JP4708251B2 - 発泡ポリウレタンエラストマーおよびその製造方法並びに鉄道用パッド - Google Patents

発泡ポリウレタンエラストマーおよびその製造方法並びに鉄道用パッド Download PDF

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本発明は、鉄道用パッドなどの構成材料として好適な発泡ポリウレタンエラストマーおよびその製造方法に関する。
鉄道の軌道(レール)において、車輛の走行時に発生する振動や騒音を軽減するための防振材として、鉄道用パッドが使用されている。
この鉄道用パッドには、レールと枕木との間に挿入される軌道パッド、枕木の下に敷設される枕木用パッド、スラブ軌道のスラブの下に敷設される軌道スラブ用防振材などが包含される。
かかる鉄道用パッドの構成材料には(1)良好な防振性能および緩衝性能を発現させるために、使用条件に適合する低いバネ常数が要求されるとともに、(2)良好な圧縮特性(特に、小さい残留歪,低いヒステリシス損失)、(3)高い機械的強度、(4)小さい圧縮永久歪、(5)良好な耐疲労性、(6)低い吸水率などが要求される。
従来、鉄道用パッドに用いられる材料として、SBR系の無発泡ゴムが使用されていた。然るに、無発泡ゴムからなる鉄道用パッド、特に、バネ常数が低くて、軟らかい無発泡ゴムからなる鉄道用パッドは、十分な耐久性を有するものではない。
また、バネ常数の低減を企図して、無発泡ゴムに溝加工などを施して鉄道用パッドを形成すると、当該鉄道用パッドにおける荷重の分散が不均一となり、応力が集中する溝部に亀裂が発生するなど、耐久性の更なる低下を招く。
最近、鉄道用パッドに用いられる材料として、ポリイソシアネートと、ポリオールと、鎖延長剤と、発泡剤とを含む組成物を発泡・硬化させて得られる発泡ポリウレタンエラストマーが紹介されている(特許文献1〜4参照)。鉄道用パッドを構成する発泡ポリウレタンエラストマーは、密度の調整などによるバネ常数の制御が比較的容易であり、無発泡ゴムからなるものよりも耐久性などに優れている点で注目されている。ここに、発泡剤としては、水などの反応型発泡剤、フロンなどの非反応型発泡剤が使用されている。
しかし、特許文献1〜4に記載の発泡ポリウレタンエラストマーは、いずれも、鉄道用パッドに要求される上記(1)〜(6)の性能を十分に満足するものではない。特に、発泡剤として水を用いて形成される発泡ポリウレタンエラストマーは、尿素結合を高い割合で含むため、バネ常数が過大となり(硬くなり過ぎて)、所期の防振性能および緩衝性能を十分に発現させることができない。そして水発泡による発泡ポリウレタンエラストマーは圧縮特性にも劣る。他方、発泡剤として、フロンやハロゲン化炭化水素などを用いることは、環境衛生面からも好ましくない。
上記のような問題を解決するため、本発明者らは、鉄道用パッドの構成材料である発泡ポリウレタンエラストマーを形成する方法として、イソシアネート基末端プレポリマーとポリオールと鎖延長剤とを含有する組成物を不活性ガスの雰囲気下に機械的攪拌してフロス状の原料を調製し、この原料を成形型に注入して硬化させる方法を提案している(特許文献5参照)。
特許文献5の方法により形成された発泡ポリウレタンエラストマーは、化学的発泡法を利用して形成された発泡ポリウレタンエラストマー(特許文献1〜4)と比較して、鉄道用パッドに要求される性能を向上させることができた。
しかしながら、機械的発泡法を利用した特許文献5の方法によって形成された発泡ポリウレタンエラストマーであっても、上記(1)〜(6)の性能の全てをバランスよく満足するものではなく、更なる改良が望まれている。
特開平7−268052号公報 特開平8−27241号公報 特開平8−198927号公報 特開2000−281745号公報 特開2005−325146号公報
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の第1の目的は、防振・緩衝性能を発現させるのに適した低いバネ常数、良好な圧縮特性、高い機械的強度、小さい圧縮永久歪、良好な耐疲労性、低い吸水率のすべてをバランスよく満足する発泡ポリウレタンエラストマーを提供することにある。
本発明の第2の目的は、そのような優れた性能を有する発泡ポリウレタンエラストマーの製造方法を提供することにある。
本発明の第3の目的は、防振・緩衝性能を発現させるのに適した低いバネ常数、良好な圧縮特性、高い機械的強度、小さい圧縮永久歪、良好な耐疲労性、低い吸水率のすべてをバランスよく満足する鉄道用パッドを提供することにある。
本発明の発泡ポリウレタンエラストマーは、(A)MDI系イソシアネートと、平均官能基数が2のポリ(オキシテトラメチレン)ポリオールとを反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマーと、(B)平均官能基数が、数平均分子量(Mn)が500〜6,000である、末端水酸基にエチレンオキサイドが付加されたポリ(オキシプロピレン)ポリオールと、(C)1,4−ブタンジオール(C1)、エチレングリコール(C2)およびジグリセリン(C3)からなる鎖延長剤とを含有し;前記ポリオール(B)と前記鎖延長剤(C)の質量比率〔(B)/(C)〕が5/95〜25/75であり;前記鎖延長剤(C)に占める1,4−ブタンジオール(C1)の割合が5〜42質量%、エチレングリコール(C2)の割合が30〜77質量%、ジグリセリン(C3)の割合が17〜36質量%であり;モル比(〔NCO〕/〔OH〕)が0.80〜1.20であるエラストマー形成性組成物を;不活性ガスの雰囲気下に機械的攪拌することにより、当該組成物中に不活性ガスを分散させてフロス状の原料を調製し、この原料を成形型に注入して硬化させることにより得られることを特徴とする。
本発明の製造方法は、前記エラストマー形成性組成物を不活性ガスの雰囲気下に機械的攪拌することにより、当該組成物中に不活性ガスを分散させてフロス状の原料を調製し、この原料を成形型に注入して硬化させる工程を含むことを特徴とする。
本発明の鉄道用パッドは、本発明の発泡ポリウレタンエラストマーからなることを特徴とする。
本発明に係る発泡ポリウレタンエラストマーは、防振・緩衝性能を発現させるのに適した低いバネ常数、良好な圧縮特性、高い機械的強度、小さい圧縮永久歪、良好な耐疲労性、低い吸水率のすべてを高い水準でバランスよく満足する。
本発明の発泡ポリウレタンエラストマーを形成するために使用するウレタン形成性組成物は、MDI系イソシアネートとポリオールとを反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマー(A)と、平均官能基数が2.0〜4.0、数平均分子量(Mn)が500〜6,000であるポリオール(B)と、1,4−ブタンジオール(C1)、エチレングリコール(C2)およびジグリセリン(C3)からなる鎖延長剤(C)とを含有し、発泡剤(反応型発泡剤/非反応型発泡剤)を実質的に含有しないものである。
<イソシアネート基末端プレポリマー(A)>
ウレタン形成性組成物を構成するイソシアネート基末端プレポリマー(A)は、MDI系イソシアネートと、平均官能基数が2のポリ(オキシテトラメチレン)ポリオール(ポリオキシテトラメチレングリコール)とを反応させて得られる。
ここに、「MDI系イソシアネート」には、MDI(二核体)およびポリメリックMDI(三核体以上の多核体)が含まれる。
イソシアネート基末端プレポリマー(A)を得るために使用するMDIとポリメリックMDIの比率としては、30〜100:70〜0であることが好ましく、さらに好ましくは40〜100:60〜0とされる。
また、使用するMDIには、4,4’−MDI、2,4’−MDIおよび2,2’−MDIの異性体があるが、4,4’−MDIの割合が70%以上であることが好ましい。
イソシアネート基末端プレポリマー(A)は、MDI系イソシアネートと、平均官能基数が2のポリ(オキシテトラメチレン)ポリオールとを混合し、この混合物を加熱してウレタン化反応させることにより調製することができる
イソシアネート基末端プレポリマー(A)のNCO含量としては、3〜34質量%であることが好ましく、更に好ましくは4〜16質量%とされる。
NCO含量が3質量%未満である場合には、当該プレポリマーの粘度が高くなり過ぎて、ポリオール(B)との混合性に劣るものとなり、製造効率の低下を招く。
一方、NCO含量が34質量%を超える場合には、当該プレポリマーの貯蔵安定性の悪化が懸念される。
また、イソシアネート基末端プレポリマー(A)の平均官能基数としては2.0〜3.5であることが好ましく、更に好ましくは2.0〜2.5とされる。
平均官能基数が2.0未満である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマー(鉄道用パッド)が、良好な圧縮特性や高い機械的強度を有するものとならない。
一方、平均官能基数が3.5を超える場合には、ゲル化を起こしやすく、安定性に劣る。
<ポリオール(B)>
ウレタン形成性組成物を構成するポリオール(B)は、平均官能基数が、数平均分子量が500〜6,000である、末端水酸基にエチレンオキサイドが付加(EOキャップ)されたポリ(オキシプロピレン)ポリオールである。
ポリオール(B)の平均官能基数は3とされる。
ポリオールの平均官能基数が過小である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーが高い機械的強度(引張強度・引裂強度)および良好な圧縮特性、小さい圧縮永久歪を有するものとならない。
一方、ポリオールの平均官能基数が過大である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーのバネ常数が高くなり過ぎて、防振・緩衝材としての性能を十分に発揮することができない。
ポリオール(B)の数平均分子量は500〜6,000とされ、好ましくは1,000〜6,000、更に好ましくは1,000〜3,000とされる。
ポリオールの数平均分子量が500未満である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーのバネ常数が高くなり過ぎて、防振・緩衝材としての性能を十分に発揮することができない。
一方、ポリオールの数平均分子量が6,000を超える場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーが高い機械的強度(引張強度・引裂強度)および良好な圧縮特性、小さい圧縮永久歪を有するものとならない。
<鎖延長剤(C)>
ウレタン形成性組成物を構成する鎖延長剤(C)は、1,4−ブタンジオール(C1)と、エチレングリコール(C2)と、ジグリセリン(C3)とからなり、延長剤(C)に占めるそれぞれの割合が特定の範囲である点に本発明の特徴がある。
鎖延長剤(C)に占める1,4−ブタンジオール(C1)の割合は5〜42質量%とされ、好ましくは5〜25質量%とされる。
1,4−ブタンジオール(C1)の割合が5質量%未満である場合(エチレングリコール(C2)およびジグリセリン(C3)の各々の割合は本発明の範囲内であるが、両者の合計割合が95質量%を超える場合)には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーが、良好な圧縮特性や高い機械的強度を有するものとならない。
1,4−ブタンジオール(C1)の割合が5質量%未満であって、エチレングリコール(C2)の割合が過剰である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーのバネ常数および硬度が高くなり過ぎて、防振・緩衝材としての性能を十分に発揮することができない。また、当該発泡ポリウレタンエラストマーは、良好な圧縮特性を有するものとならず、圧縮永久歪も大きく、耐疲労性に劣り、吸水率も高いものとなる(後述する比較例1および比較例5参照)。
1,4−ブタンジオール(C1)の割合が5質量%未満であって、ジグリセリン(C3)の割合が過剰である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーの機械的強度が低下する傾向がある。
1,4−ブタンジオール(C1)の割合が42質量%を超える場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーが良好な圧縮特性を有するものとならなず、耐疲労性に劣り、吸水率も高いものとなる(後述する比較例2および比較例8参照)。
鎖延長剤(C)に占めるエチレングリコール(C2)の割合は30〜77質量%とされ、好ましくは40〜71質量%とされる。
エチレングリコール(C2)の割合が30質量%未満である場合(1,4−ブタンジオール(C1)およびジグリセリン(C3)の各々の割合は本発明の範囲内であるが、両者の合計割合が70質量%を超える場合)には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーは、機械的強度が低く、吸水率が高いものとなる。
エチレングリコール(C2)の割合が30質量%未満であって、1,4−ブタンジオール(C1)の割合が過剰である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーが良好な圧縮特性を有するものとならなず、耐疲労性に劣り、吸水率も高いものとなる(後述する比較例2および比較例8参照)。
エチレングリコール(C2)の割合が30質量%未満であって、ジグリセリン(C3)の割合が過剰である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーは、機械的強度が低いものとなる(後述する比較例9および比較例10参照)。
エチレングリコール(C2)の割合が77質量%を超える場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーのバネ常数および硬度が高くなり過ぎて、防振・緩衝材としての性能を十分に発揮することができない。また、当該発泡ポリウレタンエラストマーは、良好な圧縮特性を有するものとならず、圧縮永久歪も大きく、耐疲労性に劣り、吸水率も高いものとなる(後述する比較例1および比較例5参照)。
鎖延長剤(C)に占めるジグリセリン(C3)の割合は17〜36質量%とされ、好ましくは17〜25質量%とされる。
ジグリセリン(C3)の割合が17質量%未満である場合(1,4−ブタンジオール(C1)およびエチレングリコール(C2)の各々の割合は本発明の範囲内であるが、両者の合計割合が83質量%を超える場合)には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーが良好な圧縮特性を有するものとならなず、耐疲労性に劣り、吸水率も高いものとなる。
ジグリセリン(C3)の割合が17質量%未満であって、1,4−ブタンジオール(C1)の割合が過剰である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーが良好な圧縮特性を有するものとならなず、吸水率も高いものとなる。
ジグリセリン(C3)の割合が17質量%未満であって、エチレングリコール(C2)の割合が過剰である場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーのバネ常数および硬度が高くなり過ぎて、防振・緩衝材としての性能を十分に発揮することができない。また、当該発泡ポリウレタンエラストマーは、良好な圧縮特性を有するものとならず、圧縮永久歪も大きく、耐疲労性に劣り、吸水率も高い(後述する比較例5参照)。
ジグリセリン(C3)の割合が36質量%を超える場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーは、機械的強度が低いものとなる(後述する比較例9および比較例10参照)。
<ポリオール(B)と鎖延長剤(C)の質量比率>
ウレタン形成性組成物に含まれるポリオール(B)と鎖延長剤(C)の質量比率〔(B)/(C)〕としては、通常5/95〜25/75とされ、好ましくは11/89〜20/80とされる。
質量比率〔(B)/(C)〕が5/95未満である場合には、そのようなウレタン形成性組成物中に不活性ガスを十分に分散させる(気泡を導入する)ことができず、発泡ポリウレタンエラストマーを得ることができなかったり、発泡ポリウレタンエラストマーの密度のコントロールすることが困難となったりする(後述する比較例13参照)。
一方、質量比率〔(B)/(C)〕が25/75を超える場合には、得られる発泡ポリウレタンエラストマーは、良好な圧縮特性を有するものとならず、圧縮永久歪も大きく、耐疲労性に劣り、機械的強度も低いものとなる(後述する比較例14参照)。
<ウレタン形成性組成物の任意成分>
本発明で使用するウレタン形成性組成物は、イソシアネート基末端プレポリマー(A)、ポリオール(B)および鎖延長剤(C)を必須成分として含有するが、これら以外の成分が含有されていてもよい。
かかる任意成分としては、触媒、整泡剤、着色剤(顔料・染料)、酸化防止剤および紫外線吸収剤などを挙げることができる。
ウレタン形成性組成物において、水の含有割合が0.1質量%未満であることが好ましく、更に好ましくは0.05質量%未満である。
これにより、尿素結合の形成が制限され、この結果、使用条件(例えば、鉄道用パッドとしての使用条件)に適合する低いバネ常数、良好な圧縮特性、小さい圧縮永久歪を有する発泡ポリウレタンエラストマーを製造することができる。
<ウレタン形成性組成物のモル比(〔NCO〕/〔OH〕)>
本発明で使用するウレタン形成性組成物において、良好な硬化性を確保する観点から、イソシアネート基末端プレポリマー(A)の有するイソシアネート基と、ポリオール(B)および鎖延長剤(C)が有する水酸基とのモル比(〔NCO〕/〔OH〕)は0.80〜1.20とされ、好ましくは0.90〜1.10とされる。
<発泡ポリウレタンエラストマーの形成>
本発明の発泡ポリウレタンエラストマーは、上記のウレタン形成性組成物を、不活性ガスの雰囲気下に機械的攪拌することにより、当該ウレタン形成性組成物中に不活性ガスを分散させてフロス状の原料を調製し、この原料を成形型に注入して硬化させることにより得られる。
ここに、上記のように機械的攪拌によってウレタン形成性組成物中に不活性ガスを分散させてフロス状の原料を調製する方法は、メカニカルフロス発泡法と称される。
メカニカルフロス発泡法を採用することにより、微細(例えば平均セル径=1〜200μm)で、しかも、同一パッド内において部位による大きさのバラツキが少ない(荷重の均一分散性に優れた)セル構造を有する発泡ポリウレタンエラストマーを製造することができる。
このような微細でかつ均一なセル構造は、発泡剤(反応型発泡剤/非反応型発泡剤)を使用する従来の製造方法によっては形成することができない。
ここに、ウレタン形成性組成物をメカニカルフロス発泡させる工程において、当該組成物に不活性ガスを接触させて、常圧下または0.5MPa以下の加圧下に、機械的攪拌(剪断力を付与)することにより、当該不活性ガスの粒子(気泡)を均一に分散させて、密度が0.3〜1.0g/cm3 、平均セル径が1〜200μmであるフロス状の原料(未硬化の組成物)を調製し、この原料を成形型内で硬化させることが好ましい。
ここに、機械的攪拌は、常圧下または0.5MPa以下の加圧下で行うことが好ましい。0.5MPaを超える加圧下で機械的攪拌を行うと、ヘッド出口で発生する急激な圧力開放により、混合泡(分散された不活性ガス)が破泡することがある。
メカニカルフロス発泡により得られる原料(未硬化の組成物)はフロス状であるので、成形型内における発泡圧を実質的に考慮する必要はない。従って、当該原料が注入される成形型には、水発泡系で使用するもののような高い強度は要求されず、簡易なものでよい。そして、そのような簡易な成形型によって、寸法精度が高く、エア溜まりのような成形不良のない発泡ポリウレタンエラストマーを確実に製造することができる。
<発泡ポリウレタンエラストマー>
本発明の発泡ポリウレタンエラストマーの密度は、0.3〜1.0g/cm3 とされ、好ましくは0.5〜0.9g/cm3 、更に好ましくは0.6〜0.7g/cm3 とされる。密度が0.3g/cm3 未満である発泡ポリウレタンエラストマーは、十分な機械的強度を有するものとならない。一方、密度が1.0g/cm3 を超える発泡ポリウレタンエラストマーは、バネ常数が高くなり過ぎて、防振・緩衝材としての性能を十分に発揮することができない。
本発明の発泡ポリウレタンエラストマーのバネ常数(JIS E 1117に準拠して測定される10kNから50kNまで荷重を増加させたときの変形量から求められるバネ常数)は、通常15〜25MN/mとされ、好ましくは17〜23MN/mとされる。
このバネ常数が過小である発泡ポリウレタンエラストマーは、十分な機械的強度を有するものとならない。
一方、バネ常数が過大である発泡ポリウレタンエラストマーは、防振・緩衝材としての性能を十分に発揮することができない。
本発明の発泡ポリウレタンエラストマーの平均セル径は1〜200μmであることが好ましく、更に好ましくは5〜120μmとされる。
平均セル径が1μm未満である発泡ポリウレタンエラストマーは、無発泡体と実質的に同一であって、発泡ポリウレタンエラストマーに要求される性能を発揮することができない。一方、平均セル径が200μmを超える発泡ポリウレタンエラストマーも、要求される性能を発揮することができない。
本発明の発泡ポリウレタンエラストマーは、微細(例えば平均セル径=1〜200μm)で、部位による大きさのバラツキの少ないセル構造を有するので、鉄道用パッドなどに要求される性能(特にバネ常数)の部位によるバラツキが小さく、従って、荷重の均一分散性に優れている。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
(1)イソシアネート基末端プレポリマー(A)の調製:
攪拌機、冷却管、窒素導入管および温度計を備えた容量1000mLの反応容器に、MDI(2,2’−MDIおよび2,4’−MDIからなる異性体混合物を1質量%以下の割合で含有し、4,4’−MDIを99質量%以上の割合で含有するジフェニルメタンジイソシアネート)100.0質量部と、公称平均官能基数=2,数平均分子量=2,000のポリ(オキシテトラメチレン)ポリオール165.9質量部とを仕込み、80℃で4時間にわたり攪拌してウレタン化反応させることにより、NCO含量が10.0質量%、平均官能基数が2.0のイソシアネート基末端プレポリマー(A)を得た(以下、これを「プレポリマー(A−1)」という。)。
(2)ポリオール混合物の調製:
下記表1に示す処方に従って、ポリオール(B)〔公称平均官能基数=3,数平均分子量=3,000であるEOキャップのポリ(オキシプロピレン)ポリオール〕13.64質量部と、1,4−ブタンジオール(C1)9.09質量部と、エチレングリコール(C2)54.54質量部と、ジグリセリン(C3)13.64質量部と、シリコーン系の整泡剤(ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体)9.09質量部と、スズ系触媒(DOTDL)0.01質量部とを混合することにより、ポリオール混合物を得た。以下、これを「ポリオール混合物(B−1)」という。
(3)発泡ポリウレタンエラストマーの製造:
メカニカルフロス発泡機のミキシングヘッド内において、40℃に加温したプレポリマー(A−1)と、40℃に加温したポリオール混合物(B−1)とを、前者のイソシアネート基と後者の水酸基とのモル比(〔NCO〕/〔OH〕)が1.02となる割合で混合してなるウレタン形成性組成物を、当該組成物60容量部に対して40容量部の割合で供給した乾燥空気の雰囲気下(ミキシングヘッド内の圧力=0.2〜0.3MPa)、1分間にわたり機械的攪拌することにより、当該ウレタン形成性組成物中に乾燥空気を微分散させてフロス状の原料を調製し、この原料を、常圧下、金型に注入し、密閉後、当該金型を80℃のオーブン内に30分間放置することにより、注入されたフロス状の原料を硬化させて、本発明の発泡ポリウレタンエラストマー(140mm×180mm×10mmの成形品)を形成し、これを金型から取り出した。
<実施例2〜6>
下記表1に示す処方に従って、ポリオール(B)13.64質量部と、1,4−ブタンジオール(C1)と、エチレングリコール(C2)と、ジグリセリン(C3)と、整泡剤9.09質量部と、スズ系触媒(DOTDL)0.01質量部とを混合することにより、ポリオール混合物を得た。以下、これらを、それぞれ「ポリオール混合物(B−2)」〜「ポリオール混合物(B−6)」という。
次に、プレポリマー(A−1)と混合するポリオール混合物として、ポリオール混合物(B−1)に代えてポリオール混合物(B−2)〜(B−6)の各々を使用したこと以外は実施例1(3)と同様にして、本発明の発泡ポリウレタンエラストマー(140mm×180mm×10mmの成形品)を形成し、これを金型から取り出した。
<比較例1〜10>
下記表2に示す処方に従って、ポリオール(B)13.64質量部と、鎖延長剤と、整泡剤9.09質量部と、スズ系触媒(DOTDL)0.01質量部とを混合することにより、比較用のポリオール混合物を得た。以下、これらを、それぞれ「ポリオール混合物(b−1)」〜「ポリオール混合物(b−10)」という。
次に、プレポリマー(A−1)と混合するポリオール混合物として、ポリオール混合物(B−1)に代えて、ポリオール混合物(b−1)〜(b−10)の各々を使用したこと以外は実施例1(3)と同様にして、比較用の発泡ポリウレタンエラストマー(140mm×180mm×10mmの成形品)を形成し、これを金型から取り出した。
<比較例11〜12>
下記表2に示す処方に従って、ポリオール(B)13.64質量部と、鎖延長剤と、整泡剤9.09質量部と、スズ系触媒(DOTDL)0.01質量部とを混合することにより、比較用のポリオール混合物を得た。以下、これらを、それぞれ「ポリオール混合物(b−11)」〜「ポリオール混合物(b−12)」という。
次に、プレポリマー(A−1)と混合するポリオール混合物として、ポリオール混合物(B−1)に代えて、ポリオール混合物(b−11)〜(b−12)の各々を使用したこと以外は実施例1(3)と同様にして、乾燥空気の雰囲気下に、ウレタン形成性組成物の機械的攪拌を試みたが、当該組成物中に乾燥空気を微分散させること(フロス状の原料を得ること)ができず、よって、以後の操作を中止した。
実施例1〜6および比較例1〜10によって得られた発泡ポリウレタンエラストマーの各々について、下記の項目〔1〕〜〔9〕について測定・評価した。結果を下記表2に示す。
〔1〕密度:
JIS Z 8807に準拠して測定した。
〔2〕硬度:
JIS K 6253に準拠して、デュロメータ(タイプA)による硬度(JIS−A硬度)を測定した。
〔3〕バネ常数:
JIS E 1117に準拠して圧縮変形試験を行い、10kNから50kNまで荷重を増加させたときの変形量を測定することによりバネ常数を求めた。ここに、圧縮変形試験の試験片としては、発泡ポリウレタンエラストマーからなる成形品(140mm×180mm×10mm)をそのまま使用した。
〔4〕75kNにおける荷重増加時と荷重減小時との変形量の差:
バネ常数の測定の際に測定した荷重−変形曲線の、荷重=75kNにおける荷重増加時と荷重減小時との変形量の差を測定した。
〔5〕残留歪(300kNの圧縮による厚み変化):
JIS E 1117に準拠して圧縮変形試験を行って(最大荷重=300kN)、圧縮による厚みの変化を測定した。厚みの変化は、試験片の端部が圧縮治具からはみ出すことなどによるものである。
〔6〕引張強度および伸び:
JIS K 6251に準拠し、試験片としてダンベル3号を作製し、引張速度=500mm/分で引張試験を行って測定した。
〔7〕圧縮永久歪:
ASTM D395に準拠し、温度=70℃,荷重=1.5KN,圧縮率=50%,圧縮時間=48時間、圧縮後の室温放置時間=24時間の条件で測定した。ここに、試験片としては、前記成形品から切り出したもの(25mm×25mm×10mm)を使用した。
〔8〕疲労試験(耐疲労性):
50mm×50mm×10mmの試験片を作製し、20℃の温度条件下に、5Hzの周期で9±6kNの振動を1000万回付加する疲労試験を行った後、室温下に約16時間放置し、試験前の厚み(t0 )および試験後の厚み(t)から、厚さの変化率〔(1−t/t0 )×100〕を測定した。ここに、試験片としては、前記成形品から切り出したもの(50mm×50mm×10mm)を使用した。
〔9〕吸水率:
発泡ポリウレタンエラストマーからなる成形品(140mm×180mm×10mm)を、室温下、蒸留水に96時間浸漬し、浸漬前の質量(w0 )および浸漬後の質量(w)から、吸水率〔(w/w0 −1)×100〕を測定した。

Figure 0004708251

Figure 0004708251
* 表1および表2において、各成分の使用量の単位は「質量部」である。
* ポリオール(B):公称平均官能基数=3,数平均分子量=3,000であるEOキャップのポリ(オキシプロピレン)ポリオール
* 整泡剤:シリコーン系の整泡剤(ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体)
* スズ系触媒(DOTDL):ジオクチルチンジラウレート
<実施例7〜8>
下記表3に示す処方に従って、ポリオール(B)と、1,4−ブタンジオール(C1)と、エチレングリコール(C2)と、ジグリセリン(C3)と、整泡剤と、スズ系触媒(DOTDL)とを混合することにより、ポリオール混合物を得た。以下、これらを、それぞれ「ポリオール混合物(B−7)」および「ポリオール混合物(B−8)」という。
次に、プレポリマー(A−1)と混合するポリオール混合物として、ポリオール混合物(B−1)に代えてポリオール混合物(B−7)および(B−8)の各々を使用したこと以外は実施例1(3)と同様にして、本発明の発泡ポリウレタンエラストマー(140mm×180mm×10mmの成形品)を形成し、これを金型から取り出した。
<比較例13〜14>
下記表3に示す処方に従って、ポリオール(B)と、1,4−ブタンジオール(C1)と、エチレングリコール(C2)と、ジグリセリン(C3)と、整泡剤と、スズ系触媒(DOTDL)とを混合することにより、比較用のポリオール混合物を得た。以下、これらを、それぞれ「ポリオール混合物(b−13)」および「ポリオール混合物(b−14)」という。
次に、プレポリマー(A−1)と混合するポリオール混合物として、ポリオール混合物(B−1)に代えてポリオール混合物(b−13)および(b−14)の各々を使用したこと以外は実施例1(3)と同様にして、比較用の発泡ポリウレタンエラストマー(140mm×180mm×10mmの成形品)を形成し、これを金型から取り出した。
実施例7〜8および比較例13〜14によって得られた発泡ポリウレタンエラストマーの各々について、上記の項目〔1〕〜〔9〕(但し、比較例13に係る発泡ポリウレタンエラストマーについては項目〔1〕〜〔2〕のみ)について測定・評価した。結果を併せて下記表3に示す。

Figure 0004708251
* 表3において、各成分の使用量の単位は「質量部」である。
* ポリオール(B):公称平均官能基数=3,数平均分子量=3,000であるEOキャップのポリ(オキシプロピレン)ポリオール
* 整泡剤:シリコーン系の整泡剤(ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体)
* スズ系触媒(DOTDL):ジオクチルチンジラウレート
本発明に係る発泡ポリウレタンエラストマーは、鉄道用パッド(軌道パッド・枕木用パッド・軌道スラブ用防振材)の構成材料として好適に使用される。また、優れた防振性能および緩衝性能を有することにより、鉄道用パッド以外の防振材として使用することもできる。

Claims (3)

  1. (A)MDI系イソシアネートと、平均官能基数が2のポリ(オキシテトラメチレン)ポリオールとを反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマーと、
    (B)平均官能基数が、数平均分子量(Mn)が500〜6,000である、末端水酸基にエチレンオキサイドが付加されたポリ(オキシプロピレン)ポリオールと、
    (C)1,4−ブタンジオール(C1)、エチレングリコール(C2)およびジグリセリン(C3)からなる鎖延長剤とを含有し;
    前記ポリオール(B)と前記鎖延長剤(C)の質量比率〔(B)/(C)〕が5/95〜25/75であり;
    前記鎖延長剤(C)に占める1,4−ブタンジオール(C1)の割合が5〜42質量%、エチレングリコール(C2)の割合が30〜77質量%、ジグリセリン(C3)の割合が17〜36質量%であり;
    モル比(〔NCO〕/〔OH〕)が0.80〜1.20であるエラストマー形成性組成物を;
    不活性ガスの雰囲気下に機械的攪拌することにより、当該組成物中に不活性ガスを分散させてフロス状の原料を調製し、この原料を成形型に注入して硬化させることにより得られることを特徴とする発泡ポリウレタンエラストマー。
  2. 請求項1に記載のエラストマー形成性組成物を不活性ガスの雰囲気下に機械的攪拌することにより、当該組成物中に不活性ガスを分散させてフロス状の原料を調製し、この原料を成形型に注入して硬化させる工程を含むことを特徴とする発泡ポリウレタンエラストマーの製造方法。
  3. 請求項1に記載の発泡ポリウレタンエラストマーからなることを特徴とする鉄道用パッド。
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