変更を行うことを特徴している。
【0012】上記請求項4の換気システムでは、照明装
置36のON/OFFに連動して上記通常モードと増加
モードとの変更を行うので、照明装置36のON/OF
F操作のみで、使用者は意識することなく、空気汚染源
室Rの浴室においては、高湿度の空気を素早く排出する
ことができ、空気汚染源室Rのトイレにおいては、臭気
の有する空気を素早く排出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の換気システムの
具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。図1はこの発明の換気システムの実施形態を
示す全体構成図である。この換気システムは、調湿ユニ
ット1と、温調ユニット2とを備え、調湿ユニット1に
て、換気、除湿換気、加湿換気等を行うことができ、温
調ユニット2にて、冷暖房を行うことができる。
【0014】調湿ユニット1は、図2に示すように、吸
放湿部材3と、再生用加熱手段4と、積層式顕熱熱交換
器5と、加湿部材6と、加湿用加熱手段7と、これらを
収納するケーシング8等を備える。また、吸放湿部材3
は、吸着ロータから構成され、例えば、シリカゲル、ゼ
オライト、アルミナ等の吸着材をハニカム状または多孔
粒状に成形した円盤体からなり、流通する空気から水分
を吸着する一方、加熱された空気に水分を放出するよう
構成されている。この場合、吸放湿部材3は、その軸心
を中心として回転可能に上記ケーシング8に枢支されて
いる。また、積層式顕熱熱交換器5は、直行する方向の
扁平な通路が複数積層され、相互に直行する第1通路部
9と第2通路部10とが構成され、両通路部9、10を
流れる空気の間で顕熱の差を利用して熱交換を行うもの
である。
【0015】ところで、上記ケーシング8は、仕切り板
S・・にて、第1室11と第2室12と第3室13と第
4室14とに仕切られ、第1室11と第2室12とでも
って第1調湿通路16が構成され、第3室13と第4室
14とでもって第2調湿通路17が構成される。また、
第1室11の開口部が第1調湿通路16の室外側吸込口
18とされ、第2室12の開口部が第1調湿通路16の
室内側吹出口19とされ、第3室13の開口部が第2調
湿通路17の室内側吸込口20とされ、第4室14の開
口部が第2調湿通路17の室外側吹出口21とされる。
そして、第2室12には給気ファン23が配設され、第
4室14には排気ファン24が配置されている。また、
再生用加熱手段4は、例えば、ヒータ等からなり、第2
調湿通路17の第4室14において、吸放湿部材3と積
層式顕熱熱交換器5との間に介設されている。
【0016】この場合、上記加湿部材6は透湿膜加湿エ
レメントが使用される。透湿膜加湿エレメントは、例え
ば、多数の透湿膜のパイプを備え、その外側を水で浸
し、パイプ内側を通過する空気に湿分を付与するもので
あり、微細な孔で不純物を取り除き、清潔で健康的な加
湿が可能なものである。そして、この加湿部材6は、第
2室12内に配設され、また、加湿用加熱手段7は、例
えば、上記加熱手段4と同様ヒータ等からなり、第1調
湿通路16の第2室12において、加湿部材6と積層式
顕熱熱交換器5との間に介設されている。
【0017】そして、上記調湿ユニット1は、図1に示
すように、建物の天井裏等に設置され、室外側吸込口1
8は吸込配管25に接続され、室外側吹出口21は室外
排気配管26に接続され、室内側吸込口20は室内空気
用配管27に接続され、室内側吹出口19は温調ユニッ
ト2に接続される接続配管28に接続される。なお、室
内空気用配管27は複数の分岐管29・・を有し、各分
岐管29が台所、トイレ、浴室、納戸等の空気汚染源室
Rの各部屋に開口している。
【0018】また、上記温調ユニット2は、圧縮機と、
室外側熱交換器と、減圧機構と、室内側熱交換器等を備
え、室外側熱交換器を蒸発器として機能させると共に、
室内側熱交換器を凝縮器として機能させることによっ
て、暖房運転を行い、室外側熱交換器を凝縮器として機
能させると共に、室内側熱交換器を蒸発器として機能さ
せることによって、冷房運転を行うものである。そし
て、室内側熱交換器等が配置される室内機33に上記接
続配管28が接続され、室内機33と調湿ユニット1と
は信号線15にて電気的に接続されている。また、この
室内機33には、居室L、リビング等の部屋に接続され
る温調空気用配管34が連結されている。これによっ
て、室内機33からは温調された空気がこの温調空気用
配管34を介して各部屋へ給気される。
【0019】次に、上記のように構成された調湿ユニッ
ト1による除湿換気運転する場合を説明する。この場
合、加湿を行わないので、加湿部材6を加湿器として機
能しない状態としておく。つまり、加湿部材6の水を抜
いておき、この加湿部材6を通過する空気に湿分を付与
しない状態としておく。この状態において、上記吸放湿
部材3を運転(回転)させ、上記給気ファン23を駆動
させると、上記室外側吸込口18から外気OAが第1調
湿通路16の第1室11に吸込される。この外気OA
は、図示省略のエアフィルタを通過することによって埃
等の異物が除去された後、吸放湿部材3内に流入し、こ
こで水分が吸着されて乾燥し、かつ吸放湿部材3の吸着
熱によって温度が上げられ、高温の除湿空気となって上
記吸放湿部材3から流出する。そして上記高温の除湿空
気は、さらに顕熱熱交換器5の第1通路部9に流入し、
ここで上記除湿空気の顕熱が奪われて適切な温度とな
り、つまり、後述するようにこの顕熱熱交換器5の第2
通路10を室内空気RAが通過するので、この室内空気
とで熱交換が行われて適切な温度となり、この第1通路
部9から流出する。この後、除湿空気SA(給気)は第
2室12内に流入する。この場合、上記のように加湿部
材6が加湿機能を発揮しないので、この空気は除湿され
たままの状態で、室内側吹出口19から温調ユニット2
へ給気される。
【0020】一方排気ファン24を駆動させると、上記
室内側吸込口20から室内空気RA(浴室やトイレ等の
空気汚染源室Rの空気)が第2調湿通路17の第3室1
3内に吸込され、さらに顕熱熱交換器5の第2通路部1
0内に流入する。この室内空気RAは、第1通路9を通
過する室外空気OAとの熱交換が行われ、ここで予熱さ
れた後、この第2通路部10から流出し、上記加熱手段
4を流通することによってさらに加熱される。そして、
この加熱された空気が吸放湿部材3内に流入することに
よって、吸放湿部材3から水分が放出されて、吸放湿部
材3が再生される。このとき上記加熱空気が、この水分
を吸収して、室外側吹出口21から排気配管(換気配
管)26を介して外部に向けて水分を含んだ空気EA
(排気)が室外へ放出される。
【0021】この場合、吸放湿部材3は、除湿通路とし
ての第1調湿通路16に位置している部位と、再生通路
としての第2調湿通路17に位置している部位とにおい
て、それぞれ空気通路を形成する。すなわち、第1調湿
通路16に位置している部位が第1空気通路30とさ
れ、第2調湿通路17に位置している部位が第2空気通
路31とされる。そして、吸放湿部材3は回転している
ので、除湿通路としての第1調湿通路16に位置してい
る部位が次に再生通路としての第2調湿通路17に位置
して再生されて、再び第1調湿通路16に位置すること
になる。以下この工程が繰り返されことになる。従っ
て、吸放湿部材3は第1・第2空気通路30、31を有
することになるが、順次第1調湿通路16に対応してく
る部位が第1空気通路30となって、この第1空気通路3
0が除湿通路となり、順次第2調湿通路17に対応して
くる部位が第2空気通路31となって、この第2空気通
路31が再生通路となる。このため、吸放湿部材3は湿
分の吸放出が行われ、外気OAは常に安定して除湿され
て温調ユニット2へ供給されることになる。
【0022】次に、この調湿ユニット1の加湿換気運転
を説明する。この場合、給気ファン23を駆動すれば、
低温(例えば、0℃位)の外気OAは、第1室11に進
入した後、この第1室11を通過して顕熱熱交換器5に
入る。この場合、吸放湿部材3は停止状態とされ、除湿
器として機能しない。一方温調ユニット2等にて暖房さ
れて比較的暖かくなっている室内空気RAは、第3室1
3に入って顕熱熱交換器5に進入する。この場合、第1
通路9を流れる空気と第2通路10を流れる空気とで顕
熱の熱交換が行われ、外気が室内空気にて加熱され、室
内空気RAが外気にて冷却される。そして、その室内空
気RAは、顕熱熱交換器5から、停止状態とされて再生
機能が発揮されない吸放湿部材3を有する第4室14に
入って、外側吹出口21から排気配管27を介して外部
へ排気される。また、顕熱熱交換器5から流出した外気
OAは、加熱手段7にて加熱されて、加湿器として機能
する状態の加湿部材6を通過して室内側吹出口19から
接続配管28を介して温調ユニット2に流入する。この
ため、外気は、加湿部材6にて湿分が付与され、適度な
湿気を含んだ新鮮な空気となって温調ユニット2へ給気
される。
【0023】このように、この換気システムでは、空気
汚染源室Rの空気を外部へ排出(排気)すると共に、調
湿ユニット1にて調湿された外気を温調ユニット2にて
温調して、居室L等の各部屋を適度な温度でかつ適度な
湿気を含んだ快適空間とする。また、この調湿ユニット
1は、除湿も加湿も行わない換気モードを形成すること
ができる。すなわち、除湿換気モードでは、吸放湿ロー
タ(吸放湿部材3)がON、再生空気用加熱手段がO
N、透湿膜加湿ユニットがOFFとなり、加湿換気モー
ドでは、吸放湿ロータがOFF、再生空気用加熱手段が
OFF、透湿膜加湿ユニットがONとなるが、換気モー
ドでは、吸放湿ロータ(吸放湿部材3)がOFF、再生
空気用加熱手段(再生加熱手段4)がOFF、透湿膜加
湿ユニット(加湿部材6)がOFFとなる。
【0024】そして、この換気システムは、通常は常時
換気運転されるいわゆる上記換気システムであり、空気
汚染源室Rの排気量が、通常モードと、この通常モード
より多くなる増加モードとに変更可能である。このモー
ド変更は、その使用状況に応じて行うものであって、上
記給気ファン23及び排気ファン24の回転数を変化さ
せることによって行うことができる。ところで、空気汚
染源室Rが浴室であれば、不使用時には、浴槽は蓋部材
にて蓋された状態であるので、湿分が浴室内に放出され
にくい。これに対して、使用時には、蓋部材が外され、
浴室内に多くの湿分が放出される。このため、浴室内が
高湿度となるときには急速排気を必要とする。また、空
気汚染源室Rがトイレであれば、使用することによって
臭気が発生することになり、急速排気を必要とすること
になる。そこで、この発明においては、使用状況に応じ
てモード変更を行うとは、急速排気を必要とするときに
は増加モードとし、急速排気を必要としないときには通
常モードとするものである。ここで、急速排気とは、汚
染された空気(高湿度の空気や臭気を含む空気)を通常
モードにおける排気時間より短時間に排出できる排気を
いう。
【0025】通常モードと増加モードとの切換は、図3
に示すように、この換気システムの制御部の制御手段3
5にて行い、この制御手段35と空気汚染源室Rの照明
装置36とが電気的に接続され、この照明装置36のO
N/OFFに連動して行われる。なお、上記制御手段3
5は、マイクロコンピュータの機能を含む集積回路等に
て構成される。
【0026】次に、浴室(風呂)における具体的な制御
方法について図4等を使用して説明する。照明装置(風
呂スイッチ)36がOFF状態であれば不使用状態であ
るので通常モードの運転が行われる。そして、照明装置
36がON状態となれば、使用状態となり、その後OF
F状態となれば、入浴が終了したことになる。そのた
め、このOFFに切換ったときに、給気ファン23と排
気ファン24の回転数の補正を行う。つまり、各ファン
23、24の回転数をそれぞれ一定数分だけ増加させ、
増加モードとする。そして、所定時間T1経過したとき
に、もとの通常モードに戻す。すなわち、使用後(終了
後)から所定時間T1の間だけ上記増加モードとし、他
の状態においては通常モードとする。このように制御す
れば、使用後(入浴後)に高湿度となっている浴室の空
気を急速排気することによって、空気汚染を抑えること
ができる。ところで、使用中も湿分が浴室内に放出され
て高湿度状態となっているが、この制御方法においては
使用中に増加モードとしない。これは、この状態で増加
モードとすれば、急速排気されて高温状態の浴室内の温
度が低下して使用者にとって好ましくないからである。
【0027】次に、イレにおける具体的な制御方法につ
いて図5等を使用して説明する。照明装置(トイレスイ
ッチ)36がOFF状態であれば不使用状態であるので
通常モードの運転が行われる。そして、照明装置36が
ON状態となれば、使用状態となるので、各ファン2
3、24の回転数をそれぞれ一定数分だけ増加させ、増
加モードとする。その後照明装置36がOFF状態とな
れば、このOFFに切換った状態から所定時間T2まで
はこの増加モードを維持する。そして、この所定時間T
2経過後にもとの通常モードに戻す。すなわち、その使
用開始時から使用後の所定時間T2の間だけ上記増加モ
ードとし、他の状態では通常モードとする。このように
制御すれば、使用後の所定時間T2経過するまではこの
増加モードの運転を続けることになって、臭気が含まれ
た空気の確実な排気が望める。ところで、このトイレの
場合、浴室と相違して使用開始から増加モードとしてい
る。これは、増加モードとしてもトイレの温度の低下を
招くものでもなく、たとえ、温度が低下したとしても、
浴室と相違して使用者があまり影響を受けず、いち早く
増加モードとして臭気が含まれた空気を急速排気するの
が好ましいからである。
【0028】このように、この発明の換気システムによ
れば、各室を使用する際に通常行う照明装置36のON
操作及び使用し終わって通常行う照明装置36のOFF
操作をするのみで、使用者は意識することなく、空気汚
染源室Rの浴室においては、高湿度の空気を素早く排出
することができ、空気汚染源室Rのトイレにおいては、
臭気の有する空気を素早く排出することができる。これ
により、この換気システムが設置される建物を常時快適
空間に維持することが可能である。
【0029】以上にこの発明の換気システムの具体的な
実施の形態について説明したが、この発明の換気システ
ムは上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変
更して実施することが可能である。例えば、調湿ユニッ
ト1として、加湿機能を有さないものでも、除湿機能を
有さないものであってもよい。加湿機能を有さない場合
では、加湿モードの際に換気のみ行えばよく、除湿機能
を有さない場合では、除湿モードの際に換気のみ行えば
よい。また、温調ユニット2を有さないものであっても
よい。すなわち、この換気システムとしては、換気のみ
を行うものであってもよい。さらに、各モードにおける
給気ファン23及び排気ファン24の回転数は任意に設
定することができるが、通常モードにおいては、空気汚
染源室Rの不使用時の換気を行える程度の排気量となる
と共に、浴室内の温度の低下を発生させない程度とし、
増加モードにおいては、急速排気が可能である程度とす
る。そして、急速排気を構成する上記所定時間T1、T
2は変更自由であるが、小であれば、給気ファン23及
び排気ファン24を高回転させる必要があり、これらの
ファン23、24の性能によってはできない場合がある
と共に、騒音が大となるおそれがあって好ましくなく、
逆に大であれば、通常モードの排気とあまり変化がなく
急速排気ということができない。また、所定時間T1と
所定時間T2とは同一時間であっても、相違する時間で
あってもよい。
【0030】ところで、通常モードと増加モードとを切
換える場合、照明装置36に連動させて、照明装置36
がON状態のときのみ増加モードとすることも可能であ
る。この場合、制御が簡単であるが、増加モードの時間
が短く、浴室では、入浴中の浴室の温度低下を招くと共
に、浴室内に高湿度の空気が溜まったままとなるおそれ
があり、トイレでは、トイレ内に臭気を含む空気が溜ま
ったままとなるおそれがありあまり好ましくない。ま
た、上記実施の形態では、常時換気運転される場合につ
いて説明したが、もちろん使用者が希望する時間帯のみ
換気運転するものであってもよい。例えば、午前2時か
ら午前4時までは運転を停止するようにすることができ
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1の換気システムによれば、急速
換気を必要とする際に、通常モードから増加モードに変
更することができる。これにより、空気汚染源室Rの空
気を急速に排気することができて、空気汚染源室の快適
性を向上させることができる。しかも、急速換気を必要
とする際のみを増加モードとすものであるので、省エネ
化に寄与する。
【0032】請求項2の換気システムによれば、高湿度
の空気を素早く排出することができる。これにより、浴
室の空気汚染を抑えることができ、他の居室へ汚染され
た空気(高湿度の空気)が流れ込まず、居室等の快適性
を維持できる。また、使用中は急速排気が行われないの
で、浴室内の温度の低下を防止して使用者は快適に入浴
することが可能となる。
【0033】請求項3の換気システムによれば、臭気の
有する空気を素早く排出することができる。これによ
り、トイレの空気汚染を抑えることができ、他の居室へ
汚染された空気(臭気を含む空気)が流れ込まず、居室
等の快適性を維持できる。また、トイレ使用開始時から
急速排気が行われるので、使用者は快適に使用すること
が可能となる。
【0034】請求項4の換気システムによれば、照明装
置のON/OFF操作するのみで、使用者は意識するこ
となく、空気汚染源室の浴室においては、高湿度の空気
を素早く排出することができ、空気汚染源室のトイレに
おいては、臭気の有する空気を素早く排出することがで
きる。これにより、この換気システムが設置される建物
を常時快適空間に維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の換気システムの実施形態を示す全体
簡略図である。
【図2】上記換気システムの調湿ユニットの簡略図であ
る。
【図3】上記換気システムの制御部の簡略ブロック図で
ある。
【図4】上記換気システムの浴室におけるモードの切換
説明用のタイミングチャート図である。
【図5】上記換気システムのトイレにおけるモードの切
換説明用のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
36 照明装置 L 居室 R 空気汚染源室 T1 所定時間 T2 所定時間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外空気を居室(L)へ供給する共に、
    浴室やトイレ等の空気汚染源室(R)の空気を排気する
    換気システムであって、上記空気汚染源室(R)の排気
    量が、通常モードと、この通常モードより多くなる増加
    モードとに変更可能であり、その使用状況に応じてモー
    ドを変更して運転することを特徴とする換気システム。
  2. 【請求項2】 上記空気汚染源室(R)が浴室である場
    合においては、その使用後から所定時間(T1)の間だ
    け上記増加モードとすることを特徴とする請求項1の換
    気システム。
  3. 【請求項3】 上記空気汚染源室(R)がトイレである
    場合においては、その使用開始時から使用後の所定時間
    (T2)の間だけ上記増加モードとすることを特徴とす
    る請求項1の換気システム。
  4. 【請求項4】 照明装置(36)のON/OFFに連動
    して上記通常モードと増加モードとの変更を行うことを
    特徴する請求項1〜請求項3のいずれかの換気システ
    ム。
JP2001122791A 2001-04-20 2001-04-20 換気システム Pending JP2002317998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122791A JP2002317998A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 換気システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122791A JP2002317998A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 換気システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002317998A true JP2002317998A (ja) 2002-10-31

Family

ID=18972450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001122791A Pending JP2002317998A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 換気システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002317998A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127339A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 除湿システム
JP2009058175A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Panasonic Corp 換気空調装置
JP2009287808A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Sekisui Chem Co Ltd 建物の換気システム及びユニット建物
JP2011153820A (ja) * 2011-04-27 2011-08-11 Osaka Gas Co Ltd 空調装置
JP6460503B1 (ja) * 2018-03-23 2019-01-30 株式会社ワイズホーム 空調システム、建築物及び空調方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127339A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 除湿システム
JP4696858B2 (ja) * 2005-11-04 2011-06-08 パナソニック株式会社 除湿システム
JP2009058175A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Panasonic Corp 換気空調装置
JP2009287808A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Sekisui Chem Co Ltd 建物の換気システム及びユニット建物
JP2011153820A (ja) * 2011-04-27 2011-08-11 Osaka Gas Co Ltd 空調装置
JP6460503B1 (ja) * 2018-03-23 2019-01-30 株式会社ワイズホーム 空調システム、建築物及び空調方法
JP2019168155A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社ワイズホーム 空調システム、建築物及び空調方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3543784B2 (ja) 調湿換気装置
JP3555590B2 (ja) 調湿装置
JP4639485B2 (ja) 空気調和機
KR102180663B1 (ko) 공기조화기와 그 제어방법
JP2003139350A (ja) 除湿空調装置
JPH08178350A (ja) 調湿装置および調湿機能付空気調和機
JP2002317998A (ja) 換気システム
JP3099590B2 (ja) 除加湿装置
JP3099589B2 (ja) 除加湿装置
JP4599670B2 (ja) 調湿装置
JP2002317964A (ja) 空気調和装置
KR20190024394A (ko) 공기조화기와 그 제어방법
JP3620465B2 (ja) 空気調和換気装置
JP4120118B2 (ja) 空調方法および空調装置
JP2002317987A (ja) 調湿換気装置
JP2002317983A (ja) 常時換気システム
JP3259376B2 (ja) 浴室乾燥機
JP2005164220A (ja) 空気調和装置
JP2002317966A (ja) 換気システム
JPH10309429A (ja) 除湿換気装置
KR20190024395A (ko) 공기조화기와 그 제어방법
JP2830493B2 (ja) 乾式除加湿装置
JP2001263732A (ja) 調湿システム
JP3543752B2 (ja) 調湿換気装置
KR102506022B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420