JP2000220877A - 換気空調機 - Google Patents
換気空調機Info
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- JP2000220877A JP2000220877A JP11021368A JP2136899A JP2000220877A JP 2000220877 A JP2000220877 A JP 2000220877A JP 11021368 A JP11021368 A JP 11021368A JP 2136899 A JP2136899 A JP 2136899A JP 2000220877 A JP2000220877 A JP 2000220877A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構成でありながら冷媒回路の効果的な
運転を行うことが可能な換気空調機を提供する。 【解決手段】 ケーシング1内に顕熱交換器2を設け、
給気通路21、吸込通路24、排気通路22、及び外気
通路23を形成する。給気通路21に給気ファン8を設
ける。排気通路22に排気ファン7と排気熱交換器4と
を設け、外気通路23に給気熱交換器5を設ける。排気
熱交換器4は凝縮器として機能し、給気熱交換器5は蒸
発器として機能する。排気熱交換器4上流側の排気通路
22と、給気熱交換器5上流側の外気通路23とを連通
させるバイパス路13を形成する。給気熱交換器5上流
側から排気熱交換器4上流側に至るバイパス流Vが形成
される。給気SAの風量と室内空気RAの風量とを等し
くする。排気熱交換器4を流通する風量は、バイパス流
Vの分だけ給気熱交換器5を流通する風量よりも大きく
なる。
運転を行うことが可能な換気空調機を提供する。 【解決手段】 ケーシング1内に顕熱交換器2を設け、
給気通路21、吸込通路24、排気通路22、及び外気
通路23を形成する。給気通路21に給気ファン8を設
ける。排気通路22に排気ファン7と排気熱交換器4と
を設け、外気通路23に給気熱交換器5を設ける。排気
熱交換器4は凝縮器として機能し、給気熱交換器5は蒸
発器として機能する。排気熱交換器4上流側の排気通路
22と、給気熱交換器5上流側の外気通路23とを連通
させるバイパス路13を形成する。給気熱交換器5上流
側から排気熱交換器4上流側に至るバイパス流Vが形成
される。給気SAの風量と室内空気RAの風量とを等し
くする。排気熱交換器4を流通する風量は、バイパス流
Vの分だけ給気熱交換器5を流通する風量よりも大きく
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の換気と空
調とを行う換気空調機に関するものである。
調とを行う換気空調機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、換気空調機の従来例の構成を示
す模式図である。この換気空調機は室内の換気と調湿と
を行うように構成されたものであって、そのケーシング
31内の中央部には顕熱交換器32が設けられている。
顕熱交換器32とは、流通空気間で湿分の交換は行わ
ず、顕熱の熱交換だけを行う機能を有するもの(以下、
同じ)であるが、この顕熱交換器32よりも室内側に給
気通路41と吸込通路44とが形成され、また上記顕熱
交換器32よりも室外側に排気通路42と外気通路43
とが形成されている。そして給気通路41に給気ファン
38と加湿器39とが設けられ、排気通路42に排気フ
ァン37が設けられている。さらに上記外気通路43に
は給気熱交換器35が設けられ、この給気熱交換器35
は、室外機40に接続されている。そしてこの室外機4
0には、上記給気熱交換器35とともに冷媒回路を構成
する圧縮機33、室外熱交換器34、キャピラリチュー
ブ36が冷媒配管45で接続して設けられ、さらに上記
室外熱交換器34には室外ファン(図示せず)が並設さ
れている。
す模式図である。この換気空調機は室内の換気と調湿と
を行うように構成されたものであって、そのケーシング
31内の中央部には顕熱交換器32が設けられている。
顕熱交換器32とは、流通空気間で湿分の交換は行わ
ず、顕熱の熱交換だけを行う機能を有するもの(以下、
同じ)であるが、この顕熱交換器32よりも室内側に給
気通路41と吸込通路44とが形成され、また上記顕熱
交換器32よりも室外側に排気通路42と外気通路43
とが形成されている。そして給気通路41に給気ファン
38と加湿器39とが設けられ、排気通路42に排気フ
ァン37が設けられている。さらに上記外気通路43に
は給気熱交換器35が設けられ、この給気熱交換器35
は、室外機40に接続されている。そしてこの室外機4
0には、上記給気熱交換器35とともに冷媒回路を構成
する圧縮機33、室外熱交換器34、キャピラリチュー
ブ36が冷媒配管45で接続して設けられ、さらに上記
室外熱交換器34には室外ファン(図示せず)が並設さ
れている。
【0003】上記換気空調機では、排気ファン37と給
気ファン38とを駆動することにより、室内空気RAが
吸込通路44に吸い込まれ、また室外空気OAが外気通
路43に吸い込まれる。このとき外気通路43に吸い込
まれた室外空気OAは蒸発器として機能する上記給気熱
交換器35で冷却除湿され、顕熱交換器32に至る。そ
してこの顕熱交換器32において、吸込通路44に吸い
込まれた上記室内空気RAと顕熱の交換を行う。そして
この顕熱交換によって、上記室外空気OAは除湿された
まま温度だけが室内空気RAと略等しくなり、給気SA
として室内へ供給される。一方、顕熱交換器32で冷却
された室内空気RAは、排気EAとして室外へ排出され
る。
気ファン38とを駆動することにより、室内空気RAが
吸込通路44に吸い込まれ、また室外空気OAが外気通
路43に吸い込まれる。このとき外気通路43に吸い込
まれた室外空気OAは蒸発器として機能する上記給気熱
交換器35で冷却除湿され、顕熱交換器32に至る。そ
してこの顕熱交換器32において、吸込通路44に吸い
込まれた上記室内空気RAと顕熱の交換を行う。そして
この顕熱交換によって、上記室外空気OAは除湿された
まま温度だけが室内空気RAと略等しくなり、給気SA
として室内へ供給される。一方、顕熱交換器32で冷却
された室内空気RAは、排気EAとして室外へ排出され
る。
【0004】上記の場合、給気ファン38によって室内
に供給する給気SAの風量と、排気ファン37によって
室内から吸い込む室内空気RAの風量とは、互いに略同
量である必要がある。そうしないと室内の気圧が変化し
て利用快適性が損なわれるからである。そのため、上記
給気ファン38と排気ファン37とは、それぞれ略同風
量を発生させるように駆動されている。一方、給気熱交
換器35で吸熱された熱量は、冷媒を介して凝縮器とし
て機能する上記室外熱交換器34から放出される。しか
しながらこの室外熱交換器34からは、圧縮機33で付
与された熱量も排出しなければならない。つまり、給気
熱交換器35における吸熱量よりも室外熱交換器34に
おける排熱量を多くすると、室外熱交換器34での高圧
上昇を抑制して冷媒回路の運転効率を向上できるという
ことである。そのため上記換気空調機では、室外機40
に設けられた室外ファンの風量を、給気ファン38の風
量よりも大きくなるように設定している。
に供給する給気SAの風量と、排気ファン37によって
室内から吸い込む室内空気RAの風量とは、互いに略同
量である必要がある。そうしないと室内の気圧が変化し
て利用快適性が損なわれるからである。そのため、上記
給気ファン38と排気ファン37とは、それぞれ略同風
量を発生させるように駆動されている。一方、給気熱交
換器35で吸熱された熱量は、冷媒を介して凝縮器とし
て機能する上記室外熱交換器34から放出される。しか
しながらこの室外熱交換器34からは、圧縮機33で付
与された熱量も排出しなければならない。つまり、給気
熱交換器35における吸熱量よりも室外熱交換器34に
おける排熱量を多くすると、室外熱交換器34での高圧
上昇を抑制して冷媒回路の運転効率を向上できるという
ことである。そのため上記換気空調機では、室外機40
に設けられた室外ファンの風量を、給気ファン38の風
量よりも大きくなるように設定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記換気空調機は、圧
縮機33、室外熱交換器34等を室外機40に設けた分
離型として構成されている。しかしながら、設置工事を
より一層容易にしようとすれば、一体型の換気空調機が
望まれる。このような一体型の換気空調機では、凝縮器
として機能する排気熱交換器を上記排気通路42に設置
し、室外に吹き出される排気EAによって排気熱交換器
からの排熱を行うことになる。ところが上述のように、
給気ファン38によって室内に供給する給気SAの風量
と、排気ファン37によって室内から吸い込む室内空気
RAの風量とは、互いに略同量である必要がある。従っ
て単に排気熱交換器を排気通路に配置しただけでは、給
気熱交換器35での吸熱量よりも排気熱交換器での排熱
量を多くすることができない。そのため排気熱交換器で
の高圧上昇を生じて冷媒回路の運転効率が低下してしま
うという問題があった。また一体型の換気空調機では冷
媒回路もコンパクトに構成する必要があるため、特に高
効率で空調を行うことが可能な構成が望まれるところで
ある。
縮機33、室外熱交換器34等を室外機40に設けた分
離型として構成されている。しかしながら、設置工事を
より一層容易にしようとすれば、一体型の換気空調機が
望まれる。このような一体型の換気空調機では、凝縮器
として機能する排気熱交換器を上記排気通路42に設置
し、室外に吹き出される排気EAによって排気熱交換器
からの排熱を行うことになる。ところが上述のように、
給気ファン38によって室内に供給する給気SAの風量
と、排気ファン37によって室内から吸い込む室内空気
RAの風量とは、互いに略同量である必要がある。従っ
て単に排気熱交換器を排気通路に配置しただけでは、給
気熱交換器35での吸熱量よりも排気熱交換器での排熱
量を多くすることができない。そのため排気熱交換器で
の高圧上昇を生じて冷媒回路の運転効率が低下してしま
うという問題があった。また一体型の換気空調機では冷
媒回路もコンパクトに構成する必要があるため、特に高
効率で空調を行うことが可能な構成が望まれるところで
ある。
【0006】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、簡素な構成で
ありながら冷媒回路の効果的な運転を行うことが可能な
換気空調機を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、簡素な構成で
ありながら冷媒回路の効果的な運転を行うことが可能な
換気空調機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の換気空
調機は、ケーシング1内において、室内空気を室外に排
出する排気流路に冷媒回路の凝縮器4と排気ファン7と
を備えると共に、さらに室外空気を室内に供給する給気
流路に上記冷媒回路の蒸発器5と給気ファン8とを備
え、室内から上記排気流路に吸い込む室内空気RAの風
量と略同風量の給気SAを上記給気流路から室内に吹き
出すようにした換気空調機において、上記給気流路のう
ち蒸発器5及び給気ファン8よりも上流側と、上記排気
流路のうち凝縮器4及び排気ファン7よりも上流側とを
連通させるバイパス路13を設けたことを特徴としてい
る。
調機は、ケーシング1内において、室内空気を室外に排
出する排気流路に冷媒回路の凝縮器4と排気ファン7と
を備えると共に、さらに室外空気を室内に供給する給気
流路に上記冷媒回路の蒸発器5と給気ファン8とを備
え、室内から上記排気流路に吸い込む室内空気RAの風
量と略同風量の給気SAを上記給気流路から室内に吹き
出すようにした換気空調機において、上記給気流路のう
ち蒸発器5及び給気ファン8よりも上流側と、上記排気
流路のうち凝縮器4及び排気ファン7よりも上流側とを
連通させるバイパス路13を設けたことを特徴としてい
る。
【0008】上記請求項1の換気空調機では、蒸発器5
の上流側からバイパス路13を通じて凝縮器4の上流側
に至るバイパス流が形成される。従って給気流路から室
内に吹き出される給気SAの風量と、室内から排気流路
へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを略等しくしなが
ら、凝縮器4を流通する風量を蒸発器を流通する風量よ
りも大きくすることが可能となる。
の上流側からバイパス路13を通じて凝縮器4の上流側
に至るバイパス流が形成される。従って給気流路から室
内に吹き出される給気SAの風量と、室内から排気流路
へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを略等しくしなが
ら、凝縮器4を流通する風量を蒸発器を流通する風量よ
りも大きくすることが可能となる。
【0009】また請求項2の換気空調機は、ケーシング
1内において、室内空気RAを室外に排出する排気流路
に冷媒回路の蒸発器4と排気ファン7とを備えると共
に、さらに室外空気OAを室内に供給する給気流路に上
記冷媒回路の凝縮器5と給気ファン8とを備え、室内か
ら上記排気流路に吸い込む室内空気RAの風量と略同風
量の給気SAを上記給気流路から室内に吹き出すように
した換気空調機において、上記凝縮器5及び給気ファン
8よりも上流側の給気流路と、上記蒸発器4及び排気フ
ァン7よりも上流側の排気流路とを連通させるバイパス
路13を設けていることを特徴としている。
1内において、室内空気RAを室外に排出する排気流路
に冷媒回路の蒸発器4と排気ファン7とを備えると共
に、さらに室外空気OAを室内に供給する給気流路に上
記冷媒回路の凝縮器5と給気ファン8とを備え、室内か
ら上記排気流路に吸い込む室内空気RAの風量と略同風
量の給気SAを上記給気流路から室内に吹き出すように
した換気空調機において、上記凝縮器5及び給気ファン
8よりも上流側の給気流路と、上記蒸発器4及び排気フ
ァン7よりも上流側の排気流路とを連通させるバイパス
路13を設けていることを特徴としている。
【0010】上記請求項2の換気空調機では、凝縮器5
の上流側からバイパス路13を通じて蒸発器4の上流側
に至るバイパス流が形成される。従って給気流路から室
内に吹き出される給気SAの風量と、室内から排気流路
へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等しくしなが
ら、凝縮器4を流通する風量を蒸発器を流通する風量よ
りも少なくして、給気流路に配置した凝縮器4の高圧を
より上昇させることが可能となる。
の上流側からバイパス路13を通じて蒸発器4の上流側
に至るバイパス流が形成される。従って給気流路から室
内に吹き出される給気SAの風量と、室内から排気流路
へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等しくしなが
ら、凝縮器4を流通する風量を蒸発器を流通する風量よ
りも少なくして、給気流路に配置した凝縮器4の高圧を
より上昇させることが可能となる。
【0011】さらに請求項3の換気空調機は、請求項2
における換気空調機において、上記バイパス路13の連
通と遮断とを切り替えて行うダンパ11と外気温度検出
器とを設け、上記外気温度検出器で検出された外気温度
が所定の基準温度よりも高いときは上記バイパス路13
を遮断する一方、上記外気温度が基準温度よりも低いと
きは上記バイパス路13を連通させることを特徴として
いる。
における換気空調機において、上記バイパス路13の連
通と遮断とを切り替えて行うダンパ11と外気温度検出
器とを設け、上記外気温度検出器で検出された外気温度
が所定の基準温度よりも高いときは上記バイパス路13
を遮断する一方、上記外気温度が基準温度よりも低いと
きは上記バイパス路13を連通させることを特徴として
いる。
【0012】上記請求項3の換気空調機では、外気温度
が低いときは凝縮器4の高圧をより上昇させる一方、外
気温度がさほど低くないときは凝縮器4の高圧上昇を抑
制することが可能となる。
が低いときは凝縮器4の高圧をより上昇させる一方、外
気温度がさほど低くないときは凝縮器4の高圧上昇を抑
制することが可能となる。
【0013】請求項4の換気空調機は、上記凝縮器5よ
りも下流側の給気流路に、加湿器9を配置していること
を特徴としている。
りも下流側の給気流路に、加湿器9を配置していること
を特徴としている。
【0014】上記請求項4の換気空調機では、調湿機と
して構成することが可能となる。
して構成することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の換気空調機の具
体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。
体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。
【0016】(実施形態1)図1は、実施形態1(請求
項1)の換気空調機の構成を示す模式図である。この換
気空調機は室内の換気と調湿とを行うように構成された
ものであって、そのケーシング1内の中央部には顕熱交
換器2が設けられている。そしてこの顕熱交換器2より
も室内側に給気通路21と吸込通路24とが形成され、
また上記顕熱交換器2よりも室外側に排気通路22と外
気通路23とが形成されている。そして給気通路21に
給気ファン8と加湿器9とが設けられ、排気通路22の
出口側に排気ファン7が設けられている。さらにこの排
気通路22には、上記排気ファン7の上流側に排気熱交
換器4が設けられ、上記外気通路23には、上記顕熱交
換器2に近接して給気熱交換器5が設けられている。こ
れらの排気熱交換器4及び給気熱交換器5は、ケーシン
グ1内に設けられた圧縮機3、キャピラリチューブ6と
冷媒配管10で接続され、冷媒回路を形成している。そ
して排気熱交換器4は冷媒回路の凝縮器として機能し、
給気熱交換器5は冷媒回路の蒸発器として機能する。ま
た上記排気通路22と外気通路23との間を仕切る仕切
板14には、上記排気熱交換器4よりも上流側の排気通
路22と上記給気熱交換器5よりも上流側の外気通路2
3とを連通させるバイパス路13が形成されている。そ
してこのバイパス通路13には、バイパス路13の連通
と遮断とを切り替えるダンパ11が設けられている。
項1)の換気空調機の構成を示す模式図である。この換
気空調機は室内の換気と調湿とを行うように構成された
ものであって、そのケーシング1内の中央部には顕熱交
換器2が設けられている。そしてこの顕熱交換器2より
も室内側に給気通路21と吸込通路24とが形成され、
また上記顕熱交換器2よりも室外側に排気通路22と外
気通路23とが形成されている。そして給気通路21に
給気ファン8と加湿器9とが設けられ、排気通路22の
出口側に排気ファン7が設けられている。さらにこの排
気通路22には、上記排気ファン7の上流側に排気熱交
換器4が設けられ、上記外気通路23には、上記顕熱交
換器2に近接して給気熱交換器5が設けられている。こ
れらの排気熱交換器4及び給気熱交換器5は、ケーシン
グ1内に設けられた圧縮機3、キャピラリチューブ6と
冷媒配管10で接続され、冷媒回路を形成している。そ
して排気熱交換器4は冷媒回路の凝縮器として機能し、
給気熱交換器5は冷媒回路の蒸発器として機能する。ま
た上記排気通路22と外気通路23との間を仕切る仕切
板14には、上記排気熱交換器4よりも上流側の排気通
路22と上記給気熱交換器5よりも上流側の外気通路2
3とを連通させるバイパス路13が形成されている。そ
してこのバイパス通路13には、バイパス路13の連通
と遮断とを切り替えるダンパ11が設けられている。
【0017】上記換気空調機では、排気ファン7と給気
ファン8とを駆動することにより、室内空気RAが吸込
通路24に吸い込まれ、また室外空気OAが外気通路2
3に吸い込まれる。このとき外気通路23に吸い込まれ
た室外空気OAは蒸発器として機能している上記給気熱
交換器5で冷却除湿され、顕熱交換器2に至る。そして
この顕熱交換器2において、吸込通路24に吸い込まれ
た上記室内空気RAと顕熱の交換を行う。そしてこの顕
熱交換によって、上記室外空気OAは除湿されたまま温
度だけが室内空気RAと略等しくなり、給気SAとして
室内へ供給される。一方、顕熱交換器2で冷却された室
内空気RAは凝縮器として機能している排気熱交換器4
で排熱を付与され、排気EAとして室外へ排出される。
つまり、外気通路23、顕熱交換器2、給気通路21に
よって給気流路が構成され、吸込通路24、顕熱交換器
2、排気通路22によって排気流路が構成されていると
いうことである。このとき上記ダンパ11を制御してバ
イパス路13を連通させ、かつ排気ファン7の送風量を
給気ファン8の送風量よりも大きくしておく。
ファン8とを駆動することにより、室内空気RAが吸込
通路24に吸い込まれ、また室外空気OAが外気通路2
3に吸い込まれる。このとき外気通路23に吸い込まれ
た室外空気OAは蒸発器として機能している上記給気熱
交換器5で冷却除湿され、顕熱交換器2に至る。そして
この顕熱交換器2において、吸込通路24に吸い込まれ
た上記室内空気RAと顕熱の交換を行う。そしてこの顕
熱交換によって、上記室外空気OAは除湿されたまま温
度だけが室内空気RAと略等しくなり、給気SAとして
室内へ供給される。一方、顕熱交換器2で冷却された室
内空気RAは凝縮器として機能している排気熱交換器4
で排熱を付与され、排気EAとして室外へ排出される。
つまり、外気通路23、顕熱交換器2、給気通路21に
よって給気流路が構成され、吸込通路24、顕熱交換器
2、排気通路22によって排気流路が構成されていると
いうことである。このとき上記ダンパ11を制御してバ
イパス路13を連通させ、かつ排気ファン7の送風量を
給気ファン8の送風量よりも大きくしておく。
【0018】上記のようにすると、上記給気熱交換器5
の上流側から排気熱交換器4の上流側に至るバイパス流
Vが、上記バイパス路13を通じて形成される。従って
給気通路21から室内へ吹き出される給気SAの風量と
吸込通路24へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等
しくしても、上記排気熱交換器4を流通する風量は、バ
イパス流Vの分だけ給気熱交換器5を流通する風量より
も大きくなる。そのため、蒸発器として機能している給
気熱交換器5での吸熱量よりも凝縮器として機能してい
る排気熱交換器4での排熱量を多くすることができ、排
気熱交換器4での高圧上昇を抑制して冷媒回路の運転効
率を向上させることができる。
の上流側から排気熱交換器4の上流側に至るバイパス流
Vが、上記バイパス路13を通じて形成される。従って
給気通路21から室内へ吹き出される給気SAの風量と
吸込通路24へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等
しくしても、上記排気熱交換器4を流通する風量は、バ
イパス流Vの分だけ給気熱交換器5を流通する風量より
も大きくなる。そのため、蒸発器として機能している給
気熱交換器5での吸熱量よりも凝縮器として機能してい
る排気熱交換器4での排熱量を多くすることができ、排
気熱交換器4での高圧上昇を抑制して冷媒回路の運転効
率を向上させることができる。
【0019】上記換気空調機において、通常の換気を行
うときは、圧縮機3の動作を停止して、排気ファン7と
給気ファン8とを駆動すればよい。そしてこの場合にお
いて、加湿が必要なときには上記加湿器9を利用でき
る。
うときは、圧縮機3の動作を停止して、排気ファン7と
給気ファン8とを駆動すればよい。そしてこの場合にお
いて、加湿が必要なときには上記加湿器9を利用でき
る。
【0020】(実施形態2)図2は、実施形態2の換気
空調機の構成を示す模式図である。この換気空調機も室
内の換気と調湿とを行うように構成されたものであっ
て、そのケーシング1内の中央部には顕熱交換器2が設
けられている。そしてこの顕熱交換器2よりも室内側に
給気通路21と吸込通路24とが形成され、また上記顕
熱交換器2よりも室外側に排気通路22と外気通路23
とが形成されている。そして給気通路21の出口側に給
気ファン8と加湿器9とが設けられ、排気通路22の出
口側に排気ファン7が設けられている。さらにこの排気
通路22には上記排気ファン7の上流側に排気熱交換器
4が設けられ、上記給気通路21には上記給気ファン8
の上流側に給気熱交換器5が設けられている。これらの
排気熱交換器54及び吸気熱交換器5は、ケーシング1
内に設けられた圧縮機3、キャピラリチューブ6、四路
切換弁12と冷媒配管10で接続され、冷媒回路を形成
している。そして上記四路切換弁12を制御することに
より、上記排気熱交換器4及び給気熱交換器5は、冷媒
回路の凝縮器又は蒸発器として機能する。また上記排気
通路22と外気通路23との間を仕切る仕切板14に
は、上記排気熱交換器4よりも上流側の排気通路22と
上記外気通路23とを連通させるバイパス路13が形成
されている。そしてこのバイパス路13には、その連通
と遮断とを切り替えるダンパ11が設けられている。さ
らにこの換気空調機には外気温度を検出する外気温度検
出器(図示せず)が設けられ、この外気温度検出器で検
出された外気温度に基づいて上記ダンパ11の開閉制御
を行う制御装置(図示せず)が設けられている。
空調機の構成を示す模式図である。この換気空調機も室
内の換気と調湿とを行うように構成されたものであっ
て、そのケーシング1内の中央部には顕熱交換器2が設
けられている。そしてこの顕熱交換器2よりも室内側に
給気通路21と吸込通路24とが形成され、また上記顕
熱交換器2よりも室外側に排気通路22と外気通路23
とが形成されている。そして給気通路21の出口側に給
気ファン8と加湿器9とが設けられ、排気通路22の出
口側に排気ファン7が設けられている。さらにこの排気
通路22には上記排気ファン7の上流側に排気熱交換器
4が設けられ、上記給気通路21には上記給気ファン8
の上流側に給気熱交換器5が設けられている。これらの
排気熱交換器54及び吸気熱交換器5は、ケーシング1
内に設けられた圧縮機3、キャピラリチューブ6、四路
切換弁12と冷媒配管10で接続され、冷媒回路を形成
している。そして上記四路切換弁12を制御することに
より、上記排気熱交換器4及び給気熱交換器5は、冷媒
回路の凝縮器又は蒸発器として機能する。また上記排気
通路22と外気通路23との間を仕切る仕切板14に
は、上記排気熱交換器4よりも上流側の排気通路22と
上記外気通路23とを連通させるバイパス路13が形成
されている。そしてこのバイパス路13には、その連通
と遮断とを切り替えるダンパ11が設けられている。さ
らにこの換気空調機には外気温度を検出する外気温度検
出器(図示せず)が設けられ、この外気温度検出器で検
出された外気温度に基づいて上記ダンパ11の開閉制御
を行う制御装置(図示せず)が設けられている。
【0021】次に、上記換気空調機で行う除湿換気運転
について説明する(請求項1の実施の形態)。除湿換気
運転を行う場合には、図2の矢印で示すように冷媒を流
通させ、排気熱交換器4を凝縮器として機能させるとと
もに、給気熱交換器5を蒸発器として機能させる。そし
て排気ファン7と給気ファン8とを駆動することによ
り、室内空気RAが吸込通路24に吸い込まれ、室外空
気OAが外気通路23に吸い込まれる。上記室内空気R
Aと室外空気OAとは、顕熱交換器2で互いに顕熱交換
を行う。そしてこの顕熱交換によって室内空気RAと略
温度が等しくなった室外空気OAは、蒸発器として機能
している上記給気熱交換器5で冷却除湿される。そして
その後加湿器9を流通するが、その温度は室内温度より
も低いのでほとんど加湿されず、除湿された給気SAと
して室内に吹き出される。一方、顕熱交換器2で室外温
度程度になった室内空気RAは、凝縮器として機能して
いる排気熱交換器4で排熱を付与され、排気EAとして
室外へ排出される。つまり、この場合にも外気通路2
3、顕熱交換器2、給気通路21によって給気流路が構
成され、吸込通路24、顕熱交換器2、排気通路22に
よって排気流路が構成されているということである。こ
のとき上記ダンパ11を制御してバイパス路13を連通
させ、かつ排気ファン7の送風量を給気ファン8の送風
量よりも大きくしておく。
について説明する(請求項1の実施の形態)。除湿換気
運転を行う場合には、図2の矢印で示すように冷媒を流
通させ、排気熱交換器4を凝縮器として機能させるとと
もに、給気熱交換器5を蒸発器として機能させる。そし
て排気ファン7と給気ファン8とを駆動することによ
り、室内空気RAが吸込通路24に吸い込まれ、室外空
気OAが外気通路23に吸い込まれる。上記室内空気R
Aと室外空気OAとは、顕熱交換器2で互いに顕熱交換
を行う。そしてこの顕熱交換によって室内空気RAと略
温度が等しくなった室外空気OAは、蒸発器として機能
している上記給気熱交換器5で冷却除湿される。そして
その後加湿器9を流通するが、その温度は室内温度より
も低いのでほとんど加湿されず、除湿された給気SAと
して室内に吹き出される。一方、顕熱交換器2で室外温
度程度になった室内空気RAは、凝縮器として機能して
いる排気熱交換器4で排熱を付与され、排気EAとして
室外へ排出される。つまり、この場合にも外気通路2
3、顕熱交換器2、給気通路21によって給気流路が構
成され、吸込通路24、顕熱交換器2、排気通路22に
よって排気流路が構成されているということである。こ
のとき上記ダンパ11を制御してバイパス路13を連通
させ、かつ排気ファン7の送風量を給気ファン8の送風
量よりも大きくしておく。
【0022】上記のようにすると、上記外気通路23か
ら排気熱交換器4の上流側に至るバイパス流Vが、上記
バイパス路13を通じて形成される。従って給気通路2
1から室内へ吹き出される給気SAの風量と吸込通路2
4へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等しくして
も、凝縮器として機能している上記排気熱交換器4を流
通する風量は、蒸発器として機能している給気熱交換器
5を流通する風量よりもバイパス流Vの分だけ大きくな
る。そのため給気熱交換器5での吸熱量よりも排気熱交
換器4での排熱量を多くすることができ、排気熱交換器
4での高圧上昇を抑制して冷媒回路の運転効率を向上で
きる。
ら排気熱交換器4の上流側に至るバイパス流Vが、上記
バイパス路13を通じて形成される。従って給気通路2
1から室内へ吹き出される給気SAの風量と吸込通路2
4へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等しくして
も、凝縮器として機能している上記排気熱交換器4を流
通する風量は、蒸発器として機能している給気熱交換器
5を流通する風量よりもバイパス流Vの分だけ大きくな
る。そのため給気熱交換器5での吸熱量よりも排気熱交
換器4での排熱量を多くすることができ、排気熱交換器
4での高圧上昇を抑制して冷媒回路の運転効率を向上で
きる。
【0023】さらに、上記換気空調機で行う加湿換気運
転について説明する(請求項2〜請求項4の実施の形
態)。加湿換気運転を行う場合には、図3又は図4の矢
印で示すように冷媒を流通させ、排気熱交換器4を蒸発
器として機能させるとともに、給気熱交換器5を凝縮器
として機能させる。そして排気ファン7と給気ファン8
とを駆動することにより、室内空気RAが吸込通路24
に吸い込まれ、室外空気OAが外気通路23に吸い込ま
れる。上記室内空気RAと室外空気OAとは、顕熱交換
器2で互いに顕熱交換を行う。そしてこの顕熱交換によ
って室内空気RAと略温度が等しくなった室外空気OA
は、凝縮器として機能している上記給気熱交換器5で加
熱される。そしてその後加湿器9を流通して湿分を付与
され、加湿された給気SAとして室内に吹き出される。
一方、顕熱交換器2で室外温度程度に冷却された室内空
気RAは、蒸発器として機能している排気熱交換器4で
冷却され、排気EAとして室外へ排出される。つまり、
この場合にも外気通路23、顕熱交換器2、給気通路2
1によって給気流路が構成され、吸込通路24、顕熱交
換器2、排気通路22によって排気流路が構成されてい
るということである。
転について説明する(請求項2〜請求項4の実施の形
態)。加湿換気運転を行う場合には、図3又は図4の矢
印で示すように冷媒を流通させ、排気熱交換器4を蒸発
器として機能させるとともに、給気熱交換器5を凝縮器
として機能させる。そして排気ファン7と給気ファン8
とを駆動することにより、室内空気RAが吸込通路24
に吸い込まれ、室外空気OAが外気通路23に吸い込ま
れる。上記室内空気RAと室外空気OAとは、顕熱交換
器2で互いに顕熱交換を行う。そしてこの顕熱交換によ
って室内空気RAと略温度が等しくなった室外空気OA
は、凝縮器として機能している上記給気熱交換器5で加
熱される。そしてその後加湿器9を流通して湿分を付与
され、加湿された給気SAとして室内に吹き出される。
一方、顕熱交換器2で室外温度程度に冷却された室内空
気RAは、蒸発器として機能している排気熱交換器4で
冷却され、排気EAとして室外へ排出される。つまり、
この場合にも外気通路23、顕熱交換器2、給気通路2
1によって給気流路が構成され、吸込通路24、顕熱交
換器2、排気通路22によって排気流路が構成されてい
るということである。
【0024】このとき上記外気温度検出器で検出した外
気温度が基準温度よりも低いとき(例えば約0℃)は、
制御装置でダンパ11を制御しバイパス路13を連通さ
せるとともに、排気ファン7の送風量を給気ファン8の
送風量よりも大きくしておく。一方、上記外気温度が基
準温度よりも高いとき(例えば約7〜6℃)は、制御装
置で上記ダンパ11を制御しバイパス路13を遮断する
とともに、排気ファン7の送風量と給気ファン8の送風
量とを略等しくしておく。
気温度が基準温度よりも低いとき(例えば約0℃)は、
制御装置でダンパ11を制御しバイパス路13を連通さ
せるとともに、排気ファン7の送風量を給気ファン8の
送風量よりも大きくしておく。一方、上記外気温度が基
準温度よりも高いとき(例えば約7〜6℃)は、制御装
置で上記ダンパ11を制御しバイパス路13を遮断する
とともに、排気ファン7の送風量と給気ファン8の送風
量とを略等しくしておく。
【0025】上記のようにすると、外気温度が基準温度
よりも低いときは、上記外気通路23から排気熱交換器
4の上流側に至るバイパス流Vが、上記バイパス路13
を通じて形成される。従って給気通路21から室内へ吹
き出される給気SAの風量と吸込通路24へ吸い込まれ
る室内空気RAの風量とを等しくしても、蒸発器として
機能している上記排気熱交換器4を流通する風量は、凝
縮器として機能している給気熱交換器5を流通する風量
よりもバイパス流Vの分だけ大きくなる。そのため、こ
の場合には蒸発器として機能している排気熱交換器4の
蒸発圧力が上昇すると共に、凝縮器として機能している
給気熱交換器5で高圧上昇が生じることになる。そして
このように給気熱交換器5で高圧上昇が生じるので、給
気SAの温度を一段と上昇させ、これに十分な湿分を付
与することができる。従って外気温度が低く、絶対湿度
が低いために多くの加湿を要する場合にも、コンパクト
な冷媒回路によって十分な加湿を行うことができる。一
方、外気温度がそれほど低くない場合には、バイパス路
13を遮断して排気熱交換器4を流通する風量と給気熱
交換器5を流通する風量とを略等しくしている。従って
さほどの加湿を要しない場合には、抑制された適度の加
湿を行うことができる。
よりも低いときは、上記外気通路23から排気熱交換器
4の上流側に至るバイパス流Vが、上記バイパス路13
を通じて形成される。従って給気通路21から室内へ吹
き出される給気SAの風量と吸込通路24へ吸い込まれ
る室内空気RAの風量とを等しくしても、蒸発器として
機能している上記排気熱交換器4を流通する風量は、凝
縮器として機能している給気熱交換器5を流通する風量
よりもバイパス流Vの分だけ大きくなる。そのため、こ
の場合には蒸発器として機能している排気熱交換器4の
蒸発圧力が上昇すると共に、凝縮器として機能している
給気熱交換器5で高圧上昇が生じることになる。そして
このように給気熱交換器5で高圧上昇が生じるので、給
気SAの温度を一段と上昇させ、これに十分な湿分を付
与することができる。従って外気温度が低く、絶対湿度
が低いために多くの加湿を要する場合にも、コンパクト
な冷媒回路によって十分な加湿を行うことができる。一
方、外気温度がそれほど低くない場合には、バイパス路
13を遮断して排気熱交換器4を流通する風量と給気熱
交換器5を流通する風量とを略等しくしている。従って
さほどの加湿を要しない場合には、抑制された適度の加
湿を行うことができる。
【0026】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。上記では換気と調湿とを行う換気空調機と
して構成した例を説明したが、このような調湿を行うも
のに限らず、加湿器を備えないで換気と温調とを行うよ
うにした換気空調機にも、この発明を適用することがで
きる。この場合には、冷媒回路の運転効率が上昇するこ
とにより、効果的な温調を行うことができるようにな
る。また圧縮機3や四路切換弁12等がケーシング1外
に備えられているような換気空調機であっても、本発明
を適用して上記の優れた効果を得ることができる。
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。上記では換気と調湿とを行う換気空調機と
して構成した例を説明したが、このような調湿を行うも
のに限らず、加湿器を備えないで換気と温調とを行うよ
うにした換気空調機にも、この発明を適用することがで
きる。この場合には、冷媒回路の運転効率が上昇するこ
とにより、効果的な温調を行うことができるようにな
る。また圧縮機3や四路切換弁12等がケーシング1外
に備えられているような換気空調機であっても、本発明
を適用して上記の優れた効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の換気空調機では、給気流路か
ら室内に吹き出される給気SAの風量と、室内から排気
流路へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等しくしな
がら、凝縮器4を流通する風量を蒸発器を流通する風量
よりも大きくすることができる。従って冷媒回路におけ
る圧縮機等の排熱も凝縮器から確実に排出でき、簡素な
構成でありながら冷媒回路の効果的な運転を行うことが
可能となる。
ら室内に吹き出される給気SAの風量と、室内から排気
流路へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等しくしな
がら、凝縮器4を流通する風量を蒸発器を流通する風量
よりも大きくすることができる。従って冷媒回路におけ
る圧縮機等の排熱も凝縮器から確実に排出でき、簡素な
構成でありながら冷媒回路の効果的な運転を行うことが
可能となる。
【0028】また請求項2の換気空調機では、給気流路
から室内に吹き出される給気SAの風量と、室内から排
気流路へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等しくし
ながら、凝縮器4を流通する風量を蒸発器を流通する風
量よりも少なくして、給気流路に配置した凝縮器4の高
圧を上昇させることができる。従って給気流路で要求さ
れる給気温度の上昇を、高効率で行うことが可能とな
る。
から室内に吹き出される給気SAの風量と、室内から排
気流路へ吸い込まれる室内空気RAの風量とを等しくし
ながら、凝縮器4を流通する風量を蒸発器を流通する風
量よりも少なくして、給気流路に配置した凝縮器4の高
圧を上昇させることができる。従って給気流路で要求さ
れる給気温度の上昇を、高効率で行うことが可能とな
る。
【0029】さらに請求項3の換気空調機では、外気温
度が低いときは凝縮器4の高圧を上昇させる一方、外気
温度がさほど低くないときは凝縮器4の高圧上昇を抑制
することができるので、給気温度の上昇を適切なものと
することが可能となる。
度が低いときは凝縮器4の高圧を上昇させる一方、外気
温度がさほど低くないときは凝縮器4の高圧上昇を抑制
することができるので、給気温度の上昇を適切なものと
することが可能となる。
【0030】請求項4の換気空調機では、簡素な構成で
効率のよい調湿を行うことが可能となる。
効率のよい調湿を行うことが可能となる。
【図1】この発明の実施形態1の換気空調機の構成を示
す模式図である。
す模式図である。
【図2】この発明の実施形態2の換気空調機の構成と除
湿換気運転とを説明する模式図である。
湿換気運転とを説明する模式図である。
【図3】上記換気空調機の加湿換気運転を説明する模式
図である。
図である。
【図4】上記換気空調機の加湿換気運転を説明する模式
図である。
図である。
【図5】従来例の換気空調機の構成を示す模式図であ
る。
る。
1 ケーシング 4 排気熱交換機 5 給気熱交換機 7 排気ファン 8 給気ファン 9 加湿器 11 ダンパ 13 バイパス路 21 給気通路 22 排気通路 23 外気通路 24 吸込通路 RA 室内空気 OA 室外空気
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシング(1)内において、室内空気
を室外に排出する排気流路に冷媒回路の凝縮器(4)と
排気ファン(7)とを備えると共に、さらに室外空気を
室内に供給する給気流路に上記冷媒回路の蒸発器(5)
と給気ファン(8)とを備え、室内から上記排気流路に
吸い込む室内空気(RA)の風量と略同風量の給気(S
A)を上記給気流路から室内に吹き出すようにした換気
空調機において、上記給気流路のうち蒸発器(5)及び
給気ファン(8)よりも上流側と、上記排気流路のうち
凝縮器(4)及び排気ファン(7)よりも上流側とを連
通させるバイパス路(13)を設けたことを特徴とする
換気空調機。 - 【請求項2】 ケーシング(1)内において、室内空気
を室外に排出する排気流路に冷媒回路の蒸発器(4)と
排気ファン(7)とを備えると共に、さらに室外空気を
室内に供給する給気流路に上記冷媒回路の凝縮器(5)
と給気ファン(8)とを備え、室内から上記排気流路に
吸い込む室内空気(RA)の風量と略同風量の給気(S
A)を上記給気流路から室内に吹き出すようにした換気
空調機において、上記凝縮器(5)及び給気ファン
(8)よりも上流側の給気流路と、上記蒸発器(4)及
び排気ファン(7)よりも上流側の排気流路とを連通さ
せるバイパス路(13)を設けていることを特徴とする
換気空調機。 - 【請求項3】 上記バイパス路(13)の連通と遮断と
を切り替えて行うダンパ(11)と外気温度検出器とを
設け、上記外気温度検出器で検出された外気温度が所定
の基準温度よりも高いときは上記バイパス路(13)を
遮断する一方、上記外気温度が基準温度よりも低いとき
は上記バイパス路(13)を連通させることを特徴とす
る請求項2の換気空調機。 - 【請求項4】 上記凝縮器(5)よりも下流側の給気流
路に、加湿器(9)を配置していることを特徴とする請
求項2又は請求項3の換気空調機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021368A JP2000220877A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 換気空調機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021368A JP2000220877A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 換気空調機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000220877A true JP2000220877A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12053165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11021368A Pending JP2000220877A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 換気空調機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000220877A (ja) |
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US11506425B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-11-22 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
US11535781B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-12-27 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
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US11549041B2 (en) | 2017-12-18 | 2023-01-10 | Daikin Industries, Ltd. | Composition containing refrigerant, use of said composition, refrigerator having said composition, and method for operating said refrigerator |
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-
1999
- 1999-01-29 JP JP11021368A patent/JP2000220877A/ja active Pending
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