JP3220684B2 - 熱交換型換気装置の制御方法 - Google Patents

熱交換型換気装置の制御方法

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JP3220684B2
JP3220684B2 JP12424499A JP12424499A JP3220684B2 JP 3220684 B2 JP3220684 B2 JP 3220684B2 JP 12424499 A JP12424499 A JP 12424499A JP 12424499 A JP12424499 A JP 12424499A JP 3220684 B2 JP3220684 B2 JP 3220684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気密性の高い住宅
の換気を行う換気装置に関し、さらに詳細には、熱交換
及び除湿を行いつつ換気を行う熱交換型換気装置の制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅における消費エネルギー低減
の観点から、住宅の気密性を向上して冷暖房効率を高め
る試みが盛んである。しかし、住宅の気密性を向上した
場合には、空気を清浄に保つ強制的な換気装置が必要と
なる。また、その換気装置は、外気と室内空気の熱交換
が可能で、従来の住宅に簡便に設置できることが望まし
い。
【0003】かかる換気装置として、強制的な換気機構
と、室内外の空気の熱交換を行う熱交換器を筐体内に組
み込んだ熱交換型換気装置が一般に用いられている。こ
の換気装置を住宅内の適当な場所に設置し、屋外及び各
部屋とそれぞれパイプによって接続することにより、室
内の温度変化を抑制しつつ強制的な換気を行うことがで
きる。
【0004】また、特に夏季においては、室内を低湿度
に保つ必要もあることから、屋外の空気を除湿した後に
換気を行うことが望ましい。例えば、ある換気装置にお
いては、紙等の吸湿性のある材料で構成した全熱型熱交
換器を用いることにより、温度と湿度の両方を交換した
後に、屋外と室内空気を入れ替える。しかし、全熱型熱
交換器の構成材料である紙等が臭気成分を吸着するた
め、室内外の悪臭成分が熱交換器に蓄積され、長期間に
渡って室内に悪臭空気が導入されるという問題があっ
た。
【0005】そこで、熱交換と換気を行う換気機構部
を、圧縮機及び熱交換器を有する除湿機構部と一体化し
た新たな熱交換型換気装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、換気機構部と
除湿機構部を一体化した熱交換型換気装置においては、
従来の熱交換型換気装置又は汎用的な除湿機では想定し
ていなかった異常な状況に対処して、装置を保護する新
たな制御方法が必要となる。また、かかる熱交換型換気
装置を効率的に運転する新たな制御方法も必要となる。
【0007】そこで本発明は、熱交換と換気を行う換気
機構部と、圧縮機及び熱交換器による除湿機能を有する
除湿機構部を一体化した熱交換型換気装置の制御方法で
あって、熱交換型換気装置を適切に保護し、効率的な運
転を可能とする制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明のうちで、請求項1に記載の発明は、外気を
導入する外気導入ファンと、室内空気を排出する内気排
出ファンと、上記外気と上記室内空気の熱交換を行う熱
交換器を有する換気機構部と、上記熱交換器通過後の外
気を除湿する除湿機構部を一体化して成る熱交換型換気
装置において、上記熱交換器通過後の外気温度を検出す
温度センサーを備え、この温度センサーの検知信号に
より、上記除湿機構部の運転/停止を制御する熱交換型
換気装置の制御方法である。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、上記外気
温度が所定温度範囲外であれば上記除湿機構部を停止す
る一方、所定温度範囲内であれば上記除湿機構部を運転
することを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、上記所
定温度範囲が、約0〜60℃であることを特徴とする。
【0011】またさらに、請求項4に記載の発明は、上
記検知信号が異常信号となった場合に、上記除湿機構部
の運転を停止することを特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、外気を導
入する外気導入ファンと、室内空気を排出する内気排出
ファンと、上記外気と上記室内空気の熱交換を行う熱交
換器を有する換気機構部と、上記熱交換器通過後の外気
を除湿する除湿機構部を一体化して成る熱交換型換気装
置において、上記熱交換器を通過後の外気湿度を検出す
湿度センサーを備え、この湿度センサーにより検出し
た外気湿度が、所定湿度以下であれば上記除湿機構部を
停止する一方、所定湿度よりも大きければ上記除湿機構
部を運転する熱交換型換気装置の制御方法である。
【0013】さらに、請求項6に記載の発明は、上記熱
交換型換気装置の起動時に上記除湿機構部を運転開始
し、所定時間経過後に、上記外気湿度による除湿機構部
の停止/運転を行うことを特徴とする。
【0014】
【0015】また、請求項に記載の発明は、外気を導
入する外気導入ファンと、室内空気を排出する内気排出
ファンと、上記外気と上記室内空気の熱交換を行う熱交
換器を有する換気機構部と、上記導入された外気の除湿
機能を有する除湿機構部を一体化して成る熱交換型換気
装置において、上記外気導入ファンの回転異常を検知す
ると、除湿機構部の運転を停止する熱交換型換気装置の
制御方法である。
【0016】さらに、請求項に記載の発明は、外気を
導入する外気導入ファンと、室内空気を排出する内気排
出ファンと、上記外気と上記室内空気の熱交換を行う熱
交換器と、該熱交換器における結露水を排出するドレン
を有する換気機構部と、上記導入された外気の除湿機能
を有する除湿機構部を一体化して成る熱交換型換気装置
において、上記ドレンの排出異常を検知すると、上記外
気導入ファン及び上記内気排出ファンを停止する熱交換
型換気装置の制御方法である。
【0017】またさらに、請求項に記載の発明は、上
記ドレンの排出異常を検知すると、さらに上記除湿機構
部の運転を停止することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の制御方
法に係る熱交換型換気装置の一例を示す概略図である。
熱交換型換気装置10は、換気機構部12と、除湿機構
部42を一体化して成る。換気機構部12には、外気吸
気口34から吸入した空気を、外気給気口36から給気
する外気導入ファン26と、内気吸気口30から吸入し
た空気を、内気排気口32から排出する内気排出ファン
25が設けられている。外気を導入する経路と室内空気
を排出する経路の交差部には、熱交換器20が設置され
ている。一方、除湿機構部42には、圧縮機及び熱交換
器44とファン43が備えられている。
【0019】尚、図中14、16、18及び24は空気
の除塵等を行うフィルターである。50は外気温度を測
定する温度センサー、52は外気の湿度を測定する湿度
センサー、56は外気導入ファン26の回転数を検知す
る回転数センサーである。また、22は熱交換器におけ
る結露水を排出するドレン、23はドレン受け皿、54
はドレン受け皿に併設されたフロートスイッチである。
【0020】熱交換型換気装置10は、屋内の適当な位
置に設置され、外気吸気口34及び内気排気口32が屋
外に接続され、内気吸気口12及び除湿機給気口48が
換気を行う室内に接続される。
【0021】換気を行う室内から内気吸気口30を介し
て換気機構部12に吸入された空気(図中RAと表示)
は、熱交換器20を通過して、内気排気口32から屋外
に排気される(図中EAと表示)。一方、屋外から外気
吸気口34を介して換気機構部12に吸入された空気
(図中OAと表示)は、熱交換器20を通過して外気給
気口36から給気される。各々の空気の強制的な流れ
は、内気排出ファン25及び外気導入ファン26によっ
て確保される。熱交換器20においては、外気と室内空
気の熱交換が行われる。熱交換器20における結露水
は、ドレン受け皿23、ドレン22、ドレン配管(図示
せず)を介して屋外に排出される。
【0022】換気機構部12を通じて導入された外気
は、吸気口46を介して除湿機構部42に導入される。
導入された空気は、除湿機構部42を通過して除湿され
た後に、給気口48を介して各部屋に送出される(図中
SAと表示)。尚、除湿機構部42が停止している時
は、除湿機構部42と筐体の間に設けられた経路を通じ
て外気が送出される。
【0023】尚、熱交換型換気装置の各構成部分の配置
は図1に示した例に限定されるものではない。例えば、
除湿機構部42を外気導入ファン26よりも吸気側に設
置しても構わない。
【0024】次に、上記熱交換型換気装置10の制御の
詳細を以下に説明する。図2は、熱交換型換気装置10
の制御を行う制御系を示している。コントローラー60
には、フロートスイッチ54、温度センサー50、湿度
センサー52、外気導入ファン回転数センサー56、外
気導入ファン26、内気排出ファン25、除湿機構部4
2、警報ブザー59が電気的に接続されている。
【0025】図3、図4及び図5は、熱交換型換気装置
10のコントローラー60による制御を示すフローチャ
ートである。電源スイッチをONしてプログラムがスタ
ートすると、まずステップS1において、外気導入ファ
ン26及び内気排出ファン25を作動させて、外気を熱
交換型換気装置10に導入する一方、室内空気を室外に
排出する。また、ドレン受け皿23に貯留したドレンの
レベルを検出するフロートスイッチ54、熱交換型換気
装置10に導入された外気温度及び湿度を検出する温度
センサー50及び湿度センサー52、外気導入ファンの
回転数センサー等の各種スイッチ及びセンサー類を作動
させる。
【0026】ステップS1とほぼ同時に、ステップS2
において、除湿機構部42を作動させる。ファン25及
び26の起動時に除湿機構部42を作動させるのは、外
気の湿度が高い場合に、熱交換型換気装置の起動初期に
おいて高湿度の外気が導入されるのを防止するためであ
る。尚、ステップS2を実行せずに、外気温度及び湿度
を判断した後にステップ12において除湿機構部42を
作動開始しても良い。この場合には、除湿機構部42の
無駄な運転を防止して、消費エネルギーの低減を図るこ
とができる。
【0027】次のステップS3において、ドレン受け皿
23に貯留したドレンが所定のレベル(LVLH)以上
かどうかをフロートスイッチ54により検出する。ドレ
ンレベルが所定レベル以下の場合にはステップS4にお
いて、温度センサー50により外気温(TOA)を検出す
る一方、所定レベル以上の場合には、ステップS5にお
いて、外気導入ファン26及び内気排出ファン25、好
ましくはさらに除湿機構部42の運転を停止するととも
に、警報ブザー59を作動させる。ドレンレベルが所定
値以上であることは、ドレンの排出異常を示しており、
そのまま外気導入ファン26及び内気排出ファン25の
運転を継続しては、結露水が住宅室内に溢れるからであ
る。さらに除湿機構部42の運転を停止するのは、外気
導入ファン26の停止状態において運転を継続しては除
湿機構部42が故障する恐れがあるからである。
【0028】ステップS4において、外気温(TOA)を
検出すると、ステップS6において、検出された外気温
(TOA)を電装品保護のための設定温度(Ts)(例え
ば、40℃)と比較し、外気温(TOA)が設定温度(T
s)より低い場合は、ステップS7において外気導入フ
ァン26及び内気排出ファン25を通常運転する一方、
外気温(TOA)が設定温度(Ts)より高い場合は、ス
テップS8において外気導入ファン26及び内気排出フ
ァン25を低速運転する。
【0029】その後、ステップS9において、外気温
(TOA)が除湿機構部を運転すべき所定の温度範囲(T
SL〜TSH)内にあるかどうかを判定する。ステップS9
の判定がNOの場合には、ステップS10において除湿
機構部42の運転を停止する一方、ステップS9の判定
がYESの場合には、ステップS11において外気湿度
(HOA)を検出し、ステップS12〜14における判断
がYESであることを条件としてステップS15におい
て除湿機構部42の運転を継続する。
【0030】外気温(TOA)が所定温度範囲(TSL〜T
SH)外である時に除湿機構部42を停止するのは、除湿
機構部42の故障を防止するためである。即ち、外気温
(T OA)が所定温度以上で除湿機構部42を運転して
は、除湿機構部42内の圧縮機が焼きつきを起こし、外
気温(TOA)が所定温度以下で除湿機構部42を運転し
ては除湿機構部42の通風経路に霜が付着し、除湿機構
部42が故障する恐れがあるからである。所定温度範囲
(TSL〜TSH)は、好ましくは約0〜60℃、より好ま
しくは10〜50℃、さらに好ましくは約15〜45℃
である。
【0031】尚、外気温度(TOA)の検出は、熱交換器
20通過後であって除湿機構部42吸入前の外気につい
て行うことが好ましい。これにより、除湿機構部42に
吸入される外気温度を正確に検出し、より的確な除湿機
構部42の制御が可能となるからである。
【0032】ステップS11からS15について詳述す
る。ステップS11において換気機構部12に設置した
湿度センサー52により外気湿度(HOA)を検出した
後、ステップS12においては、除湿機構部がONかど
うかを判定する。除湿機構部42がONの場合には、ス
テップS13において、外気湿度(HOA)が第1の所定
湿度(HS1)より大きいかどうかを判定する一方、除湿
機構部がOFFの場合には、ステップS14において、
外気湿度(HOA)が第2の所定湿度(HS2)より大きい
かどうかを判定する。尚、第2の所定湿度(HS2)(例
えば61%)は、第1の所定湿度(HS1)(例えば54
%)よりも大きく設定することが好ましい。ステップS
13における判定がYESの場合には、ステップS15
において除湿機構部42の運転を継続するとともに、ス
テップS14における判定がYESの場合には、除湿機
構部42を作動させる。一方、ステップS13における
判定がNOの場合にはステップS10に移行して除湿機
構部の運転を停止する。
【0033】外気湿度(HOA)が所定湿度以下(除湿機
構部がONの場合はHS1、除湿機構部がOFFの場合は
S2)の時に除湿機構部42を停止するのは、除湿機構
部42の効率的な運転を行って熱交換型換気装置10の
消費エネルギーを低減するためである。従来の汎用的な
除湿機においても湿度による運転制御はなされていた
が、湿度検知を行うために除湿機内のファンを常時回転
させておく必要があった。一方、本発明の制御方法によ
れば、換気機構部12に設置した湿度センサー52によ
って外気湿度を測定するため、除湿機ファン43を停止
しても外気導入ファン26によって湿度検知に必要な空
気の流れが確保される。したがって、除湿機ファン43
を含めて除湿機構部42を完全に停止することができ、
消費エネルギーがより一層低減される。
【0034】また、熱交換器20において外気湿度は変
化するため、外気湿度(HOA)を熱交換器20を通過し
た後の外気について検知することが好ましい。これによ
り、より的確な除湿機構部42の制御が可能となる。
【0035】尚、除湿機構部42の運転を判断する湿度
が除湿機構部ONの場合とOFFの場合で異なるのは、
除湿機構部42のハンチング防止のためである。
【0036】次に、ステップS10あるいはS15の
後、あるいは、ステップS14においてNOと判定され
た後、ステップS16以降において湿度センサー52、
温度センサー50、外気導入ファン26が正常かどうか
の判定を行う。
【0037】詳述すると、ステップS16において湿度
センサー52が異常の場合には、ステップS17におい
て、警報ブザー59を作動させる。例えば、湿度センサ
ー52から所定電圧以下の異常な電圧値が数秒間連続し
て検知された場合に、湿度センサー52を異常と判定す
る。
【0038】湿度センサー52が異常な場合に、警報ブ
ザー59を作動させるのみで熱交換型換気装置10の運
転を継続するのは、運転を継続しても除湿機構部42が
無駄な運転をする可能性があるに過ぎないからである。
【0039】一方、ステップS16において、湿度セン
サー52が正常と判定されると、ステップS18に移行
し、温度センサー50が正常かどうかを判定する。例え
ば、温度センサー50から、−40℃未満を示す異常信
号が数秒間連続して検知されればセンサーの断線異常と
判定し、150℃以上を示す異常信号が数秒間連続して
検知されればセンサーの短絡異常と判定する。温度セン
サー50が正常な場合には、ステップS19において外
気導入ファン26が正常かどうかを判定し、正常な場合
にはステップS3に戻り、ステップS3以降のプログラ
ムを再度実行する。
【0040】なお、ステップS18において、温度セン
サー50が異常と判定された場合、あるいは、ステップ
S19において、外気導入ファン26の回転数が異常と
判定された場合には、ステップS20に移行し、除湿機
構部42の運転を停止するとともに、警報ブザー59を
作動させる。
【0041】温度センサー50が異常と判定された場合
に除湿機構部42を停止するのは、外気温度が前述の所
定温度範囲外である場合に、除湿機構部42が運転を継
続して故障を起こすことを防止するためである。尚、温
度センサー50が異常である場合にも、外気導入ファン
26及び内気排出ファン25は運転を継続することが好
ましい。住宅の換気確保のために、外気導入ファン26
及び内気排出ファン25は可能な限り運転を続けること
が好ましいからである。
【0042】また、外気導入ファン26の回転数が異常
と判断された場合に除湿機構部42を停止するのは、外
気導入ファン26の回転数が異常に低下又はロックして
いる場合に除湿機構部42の運転を継続すると、除湿機
構部42が異常な高温となって故障する恐れがあるから
である。
【0043】
【発明の効果】本発明は、上記説明したように構成され
ているため、下記の効果を奏する。本発明のうちで、請
求項1に記載の発明によれば、換気機構部と、除湿機構
部を一体化して成る熱交換型換気装置において、外気温
度センサーの検知信号により、除湿機構部の運転/停止
を制御するため、除湿機構部が異常な温度で動作するこ
とを防止して、熱交換型換気装置を故障から保護するこ
とができる。
【0044】また、請求項2に記載の発明によれば、熱
交換器を通過後の外気温度を検出するため、除湿機構部
をより的確に制御して、熱交換型換気装置を故障から保
護することができる。
【0045】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
上記検知信号の示す外気温度が、所定温度範囲(好まし
くは約0〜60℃)外であれば上記除湿機構部を停止す
る一方、所定温度範囲内であれば除湿機構部を運転する
ため、除湿機構部が故障する恐れのある温度において除
湿機構部を停止して、熱交換型換気装置を故障から保護
することができる。
【0046】またさらに、請求項4に記載の発明によれ
ば、温度センサーの検知信号が異常信号となった場合に
除湿機構部を停止するため、除湿機構部が故障する恐れ
のある異常な温度で除湿機構部が動作することを防止し
て、熱交換型換気装置を故障から保護することができ
る。
【0047】また、請求項5に記載の発明によれば、湿
度センサーにより検知した湿度が、所定湿度以下であれ
ば上記除湿機構部を停止するため、除湿機構部の効率的
な運転を行い、熱交換型換気装置の消費エネルギーを低
減することができる。
【0048】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
上記熱交換型換気装置の起動時に上記除湿機構部を運転
開始し、所定時間経過後に、上記外気湿度による除湿機
構部の停止/運転を行うため、熱交換型換気装置起動時
に高湿度の外気が室内に給気されることを防止すること
ができる。
【0049】加えて、請求項7に記載の発明によれば、
湿度センサーにより熱交換器を通過後の外気湿度を検知
して除湿機構部を制御するため、室内に導入される外気
の正確な湿度に基づいて熱交換型換気装置を的確に制御
することができる。
【0050】また、請求項8に記載の発明によれば、外
気導入ファンの回転異常を検知すると、除湿機構部を停
止するため、除湿機構部内の圧縮機が異常高温となる事
を防ぎ、熱交換型換気装置の故障が連鎖拡大することを
防止することができる。
【0051】さらに、請求項9記載の発明によれば、上
記ドレンの排出異常を検知すると、上記外気導入ファン
及び内気排出ファンを停止するため、ドレン結露水が室
内に溢れる事を防止することができる。
【0052】またさらに、請求項10記載の発明によれ
ば、上記ドレンの排出異常を検知すると、さらに上記除
湿機構部を停止するため、除湿機構部内の圧縮機が異常
高温となる事を防ぎ、熱交換型換気装置の故障が連鎖拡
大することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の制御方法に係る熱交換型換
気装置の一例を示す概略図である。
【図2】 図2は、熱交換型換気装置の制御を行う制御
系のブロック図である。
【図3】 図3は、熱交換型換気装置の制御を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 図4は、熱交換型換気装置の制御を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 図5は、熱交換型換気装置の制御を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 熱交換型換気装置、12 換気機構部、14、1
6、18及び24 フィルター、20 熱交換器、22
ドレン、23 ドレン受け皿、25 内気排出ファ
ン、26 外気導入ファン、30 内気吸気口、32
内気排気口、34外気吸気口、36 外気給気口、42
除湿機構部、43 除湿機ファン、44圧縮機/熱交
換器、46 吸気口、48 給気口、50 温度センサ
ー、52湿度センサー、54 フロートスイッチ、56
外気導入ファン回転数センサー、59 警報ブザー、
60 コントローラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 美樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 青 孝彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 白井 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−42747(JP,A) 特開 平10−141730(JP,A) 特開 平12−97478(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/08 101 F24F 11/02 102

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を導入する外気導入ファンと、室内
    空気を排出する内気排出ファンと、上記外気と上記室内
    空気の熱交換を行う熱交換器を有する換気機構部と、上
    熱交換器通過後の外気を除湿する除湿機構部を一体化
    して成る熱交換型換気装置において、上記熱交換器通過後の外気温度を検出する 温度センサー
    を備え、この温度センサーの検知信号により、上記除湿
    機構部の運転/停止を制御する熱交換型換気装置の制御
    方法。
  2. 【請求項2】 上記外気温度が所定温度範囲外であれば
    上記除湿機構部を停止する一方、所定温度範囲内であれ
    ば上記除湿機構部を運転する請求項1記載の制御方法。
  3. 【請求項3】 上記所定温度範囲が、約0〜60℃であ
    ることを特徴とする請求項2記載の制御方法。
  4. 【請求項4】 上記検知信号が異常信号となった場合
    に、上記除湿機構部の運転を停止する請求項1記載の制
    御方法。
  5. 【請求項5】 外気を導入する外気導入ファンと、室内
    空気を排出する内気排出ファンと、上記外気と上記室内
    空気の熱交換を行う熱交換器を有する換気機構部と、上
    熱交換器通過後の外気を除湿する除湿機構部を一体化
    して成る熱交換型換気装置において、上記熱交換器を通過後の外気湿度を検出する 湿度センサ
    ーを備え、この湿度センサーにより検出した外気湿度
    が、所定湿度以下であれば上記除湿機構部を停止する一
    方、所定湿度よりも大きければ上記除湿機構部を運転す
    る熱交換型換気装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 上記熱交換型換気装置の起動時に上記除
    湿機構部を運転開始し、所定時間経過後に、上記外気湿
    度による除湿機構部の停止/運転を行う請求項5記載の
    制御方法。
  7. 【請求項7】 外気を導入する外気導入ファンと、室内
    空気を排出する内気排出ファンと、上記外気と上記室内
    空気の熱交換を行う熱交換器を有する換気機構部と、上
    記導入された外気の除湿機能を有する除湿機構部を一体
    化して成る熱交換型換気装置において、 上記外気導入ファンの回転異常を検知すると、除湿機構
    部の運転を停止する熱交換型換気装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 外気を導入する外気導入ファンと、室内
    空気を排出する内気排出ファンと、上記外気と上記室内
    空気の熱交換を行う熱交換器と、該熱交換器における結
    露水を排出するドレンを有する換気機構部と、上記導入
    された外気の除湿機能を有する除湿機構部を一体化して
    成る熱交換型換気装置において、 上記ドレンの排出異常を検知すると、上記外気導入ファ
    ン及び上記内気排出ファンを停止する熱交換型換気装置
    の制御方法。
  9. 【請求項9】 上記ドレンの排出異常を検知すると、さ
    らに上記除湿機構部の運転を停止する請求項記載の制
    御方法。
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