JPH0351729B2 - - Google Patents

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JPH0351729B2
JPH0351729B2 JP60022299A JP2229985A JPH0351729B2 JP H0351729 B2 JPH0351729 B2 JP H0351729B2 JP 60022299 A JP60022299 A JP 60022299A JP 2229985 A JP2229985 A JP 2229985A JP H0351729 B2 JPH0351729 B2 JP H0351729B2
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JP
Japan
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polyester polyol
polyol
acid
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JP60022299A
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JPS61181815A (ja
Inventor
Shigemi Tanaka
Kanji Shirota
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP60022299A priority Critical patent/JPS61181815A/ja
Publication of JPS61181815A publication Critical patent/JPS61181815A/ja
Publication of JPH0351729B2 publication Critical patent/JPH0351729B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は大変形及び小変形のくり返し圧縮に対
して耐久性が要求される例えば車両用防振材、鉄
道用弾性枕木、靴底、紙送りロールなどの用途に
最も適した密度が0.3〜0.7g/cm3の気泡質ポリウ
レタンエラストマーの製造方法を提供するもので
ある。 (従来技術) 従来、くり返し圧縮に対する耐久性が要求され
る例えば車両用防振材に於いて使用されていた気
泡質ポリウレタンエラストマーは、常態における
強伸度物性の維持の面からポリオールとしては、
C2〜C6の脂肪族ポリオールとアジピン酸とのエ
ステルの如きポリエステルポリオールを、また有
機ポリイソシアネートとしてもナフチレンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネートを使用し
た気泡質ポリウレタンエラストマーが用いられて
いたが、このものでは常態における強伸度物性に
は優れていても圧縮回復力や反撥弾性の点では劣
るために実際上は成形物の形状を工夫することに
より不十分ではあるがこれに対応していた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、近年、車両用防振材、靴底、紙送り
ロール、鉄道用弾性枕木などの緩衝材、防振材の
如き用途に急速に採用されつつある密度0.3〜0.7
g/cm3の気泡質ポリウレタンエラストマーに対
し、かかる分野に於いて強く要求されている物
性、即ち圧縮回復力や反撥弾性に優れると、且つ
従来のエラストマーの特徴である常態における強
伸度物性に優れている点を損わないことを達成す
べく鋭意研究し、完成させたものである。 (問題を解決するための手段) 即ち、本発明は、ポリオール、有機ポリイソシ
アネート、発泡剤及び必要により加えられる他の
助剤等から得られる気泡質ポリウレタンエラスト
マーに於いて、使用するポリオールが分子内に分
子量260ないし1800のポリエーテルポリオールか
らのポリオキシアルキレン残基を20ないし50重量
%含有する分子量800ないし3600の飽和脂肪族ポ
リエステルポリエーテルポリオールであることを
特徴とする密度0.3〜0.7g/cm3の気泡質ポリウレ
タンエラストマーの製造方法を提供するものであ
る。 (効果) 本発明によれば、圧縮永久歪、反撥弾性、くり
返し圧縮に対する耐久性に優れて変形量も少な
く、又、耐亀裂破壊性にも優れた特徴を有し、更
に常態における強伸度物性面でも良好なる密度
0.3〜0.7g/cm3の気泡質ポリウレタンエラストマ
ーが提供できる。 本発明に使用されるポリエステルポリオールの
分子内に含有される分子量260ないし1800のポリ
オキシアルキレン基について説明するならば、当
該ポリオキシアルキレン基は炭素数2個以上の多
価アルコールに炭素数2ないし4個のアルキレン
オキサイドあるいはテトラヒドロフランを所望の
分子量になるように付加せしめて製造されるポリ
オキシアルキレンポリオール、例えばポリオキシ
プロピレングリコール、ポリオキシプロピレン・
ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシブチ
レングリコール、ポリオキシプロピレントリオー
ル、ポリオキシエチレントリオール、ポリオキシ
テトラメチレングリコールなどをポリオール製造
時の反応成分として使用することにより形成され
るものである。 前記炭素数2個以上の多価アルコールとして
は、例えばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、トリメチロールプロパン、グリセリン、
ペンタエリスリトール、ビスフエノール−Aなど
が挙げられ、前記炭素数2ないし4個のアルキレ
ンオキサイドとしては、例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド
などが挙げられる。 分子内に形成されるポリオキシアルキレン基と
して特に好ましいものは、ポリオキシプロピレ
ン、ポリオキシエチレン基、ポリオキシテトラメ
チレン基である。 分子内におけるポリオキシアルキレン基の分子
量は、260ないし1800でなくてはならない。ポリ
オキシアルキレン基の分子量が、260より小さく
なると、ポリオキシアルキレン基導入の効果がな
くこれから得られる気泡質ポリウレタンエラスト
マーの圧縮回復力や反撥弾性はポリオキシアルキ
レン基が有さないポリエステルポリオールから得
られる気泡質ポリウレタンエラストマーと同様に
劣るものとなる。一方、ポリオキシアルキレン基
の分子量が1800を超えると後述する様に、ポリエ
ステルポリオールの分子内に占めるポリオキシア
ルキレン基の割合が50重量%を越えるので好まし
くない。 又、ポリオキシアルキレン基の割合は20ないし
50重量%でなければならない。20重量%より少な
くなると、得られる気泡質ポリウレタンエラスト
マーの圧縮回復力や反撥弾性は劣り、一方50重量
%より多くなると得られる気泡質ポリウレタンエ
ラストマーの強伸度が低下し実用性の物性を欠く
ことになる。 分子内にポリオキシアルキレン基を有する本発
明のポリエステルポリオールは、通常対応するポ
リオキシアルキレンポリオールの存在下で二塩基
酸及び短鎖ポリオールの縮合反応で得られる。 かかる縮合反応に於いて使用する二塩基酸とし
ては、脂肪族二塩基酸例えば、コハク酸、グルタ
ール酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、
アゼライン酸、セバチン酸、ドデカンジカルボン
酸など;脂環族二塩基酸例えば、シクロヘキシル
ジカルボン酸などが挙げられる。 又、短鎖ポリオールとしては脂肪族ポリオール
例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ペンチルグリコール、ヘキサングリコール、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
など;芳香族ポリオール例えば、ビスフエノール
−A、N,N′−ジ−ハイドロキシ−プロピルア
ニリン、N,N′−ジ−ハイドロキシエチルアニ
リン、ビス−ハイドロキシ−エトキシ−ベンゼ
ン、1,4−ビスハイドロキシベンゼンなど;脂
環族ポリオール例えば、1,4−ハイドロキシシ
クロヘキサン、2,2−ビス(p−ハイドロキシ
シクロヘキシル)プロパン、スピログリコール、
などが挙げられる。 また、前記した縮合反応による製造方法のほ
か、本発明のポリエステルポリオールはポリオキ
シアルキレンポリオールを開始剤に使用してラク
トン類を開環重合する方法、又ポリオキシアルキ
レンポリオールを開始剤とする高級脂肪族系エス
テルポリオールの製造方法によつても得られる。 本発明で使用するポリエステルポリオールは、
2種以上のグリコール及び/又は二塩基酸を混合
して縮合反応により得たものでも、また2種以上
の種類の異なる及び/又は分子量の異なるポリエ
ステルポリオールを混合したものでもよい。 本発明に於いて使用される分子内にポリオキシ
アルキレン基を有するポリエステルポリオールと
して好適なものを列挙すると、ポリオキシテトラ
メチレン・エチレングリコール・ブチレングリコ
ール・アジペート、ポリオキシプロピレン・ポリ
オキシエチレン・エチレングリコール・ブチレン
グリコール・アジペート、ポリオキシテトラメチ
レングリコール・ラクトン共重合グリコール、ポ
リオキシ・テトラメチレン・エチレングリコー
ル・ブチレングリコール・アジピン酸・アゼライ
ン酸のポリエステルジオールである。 分子内にポリオキシアルキレン基を20ないし50
重量%含有するポリエステルポリオールの分子量
は800ないし3600好ましくは1000ないし3000でな
ければならない。分子量が800より小さくなると、
これから得られる気泡質ポリウレタンエラストマ
ーは硬度が高く、伸度が小さい等の常態物性の問
題が生じ、好適領域の分子量のものと混合でなけ
れば実用に供しない。分子量が3600を超えるとウ
レタンポリマーの粘度が上昇して成形作業性が劣
り、成形機械の制限も受け、得られる気泡質ポリ
ウレタンエラストマーも硬度が低く、伸度が大き
い等の常態物性でも問題を生じ、好適領域の分子
量のものとの混合でなければ実用に供せない。 また、本発明においては、ポリエステルポリオ
ールとして分子量260ないし1800のポリオキシア
ルキレン基を20ないし50重量%含有する分子量
800ないし3600のポリエステルポリオールを単独
にて使用するだけでなく、他のポリオール成分と
併用して用いることも勿論可能である。特に本発
明のポリオール、即ち分子内にポリオキシアルキ
レン基を有するポリエステルポリオールに高級脂
肪酸系エステルポリオールであるひまし油を併せ
て使用した場合、得られる密度0.3〜0.7g/cm3
気泡質ポリウレタンエラストマーの諸物性が一段
と向上するのでその併用は好適である。この場合
のひまし油の使用割合は、ポリエステルポリオー
ル100重量部に対して好ましくは0.1〜5重量部、
特に好ましくは0.5〜2.5重量部である。 本発明の気泡質ポリウレタンエラストマーを得
るための他の成分について述べると有機ポリイソ
シアネートは、例えば1,5−ナフチレンジイソ
シアネート、4,4′−ジフエニルメタンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレン−ジイソシアネート、フエニレンジイソシ
アネート、4,4′−ジシクロヘキシル−メタン−
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、ジメリールジ
イソシアネート、ジアニシジンジイソシアネー
ト、トランスビニレンジイソシアネート、フエニ
ルジイソシアネート、ポリメチレンポリフエニル
イソシアネート、トリフエニルメタントリイソシ
アネート、などであり好ましくは、4,4′−ジフ
エニル・メタン・ジイソシアネート、1,5−ナ
フチレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、などである。これらを単独で使用しても
良いが、又は混合して使用してもよい。 発泡剤としては通常水が使用される。 本発明のポリエステルポリオール、有機ポリイ
ソシアネート及び発泡剤(水)との当量比は b/a≧1.6、0.90≦b/a+c≦1.2 (但し、aはポリエステルポリオールの当量
数、bは有機ポリイソシアネートの当量数、cは
水の当量数を示す。) b/a<1.6では、ウレタンプレポリマーの分
子量が大きくなり高粘度化して実用に供し得な
い。 b/a+c<0.9ではポリウレタンの分子量も
比較的小さくなり、気泡質ポリウレタンエラスト
マーとしての強度が充分発現し難い。 b/a+c>1.2では、アロフアネート結合や
ビユレツト結合等の架橋反応が多く起こりポリウ
レタンエラストマーの強伸度バランスが低下す
る。 又、発泡剤としての水の一部に、鎖伸長剤とし
てエチレン−グリコールやジエチレングリコール
等の短鎖脂肪族グリコールを使用する事もできる
が、通常、このような鎖伸長剤は、発泡剤として
の水の当量数の50%を越えない量を配合するのが
好ましい。 気泡質ポリウレタンエラストマーを得るときに
好適に加えられる他の助剤として整泡剤がある。
整泡剤としては、例えばシリコン系整泡剤、硫酸
エステル塩、スルホン酸塩等の界面活性剤が単独
或は混合して使用される。 シリコン系整泡剤としては、通常ジメチルポリ
シロキサン系が使用され、以下の構造式で示され
るポリエーテル変性ポリシロキサンが特に好まし
く挙げられる。 (但し、m,n;1〜100の整数 A;アルキル基又は水素原子 R′;アルキレン基及び/又はポリオキシアル
キレン基) 硫酸エステル塩としては、硫酸化ひまし油、ア
ルキル硫酸、アルキルエーテル硫酸、アルキルア
リルエーテル硫酸、アルキルアミド硫酸のリチウ
ム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム塩等が
挙げられる。スルホン酸塩としては、アルキルス
ルホン酸、アルキルベンゼン及びアルキルナフタ
レンスルホン酸、スルホコハク酸、オレフインス
ルホン酸、N−アシルスルホン酸のリチウム、カ
リウム、ナトリウム、アンモニウム塩などがあ
る。整泡剤の使用量は特に限定されないが、一般
にはポリウレタン総重量比0.1〜3重量%が好適
である。 また、その他必要に応じて加えられる助剤とし
ては、トリエチレンジアミン、ジメチルエタノー
ルアミン、N−メチルホモリン等のアミン系触
媒、ナフテン酸コバルト、ジブチル錫ジラウレー
ト、オクチル酸鉛、塩化第二鉄等の金属系触媒を
単独あるいは混合して使用することもできる。本
発明の気泡質ポリウレタンエラストマーを得るた
めの製造法はすでに周知の技術に基いて行われ
る。例えばポリオールと有機ポリイソシアネート
とを窒素気流中において60℃〜130℃、20〜180分
間反応させ、70〜90℃に温調されたウレタンプレ
ポリマー成分と、発泡剤と他の助剤(整泡剤、界
面活性剤及び、触媒等)を均一になる迄撹拌混合
して室温に温調された成分とを、通常使用される
二液混合機、二液自動注型機、あるいは低圧発泡
機で1500〜5000rpm混合し、内面にシリコン系又
は石油ワツクス系の離型剤を塗布し50〜110℃に
加熱温調された型に適量注入後、直ちにその型を
密閉して80〜120℃で10〜30分間一次熟成後脱型
し、更に常温ないし加熱雰囲気中、好ましくは90
〜110℃で8〜24時間二次熟成することによつて
得られる。 ウレタンプレポリマー成分と発泡剤成分との混
合物のクリーム・タイムは、10〜100秒、(樹脂量
100gr、型温度室温下で計測)ライズ・タイムは、
120〜420秒に調整されるのが好ましい。 以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が文中の部はいずれも重量基準である。 合成例 1 エチレングリコール120部、1,4−ブタンジ
オール175部、ポリオキシプロピレングリコール
(分子量600、以下PPG−600と略す)312部、ア
ジピン酸540部を触媒の存在下で200℃にて20時間
反応を行ない、水酸基価56.1、酸価0.5、分子量
約2000のPPG−600含有のエチレン・ブチレン・
アジペート(ポリエステルポリオール−1とす
る)1000部を得た。 合成例 2 1,4−ブタンジオール333部、ポリオキシテ
トラメチレングリコール(分子量600、以下
PTMG−600と略す)300部、アジピン酸511部、
触媒の存在下で200℃にて20時間縮合反応を行な
い、水酸基価56.1、酸価0.3、分子量約2000の
PTMG−600含有のブチレンアジペート(ポリエ
ステルポリオール−2とする)1000部を得た。 合成例 3 エチレングリコール95.2部、1,4−ブタンジ
オール138.2部、ポリオキシテトラメチレングリ
コール(分子量800、PTMG−800と略す)400
部、アジピン酸211.7部及びアゼライン酸272.5部
を触媒の存在下で200℃にて20時間縮合反応を行
ない、水酸基価56.1、酸価0.4、分子量約2000の
PTMG−800含有のエチレングリコール、ブタン
ジオール、アジピン酸、アゼライン酸のエステル
(ポリエステルポリオール−3とする)1000部を
得た。 合成例 4 ε−カプロラクトン600部、PTMG−800 400
部を触媒の存在下で、180〜200℃にて10時間重合
付加反応を行ない、水酸基価56.1、酸価0.2、分
子量約2000のPTMG−800含有のポリカプロラク
トンポリオール(ポリエステルポリオール−4と
する)1000部を得た。 合成例 5 1,4−ブタンジオール239.4部、2,2′−ビ
ス(p−ハイドロキシ−シクロヘキシル)−プロ
パン70.9部、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン−グリコール(分子量800、以下E.O/
P.O・PPG−800と略す)400部、アジピン酸
407.3部を触媒の存在下で200℃にて20時間縮合反
応を行い、水酸基価56.1、酸価0.5、分子量約
2000のE.O/P.O・PPG−800含有の1,4−ブ
タンジオール、2,2′−ビス(p−ハイドロキシ
−シクロヘキサル)−プロパン、アジピン酸のエ
ステル(ポリエステルポリオール−5とする)
1000部を得た。 合成例 6 エチレングリコール105部、1,4−ブタンジ
オール152部、ポリオキシプロピレングリコール
(分子量400、以下PPG−400と略す)400部、ア
ジピン酸470部を触媒の存在下で、200℃にて20時
間反応を行い、OH価112、AN0.4のPPG−400含
有のエチレン・ブチレン・アジペート(ポリエス
テルポリオール−6とする)1000部を得た。 合成例 7 エチレングリコール116.7部、1,4−ブタン
ジオール169.4部、ポリオキシプロピレングリコ
ール(分子量1000、以下PPG−1000と略す)
333.4部、アジピン酸523.5部を触媒の存在下で、
200℃にて、20時間反応を行いOH価37.3、AN0.4
のPPG−1000含有のエチレン−ブチレンアジペ
ート(ポリエステルポリオール−7とする)1000
部を得た。 合成例 8 エチレングリコール184.5部、1,4−ブタン
ジオール267.8部、アジピン酸754.8部を触媒の存
在下で200℃にて20時間縮合反応を行ない、水酸
基価56.1、酸価0.6のエチレンブチレンアジペー
ト(ポリエステルポリオール−8とする)1000部
を得た。 合成例 9 1,4−ブタンジオール451.4部、アジピン酸
697.2部を触媒の存在下で200℃にて20時間縮合反
応を行ない、水酸基価56.1、酸価0.4、分子量約
2000のブチレンアジペート(ポリエステルポリオ
ール−9とする)1000部を得た。 合成例 10 ε−カプロラクトン894部、ジエチレングリコ
ール106部を触媒の存在下で、180〜200℃にて10
時間重合付加反応を行ない、水酸基価56.1、酸価
0.2、分子量約2000のポリカプロラクトンポリオ
ール(ポリエステルポリオール−10とする)1000
部を得た。 合成例 11 エチレングリコール13.4部、1,4−ブタンジ
オール19.6部、ポリオキシプロピレングリコール
(分子量1700、以下PPG−1700と略す)875.5部、
アジピン酸117.9部を触媒の存在下で、200℃にて
20時間反応を行ない、水酸基価56.1、酸価0.5、
分子量2000のPPG−1700含有のエチレンブチレ
ンアジペート(ポリオキシアルキレン基85重量%
含有、ポリエステルポリオール−11)1000部を得
た。 合成例 12 1,4−ブタンジオール311.1部、分子量800の
PTMG307.4部、テレフタル酸367.4部、イソフタ
ル酸157.4部を触媒の存在下で、200℃にて20時間
縮合反応を行ない、水酸基価56.1、酸価0.4、分
子量約2000のPTMG含有のブチレンテレフタレ
ートイソフタレートグリコールト(ポリオキシア
ルキレン基45重量%含有、ポリエステルポリオー
ル−12)1000部を得た。 実施例 1 ポリエステルポリオール−1 778部を真空度
4〜5mmHg125℃にて30分間脱ガス・脱水後、
4,4′−ジフエニルメタン−ジイソシアネート
220部を添加し、窒素ガス気流中80℃にて180分反
応させウレタンプレポリマー(NCO当量1000)
約995部を得た。 一方、水9.7部、脂肪酸スルホネート7.76部ト
ーレシリコンSRX−274C(東レシリコーン社)
1.94部とを均一にして、混合物(水系発泡剤成分
−Aとする)19.4部を得た。ウレタンプレポリマ
ーと水系発泡剤成分−Aの配合比を100対1.71部
にしたこれら二液を用いて、初期ウレタン発泡硬
化、密度、常態物性、反撥弾性と圧縮永久歪、バ
ネ定数、車両防振材の動的耐久性及び耐水性の各
測定を行なつた。その結果を第1表に記載する。 実施例 2〜5 実施例1で用いたポリエステルポリオール−1
に代えて、ポリエステルポリオール−2〜−5を
用いて各プレポリマーを製造した以外は実施例1
と同様にして各測定を行つた。結果を第1表に記
載する。 比較例 1〜3 実施例1で用いたポリエステルポリオール−1
に代えてポリエステルポリオール−8〜−10を用
いて各プレポリマーを製造した以外は実施例1と
同様にして各測定を行つた。その結果を第1表に
記載する。 実施例 6 ポリエステルポリオール−1 784部、精製ひ
まし油12部を125℃、真空度4〜5mmHgにて30分
間脱ガス・脱水後、1,5−ナフタレンジイソシ
アネート204部を添加して窒素気流中125℃にて20
分間反応させ、ウレタンプレポリマー(NCO当
量905)約1000部を得た。 一方、水9.7部と脂肪酸スルホネート9.7部とを
均一にして、混合物(水系発泡剤成分−Bとす
る)19.4部を得た。 ウレタンプレポリマーと水系発泡剤成分−Bの
配合比を100対1.94部にしたこれら二液を用いて、
初期ウレタン発泡硬化、密度、常態物性、反撥弾
性と圧縮永久歪、バネ定数、車両防振材の動的耐
久性及び耐水性の各測定を行なつた。その結果を
第2表に記載する。 実施例 7〜10 実施例6で用いたポリエステルポリオール−1
に代えてポリエステルポリオール−2〜−5を用
いて各プレポリマーを製造した以外は実施例6と
同様にして各測定を行つた。結果を第2表に記載
する。 比較例 4〜6 実施例6で用いたポリエステルポリオール−1
に代えてポリエステルポリオール−8〜−10を用
いて各プレポリマーを製造した以外は実施例6と
同様にして各測定を行つた。結果を第2表に記載
する。 比較例 7 実施例6で用いたポリエステルポリオール−1
に代えて、ポリエステルポリオール−11を用い
て、プレポリマーを製造した以外は、実施例6と
同様にして各測定を行つた。結果を第5表に示し
た。 比較例 8 実施例1で用いたポリエステルポリオール−1
に代えて、ポリエステルポリオール−12を用い
て、プレポリマーを製造した以外は、実施例1と
同様にして各測定を行つた。結果を第5表に示し
た。 尚、表中の各物性値についての測定は下記の通
りにて行なつた。 ・初期ウレタン発泡硬化の測定 80℃に調整されたウレタンプレポリマー100部
に、実施例に記載した水系発泡剤成分1.94部を添
加し、直ちに2300rpmの高速で5秒撹拌後、室温
下に静置し、発泡が始まるまでの時間(クリー
ム・タイム)、発泡が止まるまでの時間(ライ
ズ・タイム)を測定した。尚、時間はいずれも撹
拌を開始した時点からとした。 ・密度の測定 各気泡質ポリウレタンエラストマーの密度は排
水法により測定した。 ・常態物性の測定 80℃に調整されたウレタンプレポリマー250部
に実施例に記載した発泡剤成分4.84部を添加し、
直ちに2300rpmの高速で10秒撹拌後この混合物
134grを、予めシリコン系離型剤を塗布して乾燥
させていた厚み0.6cm×幅14cm×長さ29cmの80℃
に温度調節された金型に注入した。次に上蓋を閉
じ、すばやく110℃にて15分間熟成後、脱型し、
更に100〜110℃にて24時間熟成して6m/m厚気
泡質ポリウレタンシートを得て、常態物性の測定
に使用した。 抗張力、破断伸度、引裂強度は加硫ゴム物理試
験法JIS−K−6301に準じて、また硬度は日本ゴ
ム協介規格SRIR−0101に準じて各々測定した。 ・反撥弾性と圧縮永久歪の測定 厚み1.254cm×幅10cm×長さ10cmの金型を用い、
これにウレタンプレポリマーと水系発泡剤成分と
の混合物69grを注入する以外、前記した常態物性
の測定と同様にして12.54m/m厚気泡質ポリウ
レタンシートを得、これを測定に使用した。 反撥弾性と圧縮永久歪は、加硫ゴム物理法JIS
−K−6301に準じて測定した。(但し、圧縮永久
歪は50%圧縮、70℃×22時間の条件である。) ・バネ定数の測定 厚み2.5cm×幅10cm×長さ10cmの金型を用い、
これにウレタンプレポリマーと水系発泡剤成分と
の混合物137.5grを注入する以外、前記した常態
物性の測定と同様にして25m/m厚の気泡質ポリ
ウレタンシートを得、これを測定に供した。 バネ定数は防振ゴム試験法JIS−K−6385に準
じて測定した。 ・車両用防振材の動的耐久性の測定 容積150cm3の車両用防振材実型に、ウレタンプ
レポリマーと水系発泡剤成分との混合物を注入す
る以外は、前記した常態物性の測定と同様にして
気泡質ポリウレタンエラストマーの車両用防振材
を得た。 この車両用防振材に毎分160回の割合で600Kgの
荷重と除重をくり返し、5万回圧縮時の変形量及
び亀裂破壊の有無並びに亀裂破壊が発生した場合
はそれが発生した回数を測定した。 [但し、変形量(%)=(試験前の高さ)−(5万回
圧縮試験後の高さ)/(試験前の高さ)×100] ・耐水性の測定 常態物性の測定に用いたと同様の6m/m厚気
泡質ポリウレタンシートを使い、これを70℃相対
湿度95%の雰囲気中に4週間放置した後に、抗張
力、破断伸度、引裂強度を加硫ゴム物理試験法
JIS−K−6301に準じて測定した。
【表】
【表】
【表】 実施例 11〜12 実施例1の配合を第3表に示した配合に代え、
ポリエステルポリオール−1をポリエステルポリ
オール−6,−7を使用する以外、実施例1と同
様にして各測定を行なつた。結果を第3表に記載
する。 実施例 13〜14 実施例6の配合を第4表に示した配合に代え、
ポリエステルポリオール−1をポリエステルポリ
オール−6,−7を使用する以外、実施例6と同
様にして各測定を行なつた。結果を第4表に記載
する。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリオール、有機ポリイソシアネート、発泡
    剤、及び必要により加えられる他の助剤等から得
    られる気泡質ポリウレタンエラストマーの製造方
    法において、使用するポリオールが分子内に分子
    量260ないし1800のポリエーテルポリオールから
    のポリオキシアルキレン基を20ないし50重量%含
    有する分子量800ないし3600の飽和脂肪族ポリエ
    ステルポリエーテルポリオールであることを特徴
    とする密度0.3〜0.7g/cm3の気泡質ポリウレタン
    エラストマーの製造方法。
JP60022299A 1985-02-07 1985-02-07 気泡質ポリウレタンエラストマーの製造方法 Granted JPS61181815A (ja)

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JPS57187319A (en) * 1981-05-13 1982-11-18 Witco Chemical Corp Polyester resin improved for polyurethane foamed body

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