JP4706122B2 - キャリア包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IC等電子部品を多数個収容し包装して、実装機に搭載して自動的にIC等電子部品を取り出しながらプリント基板等に実装するためのテープ状の包装体(キャリアテープともいう)に関するものであり、特にそのキャリアテープに収容されたIC等電子部品を封止するキャリアテープ用カバーテープに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICや抵抗、コンデンサー等小型の電子部品をプリント基板等に自動的に取り出して実装するためのキャリアテープとそれに貼着されるカバーテープが知られ、そのキャリアテープは、例えば図3(a)の上面図に示すように、長手方向にチップ体(12)が収容される収容部(11)が断続的に有するキャリアテープ(10)であって、その収容部(11)は、図3(b)に示す図3(a)のB−B面断面図のように、ポリスチレン等でなるテープ状のフィルムをエンボスなどで凹部が形成され、その凹部がチップ体(12)の収容部(11)となり、それに一個のチップ体(12)が収容されるようになっているのが一般的である。
【0003】
さらに図3(c)の側断面図に示すように、この収容部(11)を封止するように、テープ状の基材フィルム(21)と、その下面に前記の収容部(11)と対向して形成されたシーラント層(22)とでなるカバーテープ(20)が、前記のキャリアテープ(10)に貼着されてテープ状のキャリア包装体(1)とし、このテープ状のキャリア包装体(1)をリール(図示せず)に巻かれた状態で実装機に搭載されて使用されるようになっている。
【0004】
なお、上述したカバーテープ(20)のキャリアテープ(10)への取り付けは、図5の側断面図に示すように、例えばカバーテープ(20)の両側縁部をキャリアテープ(10)の側縁部に、ヒートシールバー(30)でヒートシールすることによりなされるものである。
【0005】
また、上記実装機での使用に際し、例えば図2の斜視図に示すように、自動的にカバーテープ(20)のシーラント層(22)面をキャリアテープ(10)の表面から剥離し、キャリアテープ(10)にエンボス等で形成されている収容部(11)内のチップ体(12)を順番に取り出して、プリント基板等に実装するようになっている。
【0006】
しかし、上記のように実装機におけるキャリアテープ(10)表面からカバーテープ(20)の剥離に際し、カバーテープ(20)に静電気が発生し、チップ体(12)に静電気障害が発生したり、さらにはそのチップ体(12)にゴミやホコリなどが付着して不具合が生じる危惧があるという問題点があった。そこでこの静電気発生を防止するため、例えば、図4の側断面図に示すように、ポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィルム(21)として、その片面に押出しラミネーション用のアンカーコート剤層(25)とサンドウイッチ層ポリエチレンでなる接着樹脂層(23)を介して、シーラント層(22)が積層されているテープ状のフィルムの両面に、ポリエステル系樹脂に酸化錫を配合した帯電防止層(26)を施したキャリアテープ用のカバーテープ(10)が使用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の帯電防止性が付与されたキャリアテープ用のカバーテープの技術においては、帯電防止効果は付与されてチップ体に対する静電気障害の発生や、ゴミやホコリなどの付着は防止されるが、キャリアテープ(10)の表面にカバーテープ(20)をシールする際に、シーラント層(22)面に施された帯電防止層(26)がシール阻害(シール強度(剥離強度ともいう)が不安定になること)を起こすという問題点があった。
【0008】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、小型の電子部品であるチップ体が収容される収容部を長手方向に断続的に有するキャリアテープの表面に、前記収容部を封止するように貼着されるカバーテープであって、剥離時に帯電防止性があり、かつシール阻害のなく安定したシール強度(剥離強度)を有するキャリアテープ用カバーテープを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、収容部を長手方向に断続的に有するキャリアテープの収容部にチップ体が収容され、この収容部を封止するようにカバーテープが貼着されて構成されるキャリア包装体において、
前記カバーテープが、テープ状の基材フィルムと、基材フィルムの片面に前記収容部と対向して形成されたシーラント層と、基材フィルムとシーラント層との間に設けられた誘導帯電防止層と、この誘導帯電防止層とシーラント層との間に設けられた接着樹脂層とで構成されており、
前記誘導帯電防止層がポリエチレンイミンを主成分として含有する誘導帯電防止剤で形成されており、
前記シーラント層が厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルムで構成されていると共に、前記接着樹脂層が厚さ30μmの低密度ポリエチレンで構成されており、前記カバーテープが誘導帯電防止層とシーラント層との間に溶融した低密度ポリエチレンを押し出して誘導帯電防止層とシーラント層とをサンドウイッチラミネートして形成されたものであり、
かつ、キャリアテープからカバーテープを引き剥がすときのカバーテープと引き出す方向との角度が165°から180°まで、引き剥がし速度が300mm/min±10mm/minでのカバーテープの剥離強度がテープ幅が8mmの場合、0.1N〜1.0Nであることを特徴とするキャリア包装体としたものである。
【0010】
上記請求項1の発明によれば、基材フィルムとシーラント層の間に誘導帯電防止層が介在しているので、カバーテープの表裏両面に帯電防止性が付与されるとともに、従来のようにシーラント層の面に帯電防止層がないので、シール阻害のないキャリアテープ用カバーテープを提供することができる。
【0012】
また上記請求項の発明によれば、前記誘導帯電防止層に、帯電防止性と接着性にも優れるポリエチレンイミンを主成分として含有する誘導帯電防止剤を用いて、従来のアンカーコート層の役割をも兼ねて形成されているので、従来のようにカバーテープの両面に帯電防止コート層を施す工程を省くことができ、よって生産効率の高いキャリアテープ用カバーテープとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いながら説明する。
本発明は、図2の模式的な斜視図に示すように、例えばICや抵抗あるいはコンデンサー等小型の電子部品としてのチップ体(12)を、長手方向に断続的に多数個収容するキャリアテープ(10)とそれをカバーするカバーテープ(20)で包装し、これをプリント基板等の実装機に搭載して自動的にそのチップ体(12)を取り出しながら実装するためのテープ状のキャリア包装体(1)に関するものであり、特にそのキャリアテープ(10)の収容部(11)に収容されたチップ体(12)を封止して包装するキャリアテープ用カバーテープ(20)の帯電防止性や易剥離性などの性能とその構成等に関するものである。
【0014】
上記本発明のキャリアテープ用カバーテープ(20)は、図1の側断面図に示すように、基本的にはテープ状の基材フィルム(21)と、この基材フィルム(21)の下面に、図3(b)に示すチップ体(12)を収容する収容部(11)と対向して形成されたシーラント層(22)とからなるもので、例えば図1に示すように、前記の基材フィルム(21)とシーラント層(22)の間に誘導帯電防止性を有する誘導帯電防止層(24)と接着性を有する接着性樹脂層(23)とが順に積層され介在してなるキャリアテープ用カバーテープ(20)とするもので、このカバーテープ(20)の表面固有抵抗がこのテープに必要とされる1011Ω/cm2 以下となる帯電防止性を付与するとともに、シール阻害のない、即ち安定的なシール強度(剥離強度)のキャリアテープ用カバーテープ(20)とすることができる。
【0015】
また、本発明では、前記の基材フィルム(21)面に塗布するアンカーコート剤を、従来の押出しラミネーション用のアンカーコート剤に代えて、ポリエチレンイミンを主成分として含有する誘導帯電防止剤で誘導帯電防止性を有する誘導帯電防止層(24)とし、図4に示すような従来のアンカーコート剤層(25)と帯電防止層(26)の両者の役割を兼ねた層とするもので、従来の帯電防止層(26)の材料とその形成工程を省くことができる、いわゆる生産効率の向上に寄与する帯電防止性とシール阻害のないキャリアテープ用カバーテープ(20)とするものである。
【0016】
以下に本発明のキャリアテープ用カバーテープ(20)を構成する各層の材料やその形成方法等について説明する。
まず、テープ状の基材フィルム(21)としては、厚さ16μmから25μm程度の二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、延伸ポリエチレン(OPE)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、延伸ナイロン(ONy)、延伸ポリスチレン(OPS)、アイオノマー(IO)等の各フィルムが挙げられるが、強度や扱い易さなどから二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが主に用いられている。
【0017】
また、図1に示す上記基材フィルム(21)の片面に塗布される誘導帯電防止性を有する誘導帯電防止層(24)としては、ポリエチレンイミンを主成分として含有する誘導帯電防止剤が、グラビア印刷方式などで塗布されて得られる。この誘導帯電防止剤は、基材フィルム(21)やサンドラミネーション用のポリエチレンでなる接着樹脂層(23)との接着強度を向上させ、かつ耐水性や耐溶剤性を付与するとともに、その誘導帯電防止性能により、基材フィルム(21)の外表面に優れた帯電防止効果を付与することができるものである。
【0018】
さらに上記誘導帯電防止剤を詳しく説明すると、ポリエチレンイミンを成分として含有し、誘導帯電防止性を有する架橋反応性重合体からなるアンカーコート剤であり、さらに具体的には、例えばメチルメタクリレートやアクリル酸等モノマーを水とアルコール系の混合溶剤中で共重合して透明バインダー用の溶液とし、この溶液に架橋硬化剤として2〜4価の脂肪族アルコールのポリグリシジルエーテルと、主成分であるポリエチレンイミンを添加混合し、さらにイソプロピルアルコール等で濃度を調整して誘導帯電防止剤とすることができる。これら誘導帯電防止アンカーコート剤をグラビア方式、ロールコート方式、リップコート方式等で基材フィルム(21)に塗布し、約90℃で数秒間乾燥し、塗工量0.15g〜0.3g/m2 (ドライ)の誘導帯電防止性を有する誘導帯電防止層(24)とすることができる。
【0019】
また、図1に示す接着樹脂層(23)としては、接着性のある溶融低密度ポリエチレン樹脂が一般的に用いられ、上記誘導帯電防止性を有する誘導帯電防止層(24)とヒートシール性を有するシーラント層(22)の間に押し出して、厚さ30μm程度の接着樹脂層(23)を形成し、テープ状の基材フィルム(20)に塗布された誘導帯電防止層(24)の面にシーラント層(22)をサンドイッチラミネートするものである。
【0020】
また、図1および図2に示すシーラント層(22)としては、ヒートシール性に優れる樹脂として直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)等の厚さ50μm程度のポリオレフィン系のフィルムが好適に用いられるが、これらポリオレフィン系の樹脂のみでは接着強度と剥離強度のバランスがとれないことがあるので、例えばこれらポリオレフィン系樹脂にさらにポリスチレンやポリブデン等からなるもので、このポリオレフィン系樹脂に対し不相溶性成分を混合したものとすることもでき、これら樹脂を溶融樹脂を押出して易剥離性のシーラント層(22)とするものである。また、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂等からなるホットメルト接着剤を塗布量15〜25g/m2 程度で設けてもよく、これら易剥離性のシーラント層(22)によってキャリアテープ(10)との十分なヒートシール性と易剥離性とを可能とするものである。
【0021】
上記でいう十分なシール性と易剥離性とは、JIS−C−0806−3:1999の表面実装部品の連続テープによるパッケージングで規定されていて、キャリアテープ(10)から引き剥がすときのカバーテープ(20)と引き出す方向との角度は、165°から180°までで、引き剥がし速度300mm/min±10mm/minでのカバーテープ(20)の剥離強度は、テープ幅が8mmの場合、0.1N〜1.0N、テープ幅が12mm〜56mmの場合、0.1N〜1.3Nとしてあり、実装機での実装に好適なキャリアテープ用カバーテープとして規定している。
【0022】
また、本発明のキャリアテープ用カバーテープ(20)が貼着されるキャリアテープ(10)としては、ポリスチレンフィルム(PS)、ポリカーボネートフィルム(PC)、ポリ塩化ビニルフィルム(PVC)、非晶質のポリエチレンテレフタレートフィルム(APET)、あるいは非晶質のエチレン−1,4−シクロキシレンジメチレンテレフタレートフィルム(イーストマン社製のPET−G)等が挙げられ、適宜用いられているが、その中でも、特に収容部(11)等を形成するエンボス加工適性等に優れているポリスチレンフィルムが用いられることが一般的である。
【0023】
以上のようにして得られるキャリアテープ用カバーテープ(20)は、キャリアテープ(10)の表面にシール障害がなく安定してシールされてテープ状のキャリア包装体(1)として、そのキャリア包装体(1)がリールに巻かれて実装機に搭載され、チップ体(12)の実装に使用される。この使用に際し、図2に示すように、キャリアテープ(10)の表面からカバーテープ(20)のシーラント層(22)面がスムーズに引き剥がされ、この時このカバーテープ(20)に静電気が発生せず、よって静電気障害のないキャリアテープ(10)に形成されている収容部(11)内のチップ体(12)が順順に取り出されて、ゴミやホコリのない状態でプリント基板等に実装される。
【0024】
【実施例】
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
〈実施例1〉
図1に示すように、厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムをテープ状の基材フィルム(21)とし、ポリエチレンイミンを主成分として含有する高分子誘導帯電防止剤:商品名BONDEIP−PA100(アルテック社製)10重量部と、その硬化剤10重量部とをメタノール20部と水15部でなる混合溶液に溶解した誘導帯電防止剤を、グラビアコート方式で前記のテープ状基材フィルム(21)の片面に塗布し、90℃の雰囲気中で35〜40m2 の風量で乾燥し、塗工量0.2g/m2 (ドライ)の誘導帯電防止層(24)を得た。
【0025】
続いて上記で得られた誘導帯電防止層(24)の面に、厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをシーラント層(22)として、溶融低密度ポリエチレンを押し出してサンドウイッチラミネートして厚さ30μmの接着樹脂層(23)を形成してキャリアテープ用カバーテープ(20)を得た。
【0026】
上記で得られたキャリアテープ用カバーテープ(20)の表面固有抵抗値は、1010Ω/cm2 程度で、このテープに必要とされる1011Ω/cm2 以下を充分に満足する値であった。
【0027】
さらに、図2に示すように、ポリスチレンでなるキャリアテープ(10)にエンボスで形成された収容部(11)内にチップ体(12)を収納し、そのキヤリアテープ(10)の表面に、図5に示すように、上記で得られたカバーテープ(20)のシーラント層(22)面の長手方向両側端部各2mmをヒートシールバー(30)でヒートシールして8mm幅のテープ状のキャリア包装体(1)を得た。
【0028】
上記で得られたキャリア包装体(1)のカバーテープ(20)の剥離強度は、JISに規定されている0.1〜1.0Nの範囲内で、0.4N近傍で安定して剥離し易いカバーテープ(20)であった。
【0029】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、チップ体が収容される収容部を長手方向に断続的に有するキャリアテープの表面に、該収容部を封止するように貼着されるキャリアテープ用カバーテープにおいて、テープ状基材フィルムとシーラント層の間に誘導帯電防止性を有する誘導帯電防止層が積層されて介在しているので、カバーテープの両面に帯電防止性が付与されるとともに、従来のようにシーラント層の面に帯電防止層がないので、シール阻害がなく安定したシール強度(剥離強度)もつキャリアテープ用カバーテープを提供することができる。
【0030】
また、前記の基材フィルム面に塗布される誘導帯電防止剤を、従来の押出し用のアンカーコート剤に代えて、ポリエチレンイミンを主成分として含有し接着性に優れた誘導帯電防止剤を用いたので、従来のアンカーコート剤層をも兼用するもので、従来のようにカバーテープの両面に帯電防止コート層を施す工程が省くことができるので、生産効率の高いキャリアテープ用カバーテープとすることができる。
【0031】
従って本発明は、IC等小型の電子部品を多数個収容し包装して、プリント基板等に自動的に実装するためのキャリアテープとして、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリアテープ用カバーテープの一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図2】本発明のキャリアテープ用カバーテープ一実施の形態を説明するための斜視図である。
【図3】本発明のキャリアテープ用カバーテープに係わるキャリア包装体を説明するもので、
(a)は、キャリアテープの上面図であり、
(b)は、図4(a)のB−B面断面図であり、
(c)は、キャリア包装体の側断面図である。
【図4】従来のキャリアテープ用カバーテープの一事例を、側断面で表した説明図である。
【図5】本発明に係わるキャリアテープ用カバーテープをキャリアテープへ貼着する一事例を側断面で表した説明図である。
【符号の説明】
1‥‥テープ状のキャリア包装体
10‥‥キャリアテープ
11‥‥収容部
12‥‥チップ体
13‥‥パーフォレーション
20‥‥キャリアテープ用カバーテープ
21‥‥基材フィルム
22‥‥シーラント層
23‥‥接着樹脂層
24‥‥誘導帯電防止層
25‥‥アンカーコート剤層
26‥‥帯電防止層
30‥‥ヒートシールバー

Claims (1)

  1. 収容部を長手方向に断続的に有するキャリアテープの収容部にチップ体が収容され、この収容部を封止するようにカバーテープが貼着されて構成されるキャリア包装体において、
    前記カバーテープが、テープ状の基材フィルムと、基材フィルムの片面に前記収容部と対向して形成されたシーラント層と、基材フィルムとシーラント層との間に設けられた誘導帯電防止層と、この誘導帯電防止層とシーラント層との間に設けられた接着樹脂層とで構成されており、
    前記誘導帯電防止層がポリエチレンイミンを主成分として含有する誘導帯電防止剤で形成されており、
    前記シーラント層が厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルムで構成されていると共に、前記接着樹脂層が厚さ30μmの低密度ポリエチレンで構成されており、前記カバーテープが誘導帯電防止層とシーラント層との間に溶融した低密度ポリエチレンを押し出して誘導帯電防止層とシーラント層とをサンドウイッチラミネートして形成されたものであり、
    かつ、キャリアテープからカバーテープを引き剥がすときのカバーテープと引き出す方向との角度が165°から180°まで、引き剥がし速度が300mm/min±10mm/minでのカバーテープの剥離強度がテープ幅が8mmの場合、0.1N〜1.0Nであることを特徴とするキャリア包装体
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