JPH1030837A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1030837A
JPH1030837A JP8186305A JP18630596A JPH1030837A JP H1030837 A JPH1030837 A JP H1030837A JP 8186305 A JP8186305 A JP 8186305A JP 18630596 A JP18630596 A JP 18630596A JP H1030837 A JPH1030837 A JP H1030837A
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moisture
humidity
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air conditioner
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JP8186305A
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Yoshikazu Kamii
美和 神井
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房運転中の室内空気に対して、除湿運転を
行うことなく、室内の湿度を素早く調節し、安定した快
適な湿度に保ち、必要以上に室内を乾燥させる事なく結
露を防止する空気調和機を提供する。 【解決手段】 吸湿用ファン15が回転すると空気が吸
気口16から吸湿用吸気通路17を通って入り、水分を
吸湿材2に吸着されて乾燥し、吸湿用排気通路18を通
って排気口19から排出される。水分を吸着した吸湿材
2の部分は駆動モータ8で回転駆動されて、エアーシー
ル材12で囲まれた範囲の放湿用空気の通路に回ってく
る。放湿用ファン20の回転によって吸気口21から放
湿用吸気通路11を通って取り込まれ、再生用ヒーター
22を通過する間に加熱された空気が、吸湿材が吸着し
た水分を脱離再生する。水分を奪った空気は湿り空気と
なって放湿用排気通路13を通って排気口23から室内
に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水不用な加湿装
置を内蔵する空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機を用いて暖房運転を行う場
合、室温の上昇に従い、室内の相対湿度が低下し、乾燥
しすぎるといった不具合があり、それを防止するために
従来より加湿器を併用している。その際、室内の乾燥/
過加湿/結露を防止すべく、加湿器の制御において空気
調和機との連結を行うことが、例えば、特公平3−19
455号公報に提案されている。これは、空気調和機の
制御条件と加湿制御を連結したもので、その制御内容
は、図11のフローチャートにより表される。図11に
よれば、暖房中でサーモスタットがONの時に、室内の
温度が許容値以上で、かつ、相対湿度が許容値以下であ
ると検知されると加湿器をONし、それ以外の場合は加
湿器をOFFするというものである。
【0003】また、室外環境の変化による結露発生の防
止を目的とした制御としては、例えば、特開平7−27
399号公報に開示されているような除加湿装置が挙げ
られる。図12は当該除加湿装置の結露防止動作を説明
したフローチャートである。図12から明らかなよう
に、この除加湿装置は、室内の温度と湿度から室内の露
点温度を算出し、室外の温度との比較により室外温度が
露点温度に近づくと、強制的に一定時間の除湿運転を行
い結露を防止するものである。
【0004】また、加湿器の出力制御については、特開
平6−185793号公報に開示されている。これは、
除湿時と加湿時のそれぞれにおいて、最も効率の良い空
気の加熱温度や送風量を決め、吸湿材が本来有する能力
を十分発揮できるように、前記空気の加熱温度や送風量
を決め、それを保持することにより吸湿材の能力を十分
発揮させる為の制御方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加湿制御もしくは除加湿制御では、室温が上昇中でなけ
れば、相対湿度が低くても加湿しない為、室内の相対湿
度がかなり低くても加湿器が動作しない虞があるという
問題があった。また、加湿器の運転状態がON/OFF
のみである為、湿度制御にハンチングが生じ快適な湿度
状態を一定に保つことが難しい。また、ある一段階の出
力のみである為、状況によっては、不必要な程大きい出
力となり、騒音やエネルギー消費量が大きくなってい
た。また一定時間除湿することにより、必要以上に室内
が乾燥してしまったり、体感温度が低下し、その分暖房
温度をあげる必要が生じる虞がある。また、検知温度に
よって加湿と除湿を繰り返すことにもなりかねず、エネ
ルギーを無駄に消費することにもなりかねない。
【0006】また、室外環境や室内設定温度により制御
する場合、湿度の許容値が高ければ空気調和機を停止し
たときに結露を生じるし、室外環境や室内設定温度がな
んであれ結露を生じないような低い許容値であれば、室
内が乾燥しすぎて快適な湿度状態とならない虞があると
いう問題があった。また、空気調和機の送風機出力レベ
ルに対応した加湿出力を行っていない為、室内の温度・
湿度の変化に対しての対応が遅れ、室内の最適湿度を保
つことが難しい。
【0007】また、使用者が任意に加湿出力を設定でき
ない為、好みの湿度を保つには使用者が頻繁に加湿運転
をON/OFFする必要があり、かなり煩わしいものと
なる虞がある。また、湿度状態を一定に保つことが難し
いため、使用者の好みの湿度に設定しても設定値によっ
ては、頻繁にON/OFFを繰り返したり、なかなか設
定値へ到達しない虞があった。
【0008】本発明は、暖房運転中の室内空気に対し
て、除湿運転を行うことなく、室内の湿度を素早く調節
し、安定した快適な湿度に保ち、必要以上に室内を乾燥
させる事なく結露を防止し、また、運転停止時に生じる
結露を防止する空気調和機を提供することを目的として
いる。更に、室内の湿度状況を使用者が任意に設定でき
るような操作性の良い空気調和機を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、空気
中から吸湿して外部へ放湿する加湿装置と、温度と湿度
を検知するセンサと、前記加湿装置の出力を制御する制
御装置とを備えた空気調和機である。前記加湿装置は、
空気中の水分を吸着する通風孔を有した吸湿材と、該吸
湿材に空気を送風する送風機と、前記吸湿材を加熱して
水分を脱離再生する再生用ヒーターと、空気を吸気する
吸気口と空気を排気する排気口とを備える。前記センサ
は、室内温度を検知する室内温度センサと、室内湿度を
検知する湿度センサとからなる。前記制御装置は、暖房
加湿運転中に、前記室内温度センサ及び前記湿度センサ
により検知された室内の温度及び湿度から最適湿度を算
出し、室内湿度と最適湿度の差に応じて加湿装置の出力
を多段階に制御することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の加湿装置に
加えて、センサが、室内温度を検知する室内温度センサ
と、室外温度を検知する室外温度センサと、室内湿度を
検知する湿度センサとからなる。さらに、制御装置は、
暖房加湿運転中に、前記室内温度センサ及び前記湿度セ
ンサにより検知された室内の温度及び湿度から露点温度
を算出し、室外温度と露出温度の差に応じて加湿装置の
出力を多段階に制御することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、制御装置が、加湿装置
の出力制御手段として、再生用ヒーターの印加電力を多
段階に可変することを特徴とする請求項1又は2記載の
空気調和機である。
【0012】請求項4の発明は、制御装置が、加湿装置
の出力制御手段として、送風機の風量を多段階に可変す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機で
ある。
【0013】請求項5の発明は、加湿装置が、それぞれ
に排気口を有する吸湿用通路と放湿用通路とを備え、前
記再生用ヒーターが放湿用通路に配置され、円筒状の前
記吸湿材が吸湿用通路と放湿用通路にまたがって配置さ
れ且つ回転可能に保持される構成であり、制御装置が、
加湿装置の出力制御手段として、吸湿材の回転数を多段
階に可変することを特徴とする請求項1又は2記載の空
気調和機である。吸気口は、吸湿用通路と放湿用通路の
それぞれに設けてもよいし、共通吸気口を設けてもよ
い。
【0014】請求項6の発明は、前記加湿装置から放湿
された空気を室内に送風する本体送風機を備え、制御装
置が、本体送風機の出力に応じて、加湿装置の出力を補
正し制御することを特徴とする請求項1又は2記載の空
気調和機である。
【0015】請求項7の発明は、使用者が任意に加湿出
力を設定する為の切替部と、設定内容を表示する表示部
とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の空気
調和機である。
【0016】請求項8の発明は、使用者が任意に加湿出
力を設定する為の切替部と、設定内容を表示する表示部
と、使用者によって任意に設定された加湿出力内容を記
憶する記憶手段を備え、前記制御装置は、暖房加湿運転
が停止され、あるいは電源が切られても、次回の運転開
始時には該記憶手段によって記憶された運転内容を用い
て加湿制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載
の空気調和機である。
【0017】本発明においては、加湿装置の出力を多段
階に制御するので、部屋の湿度状態に応じて、最適な湿
度へ早く到達する。また不必要な加湿を行うことがない
ので、エネルギー消費量にも無駄がない。また、繁雑な
ON/OFFの繰り返しがなくなるので運転開始時に生
じる突入電流による空気調和機本体及び周辺機器への影
響を最小限に防ぐことができる。
【0018】特に請求項2の発明においては、露点湿度
と前記室外温度センサにより検知された室外温度とを比
較し、当該室内湿度と最適湿度の差によって加湿装置の
出力を多段階に制御するので、暖房加湿運転中及び停止
時に室外温度にまで室内空気が冷やされても室内が結露
することがなくなる。
【0019】また請求項6の発明においては、加湿装置
の出力を設定後、空気調和機の本体送風機出力に合わせ
て補正を行う。送風機の出力によっては、乾燥し過ぎた
り、逆に加湿し過ぎることもある。あるいは、加湿より
も送風音の低減による静穏化の方が重要な場合もある。
したがって、本体送風機の出力に応じて、加湿出力を補
正できる。また、室内温度の移り変わりを事前に見越し
て、湿度変化を推察し、本体送風機の出力を制御するこ
とができる。そのため、乾燥や加湿をし過ぎることな
く、素早く最適湿度にできる。
【0020】また請求項7の発明は、使用者が好みの加
湿出力を設定することができ、更に請求項8の発明は、
加湿出力の設定内容を記憶しているので、次回の加湿運
転のときに再び設定する必要がない。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る空気調和機の実施形
態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明にか
かる空気調和機の室内機に内蔵された加湿装置の構成を
表す断面図である。ここでは、回転式無給水加湿装置に
ついて説明する。
【0022】加湿装置1内には、円筒状の吸湿材2がロ
ーター枠3で外装され、その中心部のセンターシャフト
4は軸受け部5で両側から回転自在に保持されており、
タイミングベルト6とプーリー7を介して駆動モータ8
で回転駆動される。ローター枠3は仕切り板9にエアシ
ール材10で圧接され、放湿用吸気通路11はエアーシ
ール材12で仕切り板9と吸湿材2の風上側断面と圧接
され、放湿用排気通路13はエアーシール材14で吸湿
材2の風下側断面に圧接されているので、加湿装置1内
部は吸湿側の空気と放湿側の空気とが混じりあうことは
ない。吸湿用ファン15が回転すると空気が吸気口16
から吸湿用吸気通路17を通って入り、吸湿材2を通過
しながら水分が吸湿材2に吸着して乾燥し、吸湿用排気
通路18を通って排気口19から排出される。水分を吸
着した吸湿材2の部分は駆動モータ8で回転駆動され
て、エアーシール材12で囲まれた範囲の放湿用通路に
回ってくる。すると、放湿用ファン20の回転によって
吸気口21から放湿用吸気通路11を通って取り込ま
れ、再生用ヒーター22を通過する間に100〜140
℃程度に加熱された空気が、吸湿材2に吸着した水分を
脱離再生する。水分を奪った空気は湿り空気となって放
湿用排気通路13を通って排気口23から排出される。
そして水分を脱離された吸湿材2の部分は続けて回転駆
動されていき、また空気から水分を吸湿する。このよう
に、吸湿と放湿のサイクルが繰り返されて連続的に室内
空気を加湿する。
【0023】図2は、本発明にかかる空気調和機の制御
装置の制御ブロック図である。図2に示す如く、マイク
ロコンピュータ25内の構成要素としては、26は読み
出し専用メモリ(ROM)で、運転プログラムをすべて
記憶しているものであるが、設定温度などはキーを利用
して変えることができる。27はデータ書き込みメモリ
(RAM)で、前記キー及び環境検知回路41からの信
号を入力制御部33,34を通してRAM27に格納す
る。28はマイクロコンピュータ25の中央処理装置
(CPU)であり、CPU28内には、RAM27に格
納されたデータを比較したり加算減算等を行う演算部2
9とマイクロコンピュータ25内の各部の動作をコント
ロールする制御部30が備えられている。31はタイマ
ー、35〜37は前記RAM27から取り出された信号
によって各機器を作動させるための制御部である。又、
マイクロコンピュータ25の外部回路として前記キース
イッチを含む入力キー回路40、温度・湿度等をセンサ
により検知するための環境検知回路41、温度・モード
・風向・風量・湿度設定などを表示するための表示装置
42、本体送風機45やコンプレッサー46及び熱交換
機47等を制御するための空気調和機用負荷駆動回路4
3、再生用ヒーター22や送風機15及び20、回転駆
動用モーター8等を制御するための加湿装置用負荷駆動
回路44、電源回路48、及びリセット回路49が接続
されている。
【0024】本発明では、上述したように、室内を快適
な温度に制御することを目的としている。図3は、室内
温度と湿度との相関関係から快適湿度範囲を示したもの
である。快適湿度範囲は温度により異なり、それ以上で
も以下でも不快となる。すなわち、快適湿度範囲の上限
をG1、下限をG2とすると、室内の湿度RiはG1>
Ri>G2を満たすとき快適であるといえる。但し、図
中の快適湿度範囲は制御の目標値としてはかなり広い範
囲であるため、この場合、快適範囲のほぼ中心値を結ん
で線を引き、これを最適湿度Rとする。例えば、室内温
度22℃の時の最適湿度は45%RHとなる。
【0025】次に、本発明にかかる空気調和機の制御装
置の動作について説明する。図4は本発明にかかる空気
調和機の第一実施形態の制御内容を示すフローチャート
である。図4に示されるように、暖房加湿運転中に、先
ずステップS1で室内温度センサにより室内温度Tiを
検知し、次にステップS2で湿度センサにより室内湿度
Riを検知する。これらの検知された室内温度Ti及び
室内湿度Riは環境検知回路41により信号として入力
制御部34を介してマイクロコンピュータ25に入力さ
れ、データとしてRAM27に格納される。そして、ス
テップS3でマイクロコンピュータ25内の演算部29
は、RAM27に格納されたデータ(室内温度Ti)を
用いて、快適湿度Rを算出する。ステップS4はRAM
27に格納されたデータ(室内湿度Ri)と前記算出さ
れた快適湿度Rの比較であり、快適湿度Rよりも室内湿
度Riが低ければ、加湿運転を行う必要がある為、ステ
ップS5へ進む。
【0026】ステップS5〜ステップS11は加湿出力
の設定を決めるための判定及び加湿出力の設定を行って
いる。判定に用いるα1〜α3は、あらかじめROM2
6へ格納されている定数であり、α1>α2>α3であ
る。ステップS5で室内湿度Riと快適湿度Rの差(R
−Ri)がα1より大きい場合は、目標となる快適湿度
Rに対しての差がかなり大きな差があるということなの
で、ステップS9において加湿出力レベルを5と設定
し、出力を最大にする。差(R−Ri)がα1以下の場
合は、快適湿度Rへある程度近づいているということな
ので、ステップS6でステップS5と同様に差(R−R
i)とα2を比較する。差(R−Ri)が、α2より大
きい場合は、ステップS10にて加湿出力レベルを4と
設定し、α2以下の場合はステップS7へ進む。ステッ
プS7も同様に差(R−Ri)とα3を比較する。α3
より大きい場合は、ステップS11にて加湿出力レベル
を3と設定し、α3以下の場合は、室内湿度Riは快適
湿度Rにかなり近づいているということなので、ステッ
プS8にて加湿出力レベルを2に設定し、最も弱い加湿
運転を行う。
【0027】一方、ステップS4で室内湿度Riの方が
最適湿度Rと同じか又は高いと判定された場合、その湿
度が高すぎるか丁度良いかの判定が必要である。そこ
で、ステップS12では、あらかじめROM26へ格納
されている定数であるα4を用いて、室内湿度Riと最
適湿度Rの差の大小を判定する。α4より大きければ、
全く加湿が必要ないか又は湿度を下げる必要がある為、
ステップS14にて加湿装置の出力を停止する。α4以
下であれば、現状の室内湿度は最適な湿度状態であると
判断される。但し、外気との自然換気等により暖房を続
けていれば室内の湿度は低下して行く傾向にあり、それ
を防ぐ意味においてステップS13では、室内湿度を保
つための保湿運転を行う為の加湿出力レベルを1に設定
する。
【0028】図5は第一実施形態の空気調和機にかかる
再生用ヒーター印加電力と加湿量の相関関係を表してい
る。再生用ヒーター印加電力である値(H1)以下の時
はヒーター温度が水分の脱離温度に達しないため放湿が
ほとんど不可能となり、加湿量が極端に少なくなる。ま
た、ある値(H2)以上の時は完全に放湿を行っている
のであるが、吸湿材2の吸湿量に上限があるため加湿量
もある値以上にならない。H1からH2の範囲であれば
ヒーターの印加電力を変化させることにより、加湿量を
変化させることが可能である。この場合、加湿装置の再
生用ヒーター電力以外の条件が決まっていれば、図5の
関係は一義的に成り立つので、あらかじめ、加湿出力レ
ベルに応じた再生用ヒーター印加電力をH1からH2ま
での間で決定しておき加湿量の制御を行うことができ
る。尚、ヒーター印加電力を変化させる方法としては、
例えば、ヒーター入力電圧の位相制御を行う方法等が考
えられる。
【0029】図6は第一実施形態の空気調和機にかかる
吸湿側風量と加湿量の相関関係を表している。吸湿側風
量が増加すると吸湿材を通過する水分量も比例して増加
する為、加湿量も増加して行く。しかし、ある風量
(F)以上になると加湿量は頭打ちとなる。これは、吸
湿性能よりも放湿性能が低いときは放湿性能による限界
値となり、放湿性能が吸湿性能に比べて十分高いときは
吸湿材の吸湿限界による値となる。F以下の範囲であれ
ば吸湿側の風量を変化させることにより、加湿量を変化
させることが可能である。この場合、吸湿側の風量以外
の条件が決まっていれば、図6の関係は一義的に成り立
つので、あらかじめ、加湿出力レベルに応じた吸湿側風
量をF以下の範囲で決定しておき加湿量の制御を行うこ
とができる。尚、吸湿側風量を変化させる方法として
は、例えば、吸湿用ファンモータがDCモータであれば
印加電圧を制御することによりファンの回転数を変化さ
せる方法が挙げられるし、吸湿用ファンモータがACモ
ータであれば電圧の周波数制御を行うことによりファン
の回転数を変化させる方法が考えられる。また、吸湿用
の風路にダンパを設け、風路の断面積を変えることによ
り風量を変化させるという方法も考えられる。
【0030】図7は第一実施形態の空気調和機にかかる
吸湿材回転数と加湿量の相関関係を表している。回転数
Pを頂点として回転数が増加又は減少するにつれて加湿
量が減少して行く。つまり、回転数Pがこのシステムに
おける最も効率の良い回転数であり加湿出力レベルでい
うとレベル5にあたる。この場合、吸湿材の回転数以外
の条件が決まっていれば、図7の関係は一義的に成り立
つので、あらかじめ、加湿出力レベルに応じた回転数を
P以下又はP以上の範囲で決定しておき加湿量の制御を
行うことができる。尚、吸湿材の回転数を変化させる方
法としては、例えば、回転駆動に用いているモータの周
波数制御を行う方法が考えられる。
【0031】図8は本発明にかかる空気調和機の第二実
施形態の制御内容を示すフローチャートである。図8に
示されるように、暖房加湿運転中に、先ずステップS2
1で室内温度センサにより室内温度Tiを検知し、次に
ステップS22で湿度センサにより室内湿度Riを検知
する。これらの検知された室内温度Ti及び室内湿度R
iは環境検知回路41により信号として入力制御部34
を介してマイクロコンピュータ25に入力され、データ
としてRAM27に格納される。そして、ステップS2
3でマイクロコンピュータ25内の演算部29は、RA
M27に格納されたデータ(室内温度Ti及び室内湿度
Ri)を用いて、露点温度Tmを算出する。ステップS
24で室外温度センサにより室外温度Toを検知し、こ
の検知された室外温度Toは環境検知回路41により信
号として入力制御部34を介してマイクロコンピュータ
25に入力され、データとしてRAM27に格納され
る。ステップS25で演算部29は先程求めた露点温度
Tmと室外温度Toとの比較を行う。ここで、制御部3
0がTo>Tmであると判定すれば、室内の露点温度T
mは室外温度Toより低く、室内温度が室外と同じ温度
まで低下しても結露が発生することはない。すなわち、
まだ加湿可能であるということになる。
【0032】ステップS26〜ステップS32は加湿出
力の設定を決めるための判定及び加湿出力の設定を行っ
ている。判定に用いるβ1〜β3は、あらかじめROM
26へ格納されている定数であり、β1>β2>β3で
ある。ステップS26で露点温度Tmと室外温度Toの
差(To−Tm)がβ1より大きい場合は、室内はかな
り乾燥しているということなのでステップS30におい
て加湿出力レベルを5に設定し、出力を最大にする。差
(To−Tm)がβ1以下の場合は、ステップS27で
先程のステップS26と同様に差(To−Tm)とβ2
を比較する。差(To−Tm)がβ2より大きい場合
は、ステップS31にて加湿出力レベルを4と設定し、
β2以下の場合は、ステップS28へ進む。ステップS
28も同様に差(To−Tm)とβ3を比較し、β3よ
り大きい場合は、ステップS32にて加湿出力レベルを
3と設定し、β3以下の場合は、室内露点温度が室外温
度にかなり近づいているので、ステップS29にて加湿
出力レベルを2に設定し、最も弱い加湿運転を行う。
【0033】一方、ステップS25で露点温度Tmが室
外温度Toが同じか又は高いと判定された場合、その湿
度が高すぎるか丁度良いかの判定が必要である。そこ
で、ステップS33では、あらかじめROM26へ格納
されている定数であるβ4を用いて、露点温度Tmと室
外温度Toの大小を判定する。β4より大きければ、全
く加湿が必要ないか又は湿度を下げる必要がある為、ス
テップS35にて加湿装置の出力を停止する。β4以下
であれば、現状の室内湿度は結露することのない最適な
湿度状態であると判断される。但し、外気との自然換気
等により暖房を続けていれば室内の湿度は低下して行く
傾向にあり、それを防ぐ意味においてもステップS34
では、室内湿度を保つための保湿運転を行う為に加湿出
力レベルを1に設定する。
【0034】なお、本フローチャートには、図2に示さ
れた快適温度範囲の判定が入っていないが、これは、冬
季の室外温度から考えると、露点温度を上限として湿度
制御している限り、室内が高湿度での運転になることは
ほとんど無いと思われるためである。なお、この制御の
中で、室内湿度が前記最適湿度範囲に入っているかどう
かの判定をおこなってもかまわない。
【0035】図9は本発明にかかる空気調和機の第三実
施形態の制御内容を示すフローチャートである。図9に
示されるように暖房加湿運転中において、ステップS4
1〜ステップS54は、図4のステップS1〜ステップ
S14と同様の制御を実行し、多段階加湿出力設定を行
っている。すなわち、室内温度Tiと室内湿度Riを検
知し、該検知内容より快適湿度Rを算出し、該室内湿度
Riと快適湿度Rを比較し、比較結果に応じて加湿出力
を設定する。次に、ステップS55〜ステップS67で
は、空気調和機本体の送風機の出力Kを用いて、ステッ
プS41〜ステップS54で決定した加湿装置の出力設
定の内容を最終決定している。ここで、本体送風機は、
加湿装置が排出した空気を室内に送り出す役割を果た
す。
【0036】さて、例えば、本体送風機の出力レベルが
強/中/弱/微風の四段階であったとする。ステップS
55にて、マイクロコンピュータ25内部のRAM27
に格納された本体送風機データを比較データKとし、ス
テップS56では、演算部29で本体送風機の出力レベ
ルK=強であると判定すれば、ステップS61、ステッ
プS62へ進む。本体送風機が最も強い運転を行ってい
るということであるから、今後、室内の温度は大きく上
昇することを示している。よって、ステップS62にて
加湿出力を最大にし室内空気の温度上昇による室内相対
湿度の低下に備える。但し、ステップS61にて加湿出
力がレベル1の保湿運転を行っている場合は、室内湿度
が現状最適であることを示しているので、様子をみるた
めにもすぐには出力を上げない。
【0037】ステップS57で本体送風機の出力K=中
であると判定すれば、空気調和機が通常運転を行ってい
るということであり、加湿出力設定を変更する必要はな
いのであるが、ここでは、ステップS63にて加湿出力
レベル5設定であると判定した場合のみ出力レベルを4
へ下げるようにしている。なぜなら、ここでいうレベル
5とはかなり強い出力レベルであると仮定しており、送
風量も多く、送風音が大きいため、通常は一段レベルを
下げることにより、より静かな空気調和機を実現し、加
湿量も確保する。ステップS58において、本体送風機
出力K=弱と判定された場合は、ステップS65にて加
湿出力レベルが5であるか又はステップS66で加湿出
力レベルが4であると判定されると、ステップS67で
加湿出力を一段下げる。また、ステップS58で本体送
風機出力K=弱ではないと判定されれば、本体送風機出
力K=微風である。微風は、例えば、夜間の『おやすみ
運転』時に用いられる事から、騒音を最小限にするため
にも加湿出力レベルはできるだけ低くする必要があり、
この場合では、ステップS59にて加湿出力レベル3以
上であると判定されれば、ステップS60で加湿出力レ
ベルを2に下げ、最も弱い加湿運転を行う。加湿出力レ
ベルが3未満と判定されれば、そのままのレベルを維持
する。
【0038】図9では、図4に示す第一実施形態の加湿
装置の出力制御を行ったが、図8の第二実施形態の加湿
装置の出力制御を行ってもよい。
【0039】図10は本発明にかかる空気調和機の第四
実施形態の制御内容を示すフローチャートである。本発
明にかかる空気調和機においては、使用者が加湿運転出
力を設定することができる為の『加湿おこのみ運転』S
W及び該設定レベルを表示する表示装置を具備してい
る。ここで、出力レベル5を『フルパワー』、レベル4
を『強』、レベル3を『中』、レベル2を『弱』、レベ
ル1を『保湿』、加湿自動運転を『自動』と表示するこ
ととする。暖房加湿運転中に、入力キー回路40の中に
ある前記『加湿おこのみ運転』SWが入力されると、該
入力された内容は入力制御装置33を介してRAM27
へ格納される。ステップS71にて、『加湿おこのみ』
SWの入力があるかどうかの判断を行い、入力があれ
ば、ステップS72にて、RAM27に格納された『加
湿おこのみ運転』SW入力内容を演算部29へ読み込
み、おこのみ入力内容Sの値を更新する。ステップS7
3で、S=フルパワーであると判定すれば、ステップS
80にて加湿出力レベル5を設定し、ステップS85に
て出力制御装置35を介して表示装置42へ『フルパワ
ー』の表示を行う。
【0040】以下同様に、ステップS74〜ステップS
77において、おこのみ入力内容Sの判定を行い、ステ
ップS81〜ステップS84にて、前記おこのみ入力内
容Sに対応する加湿出力レベルの設定を行い、ステップ
S86〜ステップS89にて、前記おこのみ入力内容S
の内容を表示装置を用いて表示する。ステップS73〜
ステップS77において、おこのみ入力内容Sの判定を
行った結果どれにも当てはまらない場合は、加湿自動運
転が選択されたものとしてステップS78にて加湿自動
運転設定を行い、ステップS79にて『自動』運転表示
をおこなう。その後、暖房加湿運転出力制御へ移行す
る。
【0041】図11は本発明にかかる空気調和機の第五
実施形態の制御内容を示すフローチャートである。ステ
ップS91において、前回の暖房加湿運転終了時におい
て、RAM27に格納されている加湿出力設定内容Mを
演算部29へ取り出し、ステップS92にて、初期のお
このみ入力内容Sに格納する。その後は、上述した制御
と同様の制御を行う。すなわちステップS93〜ステッ
プS111は、図10のステップS71〜ステップS8
9に対応している。ステップS112において、おこの
み出力内容Sの内容を暖房加湿運転終了時における加湿
出力設定内容Mとして、マイクロコンピュータのRAM
27へ格納する。その後、暖房加湿運転出力制御へ移行
する。
【0042】
【発明の効果】本発明の空気調和機によれば、制御装置
は、暖房加湿運転中に、各センサより入力された室内の
環境データから室内の最適湿度を算出し、当該最適湿度
と室内湿度の差によって加湿装置の出力を多段階に制御
するので、最適な湿度へ早く到達し、到達後は最適湿度
を一定に保つことができ、快適な室内空間を提供でき
る。また、不必要な加湿を行うことがないので、エネル
ギー消費量にも無駄がない。また、繁雑なON/OFF
の繰り返しがなくなるので運転開始時に生じる突入電流
による空気調和機本体及び周辺機器への影響を最小限に
防ぐことができる。
【0043】特に請求項2記載の空気調和機によれば、
制御装置は、暖房加湿運転中に、各センサより入力され
た室内の環境データから室内の露点温度を算出し、当該
露点温度と室外湿度の差によって加湿装置の出力を多段
階に制御するので、最適な湿度へ早く到達し、暖房加湿
運転中及び停止時に室外温度にまで室内空気が冷やされ
ても室内が結露することがなくなるので、結露による室
内の汚染・腐食がなくなり、最適湿度を一定に保つこと
ができ快適な室内空間を提供できる。
【0044】また、請求項6記載の空気調和機によれ
ば、制御装置は、本体送風機の出力に合わせた加湿出力
制御をおこなうことにより、送風音の低減を行うことが
でき静穏化が実施できる。また、室内温度の移り変わり
を事前に見越して、湿度変化を推察し、制御することが
できる為、室内が乾燥し過ぎることや加湿し過ぎること
を防ぎ、尚且つ最適湿度まで素早く到達することができ
るため、快適な室内空間を提供できる。
【0045】また、請求項7記載の空気調和機によれ
ば、使用者が好みの加湿出力を設定することができるた
め、空気調和機がおかれている部屋特有の環境設定を実
現することが可能となる。また、使用範囲が広がり、加
湿出力内容を表示により確認することができるため、好
みの加湿出力レベルを知ることができる。
【0046】また、請求項8記載の空気調和機によれ
ば、使用者が好みの加湿出力を記憶しておくので、暖房
加湿運転を行うたびに好みの加湿出力を設定する必要が
ないため非常に使い勝手の良い加湿運転を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気調和機の室内機に内蔵され
た加湿装置の構成を表す断面図である。
【図2】本発明にかかる空気調和機の制御装置の制御ブ
ロック図である。
【図3】室内温度と湿度との相関関係から快適湿度範囲
を示した特性図である。
【図4】本発明にかかる空気調和機の第一実施形態の制
御内容を示すフローチャートである。
【図5】第一実施形態の空気調和機にかかる再生用ヒー
ター印加電力と加湿量の相関関係を示すグラフである。
【図6】第一実施形態の空気調和機にかかる吸湿側風量
と加湿量の相関関係を示すグラフである。
【図7】第一実施形態の空気調和機にかかる吸湿材回転
数と加湿量の相関関係を示すグラフである。
【図8】本発明にかかる空気調和機の第二実施形態の制
御内容を示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかる空気調和機の第三実施形態の制
御内容を示すフローチャートである。
【図10】本発明にかかる空気調和機の第四実施形態の
制御内容を示すフローチャートである。
【図11】本発明にかかる空気調和機の第五実施形態の
制御内容を示すフローチャートである。
【図12】従来の空気調和機付属の加湿器制御装置の制
御内容を示すフローチャートである。
【図13】従来の除加湿装置の制御内容を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】 1 加湿ユニット 2 吸湿材 6 タイミングベルト 7 プーリー 8 駆動モータ 15 吸湿用ファン 20 放湿用ファン 22 再生用ヒーター 25 マイクロコンピュータ 26 ROM 27 RAM 29 演算部 30 制御部 40 入力キー回路 41 環境検知回路 42 表示装置 43 空気調和機負荷駆動回路 44 加湿装置用負荷駆動回路 45 本体送風機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中から吸湿して外部へ放湿する加湿
    装置と、温度と湿度を検知するセンサと、前記加湿装置
    の出力を制御する制御装置とを備えた空気調和機におい
    て、 前記加湿装置は、空気中の水分を吸着する通風孔を有し
    た吸湿材と、該吸湿材に空気を送風する送風機と、前記
    吸湿材を加熱して水分を脱離再生する再生用ヒーター
    と、空気を吸気する吸気口と空気を排気する排気口とを
    備え、 前記センサは、室内温度を検知する室内温度センサと、
    室内湿度を検知する湿度センサとからなり、 前記制御装置は、暖房加湿運転中に、前記室内温度セン
    サ及び前記湿度センサにより検知された室内の温度及び
    湿度から最適湿度を算出し、室内湿度と最適湿度の差に
    応じて加湿装置の出力を多段階に制御することを特徴と
    する空気調和機。
  2. 【請求項2】 空気中から吸湿して外部へ放湿する加湿
    装置と、温度と湿度を検知するセンサと、前記加湿装置
    の出力を制御する制御装置とを備えた空気調和機におい
    て、 前記加湿装置は、空気中の水分を吸着する通風孔を有し
    た吸湿材と、該吸湿材に空気を送風する送風機と、前記
    吸湿材を加熱して水分を脱離再生する再生用ヒーター
    と、空気を吸気する吸気口と空気を排気する排気口とを
    備え、 前記センサは、室内温度を検知する室内温度センサと、
    室外温度を検知する室外温度センサと、室内湿度を検知
    する湿度センサとからなり、 前記制御装置は、暖房加湿運転中に、前記室内温度セン
    サ及び前記湿度センサにより検知された室内の温度及び
    湿度から露点温度を算出し、室外温度と露出温度の差に
    応じて加湿装置の出力を多段階に制御することを特徴と
    する空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記加湿装置の出力制
    御手段として、前記再生用ヒーターの印加電力を多段階
    に可変することを特徴とする請求項1又は2記載の空気
    調和機。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記加湿装置の出力制
    御手段として、前記送風機の風量を多段階に可変するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記加湿装置は、それぞれに排気口を有
    する吸湿用通路と放湿用通路とを備え、前記再生用ヒー
    ターが放湿用通路に配置され、円筒状の前記吸湿材が吸
    湿用通路と放湿用通路にまたがって配置され且つ回転可
    能に保持される構成であり、 前記制御装置は、前記加湿装置の出力制御手段として、
    前記吸湿材の回転数を多段階に可変することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記加湿装置から放湿された空気を室内
    に送風する本体送風機を備え、 前記制御装置は、前記本体送風機の出力を制御し、該本
    体送風機の出力に応じて、前記加湿装置の出力を補正し
    制御することを特徴とする請求項1又は2記載の空気調
    和機。
  7. 【請求項7】 使用者が任意に加湿出力を設定する為の
    切替部と、設定内容を表示する表示部とを備えることを
    特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 使用者が任意に加湿出力を設定する為の
    切替部と、設定内容を表示する表示部と、使用者によっ
    て任意に設定された加湿出力内容を記憶する記憶手段を
    備え、 前記制御装置は、暖房加湿運転が停止され、あるいは電
    源が切られても、次回の運転開始時には該記憶手段によ
    って記憶された運転内容を用いて加湿制御を行うことを
    特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
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